JPH0842870A - 冷風発生装置 - Google Patents

冷風発生装置

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JPH0842870A
JPH0842870A JP6176308A JP17630894A JPH0842870A JP H0842870 A JPH0842870 A JP H0842870A JP 6176308 A JP6176308 A JP 6176308A JP 17630894 A JP17630894 A JP 17630894A JP H0842870 A JPH0842870 A JP H0842870A
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JP
Japan
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water
blower
air
fitted
water supply
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JP6176308A
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Seizo Furukawa
征三 古川
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KOFU DENGIYOU KK
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーコンディショナー等における冷却ユニ
ットや冷水による熱交換を行うことなく、大量の暖気を
急速に冷却して送る。 【構成】 前方を向く適数の細霧発生用スプレーノズル
９を前面に取り付けた送水管８を、送風機３の前側に、
着脱可能として取り付け、送水管８に、圧力水を供給す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エバポレータとコンデ
ンサー等からなるいわゆる冷却ユニットや冷水等と熱交
換を行うことなく、大量の暖気を、急速に冷却して送風
しうる装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】暖かい空気を冷却して送るには、エアー
コンディショナーが最も一般的に使用されている。
【０００３】また、構成を簡単として、製作費および維
持・運転費の軽減を図るために、送風ファンの前面に、
送気方向とは直交させて、通気性の含浸布を張設し、こ
の含浸布を、絶えず冷水で濡らすようにしたもの、ある
いは送風機の前方に、雨滴状の水幕を形成させたものも
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】鶏舎、豚舎、牛舎その
他の畜産用建造物、あるいはビニールハウスその他の園
芸用建造物は、容積が大であるとともに、一般的には密
閉性が悪いため、その内部の温度を、エアーコンディシ
ョナーによって低下させるには、設備費および運転費が
著しく大となる。
【０００５】送風機の前面に張設した含浸布を絶えず冷
水で濡らすようにしたものも、大規模のものとするには
適さず、また冷風の到達距離は短かい。
【０００６】送風機の前方に雨滴状の水幕を形成させる
ものは、装置が大掛かりとなり、水やエネルギーの消費
量も大きい。
【０００７】また、上記後二者においては、暖かい送気
の冷却は、主として冷水との熱交換によって行われるた
め、使用エネルギーや水の量に比して、冷風発生効果は
低い。もっともこの際、水の一部が気化して、送気の熱
を奪うこととなるが、その冷却効果は、全体的にみて、
冷水との熱交換に比してきわめて小である。
【０００８】さらに、上記後二者によると、生成された
冷気の湿度は相当に上昇するので、用途によっては適用
することができず、またこの冷気を受ける者は、必ずし
も快適であるとは言い難いという問題点もある。
【０００９】本発明は、暖かい空気を、冷水と熱交換さ
せることなく、専ら水の気化熱によって、効果的に冷却
して送風するようにした装置を提供することを目的とす
るものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、給水口より圧力水を供給すると、この圧力水を細
霧化して前方へ向かって噴出するようになっている細霧
発生用スプレーノズルを、送風機の前側に、若干の間隔
をあけて取り付けたことにより解決される。
【００１１】上記において、細霧発生用スプレーノズル
を、送風機の前側に取り付けられ、かつ圧力水供給管が
接続されている送水管の前面に取り付けるの好ましい。
【００１２】さらに、上記送水管を、送風機のフレーム
に着脱自在に取り付けるのが好ましい。
【００１３】さらに、送風機の吸入側を、外気に向かっ
て開口させるのが望ましい。
【００１４】
【作用】スプレーノズルから前方へ噴出される細霧は、
送風機から送られる送風により完全に気化され、この気
化熱により、送風は効果的に冷却される。
【００１５】
【実施例】図は、本発明の装置を養鶏場の鶏舎に設置し
た例を示す。鶏舎(１)の窓(２)には、外気を導入する送
風機(３)が設けられている。送風機(３)におけるファン
(４)の前方に、若干の間隔を設けて、細霧発生装置(５)
が取り付けられている。
【００１６】細霧発生装置(５)は、送風機(３)の前面に
取付けた、先端が閉塞(６)され、基端に圧力水供給管
(７)が接続されている直杆状の送水管(８)の前面適所
に、複数個の公知の細霧発生用スプレーノズル(９)を、
その吐出口を前側として取付けたものである。
【００１７】詳しく説明すると、前記送水管(８)の先端
付近と基端付近に、それぞれ保持金具(10)(10)の前端を
嵌合して、ボルトナット(11)で締付け、かつ各保持金具
(10)の後端におけるコ形取付金具(12)を、送風機(３)の
フレーム(13)の前端より嵌合し、ボルト(14)をもって固
定してある。
【００１８】送水管(８)は必ずしも１本とは限らず、複
数を、交差させたり並べたりして配設することもある。
また直杆状に限らず、リング状その他とすることもあ
る。
【００１９】さらに、スプレーノズル(９)を送水管(８)
に取付けることなく、スプレーノズル(９)を適宜の手段
で送風機(３)の前側に取付け、その給水口に、圧力水供
給管(７)を直接に接続して実施することもある。
【００２０】スプレーノズル(９)は公知のものでよく、
その吐出部におけるキャップの螺じ込み等により、噴出
する細霧の粒度を極力小とし、かつ噴出速度並びに噴出
角度を変更しうるものが望ましい。
【００２１】上記実施例の装置において、噴出する細霧
の粒度を極力小とし、かつ噴出速度、並びに噴出角度が
好ましい値となるようにスプレーノズル(９)の吐出部を
調節してから、圧力水を送水管(８)に送り込むととも
に、送風機(３)のファン(４)を回転させる。すると、ス
プレーノズル(９)から吐出した細霧は、送風機(３)の前
面に拡がり、かつこれに、送風機(３)により吸引されて
吐出する外気が吹きつける。そのため外気は、細霧と強
制的に混合して、すべての細霧を完全に気化させ、その
潜熱により、外気は急速に温度を低下させられてから、
鶏舎(１)内に吹き込まれる。
【００２２】しかして、送風機(３)の吸入側は外気に開
口しているので、鶏舎(１)内が過飽和状態となって、細
霧の気化が不完全もしくは不良となることはなく、長時
間に亘って、確実に冷風を得ることができる。
【００２３】細霧発生装置(５)を取り付けた送風機(３)
を窓(２)に固定する代わりに、これを可搬式のユニット
として、随時所望の場所へ移動させて使用しうるように
することもある。
【００２４】
【発明の効果】
(ａ) 専ら水の気化に伴う潜熱を利用するものであるか
ら、送水管へ供給される水の温度が必ずしも低くなくて
も、外気を効果的に冷却して、冷風を得ることができ
る。
【００２５】(ｂ) 格別の改良や加工を施こすことな
く、既存の一般的な送風機に取り付けて容易に実施する
ことができる。
【００２６】(ｃ) 送風機の吸入側を外気に開口させて
おくと、送気が過飽和状態となるおそれは小さく、水の
気化は、長期に亘って効果的に行われる。
【００２７】(ｄ) 構造が簡単で安価に製作しうるとと
もに、運転費は僅かで済み、また故障のおそれも小さ
い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る冷風発生装置を取付けてある鶏舎
の外観図である。
【図２】本発明の冷風発生装置の実施例の正面図であ
る。
【図３】図２の縦断左側面図である。
【符号の説明】
(１) 鶏舎 (２) 窓 (３) 送風機 (４) ファン (５) 細霧発生装置 (６) 閉塞(部) (７) 圧力水供給管 (８) 送水管 (９) 細霧発生用スプレーノズル (10) 保持金具 (11) ボルトナット (12) コ形取付金具 (13) フレーム (14) ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 給水口より圧力水を供給すると、この圧
    力水を細霧化して前方へ向かって噴出するようになって
    いる細霧発生用スプレーノズルを、送風機の前側に、若
    干の間隔をあけて取り付けたことを特徴とする冷風発生
    装置。
  2. 【請求項２】 細霧発生用スプレーノズルを、送風機の
    前側に取り付けられ、かつ圧力水供給管が接続されてい
    る送水管の前面に取り付けたことを特徴とする請求項１
    記載の冷風発生装置。
  3. 【請求項３】 送水管を、送風機のフレームに着脱自在
    に取り付けたことを特徴とする請求項２記載の冷風発生
    装置。
  4. 【請求項４】 送風機の吸入側を、外気に向かって開口
    させたことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載
    の冷風発生装置。
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