JP2008051377A - 工場の内気送風方法と、この方法に使用する撹拌扇の構造 - Google Patents

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成広 古田
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Abstract

【課題】工場における換気システム(暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する)は、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネ化等の達成と、コストの削減化等に有効である。そして、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化が急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務になりつつある。
【構成】工場の高温帯域に複数基の撹拌扇を配備し、各撹拌扇は、支持杆を付し、旋回可能及び/又は俯角調整可能にし、さらに、吸込み側に位置する第一の撹拌扇の吐出口から排気される整流した風を、第二の撹拌扇の吸込み側より吸込み、以下、第三の撹拌扇、第四の撹拌扇に順次送風し、この多数基の撹拌扇で、内気を順送する構成とした工場の内気送風方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法(工場の順送式の内気送風方法)と、この方法に使用する撹拌扇の構造に関する。
工場における工場の内気送風方法「換気システム」(暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する)は、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネルギー化(省エネ)等の達成と、コストの削減化等に有効であることは知られている。そして、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化が急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務になりつつある。
このような状況に鑑み、この種の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する送風方法と、この送風方法に利用できる送風機、撹拌扇、循環扇等と云われているファンの改良が進んでいる。当然、本出願人、発明者も、ファンメーカとして、これに関する出願と発明を多数提案し、かつ製品を排出し、この種の業界に大きく貢献している。そして、本願(本発明)も、これらの出願及び/又は発明を基に、改良と工夫をこらした結果、完成した優れた構成と効果を有する。
その一方で、他社による改良と工夫がみられる先行文献が挙げられるので、その代表例を文献として説明する。
文献(1)は、特開平5−10540号の「高所設置形空気調和機」であり、その概要は、室内に設けた送風機の吹出口(ノズル)を多数個設け、この吹出口が、水平方向に回転するとともに、上下伸縮自在とした構成であって、工場、作業所等の天井、空間箇所に設置し、必要とする箇所に、効率的かつ確実に冷暖気を給配することを意図する。
また文献(2)は、特開平8−49899号の「工場空調システム」であり、その概要は、工場の天井面に配備された空調用ダクトに適宜間隔で送風機を配備し、この送風機に設けた吹出口を、モータ駆動を介して首振り自在とした構成であって、複数の作業者に対して、直接的に送風することを回避しつつ、広範囲の作業者に送風し、送風の効率化及び/又は均一化等を図ることを意図する。
さらに文献(3)は、特開平11−141937号の「温度の比重差による室内下段温度空域の省エネ冷房法」であり、その概要は、大規模建物内の上下方段に分離滞留する空域の配備した架台に、小型送風機を下向に配設し、また送風機を一定間隔に横向き直列に並列配置し、この送風機群の横向き送風で平面エアカーテンを形成し、屋根裏付近の高温熱気から、冷房された低温の下方段の温度空域を分離維持し、また送風機群を稼動させ下方段の作業空域のみの冷風の還流域を作出す構成とし、省エネ冷房を図り、かつ居住空間の快適性を確保することを意図する。
特開平5−10540号 特開平8−49899号 特開平11−141937号
文献(1)、文献(2)は、吹出口の回転、伸縮等の調整を介して吹出方向の広域化を図る構成であり、省エネ等の達成と、コストの削減化等に有効であること、また作業者に有益な環境を提供できる。従って、この省エネ等の達成と、コストの削減化等に有効であること等に関しては、本発明と意図を一にする。
そして、この文献(1)、文献(2)は、工場内の空気の撹拌を主眼とする構成である。従って、本発明が意図する工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気することはできず、省エネ等の達成と、コストの削減化等に改良が要求されること、また作業者に有益な作業環境の確保においても改良が要求されること等が考えられる。
また文献(3)は、大規模建物内を上下方段に分離し、この分離帯域に、エアカーテンを形成し、上下方段に区画することで、効率的な暖冷房及び/又はコストの削減化と、省エネ等の達成に有効であること、また居住者に有益な環境を提供できる。従って、この省エネ等の達成と、コストの削減化等に有効であること等に関しては、本発明と意図を一にする。
そして、この文献(3)は、大規模建物内をエアカーテンで区画し、下方段での空調を図ることを主眼とし、大規模建物内の空気の還流を図る構成である。従って、本発明が意図する工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気することはできず、省エネ等の達成と、コストの削減化等に改良が要求されること、また居住者に有益な作業環境の確保においても改良が要求されること等が考えられる。
請求項1の発明は、工場内に配備した多数基の撹拌扇で、その内気を順送する構成とした工場の内気送風方法であるので、工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気すること、そして、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネ等の達成と、コストの削減化等を図ること等を意図する。またこの請求項1の発明は、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化か急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務であることに鑑み、この要求を充足できる工場の内気送風方法を提供することを意図する。
請求項1の発明は、工場の高温帯域に複数基の撹拌扇を配備し、この各撹拌扇で、内気を強制的に整流する工場の内気送風方法であって、
この各撹拌扇は、支持杆に対して、旋回可能及び/又は俯角調整可能とするとともに、列設配置(縦列配置又は横列配置、傾斜列設配置等)し、この列設配置を利用し、
先ず、吸込み側に位置する第一の撹拌扇の吐出口から排気される整流した風を、この第二の撹拌扇の吸込み側より吸込み、この第二の撹拌扇の吐出口から整流して排気した風を、後方に位置する第三の撹拌扇の吸込み側に搬送し、この後方の第三の撹拌扇の吐出口から整流して吐出した風を、さらに後方に位置する第四の撹拌扇の吸込み側に搬送する構成とし、
この第一の撹拌扇から第四の撹拌扇に順次送風し、この多数基の撹拌扇で、前記内気を順送する構成とした工場の内気送風方法。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な各撹拌扇の配備箇所を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
この各撹拌扇は、工場内の暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備され、この暖気及び/又は汚染空気を順送し、かつこの暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法である。
請求項3・4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な各撹拌扇の配備箇所と、この各撹拌扇による内気の誘導を図ることを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
この各撹拌扇は、工場内の暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備され、この暖気及び/又は汚染空気を順送し、かつこの暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気するとともに、前記滞留する部位の近傍にある内気を、積極的に誘導し、この誘導した内気を、この滞留する部位に存在する暖気及び/又は汚染空気と、置換可能とする構成とした工場の内気送風方法である。
請求項4は、請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
この各撹拌扇に細霧冷房手段を付設し、工場内の暖気の降温及び/又は汚染空気の包み込みを図り、この暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法である。
請求項5の発明は、工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気し、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネ等の達成と、コストの削減化等が図れる工場の内気送風方法において、この送風方法に最適であり、かつ内気を順送できること、また取扱いの容易で、かつコンパクトな撹拌扇を提供することを意図する。そして、またこの請求項5の発明は、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化か急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務であることに鑑み、この要求を充足できる工場の内気送風方法に最適な撹拌扇を提供することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造であって、
この撹拌扇の旋回装置を、支柱の下端に設けた支持板と、この支持板に重畳され、かつ前記支柱に貫設して架承した水平板と、この支持板と、この水平板を固止する止め具とで構成し、
また撹拌扇の俯角調整装置を、水平板に垂下した垂下板と、この垂下板の鉛直方向に軸支した回転軸と、この回転軸に架承したこの撹拌扇のブラケットと、前記回転軸を固止するナットとで構成した工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造である。
請求項6の発明は、請求項5の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な支持板と水平板との関連構造を提供することを意図する。
請求項6は、請求項5に記載の撹拌扇の構造であって、
この支柱の下端に設けた支持板と、この支持板に重畳され、かつ前記支柱に貫設して架承した水平板との重畳関係は、この水平板の下面に、前記支持板が設けられる構成とした工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造である。
請求項7の発明は、請求項5の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な細霧冷房付の撹拌扇を提供することを意図する。
請求項7は、請求項5に記載の撹拌扇の構造であって、
この各撹拌扇の吐出側の外周面に、小孔を備えた環状の水管を付設し、細霧冷房手段を配備する構成とした工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造である。
請求項1の発明は、工場の高温帯域に複数基の撹拌扇を配備し、各撹拌扇で、内気を強制的に整流する工場の内気送風方法であって、
各撹拌扇は、支持杆に対して、旋回可能及び/又は俯角調整可能とするとともに、列設配置し、列設配置を利用し、
先ず、吸込み側に位置する第一の撹拌扇の吐出口から排気される整流した風を、第二の撹拌扇の吸込み側より吸込み、第二の撹拌扇の吐出口から整流して排気した風を、後方に位置する第三の撹拌扇の吸込み側に搬送し、後方の第三の撹拌扇の吐出口から整流して吐出した風を、さらに後方に位置する第四の撹拌扇の吸込み側に搬送する構成とし、
第一の撹拌扇から第四の撹拌扇に順次送風し、この多数基の撹拌扇で、前記内気を順送する構成とした工場の内気送風方法である。
請求項1の発明は、工場内に配備した多数基の撹拌扇で、内気を順送する構成とした工場の内気送風方法であるので、工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気すること、そして、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネ等の達成と、コストの削減化等を図る効果を達成することである。またこの請求項1の発明は、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化か急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務であることに鑑み、この要求を充足できる工場の内気送風方法を図る効果を達成することである。
請求項2は、請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
各撹拌扇は、工場内の暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備され、暖気及び/又は汚染空気を順送し、かつ暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な各撹拌扇の配備箇所を提供できること等の特徴を有する。
請求項3は、請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
各撹拌扇は、工場内の暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備され、暖気及び/又は汚染空気を順送し、かつ暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気するとともに、前記滞留する部位の近傍にある内気を、積極的に誘導し、誘導した内気を、滞留する部位に存在する暖気及び/又は汚染空気と、置換可能とする構成とした工場の内気送風方法である。
請求項4は、請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
各撹拌扇に細霧冷房手段を付設し、工場内の暖気の降温及び/又は汚染空気の包み込みを図り、暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法である。
請求項3・4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な各撹拌扇の配備箇所と、この各撹拌扇による内気の誘導を図る効果を達成することである。
請求項5の発明は、工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気し、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネ等の達成と、コストの削減化等が図れる工場の内気送風方法において、この送風方法に最適であり、かつ内気を順送できること、また取扱いの容易で、かつコンパクトな撹拌扇を提供できる特徴を有する。そして、またこの請求項5の発明は、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化か急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務であることに鑑み、この要求を充足できる工場の内気送風方法に最適な撹拌扇を提供できる特徴を有する。
請求項5は、請求項1に記載の工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造であって、
撹拌扇の旋回装置を、支柱の下端に設けた支持板と、支持板に重畳され、かつ支柱に貫設して架承した水平板と、支持板と、水平板を固止する止め具とで構成し、
また撹拌扇の俯角調整装置を、水平板に垂下した垂下板と、垂下板の鉛直方向に軸支した回転軸と、回転軸に架承した撹拌扇のブラケットと、回転軸を固止するナットとで構成した工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造である。
請求項6の発明は、請求項5の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な支持板と水平板との関連構造を提供できる特徴を有する。
請求項6は、請求項5に記載の撹拌扇の構造であって、
支柱の下端に設けた支持板と、支持板に重畳され、かつ支柱に貫設して架承した水平板との重畳関係は、水平板の下面に、支持板が設けられる構成とした工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造である。
請求項7の発明は、請求項5の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な細霧冷房付の撹拌扇を提供できる特徴を有する。
請求項7は、請求項5に記載の撹拌扇の構造であって、
各撹拌扇の吐出側の外周面に、小孔を備えた環状の水管を付設し、細霧冷房手段を配備する構成とした工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造である。
本発明の一例を説明する。
図1はネット付き換気扇とネット付きファンを備えた工場全体の俯瞰図、図2は図1の他の例で、天井面に誘導ファンを備えた一部欠截の工場全体の斜視図、図3は図2の他の例を示す一部欠截の工場全体の斜視図、図4はその換気扇を正面視した拡大斜視図、図5はその換気扇の拡大正面図、図6はその換気扇を背面視した拡大斜視図、図7はその換気扇に細霧冷房手段を付設した拡大斜視図を示す。
図において、1は、工場であり、その工場1の長手方向1aに沿って、複数の循環扇2が、列設配置(縦列配置又は横列配置、傾斜列設配置等を含む)されており、その各循環扇2は、工場1の高温帯域にある暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備される。そして、その工場1の長手方向1aにおいて、導入ファン5が配備されている長手方向1aの一方端10aとし、換気扇4が配備されている長手方向1aの他方端10bとし、その一方端10aから他方端10bに沿って、第一の循環扇2a、第二の循環扇2b、第三の循環扇2c、第四の循環扇2dと、各循環扇2が列設配置されている。そして、この実施例では、縦列配置を示しているが、一例であり、その他として、横列配置、傾斜列設配置、クロス列設配置等もあり得る。工場1の形態、寸法、機械・人員等の配置と、排気・熱気の状況、またその他の条件で選択される。
なお、この列設配置されている第一の循環扇2a、第二の循環扇2b、第三の循環扇2c、第四の循環扇2dは、前記の導入ファン4、換気扇5を介して、工場1に外気Aを吸込み、排出を行うため、この導入ファン4、換気扇5に、列設配置することが望ましいが、限定されない。図2に示すように、撹拌扇2を並列配置する構成も可能であり、工場一内に滞留する暖気及び/又は汚染空気の排出と、各撹拌扇2の近傍に滞留する内気Bを誘導し、暖気及び/又は汚染空気とに置換ができる配備であるならば、問題ないと考えられる。
上記の構成において、外気A、内気B等の風の流れの一例を説明する。工場1外の外気Aは、導入ファン4を介して、取り入れられる。そこで、その外気Aは、第一の撹拌扇2aの近傍にある内気と混合される。そして、そのこの混合された内気Bは、第一の撹拌扇2aに滞留する暖気及び/又は汚染空気と置換され、その置換された内気Bは、第一の撹拌扇2aの吸込み側20aより吸込まれ第一の撹拌扇2aの吐出し側20bより吐出され、排気される。その排気された内気Bは、第二の撹拌扇2bの近傍にある内気Bと、混合される。そして、この混合された内気Bは、第二の撹拌扇2bに滞留する暖気及び/又は汚染空気と置換し、この第二の循環扇2bの吸込み側20aより受入れられ、この第二の撹拌扇2bの吐出し側20bから吐出され、排気される。そして、このような空気の流れが、第三の撹拌扇2c、第四の撹拌扇2dも同様に生じる。そして、その第四の撹拌扇2dより吐出され、排気された内気Bは、換気扇4を介して、工場1外に排出される。この一連の流れにおいて、工場内に配備した多数基の撹拌扇で、その内気を順送する構成とした工場の内気送風方法であるので、工場内の暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気すること、そして、高温障害、作業環境維持、作業者の健康管理、又は省エネ等の達成と、コストの削減化等を図ることが考えられる。また、昨今、資源の高騰と、環境維持等の面から、省エネ等の達成と、コストの削減化か急務であること、また作業環境維持、作業者の健康管理等の面からも、その要求が急務であることに鑑み、この要求を充足できる工場の内気送風方法を提供できる、等の効果がある。
なお、この各撹拌扇2は、旋回装置と俯角調整装置が設けてあり、この装置を選択することで、内気Bの加速及び/又は方向転換が図れるので、確実に工場1内の暖気及び/又は汚染空気を排気し、内気Bを誘導が行えることができ、外気導入式の総合換気システムが構築できること、又は省エネ等の達成と、コストの削減化等が図れる等の特性が考えられる。
さらに、図3に示すように、各撹拌扇2は、吐出し側20bの外周面に、等間隔に小孔31を備えた環状の水管32を付設し、その水管32は配管33を介して、水、薬液等の流体の含まれたタンク34と連結管(図示しない)により連結されており、このタンク34から給送を行い、小孔31から細霧を拡散できる細霧冷房手段3を備えており、小孔31から噴射される水、薬液等の流体の細霧化を促進しつつ、細霧を遠方に飛ばすとともに、暖気及び/又は汚染空気の包み込みを行うことも可能であり、その暖気及び/又は汚染空気を工場1外への排気を図る役割を担う。
なお、この撹拌扇2を説明すると、筒体68の吸込み側20aに止め具70を介して、ブラケット66が支持されており、このブラケット66は、筒体68の略均等に四股に伸張されて、モータ69を支持している。このモータ69の主力軸にファン71は固止され、このファン71の前方で、この筒体68の先端部に設けた整流板72とで構成されており、この構成において、先ず、モータ69が回転し、この回転でファン71が回転し、ファン71による圧送された暖気及び/又は汚染空気を整流して吐出される。尚、この整流板72は、吸込み側20aからファン71を介して圧送された風を整流する。そして、この整流された風は、吐出し側20bより、筒状の収れんした形態で、かつ遠方に向って、確実に吐出される。
この各撹拌扇2の旋回装置6は、支柱60の下端に設けた支持板61と、支持板61の上面に重畳され、かつ撹拌扇2を支持する水平板62と、この支持板61と水平板62を固止する止め具63とで構成されており、この水平板62は、支柱60が貫設される孔(図示せず)を備えており、支柱60を中心として旋回可能に構成されている。この旋回装置6の作用を説明すると、止め具63を取外し、支持板61と水平板62をフリ状態にし、この支持板61及び/又は水平板62を回転する。この回転した後に、止め具63を緊締することで、この支持板61及び/又は水平板62が回転位置で固定される。この回転位置が、旋回位置となることから、この撹拌扇2の向きが変更され、この結果、床面方向に対する送風方向(旋回方向)が変更される。
また各撹拌扇2の俯角調整装置7は、水平板62に垂下した垂下板64と、垂下板64の鉛直方向に軸支した回転軸65と、この回転軸65に架承した撹拌扇2のブラケット66と、この回転軸65を固止するナット67とで構成されており、このナット67の螺戻で、垂下板64とブラケット66をフリ状態にし、このブラケット66(撹拌扇2)を可動する。この可動した後に、ナット67を緊締することで、このブラケット66が可動位置で固定される。この可動位置が、俯角調整位置となることから、この撹拌扇2の向きが変更され、この結果、床面の上下方向に対する送風方向(俯角方向)が変更される。
そして、この例では、撹拌扇2の旋回及び/又は俯角調整は、時宜により適宜選択及び/又は設定される。またこの旋回及び/又は俯角調整は、手動又は自動により行うが一例である。そして、旋回を、支柱60の下端に設けた支持板61と、支持板61の上面に重畳され、かつ撹拌扇2を支持する水平板62とで行う構成であることから、撹拌扇2を僅かに持上げての動作が可能となり重宝すること、また撹拌扇2の落下の危険性もなく安全な作業が可能となり有益である。そして、また俯角調整は、垂下板64とブラケット66とで行う構成であることから、旋回の動作と同様な利点がある。またこの旋回装置6及び/又は俯角調整装置7は、従来の装置の有効利用が図れる利点がある。
図1はネット付き換気扇とネット付きファンを備えた工場全体の俯瞰図 図2は図1の他の例で、天井面に誘導ファンを備えた一部欠截の工場全体の斜視図 図3は図2の他の例を示す一部欠截の工場全体の斜視図 図4はその換気扇を正面視した拡大斜視図 図5はその換気扇の拡大正面図 図6はその換気扇を背面視した拡大斜視図 図7はその換気扇に細霧冷房手段を付設した拡大斜視図
符号の説明
1 工場
1a 長手方向
1b 短手方向
2 撹拌扇
2a 第一の撹拌扇
2b 第二の撹拌扇
2c 第三の撹拌扇
2d 第四の撹拌扇
20a 吸込み側
20b 吐出し側
A 外気
B 内気
3 細霧冷房手段
31 小孔
32 水管
33 配管
34 タンク
4 導入ファン
5 換気扇
6 旋回装置
60 支柱
61 支持板
62 水平板
63 止め具
64 垂下板
65 回転軸
66 ブラケット
67 ナット
68 筒体
69 モータ
70 止め具
71 ファン
72 整流板
7 俯角調整装置

Claims (7)

  1. 工場の高温帯域に複数基の撹拌扇を配備し、この各撹拌扇で、内気を強制的に整流する工場の内気送風方法であって、
    この各撹拌扇は、支持杆に対して、旋回可能及び/又は俯角調整可能とするとともに、列設配置し、この列設配置を利用し、
    先ず、吸込み側に位置する第一の撹拌扇の吐出口から排気される整流した風を、この第二の撹拌扇の吸込み側より吸込み、この第二の撹拌扇の吐出口から整流して排気した風を、後方に位置する第三の撹拌扇の吸込み側に搬送し、この後方の第三の撹拌扇の吐出口から整流して吐出した風を、さらに後方に位置する第四の撹拌扇の吸込み側に搬送する構成とし、
    この第一の撹拌扇から第四の撹拌扇に順次送風し、この多数基の撹拌扇で、前記内気を順送する構成とした工場の内気送風方法。
  2. 請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
    この各撹拌扇は、工場内の暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備され、この暖気及び/又は汚染空気を順次送風し、かつこの暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法。
  3. 請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
    この各撹拌扇は、工場内の暖気及び/又は汚染空気が滞留する部位に設備され、この暖気及び/又は汚染空気を順次送風し、かつこの暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気するとともに、前記滞留する部位の近傍にある内気を、積極的に誘導し、この誘導した内気を、この滞留する部位に存在する暖気及び/又は汚染空気と、置換可能とする構成とした工場の内気送風方法。
  4. 請求項1に記載の工場の内気送風方法であって、
    この各撹拌扇に細霧冷房手段を付設し、工場内の暖気の降温及び/又は汚染空気の包み込みを図り、この暖気及び/又は汚染空気を速やかに工場外に排気する構成とした工場の内気送風方法。
  5. 請求項1に記載の工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造であって、
    この撹拌扇の旋回装置を、支柱の下端に設けた支持板と、この支持板に重畳され、かつ前記支柱に貫設して架承した水平板と、この支持板と、この水平板を固止する止め具とで構成し、
    また撹拌扇の俯角調整装置を、水平板に垂下した垂下板と、この垂下板の鉛直方向に軸支した回転軸と、この回転軸に架承したこの撹拌扇のブラケットと、前記回転軸を固止するナットとで構成した工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造。
  6. 請求項5に記載の撹拌扇の構造であって、
    この支柱の下端に設けた支持板と、この支持板に重畳され、かつ前記支柱に貫設して架承した水平板との重畳関係は、この水平板の下面に、前記支持板が設けられる構成とした工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造。
  7. 請求項5に記載の撹拌扇の構造であって、
    この各撹拌扇の吐出側の外周面に、小孔を備えた環状の水管を付設し、細霧冷房手段を配備する構成とした工場の内気送風方法に使用する撹拌扇の構造。
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