JP2008048579A - 駆動制御装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ検出器が異常である場合に代替情報を生成してモータの運転を継続する駆動制御装置を得る。
【解決手段】駆動制御装置8は、モータ検出器13のモータ位相制御情報に基づいてモータ12をフィードバック制御するフィードバックループと、自軸のモータ検出器13に異常が有るか無いかを判定する異常判定処理部(異常判定部)38と、自軸のモータ検出器13のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を他軸の情報から生成するエンコーダ位相生成回路部(代替えデータ生成部)47と、異常判定部38の判定に基づいて、自軸のモータ検出器13に異常が無い場合にフィードバックループが自軸のモータ検出器13のモータ位相制御情報を使用して、異常が有る場合にフィードバックループが代替えデータ生成部47の生成するモータ位相制御情報を使用するように選択する選択回路39とを備えている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、他の駆動制御装置ともに一つの機構を駆動する駆動制御装置及びその制御方法に関するものであり、所定の軸のモータ検出器或いは位置計測センサが異常となった場合に例えば他の軸の情報から代替えの情報を生成することにより運転を継続することを可能とする駆動制御装置及びその制御方法に関するものである。
複数の駆動軸によって一つの機械構成部分を同期駆動するシステムに使用される駆動制御装置として、以下のものが提案されている。すなわち、駆動制御装置は、エンコーダ付きの2台のサーボモータによって一つの出力軸を駆動する。そして、2台のサーボモータのうち、いずれか1台の第1のサーボモータは上位コントローラから位置または速度指令を受け指令通りの操作量となるようにトルクを発生する。そしてさらに、第1のサーボモータの発生しようとしているトルク指令値を第2のサーボモータに対するトルク指令値とすることにより、第2のサーボモータが第1のサーボモータと同じトルクを発生するように制御する(例えば特許文献1参照)。
特開平8−84492号公報
上記のような従来の駆動制御装置においては、いずれか1台のサーボモータのエンコーダからの出力信号が異常である場合に、保護機能が働いてサーボモータの駆動を停止させる。特に、2台のサーボモータのうち1台目のサーボモータに異常が発生した場合には、位置指令に対する制御が行えなくなり、駆動を停止せざるをえない。
2台目のサーボモータのみが故障した場合は、1台目のサーボモータにて運転を続行することが可能であるが、機械へ供給できるトルクが半減するため、加速時間、稼動時間間隔など運転条件が大幅に制約されることとなる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、いずれかの軸のモータ検出器或いは位置計測センサが異常である場合に、異常となった検出機器の情報を使用せずこれを代替えする代替情報を生成することにより異常となった軸のモータの運転を継続することを可能とする駆動制御装置及びその制御方法を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明にかかる駆動制御装置は、他の駆動制御装置とともに一つの機構を駆動する駆動制御装置であって、モータ検出器のモータ位相制御情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループと、自軸のモータ検出器に異常が有るか無いかを判定する異常判定部と、自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を他軸の情報から生成する代替えデータ生成部と、異常判定部の判定に基づいて、自軸のモータ検出器に異常が無い場合にフィードバックループが自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報を使用して、自軸のモータ検出器に異常が有る場合にフィードバックループが代替えデータ生成部の生成するモータ位相制御情報を使用するように選択する選択回路とを備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる他の駆動制御装置は、他の駆動制御装置とともに一つの機構を駆動するとともに位置計測センサの情報に基づいて位置制御を行う駆動制御装置であって、位置計測センサの位置情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループと、位置計測センサに異常が有るか無いかを判定する異常判定部と、位置計測センサの位置情報の代替えの位置情報を自軸或いは他軸のモータ検出器の情報から生成する代替えデータ生成部と、異常判定部の判定に基づいて、位置計測センサに異常が無い場合にフィードバックループが位置計測センサの位置情報を使用して、位置計測センサに異常が有る場合にフィードバックループが代替えデータ生成部の生成する位置情報を使用するように選択する選択回路とを備えたことを特徴とする。
さらに、この発明にかかる駆動制御装置の制御方法は、他の駆動制御装置とともに一つの機構を駆動する駆動制御装置の制御方法であって、モータ検出器のモータ位相制御情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループにおいて、自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を他軸の情報から生成しておき、自軸のモータ検出器に異常が有るか無いかを判定して、自軸のモータ検出器に異常が無い場合にフィードバックループが自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報を使用して、自軸のモータ検出器に異常が有る場合にフィードバックループが代替えのモータ位相制御情報を使用するように選択することを特徴とする。
さらにまた、この発明にかかる駆動制御装置の制御方法は、他の駆動制御装置とともに一つの機構を駆動するとともに位置計測センサの情報に基づいて位置制御を行う駆動制御装置の制御方法であって、位置計測センサの位置情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループにおいて、位置計測センサの位置情報の代替えの位置情報を自軸或いは他軸のモータ検出器の情報から生成しておき、位置計測センサに異常が有るか無いかを判定して、位置計測センサに異常が無い場合にフィードバックループが位置計測センサの位置情報を使用して、位置計測センサに異常が有る場合にフィードバックループが代替えの位置情報を使用するように選択することを特徴とする。
この発明にかかる駆動制御装置および駆動制御装置の制御方法によれば、いずれかの軸のモータ検出器或いは位置計測センサが異常である場合に、異常となった検出機器の情報を使用せずこれを代替えする代替情報を生成することにより異常となった軸のモータの運転を継続することを可能とする。
以下、本発明にかかる駆動制御装置及びその制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図1から図4を用いて説明する。図1は本実施の形態の駆動制御装置を搭載する走行台車の構成図である。図1において、走行台車1は、原点側に設けられた一対の原点側タイヤ2と終端側に設けられた一対の終端側タイヤ24とを有している。走行台車1は、これら原点側タイヤ2および終端側タイヤ24によって地上に敷設されたレール3の軌道上を走行することができるようにされている。
原点に対応する位置に原点側鉄片22が取り付けられている。一方、走行台車1側には原点側鉄片22と高さを合わせて取り付けられた原点側センサ4が設けられている。走行台車1は原点側センサ4が原点側鉄片22の近傍を通過することにより、原点に到達したことを示す情報を得ることができる。またレール3の原点と逆側においては、終端側鉄片23が取り付けられており、走行台車1は終端側センサ5が終端側鉄片23の近傍を通過することにより、終端に到達したことを示す情報を得ることができる。
走行台車1の内部には位置決めコントローラ7が装備されている。この位置決めコントローラ7は走行台車1の運転を管理している。位置決めコントローラ7にはネットワークを介して#1から#4の4台の駆動制御装置が接続されている。第1の駆動制御装置(#1:自軸)8は第1のサーボモータ12と接続され、第1のエンコーダ13(モータ検出器)の情報を得ながら駆動制御を行う。なお第1の駆動制御装置8は第2のエンコーダ15(モータ検出器)の情報も常時入手している。また、第1の駆動制御装置8はさらに位置計測センサ6の情報を常時得ることができるようにされており、これによりレール3上の絶対位置を認識しており、これら情報により位置制御を行っている。
第2の駆動制御装置(#2:他軸)9はネットワーク経由で第1の駆動制御装置8のトルク指令の情報を入手可能とされている。第2の駆動制御装置9はこのトルク制御により第2のサーボモータ14を駆動している。なお第2の駆動制御装置9は第2のエンコーダ15(モータ検出器)の情報も常時入手している。第2のサーボモータ14は原点側ギアボックス20によって第1のサーボモータ12と結合されており、両方のサーボモータ12,14の発生トルクによって原点側タイヤ2の駆動を行っている。
同様に第3の駆動制御装置(#3)10、第4の駆動制御装置(#4)11についてもネットワーク経由で第1の駆動制御装置8に接続されており、第1の駆動制御装置8から出力されるトルク指令の情報をもとに、第3のサーボモータ16、第3のエンコーダ17(モータ検出器)、第4のサーボモータ18および第4のエンコーダ19(モータ検出器)に対してトルク制御を行っている。第3のサーボモータ16と第4のサーボモータ18からの発生トルクは終端側ギアボックス21によって伝達され終端側タイヤ24の駆動を行っている。
図2は第1の駆動制御装置8の内部回路を示すブロック図である。図2中図1と同様の部分は同一の番号を付しその説明を省略する。図2において、ネットワークI/Fコネクタ30は、位置決めコントローラ7及び第2の駆動制御装置9等との信号の受け渡し口となっており、位置決めコントローラ7からの位置指令入力や他の駆動制御装置からのトルク制御指令、エンコーダ位置などの情報を含む種々の情報が受け渡される。
位置指令取得処理部31は、このネットワークI/Fコネクタ30から位置指令入力を取り出し、内部の制御処理部(位置制御処理部32、速度制御処理部33、電流制御処理部34)に受け渡す。位置制御処理部32は、その位置指令と位置計測センサ6からのフィードバックによって、位置フィードバックループを形成し速度指令を出力する。位置制御ゲイン48は位置フィードバックループ処理の応答性を決めている。速度制御処理部33は、サーボモータ12からの速度フィードバックを速度変換処理部40を介して受け取り、速度フィードバックループを形成してトルク指令を出力する。速度制御ゲイン49は速度フィードバックループ処理の応答性を決めている。電流制御処理部34は、電流検出器36からの電流フィードバックを受け取り、電流フィードバックループを形成し電圧指令信号を出力する。電流制御ゲイン50は、電流フィードバックループ処理の応答性を決めている。ゲイン変更処理部51(ゲイン変更部)は、所定の場合に各制御処理部(位置制御処理部32、速度制御処理部33、電流制御処理部34)のゲインを変更する。電圧変換回路35は、電流制御処理部34で出力された電圧指令信号を元に第1のサーボモータ12へ供給する電流に変換する。そして、第1のエンコーダ13と第1の駆動制御装置8とは、パルス列やシリアル通信などによって情報のやり取りが行われるようにされており、情報はエンコーダI/F処理部37によって駆動制御装置8の内部で扱える形式に変換される。
異常判定処理部(異常判定部)38は、エンコーダI/F処理部37における情報が正常に取得できているか否かを常時監視しており、その状態をエンコーダI/F状態データ52として記録している。そして、正常に取得されたエンコーダ情報は、選択回路39を通じて、制御処理部(速度制御処理部33、電流制御処理部34)に渡される。この情報を、電流制御処理部34においては、サーボモータの電流位相角の情報として使用し、また速度制御処理部33においては、サーボモータの速度フィードバックとして使用する。速度変換回路40はその速度フィードバックへの単位変換処理を行っている。
次に、エンコーダ位相生成回路部(代替えデータ生成部)47の各部分について説明する。まず、他軸エンコーダデータ取得処理部(他軸検出器情報取得部)42は、ネットワークを介して常に第2の駆動制御装置9からの第2のエンコーダ15(他軸のモータ検出器)の情報を取得している。そして、エンコーダ位相差算出処理部(推定値判定部)43は、第1のエンコーダ13(自軸のモータ検出器)と第2のエンコーダ15の情報とに基づいて、それぞれの位相差を演算し、位相差データ44に常時格納している。
なお、本実施の形態のエンコーダ位相差算出処理部43は、上記のように第1のエンコーダ13と第2のエンコーダ15の情報とに基づいて位相制御情報差を演算し位相差データ44に格納している。しかしながら、第1のエンコーダ13と位置計測センサ6の情報に基づいて位相制御情報差を演算してもよい。
エンコーダ位相差算出処理部43は、正常時のデータと比較して位相差データ44が利用できるか否かを判断する。そして、この位相差データ44が利用できるか否かの情報は、推定値利用可能フラグ55に保存される。仕様により位相差データ44および推定値利用可能フラグ55はさらに不揮発性メモリ45に保存可能とされ、第1の駆動制御装置8が電源を落とされ再投入された直後も不揮発性メモリ45から読み出して利用することができるようにされている。
さらに、エンコーダ第2位相作成処理部46は、位相差データ44と第2のエンコーダ15の情報から、第1のエンコーダ13の代替えとして使用可能なエンコーダ第2位相データ41を生成する。また、エンコーダ第3位相作成処理部53は、位相差データ44と第1のエンコーダ13の情報から、第2のエンコーダ15の代替えとして使用可能なエンコーダ第3位相データ54を生成する。
図3は第2の駆動制御装置9の内部回路を示すブロック図である。図3中図1または図2と同様の部分は同一の番号を付しその説明を省略する。図3において、ネットワークI/Fコネクタ(他軸検出器情報取得部)70は、位置決めコントローラ7及び第1の駆動制御装置8等との信号の受け渡し口となっており、トルク指令入力(速度制御処理部33から出力される指令信号)やエンコーダ位置などの情報を含む種々の情報が受け渡される。
トルク指令入力取得処理部71は、トルク指令入力を取り出して内部の制御処理部(電流制御処理部72)に受け渡す。電流制御処理部72は、電流検出器74からの電流フィードバックを受け取り、電流フィードバックループを形成し電圧指令信号を出力する。電流制御ゲイン81は、電流フィードバックループ処理の応答性を決めている。ゲイン変更処理部(ゲイン変更部)80は、所定の場合に電流制御処理のゲインを変更する。
電圧変換回路73は、電流制御処理部72で出力された電圧指令信号を元に第2のサーボモータ14へ供給する電流に変換する。第2のエンコーダ15と第2の駆動制御装置9とは、パルス列やシリアル通信などによって情報のやり取りが行われるようにされており、情報はエンコーダI/F処理部75によって駆動制御装置9の内部で扱える形式に変換される。
異常判定処理部(異常判定部)76は、エンコーダI/F処理部75における情報が正常に取得できているかを常時監視しており、その状態をエンコーダI/F状態データ77に記録している。正常に取得したエンコーダ情報は、選択回路79を通じて、制御処理部(電流制御処理部72)に渡される。この情報は、電流制御処理部72においてはサーボモータの電流位相角の情報として使用される。また、第2の駆動制御装置9は、第2のエンコーダ15の情報を他の駆動制御装置に受け渡すための通信データを作成するエンコーダ情報通信データ作成処理部78を有しており、これによりエンコーダ15の情報と異常発生中であるか否かの情報を通信データに載せる。
次に、エンコーダ第2位相データ41の生成方法について、図4を用いて説明する。走行台車1においてモータ12とモータ14は原点側ギアボックス20に対して、お互いに対向して取り付けられている。そのため、エンコーダ13とエンコーダ15との位相の増加方向は異なる。図4のグラフの横軸は絶対位置を表しており、原点側タイヤ2の位置における各エンコーダ13,15の対応する位相を表している。第1のエンコーダ位相60は第1のエンコーダ13の1回転内位置に対応している。第2のエンコーダ位相61は第2のエンコーダ15の1回転内位置に対応している。第2のエンコーダ反転位相62は、第2のエンコーダ位相61に対して回転方向の極性を反転して表したものであり説明の便宜上使用するものである。
ここで、絶対位置X点において、第1のエンコーダ位相60のとる値をXA、第2のエンコーダ位相61のとる値をXBとし、エンコーダの最大カウント数をPLSMAXとすると、位相差データの算出方法は以下のようになる。なお、位相差データ44は記号DPLSに置き換えて説明する。
DPLS=XA−(PLSMAX−XB) ・・・(式1)
ただし演算結果が負の値をとる場合は、PLSMAXを加算し正の値となるように式2のように計算する。
DPLS=XA−(PLSMAX−XB)+PLSMAX ・・・(式2)
第1のエンコーダ13および第2のエンコーダ15が正常であるときに、位相差データDPLSを常時計算しておき、位相差データDPLSが時間経過に対して一定の値をとるようであれば、所定時間経過観察ののち推定値利用可能フラグ55をオンとする。この条件において、いずれかのエンコーダが異常となった場合に、その代替となる推定値を計算することができる。例えば、第1のエンコーダ13が異常の場合は、XAを以下の式で逆算する。
XA=(PLSMAX−XB)+DPLS ・・・(式3)
ただし演算結果がPLSMAXを超える場合は、PLSMAX以下となるようにPLSMAXを減算する。式4にその例を示す。
XA=(PLSMAX−XB)+DPLS−PLSMAX ・・・(式4)
このときのXAがエンコーダ第2位相データ41として利用できる。
エンコーダ第3位相データ54の生成方法については、もとになるエンコーダ情報が第1のエンコーダ13の値を使用するという相違点以外は、先に述べたエンコーダ第2位相データ41の生成方法と同様に行う。なお、エンコーダ第3位相データ54の生成方法については、エンコーダI/F処理部37の信号と位相差データDPLSの信号を第2の駆動制御装置9へ送信して、第2の駆動制御装置9にてエンコーダ第3位相データ54を生成するようにしてもよい。
次に、第1のエンコーダ13が異常となった場合の具体的動作について説明する。図2において、第1のエンコーダ13が異常となった場合、エンコーダ位相差算出処理部43は、位相差データ44の作成を速やかに中止し、選択回路39のスイッチをAからBに変更し、エンコーダ第2位相データ41を使った制御を行う。つまり第2のエンコーダ15から作成された第1のエンコーダ13の推定値を利用しながら運転を継続する。
なお、推定した位置であるため、その精度によっては、制御が不安定になることが予想されるため、ゲイン変更処理部51において各制御処理部のゲインを低くし応答性を低くして運転を継続する。
なお、機械構成上2つのモータの同期性が保証できない場合、例えばギアなどでなくVベルトにより結合がされている場合には推定したエンコーダ位相を使うことは制御として成り立たない。そのため、エンコーダ位相差算出処理部43において、各エンコーダが正常であるときに、位相差データ44が一定でないような推移をとる場合は、エンコーダ第2位相データの利用を不可能と判断し、推定値利用可能フラグ55をオフする。このようにして制御を行う場合においては、第1のエンコーダ13または第2のエンコーダ15のいずれかが異常となった場合は、選択回路39のスイッチをAのままとし、運転を継続させずにサーボモータの駆動を停止する。
次に、第2のエンコーダ15が異常となった場合の具体的動作について説明する。図3において、第2のエンコーダ15が異常となった場合、エンコーダ情報通信データ作成処理部78は、直ちに異常発生中の情報を通信データに載せる。これにより、第1の駆動制御装置8のエンコーダ位相差算出処理部43は、位相差データ44の作成を速やかに中止する。そして、第2のエンコーダ15が正常なときにエンコーダ第3位相作成処理部53によって作成されてあったエンコーダ第3位相データ54から通信データを作成する。そしてこのエンコーダ第3位相データ54が通信ネットワークを介して、第2の駆動制御装置9に渡される。そして、このとき選択回路79はエンコーダ情報通信データ作成処理部78が、異常発生中の情報を通信データに載せる直前の推定値利用可能フラグ55がオンの場合に、Bのスイッチを選択してエンコーダ第3位相データ54を利用するようにする。つまり第2の駆動制御装置9は、第1の駆動制御装置8の第1のエンコーダ13から作成された第2のエンコーダ15の推定値を利用しながら運転を継続する。
以上のように、この実施の形態の駆動制御装置においては、一つの機構を駆動するために設けられた複数の駆動制御装置において、当該駆動制御装置により駆動される各モータ検出器の位相情報を各駆動制御装置が把握できるようにされており、他軸のモータ検出器が故障した場合に、自軸の正常なモータの検出器情報から、他軸のモータ位相情報を生成する。また、自軸のモータ検出器が故障した場合に、他軸の正常なモータ検出器の情報をもとに位相情報を生成する。そのため、いずれかのモータ検出器が故障した場合でも、正常なモータ検出器の情報を使って異常なモータ検出器の情報を推定して使用することができるので、システム全体を停止させることなく継続して運転を続けることができる。
さらにまた、この実施の形態の駆動制御装置においては、正常運転時に各モータの位相情報と位置測定用センサの情報を常時監視し、位置情報とモータの位相情報の関係が相対的に推定可能であるかどうかを判断するので、異常な推定動作をとりやめることができ、システムを不安定な状態に陥ることを防ぐことができる。
また、この実施の形態の駆動制御装置においては、正常運転時に自軸と他軸のモータ検出器の位相差を常時計算しておき、その値を自軸の記憶領域に保存する。そして、自軸または他軸に異常が発生した場合に、自軸の記憶領域に保存して準備しておいた位相差の情報に基づいて、故障した軸のモータ検出器情報を生成する。そのため、システムの電源を落とした場合でも、電源が復帰した後にすぐに、正常な位置測定用センサまたはモータ検出器の値を使って運転を再開することが可能である。
さらに、この実施の形態の駆動制御装置においては、自軸が異常となり他軸の正常なモータ検出器から生成された位置情報を使用して運転を行う場合には、電流ループまたは速度ループの制御ゲインを下げる。これにより、位置測定用センサまたはモータ検出器の情報を推定する場合に、推定値の精度によりシステムが不安定になるような場合でも、システム全体の応答性を下げることによって、不安定な状態に陥ることを防ぐことができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2について図1、図5、図6を用いて説明する。図5はこの発明の実施の形態2に関わる第1の駆動制御装置8の内部回路を示すブロック図である。なお図5中図1または図2と同一の符号を付したものは同一の要素としてその説明を省略する。図5において、位置計測センサ6からの位置フィードバックデータ122に対して、異常判定処理部119は、データが使用可能かどうかの判断を行う。正常な位置フィードバックデータ122は、D側に倒された選択回路120を通じて位置制御処理部32に使われる。
第2データ生成回路部121(代替えデータ生成部)の各部分について説明する。エンコーダ位相差算出処理部(推定値判定部)111は、第1のエンコーダ13と位置フィードバックデータ122との位相関係を監視しており、第2データを生成するために必要な位相基準データ112を常時更新している。このときの位相基準データが利用できるか否かの情報は、推定値利用可能フラグ55に保存される。位相基準データ112および推定値利用可能フラグ55はさらに不揮発性メモリ45に保存可能とされ、第1の駆動制御装置8が電源を落とされ再投入された直後も不揮発性メモリ45から読み出して利用することができるようにされている。位置フィードバック第2データ作成処理部115は、位相基準データ112と第1のエンコーダ13の情報から、位置フィードバックデータ122の代替えとして使用可能な位置フィードバック第2データ116を生成する。エンコーダ第2位相作成処理部117は、位相差データ45と位置フェードバックデータ122の情報から、第1のエンコーダ13の代替えとして使用可能なエンコーダ第2位相データ118を生成する。
次に、エンコーダ第2位相データ118および位置フィードバック第2データ116の生成方法について、図5および図6を用いて説明する。図6のグラフの横軸は絶対位置を表している。第1のエンコーダ13の位相データの中の多回転データ150は、モータ12が1回転するごとに1ずつカウントアップする。エンコーダ位相151は第1のエンコーダ13の1回転内位置に対応している。位置フィードバック値152は、位置計測センサ6から読み込んだ位置フィードバックデータ122の値を表している。原点/終端センサオン情報153は、走行台車1の原点側センサ4および終端側センサ5のオンオフを示している。位置フィードバック値152が0に近い側でオンしている方が原点側センサ4のオンを表している。
予め走行台車1が通常の運転において頻繁に通過する箇所をX1と決めておきX1を通過するたびに、X1における各データXM1、XA1、XP1を採取し、エンコーダ位相151が最も近い位置のゼロとなる地点X0における各データXM0、XA0、XP0となるように計算をしなおし、これを位相基準データ112として保存する。
詳細を説明すると、XA0=0、XM0=XM1であり、XP0については、以下の式で計算できる。モータ1回転あたりの、エンコーダパルス数をPLSMAX、位置フィードバック値をFB1REVとすると、
Figure 2008048579
となる。
第1のエンコーダ13および位置計測センサ6が正常であるときに、位相基準データ112を常時計算しておき、XP0が時間経過に対して一定の値をとるようであれば、推定利用可能フラグ55をオンとする。この条件においていずれかのセンサが異常となった場合に、その代替となる推定値を計算することができる。例えば、任意の点Xにおいて第1のエンコーダ13が異常の場合は、XPをもとにXMとXAを計算できる。
Figure 2008048579
また、位置計測センサ6が異常の場合は、XMとXAをもとにXPを計算できる。
Figure 2008048579
次に、第1のエンコーダ13が異常となった場合の具体的動作について説明する。図5において、第1のエンコーダ13が異常となった場合、エンコーダ位相差算出処理部111は、位相基準データ112の更新を直ちに中止し、選択回路39のスイッチをAからBに変更し、エンコーダ第2位相データ118を使った制御を行う。つまり位置フィードバックデータ122から作成された第1のエンコーダ13の推定値を利用しながら運転を継続する。
また、位置計測センサ6が異常となった場合の具体的動作について説明する。図5において、位置計測センサ6が異常となった場合、エンコーダ位相差算出処理部111は、位相基準データ112の更新を中止し、選択回路120のスイッチをDからCに変更し、位置F/B第2データ116を使った制御を行う。つまり第1のエンコーダ13から作成された位置フィードバックデータ122の推定値を利用しながら運転を継続する。
以上のように、この実施の形態の駆動制御装置においては、外部から位置測定用センサの情報を取得可能とされており、各モータの位相情報と位置測定用センサの情報を各駆動制御装置が把握できるようにされており、自軸のモータの検出器が故障した場合に、位置測定用センサの情報をもとに位相情報を生成する。また、位置測定用センサが故障した場合に、自軸あるいは他軸のモータ検出器の情報をもとに位置情報を生成する。そのため、位置測定用センサが故障した場合でも、正常なモータ検出器の情報を使って異常な位置測定用センサの情報を推定して使用することができるので、システム全体を停止させることなく継続して運転を続けることができる。
なお、実施の形態1においては、異常判定処理部38の判定が異常である場合に、ゲイン変更処理部51(ゲイン変更部)が各制御処理部のフィードバックループゲインを低くし応答性を低くした後、運転を継続しているが、本実施の形態において同様な動作をさせてもよい。
この発明の駆動制御装置及びその制御方法は、複数の駆動軸によって一つの機械構成部分を同期駆動するシステムに使用される駆動制御装置及びその制御方法に適用されて好適なものである。
本発明の実施の形態1および実施の形態2の走行台車の構成図である。 実施の形態1の第1の駆動制御装置の内部回路ブロック図である。 実施の形態1の第2の駆動制御装置の内部回路ブロック図である。 実施の形態1のエンコーダ位置関係図である。 実施の形態2の第1の駆動制御装置の内部回路ブロック図である。 実施の形態2のエンコーダ位置関係図である。
符号の説明
1 走行台車
2 原点側タイヤ
3 レール
4 原点側センサ
5 終端側センサ
6 位置計測センサ
7 位置決めコントローラ
8 第1の駆動制御装置
9 第2の駆動制御装置
10 第3の駆動制御装置
11 第4の駆動制御装置
12 第1のサーボモータ
13 第1のエンコーダ(モータ検出器)
14 第2のサーボモータ
15 第2のエンコーダ(モータ検出器)
16 第3のサーボモータ
17 第3のエンコーダ(モータ検出器)
18 第4のサーボモータ
19 第4のエンコーダ(モータ検出器)
20 原点側ギアボックス
21 終端側ギアボックス
22 原点側鉄片
23 終端側鉄片
24 終端側タイヤ
30 ネットワークI/Fコネクタ
31 位置指令取得処理部
32 位置制御処理部
33 速度制御処理部
34 電流制御処理部
35 電圧変換回路
36 電流検出器
37 エンコーダI/F処理部
38 異常判定処理部(異常判定部)
39 選択回路
40 速度変換処理部
41 エンコーダ第2位相データ
42 他軸エンコーダデータ取得処理部(他軸検出器情報取得部)
43 エンコーダ位相差算出処理部(推定値判定部)
44 位相差データ
45 不揮発性メモリ
46 エンコーダ第2位相作成処理部
47 エンコーダ位相生成回路部(代替えデータ生成部)
48 位置制御ゲイン
49 速度制御ゲイン
50 電流制御ゲイン
51 ゲイン変更処理部(ゲイン変更部)
52 エンコーダI/F状態データ
53 エンコーダ第3位相作成処理部
54 エンコーダ第3位相データ
55 推定値利用可能フラグ
60 第1のエンコーダ位相
61 第2のエンコーダ位相
62 第2のエンコーダ反転位相
70 ネットワークI/Fコネクタ(他軸検出器情報取得部)
71 トルク指令入力取得処理部
72 電流制御処理部
73 電圧変換処理部
74 電流検出器
75 エンコーダI/F処理部
76 異常判定処理部(異常判定部)
77 エンコーダI/F状態データ
78 エンコーダ情報通信データ作成処理部
79 選択回路
80 ゲイン変更処理部(ゲイン変更部)
111 エンコーダ位相差算出処理部(推定値判定部)
112 位相基準データ
115 位置フィードバック第2データ作成処理部
116 位置フィードバック第2データ
117 エンコーダ第2位相作成処理部
118 エンコーダ第2位相データ
119 異常判定処理部(異常判定部)
120 選択回路
121 第2データ生成回路部(代替えデータ生成部)
122 位置フィードバックデータ
150 多回転データ
151 エンコーダ位相
152 位置フィードバック値
153 原点/終端センサオン情報

Claims (14)

  1. 他の駆動制御装置ともに一つの機構を駆動する駆動制御装置であって、
    モータ検出器のモータ位相制御情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループと、
    自軸のモータ検出器に異常が有るか無いかを判定する異常判定部と、
    自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を他軸の情報から生成する代替えデータ生成部と、
    前記異常判定部の判定に基づいて、自軸のモータ検出器に異常が無い場合に前記フィードバックループが自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報を使用して、自軸のモータ検出器に異常が有る場合に前記フィードバックループが前記代替えデータ生成部の生成するモータ位相制御情報を使用するように選択する選択回路と
    を備えたことを特徴とする駆動制御装置。
  2. 他軸のモータ検出器のモータ位相制御情報を取得する他軸検出器情報取得部を備え、
    前記代替えデータ生成部は、自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を、他軸のモータ検出器のモータ位相制御情報から生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置。
  3. 位置計測センサの情報に基づいて位置制御を行う駆動制御装置であって、
    他軸のモータ検出器のモータ位相制御情報を取得する他軸検出器情報取得部を備え、
    前記代替えデータ生成部は、自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を、他軸のモータ検出器のモータ位相制御情報と位置計測センサの位置情報とから生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置。
  4. 他の駆動制御装置ともに一つの機構を駆動するとともに位置計測センサの情報に基づいて位置制御を行う駆動制御装置であって、
    位置計測センサの位置情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループと、
    位置計測センサに異常が有るか無いかを判定する異常判定部と、
    位置計測センサの位置情報の代替えの位置情報を自軸或いは他軸のモータ検出器の情報から生成する代替えデータ生成部と、
    前記異常判定部の判定に基づいて、位置計測センサに異常が無い場合に前記フィードバックループが位置計測センサの位置情報を使用して、位置計測センサに異常が有る場合に前記フィードバックループが前記代替えデータ生成部の生成する位置情報を使用するように選択する選択回路と
    を備えたことを特徴とする駆動制御装置。
  5. 正常運転時の各軸のモータの位相情報と位置計測センサの位置情報とを蓄積しておき、これに基づいて、前記代替えデータ生成部の推定した情報が使用可能なものか否かを判定する推定値判定部を備え、
    前記選択回路は前記推定値判定回路の判定が使用可能なものであるときに前記フィードバックループが前記代替えデータ生成部の生成する情報を使用するように選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の駆動制御装置。
  6. 正常運転時の自軸と他軸のモータ検出器の位相差を蓄積しておき、前記代替えデータ生成部は前記位相差を用いて前記代替えのモータ位相制御情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
  7. 前記異常判定部の判定が異常の場合に前記フィードバックループのゲインを下げるゲイン変更部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の駆動制御装置。
  8. 他の駆動制御装置ともに一つの機構を駆動する駆動制御装置の制御方法であって、
    モータ検出器のモータ位相制御情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループにおいて、
    自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報の代替えのモータ位相制御情報を他軸の情報から生成しておき、
    自軸のモータ検出器に異常が有るか無いかを判定して、
    自軸のモータ検出器に異常が無い場合にフィードバックループが自軸のモータ検出器のモータ位相制御情報を使用して、自軸のモータ検出器に異常が有る場合にフィードバックループが代替えのモータ位相制御情報を使用するように選択する
    ことを特徴とする駆動制御装置の制御方法。
  9. 前記代替えのモータ位相制御情報を生成する際に、他軸のモータ検出器のモータ位相制御情報から生成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の駆動制御装置の制御方法。
  10. 位置計測センサの情報に基づいて位置制御を行う駆動制御装置の制御方法であって、
    前記代替えのモータ位相制御情報を生成する際に、他軸のモータ検出器のモータ位相制御情報と位置計測センサの位置情報とから生成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の駆動制御装置の制御方法。
  11. 他の駆動制御装置ともに一つの機構を駆動するとともに位置計測センサの情報に基づいて位置制御を行う駆動制御装置の制御方法であって、
    位置計測センサの位置情報に基づいてモータをフィードバック制御するフィードバックループにおいて、
    位置計測センサの位置情報の代替えの位置情報を自軸或いは他軸のモータ検出器の情報から生成しておき、
    位置計測センサに異常が有るか無いかを判定して、
    位置計測センサに異常が無い場合にフィードバックループが位置計測センサの位置情報を使用して、位置計測センサに異常が有る場合にフィードバックループが代替えの位置情報を使用するように選択する
    ことを特徴とする駆動制御装置の制御方法。
  12. 正常運転時の各軸のモータの位相情報と位置計測センサの位置情報とを蓄積しておき、これに基づいて、代替えの情報が使用可能なものか否かを判定して、使用可能なものであるときにフィードバックループが代替えの情報を使用するように選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載の駆動制御装置の制御方法。
  13. 正常運転時の自軸と他軸のモータ検出器の位相差を蓄積しておき、当該位相差を用いて前記代替えのモータ位相制御情報を生成する
    ことを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の駆動制御装置の制御方法。
  14. 前記異常が有ると判定した場合にフィードバックループのゲインを下げる
    ことを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の駆動制御装置の制御方法。
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