JP2008046022A - 光学式測定方法及び光学式測定装置 - Google Patents

光学式測定方法及び光学式測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 短時間で測定対象の光学的測定を行えるようにすること。
【解決手段】 光源103からの微細な断面面状の測定用光は、レンズ104、105によって径が拡大された後、その外周部分が凸筒コーンミラー107の光反射面108によって凹コーンミラー110側に反射されると共に、その中心部分の基準測定用光122は貫通孔109を通って測定対象124に照射される。コーンミラー110から出力された環状測定用光123は、凹レンズ112、凸レンズ113、平凸リングレンズ114、平凹リングレンズ115、凸コーンミラー118、凹コーンミラー116を介して測定対象124に照射される。演算制御部200は、凹コーンミラー116を光軸106に沿って移動制御して、測定対象124を径の異なる環状測定用光123により走査し、光検出部102によって検出した測定用光及び基準測定用光に基づいて、測定対象124の形状等を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定用光を測定対象に照射すると共に前記測定対象で反射した前記測定用光を検出し、前記検出した測定用光に基づいて、前記測定対象の形状等を算出することによって前記測定対象の光学的測定を行う光学式測定方法及び光学式測定装置に関する。
従来から、半導体レーザ等の光源から発生した測定用光を測定対象に照射し、測定対象で反射した前記測定用光を検出することによって、前記測定対象の3次元形状や所定位置から前記測定対象の測定対象位置までの距離等を算出することによって、前記測定対象の光学的測定を行うようにした光学式測定装置が開発されている(例えば、非特許文献1参照)。
図3は、前記非特許文献1に記載された光学式測定装置の測定原理を示す図であり、三角測距方式の測定原理を示している。
図3において、31は所定位置から測定対象mまでの距離や測定対象mの形状等を測定するための測定用光を出力する光源(例えば、半導体レーザや赤外線発光ダイオード)、32は投光レンズ、33は受光レンズ、34は光検出素子としてのPSD(Position Sensitive Detector)、35は投光レンズ32の光学軸(レンズの中心を通りレンズ面に直角な軸)、36は受光レンズ33の光学軸、mは測定対象である。尚、光検出素子としては、PSD34の代わりにCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光センサアレー(CMOS光センサアレー)等も使用可能であるが、以下の説明ではPSD34を用いた例で説明する。
光源31から出力された測定用光は、投光レンズ32によって所定の指向性が付与され、測定対象mに照射される。測定対象mに到達した測定用光は、測定対象mで乱反射され、該反射した測定用光の一部が受光レンズ33によってPSD34上にスポット(点)として集光される。
これにより、測定対象mで反射された測定用光はPSD34によって検出される。このとき、PSD34上の受光スポットは、受光レンズ33と測定対象mとの距離に応じて、その位置が変化する。したがって、PSD34上の受光スポット位置を電気的に検出することにより、所定位置から測定対象mまでの距離を測定することが可能になる。
さらに図3を用いて説明すると、投光レンズ32と受光レンズ33の中心間距離(基線長)をA、受光レンズ33の焦点距離をfとし、投光レンズ32から出力される測定用光の広がりやレンズ32、33の厚み・収差は無視し、受光レンズ33から距離fの位置にPSD34の受光面があるものとする。この場合、所定位置である投光レンズ32から測定対象mまでの距離dは、中心間距離A、焦点距離f及び受光スポットの位置Xを用いて、幾何学的に次式で求められる。
d=A・f/X
中心間距離A及び受光レンズ33の焦点距離fは既知の値であるため、PSD34における受光スポットの位置Xを検出することにより、所定位置から測定対象mまでの距離、測定対象mの形状、測定対象mの移動量等を光学的に測定することができる。以上のようにして、簡単な構成で高精度に、測定対象mの形状等を測定することが可能である。
ところで、測定対象mの3次元形状等を測定する場合、光源31から出力される測定用光を偏向することによって測定対象mを走査し、測定対象mの各走査点(測定対象位置)で反射した測定用光をPSD34によって検出することにより、測定を行うように構成されている。
光源31から出力される測定用光は径が微細な断面円形状の測定用光であり、したがって、測定対象mの測定面積が大きい場合、前記測定用光による測定対象mの走査に時間がかかるため、測定時間が長くなるという問題がある。
情報調査会より出版された「センサ技術」(1992年10月号(Vol.12.No.11))
本発明は、短時間で測定対象の光学的測定を行えるようにすることを課題としている。
本発明によれば、環状の測定用光によって測定対象を走査し、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出し、前記検出した測定用光に基づいて、前記測定対象についての特性を測定することを特徴とする光学式測定方法が提供される。
環状の測定用光によって測定対象を走査し、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出し、前記検出した測定用光に基づいて、形状等の前記測定対象についての長さに関する特性を測定する。
ここで、断面が面状の測定用光を環状の測定用光に変換し、前記環状の測定用光の径を変化させることによって前記測定対象を走査するように構成してもよい。
また、前記断面が面状の測定用光は前記断面が円形状であり、前記測定用光の外周部分から前記環状の測定用光を生成し、該環状の測定用光の径を変化させることによって前記測定対象を走査するように構成してもよい。
また、更に、測定の基準となる基準測定用光を前記測定対象に照射して、前記測定対象で反射した前記基準測定用光を検出し、前記検出した測定用光及び基準測定用光に基づいて前記測定対象についての長さに関する特性を測定するように構成してもよい。
また、本発明によれば、環状の測定用光を測定対象側に出力する光出力手段と、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出する光検出手段と、前記光検出手段によって検出した測定用光に基づいて、前記測定対象についての特性を算出する算出手段とを備えて成ることを特徴とする光学式測定装置が提供される。
光出力手段は、環状の測定用光を測定対象側に出力する。光検出手段は、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出する。算出手段は、前記光検出手段によって検出した測定用光に基づいて、前記測定対象についての長さに関する特性を算出する。
ここで、前記光出力手段は、断面が面状の測定用光を出力する面状光発生手段と、前記面状光発生手段が出力した面状の測定用光を環状の測定用光に変換して前記測定対象側に出力する環状光変換手段とを備えて成るように構成してもよい。
また、前記断面が面状の測定用光は前記断面が円形状であり、前記環状光変換手段は、前記測定用光の外周部分から前記環状の測定用光を生成して前記測定対象側に出力する環状光出力手段とを備えて成るように構成してもよい。
また、前記環状光出力手段は、前記面状の測定用光の外周部分から前記環状の測定用光を生成して出力する凸筒コーンミラーを有して成るように構成してもよい。
また、前記光出力手段は、前記環状の測定用光の径を変化させることによって前記測定対象を走査する走査手段を備えて成るように構成してもよい。
また、前記走査手段は、前記凸筒コーンミラーの光軸と同軸に配設され、少なくとも一方が前記光軸に沿って前記凸筒コーンミラーに対して相対的に移動可能な凸コーンミラー及び凹コーンミラーと、前記凸コーンミラー及び凹コーンミラーの少なくとも一方を前記光軸に沿って移動制御することによって前記測定対象側に出力する環状の測定用光の径を変化させる制御手段とを備えて成るように構成してもよい。
また、更に、前記光出力手段は測定の基準となる基準測定用光を前記測定対象に照射すると共に、前記光検出手段は前記測定対象で反射した前記基準測定用光を検出し、前記算出手段は前記光検出手段によって検出した前記測定用光及び基準測定用光に基づいて、前記測定対象についての長さに関する特性を算出するように構成してもよい。
また、前記凸筒コーンミラーは、その光軸に沿って設けられた貫通孔を有して成り、前記基準測定用光は前記貫通孔を介して前記測定対象側に出力されるように構成してもよい。
本発明に係る光学式測定方法によれば、短時間で測定対象の光学的測定を行うことが可能である。
また、本発明に係る光学式測定装置によれば、短時間で測定対象の光学的測定を行うことが可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係る光学式測定方法に使用する光学式測定装置の基本構成を示す斜視図であり、内部構成が分かり易いように部分的に断面を示している。
図1において、光学式測定装置は、環状の測定用光を発生する光出力部100、測定対象124で反射した前記測定用光を検出する光検出部102、光検出部102によって検出した測定用光に基づいて測定対象124についての長さに関する特性を算出すると共に、光出力部100の可動部を制御することによって前記測定用光の径を変える演算制御部200とを備えている。
ここで、測定対象124についての長さに関する特性とは、例えば、測定対象124の形状、所定位置を基準とする測定対象124の測定対象位置までの距離、所定位置を基準とする測定対象124のXYZ座標値又は、測定対象124の加工誤差である。
また、光出力部100は光出力手段を構成し、光検出部102は光検出手段を構成している。演算制御部200は、測定対象124についての長さに関する特性を算出する算出手段、測定対象124側に出力する環状の測定用光の径を変化させる制御手段、及び、環状の測定用光の径を変化させることによって測定対象124を走査する走査手段を構成している。また、光出力部100は環状光発生装置を構成している。
光出力部100は、測定用光を発生する光源103、凹レンズ104、凸レンズ105、光軸106を中心とする円錐台形状の光反射面108を有すると共に光軸106に沿って貫通孔109を有する凸筒コーンミラー107、光軸106を中心とする円錐台形状の光反射面111を有する凹コーンミラー110、凹レンズ112、凸レンズ113、平凸リングレンズ114、平凹リングレンズ115、光軸106を中心とする円錐台形状の光反射面117を有する凹コーンミラー116、光軸106を中心とする円錐台形状の光反射面119を有する凸コーンミラー118を備えている。
光源103は、半導体レーザ等によって構成され、断面は微細ではあるが、断面が円形状で面状の光である断面面状光を光軸106に沿って出力する。光源103から出力される前記光は、所定波長を有し、測定対象の測定に使用する光(測定用光)である。
凹レンズ104は、光源103からの断面面状光の径を拡大して、断面の径が所定大きさの円形面状の測定用光である断面面状光を出力する。
凸レンズ105は、凹レンズ104が生成した前記断面が円形面状の断面面状光を、光軸106に平行で断面が円形面状の断面面状光に変換して出力する。
ここで、凹レンズ104及び凸レンズ105は断面面状光の径を変換する面状光変換手段を構成し、又、光源103、凹レンズ104及び凸レンズ105は断面が円形面状の断面面状光を生成する面状光発生手段を構成している。
凸筒コーンミラー107は、凸レンズ105からの測定用光のうち、中心部分の測定用光を貫通孔109を介して基準測定用光122として、光軸106に沿って測定対象124側に出力する。また、凸筒コーンミラー107は、凸レンズ105からの測定用光のうち、外周部分(円周部分)の測定用光を凹コーンミラー110側に反射する。これにより、凸筒コーンミラー107から凹コーンミラー110には、所定幅の環状部分によって環状に構成された測定用光(環状測定用光)が出力される。
凹コーンミラー110は、その光反射面111によって、凸筒コーンミラー107からの環状測定用光を光軸106に沿う方向に反射する。
凹レンズ112は、凹コーンミラー110からの環状測定用光の径を拡大して出力する。
凸レンズ113は、凹レンズ112からの環状測定用光の進行方向を、光軸106に平行な方向にして出力する。
平凸リングレンズ114は、凸レンズ113からの環状測定用光の環状部分の幅が狭くなるように集光して出力する。
平凹リングレンズ115は、平凸リングレンズ114からの環状測定用光の進行方向を光軸106に平行な方向にして出力する。
凹コーンミラー110、凹レンズ112、凸レンズ113、平凸リングレンズ114及び平凹リングレンズ115は、凸筒コーンミラー107が貫通する貫通孔を中心部に有するリング状のレンズであるが、視覚的に構成を把握しやすいように便宜的に、凹コーンミラー110、凹レンズ112、平凸リングレンズ114及び平凹リングレンズ115は、部分的に切り欠いた状態を示している。
光源103、凹レンズ104、凸レンズ105、凸筒コーンミラー107、凹コーンミラー110、凹レンズ112、凸レンズ113、平凸リングレンズ114及び平凹リングレンズ115は、一端側が密閉され他端側が開放された円筒状の収容部101内に光軸106に沿って同軸に配設され、固定されている。
凸コーンミラー118は、平凹リングレンズ115からの環状測定用光を、光反射面119によって凹コーンミラー116側に反射する。これにより、凸コーンミラー118から凹コーンミラー116へ出力される環状測定用光は、平凹リングレンズ115から凸コーンミラー118に入力された環状測定用光よりも径の大きなものに変換される。
凹コーンミラー116は、凸コーンミラー118からの環状測定用光を、光反射面117によって反射して、測定対象124側に出力する。
凸コーンミラー118及び凹コーンミラー116の少なくとも一方は、凸筒コーンミラー107に対して、光軸106に沿う方向(矢印A、B方向)に移動可能なように構成されている。これにより、凸コーンミラー118及び凹コーンミラー116の一方を矢印A、B方向に移動させることによって、凹コーンミラー116から出力される環状測定用光の径を変えることができる。
また、凸コーンミラー118及び凹コーンミラー116の双方を、矢印A又は矢印B方向に、相互に逆方向に移動させることによって、凹コーンミラー116から出力される環状測定用光の径を変えることができる。
ここで、凸筒コーンミラー107、凹コーンミラー110、凹レンズ112、凸レンズ113、平凸リングレンズ114、平凹リングレンズ115、凹コーンミラー116及び凸コーンミラー118は、面状の測定用光を環状の測定用光に変換して出力する環状光変換手段を構成している。また、凸筒コーンミラー107及び凹コーンミラー110は面状の測定用光の外周部分から環状の測定用光を生成して測定対象124側に出力する環状光出力手段を構成している。
光検出部102は、受光レンズ120及び光検出素子121を備えている。光検出素子121としては、例えば、PSD、CCDセンサ、CMOS型の光センサアレー(CMOS光センサアレー)が使用可能である。
演算制御部200は、光検出部102によって検出した測定用光に基づいて測定対象124の形状等を算出すると共に、光出力部100の可動部である凸コーンミラー118及び凹コーンミラー116の少なくとも一方を矢印A又は矢印B方向に移動させることによって、測定対象124に出力する環状測定用光の径を変え、これによって環状測定用光により測定対象124を走査するように制御する。
ここで、凹コーンミラー116、凸コーンミラー118及び演算制御部200は走査手段を構成している。
また、前述したように演算制御部200は、光検出部102によって検出した測定用光に基づいて測定対象124についての長さに関する特性を算出するが、前記長さに関する特性としては、例えば、測定対象124の形状、所定位置を基準とする測定対象124の測定対象位置までの距離、所定位置を基準とする測定対象位置124の直交座標(XYZ座標)値、測定対象124の加工誤差がある。
収容部101、光検出部102及び演算制御部200は所定位置に配設されている。
図2は、本発明の実施の形態に係る光学式測定方法に使用する光学式測定装置の動作を説明するための説明図であり、光学式測定装置の各構成要素は、図1と同一部分には同一符号を付すと共に模式的に描いている。
尚、図2において、説明の便宜上、光検出部102の光検出素子121については符号121を付した図1と同様の側面図及び符号121Aを付した正面図を示している。また、XYZ方向についても、光検出素子121の描写方向にあわせた方向に描いている。
図2において、Oは測定の基準点となる座標原点であり、光検出部102と光軸106との交点(具体的には受光レンズ120の中心と光軸106とのY方向交点)である。測定点P0(そのXYZ座標は(T,0,0))は光軸106(換言すれば、基準測定用光122)が測定対象124に照射される点、測定点P(そのXYZ座標は(X,Y,Z))は環状測定用光123が照射される測定対象124上の任意の測定対象点である。
Tは座標原点Oと測定対象124上の測定点P0との間のX方向距離、Dは光検出部102と光軸106間のY方向(垂直方向)の距離(具体的には受光レンズ120の中心と光軸106間のY方向距離)、tは受光レンズ120の中心と光検出素子121間のX方向(水平方向)の距離である。
dは基準測定用光122が測定点P0で反射して受光レンズ120を介して光検出素子121によって検出される検出点201と、受光レンズ120の中心に対応する光検出素子121上の点203との間のY方向距離である。
rは基準測定用光122が測定点P0で反射して受光レンズ120を介して光検出素子121によって検出される検出点201と環状測定用光123が測定点Pで反射して受光レンズ120を介して光検出素子121によって検出される検出点202との間のY方向距離である。
αは凹コーンミラー116から測定対象124に向けて出力された環状測定用光123と基準測定用光122との間の角度、βは測定点Pから光検出部102へ向かう測定用光(具体的には測定点Pから受光レンズ120の中心へ向かう測定用光)と水平方向(X方向)線との間の角度である。
hは凹コーンミラー116が測定対象124に向けて環状測定用光123を反射する点と座標原点Oとの間の距離である。即ち、距離hは座標原点Oを中心とする凹コーンミラー116上の環状測定用光の半径である。凹コーンミラー116を矢印AB方向に沿って移動制御することによって距離hを制御し、これにより、環状光123の径を変えることができる。
eは点203を通る垂直方向線と検出点202との間のZ方向の距離である。
θは点203を通る水平方向線と、測定点P及び検出点202を通る線分との間の角度である。φは光軸106と、原点O及び測定点Pを通る線分との間の角度である。
尚、距離hは、演算制御部200が環状光123の径を変えるために凹コーンミラー116所定位置から移動制御する距離であり、環状光123の径の制御に伴って変化させる操作量である。また、φは測定点を決める際に指定される角度であり、θもφが変わるにしたがって変化する角度である。即ち、距離D、距離t及び角度αは予め所定の値に設定された既知の値であり、又、距離h、角度φ、角度θは各測定点の測定時において既知となる値(操作量)である。
図2において、
T=D・t/d
tanθ=(r−d)/e=(1−D/Y)・tanφ
tanβ=(r−d)/t
とすると、測定点PのXYZ座標(X,Y,Z)は、3つの下記式によって表される。
X=(D−h・sinφ)/(tan(α・sinφ)−(r−d)/t)
Y=(D・tan(α・sinφ))−h・sinφ・(r−d)/t)/(tan(α・sinφ)−(r−d)/t)
Z=e・(Y−D)/(r−d)
演算制御部200は、凹コーンミラー116をAB方向に移動することによって距離hを設定して、環状測定用光123の直径を設定する。また、角度φを指定することによって測定点Pを指定する。
演算制御部200は、予め設定された既知の値であるD、t、α、測定時の操作量であり既知の値であるh、φ、θ、及び、測定値であるe、d、rを用いて、前記3つの式に基づいて、前記指定した測定点Pの直交座標(X,Y,Z)を算出する。
前記の如くして演算制御部200は、測定対象124上の複数の点を測定することにより、測定対象124の形状、所定位置(例えば、座標原点O)を基準とする測定対象124の測定対象位置までの距離、所定位置を基準とする測定対象124のXYZ座標値又は測定対象124の加工誤差等の測定対象124についての長さに関する特性を測定する。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る光学式測定方法及び光学式測定装置について詳説する。
光源103は径が微細な円形面状の測定用光を光軸106に沿って出力する。光源103からの測定用光は、凹レンズ104及び凸レンズ105によって径が拡大されて、より大きな径で断面が円形面状の測定用光に変換され、光軸106に沿う方向に出力される。
凸レンズ105から出力された断面円形面状の測定用光は、その中心部の測定用光が凸筒コーンミラー107の貫通孔109を通って、基準測定用光として、測定対象124側に出力される。
また、凸レンズ105から出力された断面面状の測定用光は、その外周部が凸筒コーンミラー107の光反射部108によって反射されることによって、所定幅の帯状光により構成された環状の測定用光に変換され、凹コーンミラー110側に出力される。凹コーンミラー110は、その光反射部111によって、凸筒コーンミラー107からの環状測定用光を光軸106と平行な方向に反射して出力する。
凹コーンミラー110から出力された環状の測定用光は、凹レンズ112によって径が拡大された後、凸レンズ113によって光軸106に平行な方向に出力される。このようにして、凹コーンミラー110から出力された環状の測定用光は、凹レンズ112及び凸レンズ113によって径が拡大される。また、前記測定用光は、環状部分の幅が凹レンズ112及び凸レンズ113によって広げられて幅広になる。ここで、凹レンズ112及び凸レンズ113は、環状測定用光の径を拡大する第1径拡大手段を構成している。
凸レンズ113から出力された環状測定用光は、平凸リングレンズ114によって、環状部分の幅が幅狭の環状測定用光に変換された後、平凹リングレンズ115によって光軸106と平行な方向に出力される。ここで、平凸リングレンズ114及び平凹リングレンズ115は、測定用光の環状部分の幅を狭くする幅狭手段を構成している。
平凹リングレンズ115から出力された幅狭の環状測定用光は、凸コーンミラー118の光反射部119によって凹コーンミラー116側に反射される。凸コーンミラー118から凹コーンミラー116へ出力される環状測定用光は、平凹リングレンズ115から凸コーンミラー118に出力された環状測定用光よりも径が大きくなる。
また、凸コーンミラー118で反射した前記環状測定用光は、凹コーンミラー116の光反射面117によって測定対象124側に反射される。測定対象124に出力される環状測定用光123は、凸コーンミラー118から出力された環状測定用光よりも径が大きくなる。ここで、凸コーンミラー118及び凹コーンミラー116は、環状測定用光の径を拡大する第2径拡大手段を構成している。
演算制御部200は、距離hを認識しながら、凹コーンミラー116を矢印A又は矢印B方向に移動させることによって、測定対象124に出力する環状測定用光の径を変えるように制御する。これにより、測定対象124を環状測定用光201によって走査する。
以上のようにして、測定対象124に基準測定光122を照射すると共に、環状測定用光123の径を変えることによって測定対象124を捜査しながら、測定対象124で反射した基準測定用光122及び環状測定用光123を、受光レンズ120を介して光検出素子121によって検出する。光検出素子121は、測定対象124で反射した環状測定用光123に対応する環状測定用光を検出する。
演算制御部200は、光検出素子121によって検出した測定用光(基準測定用光122及び環状測定用光)に基づいて、測定対象124についての長さに関する特性(例えば、測定対象124の形状、所定位置を基準とする測定対象124上の所定点の座標、所定位置から測定対象124上の所定点までの距離)を算出する。
このとき、演算制御部200は、前記式に基づいて、所定の基準位置(本実施の形態では座標原点O)を基準とする測定点PのXYZ座標(X,Y,Z)を算出する。
環状測定用光123が照射された測定対象124上の環状の複数点の座標が、前記同様にして算出される。これにより、環状測定用光123が照射された測定対象124上の環状の複数の点の座標が短時間で測定される。
演算制御部200は、光出力部100の可動部である凸コーンミラー118を矢印A又は矢印B方向に移動させることによって、測定対象124に出力する環状測定用光123の径を変えて測定対象124を走査するように制御する。
演算制御部200は、このようにして測定対象124を環状の測定用光123によって面状に走査しながら、光検出部102によって検出した測定用光に基づいて、前記式を用いて、複数の測定点のXYZ座標を算出する。また、演算制御部200は、光検出部102によって検出した測定用光に基づいて、測定対象124の形状等の長さに関する特性を算出して、測定対象124についての長さに関する特性の測定を行う。これにより、測定対象124についの長さに関する特性の測定が短時間で行われる。
以上述べたように、本発明の実施の形態に係る光学式測定装置によれば、測定用光を測定対象に照射し、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出し、前記検出した測定用光に基づいて前記測定対象についての特性(例えば、前記測定対象についての長さに関する特性として、前記測定対象の形状、所定位置を基準とする前記測定対象上の点の座標、所定位置から前記測定対象上の点までの距離、前記測定対象の加工誤差がある。)を算出するようにした光学式測定装置において、環状の測定用光123を測定対象124側に出力する光出力部100と、測定対象124で反射した前記環状の測定用光123を検出する光検出部102と、光検出部102によって検出した測定用光に基づいて測定対象124についての特性(例えば、前記長さに関する特性)を算出する演算制御部200とを備えて成ることを特徴としており、環状の測定用光123を用いて測定対象124を走査して測定を行うため、短時間で測定対象124の形状等の長さに関する特性を光学的に測定することが可能になる。
また、本実施の形態に係る光学式測定方法によれば、環状の測定用光によって測定対象を走査し、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出し、前記検出した測定用光に基づいて前記測定対象の光学的測定を行うようにしているので、短時間で測定対象124の形状等の長さに関する特性の測定を光学的に行うことが可能になるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、前記光学式測定に好適な環状光発生装置が提供される。
尚、本実施の形態では、環状測定用光123は円形になるように構成したが、楕円形等の他の形状の環状測定用光に構成してもよい。
また、本実施の形態では、断面が面状の測定用光の周囲部分を取り出すことによって環状の測定用光123を生成したが、断面が面状の測定用光の任意の部分を環状に取り出すことによって環状の測定用光123を生成するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、凹コーンミラー116を矢印A又は矢印B方向に移動させることによって、測定対象124に出力する環状測定用光の径を変えるように制御したが、光出力部100の可動部である凸コーンミラー118及び凹コーンミラー116の少なくとも一方を矢印A又は矢印B方向に移動させることによって、測定対象124に出力する環状測定用光の径を変えるように制御するように構成することも可能である。
また、本実施の形態では、光源103と所定の位置関係を有する1つの光検出素子121を用いて測定を行ったが、光源103とは位置関係が無関係であると共に相互の位置関係が所定関係にある複数の光検出素子を用いて、幾何学的に測定対象124の形状等を算出することにより、光学的測定を行うようにしてもよい。この場合、基準測定用光を用いなくても測定対象の形状等の測定が可能になる。
また、光出力部100を、測定対象に光を照射して前記測定対象の物理的あるいは化学的な特性を光学的に測定する光学式測定装置の光源として使用することも可能である。
自動車用トランスミッション等をはじめとして、種々の凹凸面や穴端部を有する測定対象の3次元形状、所定位置から測定対象までの距離、所定位置を基準とする測定対象の座標等の各種光学的測定を行う光学式測定方法や光学式測定装置に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る光学式測定方法に使用する光学式測定装置の概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係る光学式測定方法に使用する光学式測定装置の動作説明図である。 従来から用いられている三角測距方式の測定原理を示す図である。
符号の説明
100・・・光出力手段を構成する光出力部
102・・・光検出手段を構成する光検出部
103・・・面状光発生手段を構成する光源
104・・・面状光変換手段及び面状光発生手段を構成する凹レンズ
105・・・面状光変換手段及び面状光発生手段を構成する凸レンズ
106・・・光軸
107・・・環状光変換手段及び環状光出力手段を構成する凸筒コーンミラー
108、111、117、119・・・光反射面
109・・・貫通孔
110・・・環状光変換手段及び環状光出力手段を構成する凹コーンミラー
112・・・環状光変換手段を構成する凹レンズ
113・・・環状光変換手段を構成する凸レンズ
114・・・環状光変換手段を構成する平凸リングレンズ
115・・・環状光変換手段を構成する平凹リングレンズ
116・・・環状光変換手段及び走査手段を構成する凹コーンミラー
118・・・環状光変換手段及び走査手段を構成する凸コーンミラー
120・・・受光レンズ
121・・・光検出素子
122・・・基準測定用光
123・・・環状測定用光
124・・・測定対象
200・・・算出手段、制御手段及び走査手段を構成する演算制御部

Claims (12)

  1. 環状の測定用光によって測定対象を走査し、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出し、前記検出した測定用光に基づいて、前記測定対象についての特性を測定することを特徴とする光学式測定方法。
  2. 断面が面状の測定用光を環状の測定用光に変換し、前記環状の測定用光の径を変化させることによって前記測定対象を走査することを特徴とする請求項1記載の光学式測定方法。
  3. 前記断面が面状の測定用光は前記断面が円形状であり、前記測定用光の外周部分から前記環状の測定用光を生成し、該環状の測定用光の径を変化させることによって前記測定対象を走査することを特徴とする請求項2記載の光学式測定方法。
  4. 更に、測定の基準となる基準測定用光を前記測定対象に照射して、前記測定対象で反射した前記基準測定用光を検出し、前記検出した測定用光及び基準測定用光に基づいて前記測定対象についての長さに関する特性を測定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の光学式測定方法。
  5. 環状の測定用光を測定対象側に出力する光出力手段と、前記測定対象で反射した前記測定用光を検出する光検出手段と、前記光検出手段によって検出した測定用光に基づいて、前記測定対象についての特性を算出する算出手段とを備えて成ることを特徴とする光学式測定装置。
  6. 前記光出力手段は、断面が面状の測定用光を出力する面状光発生手段と、前記面状光発生手段が出力した面状の測定用光を環状の測定用光に変換して前記測定対象側に出力する環状光変換手段とを備えて成ることを特徴とする請求項6記載の光学式測定装置。
  7. 前記断面が面状の測定用光は前記断面が円形状であり、前記環状光変換手段は、前記測定用光の外周部分から前記環状の測定用光を生成して前記測定対象側に出力する環状光出力手段とを備えて成ることを特徴とする請求項6記載の光学式測定装置。
  8. 前記環状光出力手段は、前記面状の測定用光の外周部分から前記環状の測定用光を生成して出力する凸筒コーンミラーを有して成ることを特徴とする請求項7記載の光学式測定装置。
  9. 前記光出力手段は、前記環状の測定用光の径を変化させることによって前記測定対象を走査する走査手段を備えて成ることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一に記載の光学式測定装置。
  10. 前記走査手段は、前記凸筒コーンミラーの光軸と同軸に配設され、少なくとも一方が前記光軸に沿って前記凸筒コーンミラーに対して相対的に移動可能な凸コーンミラー及び凹コーンミラーと、前記凸コーンミラー及び凹コーンミラーの少なくとも一方を前記光軸に沿って移動制御することによって前記測定対象側に出力する環状の測定用光の径を変化させる制御手段とを備えて成ることを特徴とする請求項9記載の光学式測定装置。
  11. 更に、前記光出力手段は測定の基準となる基準測定用光を前記測定対象に照射すると共に、前記光検出手段は前記測定対象で反射した前記基準測定用光を検出し、前記算出手段は前記光検出手段によって検出した前記測定用光及び基準測定用光に基づいて、前記測定対象についての長さに関する特性を算出することを特徴とする請求項5乃至10のいずれか一に記載の光学式測定装置。
  12. 前記凸筒コーンミラーは、その光軸に沿って設けられた貫通孔を有して成り、前記基準測定用光は前記貫通孔を介して前記測定対象側に出力されることを特徴とする請求項11記載の光学式測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107037499A (zh) * 2017-03-23 2017-08-11 西安交通大学 一种新型360°被动成像探测装置及其实现方法
CN107037498A (zh) * 2017-03-23 2017-08-11 西安交通大学 基于环形电机的新型360°被动成像探测装置及其实现方法

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