JP2002177823A - 扇風機にも装着できる噴霧ホルダー - Google Patents

扇風機にも装着できる噴霧ホルダー

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俊雄 下山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】通常の植物等への噴霧散布作業においては如雨
露のように安定した姿勢で楽に手に持つことができ、冬
場の乾燥期には加湿器等として容易にセットでき、且つ
夏場の酷暑期においては冷房が困難な屋外や広域空間場
所等に適用できる噴霧ホルダの提供。 【解決手段】扇風機6の扇保護カバー7の上側外周を凹
状に囲う形状の引っ掛け型水管1の先端に噴霧ノズル2
を扇風機6の送風扇8とほぼ直角方向に有し、凹状の引
っ掛け型水管1の後部を直角状に曲げて給水開閉用の開
閉器4を付け、その後端を給水用の給水ホース5と接続
構造とし、凹状の引っ掛け型水管1の縦方向に扇保護カ
バー7の保護フレームと引っ掛け型水管1を固定する着
脱自在の固定治具3を付け、引っ掛け型水管1に磁気活
水化用の磁石9を挟んで装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通常の植物等へ
の噴霧散布作用においては如雨露のように安定した姿勢
で楽に手に持つことができ、冬場の乾燥期には加湿器等
として容易にセットでき、且つ夏場の酷暑期においては
冷房が困難な屋外や広域空間場所等にて、標準型の扇風
機に装着し霧のレナード効果によるマイナスイオンでの
細胞の新陳代謝向上や霧風による気化冷却作用や磁気活
水の霧による生体親和性の向上等により健康増進と作業
性の向上と環境性の向上等を目的とした扇風機にも装着
できる噴霧ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、噴霧ホルダーは殆どがストレート
型で手持ち式が一般的であったし、霧を使った冷風発生
機は特許登録番号2613178において細霧発生用ス
プレーノズルを、送風機の前側に若干の間隔を開けて取
り付けることにより、専ら水の気化熱によって効果的に
冷却して送風するという技術があり、その作用としては
スプレーノズルから前方へ噴出される細霧は、送風機か
ら送られる送風により完全に気化され、この気化熱によ
り、送風は効果的に冷却されるとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のストレート型噴
霧ホルダーは散布方向に応じて手首または腕の角度で適
応しなければならず上位方向の散布作用ではあまり問題
がないが下位方向は手首が疲れ安定した保持が困難でか
弱い女性や子供等には問題であったし、従来技術の冷風
発生装置は専用装置であり、手に容易に持てて直物等へ
散布するホルダー式との併用は困難であったし、装置自
体が専用機であり、一般に市販されている標準型の扇風
機を利用することは勿論出来なかったし、既に標準の扇
風機を購入している場合は霧風式の冷風発生装置として
使用することはできないといった問題があった。
【0004】特に従来の技術では冷風の発生のみの構成
であり、マイナスイオンに関しては考慮されていないた
め、噴出された細霧は送風機から送られる送風により完
全に気化されレナード効果を少なくし、マイナスイオン
の発生量が少ないことが問題であったし、磁石での磁気
活水化による生体親和性を高くする霧の技術についても
考慮されていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決するためのもので、扇風機6の扇保護カバー7の
上側外周を凹状に囲う形状の引っ掛け型水管1の先端に
噴霧ノズル2を扇風機6の送風扇8とほぼ直角方向に有
し、凹状の引っ掛け型水管1の後部を直角状に曲げて給
水開閉用の開閉器4を付け、その後端を給水用の給水ホ
ース5と接続構造とし、凹状の引っ掛け型水管1の縦方
向に扇保護カバー7の保護フレームと引っ掛け型水管1
を固定する着脱自在の固定治具3を付け、引っ掛け型水
管1に磁気活水化用の磁石9を挟んで装着することもあ
る基本構成である。 (イ)引っ掛け型水管1の中央凹部や縦部を握り手部と
する。 (ロ)噴霧ノズル2は微霧発生用スプレーノズルで霧の
粒径が二十ミクロンから百ミクロンサイズの微霧を噴霧
するスプレーノズルとする。 (ハ)噴霧ノズル2は小噴量形スプレーノズルで霧の噴
量を一時間当たり三リットルから六リットルの水を噴霧
するスプレーノズルとする。 (ニ)噴霧ノズル2はスプレーパターンが環状の空円錐
型ノズルとする。 (ホ)噴霧ノズル2は送風扇8の前側ほぼ中央に送風扇
8と若干の間隔を開けた位置にくる構成とする。 (ヘ)磁力の強い磁石9はN極とS極の間に引っ掛け型
水管1を挟んだ構成とする。 (ト)扇風機6は羽根径約三十cmから六十cm程度で
風量は一分間当たり約四百m以下の標準型で可搬式首
振り機構の工場扇等とする。 (チ)噴霧ノズル2は前記機能に限定せず用途に応じて
選定する。
【0006】
【作用】次に、本発明の作用を述べると、植物等へ噴霧
する場合は引っ掛け型水管1の握り手部を持って開閉器
4を開けると圧力水が供給され、散布方向に合わせて凹
状の引っ掛け型水管1の適応手持ち部分を選択すること
により手首角度を無理することなく如雨露と同様の安定
した姿勢での散布作用ができますし、一般の加湿用等と
して使用する場合は凸部箇所さえあればその箇所に引っ
掛け型水管1を掛けることができる作用である。
【0007】扇風機6に引っ掛け型水管1を装着する場
合は扇保護カバー7の上部へ引っ掛け型水管1の凹部を
嵌めて着脱自在の固定治具3で扇保護カバー7の保護フ
レームと引っ掛け型水管1を固定する作用である。
【0008】手元の開閉器4を開け引っ掛け型水管1へ
圧力水を供給すると空円錐型の微霧発生用小噴量形であ
る噴霧ノズル2により円錐状の微霧を送風扇8からの敵
度の風量の気流中央へ噴出したドライフォグは有効なレ
ナード効果を促進し空気中に多くのマイナスイオンを発
生するし、送風扇8で送風されるとマイナスイオンは適
用範囲に拡がり、風も微霧による気化冷却により冷風と
なって拡がる基本作用である。
【0009】送風扇8のほぼ中央前側の噴霧ノズル2よ
り送風扇8と直角方向へ円錐状に噴霧した微霧のレナー
ド効果による空気中のマイナスイオンは送風扇8の中央
からの送風分布範囲により利用者側へ有効に拡がる作用
であり、空気一cc当たり約二千個から二万個のマイナ
スイオンが発生する。
【0010】噴霧された微霧は百ミクロンから二十ミク
ロンと小さいため送風扇8から約一メートル以上の適正
利用範囲においては微霧、すなはち濡れない霧のドライ
フォグが残留しており快適な体感環境を創りだす作用で
あるし、噴霧量も一時間当たり六リットル以下と少なく
コスト的にも有効に作用する。
【0011】特に従来の技術と異なることは利用範囲に
おいて霧を完全には気化させず微霧を残留させる構成で
あるため肌に微量の水気を与えてあまり濡れを感じない
程度の快適な体感性とマイナスイオンの多い環境をつく
ることであるし、磁石9による磁気活水化作用により生
体親和性の高い霧をつくりだすし、マイナスイオンと磁
活水の微霧の相乗作用により健康や植物の成育等へより
有効に作用する。
【0012】
【発明の実施の形態】具体実施例を述べる、 (イ)噴霧ノズル2の適用標準圧力は水道圧力の二〜三
kg/cm程度とする。 (ロ)噴霧ノズル2は水のみの一流体型ノズルとする。 (ハ)噴霧ノズル2に空気供給管を接続し空気と水の二
流体型ノズルとする。 (ニ)固定治具6を扇風機6のモーターカバー部と固定
する構成とする。 (ホ)引っ掛け型水管1を扇保護カバー7の下側または
横側より装着する構成とする。 (ヘ)噴霧ノズル2を扇保護カバー7へ直接装着する構
成とする。 (ト)扇風機6に給水タンクを装備する構成とする。
【0013】
【発明の効果】本発明の扇風機にも装着できる噴霧ホル
ダーにより、手に持っての植物等への散布が手首等に無
理することなく如雨露と同じような安定した楽な姿勢で
作業できるため特にか弱い女性や子供等に有効でありま
すし、加湿等に使用する場合も凸部箇所さえあれば、引
っ掛け型水管1の凹部を引っ掛けるだけでセットできる
し、標準型の扇風機への装着を容易とするため夏場の屋
外や工場等の大型空間場所でマイナスイオンの霧風式の
冷風発生装置としても併用できマルチ的な活用を可能と
するものであります。
【0014】請求項2により、噴霧した微霧の残留方式
によるレナード効果により自然的なマイナスイオンと快
適な涼しい環境を提供することができる、マイナスイオ
ンが多くなると自然治癒力が高まり、細胞の新陳代謝が
向上してリラックス・リフレッシュ・疲労軽減等の効果
があると言われ、特に夏場の疲労状態での健康増進に有
効ですし、作業場等の冷却や鎮塵作用等環境性の向上に
も貢献します。
【0015】夏季、冷房が困難な屋外や工場等の大型設
備において微霧残留方式のドライフォグであるため肌に
快適な微量の水気を与え衣類や品物は濡らすことなく家
畜や植物用としては勿論のこと人間用のクーラーとして
も使用でき快適な環境による爽快な体感を提供でき、特
に炎天下での日射病や脱水症状や疲労等の防止に有効で
あるし、水の使用量も少量であるため節水とコスト低減
に貢献できるし、固定設備ではなく可搬型であるため随
時所望の場所への移動が容易であり有効的な活用もでき
る。
【0016】また請求項3による磁気活水化構成によ
り、水分子の集合体を微粒子化して活性化し生体親和性
も高まりますので微霧化はお肌に優しく浸透性も良いた
め特に美容や健康等にも有効ですし、マイナスイオンと
の相乗効果により健康や植物の成育効果等をより高める
ものであります。
【0017】すなはち本技術の開発により、冬場の乾燥
対策としては引っ掛け型水管1単独による加湿器や美容
器として、夏場の暑さ対策としては扇風機6に引っ掛け
型水管1を装着しマイナスイオンと磁活水の微霧クーラ
ー等として、人の健康と美容推進と作業や生活環境の向
上と家畜や植物の成育をはかります、特に今日では生活
環境でのプラスイオンの増加や都市部でのヒートアイラ
ンド現象や地球温暖化現象等多くの環境問題があり、こ
れらへの対応策の一助をなすものであります。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扇風機にも装着できる噴霧ホルダーの
斜視図
【図2】本発明の扇風機にも装着できる噴霧ホルダーを
手に持った状態の斜視図
【図3】本発明の扇風機にも装着できる噴霧ホルダーを
扇風機に装着した状態の側面図
【符号の説明】
1は引っ掛け型水管 2は噴霧ノズル 3は固定
治具 4は開閉器 5は給水ホース 6は扇風
機 7は扇保護カバー 8は送風扇 9は磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扇風機6の扇保護カバー7上側外周を凹状
    に囲う形状の引っ掛け型水管1の先端に噴霧ノズル2を
    扇風機6の送風扇8とほぼ直角方向に有し、凹状の引っ
    掛け型水管1の後部を直角状に曲げて給水開閉用の開閉
    器4を付け、給水用の給水ホース5と接続構造とし、引
    っ掛け型水管1を扇風機6と固定する着脱自在型の固定
    治具3を付けた基本構成の扇風機にも装着できる噴霧ホ
    ルダー。
  2. 【請求項2】扇風機6に引っ掛け型水管1を装着して霧
    風によるクーラー等として使用する場合の噴霧ノズル2
    は粒径百ミクロンから二十ミクロンの霧を供給水圧で噴
    霧する微霧発生用スプレーノズルとし、風量は一分間当
    たり約四百m以下の送風能力の扇風機6により適度の
    利用範囲において霧を完全に気化させず微霧、すなはち
    濡れない霧であるドライフォグを残留させてレナード効
    果によるマイナスイオン化と気化作用を相乗させること
    を特徴とした請求項1の扇風機にも装着できる噴霧ホル
    ダー。
  3. 【請求項3】引っ掛け型水管1に水の分子集団を小さく
    し活水化すると言われている磁気活水用の磁石9を装着
    して磁活水の霧を噴出させる構成であり、磁活水の霧と
    マイナスイオンと気化作用の相乗効果により健康等への
    有効性を高めることを特徴とした請求項1の扇風機にも
    装着できる噴霧ホルダー。
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