JP2008052838A - 光情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な記録品位を得るために安定して収差検出を行える光情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】ピット上に形成されるスポットにおける中心部の0次光を囲む1次暗環の外周に位置する1次光を含む反射光から得られるRF信号を時間軸に沿って微分演算し、時間軸上におけるスポットの前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形を絶対値化し、絶対値化したパルス信号波形を記憶媒体に記憶し、記憶した2つのパルス信号波形を接合させて記録媒体上に形成されるスポットのスポットプロファイルを生成し、スポットプロファイルに基づいて記録レーザ光の、スポット径、球面収差、コマ収差等を調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は、レーザ光にて記録媒体に信号の記録動作をおこなう、光情報記録再生装置に関する。
光ディスク等の光記録媒体への情報記録は、記録データをEFM(Eight to Fourteen Modulation)方式や8−16変調方式で変調し、この変調信号に基づき記録パルスを形成し、この記録パルスに基づいてレーザ光の強度や照射タイミングを制御し、光記録媒体上に記録ピットを形成することにより行われる。
この光情報記録においては、高密度,大容量の光情報媒体の記録,再生には対物レンズのNAを大きくすることが有効であり、この高密度、高容量において、スポット径が許容できるバラツキ範囲は大幅に縮小され、また、記録媒体、及び、ピックアップ装置の許容される製造誤差(媒体:厚み、反り、ピックアップ:レンズチルトetc)も大幅に縮小される。
従来の光情報記録再生装置においては、記録媒体、及び、ピックアップ装置の許容される製造誤差は、その製造誤差による収差発生が課題となっている。
その収差発生を抑制する手段の一例として、コリメートレンズ後に順次、第1負レンズ,第2正レンズを配置し、記録媒体基板の厚みが増加するときは第1負レンズと第2正レンズの光軸上の間隔を減少させ、記録媒体基板の厚みが減少するときは第1負レンズと第2正レンズの光軸上の間隔を増加させることで、収差発生を抑制する方法(特開平9−197264号公報「ディスク基板厚み可変の対物光学系:マーク」)や、波面形状を検出する機構を具備するピックアップを用いて、記録媒体の有する基板の厚さに対応して、対物レンズと補助レンズとの距離を、任意に変化させることで収差抑制する方法(特開2004−103093号公報「光ピックアップ及びこれを用いる光情報処理装置:リコー」)が提案されている。
さらに、特開平09−251662号公報に開示される記録媒体記録再生装置および記録媒体記録再生方法においては、2群レンズを有するピックアップにおいて、記録媒体基板の厚さの誤差に起因する球面収差を軽減させ、良好な再生信号を得る装置及び方法が開示されている。
特開平9−197264号公報 特開2004−103093号公報 特開平09−251662号公報
光情報記録再生装置において、良好な記録品位を得るためには、「記録媒体上に照射されるレーザスポット径の最適化」、「レーザスポット、及び、記録媒体に最適化されたストラテジ選択」、「製造誤差において発生する収差の抑制」が必要事項となる。
特開平09−197264号公報「ディスク基板厚み可変の対物光学系:マーク」においては、収差の補正手段が示されているが、その収差の検出方法までは言及されていない。
また、特開平09−251662号公報「記録媒体記録再生装置および記録媒体記録再生方法:ソニー」においては、フォーカスエラー(FE:Focus Error)信号の検出において記録媒体基板厚の検出をおこなう方法が示されている。 しかしながら、フォーカスエラー信号においては、球面収差とコマ収差の分離検出が困難であることが予想される。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、良好な記録品位を得るために安定して収差検出を行える光情報記録再生装置を提供することである。
本発明は前記目的を達成するために、光記録媒体に対して光ピックアップからレーザ光を照射し、前記光記録媒体に記録対象情報に対応するピットを形成して情報を記録する光情報記録再生装置において、前記光記録媒体に記録されているピットからの記録媒体上に形成されるスポットにおける中心部の0次光を囲む1次暗環の外周に位置する1次光の径以上の長さのピットから得られるRF信号を再生する手段と、前記再生されたRF信号を入力し、該RF信号の時間軸に沿ってRF信号を微分演算し、前記時間軸上における前記記録媒体上に形成されるスポットの前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形を取得する手段と、前記前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形を絶対値化し、該絶対値化したパルス信号波形を記憶媒体に記憶する手段と、前記記憶媒体に記憶した2つのパルス信号波形を接合させて前記記録媒体上に形成されるスポットのスポットプロファイルを生成するスポットプロファイル生成手段と、前記スポットプロファイルに基づいて記録レーザ光を調整する調整手段とを備えている光情報記録再生装置を提案する。
本発明の光情報記録再生装置によれば、前記1次光の径以上の長さのピットから得られるRF信号が再生され、該RF信号の時間軸に沿ってRF信号が微分演算されて、前記時間軸上における前記記録媒体上に形成されるスポットの前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形が求められる。さらに、これらの前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形は絶対値化され、該絶対値化されたパルス信号波形が記憶媒体に記憶される。この記憶媒体に記憶された2つのパルス信号波形が接合されて前記記録媒体上に形成されるスポットのスポットプロファイルが生成され、このスポットプロファイルに基づいて記録レーザ光が調整される。このスポットプロファイルによって、スポット径を検出することができると共に、前端部及び後端部の1次暗環並びに1次光の強度に基づいてコマ収差および球面収差を検出することができ、これにより、記録レーザ光のスポット径およびコマ収差並びに球面収差の補正が可能となる。
本発明の光情報記録再生装置によれば、安定したスポット管理並びに収差管理により正確なピット(マーク)およびスペースの形成が可能となるため、安定したスポット径検出および収差検出が可能となり、高密度、高容量の光情報記録媒体への情報記録において、良好な記録品位、すなわち、低エラーレート、ワイドマージンといった高記録品位を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態における光情報記録再生装置の構成及び光ディスク(光情報記録媒体)を示す図である。図において、10は光ディスクで、周知のDVD、HD−DVD、Blu−rayディスク等の光情報記録媒体である。
100は光情報記録再生装置で、光ピックアップ110と、レーザダイオード(以下、LDと称する)ドライバ121、スライサ122、復調回路123、特性値検出部124、ワンチップCPU素子(以下、CPUと称する)125、メモリ127、インタフェース(以下、I/Fと称する)128、光ピックアップ駆動制御回路129とを備えている。尚、ここでは、本発明に特に関係する構成部分のみを記載して説明する。
また、光情報記録再生装置100には、パーソナルコンピュータやディスプレイ等からなる表示部131と、キーボード等からなる操作部132が接続されている。
光ピックアップ110は、レーザダイオード(以下、LDと称する)111と、フォトディテクタ(以下、PDと称する)112、コリメートレンズ113、対物レンズ114、検出レンズ115、ビームスプリッタ116を有している。LD111から射出されたレーザ光はコリメートレンズ113とビームスプリッタ116と対物レンズ114を透過して光ディスク10に照射される。また、光ディスク10によって反射されたレーザ光は対物レンズ114を透過した後にビームスプリッタ116によって反射され、検出レンズ115を介してPD112に入射される。PD112は入射した光の光量に対応した値の電流を出力する。
LDドライバ121はCPU素子125から入力した記録信号に基づいてLD111に駆動電流を供給してLD111を発光させる。
スライサ122は、PD112から出力電流を所定の閾値でスライスして2値化電圧信号に変換して出力する。
復調回路123は、スライサ122から出力される符号化されている2値化信号を復調してCPU125に出力する回路であり、例えば、スライサ122から出力された2値化電圧信号である3T〜11Tのパルス幅でEFM変調されて符号化された信号を復調したディジタル信号をCPU125に出力する。
特性値検出部124は、PD112から出力された電流信号を入力し、この電流値に基づいて光ディスク10からの反射光からRF信号を再生し、このRF信号から特性値を検出してディジタル情報としてCPU125に出力する。この反射光から検出する特性値としては、RF信号の電圧値を含み、その他の特性値としては、例えば、記録レーザ光パワーや記録パルス条件に依存し、且つ記録パルス条件を最適化するのに相応しい特性値であるβ、アシンメトリ(Asymmetry)、位相、振幅等を検出している。
CPU125は、周知のワンチップCPU素子で、内部にCPUを動作させるためのコンピュータプログラムが格納されているメモリ回路126を備えている。また、CPU125は、駆動機構部(図示せず)を制御して光ピックアップ110の位置、トラッキング、フォーカスの調整及び光ディスク10の回転駆動制御を行うと共に、メモリ127に蓄積されているデータテーブルに基づいて外部から入力された情報を光ディスク10に記録する(書き込む)、或いは光ディスク10に記録されている情報を読み出して外部装置に出力する。また、光ディスク10への情報記録時におけるテストを行い最適なレーザ光条件を求めて、情報の記録を行えるようにしている。尚、スポット径、球面収差、およびコマ収差を含む記録レーザ光の調整を行う際には、後述するようにRF信号からスポットプロファイルを求め、このスポットプロファイルに基づく補正処理を行うことによって記録レーザ光の調整を行う。
メモリ127は、CPU125に接続され、内部にはストラテジテーブルとして多種類の光ディスクに対応したデータがデータテーブルに記録されていると共に、後述するスポットプロファイルから検出したスポット径の許容範囲の情報並びに無収差のスポットプロファイルの波形データを記憶している。これらの情報及びデータは、予め実験等によって求められてメモリ127に記憶されている。
I/F128はCPUと外部の表示部131及び操作部132を接続するためのインタフェースであると共に、外部装置とCPU125との間の記録・再生情報の転送を行う。
光ピックアップ駆動制御回路129は、CPU125からの制御指示を受けて、光ピックアップ110の駆動を制御する。この駆動制御には、トラッキング制御、フォーカス制御等を含む。
上記構成では、LD111から出力されたレーザ光を用いて、光ディスク10に対する情報の記録再生を行い、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置との間で情報の送受信を行う。
光ディスク10に対して情報の記録を行う場合は、記録情報を符号化し、この符号化した記録情報をCPU125で処理することで、光ディスク10に対する記録条件となるストラデジを決定し、このストラテジをLDドライバ121で記録パルスに変換し、この記録パルスに基づいてパルス化されたレーザ光をLD111から出力する。
LDドライバ121は、入力された記録パルスに基づいてLD111を駆動し、LD111はこの記録パルスに対応して出力レーザ光を制御し、この制御されたレーザ光をコリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介して、線速度一定若しくは回転速度一定で回転する光ディスク10に照射し、これにより光ディスク10に、所望の記録情報に対応したピットとスペース列からなる記録パターンが記録される。
また、光ディスク10に情報を記録する際には、周知のように光ディスク10のテストエリア(試し書き領域)にテスト情報の記録及びその再生を行って最適なレーザ光の照射条件を決定する。このとき、本実施形態では記録レーザ光のスポット径の調整、球面収差補正、およびコマ収差補正も行う。
以下に、本実施形態における記録レーザ光のスポット径の調整、球面収差補正、およびコマ収差補正の処理に関して図2乃至図11を参照して説明する。ここでは、光ディスク10へ情報の記録を行う前の記録レーザ光の調整に関して説明する。
本実施形態では記録レーザ光のスポット径、球面収差の状態、およびコマ収差の状態をスポットプロファイルから検出している。このスポットプロファイルとは、光ディスク10に形成したピットからの反射光から次のようにして生成したものである。
すなわち、まず、光ディスク10に形成されている長いピットからの反射光のRF信号を再生する。ここでいう長いピットとは、図2に示すように、ピット上に形成されるスポットにおいて中心部の0次光を囲む1次暗環が存在すると共に、この1次暗環の外周に1次光が存在する反射光を得られるピットをいう。すなわち、1次光を含むスポットの直径L2よりもピットの長さL1が長いものである。図2では、光ディスク10に形成されている長いピット上のスポットと照射光の強度分布(スポットプロファイル)を示している。
次に、上記ピットの反射光から得られたRF信号(図3参照)をその時間軸に沿って微分演算し、図4に示すように、時間軸上におけるスポットの前端部と後端部に対応して発生するパルス信号を得る。
この後、上記得られたパルス信号を図5に示すように絶対値化し、該絶対値化したパルス信号の波形をメモリ(記憶媒体)127に記憶する。
次いで、メモリ127に記憶した2つのパルス信号の波形を接合させて記録媒体上に形成されるスポットのスポットプロファイルを生成する。本実施形態では、図6に示すように、スポットの前端部側の絶対値化されたパルス信号の前半部分と、スポットの後端部側の絶対値化されたパルス信号の後半部分とをピーク位置が合うように接合してスポットプロファイルを生成している。これにより、図7に示すような波形のスポットプロファイルが得られる。
このようにして求めたスポットプロファイルから、球面収差の状態、コマ収差の状態、およびスポット径を検出することができる。
図8に球面収差の状態の違いによるスポットプロファイルを示す。図8において、波線で表されているスポットプロファイルA1は球面収差が小さいときのものであり、実線で表されているスポットプロファイルA2は球面収差が大きいときのものである。このように、球面収差が大きいときは1次暗環の強度が大きくなる。したがって、予め無収差状態におけるスポットプロファイルの1次暗環の強度をメモリ127に記憶しておき、実際の検出値と比較して、球面収差補正処理を行うようにすればよい。また、光ディスク10のテストエリアに記録したピットのスポットプロファイルにおける1次暗環の強度を基準値として、データ記録エリアに情報を記録している際に得られた1次暗環の強度と前記基準値とを比較して球面収差補正を行っても良い。
図9にコマ収差の状態の違いによるスポットプロファイルを示す。図9において、波線で表されているスポットプロファイルB1はコマ収差が小さいときのものであり、実線で表されているスポットプロファイルB2はコマ収差が大きいときのものである。このように、コマ収差が大きいときは前端部の1次光の強度と後端部の1次光の強度が大きく異なると共に、コマ収差が小さいときに比べて前後何れかの1次光の強度が非常に大きくなる。したがって、予め無収差状態におけるスポットプロファイルの1次光の強度をメモリ127に記憶しておき、実際の検出値と比較して、コマ収差補正処理を行うようにすればよい。また、光ディスク10のテストエリアに記録したピットのスポットプロファイルにおける1次光の強度を基準値として、データ記録エリアに情報を記録している際に得られた1次光の強度と前記基準値とを比較してコマ収差補正を行っても良い。尚、コマ収差が小さいときのスポットプロファイルは前端部と後端部がほぼ対称になっているのに対して、コマ収差が大きいときのスポットプロファイルは前端部と後端部が非対称になっている。
図10にスポットプロファイルからスポット径を求める一例を示す。本実施形態ではスポットプロファイルのピーク強度をe2(eは自然対数の底)で割った(除算した)値をもつ強度の位置における前後間の長さをスポット径W1として検出している。尚、機器の構成や検出条件の違いによって、ピーク強度をeで割った値の強度の位置あるいはピーク強度を2で割った値の強度の位置等における前後間の長さをスポット径W1として検出しても良い。
また、前述したように予め実験を行い、最適なスポット径を有し且つ球面収差及びコマ収差が無い状態のレーザ光スポットから前述したスポットプロファイルを求め、これに基づくスポット径の許容範囲の情報並びにスポットプロファイルの波形データを予めメモリ127に記憶しておく。
次に、光ディスク10へ情報の記録を開始するとき及び情報記録中に行う、スポット径の調整、球面収差の補正、コマ収差の補正の処理に関して図11のフローチャートを参照して説明する。
光ディスク10に情報の記録を開始するときには情報記録エリアに記録対称情報の記録を開始する前に光ディスク10のテストエリア(試し書き領域)にピットを形成して(SA1)、これを再生し、記録レーザ光の調整を行う。このとき、前述したスポットプロファイルを生成できるように前述したようなピットを形成する。
次いで、光ディスク10上に形成したピットからの反射光からRF信号を再生し(SA2)、このRF信号からスポットプロファイルを生成する(SA3)。さらに、このスポットプロファイルからスポット径W1を検出し(SA4)、検出したスポット径とメモリ127に記憶されている基準となるスポット径とを比較し、その差が許容範囲内の値であるか否かを判定する(SA5)。これらのスポット径の差の値が許容範囲内にないときは、光ピックアップ駆動制御回路129を介して光ピックアップ110を制御してスポット径の調整を行った後(SA6)、上記SA2の処理に移行して上記と同様の処理を繰り返し、RF信号から生成したスポットプロファイルのスポット径が基準となるスポット径に近いものとなるようにする。
上記SA5の判定の結果、スポット径が許容範囲内にあるとき、すなわち上記基準となるスポット径に一致するあるいはこれに近いものであるときは、スポットプロファイルの1次暗環の強度を検出し(SA7)、この検出した1次暗環の強度と、メモリ127に記憶されているスポットプロファイルの波形データにおける1次暗環の強度とを比較して、これらの差の値により球面収差の状態を検出する(SA8)。
さらに、検出した球面収差の状態が許容範囲内であるか否か、すなわち上記1次暗環の強度の差の値が許容範囲内にあるか否かを判定し(SA9)、許容範囲内にないときは、光ピックアップ駆動制御回路129を介して光ピックアップ110を制御して球面収差の調整を行った後(SA10)、上記SA2の処理に移行して上記と同様の処理を繰り返し、球面収差が許容範囲内となるようにする。
上記SA9の判定の結果、球面収差の状態が許容範囲内にあるときは、スポットプロファイルの1次光の非対称性を検出し(SA11)、この検出した前端部側の1次光の強度と後端部側の1次光の強度の差によりコマ収差の状態を検出する(SA12)。
さらに、検出したコマ収差の状態が許容範囲内であるか否か、すなわち前端部側の1次光の強度と後端部側の1次光の強度との差の値が許容範囲内にあるか否かを判定し(SA13)、許容範囲内にないときは、光ピックアップ駆動制御回路129を介して光ピックアップ110を制御してコマ収差の調整を行った後(SA14)、上記SA2の処理に移行して上記と同様の処理を繰り返し、コマ収差が許容範囲内となるようにする。
上記SA13の判定の結果、検出したコマ収差の状態が許容範囲内にあるときは、記録対称情報の記録を行う(SA14)。
この後、記録エリアに情報の記録を行っているときも上記SA2〜SA13の処理を繰り返すことにより、常に適正なスポット径を保つと共に、球面収差及びコマ収差が少ない状態若しくは無い状態に記録レーザ光を維持することができる。
前述したように本実施形態によれば、球面収差とコマ収差を分離して容易に検出することができ、良好な記録品位を得るために安定した収差検出を行うことができる。したがって、上記の光情報記録再生装置によれば、安定したスポット管理並びに収差管理により正確なピット(マーク)およびスペースの形成が可能となるため、安定したスポット径検出および収差検出が可能となり、高密度、高容量の光ディスク10への情報記録において、良好な記録品位、すなわち、低エラーレート、ワイドマージンといった高記録品位を得ることができる。
尚、情報記録開始の判定を簡略化するために、理想的な状態で光ディスク10に記録されたピットからの反射光から得られたRF信号の波形あるいはこのRF信号を微分演算して得られた信号の波形の何れか一方をメモリ127に記憶しておき、情報記録対称となる光ディスク10に記録したピットからの反射光から得られたRF信号の波形あるいはこのRF信号を微分演算して得られた信号の波形を取得し、取得した波形とメモリ127に記憶されている波形とを比較し、これらの波形の差が所定の許容範囲内にあるときに情報の記録開始可能と判断するようにしても良い。
また、前述のように収差補正を行いながら、FE信号を同時検出することで、デフォーカス量の検出を同時に行っても良い。
また、球面収差およびコマ収差の補正を簡略化するために、スポットプロファイルの前半部と後半部が対称になるように記録レーザ光を調整することにより、球面収差の補正およびコマ収差の補正を行うようにしても良い。
本発明の一実施形態における光情報記録再生装置を示す構成図 本発明の一実施形態におけるピット上に形成されるスポットを説明する図 本発明の一実施形態におけるRF信号の波形を示す図 本発明の一実施形態におけるRF信号を微分演算した信号の波形を示す図 本発明の一実施形態におけるRF信号を微分演算及び絶対値化下信号の波形を示す図 本発明の一実施形態におけるスポットプロファイルの生成方法を説明する図 本発明の一実施形態におけるスポットプロファイルの波形を示す図 本発明の一実施形態におけるスポットプロファイルの波形と球面収差との関係を説明する図 本発明の一実施形態におけるスポットプロファイルの波形とコマ収差との関係を説明する図 本発明の一実施形態におけるスポットプロファイルの波形とスポット径との関係を説明する図 本発明の一実施形態における補正処理の要部を説明するフローチャート
符号の説明
10…光ディスク(光記録媒体)、100…光情報記録装置、110…光ピックアップ、111…レーザダイオード(LD)、112…フォトディテクタ(PD)、113…コリメートレンズ、114…対物レンズ、115…検出レンズ、116…ビームスプリッタ、121…LDドライバ、122…スライサ、123…復調回路、124…特性値検出部、125…ワンチップCPU素子(CPU)、126…メモリ回路、127…メモリ、128…インタフェース(I/F)、129…光ピックアップ駆動制御回路、131…表示部、132…操作部。

Claims (8)

  1. 光記録媒体に対して光ピックアップからレーザ光を照射し、前記光記録媒体に記録対象情報に対応するピットを形成して情報を記録する光情報記録再生装置において、
    前記光情報記録再生装置の記録媒体上に形成されるスポットにおける中心部の0次光を囲む1次暗環の外周に位置する1次光の径以上の長さのピットから得られるRF信号を再生する手段と、
    前記再生されたRF信号を入力し、該RF信号の時間軸に沿ってRF信号を微分演算し、前記時間軸上における前記記録媒体上に形成されるスポットの前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形を取得する手段と、
    前記前端部と後端部に対応して発生するパルス信号波形を絶対値化し、該絶対値化したパルス信号波形を記憶媒体に記憶する手段と、
    前記記憶媒体に記憶した2つのパルス信号波形を接合させて前記記録媒体上に形成されるスポットのスポットプロファイルを生成するスポットプロファイル生成手段と、
    前記スポットプロファイルに基づいて光ピックアップに内蔵される光学系、及び、記録レーザ光を調整する調整手段とを備えている
    ことを特徴とする光情報記録再生装置。
  2. スポットプロファイル生成手段は、前記記録媒体に記録した2つのパルス信号波形のピーク位置を接合させて前記記録媒体上に形成されるスポットのスポットプロファイルを生成する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  3. スポットプロファイル生成手段は、前記記録媒体上に形成されるスポットの前端部側の絶対値化されたパルス信号波形の前半部分と、前記記録媒体上に形成されるスポットの後端部側の絶対値化されたパルス信号波形の後半部分とを接合して前記スポットプロファイルを生成する手段を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光情報記録再生装置。
  4. 前記スポットプロファイルの前半部と後半部が対称になるように光ピックアップに内臓される光学系、及び、記録レーザ光を調整する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  5. 理想的なスポットプロファイルから得られたRF信号の波形あるいは該RF信号を微分演算して得られた信号の波形の何れか一方が記憶されている記憶手段と、
    情報記録対象となる光記録媒体に記録したピットからの反射光から得られたRF信号の波形あるいは該RF信号を微分演算して得られた信号の波形の何れか一方を取得し、該取得した波形と前記記憶手段に記憶されている波形とを比較し、これらの波形の差が所定の許容範囲内にあるときに情報の記録開始可能と判断する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  6. 理想的な状態で光記録媒体に記録されたピットからの反射光から得られたRF信号を微分演算して得られたパルス信号を絶対値化した波形から生成したスポットプロファイルのスポット径の値が記憶されている記憶手段と、
    スポットプロファイルのピーク値に対する比率が1/2あるいは1/eあるいは1/e2のうちの何れかとなる範囲を検出し、該検出結果に基づいて光記録媒体上のレーザ光スポット径を検出するスポット径検出手段と、
    前記スポット径検出手段によって検出されたスポット径と前記記憶手段に記憶されているスポット径との差が所定の許容範囲内の値になるように光ピックアップに内蔵される光学系、及び、記録レーザ光を調整する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  7. 前記スポットプロファイルにおける前端部の1次暗環の強度と後端部の1次暗環の強度を検出する手段と、
    前記検出した2つの1次暗環の強度がゼロに近づくように球面収差を補正する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  8. 前記スポットプロファイルにおける前端部の1次光強度と後端部の1次光強度とを検出する手段と、
    前記検出した2つの1次光強度が等しくなるようにコマ収差を補正する手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置。
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