JP2008043367A - 吸込口体及びこれを備える電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁際の清掃に際し吸込室の前側を開放して、回転清掃体の塵埃掻き上げ部材が回転に伴い吸込室から前側に突出するようにしても、吸込負圧の低下を少なくできる吸込口体及びこれを備える電気掃除機を提供すること。
【解決手段】前カバーFcが壁Wに押し付けられたとき、上前カバー23は第1の付勢手段(ネジリコイルバネ33)に抗して回動し、下前カバー24は後方に回動して、塵埃掻き上げ部材21の先端が下前カバー24の下方で且つ被清掃面との間に位置する状態となる。
【選択図】図9

Description

この発明は、塵埃掻き上げ用の回転清掃体及び前後回動可能な前カバーを有する吸込口体及びこれを備える電気掃除機に関するものである。
従来の吸込口体には、吸込口本体内に左右に延び且つ底面に開口する吸込室を形成し、この吸込室内に左右に延びる回転清掃体を配設し、この回転清掃体の両端部を吸込口本体に回転自在に保持させると共に、吸込室の前壁に吸込室に沿って延び且つ下端に開放する切欠開口を設け、この切欠開口を覆う前カバーを所定範囲内で上下回動可能に吸込口本体に取り付け、この前カバーをスプリングで下方に回動付勢したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかも、この吸込口体では、前カバーが壁等に押し付けられると、前カバーがスプリングのバネ力に抗して上方に回動させられ、吸込口本体の吸込室の前側が開放されて、回転清掃体の塵埃掻き上げ部材が回転に伴い吸込室から前側に突出し、回転清掃体の塵埃掻き上げ部材が壁際の塵埃を掻き上げるようになっている。
特開2003−93288号公報
しかしながら、上述した吸込口体では、切欠開口の上下方向の高さが大きいために、前カバーが壁等に押し付けられて、吸込口本体の吸込室の前側が開放されたときに、吸込室に作用する吸込負圧が大きく低下するものであった。この吸込負圧が大きく低下すると、掻き上げた塵埃を効率よく吸い上げることが難しいものであった。
そこで、この発明は、壁際の清掃に際し吸込室の前側を開放して、回転清掃体の塵埃掻き上げ部材が回転に伴い吸込室から前側に突出するようにしても、吸込負圧の低下を少なくできる吸込口体及びこれを備える電気掃除機を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明の吸込口体及びこれを備える電気掃除機は、底面に開口する吸込室及び該吸込室の前面に形成され且つ前記吸込室に沿って延びる前面開口を有する吸込口本体と、前記吸込室に配設されると共に前記吸込口本体に回転自在に装着され且つ周面に塵埃掻き上げ部材が設けられた回転清掃体と、前記前面開口を覆う前カバーを備えている。また、前記前カバーは、前記回転清掃体の周りを回動可能に前記吸込口本体に取り付けられ且つ第1の付勢手段で前記前面開口を覆う方向に回動付勢された上前カバーと、前記上前カバーの下縁部に前後回動可能に設けられ且つ第2の付勢手段で前方に回動付勢された下前カバーを備えている。しかも、前記前カバーが前記壁に押し付けられたとき、前記上前カバーは前記第1の付勢手段に抗して回動し、前記下前カバーは後方に回動して、前記塵埃掻き上げ部材の先端が前記下前カバーの下方で且つ被清掃面との間に位置する状態となる。
この構成によれば、壁際の清掃に際し吸込室の前側を開放して、回転清掃体の塵埃掻き上げ部材が回転に伴い吸込室から前側に突出するようにしても、吸込負圧の低下を少なくできる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1において、1は電気掃除機の掃除機本体で、この掃除機本体1は本体ケース2を有する。この本体ケース2は、下ケース3と、下ケースの3の後部上に取り付けられた上ケース4と、下ケース3の前部上に上下に開閉可能に取り付けられた集塵室カバー5を有する。
そして、下ケース2の前部と集塵室カバー5との間には集塵室6が形成され、下ケース3の後部との間には送風機室7が形成されている。この集塵室6と送風機室7は図示しない隔壁により区画され、この隔壁には集塵室6と送風機室7とを連通させる連通路(図示せず)が形成されている。
また、下ケース3の前端部には集塵室6に連通するホース接続口3aが形成され、集塵室6内には集塵袋である紙パックフィルタ8が配設され、送風機室7には集塵室6に吸込負圧を作用させる電動送風機9が配設されている。尚、9Aは電動送風機9の吸込開口である。更に、ホース接続口3a及び紙パックフィルタ8には集塵ホース10の一端部に設けられた接続筒体10aが接続されている。この集塵ホース10の他端部には手元操作パイプ11が接続され、手元操作パイプ11には延長パイプ12を介して吸込口体13が接続されている。また、吸込口体13内には吸込室17(図4)が設けられ、この吸込室17の吸込開口は吸込口体13の下面に開口している。
この手元操作パイプ11には操作パネル11aが設けられている。この操作パネル11aには、電動送風機9のON操作及びその吸込風量の「弱」・「中」の切り替えに用いられるスイッチS1と、電動送風機9をONさせて吸込風量を「強」にするスイッチS2と、電動送風機9のOFF操作に用いられるスイッチS3が設けられている。
(吸込口体13)
この吸込口体13は、図1,図2に示したように、左右に延びる吸込口本体(図3参照)14と、吸込口本体14の後部の左右方向の中央部に配設された回転管15と、この回転管15の後方に配設された接続パイプ16(図3参照)を有する。
この回転管15は、前後に延びる第1軸線を有すると共に、この第1軸線の回りに回転自在に吸込口本体14が取り付けられている。また、接続パイプ16は、第1軸線と直交する第2軸線を中心に上下回動可能に回転管15に装着されている。
また、吸込口本体14内には、図4,図5に示したように、左右に延びる吸込室17(図12,図14〜図17,図19参照)が形成されている。この吸込室17は、吸込口本体14の左右方向の中央部に形成された吸込風路18及び回転管15内の吸込風路(図示せず)を介して接続パイプ16に連通している。
この吸込室17内には、図5に示したように吸込室17に沿って左右に延びる回転清掃体19が配設されている。この回転清掃体19は、図4Aに示したように左右に延びる回転軸20と、この回転軸20に螺旋状に取り付けられた複数の塵埃掻き上げ部材21を有する。この塵埃掻き上げ部材21には、軟質樹脂製のブレードや、帯状のブラシ毛が単独または組み合わせて用いられる。また、複数の塵埃掻き上げ部材21の突出量は、同じであっても良いし、図12,図14〜図17,図19,20に図示したように異ならせても良い。尚、図14,図16,図17では、塵埃掻き上げ部材21に軟質樹脂製のブレード21(A)と帯状のブラシ毛21(B)を用いている。また、図16,図17では回転軸20及び回転軸20への塵埃掻き上げ部材21の取り付けを概略的に図示したが、実際には回転軸20及び回転軸20への塵埃掻き上げ部材21の取り付け図14,図15,図19,図20のようになる。
また、図4Aに示したように回転軸20の両端部には軸受20a,20aが設けられている。この軸受20a,20aは、図5に示した吸込口本体14の左右方向の両端部の軸受配設用の凹部14a,14a内に配設する。尚、軸受20aの凹部14aへの配設状態の図示は省略してある。そして、凹部14a,14aを図4の側部カバー14b,14bで覆うと共に、この側部カバー14b,14bを吸込口本体14の底部に着脱可能に固定することにより、軸受20a,20aは吸込口本体14の左右方向の両端部と側部カバー14b,14bとの間に着脱可能に保持される。この構成により、回転清掃体19は、軸受20a,20aを介して吸込口本体14に回転自在に保持されている。
尚、吸込室17の上壁には、図5,図9,図14〜図17,図19,図20に示したように回転清掃体19の上方に位置させて回動規制段差面14cが形成されている。また、カバー14b,14bの吸込口本体14への固定は、図示を省略した固定ネジ、又は回動式の係止爪等で容易に行うことができる。この構成には周知の構造を採用できるので、図示を省略した。更に、回転清掃体19は吸込口本体14内に配設した清掃体駆動モータ(図示せず)を介して回転駆動されるようになっている。
更に、図1〜図4,図5に示したように、吸込口本体14の前壁14dには、左右に延び且つ下方に開放する切欠開口14eが形成されている。この切欠開口14eは、図1〜図4に示したように前カバーFcで覆われている。
この前カバーFcは、縦方向断面形状が円弧状の上前カバー(第1カバー)23と、上前カバー23の下方に配設された円弧状の下前カバー(第2カバー)24を有する。また、下前カバー24は、下前カバー本体24aと、下前カバー本体24aの下端から下方に突設された軟質樹脂製の可撓性カバー24bを有する。そして、この可撓性カバー24bには多数のスリット状切欠24b1が左右方向に間隔をおいて形成されている。
また、下前カバー24は、図6に示したように上前カバー23にヒンジ25を介して前後回動可能に取り付けられている。このヒンジ25は、上前カバー23の下縁部に左右方向に間隔をおいて突設された複数の突部26と、下前カバー24の上縁部に左右方向に間隔をおいて突設された複数の突部27と、複数の突部26,27を貫通する支持軸28を有する(図6A参照)。
尚、下前カバー24は、所定範囲で前後に回動可能に、且つ上前カバー23の内面と下前カバー24の内面が略円弧状になったときに、下前カバー24がそれ以上前側に回動しないようになっている。このようにするためには、例えば下前カバー24の上端面の断面形状を円弧状に形成すると共に、支持軸28の中心からの曲率半径を前側に向かうに従って徐々に大きく形成しておくと良い。また、上前カバー23の内面と下前カバー24の内面が略円弧状になったときに、下前カバー24がそれ以上前側に回動しないようにするストッパを上前カバー23と下前カバー24のいずれか一方に設けておいても良い。
しかも、上前カバー23と下前カバー24との間には図6に示したように支持軸28に捲回したネジリコイルバネ(トーションバネ)29が第2の付勢手段として介装されている。このネジリコイルバネ29は、下前カバー24を上前カバー23に対して前側に回動付勢している。
この上前カバー23の長手方向両端部には、図6に示したように同方向に突出する支持アームとしての支持側壁30,30が一体に設けられている(図6A,図6B,図7,図8参照)。この支持側壁30,30には図6Aに示したように切円状の係合切欠31,31が形成されている。この係合切欠31は、円形部31aと、この円形部31aに連設された着脱空間31bを有する。
尚、この着脱空間31bの幅の寸法は円形部31aの直径よりも僅かに小さく設定されている。
そして、この係合切欠31,31の円形部31a,31aには、図6Bに示したように回転軸20の両端軸部20b,20bが回転自在に且つ着脱可能に嵌合されている。これにより、上前カバー23は、左右方向の両端部が回転軸20の両端軸部20b,20bに回転自在(回動自在)に保持されて、図9に矢印A1で示したように回転軸20の回転軸線(回転中心)を中心に所定範囲内で上下回動するようになている。
尚、両端軸部20bの円形部31aへの着脱は着脱空間31bを押し広げるようにしながら行われる。これにより、前カバーFcは、回転清掃体19に抜け外れないように保持されるので、前カバーFcと回転清掃体19は吸込口本体14に一体的に着脱できる。
また、上前カバー23の上下方向への回動規制は、吸込室17の回動規制段差面14cと図示を省略した突部とにより、上前カバー23の支持側壁30の上下回動を所定範囲に規制することにより実行できる。
更に、図5に示したように吸込室17の両側部には上前カバー23の支持側壁30の後方に位置するバネ支持用突部32,32が一体に形成され、このバネ支持用突部32には図9〜図11に示したようにネジリコイルバネ(トーションバネ)33が第1の付勢手段として捲回されている。しかも、このネジリコイルバネ33は、回動規制段差面14cと支持側壁30の後面との間に介装されて、上前カバー23を前側下方に回動付勢している。
尚、ネジリコイルバネ33のバネ力(回動付勢力)はネジリコイルバネ29のバネ力(回動付勢力)よりも十分小さく設定されている。
更に、図17には、吸込口体13の前カバーFcを壁Wに対して押し付けて、上前カバー23及び下前カバー24がそれぞれネジリコイルバネ29,33により付勢された方向と逆方向に充分に回動した状態における、ブレード21(A)、ブラシ毛21(B)の先端の回転軌跡(2重二点鎖線円参照)を示してある。ブレード21(A)、ブラシ毛21(B)は、同図の状態において、その先端が、それぞれ下前カバー24の下方で且つ清掃面Sとの間に位置する長さに設けられている。換言すれば、吸込口体23により壁際を清掃する際に、これら塵埃掻き上げ部材21は壁際を清掃し得る長さに設定されている。なお、前述の塵埃掻き上げ部材21の長さの設定は、ブレード21(A)とブラシ毛21(B)両方でなくても、どちらかがこのように設定されていればよい。
[作用]
次に、このような構成の電気掃除機の作用を説明する。
スイッチS1又はスイッチS2をONさせると、図示しない制御回路がスイッチS1又はスイッチS2からのON信号を受けて電動送風機9を駆動し、電動送風機9の吸込負圧を集塵室6に作用させる。この吸込負圧は、紙パックフィルタ8,集塵ホース10,手元操作パイプ11及び延長パイプ12を介して吸込口体13の吸込室17に作用する。
尚、床面の清掃時には、前カバーFcは図9,図12の如く下方位置に回動していて、前カバーFcを構成する下前カバー24の下端、即ち可撓性カバー24bの下端が清掃面Sに近接しているので、吸込室17に作用する吸込負圧は低下しない状態となっている(図13〜図15参照)。
また、スイッチS1又はスイッチS2をONさせたときに、図示しない制御回路が清掃体駆動モータ(図示せず)を作動させて、この清掃体駆動モータにより回転清掃体19を回転駆動させる。尚、スイッチS1又はスイッチS2とは別に清掃体駆動モータ(図示せず)ON・OFF用の清掃体用スイッチを操作パネル11aに設けて、この清掃体用スイッチにより清掃体駆動モータ(図示せず)を駆動操作するようにすることもできる。
この清掃体駆動モータ(図示せず)の駆動により、回転清掃体19が回転駆動されると、清掃面Sの塵埃が回転清掃体19の塵埃掻き上げ部材21により掻き上げられる。
そして、この塵埃は、吸込負圧により吸込口体13の吸込室17に空気と共に吸い込まれる。この塵埃及び空気は、延長パイプ12,手元操作パイプ11及び集塵ホース10を介して紙パックフィルタ7内に吸い込まれる。
この後、空気は、紙パックフィルタ8を透過して吸込開口9Aから電動送風機9内に吸い込まれて、内部を冷却した後、排出されて本体ケース2の図示しない排気口から大気に排出される。この際、塵埃は紙パックフィルタ8に捕捉される。
従って、このような状態において、手元操作パイプ11を用いて吸込口体13を前後に移動操作することにより、清掃面Sの塵埃を紙パックフィルタ8に捕集することができる。
このような清掃作業に伴い、図12の状態から吸込口体13を壁Wに向けて移動操作して吸込口体13の前カバーFcを壁Wに当てた後、更に吸込口体13を壁Wに対して押し付けると、吸込口体13はネジリコイルバネ33のバネ力に抗して図16の如く回転軸20の両端軸部20b,20bを矢印A2で示したように中心に上方及び後方に回動して、上前カバー23の後縁部が回動規制段差面14cに当接する。
この位置では、下前カバー24の下端が図16の如く上方に移動して、吸込室17の下部側のみが前方に開口する。この開口は小さいので、吸込室17に作用する吸込負圧は大きく低下することはない。
この状態で、更に吸込口体13を壁Wに対して押し付けると、図17に示した如く矢印A2で示したように下前カバー24が支持軸28を中心に後方に回動して、回転清掃体19の塵埃掻き上げ部材21が回転しながら下前カバー24の可撓性カバー24bよりも前側に突出して、壁Wの近く(壁際の)の塵埃を掻き上げることになる(図20参照)。この掻き上げられた塵埃は上述したようにして紙パックフィルタ8に捕集されることになる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の吸込口体は、底面に開口する吸込室17及び該吸込室17の前面に形成され且つ前記吸込室17に沿って延びる前側開口(切欠開口14e)を有する吸込口本体14と、前記吸込室17に配設されると共に前記吸込口本体14に回転自在に装着され且つ周面に塵埃掻き上げ部材21が設けられた回転清掃体19と、前記前面開口(切欠開口14e)を覆う前カバーFcを備えている。しかも、前記前カバーFcは、前記回転清掃体19の周りを回動可能に前記吸込口本体14に取り付けられ且つ第1の付勢手段(ネジリコイルバネ33)で前記前面開口(切欠開口14e)を覆う方向に回動付勢された上前カバー23と、前記上前カバー23の下縁部に前後回動可能に設けられ且つ第2の付勢手段(ネジリコイルバネ29)で前方に回動付勢された下前カバー24を備えている。しかも、前記前カバーFcが前記壁Wに押し付けられたとき、前記上前カバー23は前記第1の付勢手段(ネジリコイルバネ33)に抗して回動し、前記下前カバー24は後方に回動して、前記塵埃掻き上げ部材21の先端が前記下前カバー24の下方で且つ被清掃面との間に位置する状態となる。
この構成によれば、壁際の清掃に際し吸込室17の前側を開放して、回転清掃体19の塵埃掻き上げ部材21が回転に伴い吸込室17から前側に突出するようにしても、吸込負圧の低下を少なくできる。尚、上述した実施例では、前面開口を前壁14dに設けた切欠開口14eとしているが、前面開口は左右両端まで形成されていても良い。
また、この発明の実施の形態の吸込口体において、前記第1の付勢手段(ネジリコイルバネ33)の付勢力が前記第2の付勢手段(ネジリコイルバネ29)の付勢力よりも小さく設定されている。
この構成によれば、吸込口本体14の前カバーFcを壁等に押し付けるだけで、前カバーFc全体が最初に第1の付勢手段の回動付勢力に抗して上方及び後方に所定量回動し、吸込室17の下部側が開かれた後、次に前カバーFcの上前カバー23に対して下前カバー24が第2の付勢手段の回動付勢力に抗して後方に回動させられ、回転清掃体19の塵埃掻き上げ部材21が回転に伴い下前カバー24の前側に突出することになる。この結果、前カバーFcをスムーズに上側に回動させることができる。
また、第2の付勢手段の回動付勢力を第1の回動付勢手段よりも大きくしておく構成としたので、下前カバー24が上前カバー23に対して後方に回動するより先に上前側カバー23が上方に回動する。従って、毛足の長い絨毯を清掃する際も、下前カバー24が絨毯の摩擦により後方に移動して塵埃掻き上げ部材21に接触し、回転清掃体19の回転を妨げてしまうことがなくなるため、回転清掃体19による床面の塵埃掻き上げ効率を向上させることができる。
更に、この発明の実施の形態の吸込口体において、前記上前カバー23が前記回転清掃体19の回転中心を中心として上下回動可能に前記吸込口本体14に取り付けられている。
この構成によれば、前カバーFcを上下に回動させても、前カバーFcと回転清掃体19との間隔が変わらないので、前カバーFcと塵埃掻き上げ部材21とが接触しないように配置することが容易とすることができる。しかも、この間隔を必要最小限とすることができるので、この結果、吸込口本体14全体の高さを低くできる。
なお、本発明の実施形態では、第2の付勢手段としてネジリコイルバネ29を支持軸28に捲回保持させ、このネジリコイルバネ29を上前カバー23と下前カバー24との間に第2の付勢手段として介装した構成としたが、第2付勢手段は、上記ネジリコイルバネ29のように、付勢力を発生させるような別部材を軸部に取り付ける構成に限られるものではない。例えば、下前カバー24と上前カバー23とを薄肉ヒンジ部を介して一体に形成することで、下前カバー24を薄肉ヒンジ部を介して上前カバー23に対し前後回動可能とすることにより、下前カバー24を後方に押して薄肉ヒンジ部を中心に後方に回動させた後、下前カバー24の後方への押圧力を解除したとき、下前カバー24が薄肉ヒンジ部自身の復元力を用いて前方に回動復帰するように付勢させているような構成としても良い。即ち、第2の付勢手段は、下前カバー24を前方に回動付勢するものであれば、前カバーFcと別体か一体かは拘わらない。
この発明に係る電気掃除機の概略斜視図である。 図1の吸込口体の拡大斜視図である。 図2の吸込口体の正面図である。 図2の吸込口体を底面側からみた概略斜視図である。 図4の回転清掃体の一例を示す概略斜視図である。 図2の吸込口体から回転清掃体及び前カバーを除去した状態で底面側からみた概略斜視図である。 図2の前カバーを背面側から見た斜視図である。 図6の前カバーの側面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 図2の前カバーの背面からみた説明図である。 図7の前カバーを回転清掃体に取り付けた状態を示す説明図である。 図2の前カバーを正面から見た斜視図である。 図8の前カバーを回転清掃体に取り付けた状態を示す斜視図である。 図2の前カバーと第1の付勢手段との関係を示す断面図である。 図9の第1の付勢手段の取付部の概略斜視図である。 図10の第1の付勢手段の取付部を別の角度から見た概略斜視図である。 図2の前カバーの作用説明のための概略断面図である。 図2の前カバー(吸込口体の回転管及び接続パイプを除いた状態)の作用説明のための斜視図である。 図13のB1−B1線に沿って破断した吸込口体の斜視図である。 図13のB1−B1線に沿う断面図である。 図2の前カバーの作用説明のための概略断面図である。 図2の前カバーの作用説明のための概略断面図である。 図2の前カバー(吸込口体の回転管及び接続パイプを除いた状態)の作用説明のための斜視図である。 図18のB2−B2線に沿って破断した吸込口体の斜視図である。 図18のB2−B2線に沿う断面図である。
符号の説明
13・・・吸込口体
14・・・吸込口本体
14d・・・前壁
14e・・・切欠開口
17・・・吸込室17
19・・・回転清掃体
21・・・塵埃掻き上げ部材
Fc・・・前カバー
23・・・上前カバー
24・・・下前カバー
29・・・ネジリコイルバネ(第2の付勢手段)
33・・・ネジリコイルバネ(第1の付勢手段)

Claims (4)

  1. 底面に開口する吸込室及び該吸込室の前面に形成され且つ前記吸込室に沿って延びる前面開口を有する吸込口本体と、
    前記吸込室に配設されると共に前記吸込口本体に回転自在に装着され且つ周面に塵埃掻き上げ部材が設けられた回転清掃体と、
    前記前面開口を覆う前カバーを備える吸込口体であって、
    前記前カバーは、前記回転清掃体の周りを回動可能に前記吸込口本体に取り付けられ且つ第1の付勢手段で前記前面開口を覆う方向に回動付勢された上前カバーと、前記上前カバーの下縁部に前後回動可能に設けられ且つ第2の付勢手段で前方に回動付勢された下前カバーを備えると共に、前記前カバーが前記壁に押し付けられたとき、前記上前カバーは前記第1の付勢手段に抗して回動し、前記下前カバーは後方に回動して、前記塵埃掻き上げ部材の先端が前記下前カバーの下方で且つ被清掃面との間に位置する状態となることを特徴とする吸込口体。
  2. 請求項1に記載の吸込口体において、前記第1の付勢手段の付勢力が前記第2の付勢手段の付勢力よりも小さく設定されていることを特徴とする吸込口体。
  3. 請求項1又は2に記載の吸込口体において、前記上前カバーが前記回転清掃体の回転中心を中心として上下回動可能に前記吸込口本体に取り付けられていることを特徴とする吸込口体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つの吸込口体を備えることを特徴とする電気掃除機。
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