JP2008051139A - 車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持することができる車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造を提供する。
【解決手段】車両用動力伝達装置のハウジング11内には、潤滑油に混入された磁性粉を吸着して除去する永久磁石30が設けられる。永久磁石30は、磁性粉を吸着保持する多数の小孔を有する多孔状に形成されている。そして、永久磁石30の多数の小孔によって、潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持する。
【選択図】図2

Description

この発明は車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造に関する。
従来、例えば、車両用動力伝達装置としてのデファレンシャル装置は、デフキャリア内に、終減速機構としての減速小歯車(ドライブピニオン)と、減速大歯車(リングギヤ)とが内設され、減速小歯車は、デフキャリア内に転がり軸受によって支持された駆動軸の先端部に設けられ、減速大歯車は、差動歯車機構が内蔵されたデフケースに組み付けられている。また、デフキャリア内には、各歯車や転がり軸受に対する潤滑油が封入されている。
このような構造をもつデファレンシャル装置においては、各歯車の噛み合い回転や各回転軸の回転によって摩耗粉が発生し、潤滑油に混入される場合がある。
潤滑油に摩耗粉が混入された状態で放置されると、摩耗粉によって各歯車や各回転軸の転がり軸受が損傷されやすくなる。一般に各歯車や各回転軸は鋼鉄製であり、その摩耗粉は鉄粉、すなわち磁性粉である。このため、デフキャリア内に磁性粉を吸着して除去する永久磁石が配設されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−312754号公報
ところで、前記した従来のものにおいては、減速大歯車の回転に伴う攪拌作用による潤滑油の流れや、車両走行時の振動等が原因となって潤滑油に混入された磁性粉を永久磁石によって安定よく吸着することができない場合がある。
さらに、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって、永久磁石に吸着された磁性粉が離脱され、再び、潤滑油内に混入されて流れる場合もある。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持することができる車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造は、車両用動力伝達装置のハウジング内には、潤滑油に混入された磁性粉を吸着して除去する永久磁石が設けられ、
前記永久磁石は、前記磁性粉を吸着保持する多数の小孔を有する多孔状に形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、多孔状(ポーラス状)をなす永久磁石の多数の小孔によって、潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持することができるため、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって、磁性粉が離脱されることを良好に抑制することができる。
請求項2に係る車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造は、車両用動力伝達装置のハウジング内には、潤滑油に混入された磁性粉を吸着して除去する永久磁石が設けられ、
前記永久磁石の表面には、前記磁性粉を吸着保持する凹部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、永久磁石の表面に形成された凹部によって潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持することができるため、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって、磁性粉が離脱されることを良好に抑制することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
(実施例1)
この発明の実施例1を図1と図2にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るデファレンシャル装置を示す側断面図である。図2はデフキャリアのドレンボルトの取付部並びにドレンボルトの先端に設けられた永久磁石を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、車両用動力伝達装置としてのデファレンシャル装置において、ハウジングとしてのデフキャリア11の内部に形成された支持部12には、第1の転がり軸受13と第2の転がり軸受14によって駆動軸15が回転可能に支持されている。
駆動軸15の両端部のうち、一方の端部は、デフキャリア11から突出され、当該一端部には、プロペラシャフト(図示しない)に連結されるフランジ15aが組み付けられている。
駆動軸15の他方の端部には、デフキャリア11内のデフケース(図示しない)に組み付けられた減速大歯車(リングギヤ)17に噛み合う減速小歯車(ドライブピニオン)16がトルク伝達可能に設けられ、これら減速大歯車17と減速小歯車16によって終減速機構が構成されている。
なお、周知のように、デフケース(図示しない)内には、差動歯車機構が内蔵されている。また、デフキャリア11内には、減速大歯車17、減速小歯車16、デフケース内の差動歯車機構等の各歯車や、第1、第2の転がり軸受13、14、デフケース内の転がり軸受等の転がり軸受に対する潤滑油が封入されている。
図1と図2に示すように、デフキャリア11内には、潤滑油に混入された磁性粉を吸着して除去する永久磁石30が設けられている。
この実施例1において、デフキャリア11の下部(底部)のドレン用ボス部20に着脱可能にねじ込まれたドレンボルト21の雄ねじ部21aの先端部に永久磁石30が一部埋め込まれた状態で設けられている。
永久磁石30は、磁性粉を吸着保持する多数の小孔を有する多孔状(ポーラス状)に形成されている。例えば、永久磁石30は、磁性を有する多孔質体が着磁されて形成されたり、あるいは、孔明け加工によって多数の小孔が明けられた磁性体が着磁されることによって形成されたり、あるいは、所定形状に磁性体が成形される際に、磁性体の成形と同時に多数の小孔が明けられ、その後着磁されることによって形成される。
この実施例1に係る車両用動力伝達装置としてのデファレンシャル装置の磁性粉除去構造は上述したように構成される。
したがって、車両走行時において、減速大歯車17、減速小歯車16、デフケース内の差動歯車機構等の各歯車の噛み合い回転や駆動軸15、デフケース内の差動歯車機構の各回転軸の回転によって摩耗粉(磁性粉)が発生し、潤滑油に混入される場合がある。
一方、減速大歯車17の回転に伴う攪拌作用によって潤滑油が図1において矢印で示す循環経路を通って流れる。そして、潤滑油の循環経路上に位置するドレンボルト21の雄ねじ部21aの先端部に設けた永久磁石30によって潤滑油に混入された磁性粉が吸着されて潤滑油内から除去される。
特に、この実施例1において、多孔状(ポーラス状)をなす永久磁石30の多数の小孔によって、潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持することができるため、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって磁性粉が離脱されることを良好に抑制することができる。
(実施例2)
この発明の実施例2を図3にしたがって説明する。
図3はこの発明の実施例2に係るドレンボルトの先端に設けられた永久磁石の変更例を示す断面図である。
図3に示すように、この実施例2においても、デフキャリア11の下部(底部)のドレン用ボス部20に着脱可能にねじ込まれたドレンボルト21の雄ねじ部21aの先端部に、磁性粉を吸着保持する多数の小孔を有する多孔状に形成され永久磁石30が一部埋め込まれた状態で設けられている。
特に、この実施例2においては、永久磁石30の表面(上面)が凹凸面に形成されて表面積が増大されると共に、単数又は複数の凹部31内に磁性粉を安定よく吸着保持するようになっている。
この実施例2のその他の構成は、実施例1と同様に構成されるため、その説明は省略する。
したがって、この実施例2においても、多孔状(ポーラス状)をなす永久磁石30の多数の小孔によって、潤滑油に混入された磁性粉を安定よく吸着保持することができるため、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって磁性粉が離脱されることを良好に抑制することができる。
しかも、この実施例2においては、永久磁石30の表面に形成された凹部31においても磁性粉を安定よく吸着保持することができるため、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって、磁性粉が離脱されることをより一層良好に抑制することができる。
(実施例3)
この発明の実施例3を図4にしたがって説明する。
図4はこの発明の実施例3に係るデフキャリアの下部内面に平板状の永久磁石を配設した変更例を示す断面図である。
図4に示すように、この実施例3においては、デフキャリア11の下部(底部)内面には、接着剤やネジ等に装着手段によって平板状の永久磁石130が装着される。
そして、永久磁石130の表面は凹凸面に形成されて表面積が増大されると共に、複数の凹部131内に磁性粉を安定よく吸着保持するようになっている。
また、永久磁石130は、多数の小孔を有する多孔状(ポーラス状)に形成されてもよい。
この実施例3のその他の構成は、実施例1と同様に構成されるため、その説明は省略する。
したがって、この実施例3においては、永久磁石130の表面に形成された複数の凹部31によって磁性粉を安定よく吸着保持することができるため、潤滑油の流れや、車両走行時の振動等によって、磁性粉が離脱されることを良好に抑制することができる。
また、永久磁石130が多数の小孔を有する多孔状に形成された場合においては、磁性粉の離脱防止に効果が大きい。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではない。
例えば、車両用動力伝達装置としてはデファレンシャル装置以外に、トランスミッション装置、トランスアクスル装置等であってもこの発明を実施することができる。
この発明の実施例1に係るデファレンシャル装置を示す側断面図である。 同じくデフキャリアのドレンボルトの取付部並びにドレンボルトの先端に設けられた永久磁石を拡大して示す断面図である。 この発明の実施例2に係るドレンボルトの先端に設けられた永久磁石の変更例を示す断面図である。 この発明の実施例3に係るデフキャリアの下部内面に平板状の永久磁石を配設した変更例を示す断面図である。
符号の説明
10 デファレンシャル装置(車両用動力伝達装置)
11 デフキャリア(ハウジング)
12 支持部
13 第1の転がり軸受
14 第2の転がり軸受
15 駆動軸
16 減速小歯車
17 減速大歯車
21 ドレンボルト
30、130 永久磁石
31、131 凹部

Claims (2)

  1. 車両用動力伝達装置のハウジング内には、潤滑油に混入された磁性粉を吸着して除去する永久磁石が設けられ、
    前記永久磁石は、前記磁性粉を吸着保持する多数の小孔を有する多孔状に形成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造。
  2. 車両用動力伝達装置のハウジング内には、潤滑油に混入された磁性粉を吸着して除去する永久磁石が設けられ、
    前記永久磁石の表面には、前記磁性粉を吸着保持する凹部が形成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置の磁性粉除去構造。

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