JP2008047906A - 放射放出素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、所望の空間的方向、所望の偏光方向または所望の波長で、比較的高い輝度を実現する放射放出素子を提供することである。
【解決手段】本発明による放射放出素子は、
半導体材料をベースとし、電磁放射を生成するための活性層列を有する層スタックと、放射方向で見て該活性層列に後置されているフィルタエレメントとを有し、該フィルタエレメントは、第1の放射成分を放出し、第2の放射成分を層スタック内へ反射するためのエレメントであり、該第2の放射成分は該フィルタエレメントでの反射後、偏向プロセスまたは吸収放出プロセスを施され、偏向または放出された放射は、該フィルタエレメントに再び入射されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射放出素子に関する。
多くのアプリケーションでは、LEDの光は、後置された光学系に入力結合しなければならない。このような光学系は大抵、所定の開口数(NA)、すなわちシステムの軸に対して相対的な最大入射角度を有する。前記軸に対して、より大きい角度で入射した光は、このような光学系では使用することはできず、最も不都合なケースでは散乱光およびアーティファクトを引き起こす。
さらに、たとえばLEDによるLCD後方照明、またはLEDを光源としてプロジェクタで使用するアプリケーション等のアプリケーションでは、偏光光が必要とされることが多い。しかし、LEDの発光は自然放出を基礎としているので、無偏光状態である。
一般的には、LEDの効率の有意な損失を我慢する必要なく、通常の光学的特性を上回る光学的特性を有するLEDを実現することが望まれる。
Appl. Phys. Lett. 63 (16), 18. Oktober 1993, 2174-2176(I. Schnitzer等著)
本発明の課題は、所望の空間的方向、所望の偏光方向または所望の波長で、比較的高い輝度を実現する放射放出素子を提供することである。
本発明による放射放出素子は、
半導体材料をベースとし、電磁放射を生成するための活性層列を有する層スタックと、
放射方向で見て該活性層列に後置されているフィルタエレメント、
とを有し、
該フィルタエレメントは、第1の放射成分を放出し、第2の放射成分を層スタック内へ反射するためのエレメントであり、
該第2の放射成分は該フィルタエレメントでの反射後、偏向プロセスまたは吸収放出プロセスを施され、
偏向または放出された放射は、該フィルタエレメントに再び入射されるように構成されている。
前記偏向プロセスは、とりわけ反射プロセスである。たとえば、層スタックのフィルタエレメントに対向する側に反射層が配置され、入射された放射が該反射層によって、有利には入射角度と異なる出射角度で層スタックの方向に戻り反射される構成が考えられる。角度分布を変化するためには、たとえば散乱層を使用して、入射された放射を拡散反射することができる。
ここに記載されている素子はすべて、一種のライトボックスとして構成されている。このようなライトボックスでは、光ビームは理想的には、適切な角度および/または適切な偏光方向で出力結合面に入射され、該ライトボックスから出力結合されるまであちこちに伝搬する。さらに、光ビームを活性層列に吸収し、出力結合に適した方向、偏光または波長で放出することもできる(「フォトンリサイクリング」)。このようにして輝度を上昇することができる。つまり、最初の入射時に出力結合されなかった光ビームは失われることなく、1回より多くの入射プロセスの終了後に出力結合される。
ここではフィルタエレメントは、空間角度フィルタ、偏光フィルタまたは色フィルタとすることができる。すなわち、方向選択的、偏光選択的または波長選択的に作用するフィルタエレメントとすることができる。
有利には第1の放射成分は、第1の空間角度領域内で出力結合面に入射された光ビームから成るのに対し、第2の放射成分は、第1の空間角度領域と異なる第2の空間角度領域内で入射された光ビームから成る。この第2の空間角度領域は、有利には第1の空間角度領域に対して相補的である。さらに、第1の放射成分は第1の偏光方向の直線偏光状態の光ビームを有することができ、第2の放射成分は、第1の偏光方向に対して垂直な第2の偏光方向で直線偏光された光ビームを有することができる。最後に、第1の放射成分は、第2の放射成分の光ビームの波長領域と実質的に重ならない波長領域内にある波長を有する光ビームを有することができる。
有利な変形形態では、フィルタエレメントは空間角度フィルタである。この空間角度フィルタはたとえば、誘電体バンドパスフィルタまたはフォトニック結晶とするか、または異なって成形され放射角度を制限する構造エレメントを有することができる。
とりわけフィルタエレメントは、層スタックの半導体材料の屈折率より小さい屈折率を有する材料を含む平坦な層を有することができる。
有利な実施形態ではフィルタエレメントは、放射透過性の材料を含む少なくとも1つの平坦な層を有する。有利には、フィルタエレメントに使用する材料ないしは前記少なくとも1つの層に使用される材料は、以下のものが考えられる:酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、ガラス材料またはTCO(Transparent Conductive Oxide)。TCOは透明導電性材料であり、通常は、たとえば酸化亜鉛、酸化錫、酸化カドミウム、酸化チタン、酸化インジウムまたはインジウム錫酸化物(ITO)等である金属酸化物である。たとえばZnO、SnOまたはIn等である第2級金属酸素化合物の他に、第3級金属酸素化合物もTCOの群に属し、たとえばZnSnO、CdSnO、ZnSnO、MgIn、GaInO、ZnInまたはInSn12、または異なる透明導電酸化物の混合物も属する。さらに、TCOは必ずしも化学量論的な組成に相応することはなく、p型ドーピングまたはn型ドーピングとすることもできる。
有利にはフィルタエレメントに、制御による堆積に適した材料を使用する。これによってたとえば、フィルタエレメントの光学的作用を阻害してしまう凹凸が十分に阻止される。
フィルタエレメントが誘電体バンドパスフィルタとして構成される場合、有利な構成ではフィルタエレメントは、異なる屈折率を有する少なくとも2つの誘電体層を有する。とりわけこのようなバンドパスフィルタは、窒化チタンを含む第1の層と、酸化シリコンまたは酸化チタンを含む第2の層とを有することができる。
有利には、誘電体バンドパスフィルタとして構成されたフィルタエレメントは次のように構成されている。すなわち、フィルタエレメントの表面法線との間に小さい角度を形成するビーム、有利には0°〜約40°の角度を形成するビームの放射分布が、該フィルタエレメントの濾波帯域内にあるように構成される。このような構成により、光ビームが高い確率で放出されるようになる。光ビームが反射される確率は、該光ビームと表面法線との間に形成される角度が大きいほど高くなる。
本発明による誘電体バンドパスフィルタは、たとえばレンズコーティングのように、高精度かつ良好でなくてよく、ひいては高価でなくてもよい。誘電体フィルタは、薄いガラス薄片またはプラスチック薄片上に取り付け、いずれにせよ設けられている構成形状に組み込むことができる。択一的に、誘電体フィルタを層スタックに直接被着することができる。
誘電体バンドパスフィルタの利点は、光が大きい角度では出射されなくなることである。したがってたとえば、輝度損失および効率損失なしで、LEDから比較的大きな距離にある簡単な集光レンズによって、さらなる集束を実現できる一方で、そのためには拡散放射源は、実現するのが比較的困難な光学系を必要とする。
フィルタエレメントの別の構成では、該フィルタエレメントは構造エレメントを有する。この構造エレメントは有利には、放射の空間角度に依存するフィルタリングを可能にするように成形される。たとえば構造エレメントは、放射方向に狭幅になっていくように形成される。構造エレメントは、円錐状の形状、角錐状の形状または角柱状の形状を有するか、または逆CPC(逆複合放物面集光器(Inverse Compound Parabolic Concentrator))と同様に構成することができる。このような構造はたとえば、一方向にのみ指向性の放射特性を実現するための細長い「尾根状(bergrueckenartig)」のエレメントから成る。一般的には構造エレメントは、すべての空間的方向において指向性を実現するために任意の基底面形状を有し、上方に向かって鋭く伸びるエレメントとすることができる。
別の変形形態では、構造エレメントは放射方向に広幅になっていくように形成される。このような変形形態では、上方向に向かって広がる(「テーパ」)細長いかまたは円形の構造エレメントの配置は可能な限り密接しているのが特に適している。有利な実施形態では、底角はとりわけ40°を上回り、有利には60°を上回り、特に有利には70°を上回る。上方の広がりと下方の広がりとの比が指向性を決定し、有利な実施形態ではとりわけ2を上回り、有利には4を上回り、特に有利には6を上回る。テーパ形の構造エレメントは、層スタックの半導体材料にエッチング形成するか、または別の材料から成る別個の層に形成することができる。この別の材料は有利には、前記半導体材料に等しい大きさの屈折率を有する材料である。テーパ形の構造エレメント間の表面は鏡面加工することができ、該構造エレメントの側壁も鏡面加工することができる。
したがって、1つの変形形態では構造エレメントは、層スタック上に生成される。このことはたとえば層スタックの構造化によって実施され、構造エレメントも半導体材料から形成されるか、または、層スタック上に設けられた層の構造化ないしは構造エレメントの構造化による被着によって実施され、構造エレメントが半導体材料と異なる材料を含むように実施される。この半導体材料と異なる材料は、たとえば酸化窒化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化タンタル等である。
別の変形形態では、事前製造された構造エレメントを有する別個のフィルタエレメントが設けられる。とりわけフィルタエレメントは、構造エレメントを有するフィルムとすることができる。このようなフィルムは、周知の輝度強化フィルム(BEF)とすることができ、この輝度強化フィルムはたとえば、線状に配置された角柱構造体を有する。下側からフィルムに入力結合された光は、部分的に放出し、部分的に反射することができる。この放出された放射成分はBEFの作用に起因して、ある空間的方向ではBEFなしの場合より狭い広がり角度に制限される。BEPの交差された対を使用することにより、2つの空間的方向でも上記の作用が実現される。このようなフィルム材料の吸収は比較的小さいので、放出されなかった放射はエネルギー保存の法則によれば反射され、フィルム(ないしは交差された対)は全体的に、法線周辺の狭い角度でビームを放出し放射の残りを反射する1つのフィルタを成す。たとえばこのようにして、素子から放出される放射を、フィルタエレメントの表面法線に対して約±25°の角度に制限することができる。
層スタックと構造エレメントを有するフィルタエレメントとの間には、放射透過性層を配置することができる。この層はとりわけ、ガラス、スピンオンガラス、エポキシ樹脂、シリコーン、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、透明有機材料、フォトレジスト、酸化シリコンまたは酸化窒化シリコンを含む。ここで、構造エレメントに特に適しているのは、たとえば酸化窒化シリコン、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化タンタル等の材料である。
さらに、層スタックとフィルタエレメントとの間に、空気充填されたスペースを設けることができる。この場合、構造エレメントに使用される材料は、有利には以下の材料である:ガラス、スピンオンガラス、エポキシ樹脂、シリコーン、PMMA、透明有機材料、フォトレジスタ、酸化窒化シリコン、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化タンタル。
構造エレメントの大きさは、大きく異なることができる。構造エレメントは、約100nmの大きさをとることができ、有利には1μmを上回る大きさをとることができ、また、チップサイズ全体にわたって延在することもできる。
有利には構造エレメントは、層スタックの表面上に規則的に配置される。さらに、構造エレメントは特に有利には、2次元格子に相応して配置される。
有利な実施形態では、フィルタエレメントはフォトニック結晶を有する。このフォトニック結晶は、空間角度フィルタまたは偏光フィルタとして使用することができる。
本発明の別の有利な変形形態では、フィルタエレメントは偏光フィルタである。偏光フィルタとして構成されたフィルタエレメントの作用は有利には、第1の放射成分が第1の偏光方向で直線偏光された光ビームを有し、第2の放射成分が、該第1の偏光方向に対して垂直な第2の偏光方向で直線偏光された光ビームを有するように選択される。
すなわち偏光フィルタは、第1の偏光方向を有する光を透過し、別のすべての光はチップ内に戻り反射される。ここで、別のすべての光は少なくとも部分的に活性層列に吸収され、内部量子効率に相応して、新たな偏光方向で再放出される。活性層列における放射の吸収および再放出は、「フォトンリサイクリング」とも称される。吸収されなかった光は、担体基板との境界面において反射するか、または担体基板が透明である場合には、基板裏面で反射することができる。ここで特に有利なのは、金属ミラーが組み込まれた薄膜LEDである。ここで反射された光は活性層列を再び透過し、吸収されるか、または反射性の偏光フィルタに再び入射される。100%の内部量子効率の場合、このような構成では光は、所望の偏光方向でチップないしは放射放出素子から出射するまで、LEDにおいて反射、吸収および再放出される。
本発明の1つの実施形態では、フィルタエレメントは少なくとも1つの複屈折性の材料を含む。これは、光学的に異方性であるという特徴を有する。すなわち、光学的特性がすべての空間的方向において等しいわけではないという特徴を有する。したがってフィルタエレメントは、異なる偏光方向および異なる空間方向で、異なる屈折率を有する。このことにより光ビームが、異なる空間的方向および異なる偏光方向の2つの部分ビームに分割される。両部分ビームの分離により、第1の放射成分と第2の放射成分が得られる。
本発明の別の実施形態ではフィルタエレメントは、第1の屈折率n1および第2の屈折率nを有する少なくとも1つの第1の複屈折性層と、第3の屈折率n2および第2の屈折率nを有する少なくとも1つの第2の複屈折性層とを備えている。有利には、第2の層は放射方向で見て、第1の層に後置されている。このようにして、一方の部分ビームでは両層の透過時の屈折率が変化するのに対し、他方の部分ビームでは屈折率は一定に維持される。n1およびn2を適切に選択することにより、部分ビームは反射されるようになる。
有利な変形形態では、第1の層および第2の層はλ/4の光学的厚さを有する。このような構成ではたとえば、放射方向において破壊的干渉によって一方の部分ビームの放出が低減されるのに対し、第1の層と第2の層との間の移行部に屈折率の急激な上昇が生じない他方の部分ビームは、フィルタエレメントをほぼ減衰なしで透過する。
このような複屈折性層はたとえば、層にひずみを与えることによって製造される。とりわけこのような層は、所定の方向に引っ張ることができる。有利には、前記層はプラスチック材料を含む。特に有利には、フィルタエレメントはプラスチックフィルムであり、このプラスチックフィルムは、偏光方向ごとかつ空間的方向ごとに交代する屈折率を有する複屈折性層の列を含む。
さらに、本発明によるフィルタエレメントにおいて偏光に依存するフィルタリングは、該フィルタエレメントが金属格子を有することによって実現することができる。有利には金属格子は、層スタックのエッジに対して平行に延在する金属ストライプから成る。前記金属ストライプに対して平行な偏光方向を有する光ビームは反射されるのに対し、該金属ストライプに対して垂直な偏光方向を有する光ビームは放出される。
その際には層スタックは、前記金属ストライプが該層スタックの上昇部を延在するように構造化することができる。このような上昇部は、放射出力結合を上昇するための散乱中心として考えられる。
金属ストライプは、有利には相互に、活性層列で生成された放射の波長より小さい間隔をおいて配置される。金属ストライプの幅は、この間隔の一部分を成さなければならない。このように小さい構造は、たとえばリソグラフィ技術またはインプリント法によって形成される。
ここに挙げられたすべての実施形態において、反射層を設けることができる。とりわけこの反射層は、活性層列のフィルタエレメントに対向する側に配置される。たとえば反射層は、担体基板上に設けられる。典型的には、反射層は金属を含む。
さらに、ここに挙げられたすべての実施形態において、散乱層を設けることができる。この散乱層はたとえば、活性層列と反射層との間に配置されるか、または活性層列とフィルタエレメントとの間に配置される。散乱層として、粗面加工された半導体表面、規則的に構造化されておりたとえばフォトニック結晶構造体を有する半導体表面、または幾何学的構造体を有する層、すなわち波長を上回る大きさを有する構造体(たとえばマイクロプリズム)を有する層を使用することができる。
さらに、フィルタエレメントのここに記載されたすべての変形形態において、放射方向で見て層スタックに光学的エレメントを後置することができる。このような構成では、フィルタエレメントは有利には、光学的エレメントの放射透過面に配置される。すなわち、フィルタエレメントは放射方向で見て、光学的エレメントの前方または後方に設けることができる。とりわけ光学的エレメントは反射器および/または集光器であり、たとえばCPC(Compound Parabolic Concentrator)、CHC(Compound Hyperbolic Concentrator)またはCEC(Compound Elliptic Concentrator)である。
有利な構成では、層スタックからの光は光学的エレメントに入力結合され、たとえば集光器に入力結合される。前記集光器は、光が可能な限り無損失で導光されるように構成される。集光器の出力側に、所望の機能を有するフィルタエレメントが取り付けられる。たとえば指向性を上昇するためにBEFを使用することができるが、場合によっては集光器自体を、所望の指向性を有しひいてはフィルタエレメントとして機能するように構成することもできる。
それに対して偏光光を生成したい場合には、集光器の出力側に偏光フィルタを取り付けることができる。さらに、たとえば光学的な格子、ギャップまたはホログラフィ素子を使用することもできる。フィルタエレメントは、未放出の光を十分に無損失で集光器内に戻り結合するように構成しなければならない。集光器もまた、戻り結合された光を可能な限り無損失でLEDないしは層スタックに戻し、この光は活性層列を透過して裏側の反射層で反射した後に、ここでは集光器である光学的エレメントに再び入力結合される。
集光系が偏光フィルタに前置されている場合、この集光系は偏光フィルタ対して有利である。というのも集光系は、出力側において放射を、偏光フィルタが特に有効である角度領域に集中させるからである。
前記光学的エレメントの代わりに、たとえばフィルタフィルムであるフィルタエレメントを、LEDないしは層スタックの可能な限り近傍に配置し、未放出光が十分に完全にLEDないしは層スタックに戻り反射されるようにすることもできる。
有利な変形形態では光学的エレメントは、LEDチップを包囲し出力結合端部でフィルタエレメントによって封止されている反射器である。
とりわけ、層スタックはここでは薄膜技術で製造されており、有利には、以下の特徴的構成のうち少なくとも1つの構成を特徴とする:
−放射を発生するエピタキシャル層列において担体エレメントの方に向いた側に位置する第1の主表面に反射層が被着または形成されており、この反射層はエピタキシャル層列において発生した電磁放射の少なくとも一部分をこのエピタキシャル層列に戻り反射する。
−エピタキシャル層列は、20μm以下の領域たとえば10μmの領域にある厚さを有している。
−エピタキシャル層列には、混合構造をもつ少なくとも1つの面を備えた少なくとも1つの半導体層が含まれており、理想的なケースではこの混合構造によりエピタキシャル層列内に近似的に光のエルゴード分布を生じさせる。つまりこの分布は、可能な限りエルゴード的に確率論的な散乱特性を有している。
薄膜発光ダイオードチップの基本的原理については、たとえばI. Schnitzer等によるAppl. Phys. Lett. 63 (16), 18. Oktober 1993, 2174-2176に記載されている。この点に関してこの刊行物の開示内容は、引用によって本願の開示内容とする。
薄膜発光ダイオードチップは良好な近似ではランベルト表面放射器であり、したがって投光装置における用途に殊に良好に適している。
すでに述べたように、ここに記載されたすべての実施形態は、ライトボックスの原理を基礎としている。出力結合されなかった光ビームはライトボックス内部を周回し、2回目またはx回目の試みで出力結合される。ここで有利なのは、内部吸収が可能な限り小さく、側縁部を介しての出力結合が可能な限り小さく、活性ゾーンの下方では高反射性であるミラーを有するLEDチップである。さらに、LEDチップにおいて、光ビームに「2回目の試み」のための新たな角度を与える散乱メカニズムが重要である。前記のすべての特性は、とりわけ薄膜LEDチップによって実現される。しかし別のチップを使用することも考えられ、たとえばTS‐LED(Transparent Substrate LED)を使用することも考えられる。有利には、層スタックは側縁部で鏡面加工される。というのもこうすることによって、側縁部を透過して出射する光の割合が低減されるからである。
図1に示された放射放出素子10は、半導体チップ8およびフィルタエレメント2を有する。半導体チップ8は、半導体材料ベースの層スタック1と、ここでは詳細に示されていない別のエレメント、たとえば半導体チップ8をコンタクトするためのエレメントとを有する。前記層スタック1は活性層列4を有する。とりわけ、半導体チップ8は薄膜チップである。活性層列4は電磁放射を生成するように設けられており、最も簡略的なケースでは、p型ドーピング層およびn型ドーピング層を有する。フィルタエレメント2は、放射方向Aで見て活性層列4に後置されている。
フィルタエレメント2は層スタック1に直接被着されている。たとえば、フィルタエレメント2は事前製造され、すでに構造エレメント2aを有する。事前製造されたフィルタエレメント2は、層スタック1に接着することができる。また、フィルタエレメント2を層スタック1に対して離隔して配置し、たとえば層スタック1とフィルタエレメント2との間にエアギャップが形成されるようにすることもできる。
放射方向Aを基準として軸に近い角度でフィルタエレメント2に入射した第1の放射成分は、該フィルタエレメント2によって放出されるのに対し、平坦な角度で入射した第2の放射成分は、チップ表面3に戻される。放射の大部分は、層スタック1に入力結合される。チップ表面3を構造化し、たとえば粗面加工することにより、放射の一部が後方散乱されるようにすることができる。また、活性層列4は放射を吸収し、内部効率にしたがって放射を放出する。
これらのメカニズムはすべて、放射方向Aに対して相対的に、後方反射された光ビームの角度の変化を引き起こし、次に放射がフィルタエレメント2に入射した場合、別の放射成分が該フィルタエレメント2を透過することができる。
フィルタエレメント2は有利には、活性層列4によって生成された放射に対して透過性の材料を含み、この材料の屈折率は、活性層列4に使用される材料の屈折率より小さい。たとえば、屈折率は1.5である。
ここに図示された実施例では、x方向およびy方向(z方向=光軸=放射方向A)の放射プロフィールは、フィルタエレメント2を逆CPC(Compound Parabolic Concentrator)のアレイの形態で構成することにより制限することができる。したがって、図1に示されたフィルタエレメント2は空間角度フィルタである。
図2aおよび2bには、本発明によるフィルタエレメントに適した別の構造エレメント2aが平面図で示されており、図2cでは、線AAに沿った断面図で示されている。図2aには正4角錐形の構造エレメント2aが示されており、図2bには、尾根形または角柱形の細長い構造エレメント2aが示されている。図2cから見て取れるように、構造エレメント2aは側縁長lを有し、この側縁長lは最小で数百nmであり、1μmを上回ることもでき、極限的な例ではチップの側縁長に相応することができる。さらに、構造エレメント2aのベース角度αはとりわけ、30°〜60°の間の値をとり、有利には40°〜50°の間の値をとる。
フィルタエレメント2は第1の部分層2Iと第2の部分層2IIとから成り、第2の部分層2IIは構造化されている。有利には、第2の部分層2IIの屈折率n2は第1の部分層2の屈折率n1以上である。
ここで第1の部分層2に使用される材料に、以下の材料が考えられる:ガラス/スピンオンガラス、エポキシ樹脂、シリコーン、PMMA、透明有機材料、フォトレジスト、酸化シリコン、酸化窒化シリコン。第2の部分層2IIには、以下の材料を使用することができる:窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル。
第1の部分層2が空気から成る場合、第2の部分層2IIには以下の材料が適している:
ガラス/スピンオンガラス、エポキシ樹脂、シリコーン、PMMA、透明有機材料、フォトレジスタ、酸化窒化シリコン、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル。
フィルタエレメント2はすでに、事前製造されて層スタック上に取り付けることができる。たとえば、既述のBEFを図2cに示された構成で構成し、層スタックに直接取り付けることができる。択一的に、層スタックにまず第1の部分層2を取り付けた後、未構造化状態の第2の部分層2IIを取り付け、構造エレメント2aを形成することができる。前記第2の部分層2IIはたとえばBCB(ベンゾシクロブテン)を含み、たとえばエンボス加工によって構造化される。
図3に示されたフィルタエレメント2は、テーパ形状の構造エレメント2aを有する。構造エレメント2aは上方向になるにつれて広幅になっていく。すなわち、構造エレメント2aの上方の直径Tは下方の直径Bより大きい。とりわけ、T:Bの比がフィルタエレメント2の指向性を決定し、有利には>2であり、特に有利には>4であり、さらに特に有利には>6である。ベース角度αに有利な値は>40°であり、とりわけ>60°であり、特に有利には70°である。
構造エレメント2aは層スタック1からエッチング形成される。すなわち、構造エレメント2aは半導体材料を含む。構造エレメント2aの側面には反射層5が設けられている。さらに、層スタック5の裏面には反射層5が設けられている。個々の構造エレメント2a間にも別の反射層5が設けられている。
構造エレメント2aは異なる材料から形成することもでき、たとえばガラス/スピンオンガラス、エポキシ樹脂、シリコーン、PMMA、透明有機材料、フォトレジスト、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化タンタルから形成することができる。有利には、高い屈折率を有する材料、すなわち半導体材料の領域内にある屈折率を有する材料が選択される。たとえば、構造エレメント2aは層スタックの1つの層に配置され、とりわけ散乱層である層に配置される。
構造エレメント2aの下方の直径Bは、最小で100nmとすることができ、また1μmを上回ることもでき、極限的なケースではチップの側縁長に相応することができる。
図1〜3に示されたようなフィルタエレメントでは、空間角度に依存するフィルタリングは、適切に成形された構造エレメントによって行われるのに対し、図4が示すフィルタリング2付きの素子10では、空間角度に依存するフィルタリグは干渉効果を利用して行われる。
フィルタエレメント2は少なくとも1つの第1の誘電体層20aと少なくとも1つの第2の誘電体層20bとを有する。破線によって示された層20nでは、フィルタエレメント2が複数のn個の層を有することが可能であることが表されている。両層20aおよび20bは、異なる屈折率を有する材料を含む。有利には、層スタック1の半導体層の屈折率は誘電体層20aおよび20bより大きい。とりわけ、第1の誘電体層20aは窒化チタンを含み、第2の誘電体層20bは酸化シリコンを含むことができる。図6に、フィルタエレメント2に特有の反射スペクトルが示されており、以下でこの反射スペクトルを詳細に説明する。
フィルタエレメント2は放射放出素子10の表側に設けられるのに対し、裏面には反射層および/または担体を配置することができる。これは、破線のエレメント100によって示されている。このようなエレメント100は次のように設けられる。すなわち、少なくとも部分的にフィルタエレメント2によって後方反射された放射成分から成る入射放射を表側の方向に、有利には別の角度で偏向することにより、光ビームが素子から出力結合されるように設けられる。
図5に放射放出素子10が示されているが、これが図4に示された素子と異なる主な相違点は、粗面加工された表面3を有する層スタック1を備えていることである。粗面加工された表面3は多数の散乱中心を有し、これらによって角度分布の変化が実現される。有利には、このことによって放射出力結合が向上される。
誘電体バンドパスフィルタとして構成されたフィルタエレメント2は、均一の層厚さを有する層を有さねばならないので、粗面加工された表面3は、フィルタエレメント2の直接的な取り付けには適さない。したがって、層スタック1上には平坦化層13が配置され、これがフィルタエレメント2に対して平坦な下地を成す。平坦化層13は有利には放射透過性の材料を含み、たとえば酸化シリコンまたはスピンオンガラスを含む。
有利には、層スタック1からフィルタエレメント2への方向に屈折率が低減していく。
図4および5に関連づけて記載されたフィルタエレメントは、たとえば薄片上にも取り付け、この薄片によって素子のケーシング(図示されていない)に固定することも可能であることに留意されたい。
図6は、角度0°、20°および40°の場合の反射スペクトル(曲線I〜III、横軸:波長λ、縦軸:反射率R)が示された上方のグラフと、活性層列で生成された放射のスペクトル(横軸:波長λ、縦軸:強度I)を示す下方のグラフとを有する。これらのグラフは、図4に示された素子にも、図5に示された素子にも当てはまる。
両グラフから分かるように、生成された放射のスペクトル分布はフィルタエレメントの反射スペクトルの短波長側の側縁に存在する。それゆえ、フィルタエレメントの表面法線との間に40°以下の角度を成す光ビームは、フィルタエレメントの通過帯域内にある。この光ビームはフィルタエレメントによって実質的には放出されるのに対し、該フィルタエレメントの表面法線との間に40°を上回る角度を成す光ビームは実質的に反射される。
図7aに示された放射放出素子10は、担体基板6と、該担体基板6上に配置された層スタック1とを有する。素子10の放射出射面では、層スタック1はフィルタエレメント2によって区切られている。フィルタエレメント2は、この実施例では偏光フィルタである。
フィルタエレメント2は、ある偏光方向を有する光は透過し、別の光はすべて、層スタック1に戻り反射される。この戻り反射された光は部分的に活性層列4に吸収され、内部量子効率に相応して、新たな偏光方向で再放出される。吸収されなかった光は、層スタック1と担体基板6との間に配置された反射層5で反射される。こうするために特に有利なのは、反射層5として金属ミラーが組み込まれた薄膜LEDである。ここで反射された光は活性層列4を再び透過し、吸収されて場合によっては再放出されるか、または反射性のフィルタエレメント2に再び入射される。
図7bには、偏光フィルタとして適切なフィルタエレメント2が斜視図で示されている。フィルタエレメント2は、複数の複屈折性層20aおよび20bを有する。層20aはx方向に第1の屈折率n1を有し、y方向に第2の屈折率nを有する。層20bはx方向に第3の屈折率n2を有し、y方向に第2の屈折率nを有する。したがって、屈折率はx方向では、層20aおよび20bを越えると交代するが、y方向では一定に維持される。それゆえ、偏向方向がx方向に対して平行である光ビームは、異なる層20aおよび20b間の移行部で反射され、層スタックに戻される。とりわけ、層20aおよび20bはλ/4の光学的厚さを有する。さらに、x方向に対して平行な偏光方向を有する光ビームは、有利には放出方向に破壊的に干渉し、反射方向には建設的に干渉する。偏光方向がy方向に対して平行である光ビームは、光学的に均質な媒体を透過し、このことによってフィルタエレメントを実質的に偏向なしで透過する。したがって放射放出素子10は、y方向に対して平行な偏光方向を有する放射を放出する。
フィルタエレメントを偏光フィルタとして構成するための別の手段を、以下で図8a〜8eおよび9a〜9cを参照して説明する。これらの実施例すべてに共通する点は、偏光フィルタが金属格子として構成されていることである。とりわけ、金属格子は、層スタックのエッジに対して平行に延在する金属ストライプ200aから成る。
金属ストライプ200aは有利には相互に、放射の波長より小さい間隔をおいて連続して設けられる。金属ストライプ200aの幅は前記間隔の一部分である。金属格子には金属または金属化合物が使用され、とりわけAu、Ag、AlまたはAuZnが使用される。前記金属ストライプ200aに対して平行な偏光方向を有する光ビームは反射されるのに対し、該金属ストライプ200aに対して垂直な偏光方向を有する光ビームは放出される。
偏光フィルタとしての機能の他に、金属格子は有利にはコンタクト格子としても使用され、層スタックへの電流注入が均質に行われるのを保証することができる。金属格子はこうするために、コンタクトアーム18によってボンディングパッド17と接続することができる。コンタクトアーム18は典型的には、金属ストライプ200aより広幅である。有利には、金属格子を電流注入に使用することによって、付加的なコンタクトアームを削減することができるので、有効な放出面積が拡大される。
それぞれ素子の平面図が示されている図8a,8cおよび8dから分かるように、ボンディングパッド17は素子の放出面の中心に配置することができる。コンタクトアーム18はボンディングパッド17から外側の方向に、素子のエッジまで続いており、非中心的な領域に電流を供給する。択一的に、ボンディングパッド17は図8bに示されているように、チップのコーナに配置することもできる。このような構成の利点は、チップ中心で放射を放出できることである。
図8eは、図8aおよび8dに示された素子の断面を示す。素子10は薄膜技術で製造されている。すなわち、層スタック1は成長基板から剥離されている。この成長基板の代わりに、層スタック1は担体基板6上に配置されており、該層スタック1の裏面には反射層5が設けられている。フィルタエレメント2によって戻り反射された放射成分は、反射層5によって出力結合面の方向に偏向することができる。入射した光ビームに新たな偏光方向を与え、出力結合確率を上昇するために、反射層5はたとえば凹凸を有することができる。択一的に、層スタック1の裏面を粗面加工することができる。その際には、この凹凸を層スタック1と反射層5との間の平坦化層(図示されていない)によって補償することができる。この平坦化層は有利には、放射透過性の材料を含み、たとえばTCOを含む。
図9aに別の変形形態が示されている。層スタック1は表側で構造化されており、素子10は、図8eに示された素子とは対照的に裏面に内部散乱メカニズムを有するのではなく、表側に内部散乱メカニズムを有する。構造化部は金属格子に相応して形成され、該金属格子の金属ストライプ200aは上昇部14を延在する。この変形形態では、平坦化層を省略することができる。また、反射層5を平坦に形成することにより、比較的良好な反射作用を実現することもできる。
図9bに、図9aに示された素子のシミュレートされた放出スペクトル(曲線ITS、ITPを参照)と、表面が構造化されておらず金属ストライプ200aが上昇部を延在しない素子のシミュレートされた放出スペクトル(曲線IITS、IITPを参照)とが示されている。
「TS」は、金属ストライプ200aに対して垂直な偏光方向を表す。「TP」は、金属ストライプ200aに対して平行な偏光方向を表す。
縦軸は放出度Tを示す。横軸は、フィルタエレメントの表面法線と入射された光ビームとの間の角度Wを示す。図9bのグラフから分かるように、平行偏光状態の放射の場合には、表面が構造化されているかまたは構造化されていないかで相違点は無い。どちらの場合にも、放射は高い確率で反射される。しかし垂直偏光状態の放射の場合、表面に構造化部分が設けられる場合の方が、放出度Tは決定的に上昇する。
図9cに、金属ストライプ200aが表面上に設けられた上昇部14が拡大されて示されている。金属ストライプ200は、上昇部14と同様に幅dを有する。金属ストライプ200a間の間隔も上昇部14間の間隔も、a〜dによって示されている。金属ストライプ200aの高さはhによって示されており、上昇部14の高さはetch_hによって示されている。
放出スペクトルをシミュレートするため、以下の値を使用した:
a=160nm、h=80nmおよびetch_h=180nm。
ここに記載された変形形態にしたがって金属格子を形成するためには、2つの異なる手法が考えられる:
金属格子を、層スタック上に配置されたマスクを使用して、構造化によって被着する手法。またはその次に、一貫した金属層を構造化することによって生成する手法。たとえば構造化は、リソグラフィ法(電子ビームリソグラフィまたはナノインプリントリソグラフィ)によって行われる。金属格子はとりわけ、スパッタリング法または蒸着法によって形成される。
ここに記載されたすべてのフィルタエレメントにおいて、フィルタエレメントの厚さが素子の横方向の寸法より小さいか、またはフィルタエレメントの側縁部が鏡面加工されていることにより、生成された放射を効率的に利用できることが当てはまる。
図10〜15は、反射層5、散乱層11およびフィルタエレメント2の種々の実施可能な構成を示す。もちろん、フィルタエレメント2はここでは、上記の変形形態のうち1つの変形形態にしたがって空間角度フィルタまたは偏光フィルタとして構成することができる。
図10に示された放射放出素子10は担体基板6を有し、この担体基板6には放射方向Aで見て、反射層5、第1の散乱層11、ドーピング層12、活性層列4、別のドーピング層12、第2の散乱層11およびフィルタエレメント2が後置されている。前記ドーピング層12および別のドーピング層12は、たとえば閉じ込め層である。有利には、第1の散乱層11、ドーピング層12、活性層列4、別のドーピング層12および第2の散乱層11は層スタック1に属しており、半導体材料を含む。
図11に示された放射放出素子10は、反射層5までは図10に示された放射放出素子10に相応する層を有する。担体基板6はこの実施例では、該担体基板より上方に位置する層と格段に異なる屈折率を有する。とりわけ前記屈折率は、上方に位置する層より小さく、入射された放射が全反射される。それゆえ、反射層を省略することができる。
図12に示された放射放出素子10の構成は、大部分は図10の放射放出素子に相応する。ここで異なるのは担体基板6であり、担体基板6は透明であり、たとえばサファイアを含む。担体基板6の層スタック1と反対側の面に、反射層5が配置されている。したがって、担体基板6を通って放出された放射は反射層5によって、層スタック1に戻り反射される。
図13に、フリップチップ構成を有する放射放出素子10が示されている。層スタック1の担体基板6と反対側の面に、反射層5が配置されている。さらに、担体基板6の層スタック1と反対側の面に散乱層11およびフィルタエレメント2が配置されている。担体基板6はここで有利には、活性層列4によって生成された放射に対して透過性である。たとえば、担体基板6はサファイアを含む。このような構成で有利なのは、成長基板であると同時に担体基板6でもある基板を、層スタック1から剥離しなくてもよいことである。それにもかかわらず、動作中に発生する熱はフリップチップ構成に起因して、該熱が発生した場所で、すなわち活性層列4の近傍で取り出すことができる。反射層5によって、良好な排熱が実現される。
図14に示された放射放出素子10は担体基板6を有し、この担体基板6には放射方向Aで見て、反射層5、第1の散乱層11、ドーピング層、電磁放射を生成するための活性層列4、別のドーピング層12、第2の散乱層11、平坦化層13およびフィルタエレメント2が後置されている。前記ドーピング層および別のドーピング層12は、たとえば閉じ込め層である。散乱層11は任意の構成部分である。このことは平坦化層13にも当てはまる。平坦化層13はとりわけ、該平坦化層13の下方に位置する層が平坦である場合に省略することができる。
図15に示されたフィルタエレメント2は別個の外部エレメントとして、半導体チップ8ないしは層スタック1の上に設けられる。放射方向Aで見てフィルタエレメント2の前に光学的エレメントを配置することが考えられる(図17〜20参照)。
図10〜15と関連づけて示された散乱層11は必須の構成部分ではなく、任意の構成部分であることを述べておく。
図16に、薄膜半導体チップ8とフィルタエレメントとして機能する光学的エレメント7とを有する放射放出素子10が示されている。光学的エレメント7はこの場合、鏡面加工された集光器であり、これはチップ近傍に配置される。損失を小さく抑えるため、光学的エレメント7の放射入射面とチップ表面との間の間隔は、チップエッジ長の10%より小さくなければならず、光学的エレメント7の受光角は可能な限り±90°に近くなければならない。また、薄膜半導体チップ8の側面を鏡面加工するのも有利である。
図17に示された放射放出素子10は、薄膜半導体チップ8と、輝度を上昇するための光学的エレメント7とを有する。光学的エレメント7はチップ近傍に配置され、有利には鏡面加工された集光器として形成される。さらに、放射放出素子10はフィルタエレメント2を有する。このフィルタエレメント2はとりわけ、光を方向決定するフィルムであり、たとえばBEFである。フィルタエレメント2は光学的エレメント7の放射透過面9に設けられる。この実施例では、フィルタエレメント2は光学的エレメント7の薄膜半導体チップ8と反対側の面に配置される。
図18に示されている放射放出素子10は薄膜半導体チップ8およびフィルタエレメント2を有し、該薄膜半導体チップ8はチップ近傍に光学的エレメント7を有し、該光学的エレメント7はとりわけ、鏡面加工された集光器である。前記フィルタエレメント2は、偏光光を生成するための偏光フィルタとして構成されている。このような構成で有利なのは、作用が方向に依存する偏光フィルタを集光器によってより効率的に利用できることである。というのも、集光器は光ビームを、すでに適切に方向決定するからである。
図19に示された放射放出素子10は、図17および18に相応する構成を有し、反射器として形成された別の光学的エレメント7bも有する。前記別の光学的エレメント7bは、集光器として形成された光学的エレメント7aの入力結合面の下方に配置されている。
図20に示された放射放出素子10は図17〜20に相応する構成を有し、光学的エレメント7は集光器ではなく反射器として形成されており、該反射器の放射透過面9にフィルタエレメント2が設けられている。フィルタエレメント2は、放出されなかった放出成分に対して反射性である。たとえばフィルタエレメント2は、光を方向決定するフィルムであるかまたは偏光フィルムである。
なお、本発明は実施例に基づいたこれまでの説明によって限定されるものではない。むしろ本発明はあらゆる新規の特徴ならびにそれらの特徴のあらゆる組み合わせを含むものであり、これには殊に特許請求の範囲に記載した特徴のあらゆる組み合わせが含まれる。このことはこのような特徴またはこのような組み合わせ自体が特許請求の範囲あるいは実施例に明示的には記載されていない場合であっても当てはまる。
本願は、ドイツ連邦共和国特許出願第102006037736.2号の優先権を主張するものであり、その開示内容は参照により本願に取り入れられる。
本発明による放射放出素子の第1実施例の概略的な断面図である。 a,bは本発明によるフィルタエレメントの実施例の平面図である。cは図2aおよび2bに示されたフィルタエレメントの実施例の断面図である。 本発明による放射放出素子の第2実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第3実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第4実施例の概略的な断面図である。 本発明による空間角度フィルタの反射スペクトルを示す第1のグラフと、生成された放射のスペクトル分布を示す第2のグラフを示す。 本発明による放射放出素子の第5の実施例の概略的な断面図である。 図7aに示されたフィルタエレメントの斜視図である。 フィルタエレメントの種々の実施例の平面図である。 フィルタエレメントの種々の実施例の平面図である。 フィルタエレメントの種々の実施例の平面図である。 フィルタエレメントの種々の実施例の平面図である。 図8aまたは図8dに示されたフィルタエレメントを有する本発明の放射放出素子の第6実施例の断面図である。 本発明による放射放出素子の第7実施例の概略的な断面図である。 とりわけ図9aに示された素子の放出スペクトルを示すグラフである。 図9aに示されたフィルタエレメントの一部を示す。 本発明による放射放出素子の第8実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第9実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第10実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第11実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第12実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第13実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第14実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第15実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第16実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第17実施例の概略的な断面図である。 本発明による放射放出素子の第18実施例の概略的な断面図である。
符号の説明
1 層スタック
2 フィルタエレメント
4 活性層列
5 層スタック
6 担体基板
8 半導体チップ

Claims (36)

  1. 放射放出素子(10)において、
    半導体材料をベースとし、電磁放射を生成するための活性層列(4)を有する層スタック(1)と、
    放射方向(A)で見て該活性層列(4)に後置されているフィルタエレメント(2)
    とを有し、
    該フィルタエレメント(2)は、第1の放射成分を放出し、第2の放射成分を該層スタック(1)内へ反射するためのフィルタエレメントであり、
    該第2の放射成分は該フィルタエレメント(2)での反射後、偏向プロセスまたは吸収放出プロセスを施され、
    偏向または放出された放射は、該フィルタエレメント(2)に再び入射されるように構成されていることを特徴とする、放射放出素子。
  2. 前記第1の放射成分は、前記フィルタエレメント(2)への入射時に第1の空間的角度領域にある光ビームから成り、
    前記第2の放射成分は、該フィルタエレメント(2)への入射時に、該第1の空間的角度領域と異なる第2の角度領域にある光ビームから成る、請求項1記載の放射放出素子。
  3. 前記フィルタエレメント(2)は空間角度フィルタである、請求項2記載の放射放出素子。
  4. 前記フィルタエレメント(2)は、放射透過性の材料を含む少なくとも1つの平坦な層を有する、請求項3記載の放射放出素子。
  5. 前記少なくとも1つの平坦な層は、前記層スタック(1)の半導体材料の屈折率より小さい屈折率を有する材料を含む、請求項4記載の放射放出素子。
  6. 前記少なくとも1つの層は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、ガラス材料またはTCOを含む、請求項4または5記載の放射放出素子。
  7. 前記フィルタエレメント(2)は誘電体バンドパスフィルタである、請求項1から3までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  8. 前記誘電体バンドパスフィルタは、異なる屈折率を有する少なくとも2つの誘電体層を有する、請求項7記載の放射放出素子。
  9. 前記誘電体バンドパスフィルタは、窒化チタンを含む第1の層と、酸化シリコンまたは酸化チタンを含む第2の層とを有する、請求項7または8記載の放射放出素子。
  10. 前記フィルタエレメント(2)は構造エレメント(2a)を有する、請求項1から5までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  11. 前記構造エレメント(2a)は放射方向(A)に狭幅になっていく、請求項10記載の放射放出素子。
  12. 前記構造エレメント(2a)は放射方向(A)に広幅になっていく、請求項10記載の放射放出素子。
  13. 前記構造エレメント(2a)は、円錐状または角錐状または角柱状に形成されている、請求項10から12までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  14. 前記構造エレメント(2a)は、2次元格子に相応して構成されている、請求項10から13までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  15. 前記構造エレメント(2a)は、前記層スタック(1)の構造化によって形成されている、請求項10から14までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  16. 前記層スタック(1)と異なる層(2II)が前記構造エレメント(2a)を有する、請求項10から14までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  17. 前記構造エレメント(2a)を有する層(2II)は放射透過性の材料を含む、請求項16記載の放射放出素子。
  18. 前記構造エレメント(2a)を有する層(2II)は、
    酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、ガラス、TCO、PMMA、フォトレジスト、エポキシ樹脂、シリコーンのうち少なくとも1つを含む、請求項16または17記載の放射放出素子。
  19. 前記フィルタエレメント(2)はフォトニック結晶である、請求項1から3までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  20. 前記フィルタエレメント(2)は偏光フィルタである、請求項1記載の放射放出素子。
  21. 前記第1の放射成分は前記フィルタエレメント(2)への入射後、第1の偏光方向で直線偏光された光ビームを有し、
    前記第2の放射成分は該フィルタエレメント(2)への入射後、該第1の偏光方向に対して垂直に直線偏光された光ビームを有する、請求項20記載の放射放出素子。
  22. 前記フィルタエレメント(2)は少なくとも1つの複屈折性材料を含む、請求項20または21記載の放射放出素子。
  23. 前記フィルタエレメント(2)は、第1の屈折率n1および第2の屈折率nを有する少なくとも1つの第1の複屈折性層(2a)と、第3の屈折率n2および該第2の屈折率nを有する少なくとも1つの第2の複屈折性層(2b)とを備えている、請求項22記載の放射放出素子。
  24. 前記第2の複屈折性層(2b)は放射方向(A)で見て、前記第1の複屈折層(2a)に後置されている、請求項23記載の放射放出素子。
  25. 前記第1の複屈折層(2a)および第2の複屈折層(2b)はλ/4の光学的厚さを有する、請求項23または24記載の放射放出素子。
  26. 前記フィルタエレメント(2)は金属格子を有する、請求項20または21記載の放射放出素子。
  27. 前記金属格子は、前記層スタック(1)のエッジに対して平行に延在する金属ストライプ(200a)を有する、請求項26記載の放射放出素子。
  28. 前記層スタック(1)は構造化され、前記金属ストライプ(200a)が該層スタック(1)の上昇部(14)を延在するように構成されている、請求項27記載の放射放出素子。
  29. 前記フィルタエレメント(2)はフォトニック結晶である、請求項20または21記載の放射放出素子。
  30. 前記活性層列(4)の前記フィルタエレメント(2)に対向する側に反射層(5)が配置されている、請求項1から29までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  31. 前記反射層(5)は金属を含む、請求項30記載の放射放出素子。
  32. 前記反射層(5)は担体基板(6)上に配置されている、請求項30または31記載の放射放出素子。
  33. 前記層スタック(1)は薄膜半導体ボディである、請求項1から32までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  34. 前記活性層列(4)と反射層(5)との間に散乱層(11)が配置されている、請求項30から33までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  35. 放射方向(A)で見て前記層スタック(1)に光学的エレメント(7)が後置されており、
    前記フィルタエレメント(2)は該光学的エレメント(7)の放射透過面(9)に配置されている、請求項1から34までのいずれか1項記載の放射放出素子。
  36. 前記光学的エレメント(7)は反射器および/または集光器である、請求項35記載の放射放出素子。
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