JP2008049131A - スロットマシン及びそのプレイ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たなエンタテイメント性を備えたスロットマシンを提供すること。
【解決手段】本発明のスロットマシンは、複数のシンボルが配置され得るディスプレイと、ディスプレイにおいて複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、再配置の過程において、ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させるコントローラとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシン及びそのプレイ方法に関する。
従来のスロットマシンは、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されているように、プレーヤがメダル又はコイン、紙幣等の遊技媒体をスロットマシンの投入口に投入し、スピンボタンを入力すると、筐体の正面に設けられた表示部にて複数のシンボルがスクロール表示され、その後、各シンボルが自動的に停止する。このとき、スピンボタンの入力を契機として各シンボルのスクロール表示が開始される際に、乱数を用いたシンボルの選択が行われ、選択されたシンボルのコンビネーションが所定のウィニングコンビネーションである場合には、ベーシックゲームからボーナスゲーム(例えば、ミステリーボーナスやセカンドゲーム等)に移行し、ボーナスゲームが実行される。そして、スロットマシンは、遊技の進行によって発生する入賞状態によって、配当を払い出すようになっている。
また、従来のスロットマシンのなかには、特許文献4及び特許文献5に開示されているように、ウィニングライン上に再配置されたシンボルのコンビネーションによって決定される配当と、スキャッタシンボルの表示数によって決定される配当との2種類の配当を行うスロットマシンが存在する。
米国特許第6960133号明細書 米国特許第6012983号明細書 米国特許第6093102号明細書 米国特許第6604999号明細書 米国特許出願公開第2002/0065124号明細書
本発明は、シンボルの再配置が行われる過程において経時的に賞の成立可能性の変化をプレーヤに報知することにより、新たなエンターテインメント性を提供することを目的としている。
本発明は、下記構成を有するスロットマシンを提供する。
すなわち、上記スロットマシンは、複数のシンボルが配置され得るディスプレイを備える。また、上記スロットマシンは、コントローラを備え、上記コントローラは、上記ディスプレイにおいて複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置する。その過程において、上記コントローラは、上記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択する。続いて、上記コントローラは、再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させる。
また、本発明は、上記構成に加えて、下記構成を採用することが可能である。
上記コントローラは、再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、ディスプレイにおける演出を変化させる。
また、本発明は、上記構成に加えて、下記構成を採用することが可能である。
上記コントローラは、再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了する。
本発明によれば、新たなエンタテイメント性を備えたスロットマシン及びそのプレイ方法を提供することができる。
図1〜図4は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン10が備えるディスプレイ(下側画像表示パネル16)に表示される画像の一例である。
なお、スロットマシン10は、ネットワークに接続されていないスタンドアロン形式のスロットマシンであるが、本発明は、ネットワークに接続されたスロットマシンにも適用可能である。
図1に示すシンボルマトリックスSMは、本発明のスロットマシン10が備える下側画像表示パネル16(図5参照)に表示される。シンボルマトリックスSMは、5つのカラムと3つのロウとを有しており、計15個のシンボルS1〜S15からなる。図中、5つのカラムを、C1〜C5と示している。シンボルマトリックスSMには、全てのカラムC1〜C5を横切る5本のウィニングラインWL1〜WL5が設定されている。本実施形態では、ベット数に応じて有効化されるウィニングラインの本数が異なっている。
各シンボルS(S1〜S15)は、カラムC(C1〜C5)に沿って、図中に示す矢印方向にスクロールされる。例えば、カラムC1では、シンボルS1がシンボルS2に移動し、シンボルS2がシンボルS3に移動するというように、各シンボルS1〜S3がスクロールされる。その後、各シンボルSのスクロールが停止し、各シンボルSが再配置される。シンボルマトリックスSMに再配置されたシンボルSによって配当が決定される。図1は、カラムC1のシンボルS1〜S3が再配置されてシンボルS1「PLUM」、シンボルS2「ORANGE」及びシンボルS3「PLUM」となる一方、カラムC2〜C5のシンボルS4〜S15がスクロール表示されている様子を示している。図中に示す太線の矢印は、シンボルSのスクロール表示を表す。
スロットマシン10では、左側のカラムC1から順に、カラムCごとに、シンボルSの再配置が行われる。その過程において、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルの表示が暗くなる。その様子を以下に説明する。
図2は、図1に示した状態から、さらにカラムC2のシンボルS4〜S6が再配置されたときに表示される画像の一例を示している。
カラムC2では、シンボルS4「ORANGE」、シンボルS5「PLUM」及びシンボルS6「CHERRY」が再配置されている。この場合、ウィニングラインWL4、WL5に「PLUM」の賞が成立する可能性がある。すなわち、シンボルS1、S3、S5の「PLUM」は、未だ再配置されていないシンボルS7〜S15が再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルである。一方、ウィニングラインWL1〜WL3では、賞が成立する可能性はない。すなわち、シンボルS2、S4の「ORANGE」と、シンボルS6の「CHERRY」とは、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルである。
従って、シンボルS2、S4、S6の表示が暗くなっている。一方、シンボルS1、S3、S5の表示は、そのまま維持されている。
図3は、図2に示した状態から、さらにカラムC3のシンボルS7〜S9が再配置されたときに表示される画像の一例を示している。
カラムC3では、シンボルS7「APPLE」、シンボルS8「SCATTER」及びシンボルS9「PLUM」が再配置されている。この場合、ウィニングラインWL4に「PLUM」の賞が成立する可能性がある。また、「SCATTER×3」の賞(図6(B)参照)も成立する可能性がある。すなわち、シンボルS1、S5、S9の「PLUM」と、シンボルS8の「SCATTER」とは、未だ再配置されていないシンボルS10〜S15が再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルである。一方、ウィニングラインWL1〜WL3、WL5では、賞が成立する可能性はない。すわなち、シンボルS2、S4の「ORANGE」と、シンボルS3「PLUM」と、シンボルS6「CHERRY」と、シンボルS7「APPLE」とは、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルである。
従って、シンボルS2〜S4、S6、S7の表示が暗くなっている。また、図2に示した状態では、成立可能性のある賞に含まれるシンボルは「PLUM」であり、図3に示した状態では、成立可能性のある賞に含まれるシンボルは「PLUM」及び「SCATTER」である。図2に示した状態から図3に示した状態に移る過程において、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類は減少していない。従って、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの表示を拡大する演出が行われている。
図4は、図3に示した状態から、さらにカラムC4、C5のシンボルS10〜S15が再配置されたときに表示される画像の一例を示している。
カラムC4では、シンボルS10「SCATTER」、シンボルS11「PLUM」及びシンボルS12「CHERRY」が再配置されている。カラムC5では、シンボルS13「PLUM」、シンボルS14「SCATTER」及びシンボルS15「ORANGE」が再配置されている。その結果「PLUM」及び「SCATTER×3」の賞が成立している。これらの賞に含まれないシンボルの表示が暗くなっている。また、図3に示した状態から図4に示した状態に移る過程において、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類は減少していない。従って、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの表示を拡大する演出が引き続き行われている。
本実施形態では、スロットマシン10が備える下側画像表示パネル16に、5カラム×3ロウの計15シンボルからなるシンボルマトリックスSMが表示される場合について説明するが、本発明において、シンボルマトリックスを構成するカラム数やロウ数は、特に限定されるものではない。また、本発明では、必ずしも、シンボルによってシンボルマトリックスが構成されている必要はない。シンボルの配置位置や形態は適宜変更可能である。
本実施形態では、シンボルが下側画像表示パネル16に表示される場合について説明するが、本発明において、シンボルは、必ずしも、画像として表示される必要はない。例えば、本発明を、リールを備えたスロットマシンに採用することも可能である(図10及び図11参照)。
本実施形態では、5カラム×3ロウの計15個のシンボルの再配置を、カラムごとに5回に分けて行う場合について説明した。ただし、本発明は、複数のシンボルの再配置を複数回に分けて行うものであれば、その回数(以下、再配置回数ともいう)、及び、1回で再配置されるシンボルの数は、特に限定されるものではない。また、ゲームごとに、再配置回数及び1回で再配置されるシンボルの数を変更してもよい。
本実施形態では、再配置の過程において、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれないシンボルが発生したとき、そのシンボルの表示を暗くする場合について説明した。ただし、本発明におけるシンボルの表示の変化は、この例に限定されるものではない。例えば、成立可能性のある賞に含まれないシンボルを、非表示としてもよい。また、成立可能性のある賞に含まれないシンボルを縮小してもよい。また、成立可能性のある賞に含まれないシンボルの表示を変化させることにかえて、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの表示を変化させることとしてもよい。
すなわち、本発明において、成立可能性のある賞に含まれるシンボルを変化させるとは、成立可能性のある賞に含まれるシンボルと、成立可能性のある賞に含まれないシンボルとがプレーヤによって視覚的に識別され得るように、シンボルの表示を変化させることをいう。
本実施形態では、再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの表示を拡大する場合(図3及び図4参照)について説明した。ただし、本発明において、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったときに演出を変化させる場合、その演出の変化は、特に限定されるものではない。例えば、ディスプレイに表示される演出画像を別のものに変更すること、演出画像の色を明るく変化させること等を挙げることができる。
なお、本発明では、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類が減少したときに、ディスプレイにおける演出を変化させることも可能である。この場合に行われる演出の変化としては、例えば、ディスプレイに表示される演出画像を別のものに変更すること、演出画像の色を暗く変化させること等を挙げることができる。
図5は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンを模式的に示す斜視図である。
スロットマシン10は、キャビネット11と、キャビネット11の上側に設置されたトップボックス12と、キャビネット11の前面に設けられたメインドア13とを備えている。メインドア13の前方には、下側画像表示パネル16が設けられている。下側画像表示パネル16は、液晶パネルを備えていて、5カラム×3ロウの計15個のシンボルからなるシンボルマトリックスSM(図1〜図4参照)が表示される。下側画像表示パネル16には、クレジット数表示部31及びペイアウト数表示部32(図示せず)が設定されている。クレジット数表示部31には、クレジットされたコインの枚数が画像によって表示される。ペイアウト表示部32には、配当として払い出されるコインの数が画像によって表示される。
さらに、下側画像表示パネル16の前面には、図示しないが、タッチパネル69が設けられていて、プレーヤはタッチパネル69を操作して、各種の指示を入力することができる。
下側画像表示パネル16の下方には、プレーヤによって遊技進行に係る指示が入力される複数のボタン23〜27からなるコントロールパネル20と、コインをキャビネット11内に受け入れるコイン受入口21と、紙幣識別器22とが設けられている。
コントロールパネル20には、スタートボタン23と、チェンジボタン24と、キャッシュアウトボタン25と、1−BETボタン26と、最大BETボタン27とが設けられている。スタートボタン23は、ゲームを開始させる指示を入力するためのものである。チェンジボタン24は、遊技施設の係員に両替を要求する際に用いられるものである。キャッシュアウトボタン25は、クレジットされているコインをコイントレイ18に払い出す指示を入力するためのものである。
1−BETボタン26は、クレジットされているコインのうち、1枚のコインを遊技に賭ける指示を入力するためのものである。最大BETボタン27は、クレジットされているコインのうち、1回の遊技に賭けることが可能な最大枚数(本実施形態では3枚)のコインを遊技に賭ける指示を入力するためのものである。
紙幣識別器22は、紙幣の適否を識別するとともに正規の紙幣をキャビネット11内に受け入れるものである。なお、紙幣識別器22は、後述するバーコード付チケット39を読み取ることができるように構成されていてもよい。メインドア13の下部前面、すなわち、コントロールパネル20の下方には、スロットマシン10のキャラクタ等が描かれたベリーガラス34が設けられている。
トップボックス12の前面には、上側画像表示パネル33が設けられている。上側画像表示パネル33は、液晶パネルを備えていて、例えば、遊技内容の紹介や遊技のルールの説明を表す画像が表示される。
また、トップボックス12には、スピーカ29が設けられている。上側画像表示パネル33の下側には、チケットプリンタ35と、カードリーダ36と、データ表示器37と、キーパッド38とが設けられている。チケットプリンタ35は、クレジット数や日時やスロットマシン10の識別番号等のデータがコード化されたバーコードをチケットに印刷し、バーコード付チケット39として出力するものである。プレーヤは、バーコード付チケット39を他のスロットマシンに読み取らせて該スロットマシンで遊技を行ったり、バーコード付チケット39を遊技施設の所定箇所(例えばカジノ内のキャッシャ)で紙幣等に交換したりすることができる。
カードリーダ36は、スマートカードからのデータの読み取り及びスマートカードへのデータの書き込みを行うものである。スマートカードは、プレーヤが所持するカードであり、例えば、プレーヤを識別するためのデータ、プレーヤが行った遊技の履歴に関するデータが記憶される。スマートカードには、コイン、紙幣又はクレジットに相当するデータが記憶されることとしてもよい。また、スマートカードにかえて、磁気ストライプカードを採用してもよい。データ表示器37は、蛍光ディスプレイ等からなり、例えば、カードリーダ36が読み取ったデータや、プレーヤによってキーパッド38を介して入力されたデータを表示するものである。キーパッド38は、チケット発行等に関する指示やデータを入力するためのものである。
図6(A)は、本発明のスロットマシンの一実施形態に係るシンボル配列を示す図である。
各カラムC1〜C5には、夫々、22個のシンボルが配置されている。シンボルには「APPLE」、「JACKPOT7」、「BLUE7」、「BELL」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「CHERRY」、「ORANGE」及び「SCATTER」の9種類が存在する。本実施形態においては、シンボルのスクロールは、シンボル配列に基づいて行われる。例えば、第1カラムC1のシンボルS1〜S3(図1参照)が、「JACKPOT7」、「PLUM」、「ORANGE」(コードNo. 1, 2, 3)である場合、シンボルS1〜S3が1つスクロール表示されると、シンボルS1〜S3は、「CHERRY」、「JACKPOT7」、「PLUM」(コードNo. 21, 1, 2)となる。
「SCATTER」以外のシンボルについては、ウィニングラインWLに5つ並んだときに賞の成立(ウィニングコンビネーション)となる。一方、「SCATTER」については、シンボルマトリックスSM内に3つ以上、再配置されたときに賞の成立となる。
図6(B)は、各賞の成立可能性と払出数とを示す図である。
ボーナスゲームトリガー「APPLE」は、ウィニングラインWL上に5つ配置されると、ウィニングコンビネーションの成立であり、所定数(例えば10回)のフリーゲームが行われる。フリーゲームでは、コインが投入されなくても、フリーゲーム成立時における投入数のコインが投入されたものとしてゲームが行われる。
「JACKPOT7」は、ジャックポットトリガーである。ウィニングラインWL上に「JACKPOT7」が5個配置されると、プログレッシブジャックポットによる払出が行われる。スロットマシン10は、スタンドアロン形式のスロットマシンであるため、プログレッシブジャックポットにおける配当としては、スロットマシン10単体での積算値(遊技媒体の投入数の一部の積算値)に初期配当値を加算した値が採用される。
ただし、本発明において、プログレッシブジャックポットに採用される積算値は、この例に限定されず、例えば、スロットマシンがネットワークに接続されている場合には、単一カジノ内の同機種のスロットマシンでの積算値、同一の地域(例えば州や国)の同機種のスロットマシンでの積算値等を採用することができる。
「BLUE7」、「BELL」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「CHERRY」及び「ORANGE」には、夫々、コイン投入数1枚あたりのコインの払出数が定められている。また、「SCATTER」には、「SCATTER×3」、「SCATTER×4」及び「SCATTER×5」の賞が存在し、各賞には、異なるコインの払出数が定められている。
図7は、図5に示したスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。
ゲーミングボード50は、内部バスによって互い接続されたCPU(Central Processing Unit)51、ROM55及びブートROM52と、メモリカード53に対応したカードスロット53Sと、GAL(Generic Array Logic)54に対応したICソケット54Sとを備えている。
メモリカード53は、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の不揮発性メモリからなり、ゲームプログラム及びゲームシステムプログラムを記憶している。ゲームプログラムには、シンボル選択プログラムが含まれている。上記シンボル選択プログラムは、シンボルマトリックスに再配置されるシンボルを決定するためのプログラムである。上記シンボル選択プログラムには、複数種類のペイアウト率(例えば、80%、84%、88%)の夫々に対応したシンボル重み付けデータが含まれている。シンボル重み付けデータは、各シンボルと、所定の数値範囲(0〜255)に属する1又は複数の乱数値との対応関係を示すデータである。ペイアウト率は、GAL54から出力されるペイアウト率設定用データに基づいて定められるものであり、このペイアウト率に対応したシンボル重み付けデータに基づいて、シンボルマトリックスに再配置されるシンボルが決定される。さらに、ゲームプログラムには、シンボルと配当との対応関係を示すテーブルデータ(図6(B)参照)が含まれている。
また、カードスロット53Sは、メモリカード53を挿抜可能なように構成されていて、IDEバスによってマザーボード40に接続されている。従って、カードスロット53Sからメモリカード53を抜き取り、メモリカード53に別のゲームプログラム及びゲームシステムプログラムを書き込み、そのメモリカード53をカードスロット53Sに差し込むことにより、スロットマシン10で行われる遊技の種類や内容を変更することができる。ゲームプログラムには、遊技進行に係るプログラムが含まれる。また、ゲームプログラムには、遊技中に出力される画像データや音データが含まれる。この画像データには、シンボルマトリックスを示す画像データ等が含まれている。
GAL54は、OR固定型アレイ構造を有するPLDの一種である。GAL54は、複数の入力ポートと出力ポートとを備えていて、入力ポートに所定のデータが入力されると、該データに対応したデータを出力ポートから出力する。この出力ポートから出力されたデータが、上述したペイアウト率設定用データである。
また、ICソケット54Sは、GAL54を着脱可能なように構成されていて、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。従って、GAL54を、別のGAL54に交換することによって、ペイアウト率設定用データを変更することも可能である。
内部バスによって互いに接続されたCPU51、ROM55及びブートROM52は、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。
マザーボード40は、市販の汎用マザーボード(パーソナルコンピュータの基本部品を実装したプリント配線板)を用いて構成され、メインCPU41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、通信用インターフェイス44とを備えている。マザーボード40は、コントローラに相当する。
ROM42には、フラッシュメモリ等のメモリデバイスからなり、メインCPU41により実行されるBIOS(Basic Input/Output System)等のプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。メインCPU41によってBIOSが実行されると、所定の周辺装置の初期化処理が行われるとともに、メモリカード53に記憶されているゲームプログラム及びゲームシステムプログラムのゲーミングボード50を介した取込処理が開始される。なお、本発明において、ROM42は、内容の書き換えが可能なものであってもよく、不可能なものであってもよい。
RAM43には、メインCPU41が作動する際に用いられるデータやプログラムが記憶される。また、RAM43は、ゲームプログラムを記憶することができる。さらに、RAM43には、クレジット数や、1回の遊技における投入数や払出数等のデータが記憶される。
また、マザーボード40には、後述する本体PCB(Printed Circuit Board)60及びドアPCB80とが、夫々USBによって接続されている。さらに、マザーボード40には、電源ユニット45が接続されている。
本体PCB60及びドアPCB80には、メインCPU41に入力される入力信号を発生させる機器や装置と、メインCPU41から出力される制御信号により動作が制御される機器や装置とが接続されている。メインCPU41は、メインCPU41に入力された入力信号に基づいて、RAM43に記憶されたゲームプログラムを実行することにより、所定の演算処理を行ってその結果をRAM43に記憶したり、各機器や装置に対する制御処理として各機器や装置に制御信号を送信したりする。
本体PCB60には、ランプ30、ホッパー66、コイン検出部67、グラフィックボード68、スピーカ29、タッチパネル69、紙幣識別器22、チケットプリンタ35、カードリーダ36、キースイッチ38S及びデータ表示器37が接続されている。ランプ30は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、所定のパターンで点灯する。
ホッパー66は、キャビネット11内に設置されていて、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、所定数のコインをコイン払出口19からコイントレイ18に払い出す。コイン検出部67は、コイン払出口19の内部に設けられていて、コイン払出口19から所定枚数のコインが払い出されたことを検出した場合には、メインCPU41に対して入力信号を出力する。
グラフィックボード68は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、上側画像表示パネル33及び下側画像表示パネル16における画像表示を制御する。下側画像表示パネル16のクレジット数表示部31(図示せず)には、RAM43に記憶されているクレジット数が表示される。また、下側画像表示パネル16のペイアウト数表示部31(図示せず)には、コインの払出数が表示される。グラフィックボード68は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて画像データを生成するVDP(Video Display Processor)や、VDPによって生成される画像データを一時的に記憶するビデオRAM等を備えている。なお、VDPによって画像データを生成する際に用いられる画像データは、メモリカード53から読み出されてRAM43に記憶されたゲームプログラム内に含まれている。
紙幣識別器22は、紙幣の適否を識別するとともに正規の紙幣をキャビネット11内に受け入れる。紙幣識別器22は、正規の紙幣を受け入れたとき、その紙幣の額に基づいてメインCPU41に対して入力信号を出力する。メインCPU41は、該入力信号により伝達された紙幣の額に応じたクレジット数をRAM43に記憶する。
チケットプリンタ35は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、RAM43に記憶されたクレジット数、日時やスロットマシン10の識別番号等のデータがコード化されたバーコードをチケットに印刷し、バーコード付チケット39として出力する。
カードリーダ36は、スマートカードからのデータを読み取ってメインCPU41へ送信したり、メインCPU41からの制御信号に基づいてスマートカードへのデータの書き込みを行ったりする。キースイッチ38Sは、キーパッド38に設けられていて、キーパッド38がプレーヤによって操作されたとき、所定の入力信号をメインCPU41へ出力する。データ表示器37は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、カードリーダ36が読み取ったデータやプレーヤによってキーパッド38を介して入力されたデータを表示する。
ドアPCB80には、コントロールパネル20、リバータ21S、コインカウンタ21C及び冷陰極管81が接続されている。コントロールパネル20には、スタートボタン23に対応したスタートスイッチ23S、チェンジボタン24に対応したチェンジスイッチ24S、CASHOUTボタン25に対応したCASHOUTスイッチ25S、1−BETボタン26に対応した1−BETスイッチ26S、及び、最大BETボタン27に対応した最大BETスイッチ27Sが設けられている。各スイッチ23S〜27Sは、対応するボタン23〜27がプレーヤによって操作されたとき、メインCPU41に対して入力信号を出力する。
コインカウンタ21Cは、コイン受入口21の内部に設けられていて、プレーヤによってコイン受入口21に投入されたコインの適否を識別する。正規のコイン以外のものは、コイン払出口19から排出される。また、コインカウンタ21Cは、正規のコインを検出したときにメインCPU41に対して入力信号を出力する。
リバータ21Sは、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて動作するものであり、コインカウンタ21Cによって正規のコインとして認識されたコインを、スロットマシン10内に設置されたキャッシュボックス(図示せず)又はホッパー66に振り分ける。すなわち、ホッパー66がコインで満たされている場合、正規のコインはリバータ21Sによってキャッシュボックスに振り分けられる。一方、ホッパー66がコインで満たされていない場合には、正規のコインはホッパー66に振り分けられる。冷陰極管81は、下側画像表示パネル16と、上側画像表示パネル33との背面側に設置されるバックライトとして機能するものであり、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて点灯する。
次に、スロットマシン10において行われる処理について説明する。
メインCPU41は、ゲームプログラムを読み出して実行することにより、遊技を進行させる。
図8は、スロットゲーム実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
スロットゲーム実行処理においては、まず、メインCPU41は、コインがBETされたか否かを判断する(ステップS11)。この処理において、メインCPU41は、1−BETボタン26が操作された際に1−BETスイッチ26Sから出力される入力信号、又は、最大BETボタン27が操作された際に最大BETスイッチ27Sから出力される入力信号を受信したか否かを判断する。コインがBETされていないと判断した場合、ステップS11に処理を戻す。
一方、ステップS11において、コインがBETされたと判断した場合、メインCPU41は、BETされたコインの枚数に応じて、RAM43に記憶されたクレジット数を減算する処理を行う(ステップS12)。なお、BETされるコインの枚数がRAM43に記憶されたクレジット数より多い場合には、RAM43に記憶されたクレジット数を減算する処理を行わずに、ステップS11に処理を戻す。また、BETされるコインの枚数が、1回の遊技にBETすることが可能な上限値(本実施形態では3枚)を超える場合には、RAM43に記憶されたクレジット数を減算する処理を行わずに、ステップS12に処理を進める。また、減算したクレジット数の一部(例えば所定率)を、プログレッシブジャックポット用の積算値として、RAM43において累積加算する。
次に、メインCPU41は、スタートボタン23がONされたか否かを判断する(ステップS13)。この処理において、メインCPU41は、スタートボタン23が押下された際にスタートスイッチ23Sから出力される入力信号を受信したか否かを判断する。
スタートボタン23がONされていないと判断した場合、ステップS11に処理を戻す。なお、スタートボタン23がONされなかった場合(例えば、スタートボタン23がONされずに遊技を終了する旨の指示が入力された場合)には、メインCPU41は、ステップS12における減算結果をキャンセルする。
一方、ステップS13において、スタートボタン23がONされたと判断した場合、メインCPU41は、シンボル再配置処理を行う(ステップS14)。
ここで、シンボル再配置処理について説明する。
図9は、シンボル再配置処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
先ず、メインCPU41は、図1に示すように、下側画像表示パネル16において、シンボルマトリックスSMに含まれる全シンボルのスクロール表示を開始する(ステップS30)。このとき、シンボルマトリックスSMに設定されたウィニングラインWL1〜WL5を、ベット数に応じて有効化する。
次に、メインCPU41は、シンボルマトリックスSMの1つのカラムCに属するシンボルSの再配置を行う(ステップS31)。この処理において、メインCPU41は、上述したシンボル選択プログラムを実行し、カラムCに属するシンボルSを決定する。なお、シンボルの再配置が行われるカラムをランダムに選択することとしてもよく、所定の順序でカラムを選択することとしてもよい。
次に、メインCPU41は、上述した11種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞を選択する(ステップS32)。次に、メインCPU41は、ステップS32の結果、成立可能性のある賞に含まれないシンボルを選択する(ステップS33)。続いて、メインCPU41は、ステップS33の結果、成立可能性のある賞に含まれないシンボルの種類が増加したか否かを判断する(ステップS34)。
成立可能性のある賞に含まれないシンボルが増加したと判断した場合、成立可能性のある賞に含まれないシンボルの表示を暗くする(ステップS35)。そして、成立可能性のある賞がなくなったか否かを判断し(ステップS36)、成立可能性のある賞がなくなったと判断した場合、残りのカラムのシンボルの再配置を行う(ステップS37)。これにより、成立可能性のある賞がなくなったときに、その回のゲームを終了することができる。
ステップS34において成立可能性のある賞に含まれないシンボルが増加していないと判断した場合、又は、ステップS36において成立可能性のある賞はなくなっていないと判断した場合、メインCPU41は、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類が減少したか否かを判断する(ステップS38)。成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類が減少していないと判断した場合、図3〜図4に示したように、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの表示を拡大する(ステップS39)。
ステップS37若しくはS39の処理を実行した場合、又は、ステップS38において、成立可能性のある賞に含まれるシンボルの種類が減少したと判断した場合、メインCPU41は、全カラムCのシンボルSの再配置が完了したか否かを判断する(ステップS40)。全カラムCのシンボルSが再配置されていないと判断した場合、ステップS31に処理を戻す。その一方で、全カラムCのシンボルSが再配置されたと判断した場合、本サブルーチンを終了し、図8に示すサブルーチンに処理を戻す。
シンボル再配置処理を終了した後、メインCPU41は、ジャックポットトリガーが成立したか否か、すなわち、ウィニングライン上に「JACKPOT7」のウィニングコンビネーションが成立したか否かを判断する(ステップS15)。ジャックポットトリガーが成立したと判断した場合、プログレッシブジャックポットを行う(ステップS16)。プログレッシブジャックポットにおいて払い出されるコインの枚数は、RAM43に記憶された積算値(遊技媒体の投入数の一部の積算値)に初期配当値を加算した値に相当する枚数であり、この払出はハンドペイにより行われる。ステップS16においてメインCPU41が行う処理としては、例えば、スピーカ29からの報知音の出力、ランプ30の点灯、払出数を示すバーコードが印刷されたバーコード付チケット39の印刷等を挙げることができる。その後、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップS15において、ジャックポットトリガーが成立していないと判断した場合、メインCPU41は、賞が成立したか否かを判断する(ステップS17)。ここで、賞の成立とは、「BLUE7」、「BELL」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「CHERRY」、「ORANGE」、「SCATTER×3」、「SCATTER×4」及び「SCATTER×5」の少なくとも1つのウィニングコンビネーションが、ウィニングライン上に成立することをいう(図6(B)参照)。
賞が成立したと判断した場合、メインCPU41は、賞に定められた払出数と、ベット数とに応じたコインの払出を行う(ステップS18)。コインの貯留を行う場合、メインCPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、コインの払出を行う場合には、メインCPU41は、ホッパー66に制御信号を送信して所定数のコインの払出を行う。
ステップS17において賞が成立していないと判断した場合、又は、ステップS18の処理を実行した場合、メインCPU41は、ボーナスゲームトリガーが成立したか否か、すわなち、「APPLE」がウィニングライン上で成立したか否かを判断する(ステップS19)。ボーナスゲームトリガーが成立したと判断した場合には、メインCPU41は、ボーナスゲームとしての所定回数のフリーゲームを行うためのプログラムをRAM43から読み出してボーナスゲーム処理を実行する(ステップS20)。ステップS19においてボーナスゲームトリガーが成立していないと判断した場合、又は、ステップS20の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
以上、本実施形態に係るスロットマシン10は、5カラム×3ロウの計15個のシンボルが配置され得る下側画像表示パネル16(ディスプレイ)を備える。また、スロットマシン10は、メインCPU41を備え、メインCPU41は、複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置する。その過程において、メインCPU41は、成立可能性のある賞に含まれないシンボルを選択する。続いて、メインCPU41は、再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させる。
また、スロットマシン10では、以下のように、本発明のスロットマシンのプレイ方法が実行される。
メインCPU41は、下側画像表示パネル16において、複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置する。その過程において、下側画像表示パネル16に再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択する。続いて、メインCPU41は、再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させる。
上述した実施形態では、シンボルがディスプレイに表示される場合について説明したが、本発明は、この例に限定されるものではなく、例えば、以下のように機械式リールを採用することも可能である。
図10は、本発明の他の実施形態に係るスロットマシンを模式的に示す斜視図である。
スロットマシン100は、下側画像表示パネル16を備えている。下側画像表示パネル16は、透過状態と非透過状態との何れかに切替可能な透明液晶パネルを有している。下側画像表示パネル16の裏側には、5個のリール14が横並びに配置されていて、下側画像表示パネル16には、各リール14に対応した位置に、リール14の周面に描かれたシンボルを3つ表示する表示窓15が形成されている。5つのリール14と、リール14ごとに3つのシンボルを表示する表示窓15とによって、5×3の計15個のシンボルからなるシンボルマトリックスSMが形成される。スロットマシン100のシンボルマトリックスSMでは、図示しないが、図4におけるシンボルマトリックスSMと同様にシンボルが再配置されている。
下側画像表示パネル16においては、成立する賞に含まれるシンボルに対応する位置に、その外周を囲う形状を有する枠を示す画像が表示されている。一方、成立する賞に含まれないシンボルに対応する位置は、非透過状態に切り替えられている。
図11は、本発明の他の実施形態に係るスロットマシンを模式的に示す斜視図である。
スロットマシン110は、下側画像表示パネル16を備えている。下側画像表示パネル16は、透過状態と非透過状態との何れかに切替可能な透明液晶パネルを有している。下側画像表示パネル16の裏側には、5×3の15個のリール140が配置されていて、下側画像表示パネル16には、各リール140に対応した位置に、リール140の周面に描かれたシンボルを1つ表示する表示窓150が形成されている。15個のリール140と、リール140ごとに1つのシンボルを表示する表示窓150とによって、5×3の計15個のシンボルからなるシンボルマトリックスSMが形成される。スロットマシン110におけるシンボルマトリックスSMでは、図示しないが、図4におけるシンボルマトリックスSMと同様にシンボルが再配置されている。下側画像表示パネル16においては、成立する賞に含まれるシンボルに対応する位置に、その外周を囲う形状を有する枠を示す画像が表示されている。一方、成立する賞に含まれないシンボルに対応する位置は、非透過状態に切り替えられている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判断し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンが備えるディスプレイに表示される画像の一例である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンが備えるディスプレイに表示される画像の一例である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンが備えるディスプレイに表示される画像の一例である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンが備えるディスプレイに表示される画像の一例である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンを模式的に示す斜視図である。 (A)は、シンボル配列の一例を示す図であり、(B)は、各賞の成立可能性と払出数とを示す図である。 図5に示したスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。 スロットゲーム実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 シンボル再配置処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るスロットマシンを模式的に示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るスロットマシンを模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10 スロットマシン
11 キャビネット
12 トップボックス
13 メインドア
16 下側画像表示パネル
20 コントロールパネル
21 コイン受入口
22 紙幣識別器
23 スピンボタン
24 チェンジボタン
25 キャッシュアウトボタン
26 1−BETボタン
27 最大BETボタン
29 スピーカ
30 ランプ
31 クレジット数表示部
32 ペイアウト数表示部
33 上側画像表示パネル
35 チケットプリンタ
36 カードリーダ
37 データ表示器
38 キーパッド
39 バーコード付チケット
40 マザーボード
41 メインCPU
42 ROM
43 RAM
44 通信用インターフェイス
45 電源ユニット
50 ゲーミングボード
51 CPU
52 ブートROM
53 メモリカード
53S カードスロット
54 GAL
54S ICソケット
55 ROM
60 本体PCB
66 ホッパー
67 コイン検出部
68 グラフィックボード
69 タッチパネル
80 ドアPCB

Claims (12)

  1. 下記構成を備えるスロットマシンであり、
    複数のシンボルが配置され得るディスプレイと、
    前記ディスプレイにおいて複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、
    再配置の過程において、前記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、
    再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させるコントローラと
    を備える。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンであって、
    前記コントローラは、前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、前記ディスプレイにおける演出を変化させる。
  3. 請求項1に記載のスロットマシンであって、
    前記コントローラは、前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了する。
  4. 下記構成を備えるスロットマシンであり、
    複数のシンボルが配置され得るディスプレイと、
    前記ディスプレイにおいて複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、
    再配置の過程において、前記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、
    再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させ、
    前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、前記ディスプレイにおける演出を変化させるコントローラと
    を備える。
  5. 請求項4に記載のスロットマシンであって、
    前記コントローラは、前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了する。
  6. 下記構成を備えるスロットマシンであり、
    複数のシンボルが配置され得るディスプレイと、
    前記ディスプレイにおいて複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、
    再配置の過程において、前記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、
    再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させ、
    前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、前記ディスプレイにおける演出を変化させ、
    前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了するコントローラと
    を備える。
  7. 下記構成を備えるスロットマシンのプレイ方法であり、
    コントローラが、複数のシンボルが配置され得るディスプレイにおいて、複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、
    再配置の過程において、前記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、
    再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させる。
  8. 請求項7に記載のスロットマシンのプレイ方法であって、
    前記コントローラは、前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、前記ディスプレイにおける演出を変化させる。
  9. 請求項7に記載のスロットマシンのプレイ方法であって、
    前記コントローラは、前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了する。
  10. 下記構成を備えるスロットマシンのプレイ方法であり、
    コントローラが、複数のシンボルが配置され得るディスプレイにおいて、複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、
    再配置の過程において、前記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、
    再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させ、
    前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、前記ディスプレイにおける演出を変化させる。
  11. 請求項10に記載のスロットマシンのプレイ方法であって、
    前記コントローラは、前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了する。
  12. 下記構成を備えるスロットマシンのプレイ方法であり、
    コントローラが、複数のシンボルが配置され得るディスプレイにおいて、複数のシンボルを複数回に分けて順次再配置し、
    再配置の過程において、前記ディスプレイに再配置されるシンボルにより成立し得る複数種類の賞のなかから、再配置されたシンボルに基づいて、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞の何れにも含まれないシンボルを選択し、
    再配置されたシンボルのうち、選択されたシンボルの表示を変化させ、
    前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞に含まれるシンボルの種類が減少しなかったとき、前記ディスプレイにおける演出を変化させ、
    前記再配置の過程においてシンボルの再配置が行われた結果、未だ再配置されていないシンボルが再配置された場合に成立し得る賞がなくなったとき、その回のゲームを終了する。
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