JP2008294707A - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ICカード20AにECMカウンタ25と演算部26と暗号部27を設け、共通情報ECMのカウント値CNTに従って暗号用のローカル鍵KLを生成し、このICカード20Aの視聴判定部24で復号されたスクランブル鍵KSを暗号化して、CAモジュール本体に出力する。一方、CAモジュール本体にはECMカウンタ13と演算部14と復号部15を設け、ICカード20A側と同じアルゴリズムで復号用のローカル鍵KLを生成し、ICカード20Aから与えられた暗号化されたスクランブル鍵CKSを復号する。ICカードから出力されるスクランブル鍵CKSは、ローカル鍵KLで暗号化されているので、このICカードの端子の信号からスクランブル鍵KSが抽出されて流出することが防止できる。
【選択図】図1
Description
放送局側では、スクランブラ1によって、スクランブル鍵KSを用いて映像・音声等の送信データSD(放送コンテンツ)を暗号化し、スルランブルデータSCRを生成する。また、暗号部2により、このスクランブル鍵KSも番組情報と共にワーク鍵KWを用いて暗号化し、共通情報ECMを生成する。更に、暗号部3により、ワーク鍵KWと各受信者の契約情報を受信機毎に個別に割当てたマスタ鍵KMを用いて暗号化し、個別情報EMMを生成する。これらのスルランブルデータSCR、共通情報ECM及び個別情報EMMは、多重部4によってパケット化され、トランスポートパケットTSとして時分割多重化されて送信される。
このデジタル放送受信装置(CAモジュール)は、図2における放送局側から送信されるトランスポートパケットTSを受信して、暗号化されていない受信データRDを生成する受信機側に相当するもので、図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
放送局から無線やケーブル等を介して送られてきた信号は、チューナで選択受信され、復調器でデジタル信号に復調され、トランスポートパケットTSとして、CAモジュール本体の分離部11に与えられる。分離部11では、トランスポートパケットTSが、スルランブルデータSCR、共通情報ECM及び個別情報EMMに仕分け・分離され、スルランブルデータSCRはデスクランブラ12に与えられ、個別情報EMMはICカード20Aに与えられ、共通情報ECMはECMカウンタ13とICカード20Aに与えられる。
以上のように、この実施例2のデジタル放送受信装置は、予め複数の演算方式を準備しておき、受信装置固有のシリアル番号SNOに従って1つの演算方式を選択するようにしている。これにより、受信装置によって演算方式が異なるので、実施例1と同様の効果に加えて、更に高いセキュリティを持たせることができるという利点がある。
(a) ECMカウンタ13,25では、分離部11から出力される共通情報ECMの数をカウントしているが、カウントする情報は共通情報ECMに限定するものではない。即ち、CAモジュール本体からICカードへ通知する情報(例えば、個別情報EMM等)であれば、いずれも適用可能である。
(b) ECMカウンタ13,25によって共通情報ECMの数をカウントし、そのカウント値CNTに基づいてローカル鍵KLや乱数RNDを生成しているが、カウンタの代わりに情報の内容を抽出するものを用いても良い。
(c) CAモジュール本体やICカード内の各部は、ハードウエア・ロジックで構成したように説明したが、CPUとプログラムによるソフトウエアで構成することもできる。
12 デスクランブラ
13,25 ECMカウンタ
14,26 演算部
15,22,23 復号部
16 IDレジスタ
17 演算制御テーブル
18,29 乱数生成部
20 ICカード
21 鍵レジスタ
24 視聴判定部
27 暗号部
28 演算制御部
Claims (4)
- 放送局側から受信した信号をスクランブル鍵で暗号化されたスクランブルデータと個々の受信装置固有の暗号鍵で暗号化された前記スクランブル鍵を含む制御情報とに分離する分離手段、及び前記スクランブルデータを復号用のスクランブル鍵でデスクランブルして受信データを生成するデスクランブル手段を有する限定受信モジュール本体と、
前記限定受信モジュール本体にセットされ、予め設定された前記受信装置固有の暗号鍵を用いて前記制御情報を復号して前記復号用のスクランブル鍵を生成し、該限定受信モジュール本体に与える集積回路カードとを、備えたデジタル放送受信装置において、
前記集積回路カードに、前記制御情報に従って暗号用のローカル鍵を生成する暗号鍵生成手段と、前記ローカル鍵を用いて前記復号用のスクランブル鍵を暗号化して前記限定受信モジュール本体に出力する暗号手段とを設けると共に、
前記限定受信モジュール本体に、前記制御情報に従って復号用のローカル鍵を生成する復号鍵生成手段と、前記集積回路カードから与えられた暗号化された前記復号用のスクランブル鍵を前記復号用のローカル鍵を用いて復号する復号手段とを設けたことを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 前記暗号鍵生成手段は、前記分離手段から出力される制御情報の数をカウントする第1のカウンタと、該第1のカウンタのカウント値に従って前記暗号用のローカル鍵を算出する第1の演算部とを有し、
前記復号鍵生成手段は、前記分離手段から出力される制御情報の数をカウントする第2のカウンタと、該第2のカウンタのカウント値に従って前記復号用のローカル鍵を算出する第2の演算部とを有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。 - 前記暗号鍵生成手段は、前記分離手段から出力される制御情報の数をカウントする第1のカウンタと、該第1のカウンタのカウント値をシード値とする乱数を発生して前記暗号用のローカル鍵として出力する第1の乱数生成部とを有し、
前記復号鍵生成手段は、前記分離手段から出力される制御情報の数をカウントする第2のカウンタと、該第2のカウンタのカウント値をシード値とする乱数を発生して前記復号用のローカル鍵として出力する第2の乱数生成部とを有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。 - 前記暗号鍵生成手段は、前記限定受信モジュール本体の識別番号に基づいて予め設定され複数の演算方法の内から1つの演算方法を選択する演算制御部、前記分離手段から出力される制御情報の数をカウントする第1のカウンタ、及び該第1のカウンタのカウント値と該演算制御部で選択された演算方法に従って前記暗号用のローカル鍵を算出する第1の演算部を有し、
前記復号鍵生成手段は、予め格納された前記複数の演算方法の中から前記演算制御部で選択された演算方法を出力する演算制御テーブル、前記分離手段から出力される制御情報の数をカウントする第2のカウンタ、及び該第2のカウンタのカウント値と該演算制御テーブルから出力された演算方法に従って前記復号用のローカル鍵を算出する第2の演算部を有することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
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- 2007-05-24 JP JP2007137626A patent/JP2008294707A/ja active Pending
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