JP2008042357A - 半導体集積回路およびその設計方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大幅な面積増大を招くことなく、かつ、スタンバイ電流を効果的に抑制した半導体集積回路、およびその設計方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する論理回路と、複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの、少なくとも一方を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタンバイ時に電源供給を遮断するスイッチを設けることによって消費電力を低減した論理回路およびその設計方法に関し、特に、大幅な面積の増大を招くことなくスタンバイ時の消費電力を低減することを可能にする半導体集積回路、およびその設計方法に関する。
従来、CMOS論理回路は、動作停止状態(スタンバイ状態)において電流が流れず、低消費電力であることが長所であると言われていた。しかし、構成するMOSトランジスタの微細化と、それに伴う電源電圧の低下、およびMOSトランジスタの閾値電圧の低下が進むにつれて、サブスレッシュホルド電流が無視できなくなり、スタンバイ状態における消費電力の増大が問題になってきた。そこで、論理回路を電源線に直接接続するのではなく、スイッチを介して接続し、スタンバイ状態においてはスイッチをOFF状態にして動作電圧の供給を切断することにより、スタンバイ状態での消費電力を低減することが提案されている。
図5には、従来の半導体集積回路の一例を示す。
図5に示す半導体集積回路100には、PMOSトランジスタPL1〜PLnと、NMOSトランジスタNL1〜NLnからなる論理回路200が集積されている。この論理回路200への高電位動作電圧VDDLおよび低電位動作電圧VSSLの供給は、PMOSトランジスタPH21からなる第1のスイッチ124、および、NMOSトランジスタNH21からなる第2のスイッチ126を介してなされている。これらのスイッチ124,126のON,OFFは、駆動回路125および127を介して活性化信号CS,CSBを供給することによって制御されている。すなわち、論理回路200の動作時には、スイッチ124,126をONにして、論理回路200に高電位動作電圧VDDLおよび低電位動作電圧VSSLを供給する。一方、スタンバイ状態では、スイッチ124,126をOFFにして、論理回路200への動作電圧の供給を停止する。
ここで、論理回路200を構成するトランジスタPL1〜PLnおよびNL1〜NLnとしては、低い電源電圧においても高速動作が可能なように、閾値電圧が低い(正確には、閾値電圧の絶対値が低い)MOSトランジスタ(以下、簡単のため、「低閾値電圧トランジスタ」と記する)を使用する。一方、スイッチ124,126を構成するトランジスタPH21およびNH21としては、スタンバイ状態で流れる電源電流(スタンバイ電流)を抑制するため、論理回路200を構成するトランジスタPL1〜PLnおよびNL1〜NLnに比較して、閾値電圧が高い(厳密には、しきい値電圧の絶対値が高い)MOSトランジスタ(以下、簡単のため、「高閾値電圧トランジスタ」と記す)を使用するのが一般的である。
このような、従来の半導体集積回路については、例えば特許文献1の従来技術の説明が参照される。
特開2005−39334
本発明者による検討により、従来のように、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合、大幅な面積の増大を招いたり、もしくは、所要のスタンバイ電流抑制効果が得られなかったりする場合があることが明らかになった。
本発明は、大幅な面積増大を招くことなく、かつ、スタンバイ電流を効果的に抑制した半導体集積回路、およびその設計方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の実施形態の半導体集積回路は、少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する論理回路と、複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの、少なくとも一方を有することを特徴とする。
本発明の第2の実施形態の半導体集積回路は、それぞれが、少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する複数の論理回路を有するとともに、前記複数の論理回路のそれぞれに対応して、1個の第2のPMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、1個の第2のNMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの少なくとも一方が設けられ、前記複数の論理回路の少なくとも一部に対応して設けられた前記第1もしくは第2のスイッチが、複数個の前記第2のPMOSトランジスタもしくは複数個の前記第2のNMOSトランジスタからなることを特徴とする。
上記の課題を解決するため、本発明の半導体集積回路の設計方法は、それぞれが、少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する複数の論理回路を有するとともに、前記複数の論理回路のそれぞれに対応して、1個の第2のPMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、1個の第2のNMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの少なくとも一方が設けられた半導体集積回路を設計する方法であって、前記それぞれの論理回路に求められる特性に応じて、対応する前記第1もしくは第2のスイッチを構成する前記第2のPMOSトランジスタもしくは前記第2のNMOSトランジスタの個数を設定することを特徴とする。
上記の半導体集積回路もしくは半導体集積回路の設計方法のいずれにおいても、複数個の第3のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続された直列接続PMOSトランジスタと、複数個の第3のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続された直列接続NMOSトランジスタとによって構成されたインバータを、前記スイッチを駆動する駆動回路の最終段として備えることが好ましい。
また、上記の半導体集積回路もしくは半導体集積回路の設計方法のいずれにおいても、前記第1のPMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであり、前記第1のNMOSトランジスタと前記第2のNMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであることが好ましい。
本発明の半導体集積回路によれば、大幅な面積増大を招くことなく、かつ、スタンバイ電流を効果的に抑制した半導体集積回路を提供することができる。本発明の半導体集積回路の設計方法によれば、大幅な面積増大を招くことなく、かつ、集積された複数の論理回路のそれぞれに求められるさまざまな特性が高度にバランスされた、総合的に優れた特性を有する半導体集積回路を設計することが可能な設計方法を提供することができる。
発明を実施するための形態
図1は、本発明の半導体集積回路の第1の実施形態の一例を示す回路図である。
図1には、半導体集積回路10に集積された論理回路の一例として、低閾値電圧PMOSトランジスタPL1〜PLnおよび低閾値電圧NMOSトランジスタNL1〜NLnからなる論理回路20が概念的に示されている。すなわち、図1には、PMOSトランジスタPL1とNMOSトランジスタNL1とが直列に接続されたインバータと、PMOSトランジスタPLnとNMOSトランジスタNLnとが直列に接続されたインバータとが示されている。実際には、1個もしくは複数の低閾値電圧PMOSトランジスタと、1個もしくは複数の低閾値電圧NMOSトランジスタとが、さまざまに組み合わされて、さまざまな論理回路20が構成される。
論理回路20は、高電位サブ電源線16に高電位動作電圧VDDLが供給され、低電位サブ電源線18に低電位動作電圧VSSLが供給されて動作する。高電位動作電圧VDDLは、半導体集積回路10全体に高電位電源電圧VDDを供給する高電位電源線12から、第1のスイッチ24を介して供給される。低電位動作電圧VSSLは、半導体集積回路10全体に低電位電源電圧VSSを供給する低電位電源線14から、第2のスイッチ26を介して供給される。
第1のスイッチ24は、2個のPMOSトランジスタPL21とPL22が、互いに直列に接続されて形成されている。すなわち、PL21のソースが高電位電源線12に接続され、PL22のドレインが高電位サブ電源線16に接続され、PL21のドレインがPL22のソースに接続されている。そして、PL21およびPL22のゲートは共通に接続され、第1の駆動回路25を介して反転活性化信号CSBが供給されている。第2のスイッチ26は、2個のNMOSトランジスタNL21とNL22が、互いに直列に接続されて形成されている。すなわち、NL21のソースが低電位電源線14に接続され、NL22のドレインが低電位サブ電源線18に接続され、NL21のドレインがNL22のソースに接続されている。そして、NL21およびNL22のゲートは共通に接続され、第2の駆動回路27を介して活性化信号CSが供給されている。
図示は省略されているが、第1のスイッチを構成するPMOSトランジスタPL21およびPL22の基板には、例えば、高電位電源電圧VDDが供給されている。第2のスイッチを構成するNMOSトランジスタNL21およびNL22の基板には、例えば、低電位電源電圧VSSが供給されている。
ここで、活性化信号CSを“1”のレベルに(具体的には、例えば、VDD電位に)、反転活性化信号CSBを“0”のレベルに(具体的には、例えば、VSS電位に)した時には、第1のスイッチ24および第2のスイッチ26がON状態になり、論理回路20に高電位動作電圧VDDLおよび低電位動作電圧VSSLが供給され、論理回路20が動作状態になる。一方、活性化信号CSを“0”のレベルに、反転活性化信号CSBを“1”のレベルにした時には、第1のスイッチ24および第2のスイッチ26がOFF状態になり、論理回路20への高電位動作電圧VDDLおよび低電位動作電圧VSSLの供給が停止され、論理回路20はスタンバイ状態になる。
ここで、第1のスイッチ24を構成するPMOSトランジスタPL21,PL22、および、第2のスイッチ26を構成するNMOSトランジスタNL21,NL22は、いずれも低閾値電圧トランジスタである。すなわち、論理回路20を構成するPMOSトランジスタPL1〜PLnおよびNMOSトランジスタNL1〜NLnの形成条件と、同一の形成条件で、より具体的には、例えば、閾値設定のためのイオン注入条件や、ゲート絶縁膜形成条件等を同一にして形成した、トランジスタである。従って、少なくとも、寸法(ゲート長、ゲート幅)が同一である場合には、論理回路20を構成するPMOSトランジスタPL1〜PLnおよびNMOSトランジスタNL1〜NLnと同一の閾値電圧を有する。
従来は、論理回路20を構成するトランジスタと同じ形成条件で形成した低閾値電圧トランジスタでスイッチ24,26を構成すると、スタンバイ状態での電源電流を十分に抑制できないと考えられていた。特に、微細化に伴って低閾値化が進んだトランジスタで論理回路20を構成した場合には、スイッチ24,26は、論理回路20を構成するトランジスタに比較して高い閾値を有するトランジスタで構成しなければ、十分なスタンバイ電流抑制効果を得ることができないと考えられていた。
このような当業者の認識にかかわらず、本発明者の検討の結果、複数のトランジスタPL21,22(もしくはNL21,22)を直列に接続するという単純な構成によって、論理回路20を構成するとトランジスタと同じ形成条件で形成した低閾値電圧トランジスタを使ってスイッチ24,26を構成した場合であっても、所要のスタンバイ電流抑制効果を実現できることが見いだされた。また、図1に示した半導体集積回路10において、スイッチ24,26を構成するために互いに直列に接続されたPMOSトランジスタPL21,22もしくはNMOSトランジスタNL21,NL22のゲートは、共通に接続されている。従って、これらのスイッチ24,26を駆動するための駆動回路25,27の構成が複雑になることもない。
複数のPMOSトランジスタを直列に接続して第1のスイッチ24を構成することにより、スイッチ24をOFFしたときには、ドレインが高電位サブ電源線16に接続されたPL22のソース電位は高電位電源電圧VDDよりも低くなる。また、複数のNNOSトランジスタを直列に接続して第2のスイッチ26を構成することによって、スイッチ26をOFFしたときには、ドレインが低電位サブ電源線18に接続されたNL22のソース電位は低電位電源電圧VSSよりも高くなる。これによって、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成したにもかかわらず、スタンバイ状態での電流を効果的に抑制することが可能であるものと解釈することができる。
図2は、図1の回路における第1の駆動回路25の実施形態の一例を示す回路図である。
図2に示された駆動回路25は、2個のインバータ252,254を直列に接続して構成したものである。また、スイッチ24を構成するトランジスタのゲートに接続される最終段(2段目)のインバータ254は、スイッチ24と同様に、2個のPMOSトランジスタおよび2個のNMOSトランジスタを直列に接続して構成している。すなわち、最終段のインバータ254は、互いに直列に接続され、ゲートが共通に接続された2個のPMOSトランジスタPL31,PL32(直列接続PMOSトランジスタPL33)と、互いに直列に接続され、ゲートが共通に接続された2個のNMOSトランジスタNL31,NL32(直列接続NMOSトランジスタNL33)とで構成した。第2の駆動回路27も同様に構成することができる。
このように、駆動回路25,27の最終段を、複数のPMOSトランジスタを直列に接続した直列接続PMOSトランジスタPL33と、複数のNMOSトランジスタを直列に接続した直列接続NMOSトランジスタNL33とで構成することは、本発明の半導体集積回路にとって必須のことではない。しかし、駆動回路のスタンバイ電流を抑制するためには好ましい。なお、1段目のインバータについても、同様に、複数のPMOSトランジスタと複数のNMOSトランジスタとをそれぞれ直列に接続して構成することも可能である。
ここで、図1には、2個のPMOSトランジスタPL21,22もしくはNMOSトランジスタNL21,NL22を直列に接続して、スイッチ24,26を構成した例を示した。しかし、本発明の半導体集積回路はこれに限定されるものではない。必要に応じて、3個、もしくはそれ以上のトランジスタを直列に接続してスイッチ24,26を構成することも可能である。この場合、駆動回路の最終段も、それぞれ3個、もしくはそれ以上の(具体的には、例えば、スイッチを構成するトランジスタと同じ個数の)トランジスタを直列に接続した直列接続トランジスタを用いて構成することが好ましい。
また、半導体集積回路にはさまざまな種類の論理回路が集積される。その中には、スタンバイ電流の抑制は不要であり、スイッチを付加する必要が無いものもある。また、スイッチの付加によるスタンバイ電流の抑制は必要であるとしても、大きなスタンバイ電流抑制効果が求められる回路もあれば、小さな抑制効果で十分な回路もある。これをさらに考慮すれば、半導体集積回路に集積される複数の論理回路のそれぞれに付加されるスイッチの全てを、複数の低閾値電圧トランジスタを直列にして構成することは、必ずしも必須ではない。小さなスタンバイ電流抑制効果が得られれば十分である一部の論理回路に対しては、1個の低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成することが可能な場合もある。
表1には、様々な構成のスイッチを利用した場合の半導体集積回路の特性をシミュレーションした結果を示す。具体的には、以下の場合について比較した。
スイッチ(SW)無し:論理回路を、直接、高電位電源線,低電位電源線に接続
従来技術:図5に示されたように、第1および第2のスイッチを、それぞれ、1個の高閾値電圧トランジスタで構成
2段:図1に示されたように、第1および第2のスイッチ22,24を、それぞれ、2個の低閾値電圧トランジスタを互いに直列に接続して構成
1段:第1および第2のスイッチ22,24を、それぞれ、1個の低閾値電圧トランジスタで構成
論理回路は、21段のインバーターを直列に接続したリングオシレータとした。ただし、電源起動時間については、帰還ループを切断したインバータ列を論理回路とした場合についてシミュレーションした。電源電圧は以下に統一した。
VDD=1.0V,VSS=0V
駆動回路にも同一の電源電圧が供給されるものとした。
Figure 2008042357
表1には、リングオシレータの発振周波数、スタンバイ時に流れる電源電流、電源起動時間(制御信号CSを“0”レベルから“1”レベルに,CSBを“1”レベルから“0”レベルに変化させてから、VDDL−VSSLがVDD−VSSの98%に上昇するまでの時間)、レイアウト面積の相対値を示す。いずれも、従来技術の場合を100とした相対値を示す。スタンバイ電流は、スタンバイ状態における論理回路の電源電流と、スイッチを駆動する駆動回路の電源電流とのそれぞれ、および、合計値を示す。レイアウト面積については、論理回路、スイッチ、および、駆動回路のそれぞれを構成するトランジスタを配置するために必要な面積と、合計面積とを示す。
駆動回路は、いずれの場合にも、論理回路を構成するトランジスタと同一の形成条件で形成した低閾値電圧トランジスタで構成された、2個のインバータを直列に接続したものとした。ここで、2段の場合には、図2に示されたように、駆動回路の2段目のインバータを、2個の低閾値電圧PMOSトランジスタおよび2個の低閾値電圧NMOSトランジスタをそれぞれ直列に接続して構成した。また、1段目のインバータについても、同様に、2個の低閾値電圧PMOSトランジスタおよび2個の低閾値電圧NMOSトランジスタをそれぞれ直列に接続して構成した。一方、従来技術および1段の場合には、1段目および2段目のインバータを、通常の、それぞれの1個の低閾値電圧PMOSトランジスタおよび低閾値電圧NMOSトランジスタで構成したものとした。
論理回路、1段または2段の場合のスイッチ、および、駆動回路を構成する低閾値電圧トランジスタとしては、並びに、従来技術の場合のスイッチを構成する高閾値電圧トランジスタとしては、表2に示すものを利用した。ただし、ゲート長は、レイアウトデータでの寸法であり、半導体集積回路として半導体基板上に製造される際に、さらに縮小される。
Figure 2008042357
スイッチを構成する低閾値電圧トランジスタのゲート幅は、従来技術と同一のリングオシレータ発振周波数が得られるように、すなわち、従来技術と同一の電源供給能力が得られるように、設定した。また、2段および1段の場合の、駆動回路の2段目のインバータを構成する低閾値電圧トランジスタのゲート幅は、従来技術に比較して同等以下の(すなわち、従来技術と同等か、もしくは、さらに速い)電源起動時間が得られるように設定した。
表1から、まず、スタンバイ電流に関しては、スイッチ無しの場合に比較して、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した従来技術の場合には、論理回路のスタンバイ電流を1/200以下に抑制できることが分かる。ところが、このような高閾値電圧トランジスタで構成されたスイッチを駆動するための駆動回路のスタンバイ電流は、論理回路のスタンバイ電流に比較してはるかに大きい。このため、合計のスタンバイ電流は1/2程度にしか抑制できない。
これに対して、低閾値電圧トランジスタを利用してスイッチを構成した場合、論理回路のスタンバイ電流は、スイッチ無しの場合に比較して、2段の場合には1/20以下に、1段の場合でも1/10以下に抑制することができる。これらの、論理回路のスタンバイ電流に対する抑制効果は、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成する従来技術に比較して小さい。しかし、駆動回路のスタンバイ電流は、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合の方が、従来技術に比較してはるかに小さい。これは、スイッチを低閾値電圧トランジスタで構成したため、所定の発振周波数を得るために必要な電源供給能力を、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成する場合に比較して小さな寸法のトランジスタで得ることができ、その結果、駆動回路の2段目のトランジスタの寸法を小さくしても、所要の電源起動時間を実現することができるからである。この結果、論理回路のスタンバイ電流と駆動回路のスタンバイ電流との合計のスタンバイ電流は、2段および1段の場合にそれぞれ、従来技術の1/6以下および1/3以下に抑制できる。
すなわち、従来技術の場合には、論理回路のスタンバイ電流は小さくできるものの、所要の電流供給能力および電源起動時間を得るためには、大きな寸法のトランジスタで駆動回路を形成する必要があり、その結果、駆動回路のスタンバイ電流が大きくなる。そして、論理回路のスタンバイ電流と駆動回路のスタンバイ電流との合計スタンバイ電流は、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合の方が小さくすることができる。
また、レイアウト面積に関しても、従来技術の場合には、スイッチのレイアウトのために論理回路の2倍以上の面積が必要であり、合計では、スイッチを設けない場合に比較して3倍以上の面積が必要であることが分かる。これは主として、所要の電流供給能力を得るために、大きな寸法のトランジスタで駆動回路を形成することが必要なためである。
これに対して、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合には、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した従来技術に比較して、合計の面積を、2段の場合には1/2以下に、1段の場合には約1/3に削減できる。これは、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成することによって、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合に比較して、i)同一の電源供給能力(発振周波数)を与えるスイッチを構成するトランジスタの寸法を小さくすることができ、従って、ii)同程度の電源起動時間を与える駆動回路を構成する2段目のトランジスタの寸法を小さくすることができる、という2つの理由による。特に、表1に示した例においては、スイッチを構成するトランジスタの寸法を小さくできることの寄与が大きい。
このように、表1に示した例においては、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した従来技術に比較して、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した方が、論理回路と駆動回路との合計のスタンバイ電流が小さく、かつ、レイアウト面積を小さくできることが分かった。すなわち、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成することにより、大幅な面積の増大を招くことなく、スタンバイ電流を抑制した半導体集積回路を得ることができることが分かった。しかも、2段の場合のみではなく、1段の場合においても、従来技術に比較して合計のスタンバイ電流を小さくできることが分かった。
ここで、表1に示したのは、リングオシレータを論理回路とし、同一の発振周波数および同程度以下の電源起動時間が得られるようにスイッチおよび駆動回路を構成するトランジスタの寸法を設定した場合である。異なる論理回路を対象とした場合、もしくは、動作周波数および電源起動時間に対して異なる条件を課してスイッチおよび駆動回路を構成するトランジスタの寸法を設定した場合には、異なる比較結果が得られることも考えられる。しかし、少なくとも特定の論理回路を対象とした場合には、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合に比較して低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合の方が、スタンバイ電流およびレイアウト面積のいずれにおいても優れていることが分かった。
さらに、表1から、1個の低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した1段の場合に比較して、2個の低閾値電圧トランジスタを直列に接続してスイッチを構成した2段の場合の方が、論理回路のスタンバイ電流を約1/2に抑制できることが分かる。従って、より大きなスタンバイ電流抑制効果を得るためには、2個もしくはそれ以上の低閾値電圧トランジスタを直列に接続してスイッチを構成し、より大きなスタンバイ電流を抑制効果を得ることが好ましい。特に、異なる種類の論理回路や、もしくは、動作周波数や電源起動時間に求められる特性が異なる場合には、合計のスタンバイ電流に対する論理回路自体のスタンバイ電流の寄与が大きくなることがある。そのような場合には、2個もしくはそれ以上の低閾値電圧トランジスタを直列に接続してスイッチを構成し、論理回路自体のスタンバイ電流に対して大きな抑制効果を得ることが好ましい。
ここで、表1に示した例において、2段の場合には、1段の場合と同一の電源供給能力が得られるように、1段の場合に比較してゲート幅が約2倍のトランジスタでスイッチを構成した。すなわち、単に同一のトランジスタを2段にして構成したためにスタンバイ電流を1/2にできたのではなく、ゲート幅が大きなトランジスタを用いて構成したにもかかわらず、2段にする(2個の低閾値電圧トランジスタを直列に接続してスイッチを構成する)ことによって、スタンバイ電流を1/2に抑制することができた。従って、大きなスタンバイ電流抑制効果を得ることを重視して、例えば、同一のゲート幅の低閾値電圧トランジスタを2個直列にしてスイッチを構成した場合には、さらに大きなスタンバイ電流抑制比を得ることができると考えられる。
また、表1に示した例において、2段の場合には、駆動回路の2段目のインバータは、2個の低閾値電圧PMOSトランジスタおよび2個の低閾値電圧NMOSトランジスタを直列に接続して構成したものとしている。これによって、駆動回路のスタンバイ電流も、1段の場合に比較して2段の場合の方が、約1/2に抑制することができた。
なお、表1に示した例において、2段の場合には、それぞれのスイッチを、1段の場合の約2倍のゲート幅を有するトランジスタを、2個、直列に接続することによって構成している。しかしながら、このように直列に接続されてスイッチを構成する2個のトランジスタは、その間に分離領域を設けることなくレイアウトすることができる。従って、表1から明らかなように、1段の場合の2倍程度の面積でスイッチを構成するトランジスタをレイアウトすることが可能である。この結果、2段の場合の、論理回路および駆動回路を含めた合計のレイアウト面積は、1段の場合の約1.2倍に増大するのみである。
さらに、このように2個もしくはそれ以上のトランジスタを直列に接続する構成は、低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成する場合には限られず、利用することができる。例えば、レイアウト面積の増大が許容される範囲内である場合には、高閾値電圧トランジスタでスイッチを構成した場合においても、2個もしくはそれ以上のトランジスタを直列に接続してスイッチを構成することにより、論理回路のスタンバイ電流に対してより大きな抑制効果を得ることが可能である。
次に、本発明の半導体集積回路の第2の実施形態について説明する。
前述のように、論理回路の種類、もしくは、求められる特性によって、スタンバイ電流に対する論理回路自体の電流の寄与が大きい場合には、2個もしくはそれ以上の低閾値電圧トランジスタを直列に接続してスイッチを構成することが好ましい。しかし、半導体集積回路10には、さまざまな種類の論理回路が集積される。それらの論理回路は、それぞれ、求められる特性(動作周波数、スタンバイ電流、電源起動時間、等)が異なる。従って、それらの論理回路に低閾値電圧トランジスタで構成したスイッチを設ける場合、全てのスイッチを、同一の個数の低閾値トランジスタによって構成することは必須ではない。それぞれの論理回路毎に求められる特性に応じて、最適の個数の低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成することが可能である。
例えば、スイッチが無い場合に比較して、大きな比率でスタンバイ電流を抑制することが必要な論理回路に対しては、2個、もしくはそれ以上の、必要な個数の低閾値電圧トランジスタを直列に接続してスイッチを構成することが好ましい。一方、高い比率でスタンバイ電流を抑制する必要がない論理回路に対しては、1個の低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成することにより、レイアウト面積の増大を抑制することが好ましい。また、高い動作周波数や短い電源起動時間が必要な論理回路に対しても、1個の低閾値電圧トランジスタでスイッチを構成することが好ましい。
図3は、本発明の半導体集積回路の第2の実施形態の一例を模式的に示す回路図である。
図3の半導体集積回路30には、3種類の論理回路40,50,60が含まれている。論理回路40は、例えば、高い動作周波数、もしくは、短い電源起動時間を必要とする回路であり、それぞれ1個の低閾値電圧トランジスタPL41,NL41で構成されたスイッチ44,46を介して、動作電圧が供給されている。論理回路50は、大きなスタンバイ電流抑制比を必要とする回路であり、それぞれ2個の低閾値電圧トランジスタPL51,PL52およびNL51,NL52を直列に接続して構成されたスイッチ54,56を介して、動作電圧が供給されている。論理回路60は、さらに大きなスタンバイ電流抑制比を必要とする回路であり、それぞれ3個の低閾値電圧トランジスタPL61,PL62,PL63およびNL61,NL62,NL63を直列に接続して構成されたスイッチ64,66を介して、動作電圧が供給されている。
このように、半導体集積回路30に集積される複数の論理回路毎に求められる特性に合わせて、適切な個数の低閾値電圧トランジスタで構成したスイッチを介して動作電圧を供給することができる。これにより、動作周波数、スタンバイ電流、電源起動時間、レイアウト面積、等の各種の特性においてバランスのとれた、全体として優れた特性を有する半導体集積回路を実現することができる。
図4は、本発明の半導体集積回路の設計方法の実施形態の一例を示すフロー図である。図3に示されたような、複数の論理回路が集積された半導体集積回路は、例えば、図4に示すフローに従って設計することができる。
最初に、スイッチを設けていない複数の論理回路含まれたネットリスト70を読み込む。次に、ネットリスト70に含まれる複数の論理回路から、スイッチを付加する必要がある論理回路(複数)を抽出する(S201)。そして、抽出された論理回路のそれぞれについて、ネットリストに記載された特性を考慮して、スイッチを構成する低閾値電圧トランジスタの個数を設定する(S202)。そして、スイッチの付加を行う(S203)。この時、やはりネットリストに記載された、それぞれの論理回路の動作電流や、要求される電源起動時間等を考慮して、スイッチを構成するトランジスタの寸法や、駆動回路を構成するトランジスタの寸法を設定する。
そして、S201〜S203の処理を、抽出された論理回路の全てについて行ったならば(S204)、スイッチ付加後の論理回路が含まれたネットリスト72を出力する。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明した。本発明が上記の具体例には限定されず、さまざまな変形、改良が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記の実施形態では、第1および第2のスイッチの両方を設けて、高電位動作電圧と低電位動作電圧との両方をスイッチを介して論理回路に供給した例を示した。しかし、第1のスイッチと第2のスイッチとの一方のみを設けて、高電位動作電圧と低電位動作電圧の内の、対応する方のみをスイッチを介して供給することも可能である。また、スタンバイ状態における電源電流をさらに抑制するため、スイッチを構成するPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのゲートに、高電位電源電圧VDDよりもさらに高い電圧、および、低電位電源電圧VSSよりもさらに低い電圧を印加することも可能である。
本発明の半導体集積回路の第1の実施形態の一例を示す回路図である。 図1における駆動回路の実施形態の一例を示す回路図である。 本発明の半導体集積回路の第2の実施形態の一例を模式的に示す回路図である。 本発明の半導体集積回路の設計方法の実施形態の一例を示すフロー図である。 従来の半導体集積回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
10,30,100 半導体集積回路
20,40,50,60,200 論理回路
24,44,54,64,124 第1のスイッチ
26,46,56,66,126 第2のスイッチ
25,27,125,127 駆動回路

Claims (8)

  1. 少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する論理回路と、
    複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの、少なくとも一方を有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 複数個の第3のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続された直列接続PMOSトランジスタと、複数個の第3のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続された直列接続NMOSトランジスタとによって構成されたインバータを、前記少なくとも一方のスイッチを駆動する駆動回路の最終段として備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1のPMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであり、前記第1のNMOSトランジスタと前記第2のNMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  4. それぞれが、少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する複数の論理回路を有するとともに、
    前記複数の論理回路のそれぞれに対応して、1個の第2のPMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、1個の第2のNMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの少なくとも一方が設けられ、
    前記複数の論理回路の少なくとも一部に対応して設けられた前記第1もしくは第2のスイッチが、複数個の前記第2のPMOSトランジスタもしくは複数個の前記第2のNMOSトランジスタからなることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 複数個の第3のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続された直列接続PMOSトランジスタと、複数個の第3のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続された直列接続NMOSトランジスタとによって構成されたインバータを、前記少なくとも一部に対応して設けられた前記第1もしくは第2のスイッチを駆動する駆動回路の最終段として備えたことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1のPMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであり、前記第1のNMOSトランジスタと前記第2のNMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであることを特徴とする請求項4または5に記載の半導体集積回路。
  7. それぞれが、少なくとも1個の第1のPMOSトランジスタと、少なくとも1個の第1のNMOSトランジスタとからなり、高電位動作電圧と低電位動作電圧とが供給されて動作する複数の論理回路を有するとともに、前記複数の論理回路のそれぞれに対応して、1個の第2のPMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のPMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記高電位動作電圧を供給する第1のスイッチと、1個の第2のNMOSトランジスタからなるか、もしくは、複数個の第2のNMOSトランジスタが互いに直列に接続されるとともにゲートが共通に接続されてなり、ON状態において対応する前記論理回路に前記低電位動作電圧を供給する第2のスイッチとの少なくとも一方が設けられた半導体集積回路を設計する方法であって、
    前記それぞれの論理回路に求められる特性に応じて、対応する前記第1もしくは第2のスイッチを構成する前記第2のPMOSトランジスタもしくは前記第2のNMOSトランジスタの個数を設定することを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
  8. 前記第1のPMOSトランジスタと前記第2のPMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであり、前記第1のNMOSトランジスタと前記第2のNMOSトランジスタとが同一の形成条件で形成されたものであることを特徴とする請求項7記載の半導体集積回路の設計方法。
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