JP2008045767A - 圧縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二酸化炭素を冷媒として用いる冷凍装置における冷媒充填方法において、冷媒充填時間の短縮や冷媒充填後に運転可能になるまでの時間の短縮を図ることができる冷媒充填方法を提供する。
【解決手段】二酸化炭素を冷媒として用いる空気調和装置1における冷媒充填方法は、第1冷媒充填ステップと、第2冷媒充填ステップとを備えている。第1冷媒充填ステップは、冷媒連絡管6、7を含む冷媒充填対象部分に対して、充填開始から冷媒充填対象部分の圧力が所定の圧力に上昇するまで、ガス状態の冷媒を充填するステップである。第2冷媒充填ステップは、冷媒充填対象部分に対して、第1冷媒充填ステップの後から冷媒充填対象部分に充填された冷媒量が所定の量になるまで、液状態の冷媒を充填するステップである。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮装置に関する。
従来の複数の圧縮機を備えた空調機では、それぞれの圧縮機の油面を過不足なく維持する方法として、特許文献1に記載されている方法がある。この方法では、それぞれの圧縮機のケーシング内部の油たまり空間から油戻し通路によって他方の圧縮機内部などへ冷凍機油を移動させている。
特開2001―324231号公報
しかし、特許文献1に記載の空調機の場合、油の粘性等の影響により、油戻し通路の内部を油が流れにくい。とくに、CO2冷媒とともに用いられるPAG(ポリアルキレングリコール)等の冷凍機油の場合には、粘性が高いので、油戻し通路を流れにくくなる度合いが大きくなる。
一方、油を流れやすくするために油戻し通路等の連結管を太くすることが考えられる。しかし、連結管を太くした場合、耐圧を考慮すれば連結管の肉厚を厚くする必要があり、製造コストが高くなる。しかも、それぞれの圧縮機の振動が連結管に伝わって連結管が破損しやすくなる。
本発明の課題は、圧縮機間の油の安定した移動が可能な圧縮装置を提供することにある。
第1発明の圧縮装置は、複数の圧縮機と、連結路とを備えている。複数の圧縮機は、冷媒を圧縮する。連結路は、複数の圧縮機間における油の移動を可能にする。複数の圧縮機のうち油の流れにおける上流側の圧縮機の内部圧力は、下流側の圧縮機の内部圧力よりも高くなるように設定される。
ここでは、複数の圧縮機のうち油の流れにおける上流側の圧縮機の内部圧力は、下流側の圧縮機の内部圧力よりも高くなるように設定されているので、油の移動を確実に行うことができ、油面高さを圧縮機内部の圧縮機構に給油できる高さに確実に維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第2発明の圧縮装置は、第1発明の圧縮装置であって、複数の圧縮機は、可変容量圧縮機である。上流側の圧縮機の回転数は、下流側の圧縮機の回転数よりも大きい。
ここでは、複数の圧縮機が可変容量圧縮機であり、上流側の圧縮機の回転数が下流側の圧縮機の回転数よりも大きいので、複数の圧縮機間の内部圧力の差圧を発生させることが可能になり、既存の可変容量圧縮機を用いて容易かつ確実に油の移動を行うことができ、油面高さを圧縮機構に給油できる高さに維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第3発明の圧縮装置は、第1発明の圧縮装置であって、複数の圧縮機は、定容量圧縮機である。上流側の圧縮機の容積は、下流側の圧縮機の容積よりも大きい。
ここでは、複数の圧縮機が定容量圧縮機であり、上流側の圧縮機の容積が下流側の圧縮機の容積よりも大きいので、複数の圧縮機間の内部圧力の差圧を発生させることが可能になり、既存の定容量圧縮機を用いて容易かつ確実に油の移動を行うことができ、油面高さを圧縮機構に給油できる高さに維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第4発明の圧縮装置は、第1発明の圧縮装置であって、複数の圧縮機は、複数の圧縮室を有する中間圧ドーム型の圧縮機である。上流側の圧縮機の1段側の圧縮室の容積に対する2段側の圧縮室の容積の容積比は、下流側の前記圧縮機の1段側の圧縮室の容積に対する2段側の圧縮室の容積の容積比よりも小さい。
ここでは、複数の圧縮機が複数の圧縮室を有する中間圧ドーム型の圧縮機であり、上流側の圧縮機の1段側の圧縮室の容積に対する2段側の圧縮室の容積の容積比が下流側の前記圧縮機の1段側の圧縮室の容積に対する2段側の圧縮室の容積の容積比よりも小さいので、複数の圧縮機間の内部圧力の差圧を発生させることが可能になり、既存の中間圧ドーム型の圧縮機を用いて容易かつ確実に油の移動を行うことができ、油面高さを各圧縮室に給油できる高さに維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第5発明の圧縮装置は、第1発明から第4発明のいずれかの圧縮装置であって、冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられている。圧縮装置は、冷媒回路に冷媒として充填されたCO2を圧縮する。
ここでは、圧縮装置が冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられ、冷媒回路に冷媒として充填されたCO2を圧縮する。CO2冷媒は、温暖化係数が小さく、環境に優しい製品の実現が可能である。また、CO2冷媒は単位容積あたりの冷凍能力が高く、他の冷媒と同一能力を得るためのシリンダーは、小型化が可能で、圧縮機の小型化が可能である。
第6発明の圧縮装置は、第5発明の圧縮装置であって、CO2冷媒に混合される油は、ポリアルキレングリコールであり、粘性が高く、移動しにくい性質を有しているが、圧縮機間の内部圧力の差圧によって油を確実に移動することが可能である。
第1発明によれば、油の移動を確実に行うことができ、油面高さを圧縮機内部の圧縮機構に給油できる高さに確実に維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第2発明によれば、既存の可変容量圧縮機を用いて容易かつ確実に油の移動を行うことができ、油面高さを圧縮機構に給油できる高さに維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第3発明によれば、既存の定容量圧縮機を用いて容易かつ確実に油の移動を行うことができ、油面高さを圧縮機構に給油できる高さに維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第4発明によれば、既存の中間圧ドーム型の圧縮機を用いて容易かつ確実に油の移動を行うことができ、油面高さを各圧縮室に給油できる高さに維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
第5発明によれば、CO2冷媒は、温暖化係数が小さく、環境に優しい製品の実現が可能である。また、CO2冷媒は単位容積あたりの冷凍能力が高く、他の冷媒と同一能力を得るためのシリンダーは、小型化が可能で、圧縮機の小型化が可能である。
第6発明によれば、CO2冷媒に混合される油は、ポリアルキレングリコールであり、粘性が高く、移動しにくい性質を有しているが、圧縮機間の内部圧力の差圧によって油を確実に移動することが可能である。
〔第1実施形態〕
<圧縮装置1の全体構成>
図1に示される圧縮装置101は、冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられ、冷媒回路に冷媒として充填されたCO2冷媒を圧縮する2台の圧縮機C1、C2を備えている。2台の圧縮機C1、C2は、高圧ドームタイプの容量可変のインバータ圧縮機である。2台の圧縮機C1、C2は、油Aの移動を可能にする連結路である均油通路35によって互いに連結されている。圧縮機C1、C2のうち油Aの流れ(流れ方向FA)における上流側の圧縮機C1の内部圧力は、下流側の圧縮機C2の内部圧力よりも高くなるように設定されているので、圧縮機C1からC2への油Aの流れ(流れ方向FA)が可能である。なお、圧縮機C1、C2は、2台以上であってもよく、この場合も、隣接する圧縮機の間を均油通路によって互いに連結すればよい。
<圧縮機C1、C2の構成>
図1〜3に示される2台の圧縮機C1、C2は、同じ構成を有しており、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構4と、シャフト6と、均油通路35とを備えている。モータ3、圧縮機構4およびシャフト6は、ケーシング2の内部に収納されている。圧縮機構4は、単シリンダのスイング圧縮機であり、後述する揺動ピストン21、ブッシュ23、およびシリンダ27aを有している。
ケーシング2は、筒状部2aと、筒状部2aの上下の開口端を閉じる一対の鏡板2b、2cとを有している。ケーシング2の筒状部2aは、モータ3のモータステータ8およびモータロータ9を収納している。また、ケーシング2は、シリンダ27aの下部に油Aを貯める貯油空間32を有する。油Aは、圧縮機構4の潤滑に用いられ、CO2冷媒とともにケーシング2の内部に充填される。
油Aは、従来より用いられる冷凍機油であり、第1実施形態ではPAG(ポリアルキレングリコール)である。
ここで、図4のグラフに示されるように、CO2冷媒とPAGとの組合せ(曲線C1)は、他のR410A冷媒とエーテルとの組合せ(曲線C2)と比較して、2台の圧縮機間の差圧に対する流量比(R410A冷媒とエーテルとの組合せの場合を1とする)を見れば、CO2冷媒とPAGとの組合せ(曲線C1)の流量比は、差圧の全範囲において、R410A冷媒とエーテルとの組合せ(曲線C2)の流量比よりも低いことがわかる。すなわち、CO2冷媒とPAGとの組合せは、R410A冷媒とエーテルとの組合せよりも流れにくい性質を有していることがわかる。
CO2冷媒が充填されたケーシング2の内圧は、高圧(12MPa程度)になっている。
ここで、圧縮機C1、C2のうち油Aの流れ(流れ方向FA)における上流側の圧縮機C1の内部圧力は、下流側の圧縮機C2の内部圧力よりも高くなるように設定されている。
第1実施形態では、容量可変のインバータ圧縮機C1、C2において、内部圧力の差圧を発生させるために、上流側の圧縮機C1の回転数は、下流側の圧縮機C2の回転数よりも大きくしている。これにより、圧縮機C1の内部圧力は、圧縮機C2の内部圧力よりも高くなる。
モータ3は、回転数を変更することができるインバータモータであり、環状のモータステータ8と、モータステータ8の内部空間8aに回転自在に配置されたモータロータ9とを有している。モータロータ9は、シャフト6に連結され、シャフト6とともに回転することが可能である。
モータステータ8は、複数の点接合部7によって筒状部2aに固定されている。点接合部7は、具体的には、筒状部2aに貫通孔2dを形成し、その貫通孔2dを通してモータステータ8をスポット溶接することにより形成される。
<圧縮機構4の構成>
圧縮機構4は、図1〜3に示されるように、ブレード22を有する揺動ピストン21と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27aとを有している。シリンダ27aは、揺動ピストン21を収納するシリンダ室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有している。さらにシリンダ27aの端面にはフロントヘッド27b、リアヘッド27cが設置され、リアヘッド27cにはブッシュ孔25に連通するブッシュ給油路26を有している。
揺動ピストン21は、モータ3の回転駆動力を受けてシャフト6の偏心部6aが偏心して回転することによって、シリンダ室24の内部で揺動し、これによって、吸入管28から吸入されたCO2冷媒をシリンダ室24内部で圧縮する。圧縮されたCO2冷媒は、ケーシング2の内部を通って上昇し、吐出管29から吐出される。
フロントヘッド27bは、マウンティングプレート30にネジ止めされている。マウンティングプレート30は、マウンティングプレート接合部31によってケーシング2の筒状部2aに固定されている。マウンティングプレート接合部31は、スポット溶接により形成されている。
<第1実施形態の特徴>
(1)
第1実施形態の圧縮装置101は、複数の圧縮機C1、C2のうち油Aの流れFAにおける上流側の圧縮機C1の内部圧力が、下流側の圧縮機C2の内部圧力よりも高くなるように設定されているので、油Aの移動を確実に行うことができ、油面高さを圧縮機構4に給油できる高さ(具体的には、ブッシュ給油路26の吸入口26aよりも高い位置)に確実に維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
また、油を流れやすくするために圧縮機間の均油通路35に用いられる連結管を太くする必要がないので、連結管の製造コストを抑えることができ、製品の信頼性を確保することが可能である。また、連結管を太くしなくてよいので、圧縮機の振動が伝わりにくくなり、連結管の破損のおそれもない。
(2)
第1実施形態の圧縮装置101は、圧縮機C1、C2が、容量可変のインバータ圧縮機であり、内部圧力の差圧を発生させるために、上流側の圧縮機C1の回転数は、下流側の圧縮機C2の回転数よりも大きくしているので、内部圧力の差圧を発生させることが可能になり、既存のインバータ圧縮機を用いて容易かつ確実に油Aの移動を行うことができ、油面高さを圧縮機構4に給油できる高さ(具体的には、ブッシュ給油路26の吸入口26aよりも高い位置)に維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
(3)
第1実施形態の圧縮装置101は、冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられており、冷媒回路に冷媒として充填されたCO2を圧縮する。
ここでは、圧縮機C1、C2は、CO2冷媒を圧縮している。CO2冷媒は、温暖化係数が小さく、環境に優しい製品の実現が可能である。また、CO2冷媒は単位容積あたりの冷凍能力が高く、他の冷媒と同一能力を得るためのシリンダーは、小型化が可能で、圧縮機の小型化が可能である。
(4)
第1実施形態の圧縮装置101では、CO2冷媒に混合される油Aは、ポリアルキレングリコールであり、粘性が高く、移動しにくい性質を有しているが、圧縮機C1、C2間の内部圧力の差圧によって油Aを確実に移動することが可能である。
<第1実施形態の変形例>
(A)
第1実施形態では、CO2冷媒とともに用いられる冷凍機油として、PAG(ポリアルキレングリコール)を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、従来公知のその他の冷凍機油を採用することが可能である。この場合も、圧縮機C1、C2間の内部圧力の差圧によって冷凍機油を確実に移動することが可能である。
(B)
上記第1実施形態では、圧縮機C1、C2として、容量可変のインバータ圧縮機が用いられているが、本発明はこれに限定されるものではない。
第1実施形態の変形例として、複数の圧縮機C1、C2が、一定の回転数で圧縮動作を行う高圧ドームタイプの定容量圧縮機であり、これらの定容量圧縮機C1、C2のうち、上流側の圧縮機C1の容積Vaが下流側の圧縮機C2の容積Vbよりも大きくなるように設定すれば、圧縮機C1、C2間で内部圧力の差圧を発生させることが可能になる。これにより、既存の定容量圧縮機を用いて容易かつ確実に油Aの移動を行うことができ、油面高さを圧縮機構4に給油できる高さ(具体的には、ブッシュ給油路26の吸入口26aよりも高い位置)に維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
(C)
上記第1実施形態では、スイング式の圧縮機を備えた圧縮装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の圧縮方式、例えばローリングピストン式等の圧縮機を採用してもよい。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、通常の高圧ドームタイプの圧縮機C1、C2を2台備えた圧縮装置101を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図5に示される2段の中間圧ドーム型の圧縮機51を上流側の圧縮機C1および下流側の圧縮機C2のそれぞれに用いてもよい。
ここで、図5に示されるように、中間圧ドーム型の圧縮機51は、冷媒を2段階に圧縮する圧縮機であり、基本構成として、ケーシング52と、固定子53aおよび回転子53bを有するモータ53と、モータ53によって駆動されるシャフト54と、シャフト54の回転力を利用して冷媒の圧縮を行う第1圧縮室55(容積V1)および第2圧縮室56(容積V2)とを備えている。第1圧縮室55および第2圧縮室56は、図示されない既存のスイング式またはローリングピストン式等の圧縮機構を内蔵している。ケーシング52は、その下部の範囲に油Aを貯める貯油空間67を有する。
均油通路35は、第1圧縮室55と第2圧縮室56との間のミドルプレート65のブッシュ給油路66の吸入口66aよりも高い位置でケーシング52に連結されている。
中間圧ドーム型の圧縮機51では、冷媒は、吸入管61を通して第1圧縮室55に導入され、第1圧縮室55で1段目の圧縮がなされ、そののち、連通管62を通して一旦ケーシング52の内部に排出される。ケーシング52の内部に排出される冷媒は、連通管63を通して第2圧縮室56に導入され、第2圧縮室56で2段目の圧縮がなされ、そののち、吐出管64を通してケーシング52の外部に排出される。
この場合、上流側の圧縮機C1の1段側の第1圧縮室55の容積V1に対する2段側の第2圧縮室56の容積V2の容積比(V2/V1)は、下流側の圧縮機C2の1段側の第1圧縮室55の容積V1に対する2段側の第2圧縮室56の容積V2の容積比(V2'/V1')よりも小さいようにすれば、中間圧ドーム型の圧縮機C1、C2間で内部圧力の差圧を発生させることが可能になる。これにより、既存の中間圧ドーム型の圧縮機を用いて容易かつ確実に油Aの移動を行うことができ、油面高さを第1圧縮室55、56に給油できる高さ(具体的には、ミドルプレート65のブッシュ給油路66の吸入口66aよりも高い位置)維持することができる。これによって、確実な油面管理が可能である。
本発明は、複数の圧縮機が油の移動が可能な連結管で連結された圧縮装置に広く適用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係わる高圧ドームタイプの圧縮機の縦断面図。 図1の均油通路とブッシュ給油路付近の縦断面図。 図1の圧縮機構の水平断面図。 2種類の冷媒と油の組合せにおける差圧と流量比の関係を示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係わる中間圧ドームタイプの圧縮機の縦断面図。
符号の説明
2 ケーシング
3 モータ
4 圧縮機構
26 ブッシュ給油路
32 貯油空間
35 均油通路
51 中間圧ドームタイプの圧縮機
101 圧縮装置
C1、C2 圧縮機

Claims (6)

  1. 冷媒を圧縮する複数の圧縮機(C1、C2)と、
    前記複数の圧縮機(C1、C2)間における油の移動を可能にする連結路(35)と、
    を備えており、
    前記複数の圧縮機(C1、C2)のうち前記油の流れにおける上流側の前記圧縮機(C1)の内部圧力が、下流側の前記圧縮機(C2)の内部圧力よりも高くなるように設定される、
    圧縮装置(101)。
  2. 前記複数の圧縮機(C1、C2)は、可変容量圧縮機であり、
    上流側の前記圧縮機(C1)の回転数は、下流側の前記圧縮機(C2)の回転数よりも大きい、
    請求項1に記載の圧縮装置(101)。
  3. 前記複数の圧縮機(C1、C2)は、定容量圧縮機であり、
    上流側の前記圧縮機(C1)の容積は、下流側の前記圧縮機(C2)の容積よりも大きい、
    請求項1に記載の圧縮装置(101)。
  4. 前記複数の圧縮機(C1、C2)は、複数の圧縮室を有する中間圧ドーム型の圧縮機であり、
    上流側の前記圧縮機(C1)の1段側の圧縮室の容積に対する2段側の圧縮室の容積の容積比は、下流側の前記圧縮機(C2)の1段側の圧縮室の容積に対する2段側の圧縮室の容積の容積比よりも小さい、
    請求項1に記載の圧縮装置(101)。
  5. 冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられ、冷媒回路に冷媒として充填されたCO2を圧縮する、
    請求項1から4のいずれかに記載の圧縮装置(101)。
  6. 前記CO2冷媒に混合される油は、ポリアルキレングリコールである、
    請求項5に記載の圧縮装置(101)。
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