JP2008044668A - 梱包材 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタンド付電子機器を電子機器本体とスタンドとに分離した状態で梱包し、搬送先でスタンドに電子機器本体を取付ける場合、スタンドの先端が挿入される電子機器本体の挿入穴を目視することができないため、取付作業が煩雑になる、という課題がある。
【解決手段】電子機器本体101とスタンド102を分離した状態で梱包する梱包材に、梱包状態において電子機器本体101とスタンド102の少なくとも一方の緩衝部材になると共に、電子機器本体101とスタンド102を組み立てる際に冶具となる緩衝冶具部材3を設けた。そして、この緩衝冶具部材3が、スタンド102に係合される係合部7と、スタンド102に対する電子機器本体101の位置を案内するガイド部8と、を有するように構成した。
【選択図】図14
【解決手段】電子機器本体101とスタンド102を分離した状態で梱包する梱包材に、梱包状態において電子機器本体101とスタンド102の少なくとも一方の緩衝部材になると共に、電子機器本体101とスタンド102を組み立てる際に冶具となる緩衝冶具部材3を設けた。そして、この緩衝冶具部材3が、スタンド102に係合される係合部7と、スタンド102に対する電子機器本体101の位置を案内するガイド部8と、を有するように構成した。
【選択図】図14
Description
本発明は、フラット表示パネルを備えた表示装置、スピーカ装置その他の電子機器本体をスタンドで支持するようにしたスタンド付電子機器を梱包する梱包材に関し、特に、電子機器本体とスタンドを分離した状態で梱包する梱包材に関するものである。
近年、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラット表示パネルを備えた薄型の表示装置が広く普及している。これらの表示装置は、それ自体で自立することができないため、据え置きとして使用する際には、専用のスタンドで支持されたスタンド付表示装置となる。
このようなスタンド付表示装置は、転倒を防止するために、スタンドの前後方向の大きさが表示装置の前後方向の大きさ(厚み)よりも大きく設定されている。そのため、スタンド付表示装置の梱包は、スタンドの前後方向の大きさに見合った寸法に設定され、大部分の無駄な空間を有した大型のものになっていた。そして、梱包の大きさが大きいと、梱包材のコストの増大や、積載効率の低下による搬送費の増大等を招いて不経済であった。
そこで、梱包の大きさを小型化する対策として、表示装置とスタンドとを分離した状態で梱包することが考えられている。そして、表示装置とスタンドを分離可能なスタンド付表示装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
特開2006−30315号公報
このようなスタンド付表示装置を表示装置とスタンドとを分離した状態で梱包し、搬送先で一体に組み立てるには、まず、スタンドを載置面に載置する。そして、載置面に載置したスタンドに表示装置を接近させて、スタンドの先端を表示装置の挿入穴に挿入させる。その後、その表示装置の背面側からねじ止めすることにより、スタンドと表示装置が固定されて一体に組み立てられる。
しかしながら、表示装置の挿入穴が底面に設けられているため、スタンドの先端を表示装置の挿入穴に挿入させる際に、その挿入穴を目視することができなかった。そのため、表示装置の挿入穴にスタンドの先端を挿入させることが難しく、作業者に煩雑な思いをさせるという問題があった。
解決しようとする問題点は、スタンド付電子機器(スタンド付表示装置)を電子機器本体(表示装置本体)とスタンドとに分離した状態で梱包し、搬送先でスタンドに電子機器本体を取付ける場合、スタンドの先端が挿入される電子機器本体の挿入穴を目視することができないため、電子機器本体の挿入穴にスタンドの先端を挿入させることが難しく、取付作業が煩雑になる、という点である。特に、スタンド付表示装置の場合、表示パネルが40インチ以上の大型の表示装置本体が普及しているが、このような大型の表示装置本体に対するスタンド取付作業は、作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、搬送先で電子機器本体とスタンドとを組み立てる際に、スタンドに対する電子機器本体の位置決めを行うことができる梱包材を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、電子機器本体とその電子機器本体に着脱可能に取り付けられるスタンドとを分離した状態で梱包する梱包材であって、電子機器本体及びスタンドを梱包した際に電子機器本体とスタンドの少なくとも一方の緩衝部材になると共に、電子機器本体とスタンドを組み立てる際に冶具となる緩衝冶具部材を設け、緩衝冶具部材は、スタンドに係合される係合部と、スタンドに対する電子機器本体の位置を案内するガイド部と、を有することを最も主要な特徴とする。
本発明の梱包材によれば、搬送先で電子機器本体とスタンドとを組み立てる際に、スタンドに対する電子機器本体の位置決めを行うことができ、電子機器本体とスタンドとを簡単且つ円滑に組み立てることができる。
以下、本発明の梱包材を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
図1〜図16は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明の梱包材の第1の実施の形態を説明する説明図、図2は本発明の梱包材によって梱包されるスタンド付電子機器を正面から見た斜視図、図3は図2に示すスタンド付電子機器を電子機器本体とスタンドとに分離して背面から見た斜視図、図4は電子機器本体とスタンドの取付部分を拡大した説明図である。
図5は本発明の梱包材に係る緩衝冶具部材を正面から見た斜視図、図6は同じく背面から見た斜視図、図7は正面図、図8は右側面図、図9は平面図、図10は底面図、図11スタンドに緩衝冶具部材を係合させる状態を説明する説明図、図12は緩衝冶具部材をスタンドに係合させた状態を上方から見た説明図、図13は同じく右側方か見た説明図、図14は緩衝冶具部材をガイドにして電子機器本体をスタンドに取付ける状態の説明図、図15は緩衝冶具部材によりスタンドに対する電子機器本体の左右方向の位置を案内する状態の説明図、図16は同じく前後方向の位置を案内する状態の説明図である。
図1は、本発明の梱包材の第1の実施の形態を示す梱包材1である。この梱包材1は、スタンド付電子機器の一具体例を示すスタンド付表示装置100を、表示装置本体101とスタンド102に分離した状態で梱包するものである。この梱包材1に梱包されたスタンド付表示装置100は、搬送先で梱包材1が取り外された後、スタンド102に表示装置本体101が取り付けられて一体に組み立てられるようになっている。
ここで、梱包材1に梱包されるスタンド付表示装置100について説明する。図2〜図4に示すスタンド付表示装置100は、テレビジョン受像機として画像を表示するものであり、いわゆる薄型の画像表示装置である。このスタンド付表示装置としては、例えば、プラズマディスプレイテレビ、液晶ディスプレイテレビ、その他の画像を表示可能な表示装置を挙げることができる。
しかしながら、本発明に係るスタンド付電子機器としては、上記したスタンド付表示装置に限定されるものではない。例えば、スピーカを筐体内に収納してスタンドで支持したスタンド付スピーカ装置等のように着脱可能なスタンドを用いて電子機器本体を支持する各種の電子機器を適用することができるものである。
図2に示すように、スタンド付表示装置100は、画像が表示される表示画面104を有する表示装置本体(電子機器本体)101と、この表示装置本体101を下方から支持するスタンド102等を備えて構成されている。表示装置本体101は、横長の略長方形に形成された薄型の扁平体をなしており、正面とされる一方の平面に表示画面104が設けられている。
図3に示すように、表示装置本体101の背面の略中央部には、第1の凹部105が設けられている。この第1の凹部105には、ビデオテープレコーダやDVDレコーダ等の外部装置と表示装置本体101とを電気的に接続する複数の接続端子105aが設けられている。更に、表示装置本体101の背面には、第1の凹部105の下側に第2の凹部106が設けられている。
第2の凹部106は、略長方形に形成されており、表示装置本体101の幅方向に延在される2つの短辺106a,106bと、これら2つの短辺106a,106bにそれぞれ直交する2つの長辺106c,106dを有している。この第1の凹部106の2つの短辺106a,106bは、外装凹部の一具体例を示すものである。即ち、2つの短辺106a,106bは、表示装置本体101とスタンド102を組み立てる際に、梱包材1の後述する緩衝冶具部材3に設けられた一対の左右方向ガイド片16a,16bにそれぞれ同一平面上で一致される。
図4に示すように、表示装置本体101の底面には、スタンド102の後述する取付部113が挿入される挿入穴107が設けられている。この挿入穴107に挿入されたスタンド102の取付部113は、表示装置本体101の内部に設けられた図示しないシャーシ部に当接される。そして、表示装置本体101の背面側から固定ねじを挿入して取付部113をシャーシ部にねじ止めすることにより、表示装置本体101とスタンド102が一体に組み立てられるようになっている。
図3及び図4に示すように、スタンド102は、載置面に載置されるベース部111と、このベース部111の上面から突出する支柱部112と、支柱部112のベース部111と反対側に設けられると共に表示装置本体101のシャーシ部にねじ止めされる取付部113等を備えて構成されている。スタンド102のベース部111は略楕円形をした平板状の部材からなり、その上面の略中央部に、略円柱状をした支柱部112が設けられている。
また、スタンド102の取付部113は、正面側に開口された横長の筐体部と、その筐体部に連続して正面側に展開される3つの展開部を有している。この取付部113の底面は略長方形とされていて、長手方向の両端部が支柱部112の上面からはみ出すように設定されている。そして、支柱部112の上面からはみ出した取付部113の底面には、略楔形に形成された部材からなる一対の化粧部材115a,115bがそれぞれ取付けられている。
図1に示すように、スタンド付表示装置100を梱包する梱包材1は、分離させた状態の表示装置本体101とスタンド102を覆う梱包箱2と、この梱包箱2と表示装置本体101との間隙に配置される緩衝冶具部材3と、表示装置本体101及びスタンド102と梱包箱2との間隙に配置される複数の緩衝部材4とを備えて構成されている。
梱包材1の梱包箱2は、下面に開口された中空の筐体からなる上部材2aと、この上部材2aの開口された下面を塞ぐ略平板状の下部材2bとから構成されている。この梱包箱2は、緩衝冶具部材3及び複数の緩衝部材4が嵌合されて一体的に構成された表示装置本体101とスタンド102を下部材2bの上に載せて、上方から上部材2aを被せることにより、表示装置本体101及びスタンド102を覆うようになっている。
梱包材1の複数の緩衝部材4は、表示装置本体101を正面側から見て左側(図1において右側)の2つの角部に嵌合される左側緩衝部材4a,4bと、表示装置本体101右側(図1において左側)の2つの角部に嵌合されると共にスタンド102の長手方向の両端にそれぞれ嵌合される右側緩衝部材4c,4dと、表示装置本体101の下部の略中央部に嵌合される下側緩衝部材4eとから構成されている。
梱包部1の緩衝冶具部材3は、スタンド付表示装置100を梱包した状態において、表示装置本体101の上部の略中央部に嵌合され、表示装置本体101に加わる衝撃を和らげる緩衝部材として用いられる。また、緩衝冶具部材3は、搬送先で表示装置本体101とスタンド102を組み立てる際にスタンド102に係合され、そのスタンド102に対する表示装置本体101の位置を案内する冶具として用いられる。
図5〜図10に示すように、緩衝冶具部材3は、表示装置本体101とスタンド102を組み立てる際にスタンド102に係合される係合部7と、この係合部7の一側に連続されると共に表示装置本体101とスタンド102を組み立てる際にスタンド102に対する表示装置本体101の位置を案内するガイド部8とを備えて構成されている。
緩衝冶具部材3の係合部7は、略長方形の板状に形成された部材からなり、一方の長辺にガイド部8が連続されている。係合部7の他方の長辺には、スタンド101の支柱部112に嵌合される切欠き11が設けられている。この切欠き11は、他方の長辺の略中央部に開口されており、スタンド102の支柱部112の形状に見合った略円形に形成されている。
また、係合部7の上面には、長手方向に所定の間隔をあけてそれぞれ略垂直に突出する一対の第1突出片12a,12bが設けられている。一対の第1突出片12a,12bは、切欠き11が開口される長辺にそれぞれ連続して形成されていて、切欠き11を挟むように配置されている。これら一対の第1突出片12a,12bは、緩衝冶具部材3をスタンド102に係合させた状態において、スタンド102の取付部11に取付けた一対の化粧部材115a,115bに係合される。
更に、係合部7の下面には、切欠き11を挟むように配置された一対の第2突出片13a,13bが設けられている。これら一対の第2突出片13a,13bは、一対の第1突出片12a,12bと同様に、切欠き11が開口される長辺にそれぞれ連続して形成されていて、その間隔は、一対の第1突出片12a,12bの間隔よりも狭く設定されている。各第2突出片13a,13bは、緩衝冶具部材3をスタンド102に係合させた状態において、スタンド102のベース部111に係合される。
緩衝冶具部材3のガイド部8は、横長の直方体状に形成された部材からなり、長手方向の一側が係合部7の一方の長辺に連続されている。このガイド部8の上面には、スタンド付表示装置100を梱包する際に、表示装置本体101の上部の略中央部に嵌合される嵌合溝15が設けられている。この嵌合溝15は、表示装置本体101に見合った形状に形成されており、ガイド部8の幅方向の一端から他端に達するまで連続されている。
更に、ガイド部8の上面には、緩衝冶具部材3をスタンド102に係合させた状態において、そのスタンド102に対する表示装置本体101の左右方向(長手方向)の位置を案内する左右方向ガイドの一具体例を示す一対の左右方向ガイド片16a,16bが設けられている。これら一対の左右方向ガイド片16a,16bは、ガイド部8の長手方向の両端に配置されていて、それぞれ幅方向に所定距離だけ延在されている。
一対の左右方向ガイド片16a,16bは、それぞれガイド部8の幅方向に延在された三角柱状に形成されており、ガイド部8の上面と反対側の各先端部は角状とされている。そして、一対の左右方向ガイド片16a,16bの各先端部間の距離は、表示装置本体101の背面に設けた第2の凹部106の2つの短辺106a,106b間の距離と略同一に設定されている。これら一対の左右方向ガイド片16a,16bの各先端部に、表示装置本体101に設けた第2の凹部106の2つの短辺106a,106bを同一平面状で一致させることにより、スタンド102に対する表示装置本体101の左右方向の位置が案内される。
また、ガイド部8の係合部7側の側面は、緩衝冶具部材3をスタンド102に係合させた状態において、そのスタンド102に対する表示装置本体101の前後方向の位置を案内する前後方向ガイドの一具体例を示す前後方向ガイド面18とされている。ガイド部8の前後方向ガイド面18は、係合部7の上面に連続して略垂直に立ち上がるように形成されている。この前後方向ガイド面18に表示装置本体101の背面を当接させるようにして対向させることにより、スタンド102に対する表示装置本体101の前後方向の位置が案内される。
図7及び図10等に示すように、ガイド部8の底面には、長手方向の略中央部に配置されて略垂直に突出する第3突出片19が設けられている。この第3突出片19は、緩衝冶具部材3をスタンド102に係合させた状態において、スタンド102のベース部111に当接される。
このような緩衝冶具部材3の材料としては、ポリスチレン等の合成樹脂に気泡を含ませて硬化した、いわゆる発泡スチロールを挙げることができる。しかしながら、本発明に係る緩衝冶具部材の材料としては、発泡スチロールに限定されるものではなく、例えば、ダンボール、パルプモールドその他緩衝材に使用される各種の材料を適用することができるものである。
上述したような構成を有する梱包材1によれば、例えば、次のようにして表示装置本体101とスタンド102を組み立てる際の冶具として用いることができ、スタンド付表示装置を簡単に組み立てることができる。まず、梱包材1の梱包箱2を開封して、表示装置本体101とスタンド102に分離した状態のスタンド付表示装置100を取り出す。即ち、図1に示すように、梱包箱2の上部材2aを上方に引き上げて緩衝冶具部材3及び複数の緩衝部材4が嵌合された状態の表示装置本体101とスタンド102を露出させる。
次に、表示装置本体101及びスタンド102から緩衝冶具部材3及び緩衝部材4a,4cを取り外す。この際、緩衝冶具部材3は、後に表示装置本体101とスタンド102とを組み立てるときの冶具として使用するため、捨てずに保管しておく。続いて、スタンド102を緩衝部材4dから取り外して載置面21(図16等に示す)に載置する。
次に、保管しておいた緩衝冶具部材3をスタンド102に係合させる。このとき、まず、図11に示すように、緩衝冶具部材3の係合部7に設けた切欠き11と、スタンド102に設けた支柱部112の後ろ側を対向させて、緩衝冶具部材3の係合位置を調整する。続いて、スタンド102に緩衝冶具部材3を接近させ、図12に示すように、支柱部112に切欠き11を嵌合させる。
このとき、緩衝冶具部材3の係合部7に設けた一対の第1突出片12a,12bが、スタンド102の一対の化粧部材115a,115bに係合する(図13において第1突出片12b及び化粧部材115bを示す)。これと同時に、係合部7に設けた一対の第2突出片13a,13bが、スタンド102のベース部111に係合する(図13において第2突出片13bを示す)。
これにより、各突出片12a,12b,13a,13bがそれぞれ少し潰された状態になり、緩衝冶具部材3の係合部7は、一対の化粧部材115a,115bとベース部111の間に圧入固定される。その結果、緩衝冶具部材3の係合部7をスタンド102にしっかりと固定することができ、緩衝冶具部材3とスタンド102の係合位置がずれる心配がない。そのため、緩衝冶具部材3は、表示装置本体101をスタンド102に精度良く案内することができる。
更に、この際、緩衝冶具部材3のガイド部8に設けた第3突出片19が、スタンド102のベース部111に係合する。これにより、緩衝冶具部材3は、ガイド部8の前後方向ガイド面18が載置面21に対して略垂直な状態でスタンド102に安定して固定される。その結果、緩衝冶具部材3は、前後方向ガイド面18によって、表示装置本体101をスタンド102に精度良く案内することができる。
次に、図14に示すように、緩衝部材4b,4d,4eを取り外した表示装置本体101を緩衝冶具部材3が係合されたスタンド102に組み付ける。即ち、表示装置本体101の底面を緩衝冶具部材3が係合されたスタンド102に接近させ、表示装置本体101の底面に設けた挿入穴107にスタンド102の取付部113を挿入させる。
この際、図15に示すように、緩衝冶具部材3のガイド部8に設けた一対の左右方向ガイド片16a,16bの各先端部に、表示装置本体101の背面に設けた第2の凹部106の2つの短辺106a,106bを一致させる。即ち、一対の左右方向ガイド片16a,16bの各先端部に、第2の凹部106の2つの短辺106a,106bを表示装置本体101の左右方向に直交する平面上で一致させる。これにより、載置面21(図16等に示す)に載置されたスタンド102に対する表示装置本体101の左右方向の位置が案内される。
更に、図16に示すように、緩衝冶具部材3のガイド部8に設けた前後方向ガイド面18に表示装置本体101の背面を当接させるようにして対向させる。これにより、載置面21に載置されたスタンド102に対する表示装置本体101の前後方向の位置が案内される。その結果、表示装置本体101の挿入穴107とスタンド102の取付部113が対向され、挿入穴107に取付部113を極めて容易に挿入することができる。
また、載置面21に対して略垂直に設定された前後方向ガイド面18に表示装置本体101の背面を対向させるため、表示装置本体101が前後方向に傾くことを防止することができる。その結果、取付部113に対して挿入穴107が傾く心配がなく、取付部113の挿入を簡単に行うことができる。
次に、スタンド102から緩衝冶具部材3を取り外す。その後、表示装置本体101の背面側から図示しない固定ねじを挿入して、スタンド102の取付部113を表示装置本体101の図示しないシャーシ部にねじ止めする。これにより、スタンド102に表示装置本体101が取り付けられ、図2に示すスタンド付表示装置100の組み立てが完了する。
本実施の形態では、スタンド付表示装置100を表示装置本体101とスタンド102に分離させた状態で一緒に梱包する梱包材として梱包材1を例に説明したが、本発明に係る梱包材としては、これに限定されるものではない。例えば、スタンド付表示装置100を表示装置本体101とスタンド102に分離させて、表示装置本体101のみを梱包する梱包材に適用してもよく、また、スタンド102のみを梱包する梱包材に適用してもよい。
また、本発明に係る梱包材としては、梱包箱と緩衝部材と緩衝冶具部材を用いる構成に限定されるものではなく、1又は2以上の緩衝部材と緩衝冶具部材によって構成したり、梱包箱と緩衝冶具部材によって構成したりすることもできる。
また、本実施の形態では、梱包状態において、緩衝冶具部材3を表示装置本体101に嵌合させる構成としたが、スタンド102に嵌合させる構成とすることができることは勿論、表示装置本体101とスタンド102の両方に嵌合させる構成としてもよい。
更に、本発明に係る緩衝冶具部材としては、表示装置本体101やスタンド102に嵌合させる構成とすることに限定されるものではない。例えば、表示装置本体101或いはスタンド102と梱包箱2との間隙に配置する構成とすることができることは勿論、表示装置本体101とスタンド102との間隙に配置する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、左右方向ガイドの一具体例として、ガイド部8の上面から突出するように形成した一対の左右方向ガイド片16a,16bを設ける構成としたが、これに限定されるものではない。本発明に係る左右方向ガイドとしては、例えば、ガイド部8の上面に凹部を設けることにより構成することができることは勿論、線や記号等の表示を設けることにより構成してもよい。
更に、本発明に係る左右方向ガイドは、左右方向ガイド面を形成することにより構成してもよい。本実施の形態においては、例えば、ガイド部8の長手方向に直交する2つの側面を左右方向ガイド面とすることができる。この場合、ガイド部8の長手方向の大きさ(距離)を表示装置本体101の背面に設けられた第2の凹部106の2つの短辺106a,106b間の距離と略同一に設定する。
以上説明したように、本発明の梱包材によれば、搬送先で電子機器本体とスタンドとを組み立てる際に、緩衝冶具部材によってスタンドに対する電子機器本体の位置を案内することができ、電子機器本体の位置決めを簡単に行うことができる。その結果、電子機器本体とスタンドの組立作業を極めて容易に、且つ、円滑に行うことができる。
しかも、搬送後にその役割を終える緩衝部材を、電子機器本体とスタンドとを組み立てる際の冶具として利用するため、別の付属品として冶具を用意する必要がなく、コストアップを防ぐことができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態においては、スタンド付電子機器としてスタンド付表示装置を適用した例について説明したが、スタンド付スピーカ装置、スタンド付照明装置、その他のスタンドを用いる各種の電子機器に適用できるものである。
1…梱包材、 2…梱包箱、 3…緩衝冶具部材、 4a,4b,4c,4d,4e…緩衝部材、 7…係合部、 8…ガイド部、 11…切欠き、 12a,12b…第1突出片、 13…第2突出片、 15…嵌合溝、 16a,16b…左右方向ガイド片、 18…前後方向ガイド面、 19…第3突出片、 100…スタンド付表示装置(スタンド付電子機器)、 106a,106b…短辺、 107…挿入穴、 111…ベース部、 112…支柱部、 113…取付部、 115a,115b…化粧部材
Claims (9)
- 電子機器本体と当該電子機器本体に着脱可能に取り付けられるスタンドとを分離した状態で梱包する梱包材であって、
前記電子機器本体及び前記スタンドを梱包した際に前記電子機器本体と前記スタンドの少なくとも一方の緩衝部材になると共に、前記電子機器本体と前記スタンドを組み立てる際に冶具となる緩衝冶具部材を設け、
前記緩衝冶具部材は、前記スタンドに係合される係合部と、前記スタンドに対する前記電子機器本体の位置を案内するガイド部と、を有することを特徴とする梱包材。 - 前記ガイド部は、前記スタンドに対する前記電子機器本体の左右方向の位置を案内する左右方向ガイドと、前記スタンドに対する前記電子機器本体の前後方向の位置を案内する前後方向ガイドと、を有することを特徴とする請求項1記載の梱包材。
- 前記左右方向ガイドは、前記ガイド部に設けたガイド凸部又はガイド凹部或いはガイド表示であり、
前記ガイド凸部又は前記ガイド凹部或いは前記ガイド表示の一部に、前記電子機器本体の外装部材に設けられた外装凸部又は外装凹部或いは外装表示の一部を前記左右方向に直交する平面上で一致させることにより、前記スタンドに対する前記電子機器本体の左右方向の位置を案内することを特徴とする請求項2記載の梱包材。 - 前記左右方向ガイドは、前記ガイド部に形成した左右方向ガイド面であり、
前記電子機器本体の外装部材に設けられた外装凸部又は外装凹部或いは外装表示の一部を前記左右方向ガイド面を含む平面上に一致させることにより、前記スタンドに対する前記電子機器本体の左右方向の位置を案内することを特徴とする請求項2記載の梱包材。 - 前記前後方向ガイドは、前記ガイド部に形成した前後方向ガイド面であり、
前記前後方向ガイド面に前記電子機器本体の背面を当接させるようにして対向させることにより、前記スタンドに対する前記電子機器本体の前後方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項2記載の梱包材。 - 当該梱包材により梱包される前記スタンドは、載置面に載置されるベース部と、前記ベース部の上面から突出する支柱部と、前記支柱部の前記ベース部と反対側に設けられると共に前記電子機器本体に固定される固定部とを有し、
前記緩衝冶具部材の前記係合部は、前記スタンドの前記支柱部に嵌合可能に形成したことを特徴とする請求項1記載の梱包材。 - 前記緩衝冶具部材の前記係合部に、前記ベース部及び前記取付部と係合する複数の突出片を設け、前記取付部を前記ベース部と前記固定部の間に圧入固定することを特徴とする請求項6記載の梱包材。
- 前記緩衝冶具部材は、前記電子機器本体及び前記スタンドを梱包した際に前記電子機器本体に嵌合する嵌合溝を有することを特徴とする請求項1記載の梱包材。
- 電子機器本体或いは当該電子機器本体に着脱可能に取り付けられるスタンドを梱包するスタンド付電子機器の梱包材であって、
前記電子機器本体或いは前記スタンドの緩衝部材になると共に、前記電子機器本体と前記スタンドを組み立てる際に冶具となる緩衝冶具部材を設け、
前記緩衝冶具部材は、前記スタンドに係合される係合部と、前記スタンドに対する前記電子機器本体の位置を案内するガイド部と、を有することを特徴とする梱包材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006224528A JP2008044668A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 梱包材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008044668A true JP2008044668A (ja) | 2008-02-28 |
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ID=39178791
Family Applications (1)
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JP2006224528A Pending JP2008044668A (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | 梱包材 |
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JP (1) | JP2008044668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012164819A1 (ja) | 2011-05-31 | 2012-12-06 | オムロン株式会社 | 梱包材および被梱包物の取り付け方法 |
JP2015120540A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | シャープ株式会社 | 梱包構造体 |
-
2006
- 2006-08-21 JP JP2006224528A patent/JP2008044668A/ja active Pending
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WO2012164819A1 (ja) | 2011-05-31 | 2012-12-06 | オムロン株式会社 | 梱包材および被梱包物の取り付け方法 |
JP2015120540A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | シャープ株式会社 | 梱包構造体 |
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