JP2008049520A - 印刷物検査装置及び印刷物検査方法 - Google Patents
印刷物検査装置及び印刷物検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008049520A JP2008049520A JP2006226321A JP2006226321A JP2008049520A JP 2008049520 A JP2008049520 A JP 2008049520A JP 2006226321 A JP2006226321 A JP 2006226321A JP 2006226321 A JP2006226321 A JP 2006226321A JP 2008049520 A JP2008049520 A JP 2008049520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inspection
- printed matter
- image
- edition
- reference image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
【課題】初版以外の印刷物の検査精度を向上させることを可能とする印刷物検査装置及び印刷装置方法を提供する。
【解決手段】印刷物検査装置1は、初版基準画像29と初版検査条件31を記憶部5に登録する。印刷物検査装置1は、第n版の印刷物21−nの検査を開始すると、登録済の初版基準画像29及び初版検査条件31を読み出す。印刷物検査装置1は、初版検査条件31に基づいて検査条件を設定する。印刷物検査装置1は、位置補正処理及び色補正処理を行う。印刷物検査装置1は、初版基準画像29と検査領域33−nの検査画像35−nとを比較検査し、検査結果を表示する。
【選択図】図3
【解決手段】印刷物検査装置1は、初版基準画像29と初版検査条件31を記憶部5に登録する。印刷物検査装置1は、第n版の印刷物21−nの検査を開始すると、登録済の初版基準画像29及び初版検査条件31を読み出す。印刷物検査装置1は、初版検査条件31に基づいて検査条件を設定する。印刷物検査装置1は、位置補正処理及び色補正処理を行う。印刷物検査装置1は、初版基準画像29と検査領域33−nの検査画像35−nとを比較検査し、検査結果を表示する。
【選択図】図3
Description
本発明は、印刷物を検査する印刷物検査装置及び印刷物検査方法に関する。詳細には、巻取紙(ロール紙)に印刷された印刷物を検査する印刷物検査装置及び印刷物検査方法に関する。
従来、印刷物の良否を判定する検査は、基準となる良品の印刷物から得られた基準画像と、検査対象の印刷物から得られた検査画像とを比較することにより行われる。
また、巻取紙の走行状態に起因する取込画像の伸縮を是正する印刷物検査装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。この印刷物検査装置は、複数の検査画像を取り込み、画素毎の輝度値のメディアン値を算出し、基準画像の基となる学習画像を作成する。
しかしながら、従来の巻取紙の印刷物検査装置は、印刷物をセットする度に基準画像を取得して検査を行うので、異なる版の印刷物では異なる基準画像を用いて検査を行うことになるという問題点がある。初版の印刷物の検査が適正に行われても、初版以外の基準画像が欠陥を含む場合には当該版の印刷物の検査を適正に行うことができないという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、初版以外の印刷物の検査精度を向上させることを可能とする印刷物検査装置及び印刷装置方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、走行する印刷物を撮像した画像に基づいて前記印刷物の検査を行う印刷物検査装置であって、前記印刷物の画像を撮像する撮像部と、前記撮像部により初版の印刷物の所定の検査領域を撮像して初版基準画像として記憶部に登録する初版基準画像登録手段と、前記撮像部により初版以外の印刷物の検査領域を撮像して検査画像を取得する検査画像取得手段と、前記記憶部から読み出した初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像とを比較検査することにより前記初版以外の印刷物の検査を行う比較検査手段と、を具備することを特徴とする印刷物検査装置である。
印刷物検査装置は、撮像部により初版の印刷物の先頭検査領域等の所定検査領域を撮像して初版基準画像として記憶部に登録し、撮像部により初版以外の印刷物の検査領域を撮像して検査画像を取得し、記憶部から読み出した初版基準画像と初版以外の印刷物の検査画像とを比較検査することにより、初版以外の印刷物の検査を行う。
また、印刷物検査装置は、初版の印刷物の検査における検査条件を初版検査条件として記憶部に登録し、記憶部から読み出した初版検査条件に基づいて、初版以外の印刷物の検査条件を設定することが望ましい。
また、印刷物検査装置は、初版の印刷物の検査における検査条件を初版検査条件として記憶部に登録し、記憶部から読み出した初版検査条件に基づいて、初版以外の印刷物の検査条件を設定することが望ましい。
第1の発明では、印刷物検査装置は、初版の印刷物の基準画像及び検査条件を用いて他の版の印刷物の検査を行うので、印刷物の検査精度を向上させることができる。初版以外の印刷物の検査において、当該版の検査画像を基準画像に用いずに、初版の基準画像及び検査条件を用いて当該版の印刷物の検査を行うので、全ての版の印刷物の検査において統一的に検査を行うことができ、欠陥の誤検出や検出漏れを防止することができる。
また、印刷物検査装置は、初版基準画像と初版以外の印刷物の検査画像との間の相関度に基づいて、初版以外の印刷物の検査における位置補正を行うことが望ましい。
このように、初版基準画像との相関度に基づいて位置補正することにより、初版印刷物と他の版の印刷物との間で走行方向について同期をとることができる。
このように、初版基準画像との相関度に基づいて位置補正することにより、初版印刷物と他の版の印刷物との間で走行方向について同期をとることができる。
また、印刷物検査装置は、初版基準画像と初版以外の印刷物の検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて、初版以外の印刷物の検査における色補正を行うことが望ましい。
このように、初版基準画像と検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて色補正を行うことにより、初版基準画像を用いて初版以外の印刷物を検査することができる。
このように、初版基準画像と検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて色補正を行うことにより、初版基準画像を用いて初版以外の印刷物を検査することができる。
第2の発明は、走行する印刷物を撮像した画像に基づいて前記印刷物の検査を行う印刷物検査方法であって、初版の印刷物の所定の検査領域を撮像して初版基準画像として記憶部に登録する初版基準画像登録ステップと、初版以外の印刷物の検査領域を撮像して検査画像を取得する検査画像取得ステップと、前記記憶部から読み出した初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像とを比較検査することにより前記初版以外の印刷物の検査を行う比較検査ステップと、を具備することを特徴とする印刷物検査方法である。
第2の発明は、走行する印刷物を撮像した画像に基づいて前記印刷物の検査を行う印刷物検査方法に関する発明である。
本発明によれば、初版以外の印刷物の検査精度を向上させることを可能とする印刷物検査装置及び印刷装置方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る印刷物検査装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.印刷物検査装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、印刷物検査装置1の構成について説明する。
図1は、印刷物検査装置1の構成図である。
最初に、図1を参照しながら、印刷物検査装置1の構成について説明する。
図1は、印刷物検査装置1の構成図である。
印刷物検査装置1は、CPU3、記憶部5、メモリ7、表示部9、入力部11、出力部13、通信部15、撮像部17がシステムバス19を介して接続されて構成される。尚、図1の印刷物検査装置1の構成は一例であり、様々な構成を採ることが可能である。
印刷物検査装置1は、巻取紙の印刷物21を検査する装置である。印刷物21は、走行部20の巻出部23から巻き出され、撮像部17の視野範囲内を走行し、走行部20の巻取部25に巻き取られる。
印刷物検査装置1は、撮像部17により印刷物21の画像を取得し、CPU3により印刷物21の画像に基づいて良否を判定し、表示部9に判定結果を表示する。印刷物検査装置1は、記憶部5やROMや記録媒体に格納されるプログラム(アプリケーションプログラム、OSのプログラム等)をメモリ7のRAMにロードしてCPU3の制御の下に、各種処理を実行する。
印刷物検査装置1は、撮像部17により印刷物21の画像を取得し、CPU3により印刷物21の画像に基づいて良否を判定し、表示部9に判定結果を表示する。印刷物検査装置1は、記憶部5やROMや記録媒体に格納されるプログラム(アプリケーションプログラム、OSのプログラム等)をメモリ7のRAMにロードしてCPU3の制御の下に、各種処理を実行する。
CPU3(Central Processing Unit)は、演算処理(四則演算や比較演算等)やハードウェアやソフトウェアの動作制御を行う装置である。
メモリ7は、RAM及びROM等のメモリである。RAM(Random Access Memory)は、ROM(Read Only Memory)や記憶部5から読み出されたOS(Operating System)のプログラム、アプリケーションプログラム等を記憶する。RAMは、CPU3の主メモリやワークエリアとして機能する。
記憶部5は、各種データを記憶する装置であり、例えば、ハードディスクである。記憶部5は、CPU3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS、各種データベース等が格納される。記憶部5は、初版基準画像29及び初版検査条件31を保持する。尚、初版基準画像29及び初版検査条件31については後述する。
表示部9は、表示装置であり、例えば、CRTモニタ、液晶パネルである。表示部9は、コンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路(ビデオアダプタ等)を有する。
入力部11は、各種データの入力装置であり、例えば、キーボード、マウスである。出力部13は、各種データの出力装置であり、例えば、プリンタである。各種メディアとのデータ入出力を行うドライブ装置を入力部11及び出力部13として用いることもできる。
通信部15は、走行部20等の外部装置と接続・通信する通信制御装置である。
システムバス19は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
システムバス19は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
撮像部17は、印刷物21の画像を取得する装置である。撮像部17は、例えば、受光素子(画素)を配列したCCD(Charge Coupled Device)等の光センサ、駆動回路、結像光学系等からなるカメラである。撮像部17として、カラーラインセンサカメラを用いることができる。また、複数台のカメラを設けることが望ましい。
(2.印刷物検査装置1の動作)
次に、図2〜図5を参照しながら、印刷物検査装置1の動作について説明する。
次に、図2〜図5を参照しながら、印刷物検査装置1の動作について説明する。
(2−1.初版印刷物21−1の検査)
図2は、初版印刷物21−1の検査における、印刷物検査装置1の動作を示すフローチャートである。
図4は、初版印刷物21−1の検査の流れを示す図である。
図2は、初版印刷物21−1の検査における、印刷物検査装置1の動作を示すフローチャートである。
図4は、初版印刷物21−1の検査の流れを示す図である。
印刷物検査装置1は、初版印刷物21−1の検査を開始する(ステップ101)。印刷物検査装置1は、撮像部17により先頭の検査領域27−1の画像を撮像し、初版基準画像29としてメモリ7に保持する(ステップ102)。
印刷物検査装置1は、入力部11を介して入力された検査条件あるいは記憶部5から読み出した検査条件に基づいて初版検査条件31を設定する(ステップ103)。
印刷物検査装置1は、入力部11を介して入力された検査条件あるいは記憶部5から読み出した検査条件に基づいて初版検査条件31を設定する(ステップ103)。
印刷物検査装置1は、撮像部17により次の検査領域33−1の画像を撮像し、検査画像35−1としてメモリ7に保持する(ステップ104)。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29と検査画像35−1とを比較検査することにより欠陥の検出を行い、検査結果を表示部5に表示する(ステップ105)。
印刷物検査装置1は、ステップ104からの処理を繰り返し、初版の印刷物21−1の全ての検査領域33−1について初版基準画像29との比較検査を行う(ステップ106のNO)。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29と検査画像35−1とを比較検査することにより欠陥の検出を行い、検査結果を表示部5に表示する(ステップ105)。
印刷物検査装置1は、ステップ104からの処理を繰り返し、初版の印刷物21−1の全ての検査領域33−1について初版基準画像29との比較検査を行う(ステップ106のNO)。
印刷物検査装置1は、初版の印刷物21−1の全ての検査領域33−1について初版基準画像29との比較検査を終了すると(ステップ106のYES)、検査を停止する(ステップ107)。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29及び初版検査条件31を記憶部5に登録する(ステップ108及びステップ109)。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29及び初版検査条件31を記憶部5に登録する(ステップ108及びステップ109)。
記憶部5に登録される初版基準画像29に関しては、印刷物21の印刷に用いた版胴(シリンダ)の少なくとも1周分の領域の画像について登録することが望ましい。
記憶部5に登録される初版検査条件31に関しては、初版基準画像29の領域及び位置、検査領域、検査除外領域(マスク領域)、位置補正基準となる特徴量、プリセットデータ(感度やRGB配合や輝度)に関する情報を登録することが望ましい。尚、位置補正基準となる特徴量に関しては、検査領域において流れ方向に繰り返しのない絵柄を用いることが望ましい。
記憶部5に登録される初版検査条件31に関しては、初版基準画像29の領域及び位置、検査領域、検査除外領域(マスク領域)、位置補正基準となる特徴量、プリセットデータ(感度やRGB配合や輝度)に関する情報を登録することが望ましい。尚、位置補正基準となる特徴量に関しては、検査領域において流れ方向に繰り返しのない絵柄を用いることが望ましい。
尚、初版基準画像29及び初版検査条件31の登録処理は、ステップ107の検査停止処理後に行うことに代えて、ステップ102及びステップ103の処理直後に行うようにしてもよい。
以上の過程を経て、印刷物検査装置1は、初版印刷物21−1の先頭の検査領域27−1の画像を初版基準画像29として取得し、この初版基準画像29と他の検査領域33−1の検査画像35−1とを比較検査する。印刷物検査装置1は、初版基準画像29と初版検査条件31を記憶部5に登録する。
(2−2.第n版印刷物21−nの検査)
図3は、第n版印刷物21−nの検査における、印刷物検査装置1の動作を示すフローチャートである。
図5は、第n版印刷物21−nの検査の流れを示す図である。
図3は、第n版印刷物21−nの検査における、印刷物検査装置1の動作を示すフローチャートである。
図5は、第n版印刷物21−nの検査の流れを示す図である。
印刷物検査装置1は、第n版印刷物21−nの検査を開始する(ステップ201)。
印刷物検査装置1は、記憶部5から初版基準画像29を読み出してメモリ7に保持する(ステップ202)。印刷物検査装置1は、記憶部5から初版検査条件31を読み出して検査条件を設定する(ステップ203)。
印刷物検査装置1は、位置補正処理及び色補正処理を行う(ステップ204及びステップ205)。尚、位置補正処理及び色補正処理については、図6〜図8を用いて後述する。
印刷物検査装置1は、記憶部5から初版基準画像29を読み出してメモリ7に保持する(ステップ202)。印刷物検査装置1は、記憶部5から初版検査条件31を読み出して検査条件を設定する(ステップ203)。
印刷物検査装置1は、位置補正処理及び色補正処理を行う(ステップ204及びステップ205)。尚、位置補正処理及び色補正処理については、図6〜図8を用いて後述する。
印刷物検査装置1は、撮像部17により先頭の検査領域33−nの画像を撮像し、検査画像35−nとしてメモリ7に保持する(ステップ206)。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29と検査画像35−nとを比較検査することにより欠陥の検出を行い、検査結果を表示部5に表示する(ステップ207)。
印刷物検査装置1は、ステップ206からの処理を繰り返し、第n版の印刷物21−nの全ての検査領域33−nについて初版基準画像29との比較検査を行う(ステップ208のNO)。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29と検査画像35−nとを比較検査することにより欠陥の検出を行い、検査結果を表示部5に表示する(ステップ207)。
印刷物検査装置1は、ステップ206からの処理を繰り返し、第n版の印刷物21−nの全ての検査領域33−nについて初版基準画像29との比較検査を行う(ステップ208のNO)。
印刷物検査装置1は、第n版の印刷物21−nの全ての検査領域33−nについて初版基準画像29との比較検査を終了すると(ステップ208のYES)、検査を停止する(ステップ209)。
印刷物検査装置1は、他の版の印刷物21の検査を行う場合にはステップ201からの処理を繰り返す(ステップ210のNO)。
印刷物検査装置1は、他の版の印刷物21の検査を行う場合にはステップ201からの処理を繰り返す(ステップ210のNO)。
以上の過程を経て、印刷物検査装置1は、登録済の初版検査条件31を読み出して検査条件を設定し、登録済の初版基準画像29を読み出し、初版基準画像29と検査領域33−nの検査画像35−nとを比較検査する。
このように、印刷物検査装置1は、初版の印刷物の基準画像及び検査条件を用いて他の版の印刷物の検査を行うので、印刷物の検査精度を向上させることができる。初版以外の印刷物の検査において、当該版の検査画像を基準画像に用いずに、初版の基準画像及び検査条件を用いて当該版の印刷物の検査を行うので、全ての版の印刷物の検査において統一的に検査を行うことができ、欠陥の誤検出や検出漏れを防止することができる。
(3.位置補正処理)
次に、図6及び図7を参照しながら、位置補正処理(図3のステップ204)について説明する。
図6は、位置補正処理の流れを示す図である。
図7は、位置補正量45を示す図である。
次に、図6及び図7を参照しながら、位置補正処理(図3のステップ204)について説明する。
図6は、位置補正処理の流れを示す図である。
図7は、位置補正量45を示す図である。
印刷物検査装置1は、初版検査条件31から初版基準画像29の領域及び位置に関する情報を取り出す。印刷物検査装置1は、第n版印刷物21−nにおいて、初版基準画像29の領域に相当する基準領域37の周辺に、探索領域39を設定する。尚、探索領域39に関しては、印刷物21の印刷に用いた版胴(シリンダ)の少なくとも1周分の領域より大きい領域とすることが望ましい。
印刷物検査装置1は、撮像部17により探索領域39を撮像して探索領域画像41を取得する。印刷物検査装置1は、探索領域画像41において、初版基準画像29との相関度が極大となる抽出領域43を抽出する。印刷物検査装置1は、基準領域37と抽出領域43との位置差を位置補正量45として算出する。印刷物検査装置1は、この位置補正量45に基づいて、第n版印刷物21−nの走行タイミングや撮像部17による撮像タイミングや撮像部17の視野範囲を調整する。
このように、初版基準画像との相関度に基づいて位置補正することにより、初版印刷物と他の版の印刷物との間で走行方向について同期をとることができる。初版基準画像を用いて初版以外の印刷物を検査することができる。
尚、相関度は、画像の類似度を示す指標である。相関度としては、パターンマッチング処理における相関係数等を用いることができる。
尚、相関度は、画像の類似度を示す指標である。相関度としては、パターンマッチング処理における相関係数等を用いることができる。
(4.色補正処理)
次に、図8を参照しながら、色補正処理(図3のステップ205)について説明する。
図8は、色補正処理の流れを示す図である。
次に、図8を参照しながら、色補正処理(図3のステップ205)について説明する。
図8は、色補正処理の流れを示す図である。
印刷物検査装置1は、初版基準画像29の幅方向列毎及びRGB毎に最大輝度の画素を抽出する。
グラフ47及びグラフ49及びグラフ51は、それぞれ、初版基準画像29における、走行方向位置と最大輝度(R)及び最大輝度(G)及び最大輝度(B)との関係図である。
グラフ53及びグラフ55及びグラフ57は、それぞれ、検査画像35−nにおける、走行方向位置と最大輝度(R)及び最大輝度(G)及び最大輝度(B)との関係図である。
グラフ47及びグラフ49及びグラフ51は、それぞれ、初版基準画像29における、走行方向位置と最大輝度(R)及び最大輝度(G)及び最大輝度(B)との関係図である。
グラフ53及びグラフ55及びグラフ57は、それぞれ、検査画像35−nにおける、走行方向位置と最大輝度(R)及び最大輝度(G)及び最大輝度(B)との関係図である。
印刷物検査装置1は、グラフ47とグラフ53とのレベル差を色補正量(R)59として算出し、グラフ49とグラフ55とのレベル差を色補正量(G)61として算出し、グラフ51とグラフ57とのレベル差を色補正量(B)63として算出する。
印刷物検査装置1は、この色補正量(R)59及び色補正量(G)61及び色補正量(B)63に基づいて、第n版印刷物21−nの検査画像35−nの色補正を行う。
印刷物検査装置1は、この色補正量(R)59及び色補正量(G)61及び色補正量(B)63に基づいて、第n版印刷物21−nの検査画像35−nの色補正を行う。
このように、初版基準画像と検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて色補正を行うことにより、初版基準画像を用いて初版以外の印刷物を検査することができる。
尚、最大輝度の算出に関しては、初版基準画像29の幅方向列毎及びRGB毎に最大輝度の画素を抽出するものとして説明したが、初版基準画像29の走行方向列毎及びRGB毎に最大輝度の画素を抽出するようにしてもよい。
尚、最大輝度の算出に関しては、初版基準画像29の幅方向列毎及びRGB毎に最大輝度の画素を抽出するものとして説明したが、初版基準画像29の走行方向列毎及びRGB毎に最大輝度の画素を抽出するようにしてもよい。
尚、グラビア印刷では基材原反にフィルムやアルミを用いることが多いため、版毎に輝度レベルが異なる可能性があるので、色補正処理を行うことが望ましい。一方、オフセット印刷では基材原反に紙を用いるため、紙の色により輝度補正を行うことで、異なる版であっても輝度レベルが一定し、必ずしも色補正処理を行う必要はない。
オフセット印刷の場合は、紙の輝度データ(RGB)を設定値になるよう補正して検査しており、版が変わっても同一輝度に補正するため、初版に合わせなくても必然的に同一輝度を保つことが可能である。目標とする輝度値は、プリセットデータに含まれている。
オフセット印刷の場合は、紙の輝度データ(RGB)を設定値になるよう補正して検査しており、版が変わっても同一輝度に補正するため、初版に合わせなくても必然的に同一輝度を保つことが可能である。目標とする輝度値は、プリセットデータに含まれている。
(5.効果等)
本発明によれば、印刷物検査装置は、初版の印刷物の基準画像及び検査条件を用いて他の版の印刷物の検査を行うので、印刷物の検査精度を向上させることができる。初版以外の印刷物の検査において、当該版の検査画像を基準画像に用いずに、初版の基準画像及び検査条件を用いて当該版の印刷物の検査を行うので、全ての版の印刷物の検査において統一的に検査を行うことができ、欠陥の誤検出や検出漏れを防止することができる。
本発明によれば、印刷物検査装置は、初版の印刷物の基準画像及び検査条件を用いて他の版の印刷物の検査を行うので、印刷物の検査精度を向上させることができる。初版以外の印刷物の検査において、当該版の検査画像を基準画像に用いずに、初版の基準画像及び検査条件を用いて当該版の印刷物の検査を行うので、全ての版の印刷物の検査において統一的に検査を行うことができ、欠陥の誤検出や検出漏れを防止することができる。
また、初版基準画像との相関度に基づいて位置補正することにより、初版印刷物と他の版の印刷物との間で走行方向について同期をとることができる。
また、初版基準画像と検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて色補正を行うことにより、初版基準画像を用いて初版以外の印刷物を検査することができる。
また、初版基準画像と検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて色補正を行うことにより、初版基準画像を用いて初版以外の印刷物を検査することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる印刷物検査装置及び印刷物検査方法の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………印刷物検査装置
3………CPU
5………記憶部
7………メモリ
17………撮像部
20………走行部
21………印刷物
21−1………初版の印刷物
21−n………初版以外の印刷物
29………初版基準画像
31………初版検査条件
33−1………初版の検査領域
33−n………第n版の検査領域
35−1………初版の検査画像
35−1………第n版の検査画像
37………基準領域
39………探索領域
41………探索領域画像
43………抽出領域
45………位置補正量
59、61、63………色補正量
3………CPU
5………記憶部
7………メモリ
17………撮像部
20………走行部
21………印刷物
21−1………初版の印刷物
21−n………初版以外の印刷物
29………初版基準画像
31………初版検査条件
33−1………初版の検査領域
33−n………第n版の検査領域
35−1………初版の検査画像
35−1………第n版の検査画像
37………基準領域
39………探索領域
41………探索領域画像
43………抽出領域
45………位置補正量
59、61、63………色補正量
Claims (8)
- 走行する印刷物を撮像した画像に基づいて前記印刷物の検査を行う印刷物検査装置であって、
前記印刷物の画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部により初版の印刷物の所定の検査領域を撮像して初版基準画像として記憶部に登録する初版基準画像登録手段と、
前記撮像部により初版以外の印刷物の検査領域を撮像して検査画像を取得する検査画像取得手段と、
前記記憶部から読み出した初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像とを比較検査することにより前記初版以外の印刷物の検査を行う比較検査手段と、
を具備することを特徴とする印刷物検査装置。 - 前記初版の印刷物の検査における検査条件を初版検査条件として前記記憶部に登録する初版検査条件登録手段と、
前記記憶部から読み出した初版検査条件に基づいて前記初版以外の印刷物の検査条件を設定する検査条件設定手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載の印刷物検査装置。 - 前記初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像との間の相関度に基づいて、前記初版以外の印刷物の検査における位置補正を行う位置補正手段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷物検査装置。
- 前記初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて、前記初版以外の印刷物の検査における色補正を行う色補正手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の印刷物検査装置。
- 走行する印刷物を撮像した画像に基づいて前記印刷物の検査を行う印刷物検査方法であって、
初版の印刷物の所定の検査領域を撮像して初版基準画像として記憶部に登録する初版基準画像登録ステップと、
初版以外の印刷物の検査領域を撮像して検査画像を取得する検査画像取得ステップと、
前記記憶部から読み出した初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像とを比較検査することにより前記初版以外の印刷物の検査を行う比較検査ステップと、
を具備することを特徴とする印刷物検査方法。 - 前記初版の印刷物の検査における検査条件を初版検査条件として前記記憶部に登録する初版検査条件登録ステップと、
前記記憶部から読み出した初版検査条件に基づいて前記初版以外の印刷物の検査条件を設定する検査条件設定ステップと、
を具備することを特徴とする請求項5に記載の印刷物検査方法。 - 前記初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像との間の相関度に基づいて、前記初版以外の印刷物の検査における位置補正を行う位置補正ステップを具備することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の印刷物検査方法。
- 前記初版基準画像と前記初版以外の印刷物の検査画像との間における輝度のレベル差に基づいて、前記初版以外の印刷物の検査における色補正を行う色補正ステップを具備することを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれかに記載の印刷物検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006226321A JP2008049520A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 印刷物検査装置及び印刷物検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006226321A JP2008049520A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 印刷物検査装置及び印刷物検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008049520A true JP2008049520A (ja) | 2008-03-06 |
Family
ID=39234024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006226321A Pending JP2008049520A (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 印刷物検査装置及び印刷物検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008049520A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009996A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Dac Engineering Co Ltd | 品質検査方法及び品質検査装置 |
JP2015196387A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG | 画像検査システムの検査パラメータをコンピュータにより自動的に選定する方法及び画像検査システム |
-
2006
- 2006-08-23 JP JP2006226321A patent/JP2008049520A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014009996A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Dac Engineering Co Ltd | 品質検査方法及び品質検査装置 |
JP2015196387A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG | 画像検査システムの検査パラメータをコンピュータにより自動的に選定する方法及び画像検査システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5061543B2 (ja) | 印刷物検査装置、印刷物検査方法 | |
US9892502B2 (en) | Image inspection method with a plurality of cameras | |
JP2009079983A (ja) | 点欠陥検出装置、および点欠陥検出方法 | |
JP2007226616A (ja) | 印刷物検査装置、印刷物検査方法、印刷装置、印刷方法、プログラム、記録媒体 | |
JP2011076204A (ja) | 印刷物検査方法及び印刷物検査装置 | |
JP2008049520A (ja) | 印刷物検査装置及び印刷物検査方法 | |
JP4163199B2 (ja) | 検査装置、検査方法 | |
JP5178781B2 (ja) | センサ出力データの補正装置及びセンサ出力データの補正方法 | |
JP2004170394A (ja) | 刷版検査装置及び刷版検査システム | |
JP2008070145A (ja) | 印刷物検査装置及び印刷物検査方法 | |
JP2011252886A (ja) | 印刷物の検査方法及び印刷物の検査装置 | |
JP3204876B2 (ja) | 印刷物検査装置 | |
JPH11257937A (ja) | 欠陥検査方法 | |
JP5710101B2 (ja) | 印刷物検査装置、及び印刷物検査方法 | |
JP7362324B2 (ja) | 画像表示装置の検査方法、製造方法及び検査装置 | |
JP2014106069A (ja) | 印刷物検査方法及び印刷物検査装置 | |
JP2011112593A (ja) | 印刷物の検査方法及び検査装置 | |
JP5145768B2 (ja) | ディスプレイ試験装置 | |
JPH0979946A (ja) | 表示装置の検査装置 | |
JP4962763B2 (ja) | 欠陥検査装置および欠陥検査方法 | |
JP2017083196A (ja) | 検査装置、検査方法、プログラム、記録媒体 | |
KR101076478B1 (ko) | 스트레칭 기법을 활용한 평판 디스플레이 패널의 화상결함 검사 방법 및 기록매체 | |
JP3031286B2 (ja) | 印刷物の検査方法 | |
JP2006337662A (ja) | 表示パネルの製造方法及び表示パネルの検査装置 | |
JP2006250895A (ja) | 表示パネルの製造方法及び表示パネルの検査装置 |