JP2008042398A - 情報処理装置 - Google Patents

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Yoshinori Nishimoto
喜則 西本
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Abstract

【課題】デスクランブル鍵を提供する記憶媒体を一つのみ用いて、スクランブルがかけられた複数のデジタル放送を同時に視聴できるようにすること。
【解決手段】著作権保護LSI20−1のプロセッサ21は、MULTI2デスクランブル鍵を提供するB−CASカード100が装着されたB−CASカードリーダ40の排他的使用が可能か否かをB−CASステータスレジスタ27の各著作権保護LSIの使用中フラグにより判別し、他の著作権保護LSIが使用していないときにのみ、B−CASカードからMULTI2デスクランブル鍵を読み取って、受信したストリームに含まれるパケット群を復号し、その復号したパケット群の中から視聴対象の放送データに対応するパケット群を、チャレンジ・レスポンス方式を用いた相互認証により得られるセッション鍵を暗号化鍵に用いることよって、ユーザアクセスバスへ暗号化して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータのような情報処理装置に関し、特に、放送データを受信可能な情報処理装置に関する。
デジタルTV放送では、放送波にスクランブルをかけることで、正規な受信機以外が放送信号を盗聴することによる不正コピーを防止している。そのようなスクランブルがかけられた放送番組を視聴するには、デジタル放送受信機に、暗号解除するための暗号解除鍵であるデスクランブル鍵を記憶した記憶媒体(例えば、B−CAS(BS-Conditional Access System)カード)を装着する必要がある。即ち、デジタル放送受信機では、その記憶媒体から入手したデスクランブル鍵を用いて受信した放送波のスクランブルを解除した後に、圧縮符号化された放送データをデコードして再生が行われる。
特許文献1には、複数のデジタル放送受信機と一つの記憶媒体とがIEEE1394インタフェースで接続され、デジタル放送受信機は、IEEE139を介して記憶媒体からデスクランブル鍵を取得し、放送信号の暗号を解除するデジタル放送受信システムが開示されている。即ち、上記特許文献1は、一つの記憶媒体を用いて、同一チャンネルの複数受信機での視聴を可能にする技術を開示している。
ところで、近年、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、TV装置のようなオーディオ・ビデオ(AV)機器と同様のAV機能を備えたパーソナルコンピュータが開発されおり、この種のパーソナルコンピュータの多くは、TVのような放送データを受信及び再生するTV機能を有している。このようなパーソナルコンピュータにおいても、スクランブルがかけられた放送番組を視聴するには、当該パーソナルコンピュータに上記記憶媒体を装着して、受信した放送波のスクランブルを解除した後に、圧縮符号化された放送データをデコードして再生しなければならないことは同様である。
また、このパーソナルコンピュータのような情報処理では、デコーダはプロセッサによって実行されるソフトウェアから構成されており、スクランブルが解除された放送データは、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスのような外部からアクセス可能なバスを介してプロセッサに転送される。よって、このバス上を流れる放送データの不正コピーを防止するために、放送データを再度暗号化した上でバス上に流し、デコーダ側でそれを復号化してデコードするといった著作権保護対策が採られている。そのため、情報処理装置では、LSIとして形成したスクランブル解除と暗号化の機能を持った著作権保護装置をチューナーとバスの間に設けている。
特開平11−331797号公報
パーソナルコンピュータのような情報処理では、LCD等の表示装置の画面上に複数のウィンドウとしてTV画面を表示することが可能であり、従来よりアナログTV放送に関しては複数個のチューナーを備えることで複数チャンネルの同時視聴を提供している。
これに対して、デジタルTV放送では、上述したようにスクランブルがかけられて、別途提供される記憶媒体によりデスクランブル鍵を入手する必要があり、単純にチューナーと著作権保護装置を増加しただけでは同時視聴を提供できない。即ち、放送チャンネル毎にデスクランブル鍵は異なっており、一つの記憶媒体は時系列的に複数のデスクランブル鍵を提供することができるとはいえ、同時に複数のデスクランブル鍵を提供することはできず、各チューナー・著作権保護装置毎に記憶媒体を用意しなければならない。
上記特許文献1に開示の技術は、一つの記憶媒体を用いて、複数チューナーでの同一チャンネルの視聴を可能にすることはできるが、複数チューナーでの複数チャンネルの視聴を可能にすることはできない。
特に、放送衛星(BS)デジタル放送、通信衛星(CS)デジタル放送に加え、地上波デジタル放送が開始された近年においては、複数種類のデジタル放送用のチューナーを情報処理装置が備えることが考えられる。
従って、一つの記憶媒体で複数チャンネル及び/又は複数種類のデジタル放送を視聴できるようにする技術が望まれている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、デスクランブル鍵を提供する記憶媒体を一つのみ用いて、スクランブルがかけられた複数のデジタル放送を同時に視聴することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置の一態様は、放送データを受信する情報処理装置であって、
圧縮符号化された複数の放送データそれぞれに対応するパケット群が多重化、暗号化されたストリームを受信する受信部と、
暗号解除鍵を提供する記憶媒体が装着され、当該装着された記憶媒体から情報を読み取る記憶媒体読取部と、
上記記憶媒体読取部の使用許可を排他的に与える排他制御部と、
上記排他制御部により上記記憶媒体読取部の使用許可が与えられたとき、上記記憶媒体が記憶する暗号解除鍵を上記記憶媒体読取部によって読み取り、その暗号解除鍵によって上記受信部で受信したストリームに含まれるパケット群を復号し、その復号したストリームに含まれるパケット群の中から視聴対象の放送データに対応するパケット群を暗号化して出力するコンテンツ保護装置と、
上記コンテンツ保護装置から出力されたパケット群を復号してオーディオデータ及びビデオデータをデコードするデコーダと、
を具備することを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の別の態様は、放送データを受信可能な情報処理装置であって、
それぞれ、圧縮符号化された複数の放送データそれぞれに対応するパケット群が多重化、暗号化されたストリームを受信する、複数の受信部と、
各種プログラムを実行可能なプロセッサと、
各種データを転送するバスと、
上記複数の受信部のそれぞれに対応して配され、上記バスを介して上記プロセッサに接続された、複数のコンテンツ保護装置と、
上記複数のコンテンツ保護装置のそれぞれから制御可能となるように上記複数のコンテンツ保護装置に接続された記憶媒体読取部と、
上記複数のコンテンツ保護装置それぞれに対応して、上記プロセッサによって実行されるソフトウェアから構成される、複数のデコーダであって、それぞれ、上記バスを介して対応する上記コンテンツ保護装置から転送されるストリームを復号する処理と、復号されたストリームをオーディオデータとビデオデータに分離する処理と、上記オーディオデータをデコードする処理と、上記ビデオデータをデコードする処理とを上記プロセッサに実行させる、複数のデコーダと、
を具備し、
上記複数のコンテンツ保護装置はそれぞれ、
上記記憶媒体読取部を制御して、上記記憶媒体読取部に装着された暗号解除鍵を記憶した記憶媒体から上記暗号解除鍵を入手する暗号解除鍵入手部と、
上記暗号解除鍵入手部で上記暗号解除鍵を入手する動作中、他のコンテンツ保護装置における暗号解除鍵入手部による上記記憶媒体読取部の使用を禁止させる排他制御部と、
上記暗号解除鍵入手部で入手した上記暗号解除鍵によって、対応する上記受信部で受信したストリームに含まれるパケット群を復号する復号部と、
上記復号されたストリームに含まれるパケット群それぞれのパケット識別子に基づいて、上記復号されたストリームに含まれるパケット群の中から視聴対象の放送データに対応するパケット群を抽出するフィルタ回路と、
上記フィルタ回路によって抽出されたパケット群を暗号化し、暗号化されたパケット群を、上記バスを介して対応する上記デコーダに出力する暗号化部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、デスクランブル鍵を提供する記憶媒体を一つのみ用いて、スクランブルがかけられた複数チャンネル及び/又は複数種類のデジタル放送を同時に視聴することが可能な情報処理装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。なお、本実施形態は、一つの記憶媒体として1枚のB−CASカード100を使用して、3つのデジタル放送を受信する場合について説明する。
本実施形態に係る情報処理措置は、PCIバス10に、3つの著作権保護LSI20−1,20−2,20−3が接続されている。著作権保護LSI20−1にはチューナーモジュール30−1が、著作権保護LSI20−2にはチューナーモジュール30−2が、著作権保護LSI20−3にはチューナーモジュール30−3が、それぞれ接続されている。
ここで、例えば、チューナーモジュール30−1はBSデジタル放送受信用のチューナー、チューナーモジュール30−2は地上波デジタル放送受信用のチューナー、チューナーモジュール30−3はCSデジタル放送受信用のチューナーであるとする。勿論、本発明は、そのような組み合わせに限定されるものではなく、BSデジタル放送受信用に1つと地上波デジタル放送受信用に2つや、3つとも地上波デジタル放送受信用というように、組み合わせはどのようであっても構わない。また、個数も3個に限らず、2個以上であれば何個でも良い。
上記チューナーモジュール30−1,30−2,30−3は、それぞれ、図示しないアンテナ端子から入力されるTV放送信号の中から特定チャネルの放送信号を受信し、その受信したTV放送信号からトランスポートストリーム(TS)を取り出す。トランスポートストリームは、圧縮符号化された複数の放送番組データを多重化したストリームである。地上波デジタル放送においては、チャネル(物理チャネル)毎に複数の番組が多重化されている。
トランスポートストリームには、MULTI2スクランブルされた放送コンテンツの他、個別情報(EMM:Entitlement Management Message)、共通情報(ECM:Entitlement Control Message)等が含まれている。トランスポートストリームは、連続する複数のTSパケット群から構成されている。各TSパケットは、固定長パケットであり、ヘッダとペイロードから構成される。ヘッダには、対応するTSパケットを識別するためのパケット識別子であるパケットID(PID)が含まれている。このPIDは、対応するTSパケットのペイロードに含まれる情報を識別するために用いられる。具体的には、番組の識別、コンテンツタイプ(オーディオ/ビデオ)の識別、EMM/ECMの識別、番組表のような制御情報の識別のために用いられる。同一放送番組に属するTSパケット群それぞれは、その放送番組に対するPIDテーブルによって指定されるPIDを有する。
上記著作権保護LSI20−1,20−2,20−3は、記憶媒体であるB−CASカード100が装着される記憶媒体読取部としてのB−CASカードリーダ40に共通に接続されている。
また、PCIバス10には、ソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3が接続されている。ソフトウェアデコーダ50−1にはスピーカ60−1及びLCD70−1が、ソフトウェアデコーダ50−2にはスピーカ60−2及びLCD70−2が、ソフトウェアデコーダ50−3にはスピーカ60−3及びLCD70−3が、それぞれ接続されている。なお、実際には、これらソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3は、図示しないプロセッサによって実行されるソフトウェアによって構成される。従って、スピーカ及びLCDも別個に3個ずつ図示しているが、ハードウェアとしてはそれぞれ1個ずつである。また、LCDへの表示に関しては、一つのLCDの表示画面上にウィンドウの形態で表示されるものである。
また、ソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3は、対応づけられた著作権保護LSI20−1,20−2,20−3内のプロセッサ21に制御コマンドを与えることで、該著作権保護LSI20−1,20−2,20−3の動作を制御することができる。
著作権保護LSI20−1,20−2,20−3は、同一の構成を有しているもので、プロセッサ21、MULTI2デスクランブラ22、PIDフィルタ部23、暗号部24、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)25、PIDテーブル(Table)26、B−CASステータスレジスタ27から構成されている。
プロセッサ21は、図示しない内部メモリを有し、そこに不揮発性に記憶されたファームウェア(FW)と称される著作権保護LSI制御ソフトウェアを実行して、当該著作権保護LSI20−1,20−2,20−3内の各部を制御する。
MULTI2デスクランブラ22は、チューナーモジュール30−1から入力されるMULTI2方式でスクランブルのかけられたトランスポートストリームをデスクランブル(復号)するものである。デスクランブル後のトランスポートストリームに対して、図示しないECMフィルタ部によりECMが分離され、プロセッサ21へ転送される。通知を受けたプロセッサ21は、UART25を介して、ECMデータをB−CASカードリーダ40に装着されたB−CASカード100に転送する。
B−CASカード100は、ECMからデスクランブル鍵(Ks)を取得するものである。このデスクランブル鍵によりMULTI2デスクランブラ22でのデスクランブル動作が実行される。
PIDフィルタ部23は、PIDテーブル26に保存された複数のPID値を参照して、デスクランブルされたトランスポートストリームから目的の放送番組に対応するPIDを含むTSパケット群を抽出する。このPIDフィルタリングにより、視聴/記録対象の放送番組に対応するTSパケット群のみをソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3に送ることができる。これにより、ソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3側ではPIDフィルタリング処理を行う必要が無くなるので、ソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3の処理負荷を低減することができる。また、PIDフィルタリング処理を著作権保護LSI20−1,20−2,20−3によって行うことにより、PCIバス10に流れるデータ量を大幅に削減することもできる。
暗号部24は、PIDフィルタ部23によって抽出されたTSパケット群をAES(Advanced Encryption Standard)暗号化する。この暗号化は、著作権保護LSI20−1,20−2,20−3とソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3が各々チャレンジ・レスポンス方式を用いた相互認証により得られるセッション鍵を暗号鍵に用いて実行される。この暗号鍵は、デスクランブル鍵とは異なる鍵である。この暗号化により、暗号化されたTSパケット群を、ユーザアクセスバスとなるPCIバス10を介してソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3に安全に転送することができる。よって、たとえPCIバス10経由でTSパケット群が不正に取り出されても、その取り出されたデータが再生されることを防止することができる。
UART25は、当該著作権保護LSI20−1,20−2,20−3とB−CASカードリーダ40との間でデータの送受信を行うための通信回路である。
B−CASステータスレジスタ27は、上記B−CASカードリーダ40を、著作権保護LSI20−1,20−2,20−3の何れが使用中であるかを示す情報を記憶する記憶部である。これは、例えば、図2に示すように、第1著作権保護LSI使用中フラグ、第2著作権保護LSI使用中フラグ及び第3著作権保護LSI使用中フラグが格納されるレジスタとして構成することができる。ここで、使用中フラグが立っている著作権保護LSIがB−CASカードリーダ40を、即ちB−CASカード100を使用中であることを示す。なお、本実施形態では、著作権保護LSIの個数が3個であるのでフラグも3個となっている。また、各著作権保護LSI20−1乃至20−3は其々排他的にB−CASカードリーダ40を使用するので、B−CASステータスレジスタ27の3つのフラグのうち、2つ以上のフラグが使用中であることを示すことはない。
また、ソフトウェアデコーダ50−1,50−2,50−3は、同一の構成を有しているもので、復号部51、デマルチプレクス部(DEMUX)52、オーディオデコード部(Audio decoder)53、ビデオデコード部(Video decoder)54から構成されている。
復号部51は、AES暗号化されたTSパケット群をAES復号化する。デマルチプレクス部52は、オーディオデータを含むTSパケット群とビデオデータを含むTSパケット群とに分離する。また、図示しないが、デマルチプレクス部54では、上記以外のTSパケットの分離も行う。オーディオデコード部53は、デマルチプレクス部54により分離されたオーディオデータをデコードして、スピーカ60−1,60−2,60−3にて音声を再生する。ビデオデコード部54は、デマルチプレクス部54により分離されたビデオデータをデコードして、LCD70−1,70−2,70−3にて画像を再生する。
以下、このような構成の情報処理装置の動作を説明する。
図3は、各著作権保護LSI20−1,20−2,20−3のプロセッサ21の動作フローチャートを示す図である。
例えば、ソフトウェアデコーダ50−1が起動されると、ソフトウェアデコーダ50−1から所望のチャンネルを視聴するためのチューナー設定情報およびPIDフィルタ情報がプロセッサ21に対して与えられ、プロセッサ21がチューナーモジュール30−1の設定を行い、PIDフィルタ情報をPIDテーブル26に設定する。この設定により、チューナーモジュール30−1から出力されたトランスポートストリームが著作権保護LSI20−1に入力され、ECMを持つTSパケットを受信すると(ステップS11)、著作権保護LSI20−1のプロセッサ21は、当該著作権保護LSI20−1のB−CASステータスレジスタ27を確認する(ステップS12)。ここで、該B−CASステータスレジスタ27に第2著作権保護LSI使用中フラグまたは第3著作権保護LSI使用中フラグが立っていた場合には(ステップS13)、上記ステップS12に戻る。即ち、B−CASカードリーダ40が使用可能状態となるのを待つ。
そして、B−CASステータスレジスタ27に第2著作権保護LSI使用中フラグ及び第3著作権保護LSI使用中フラグの何れも立っていないことを確認すると(ステップS13)、プロセッサ21は、B−CASアクセス信号をハイにアサートして著作権保護LSI20−2及び著作権保護LSI20−3へ割込みを発生させると共に、当該著作権保護LSI20−1のB−CASステータスレジスタ27と各著作権保護LSI20−2,20−3のB−CASステータスレジスタ27とを操作し、各B−CASステータスレジスタ27における第1著作権保護LSI使用中フラグを立て、該著作権保護LSI20−1がB−CASカード100を使用中であることを示すように設定する(ステップS14)。
また、プロセッサ21は、UART25を介してECMをB−CASカードリーダ40に与え、B−CASカード100に供給する。そして、それに応じてB−CASカード100より取得したMULTI2デスクランブル鍵(Ks)をB−CASカードリーダ40にて読み取る。この読み取ったデスクランブル鍵を、UART25を介して取得したならば(ステップS15)、著作権保護LSI20−1のプロセッサ21は、B−CASアクセス信号をデアサートして著作権保護LSI20−2,20−3へ割込みを発生させると共に、当該著作権保護LSI20−1のB−CASステータスレジスタ27と各著作権保護LSI20−2,20−3のB−CASステータスレジスタ27とを操作し、各B−CASステータスレジスタ27における第1著作権保護LSI使用中フラグを下げる(ステップS16)。
その後、B−CASカード100より取得したMULTI2デスクランブル鍵(Ks)をMULTI2デスクランブラ22へ設定し、そのデスクランブル鍵を使用して、MULTI2スクランブルのかかったトランスポートストリームがMULTI2復号される。復号されたトランスポートストリームは、PIDフィルタ部23へ送られ、該PIDフィルタ部23により、PIDテーブル26に保存された複数のPID値(PAT,CAT,NIT等)により設定された目的の放送番組に対応するPIDを含むTSパケット群が抽出されて後段の暗号部24へ渡される。その他のストリームは、PIDフィルタ部23にて捨てられる。そして、暗号部24において、その抽出されたTSパケット群が暗号化され、PCIバス10を介してソフトウェアデコーダ50−1へ渡される。
これにより、ソフトウェアデコーダ50−1においては、復号部51でその暗号化されたTSパケット群が復号化されて平文となり、デマルチプレクス部52でオーディオデータを含むTSパケット群とビデオデータを含むTSパケット群とに分離される。オーディオデータは、オーディオデコード部53に送られてデコードされ、スピーカ60−1にて音声として再生される。また、ビデオデータは、ビデオデコード部54に送られてデコードされ、LCD70−1にて画像として再生される。
上記ステップS14で、著作権保護LSI20−2,20−3のB−CASステータスレジスタ27における第1著作権保護LSI使用中フラグを立てることで、上記著作権保護LSI20−1がB−CASカード100を使用中であることが示される。そのような状態では、ソフトウェアデコーダ50−2,50−3が起動していても、上記ステップS12及びS13の処理で説明したように、著作権保護LSI20−2,20−3は、B−CASカードリーダ40及びB−CASカード100を使用することができず、上記著作権保護LSI20−1で使用が終了して、上記ステップS16で当該フラグが下げられるのを待つことになる。
而して、当該著作権保護LSIのB−CASステータスレジスタ27における第1著作権保護LSI使用中フラグが下がったことを確認すると(ステップS13)、著作権保護LSI20−2のプロセッサ21は、B−CASアクセス信号をハイにアサートして著作権保護LSI20−1及び著作権保護LSI20−3へ割込みを発生させると共に、当該著作権保護LSI20−2のB−CASステータスレジスタ27と各著作権保護LSI20−1,20−3のB−CASステータスレジスタ27とを操作し、各B−CASステータスレジスタ27における第2著作権保護LSI使用中フラグを立て、該著作権保護LSI20−2がB−CASカード100を使用中であることを示すように設定する(ステップS14)。そして、上述した著作権保護LSI20−1と同様にして、B−CASカードリーダ40によりB−CASカード100からMULTI2デスクランブル鍵(Ks)を取得する。
而してMULTI2デスクランブル鍵を取得したならば(ステップS15)、著作権保護LSI20−2のプロセッサ21は、B−CASアクセス信号をデアサートして著作権保護LSI20−1,20−3へ割込みを発生させると共に、当該著作権保護LSI20−2のB−CASステータスレジスタ27と各著作権保護LSI20−1,20−3のB−CASステータスレジスタ27とを操作し、各B−CASステータスレジスタ27における第2著作権保護LSI使用中フラグを下げる(ステップS16)。
その後は、上述した著作権保護LSI20−1と同様にして、デスクランブル、PIDフィルタリング、暗号化を行い、暗号化されたTSパケット群を、PCIバス10を介してソフトウェアデコーダ50−2へ渡す。これにより、上述したソフトウェアデコーダ50−1と同様にして、ソフトウェアデコーダ50−2にて、復号化、デマルチプレクス、デコードが行われて、スピーカ60−2にて音声が、LCD70−2にて画像が、それぞれ再生される。
同様に、当該著作権保護LSIのB−CASステータスレジスタ27における第2著作権保護LSI使用中フラグが下がったことを確認すると(ステップS13)、著作権保護LSI20−3のプロセッサ21は、B−CASアクセス信号をハイにアサートして著作権保護LSI20−1,20−2へ割込みを発生させると共に、当該著作権保護LSI20−3のB−CASステータスレジスタ27と各著作権保護LSI20−1,20−2のB−CASステータスレジスタ27とを操作し、各B−CASステータスレジスタ27における第3著作権保護LSI使用中フラグを立て、該著作権保護LSI20−3がB−CASカード100を使用中であることを示すように設定する(ステップS14)。そして、B−CASカードリーダ40によりB−CASカード100からMULTI2デスクランブル鍵(Ks)を取得する。
而してMULTI2デスクランブル鍵を取得したならば(ステップS15)、著作権保護LSI20−3のプロセッサ21は、B−CASアクセス信号をデアサートして著作権保護LSI20−1,20−2へ割込みを発生させると共に、当該著作権保護LSI20−3のB−CASステータスレジスタ27と各著作権保護LSI20−1,20−2のB−CASステータスレジスタ27とを操作し、各B−CASステータスレジスタ27における第3著作権保護LSI使用中フラグを下げる(ステップS16)。
その後は、デスクランブル、PIDフィルタリング、暗号化を行い、暗号化されたTSパケット群を、PCIバス10を介してソフトウェアデコーダ50−3へ渡す。これにより、ソフトウェアデコーダ50−3において、復号化、デマルチプレクス、デコードが行われて、スピーカ60−3にて音声が、LCD70−3にて画像が、それぞれ再生される。
以上のことを繰り返すことにより、著作権保護LSI20−1、著作権保護LSI20−2、著作権保護LSI20−3で一枚のB−CASカード100を排他制御し各々の著作権保護LSIで受信する番組に対応するMULTI2デスクランブル鍵を取得することが可能となる。
上記のように排他制御する場合、それぞれの著作権保護LSIで待ち時間が生じるが、MULTI2デスクランブル鍵の更新間隔は2秒に1回であるので、その間に少なくとも1回ずつ各著作権保護LSI20−1,20−2,20−3がB−CASカード100からMULTI2デスクランブル鍵を取得でき、且つMULTI2デスクランブラに取得したMULTI2デスクランブル鍵を設定できれば、デスクランブルは可能である。
なお、各著作権保護LSIが何番目のLSIであるのかを知る方法としては、例えば、当該情報処理装置の起動時に、上位ソフトウェアにより各著作権保護LSIのPCIコンフィグレーションレジスタを操作し各番号をセットし、それを各LSIのプロセッサが読み込むことで知ることができる。
以上詳述したように、1枚のB−CASカード100と複数の著作権保護LSI20−1,20−2,20−3で複数(この場合は3つ)のデジタル放送を受信することが可能となる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、B−CASステータスレジスタ27は、著作権保護LSI20−1,20−2,20−3それぞれ内に組み込まなくても、それらの外部で且つ各プロセッサ21が直接アクセス可能なメモリ上に設けても良い。そのような構成とすれば、著作権保護LSIを後で増設しても動的にフラグ数を調整できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。 図2は、各著作権保護LSIのB−CASステータスレジスタの構成例を示す図である。 図3は、各著作権保護LSIのプロセッサの動作フローチャートを示す図である。
符号の説明
10…PCIバス、 20−1,20−2,20−3…著作権保護LSI、 21…プロセッサ、 22…MULTI2デスクランブラ、 23…PIDフィルタ部、 24…暗号部、 25…UART、 26…PIDテーブル、 27…B−CASステータスレジスタ、 30−1,30−2,30−3…チューナーモジュール、 40…B−CASカードリーダ、 50−1,50−2,50−3…ソフトウェアデコーダ、 51…復号部、 52…デマルチプレクス部、 53…オーディオデコード部、 54…ビデオデコード部、 60−1,60−2,60−3…スピーカ、 70−1,70−2,70−3…LCD、 100…B−CASカード。

Claims (6)

  1. 放送データを受信する情報処理装置であって、
    圧縮符号化された複数の放送データそれぞれに対応するパケット群が多重化、暗号化されたストリームを受信する受信部と、
    暗号解除鍵を提供する記憶媒体が装着され、当該装着された記憶媒体から情報を読み取る記憶媒体読取部と、
    上記記憶媒体読取部の使用許可を排他的に与える排他制御部と、
    上記排他制御部により上記記憶媒体読取部の使用許可が与えられたとき、上記記憶媒体が記憶する暗号解除鍵を上記記憶媒体読取部によって読み取り、その暗号解除鍵によって上記受信部で受信したストリームに含まれるパケット群を復号し、その復号したストリームに含まれるパケット群の中から視聴対象の放送データに対応するパケット群を暗号化して出力するコンテンツ保護装置と、
    上記コンテンツ保護装置から出力されたパケット群を復号してオーディオデータ及びビデオデータをデコードするデコーダと、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記受信部、上記コンテンツ保護装置及び上記デコーダの組を複数組具備し、
    上記記憶媒体読取部を使用中のコンテンツ保護装置を示す情報を記憶する記憶部を更に具備し、
    上記コンテンツ保護装置はそれぞれ上記排他制御部を含み、
    上記排他制御部は、上記記憶部に使用中のコンテンツ保護装置を示す情報が記憶されていないとき、当該コンテンツ保護装置に上記記憶媒体読取部の使用許可を与えると共に、上記記憶部に上記使用許可を与えたコンテンツ保護装置を示す情報を記憶させ、当該コンテンツ保護装置での上記記憶媒体読取部の使用終了に伴って上記記憶部に記憶した当該コンテンツ保護装置を示す情報を削除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記受信部、上記コンテンツ保護装置及び上記デコーダの組を複数組具備し、
    上記コンテンツ保護装置はそれぞれ上記排他制御部を含み、
    上記排他制御部は、当該コンテンツ保護装置が上記記憶媒体を使用中は、他のコンテンツ保護装置の排他制御部に対して上記記憶媒体を使用中であることを報知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 上記排他制御部は、
    上記複数のコンテンツ保護装置の何れかが上記記憶媒体を使用中であるか否かを示す情報を記憶する記憶部と、
    当該コンテンツ保護装置の上記記憶部に何れのコンテンツ保護装置も上記記憶媒体を使用中でないことを示す情報が記憶されている場合にのみ、上記記憶媒体から暗号解除鍵を入手する動作を実行すると共に、その入手動作中は、当該コンテンツ保護装置が上記記憶媒体を使用中であることを示す情報を当該コンテンツ保護装置の上記記憶部及び他のコンテンツ保護装置の記憶部に記憶させる制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 放送データを受信可能な情報処理装置であって、
    それぞれ、圧縮符号化された複数の放送データそれぞれに対応するパケット群が多重化、暗号化されたストリームを受信する、複数の受信部と、
    各種プログラムを実行可能なプロセッサと、
    各種データを転送するバスと、
    上記複数の受信部のそれぞれに対応して配され、上記バスを介して上記プロセッサに接続された、複数のコンテンツ保護装置と、
    上記複数のコンテンツ保護装置のそれぞれから制御可能となるように上記複数のコンテンツ保護装置に接続された記憶媒体読取部と、
    上記複数のコンテンツ保護装置それぞれに対応して、上記プロセッサによって実行されるソフトウェアから構成される、複数のデコーダであって、それぞれ、上記バスを介して対応する上記コンテンツ保護装置から転送されるストリームを復号する処理と、復号されたストリームをオーディオデータとビデオデータに分離する処理と、上記オーディオデータをデコードする処理と、上記ビデオデータをデコードする処理とを上記プロセッサに実行させる、複数のデコーダと、
    を具備し、
    上記複数のコンテンツ保護装置はそれぞれ、
    上記記憶媒体読取部を制御して、上記記憶媒体読取部に装着された暗号解除鍵を記憶した記憶媒体から上記暗号解除鍵を入手する暗号解除鍵入手部と、
    上記暗号解除鍵入手部で上記暗号解除鍵を入手する動作中、他のコンテンツ保護装置における暗号解除鍵入手部による上記記憶媒体読取部の使用を禁止させる排他制御部と、
    上記暗号解除鍵入手部で入手した上記暗号解除鍵によって、対応する上記受信部で受信したストリームに含まれるパケット群を復号する復号部と、
    上記復号されたストリームに含まれるパケット群それぞれのパケット識別子に基づいて、上記復号されたストリームに含まれるパケット群の中から視聴対象の放送データに対応するパケット群を抽出するフィルタ回路と、
    上記フィルタ回路によって抽出されたパケット群を暗号化し、暗号化されたパケット群を、上記バスを介して対応する上記デコーダに出力する暗号化部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 上記排他制御部は、
    上記複数のコンテンツ保護装置の何れかが上記記憶媒体読取部を使用中であるか否かを示す情報を記憶する記憶部と、
    当該コンテンツ保護装置の上記記憶部に何れのコンテンツ保護装置も上記記憶媒体読取部を使用中でないことを示す情報が記憶されている場合にのみ、当該コンテンツ保護装置の上記暗号解除鍵入手部に上記記憶媒体から暗号解除鍵を入手する動作を開始させると共に、当該暗号解除鍵入手部が動作中は、当該コンテンツ保護装置が上記記憶媒体読取部を使用中であることを示す情報を当該コンテンツ保護装置の上記記憶部及び他のコンテンツ保護装置の記憶部に記憶させる制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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