JP2008048844A - 使い捨てのパンツ型着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】脚周り開口が自動的に口を開く製造容易な使い捨てのパンツ型着用物品の提供。
【解決手段】シート状部材13を横方向へ延びる折曲線に沿って縦方向Yの上方へ二つに折り重ね、シート状部材13の側縁部16a,17a,16b,17bどうしを接合することによって使い捨てのパンツ型着用物品1が形成される。着用物品1の脚周り開口36a,36bは、側縁部16a,17a,16b,17bにおいて折曲線から上方へ所要寸法だけ離れた部位に始まるシート状部材13に対しての前方切り込み部46a,46bと後方切り込み部47a,47bとによって形成される。前方切り込み部46a,46bおよび後方切り込み部47a,47bの上方には上方弾性部材26,27が伸長状態で取り付けられ、前方切り込み部46a,46bおよび後方切り込み部47a,47bの下方には下方弾性部材28,29が伸長状態で取り付けられる。
【選択図】図1

Description

この発明は、胴周り開口の縁部と脚周り開口の縁部とが弾性的に伸長・収縮する使い捨てのパンツ型着用物品に関する。
従来、胴周り開口の縁部と脚周り開口の縁部とが弾性的に伸長・収縮する使い捨てのパンツ型着用物品は周知である。たとえば、特許第3401627号公報(特許文献1)には、この種の着用物品が吸収体製品という名の下に開示されている。この吸収体製品では、前身頃部分と後身頃部分との側縁部間に、これら側縁部を連結するサイドパネルが設けられている。サイドパネルは、伸縮性シート材料で形成されていて、縦方向の中間部分に形成された開口により、上部ゾーンと下部ゾーンとに区分されており、その開口は脚周り開口として使用される。サイドパネルは、着用物品の内側に向かって二つに畳まれており、サイドパネルの開口に脚を挿入するときには、上部ゾーンをそれが着用者の腰部に接するように着用物品の外側へ広げ、下部ゾーンをそれがももの内側へ接するように畳まれたままにしておく。
特許第3401627号公報
前記従来の着用物品では、脚周り開口を形成するために、前身頃部分および後身頃部分とは別体のサイドパネルをこれら両部分に取り付けなければならない。また、サイドパネルは、二つに畳まれているから、この着用物品を使用するときには、上部ゾーンを着用物品の外側へ広げる一方、下部ゾーンを着用物品の内側へ向けて畳まれたままにしておかなければならない。このように、この着用物品には、それを製造するときと着用するときとに手間がかかるという問題がある。
そこで、この発明は、前記問題を解消し得るような使い捨てのパンツ型着用物品の提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、互いに直交する横方向と縦方向と厚さ方向とを有し、前記横方向には一対の端縁部が並行して延びており前記縦方向には一対の側縁部が並行して延びているシート状部材が一対の前記端縁部を一致させるように前記横方向へ延びる折曲線に沿って前記縦方向の上方へ折り重ねられ、重なり合う前記側縁部どうしが接合して前後胴周り域と、股下域と、胴周り開口と、一対の脚周り開口とが形成されており、前記胴周り開口の縁部と前記脚周り開口の縁部とが弾性的に伸長・収縮可能である使い捨てのパンツ型着用物品である。
かかる着用物品において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記胴周り開口は、一対の前記端縁部によって画成されている。前記脚周り開口は、前記折曲線から前記上方へ所要寸法だけ離れた前記側縁部における部位に始まって前記前胴周り域の前記横方向内側へ延びる前記シート状部材に形成された前方切り込み部と、前記部位に始まって前記後胴周り域の前記横方向内側へ延びる前記シート状部材に形成された後方切り込み部とによって画成されている。前記シート状部材には、前記前方切り込み部および前記後方切り込み部の前記上方に、前記横方向へ延びる複数条の上方弾性部材が伸長状態で取り付けられる一方、前記前方切り込み部および後方切り込み部の下方に、前記横方向へ延びる複数条の下方弾性部材が伸長状態で取り付けられている。前記前方切り込み部および前記後方切り込み部の前記上方における近傍と前記下方における近傍とでは、前記上方および下方弾性部材が収縮した状態において、前記上方弾性部材が取り付けられている部分の前記シート状部材における一対の前記側縁部間の寸法が前記下方弾性部材が取り付けられている部分の前記シート状部材における一対の前記横方向の寸法よりも大きい。
この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記股下域の前記横方向中央部分には、前記前後胴周り域に向かって延びる体液吸収部が形成されていて、前記横方向において前記体液吸収部が前記体液吸収部の外側に位置する前記シート状部材よりも高い剛性を有している。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記股下域の前記横方向において前記体液吸収部の外側に位置する前記シート状部材は、前記下方弾性部材が収縮することにより、前記股下域を中心に前記前後胴周り域方向へU字状に湾曲している前記体液吸収部の前記前後胴周り域方向へ延びる側縁に沿って起立した状態となって、前記体液吸収部の両側に防漏堤を形成する。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記前方切り込み部と前記後方切り込み部とは、前記横方向へ水平に延びるように前記シート状部材に形成されたスリットである。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記着用物品の前記縦方向において、前記前方切り込み部の寸法が前記後方切り込み部の寸法よりも大きく形成されている。
この発明に係る使い捨てのパンツ型着用物品では、縦方向へ折り重ねられたシート状部材が側縁部どうしで接合している。その側縁部からは、前胴周り域の横方向内側へ前方切り込み部が延びる一方、後胴周り域の横方向内側へ後方切り込み部が延びることによって、脚周り開口が形成されている。前方切り込み部および後方切り込み部の上方には、着用物品の横方向へ延びる上方弾性部材が伸長状態で取り付けられており、前方切り込み部および後方切り込み部の下方には、横方向へ延びる下方弾性部材が伸長状態で取り付けられている。脚周り開口の近傍のうちで上方における近傍と下方における近傍とでは、上方および下方弾性部材が収縮した状態において、上方弾性部材を含む部分のシート状部材における横方向の寸法が下方弾性部材を含む部分のシート状部材における横方向の寸法よりも大きいから、この着用物品を着用するときに前胴周り域と後胴周り域とを環状に広げると、シート状部材は脚周り開口の上方で大きな環を形成し、脚周り開口の下方で小さな環を形成する。これらの環の大きさの違いによって、切り込み部よりも上方の部分と下方の部分との間に形成される脚周り開口は自動的に、大きく広がって脚の挿入が容易になる。かような脚周り開口は、着用物品に対して側縁部から横方向の内側へ延びる切り込み部を形成することによって得ることができるので、この着用物品の製造は容易である。
股下域の横方向中央部分に剛性の高い体液吸収部が形成されている態様のこの発明では、着用物品の横方向中央部分において下方弾性部材が収縮することを抑えて、その中央部分にしわが生じることを防ぐことができる。
下方弾性部材が収縮することによりシート状部材が体液吸収部の両側縁に沿って起立した防漏堤を形成する態様のこの発明では、脚周り開口が大きく広がって脚の挿入が容易になると同時に、着用物品の股下域における横漏れを防止することが容易になる。
この発明におけるその他の態様によって得られる効果は、以下の実施形態において明らかにされる。
添付の図面を参照してこの発明に係る使い捨てのパンツ型着用物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、使い捨てのパンツ型着用物品の一例であるパンツ型おむつ1の部分破断斜視図とおむつ1の部分破断側面図とであって、これらの図にはおむつ1の横方向と縦方向と前後方向とがX,Y,Zで示されていて、これら各方向X,Y,Zが互いに直交している。横方向Xはおむつ1の幅方向でもあるから、以下では横方向Xを幅方向Xと呼ぶこともある。また、縦方向Yはおむつ1の上下方向でもあるから、以下では縦方向Yを上下方向Yと呼ぶこともある。おむつ1は、前胴周り域6と、後胴周り域7と、これら両域6,7それぞれの幅方向Xにおける中央部分6c,7cにつながる股下域8とを有する。これら前胴周り域6と後胴周り域7と股下域8とは、互いに重なり合って間欠的に接合している内面シート11と外面シート12とからなるシート状部材13によって形成されていて、前胴周り域6と後胴周り域7とは、中央部分6c,7cから幅方向Xの両側へ延びる側方部分6a,6bと7a,7bとを有する(図3参照)。側方部分6a,6b,7a,7bのそれぞれは上下方向Yへ延びる側縁部16a,16b,17a,17bを有し、側縁部16aと17aおよび側縁部16bと17bとが合掌状に重なり合い、上下方向Yにおいて間欠的に並ぶ複数の溶着部位18a,18bにおいて接合している。股下域8は、前胴周り域6の中央部分6cにつながる前部中央8fと、後胴周り域7の中央部分7cにつながる後部中央8rと、これら前部中央8fと後部中央8rとの側方に形成された防漏堤19a,19bとを有する。防漏堤19a,19bは、前方部分21a,21bと後方部分22a,22bとによって形成されており、前方部分21aと後方部分22aとが側縁部16a,17aの下方において接合している。また、前方部分21bと後方部分22bとは、側縁部16b,17bの下方において接合している。そして、前方部分21a,21bのそれぞれと後方部分22a,22bのそれぞれとの接合は、これらの部分21a,21b,22a,22bの縁部41a,41b,42a,42b(図3参照)に上下方向Yへ間欠的に並ぶように形成された溶着部位23a,23b(図3参照)で行われている。前後胴周り域6,7における内面シート11と外面シート12との間には、幅方向Xへ互いに平行して延びる複数条の胴周り域弾性部材26,27があって、これら弾性部材26,27が内面シート11と外面シート12との少なくとも一方にホットメルト接着剤(図示せず)を介して伸長状態で接合している。股下域8の前方部分8fと後方部分8rとにおける内面シート11と外面シート12との間には、弾性部材26,27に平行して延びる複数条の股下域弾性部材28,29があって、これら弾性部材28,29が内面シート11と外面シート12との少なくとも一方にホットメルト接着剤(図示せず)を介して伸長状態で接合している。
かように形成されている図1のおむつ1は、胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とが収縮した状態にある。その前後胴周り域6,7は環状を成すように広げられていて、前胴周り域6の中央部分6cと側方部分6a,6bとにおける端縁部31と、後胴周り域7の中央部分7cと側方部分7a,7bとにおける端縁部32とが、胴周り開口33を画成している。前後胴周り域6,7の側方部分6a,6b,7a,7bは、端縁部31に平行する下縁部33a,33bと端縁部32に平行する下縁部34a,34bとを有していて、防漏堤19a,19bが、図2においてほぼ水平に前後方向Zへ延びる上縁部35a,35bを有しており、これら下縁部33a,34aと上縁部35aとの間、および下縁部33b,34bと上縁部35bとの間には脚周り開口36a,36bが形成されている。防漏堤19a,19bは、おむつ1の底部から上方に向かって起立した状態にあると同時に、前後方向Zへ直線的に延びた状態にある。おむつ1の内側では、体液吸収部を形成するパッド部材40が内面シート11に対して接合されている。パッド部材40は、股下域8において防漏堤19aと19bとの間にあって、前後胴周り域6,7に向かって延びている。胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29との収縮によって、側方部分6a,6b,7a,7bと防漏堤19a,19bとには多くのひだが生じている。また、パッド部材40が接合していて剛性の高い中央部分6c,7cと前部中央8fと後部中央8rとにも少なめではあるがひだが生じている。
図3は、図1のおむつ1において溶着部位18a,18b,23a,23bで互いに接合しているシート部材13どうしを剥がし、そのシート部材13を幅方向Xと前後方向Zとに伸展してあるおむつ1’の部分破断図であって、図中の胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とは、幅方向Xへ伸長された状態にある。図3にはまた、おむつ1’の幅を二等分する縦中心線P−Pと、おむつ1’の縦方向Yの長さを二等分する横中心線Q−Qも示されている。このように伸展したシート状部材13は、横方向Xと縦方向Yとを有する他に、これら両方向X,Yに直交する厚さ方向を有しているが、その厚さ方向の符号は省略されている。シート状部材13では、図1における端縁部31,32が横方向Xへ対を成して互いに平行に延びている。また、図1における側縁部16aと17aとが縦方向Yにおいて同一線上にあってシート部材13の一方の側縁部15aを形成しており、側縁部16bと17bとが縦方向Yにおいて同一線上にあってシート状部材13のもう一方の側縁部15bを形成している。側縁部16aと17aとの間では、シート状部材13が横向きV字形に切り欠かれており、側縁部16bと17bとの間でも、シート状部材13が横向きV字形に切り欠かれている。シート状部材13においてV字形を画いている縁部は、図1の防漏堤19a,19bにおける縁部41a,41b,42a,42bとなる部位である。図3におけるこれら両V字形の縁部は、縦中心線P−Pに関して対称に形成されている。
図3のシート状部材13における前胴周り域6には、横中心線Q−Qから下方へ所要寸法fだけ進んだ側縁部16a,16b上の部位において体液吸収用パネル40の両側近傍にまで水平に延びる前方切り込み部46a,46bが形成されている。また、後胴周り域7には、横中心線Q−Qから上方へ所要寸法fだけ進んだ側縁部17a,17b上の部位においてパネル40の両側近傍にまで水平に延びる後方切り込み部47a,47bが形成されている。これら前方切り込み部46a,46bと後方切り込み部47a,47bとは、シート状部材13に形成されたスリットであって、横中心線Q−Qに関して対称となるように形成されている。
胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とは、横中心線Q−Qに平行して水平に延びている。胴周り域弾性部材26,27は、前後胴周り域6,7の側縁部16aと16bとの間、および側縁部17aと17bとの間に延びている。また、股下域弾性部材28,29は、側縁部41aと41bとの間、および側縁部42aと42bとの間に延びている。
シート状部材13における内面シート11の縦中心線P−P上には、パッド部材40が取り付けられている。パッド部材40は、透液性のトップシート51と、不透液性のバックシート52と、これら両シート51,52間に介在する液吸収性の芯材53とを有している。トップシート51とバックシート52とは、芯材53の周縁から延出する部分において、接着または溶着により接合している。バックシート52は、内面シート11に対して接着または溶着により接合している。内面シート11と外面シート12とには、透液性または不透液性の不織布や織布、プラスチックフィルムなどが使用される。芯材53は、粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水性ポリマー粒子との混合物等を透液性のティシュペーパや不織布で被覆することによって形成されている。バックシート52は、接着または溶着により、内面シート11に接合している。
かように形成されている図3のおむつ1’は、内面シート11を内側にしてシート状部材13を折曲線となる横中心線Q−Qに沿って縦方向Yの上方へ折り畳み、そのときに重なり合う前後胴周り域6,7の側縁部16aと17a、16bと17bを溶着部位18a,18bにおいて接合し、股下域8における側縁部41aと42a、41bと42bを溶着部位23a,23bにおいて接合する。シート状部材13には、切り込み部46a,46b,47a,47bが形成されていることによって、前後胴周り域6,7における下縁部33a,33b,34a,34bと防漏堤19a,19bにおける上縁部35a,35bとが形成される。加えて、図3のおむつ1’では、胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とが収縮したときに、切り込み部46aと46b、47aと47bの近傍において、前後胴周り域6,7の溶着部位18aと18bとの間の幅が股下域8の溶着部位23aと23bとの間の幅よりも大きくなるように、胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とが使い分けられている。例えば、胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とが同じ糸ゴムで形成される場合には、股下域弾性部材28,29が胴周り域弾性部材26,27よりも高い伸長率でシート部材13に取り付けられる。
これら弾性部材26,27,28,29の収縮の影響を図1のおむつ1でみると、胴周り方向において、前後胴周り域6,7における下縁部33aと34aとの長さの和が、股下域8における上縁部35aの長さよりも長くなり、前後胴周り域6,7における下縁部33bと34bとの長さの和が股下域8における上縁部35bの長さよりも長くなる。胴周り域弾性部材28,29の収縮状態を維持しながら、前後胴周り域6,7を環状に広げてパッド部材40をU字形に変形させると、股下域8のうちで防漏堤19a,19bを形成している部分のシート状部材13がパッド部材40の側縁に沿って起立するとともに前後方向Zへ直線状に延びて、脚周り開口36a,36bが大きく広がる。なお、パッド部材40は、弾性部材26,27,28,29の収縮力によって幅方向Xへ極端に収縮したり折曲されたりすることがない程度の高い剛性を有しているので、弾性部材26,27の収縮は、主として前後胴周り域6,7の側方部分6a,6b,7a,7bにおけるシート状部材13の収縮となって現れ、弾性部材28,29の収縮は、主として股下域8のうちの防漏堤19a,19bを形成しているシート状部材13の収縮となって現れている。したがって、見掛け上は、切り込み部46a,46b,47a,47bの近傍におけるおむつ1の幅がこれら切り込み部46a,46b,47a,47bの直上では大きく、直下では小さくなっている。
図4は、図1のおむつ1を製造する工程の部分図であって、一部分が破断して示されている。また、図には、機械方向とこれに直交する交差方向とがMDとCDとで示されている。
図4の工程Iでは、外面シート12となるべき外面シート連続体112が機械方向MDへ供給される。外面シート連続体112には、機械方向MDにおいて連続している複数条の第1〜第4弾性部材126〜129が伸長状態で取り付けられている。第1,2弾性部材126,127は胴周り域弾性部材26,27となるべきものであり、第3,4弾性部材128,129は股下域弾性部材28,29となるべきものであって、第3,4弾性部材128,129には、後記するシート状連続体113を第1,2弾性部材126,127よりも大きく収縮させることができるものが使用される。
工程IIでは、内面シート11となるべき内面シート連続体111が機械方向MDへ供給され、外面シート連続体112に接着または溶着により接合されて、第1〜第4弾性部材126〜129がこれら連続体111,112によってサンドウィッチされているシート状連続体113が得られる。
工程IIIでは、シート状連続体113における内面シート連続体111に対してパッド部材140が機械方向MDにおいて一定の間隔で取り付けられる。隣り合うパッド部材140とパッド部材140との中点(図示せず)を通る鎖線C−Cは、後の工程におけるシート状連続体113に対しての切断予定線である。
工程IVでは、シート状連続体113が、これを交差方向CDにおいて二等分する中心線A−Aに沿って、内面シート連続体111を内側にして折り重ねられる。
工程Vでは、切断予定線C−Cの両側に、切断予定線C−Cに関して対称であり、切断予定線C−Cに平行する溶着部位集合部118a,118bと、切断予定線C−Cと交差する方向へ延びる溶着部位集合部123a,123bとが形成されて、重ねられたシート状連続体113どうしが接合される。
工程VIでは、溶着部位集合部118a,118bと交差して機械方向MDへ延びる複合切り込み部146,147がシート状連続体113に形成される。複合切り込み部146,147は、折り重ねられたシート状連続体113に対してそれを厚さ方向において貫通するように形成されたスリットであって、機械方向MDにおける長さと、中心線A−Aからの交差方向CDにおける距離dとが同じであって、隣り合うパッド部材140と140との間に延びている。
工程VIIでは、シート状連続体113のうちで、溶着部位集合部123aと123bとの下方にある部分113sが切り取られる。
工程VIIIでは、切断予定線C−Cに沿ってシート状連続体113が切断されて、個別のおむつ1が得られる。
製造工程I〜VIIIにおいて使用された材料と個別のおむつ1における材料とは、次のように対応している。即ち、内面シート連続体111と外面シート連続体112とは、内面シート11と外面シート12とになる。弾性部材126,127,128,129のそれぞれは、胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とになる。パッド部材140はパッド部材40になる。各工程において形成された溶着部位集合部118a,118b,123a,123bは、溶着部位18a,18b,23a,23bになる。複合切り込み部146は、切り込み部46aと46bとになり、複合切り込み部147は、切り込み部47aと47bとになって、これら切り込み部46a,46b,47a,47bによっておむつ1の脚周り開口19a,19bが形成される。
図4に示されている個別のおむつ1は、図1のおむつ1と同じものではあるが、胴周り域弾性部材26,27と股下域弾性部材28,29とが機械方向MDへ伸長された状態にある。このおむつ1が自由状態に置かれると、これら弾性部材26,27,28,29は収縮する。その収縮では、胴周り域弾性部材26,27を含む部分のシート状部材13の幅が股下域弾性部材28,29を含む部分のシート状部材13の幅よりも大きくなっている。図1に示されるおむつ1の典型的な例においては、前後胴周り域6,7における側方部分6a,6b,7a,7bよりも股下域8の防漏堤19a,19bにおける上縁部35a,35bの方が図4の機械方向MD、即ちおむつ1の幅方向Xへ大きく収縮している。弾性部材26,27,28,29が収縮状態にあるおむつ1はさらに、胴周り開口33が環状に広がった図1,2の状態になると、既述のとおり、前後胴周り域6,7の下縁部33aと34aとの長さの和よりも、防漏堤19aの上縁部35aの長さの方が見掛け上短くなっており、また、前後胴周り域6,7の下縁部33bと34bとの長さの和よりも、防漏堤19bの上縁部35bの長さの方が見掛け上短くなっているので、脚周り開口19a,19bは自動的に大きく広がって、脚の挿入が容易になる。この脚周り開口19a,19bは、それに挿入された脚に対して、脚周り開口19a,19bの近傍に取り付けられている胴周り域弾性部材26,27がももの外側に弾性的に密着可能であり、股下域弾性部材28,29がももの内側に弾性的に密着可能である。
図4の工程から明らかなように、脚周り開口19a,19bは、機械方向MDへ平行に延びる弾性部材126と128との間および127と129との間に機械方向MDへ延びる複合切り込み部146,147を形成することによって簡単に得ることができる。したがって、おむつ1は、シート状連続体113を高速で機械方向MDへ走行させて生産しようとする場合でも、弾性的な脚周り開口を形成することが容易で、脚周り開口を形成する工程がおむつ1の高速生産において律速段階になるということがない。
図5は、この発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図である。図5のおむつ1は、図2におけるおむつ1の脚周り開口36a,36bとは形状の異なる脚周り開口を有している。図5に示された脚周り開口36aでは、前胴周り域6の下縁部33aと防漏堤19aの上縁部35aとの間の縦方向Yにおける前方離間寸法Hが後胴周り域7の下縁部34aと防漏堤19aの上縁部35aとの縦方向Yにおける後方離間寸法Hよりも大きく形成されている。乳幼児用のおむつ1であれば、例えば前方離間寸法Hを5〜70mm、後方離間寸法Hを0〜20mmにするとともに、寸法Hと寸法Hとの差を少なくとも5mmにすることが好ましい。なお、寸法Hが0mmであるとは、図2の場合と同様に、後胴周り域7にスリットを入れることによって後胴周り域7の下縁部34aと防漏堤19aの上縁部35aとが形成されていることを意味している。脚周り開口36aの縁部は、下縁部33aに設けられた水平な前胴周り域弾性部材26,下縁部34aに設けられた水平な後胴周り域弾性部材27および上縁部35aに設けられた水平な股下域弾性部材28,29の存在によって弾性的に伸長・収縮する。図5のおむつ1は、図1〜3のおむつ1と同様に縦中心線Pに関して対称なものであって、図示されていないもう一方の脚周り開口は、図示された脚周り開口19aと対称に形成される。かような図5のおむつ1では、前胴周り域6の側方部分6a,6b(図3参照)による身体の被覆面積を図示の如く小さくする一方、後胴周り域7の側方部分7a,7bによる身体の被覆面積を図示の如く大きくしておくことによって、図3のおむつ1の着用感を改良することができる。
図6は、図5のおむつ1の製造工程を示す図4と同様な図である。
図6の工程Iでは、外面シート連続体112が機械方向MDへ供給される。外面シート連続体112には、機械方向MDにおいて連続している複数条の第1〜第4弾性部材126〜129が伸長状態で取り付けられている。これら第1〜第4弾性部材126〜129のうちで、第2〜第4弾性部材127〜129は、図4におけるものと同じであるが、第1弾性部材126は、後記する切り込み部146と重なることがないように、使用本数および/または外面シート連続体112に対する配置が図4における第1弾性部材126とは違っている。
第II,III工程は、図4のそれと同様で、第II工程で得られるシート状連続体113にパッド部材140が取り付けられる。
工程IVでは、切断予定線C−Cと交差して機械方向MDへ延びる第1,2複合切り込み部146,147がシート状連続体113に形成される。第1複合切り込み部146は、機械方向MDにおいてパッド部材140と140との間に延びていて、中心線A−Aから交差方向CDへ寸法dだけ離間するとともに、交差方向CDにおいて寸法H(図5参照)だけ切り取られている。第2複合切り込み部147は、機械方向MDにおいてパッド部材140と140との間に延びていて、中心線A−Aから交差方向CDへ寸法dだけ離間しており、交差方向CDにおいて寸法H(図5参照)だけ切り取られている。ただし、図示の第2複合切り込み部147は、寸法Hが実質的な意味において0mmのスリットとして画かれている。
工程Vでは、シート状連続体113が中心線A−Aに沿って、内面シート連続体111が内側となるように折り重ねられる。
工程VIでは、溶着部位集合部118a,118bと溶着部位集合部123a,123bが形成されて、折り重ねられたシート状連続体113どうしが接合される。これらの溶着部位集合部118a,118b,123a,123bは、シート状連続体113どうしが接合するように形成されるものではあるが、図示の如く第1複合切り込み部146の内側にのぞくシート状連続体113に対して形成されていてもよい。
工程VIIでは、溶着部位集合部123aと123bとの下方にある部分113sが切り取られる。
工程VIIIでは、切断予定線C−C線に沿ってシート状連続体113が切断されて、図5に例示の個別のおむつ1が得られる。
図6の工程によれば、工程Vにおけるシート状連続体113の折り重ねに先立って、シート状連続体113に第1,2複合切り込み部146,147が形成されるので、前胴周り域6と後胴周り域7とにおける脚周り開口19a,19bの形状に図5の如く違いをつけることができる。
図7もまた、この発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図である。図7のおむつ1では、前胴周り域弾性部材26のうちで脚周り開口19aの直上に設けられている前胴周り域弾性部材26xと、股下域前方部分8の弾性部材28のうちで脚周り開口19aの直下に設けられている弾性部材28yとが、脚周り開口19aの前方部位56において交差している。また、後胴周り域弾性部材27のうちで脚周り開口19aの直上に設けられている後胴周り域弾性部材27xと、股下域後方部分8rの弾性部材29のうちで脚周り開口19aの直下に設けられている弾性部材29yとが、脚周り開口19aの後方部位57において交差している。さらにはまた、弾性部材26xと27xとが、図示してはいないが、互いに接合している側縁部16a,17aにおいて実質上ひとつながりとなるように重なり合っているかまたは接近した状態にあり、弾性部材28yと29yもまた、互いに接合している縁部41a,42aにおいて、実質上ひとつながりとなるように重なり合っているかまたは接近した状態にある。それゆえ、図7のおむつ1では、これら弾性部材26x,27x,28y,29yが環状の弾性域を形成して、その弾性域が脚周り開口19aに挿入された脚の周縁部全体に密着するので、おむつ1は漏れ防止効果の高いものになる。おむつ1は、縦中心線P−P(図3参照)に関して対称に作られるものであるから、図示していないもう一方の脚周り開口についても同様な効果が得られる。このおむつ1において、弾性部材26x,27x,28y,29yは、脚周り開口19aの周縁部にあればよいもので、前後胴周り域6,7や股下域8を横断していなくてもよいものである。
図8は、おむつ1の製造工程の一例を示す図4と同様な工程の部分図である。図8の工程VIでは、複合切り込み部146,147の上方に図4と同様に切断予定線C−Cを挟んで互いに接近した溶着部位集合部118a,118bが形成される一方、複合切り込み部146,147の下方には、図4の溶着部位集合部123a,123bとは異なり、機械方向MDに互いに大きく離間している溶着部位集合部123a,123bが形成されている。また、工程VIIでは、図4の部分113sよりも機械方向MDにおける幅の大きい部分113sが切り取られている。図4の工程に示されているおむつ1では、複合切り込み部146によって形成される前後胴周り域6,7の下縁部33aと34aとの長さの和および下縁部33bと34bとの長さの和のそれぞれは、防漏堤19a,19bの上縁部35a,35bそれぞれの長さと同じであって、弾性部材26,27,28,29の作用によって上縁部35a,35bの長さの方が見掛け上短くなっていたのであるが、図8のおむつ1では、上縁部35a,35bの長さが、下縁部33aと34aとの長さの和および33bと34bとの長さの和よりも実際に短くなっている。このような上縁部35a,35bは、弾性部材26,27の作用によって図示の状態よりもさらに短くなる。
この発明は、図示例において内面シート11における肌当て面に取り付けたパッド部材40を、内面シート11と外面シート12との間に介在させて実施することもできる。その場合には、内面シート11に透液性シートを使用する。また、外面シート12には、不透液性シートを使用することが好ましい。さらに、この発明は、パッド40を使用することのないパンツ型着用物品として実施することもできる。そのような着用物品は、使い捨てパンツ、使い捨てのトレーニングパンツ、失禁患者用パンツ等として有用である。さらには、内面シート11と外面シート12とで形成されているシート状部材13を、これら両シート11,12のいずれかのみで形成されたものに代えることができる。図示例の胴周り域弾性部材26,27や股下域弾性部材28,29は、縦中心線P−Pの近傍において切断したり、部分的に切除したりしておくならば、パッド40部材40やパッド部材40を覆っている内外面シート11,12に図1の如きひだを作ることがない。この発明では、複数条の胴周り域弾性部材26や27を伸長状態の異なるもので構成することができる。同様に、複数条の股下域弾性部材28や29を伸長状態の異なるもので構成することができる。
この発明によれば、脚周り開口を自動的に大きく広げることが可能な使い捨てパンツ型着用物品を簡単に製造することができる。
パンツ型おむつの部分破断斜視図。 パンツ型おむつの部分破断側面図。 パンツ型おむつの分解伸展図。 パンツ型おむつの製造工程図。 発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図。 図5のおむつの製造工程図。 発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図。 おむつの製造工程の一例を示す図4と同様な図。
符号の説明
1 パンツ型おむつ
6 前胴周り域
7 後胴周り域
8 股下域
13 シート状部材
15a,15b 側縁部
19a,19b 防漏堤
26,26x 上方弾性部材
27,27x 上方弾性部材
28,28x 下方弾性部材
29,29x 下方弾性部材
31 端縁部
32 端縁部
33 胴周り開口
36a,36b 脚周り開口
40 体液吸収部
46a,46b 前方切り込み部
47a,47b 後方切り込み部
f 折曲線からの所要寸法
Hf 前方切り込み部の寸法
Hr 後方切り込み部の寸法
Q−Q 折曲線
X 横方向
Y 縦方向

Claims (5)

  1. 互いに直交する横方向と縦方向と厚さ方向とを有し、前記横方向には一対の端縁部が並行して延びており前記縦方向には一対の側縁部が並行して延びているシート状部材が一対の前記端縁部を一致させるように前記横方向へ延びる折曲線に沿って前記縦方向の上方へ折り重ねられ、重なり合う前記側縁部どうしが接合して前後胴周り域と、股下域と、胴周り開口と、一対の脚周り開口とが形成されており、前記胴周り開口の縁部と前記脚周り開口の縁部とが弾性的に伸長・収縮可能である使い捨てのパンツ型着用物品であって、
    前記胴周り開口は、一対の前記端縁部によって画成されており、
    前記脚周り開口は、前記折曲線から前記上方へ所要寸法だけ離れた前記側縁部における部位に始まって前記前胴周り域の前記横方向内側へ延びる前記シート状部材に形成された前方切り込み部と、前記部位に始まって前記後胴周り域の前記横方向内側へ延びる前記シート状部材に形成された後方切り込み部とによって画成されており、
    前記シート状部材には、前記前方切り込み部および前記後方切り込み部の前記上方に、前記横方向へ延びる複数条の上方弾性部材が伸長状態で取り付けられる一方、前記前方切り込み部および後方切り込み部の下方に、前記横方向へ延びる複数条の下方弾性部材が伸長状態で取り付けられていて、前記前方切り込み部および前記後方切り込み部の前記上方における近傍と前記下方における近傍とでは、前記上方および下方弾性部材が収縮した状態において、前記上方弾性部材が取り付けられている部分の前記シート状部材における前記横方向の寸法が前記下方弾性部材が取り付けられている部分の前記シート状部材における前記横方向の寸法よりも大きいことを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記股下域の前記横方向中央部分には、前記前後胴周り域に向かって延びる体液吸収部が形成されていて、前記横方向において前記体液吸収部が前記体液吸収部の外側に位置する前記シート状部材よりも高い剛性を有している請求項1記載の着用物品。
  3. 前記股下域の前記横方向において前記体液吸収部の外側に位置する前記シート状部材は、前記下方弾性部材が収縮することにより、前記股下域を中心に前記前後胴周り域方向へU字状に湾曲している前記体液吸収部の前記前後胴周り域方向へ延びる側縁に沿って起立した状態となって、前記体液吸収部の両側に防漏堤を形成している請求項1または2記載の着用物品。
  4. 前記前方切り込み部と前記後方切り込み部とは、前記横方向へ水平に延びるように前記シート状部材に形成されたスリットである請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
  5. 前記着用物品の前記縦方向において、前記前方切り込み部の寸法が前記後方切り込み部の寸法よりも大きく形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
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