JP2008041911A - 部品照合方法、部品情報管理方法、部品実装方法、部品照合装置、部品実装機、及びプログラム - Google Patents

部品照合方法、部品情報管理方法、部品実装方法、部品照合装置、部品実装機、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】部品照合において様々な作業手順に対応すると共に、作業手順を柔軟に変更可能な部品照合方法、部品情報管理方法、部品実装方法、部品照合装置、部品実装機を提供する。
【解決手段】部品実装機20が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正か否かを照合する部品照合装置10であって、部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを作業フローデータ記憶部12に記録する作業フローデータ記録部11と、前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する照合処理部14とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、部品実装機が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正か否かを、コンピュータを用いて照合する部品照合方法、部品情報管理方法、及び部品実装方法、並びに、部品照合装置、部品実装機、およびプログラムに関し、特に、部品照合作業の手順の変更を容易にする技術に関する。
従来、部品実装における部品照合の一例として、部品切れが発生すると、オペレータによる操作に応じて、部品切れとなった被交換部品、及び新たに供給される交換部品のそれぞれのバーコードを読み取り、両方のバーコードによって示される部品品番が一致するか否かで部品を照合する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
部品を実装する現場における実際的な部品照合作業は、この例に限らず多種多様であり、その手順は実装現場ごとに大きく異なる場合が多い。
例えば、ある実装現場では、オペレータが被交換部品及び交換部品のそれぞれのパーツ名、ロット名、ベンダ名を表すバーコードを読み取ることによって詳細な部品照合が行われるのに対し、別の実装現場では、ロット名、ベンダ名を表すバーコードの読み取りを省略して簡素な部品照合が行われることがある。
また例えば、ある実装現場では、部品ベンダから部品リールに貼付されて来るパーツ名などを表すバーコードを読み取ることによって部品照合が行われるのに対し、他の実装現場では、そのパーツ名などを表すように実装現場で付け直したバーコードを読み取ることによって部品照合が行われることもある。
そして、部品照合の手順は技術進歩に応じて変化し得る。
そのため、汎用的に用いられる部品照合方法、及び部品照合装置は、様々な作業手順に対応すると共に、作業手順を柔軟に変更できるよう構成されることが望ましい。
特開2000−68697号公報
しかしながら、上記特許文献1は、複数の作業手順に対応して部品照合を行い、また作業手順を変更容易にするための技術について開示していない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、部品照合において様々な作業手順に対応すると共に、作業手順を柔軟に変更可能にする部品照合方法、及び部品照合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品照合方法は、部品実装機が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正か否かを、コンピュータを用いて照合する部品照合方法であって、部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録する記録ステップと、前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する実行ステップとを含む。
ここで、前記記録ステップで、さらに、前記複数の作業項目のそれぞれについてそれぞれの作業の成否を表す照合条件を記録し、前記実行ステップで、前記照合条件の成否をそれぞれの作業項目について判断することによって、前記部品照合作業における照合結果を表示してもよい。
また、前記記録ステップで、前記部品のロット情報を取得する作業項目について、取得されるロット情報と交換前の部品のロット情報とが一致していることにより照合エラーを表す照合条件を記録し、前記実行ステップで、前記取得されるロット情報と交換前の部品のロット情報とが一致いているか否かを判断し、一致している場合に、照合が失敗したことを示すエラーメッセージを表示してもよい。
この構成によれば、作業フローデータ及び照合条件データを変更するのみで、本体的なプログラムを変更することなく、作業項目を単位として作業手順を変更し、また作業の成否判断条件を変更することができる。
これらの変更を行うにあたり、本体的なプログラムの変更を要さないため、プログラミングの専門知識は必要とされない。作業フローデータ及び照合条件データは、部品照合についての業務知識さえあれば、容易に設定、変更が可能である。
これにより、部品照合において様々な作業手順に対応すると共に、作業手順を柔軟に変更することができる。
また、前記記録ステップで、複数の作業フローデータをそれぞれ前記実行ステップの相異なる起動要因に対応して記録し、前記実行ステップで、自らの起動要因に対応する作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行してもよい。
この構成によれば、起動要因に応じて異なる作業手順を適用することが可能となる。
また、前記部品照合方法は、さらに、前記作業フローデータを変更する変更ステップを含み、前記実行ステップで、前記変更後の作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行してもよい。
この構成によれば、作業手順の変化に追従して、作業手順を柔軟に変更可能となる。
また、前記実行ステップで、前記複数の作業項目のそれぞれに関する処理を実行するとき、実行される作業項目を示す作業進捗状況を表示してもよく、また、前記複数の作業項目の一つは、照合される部品が掛けられるべき前記部品実装機のフィーダを指示するフィーダ指示作業であり、前記実行ステップで、前記フィーダ指示作業が選択されるとき、前記フィーダを示すフィーダ指示を表示してもよい。
また、前記複数の作業項目の一つは、入力データを取得するデータ取得作業であり、前記記録ステップで、さらに、前記データ取得作業において取得されるべきデータの種別である要求種別を記録し、前記実行ステップで、前記データ取得作業が選択されるとき、前記要求種別の入力データを要求するガイダンスを表示した後、オペレータによって操作される入力装置から入力データを取得してもよい。
この構成によれば、照合オペレータが、照合作業の状況、操作すべきフィーダ、及び入力すべきデータを確実に認識した上で作業することができるので、照合作業の効率や信頼性の向上に役立つ。
また、前記記録ステップで、さらに、前記データ取得作業と同順序において択一的に実行されるべき代替データ取得作業を示す代替データを記録し、前記制御ステップで、前記取得された入力データの種別が前記要求種別でない場合、前記代替データによって示される代替データ取得作業を選択して処理を続行してもよい。
ここで、前記データ取得作業及び前記代替データ取得作業は、それぞれ部品リールから読み取られる第1種別の入力データ及び第2種別の入力データを取得する作業項目であり、前記実行ステップで、前記取得された入力データの種別が前記第1種別である場合、前記データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行し、前記取得された入力データの種別が前記第2種別である場合、前記代替データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行してもよい。
また、前記第1種別の入力データは前記部品リールのベンダによって付与された第1のバーコードで表され、前記第2種別の入力データは実装現場で前記部品リールに付与された第2のバーコードで表され、前記実行ステップで、前記取得された入力データが前記第1のバーコードで表されている場合、前記データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行し、前記取得された入力データが前記第2のバーコードで表されている場合、前記代替データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行してもよい。
この構成によれば、前記代替データを用いて択一的に実行されるべき複数の作業項目を設定することができるので、作業フローの分岐を含む比較的複雑な作業手順を簡明に表現できる。
特に、データ取得作業において所望の種別と異なる種別のデータが取得された場合に、設定されている代替データ取得作業が実行されることは、照合作業の柔軟性を向上し、照合作業の効率向上に寄与する。
また、前記記録ステップで、さらに、前記データ取得作業の省略可否を記録し、前記制御ステップで、前記取得された入力データの種別が前記要求種別でない場合、前記データ取得作業が省略可と記録されていれば、前記データ取得作業に後続する作業項目を選択して処理を続行してもよい。
ここで、前記データ取得作業及び前記後続する作業項目は、それぞれ部品リールから読み取られる第1種別のデータ及び第2種別のデータを取得する作業項目であり、前記第1種別のデータは省略可能であり、前記実行ステップで、前記取得された入力データの種別が前記第2種別である場合、前記データ取得作業に関する処理を省略し、前記後続する作業項目に関する処理を実行してもよい。
この構成によれば、前記省略可否を用いて省略可能な作業項目を設定することができるので、作業項目のスキップを含む比較的複雑な作業手順を簡明に表現できる。
特に、省略可と設定されているデータ取得作業において所望の種別と異なる種別のデータが取得された場合に、後続の作業項目が実行されることは、照合作業の柔軟性を向上し、照合作業の効率向上に寄与する。
なお、本発明は、このような部品照合方法として実現することができるだけでなく、部品情報管理方法、部品実装方法、これらの方法を実行する部品照合装置、部品実装機、プログラム、及びそのプログラムを格納する記憶媒体としても実現することができる。
本発明の部品照合方法によれば、部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録し、前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行するので、作業フローデータを変更するのみで、本体的なプログラムを変更することなく、作業項目を単位として作業手順を変更することができる。
これらの変更を行う上で、本体的なプログラムの変更を要さないため、プログラミングの専門知識は必要とされない。作業フローデータは、部品照合についての業務知識さえあれば、容易に設定、変更が可能である。
これにより、部品照合において様々な作業手順に対応すると共に、作業手順を柔軟に変更可能となる。
また、作業フローデータのみならず、照合条件も変更可能であり、実装現場の要請にきめ細かく対応した部品照合を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態における部品照合装置を含む部品実装システムの構成の一例を示す概要図である。
部品実装システム1は、部品を照合し、照合された部品を基板上に実装するシステムであり、部品照合装置10、部品実装機20、表示装置30、バーコードスキャナ41、42、LAN(Local Area Network)45、及びシリアルライン46から構成される。図1には、4台の部品実装機20が配置されたラインの一例が示される。
ここで、部品の照合とは、部品実装機が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正な部品であるか否かを、部品照合装置10に予め記録される照合条件の成否に応じて判断する作業を言う。
部品の照合は、一つの典型例としては部品の実装に取り掛かる前の準備作業であるセットアップ作業において部品リールを部品実装機に掛けるときに行われ、新たに配置される部品が適正であることを保証する。
この他にも、例えば、部品切れが発生し、新しい部品リールを部品実装機に掛けるとき、部品テープの詰まりによって送り動作が不能になるジャム状態を解消するとき、及び、部品が切れる前に新たな部品テープをスプライシングするときなどに、それぞれの状況に応じた手順で行われ、配置される部品が適正であることを保証する。部品の照合の具体例については後で詳細に説明する。
部品照合装置10と部品実装機20、及び表示装置30とは、LAN45を介して接続され、部品の照合に関する表示データ、制御コマンド、コマンド応答、状態データをやり取りする。部品照合装置10とバーコードスキャナ41、42とは、シリアルライン46を介して接続され、部品の照合に関する制御コマンド、コマンド応答、入力データをやり取りする。
なお、部品照合装置10とバーコードスキャナ41、42とはLAN45を介して接続されてもよく、また、LAN45は、有線及び無線の何れで実現されていてもよい。
<部品実装機>
図2は、部品実装機20の一例を示す斜視図である。
部品実装機20は、部品を基板上に実装する装置であり、お互いが協調して(または、交互動作にて)部品実装を行なう2つのサブ設備230aおよび230bを備える。
サブ設備230aは、部品を供給するフィーダ223の配列からなる部品供給部224aと、それらフィーダ223から供給される部品を吸着し基板に装着することができる複数の吸着ノズルを有するマルチ装着ヘッド221と、マルチ装着ヘッド221が取り付けられるビーム222と、マルチ装着ヘッド221に吸着された部品の吸着状態を2次元又は3次元的に検査するための部品認識カメラ226と、部品実装機20の状態情報などを表示する表示器250とを備える。サブ設備230bも、サブ設備230aと同様の構成を有する。
図3(A)は、フィーダ223の一例を示す側面図である。
フィーダ223には、リール51に巻き取られている部品テープ53の一端が掛けられる。部品テープ53には部品が収納されている。フィーダ223は、部品テープ53をリール51から部品実装機20の内部へ引き込みつつ、部品テープ53に収納されている部品をマルチ装着ヘッド221へ供給する。
部品テープ53が終わりに近づいたとき、その終端に新しい部品テープをつなぐスプライシングと呼ばれる作業を行なうことにより、部品実装機を稼動させたまま、部品テープの交換を行なうことが可能である。
フィーダ223には、部品テープ53の残量減少などを表す情報をオペレータに提示し、またオペレータから部品テープ53の交換完了などを表す操作を受け付ける操作パネル52が設けられる。
図3(B)は、操作パネル52の一例を示す上面図である。操作パネル52には、部品切れやジャム状態の発生などのフィーダの状態をオペレータに通知するLED(Light Emitting Diode)54、55、及び部品リールの交換完了などの合図操作をオペレータから受け付けるボタン56が設けられる。
<部品照合装置>
図4は、本発明の実施の形態における部品照合装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
部品照合装置10は、部品実装機20が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正な部品であるか否かを、予め記録される作業フローと照合条件とに従って判断する装置であり、作業フロー記録部11、作業フローデータ記憶部12、照合条件データ記憶部13、照合処理部14、LAN I/F(Local Area Network Interface)16、シリアルI/F17から構成される。入出力部15は、液晶ディスプレイ、キーボード、及びマウスで実現される。
図4には、部品照合装置10と共に、部品実装機20、表示装置30、バーコードスキャナ41、42、LAN45、及びシリアルライン46が示される。
作業フロー記録部11は、作業フローデータと照合条件データとを入出力部15を介して設定オペレータから受け付ける。
ここで、作業フローデータは、部品照合作業に含まれる複数の作業項目のそれぞれについて識別名と実行順序とを示し、照合条件データは、前記複数の作業項目のそれぞれについて作業の成否を表す照合条件を表す。特に、データを取得する作業項目に関する照合条件は、取得されるデータが適切であると判断されるための条件を表す。
作業フロー記録部11は、受け付けた作業フローデータを作業フローデータ記憶部12へ記録し、受け付けた照合条件データを照合条件データ記憶部13へ記録する。
作業フロー記録部11は、また、記録されている作業フローデータ及び照合条件データを、それぞれ作業フローデータ記憶部12及び照合条件データ記憶部13から読み出し、入出力部15を介して設定オペレータから与えられる指示に従って変更する。そして、変更後の作業フローデータ及び照合条件データで、それぞれ作業フローデータ記憶部12及び照合条件データ記憶部13を更新する。
照合処理部14は、作業フローデータ記憶部12に記録されている作業フローデータによって示される実行順序に従って前記複数の作業項目を順次選択する。そして、選択された作業項目について、照合条件データ記憶部13に記録されている照合条件の成否判断を含む照合処理を実行する。
<作業フローデータと照合条件データ>
図5は、作業フローデータ記憶部12に記録されている作業フローデータの一例を示す図である。
作業フローデータは、起動要因121と対応付けて、複数の作業項目のそれぞれについて、項目番号122、作業項目123、要求種別124、代替項目125、次項目126、及び省略可127を表す。
ここで、起動要因121は、その作業フローが起動される状況(前述したセットアップ、部品切れの発生、ジャム状態の解除、部品テープのスプライシングなど)を表す。
項目番号122は、その作業項目を識別する番号を表す。作業項目123は、その作業項目を識別する名称を表す。要求種別124は、その作業項目において取得されるべきデータの種別を表す。代替項目125は、その作業項目と同順序において択一的に実行されるべき作業項目を表す。次項目126は、その作業項目の次に実行されるべき作業項目を表す。そして、省略可127は、その作業項目が省略できるか否かを表す。
図6は、照合条件データ記憶部13に記録されている照合条件データの一例を示す図である。この例の照合条件データは、セットアップ時に実行される項目番号S01の作業項目(すなわちオペレータID取得)において取得されるデータが適切と判断されるための条件として、取得されたデータの文字数が0より大きくかつその文字数が31より小さいこと、及びその内容がオペレータ登録リストに含まれることを表す。
照合条件は、この例のように、二項比較で表される単純条件と、単純条件を組み合わせた複合条件とを用いて表される。
照合条件データは、単純条件のそれぞれについて、起動要因131、項目番号132、判定項目133、比較項目134、比較条件135、及び複合条件136を表す。
ここで、起動要因131及び項目番号132は、その単純条件が適用される作業項目を識別する。判定項目133、比較項目134、及び比較条件135は、二項比較の内容を表す。複合条件136は、単純条件を複合条件に組み合わせる演算として、OR演算、AND演算、及びXOR演算の一つを表す。
以下、このような作業フローデータ及び照合条件データを編集し記録する処理について詳細に説明した後、図5の作業フローデータ、及び図6の照合条件データに対応して行われる部品照合処理の具体例について詳細に説明する。
<作業フロー記録処理>
作業フロー記録部11によって行われる作業フロー記録処理について説明する。
図7は、作業フロー記録処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、作業フロー記録処理において、入出力部15に表示される作業フロー設定画面の一例を示す図である。
作業フロー記録部11は、設定オペレータによって画面左方の起動要因プルダウンメニューから起動要因が選択されると(S101)、作業フローデータ記憶部12に選択された起動要因に関する作業フローが記録されていれば、その作業フローデータを読み出して画面右方に表形式で表示する(S102)。
図8の表示は、一例として、図5の作業フローデータの内容を表している。同順序において択一的に実行されるべき作業項目S02及びS06は、それぞれ別の列の同じ行に表示され、それらの作業項目の前後で共通に実行されるべき作業項目は各列に重複して表示される。
作業フロー記録部11は、設定オペレータによって、画面左方の作業項目追加ボタンが操作されると、さらに項目番号、作業項目の内容を設定オペレータから受け付け、受け付けた内容の作業項目を表に追加する。作業項目削除ボタンが操作されると、作業項目を表から削除する。省略可チェックボックスが操作されると、作業項目の省略可否をそのチェックボックスの内容に設定する(S103)。
また、照合条件設定ボタンが操作されると、照合条件設定画面を開き、作業項目の照合条件を設定オペレータから受け付ける(S104)。
図9は、照合条件設定ボタンが操作されたときに開かれる照合条件設定画面の一例を示す図である。
図9の表示は、一例として、図6の照合条件データの内容を示している。画面上段には照合条件を表す個々の複合条件が示される。
作業フロー記録部11は、設定オペレータから、画面中段の入力データ種別プルダウンメニューにおいてこの作業項目で入力されるべきデータの種別を受け付けると、画面中段の判定項目フィールド、比較項目フィールド、及び比較条件フィールドにおいてその入力データに関する単純条件の内容を受け付け、さらに、画面下段のプルダウンメニューにおいて照合条件成立時の処理内容を受け付ける。
また、設定オペレータによって、画面中段の単純条件を複合条件に組み合わせる条件を指定するラジオボタンの一つが選択された後、条件追加ボタンが操作されると、作業フロー記録部11は、既に受け付けられている単純条件を、その指定された条件で複合条件に組み合わせる。条件削除ボタンが操作されると、複合条件の組み合わせを解除する。
照合条件の受け付けを終了すると、照合条件設定画面が閉じられ、図8の作業フロー設定画面へ戻る。
作業フロー記録部11は、設定オペレータによって、画面左方下段の作業フロー追加ボタンが操作されると、作業フローを設定するための新たな列を表に追加する。この列は、例えば既存の列を複製することによって追加される。追加された列において、設定オペレータによって作業項目が変更されると、その作業項目は代替項目として設定される。また、作業フロー削除ボタンが操作されると、一つの列を表から削除する。(S105)。
そして、作業フロー記録部11は、OKボタン又はキャンセルボタンが操作されるまでS103〜S105を繰り返すことによって作業フローデータの編集を続行し(S106でYES)、OKボタンが操作されると編集された作業フローデータを作業フローデータ記憶部12へ記録する(S107)。
<部品照合処理>
次に、部品照合部14によって行われる部品照合処理について説明する。
まず、部品照合処理において用いられるバーコードについて説明する。
図11は、オペレータのスキャナ操作によってスキャンされるいくつかの種別のバーコードの例を示す図である。
図11(A)は、部品照合を行うべき状況に対応したコマンドを表すバーコードの一例である。このようなバーコードは、オペレータが常時スキャンできる位置である、例えばバーコードスキャナを設置している位置近辺に置かれるコマンドシートに記載される。部品照合を行うべき状況が生じると、オペレータがコマンドシートからその状況に対応したコマンドをスキャンすることによって、その状況に応じた手順による部品照合が開始される。
図11(B)は、オペレータを識別するオペレータIDを表すバーコードの一例である。このようなオペレータIDは、例えばオペレータの名札に示される。部品照合の手順によっては、照合作業を行ったオペレータを記録するため、オペレータは自分自身の名札に示されるこのようなオペレータIDをスキャンする。
図11(C)は、部品リールに収納されているパーツに関するパーツ名、ロット名、ベンダ名、残数を表すバーコードの一例、及びそのパーツ名、ロット名、ベンダ名、残数を表すように実装現場で付け直したリールIDを表すバーコードの一例である。
前者は、ベンダが、ベンダの定義により付与した体系でのパーツ名、ロット名などであり、この部品リールをベンダから購入した時点で既にリールに貼り付けられているバーコードである(図中下方のバーコード)。
後者は、その部品リールを購入した実装現場で管理される体系でのパーツ名などを含むと共に、その部品リールにユニークなコードであり、部品の管理や生産履歴の管理を合理化すべく、その実装現場で印刷され部品リールに貼り付けられるバーコードである(図中上方のバーコード)。
部品照合の手順によって、オペレータは前者及び後者の何れかのバーコードをスキャンする。
なお、それぞれのバーコードには、データの本体的な内容と共にそのデータの種別を表すコードが含まれていて、スキャンされたバーコードから、そのバーコードが表しているデータの種別が特定できるようになっている。
また、このようなバーコードのみならず、二次元コード(QRコード)、無線タグ、その他の読み書き可能な記憶素子を用いて、部品照合処理で取り扱うデータを表現し、記録してもよいことはもちろんである。
図10は、図5の作業フローデータ、及び図6の照合条件データに対応して部品照合装置が行う部品照合処理の具体例を示すフローチャートである。このフローチャートは、処理の手順をオペレータによって認識される作業項目の単位で表している。また、簡明のため、エラーに関する処理の記載を省いている。
以下、この部品照合処理は、図11(A)に示されるコマンドシートのセットアップコマンドがオペレータによってスキャンされることによって起動されたとして説明する。他のコマンド、例えばスプライシングコマンドがスキャンされた場合は、スプライシング作業に応じた手順に従って部品照合処理が起動される。
図12は、入出力部15及び表示装置30に表示される照合作業状態画面の一例を示す図である。画面内の上方から順に、読み出された作業フローデータによって表される作業手順とその作業手順において終了した作業項目を示すチェックマーク、オペレータに対する指示情報、バーコードスキャナの状態、及び照合する部品と部品実装機のフィーダとを示す情報が表示される。
図13は、部品照合処理における通信内容の一例を示すシーケンスチャートである。このシーケンスチャートは、部品照合装置10、部品実装機20、表示装置30、及びバーコードスキャナ41、42の間で通信されるデータの例を示している。
以下、図10のフローチャートに沿って、図12に示される照合作業状態画面の表示、及び図13に示される通信データのやり取りを含む詳細な処理内容を説明する。
照合処理部14は、部品照合を行うべき状況を表すコマンド(この説明では、一例として、セットアップ)がオペレータによってスキャンされると、その状況を起動要因に持つ作業フローデータ及び照合条件データを、それぞれ作業フローデータ記憶部12及び照合条件データ記憶部13から読み出す(S01a)。
なお、部品照合処理が、他のコマンド、例えばスプライシングコマンドのスキャンによって起動された場合は、起動要因がスプライシングである作業フローデータ及び照合条件データ(何れも不図示)が読み出される。この構成により、複数の手順の中から、起動要因に応じた一つを選択的に用いて部品照合を行うことが可能となる。
照合処理部14は、読み出された作業フローデータによって示される作業手順とその作業手順における進捗状況とを少なくとも含む照合作業状態画面を、入出力部15及び表示装置30に表示する(図12を参照)。
照合処理部14は、最初に、項目番号S01の作業項目「オペレータID取得」を選択する。そして、選択された作業項目に関する照合処理実行プログラム及び照合条件データに従って処理を行う(S01)。
S01の作業項目に対応する照合条件データにおける入力データ種別(図9を参照)がオペレータIDであるので、部品実装機20の表示画面、及び表示装置30の照合作業状態画面にオペレータID入力待ちであることを示すガイダンスメッセージを表示する。このガイダンスメッセージは、オペレータIDの入力をオペレータに指示し又は促す内容であってもよい。
そして、オペレータの操作に応じてスキャンされたデータを取得すると、そのデータの種別がオペレータIDであるか否かを判断する。この判断は、前述したように、バーコードに含まれている自らの種別を表すコードを用いて行うことができる。
種別がオペレータIDであれば、取得されたデータが、照合条件データによって表される照合条件、即ち取得されたデータの文字数が0より大きくかつ31より小さいこと、及びその内容がオペレータ登録リストに含まれることを満たすか否かを判断する。複合条件どうしは論理積で結合されるとしてもよい。
この条件が満たされると、入力OKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面に、オペレータIDデータを表示すると共に、「オペレータID取得」の済欄にオペレータID照合OKを示すチェックマークを表示する(図13のデータフロー参照)。
次に、作業フローデータの次項目に示される項目番号S02の作業項目「パーツ名取得」を選択する。そして、選択された作業項目に関する照合処理実行プログラム及び照合条件データに従って処理を行う(S02)。なお、項目番号S02以降の照合条件データの具体的な図示は省略されている。
S02の作業項目に対応する照合条件データにおける入力データ種別がパーツ名であるので、照合作業状態画面にパーツ名入力待ちであることを示すガイダンスメッセージを表示する。そして、オペレータの操作に応じてスキャンされたデータを取得すると、そのデータの種別がパーツ名であるか否かを判断する。
ここで、項目番号がS02の作業フローデータには、代替項目S06が設定されていることに注意する。この設定のために、照合処理部14は、入力データの種別がパーツ名でない場合、項目番号がS06の「リールID取得」を選択して処理を分岐させる(S02a)。つまり、S02の作業項目において、部品名とリールIDの何れがスキャンされる場合にも対応可能な作業フローが定義される。
これにより、例えばリールIDを管理していない実装現場では部品名がスキャンされ、リールIDを管理している実装現場ではリールIDがスキャンされる場合に、単一の作業フローデータで対応可能となり、高度な汎用性が実現される。
さて、取得されたデータの種別がパーツ名であれば、作業項目S02の照合条件データ(不図示)によって示される照合条件が判断される。この条件は、例えば、取得されたデータの内容が、生産プログラムによって予め定められたパーツ名と一致するか否かといった条件である。
この条件が満たされると、入力OKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面の「パーツ名取得」の済欄にパーツ名照合OKを示すチェックマークを表示する。
次に、作業フローデータの次項目に示される項目番号S03の作業項目「ロット名取得」を選択する。そして、選択された作業項目に関する照合処理実行プログラム及び照合条件データに従って処理を行う(S03)。
S03の作業項目に対応する照合条件データにおける入力データ種別がロット名であるので、照合作業状態画面にロット名入力待ちであることを示すガイダンスメッセージを表示する。そして、オペレータの操作に応じてスキャンされたデータを取得すると、そのデータの種別がロット名であるか否かを判断する。
ここで、項目番号がS03の作業フローデータには、省略可がYESと設定されていることに注意する。この設定のために、照合処理部14は、入力データの種別がロット名でない場合、次項目S04の「ベンダ名取得」を選択して処理を分岐させる(S03a)。つまり、S03の作業項目において、ロット名がスキャンされる場合と、その次のベンダ名がスキャンされる場合の何れにも対応可能な作業フローが定義される。
これにより、ベンダによって部品リールにロット名が付与されない場合でも、ロット名の照合がOKにならずその先の作業項目へ進めないという不具合をなくすことができる。
さて、取得されたデータの種別がロット名であれば、照合条件として、例えば、取得されたデータの内容が交換前のロット名と一致するか否かを判断し、一致すれば照合NGとする。これにより、オペレータが今はずしたばかりの部品リールを再び部品実装機に掛けてしまう間違いを防ぐことができる。
照合がOKなら、表示装置30の照合作業状態画面の「ロット名取得」の済欄にロット名チェックOKを示すチェックマークを表示する。
次に、作業フローデータの次項目に示される項目番号S04の作業項目「ベンダ名取得」を選択し、同様の処理を行う(S04)。
次に、作業フローデータの次項目に示される項目番号S05の作業項目「残数取得」を選択し、同様の処理を行う(S05)。残数の照合条件は、残数が所定値以上であればOKとする。これにより、部品の残数が所定値よりも少ないリールで生産を始めて、すぐに部品切れになってしまうという不具合をなくすことができる。
次に、作業フローデータの次項目に示される項目番号S07の作業項目「フィーダ状態読み出し」を選択する。
なお、処理S02aで項目番号がS06の作業項目「リールID取得」へ分岐した場合も、同様の処理を行い(S06)、その後、作業フローデータの次項目がS07なので作業項目「フィーダ状態読み出し」を選択し、処理が合流する。「リールID取得」へ分岐した場合には、S02〜S05を通らないため、オペレータは、パーツ名、ロット名、ベンダ名、及び残数をスキャンする機会がない。そこで、これらの情報については、リールIDの中に含まれている同等の情報が代用される。
作業項目「フィーダ状態読み出し」の要求種別はなしと示されているので、これまでの作業項目とは異なり、入力待ちを示すガイダンスメッセージは表示されない。その代わりに、フィーダ状態確認中であることを示すメッセージを表示装置30に表示する。そして部品実装機20へ部品リールを掛けるべきフィーダの状態を問い合わせるコマンドを送信し、部品実装機20からフィーダ状態問い合わせ応答を受信する。
応答の内容が、そのフィーダが部品リールを掛けられる正常な状態にあることを示す場合、フィーダ確認OKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面の「フィーダ状態読み出し」の済欄にフィーダ状態確認OKを示すチェックマークを表示する。
次に、作業項目「フィーダ指示」では、LEDを点灯中であることを示すメッセージを表示装置30に表示した後、部品実装機20に、そのフィーダのLEDを点灯させるLED点灯要求を送信し、部品実装機20からLED点灯応答を受信する。
応答の内容が、LEDが正しく点灯したことを示す場合、LED点灯OKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面の「フィーダ指示」の済欄にLED点灯OKを示すチェックマークを表示する。
これにより、部品リールを掛けるべきフィーダを、LEDの点灯によって、オペレータに確実に指示することができる。
次に、作業項目「確認イベント取得」では、この作業項目に対応する照合条件データにおける入力データ種別が確認ボタンであるので、部品実装機20の表示画面、及び表示装置30の照合作業状態画面に確認ボタン操作待ちであることを示すガイダンスメッセージを表示する。この確認ボタンとは、フィーダの操作パネルにあるボタンのことである。
オペレータがそのボタンを押すと、部品実装機20から確認ボタンが操作されたことを示すイベント情報が受信される。このイベント情報が受信されると、確認ボタンOKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面の「確認イベント取得」の済欄に確認ボタンOKを示すチェックマークを表示する。
これにより、オペレータからの部品リールの交換完了を示す合図操作を待って、確実に次の作業項目へ進むことができる。
次に、作業項目「データ書き込み」では、データ書き込み中であることを示すメッセージを表示装置30に表示した後、部品実装機20に、データ書き込み要求を送信し、部品実装機20からデータ書き込み応答を受信する。ここで、データ書き込みとは、部品リールが交換されたフィーダのメモリに、交換後の部品のパーツ名、ロット名、ベンダ名、残数を書き込むことを言う。
フィーダのメモリは、部品実装機の制御部からアクセスでき、基板単位でその基板に実装された部品に関する情報を蓄積することができる。このような情報は、生産のトレーサビリティに活用される。
また、残数をメモリに書き込むことにより、部品実装機が部品をフィーダから取り出し実装するたびに、残数を減算して部品残数を更新して、部品切れの予告に用いられる。減算した残数は、上位サーバで部品リール(リールID)ごとに管理される。
なお、S06でリールIDが取得された場合は、前述したように、リールIDの中に含まれている、パーツ名、ロット名、ベンダ名、残数と同等の情報がメモリに書き込まれる。
応答の内容が、データがメモリに正常に書き込まれたことを示す場合、データ書き込みOKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面の「データ書き込み」の済欄にデータ書き込みOKを示すチェックマークを表示する。
最後に、作業項目「完了音出力」では、完了音出力中であることを示すメッセージを表示装置30に表示した後、バーコードスキャナ41、42に、完了音出力要求を送信し、バーコードスキャナ41、42から完了音出力応答を受信する。
応答の内容が、完了音が正常に出力されたことを示す場合、完了音出力OKと判断して、表示装置30の照合作業状態画面の「完了音出力」の済欄に完了音出力OKを示すチェックマークを表示する。
そして、一連の作業項目が全て終了したことを示す照合完了メッセージを、部品実装機20の表示画面と、表示装置30とに表示する。
<作業フローデータ変更による部品照合処理の変更>
次に、作業フローデータの変更による部品照合処理の変更について説明する。
まず、作業項目を変更する例として、図8の作業フロー設定画面において、作業項目「オペレータID取得」を省略可に指定することを考える。この変更は、オペレータIDをスキャンしない簡便な部品照合を行う実装現場に対応することを想定している。
この変更後の作業フローデータに従って動作する照合処理部14は、ロット名取得S03の前に行われる入力データの種別判断S03aと同種の処理を、オペレータID取得S01の前にも実行するようになる。
この結果、オペレータIDのスキャンを省略して最初にパーツ名、又はリールIDがスキャンされた場合でも、オペレータID取得S01がスキップされ、その後入力データの種別判断S02aに応じて、パーツ名取得S02又はリールID取得S06の何れかが実行されるように変更される。このようにして、最初にオペレータID、パーツ名、リールIDの何れもが受け付けられる柔軟な部品照合が実現される。
また、作業フローを追加する例として、図8の作業フロー設定画面において、「リールID取得」と同順序で択一的に実行される作業項目「第2のリールID取得」を追加することを考える。この追加は、相異なる体系のリールIDを管理する2つの実装現場に対応することを想定している。
この変更後の作業フローデータに従って動作する照合処理部14は、パーツ名取得S02の前に行われる入力データの種別判断S02aと同種の処理を、リールID取得S06の前にも実行し、入力データの種別に応じて、追加された第2のリールID取得処理へ分岐するようになる。
この結果、オペレータIDの次にパーツ名、リールID、又は第2のリールIDの何れがスキャンされた場合でも、パーツ名取得S02、リールID取得S06、及び第2のリールID取得のうち適切な一つが実行されるように変更される。このようにして、多種多様な実装現場事情に適応可能な柔軟な部品照合が実現される。
なお、照合条件データを変更した場合も同様に、照合処理部14が変更後の照合条件データに従って動作するので、照合条件についても容易に部品照合処理に所望の変更を加えることができる。
<まとめ>
以上説明したように、本発明の部品照合方法、及び部品照合装置によれば、部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録し、前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する。
この構成によれば、作業フローデータを変更するのみで、本体的なプログラムを変更することなく、作業項目を単位として作業手順を変更することができる。
また、データを取得する作業項目において取得されるデータが適切であるか否かを示す照合条件についても同様であり、照合条件データを変更するだけで、本体的なプログラムを変更することなく、取得されるデータが適切か否かの判断条件を変更することができる。
これらの変更を行うにあたり、本体的なプログラムの変更を要さないため、プログラミングの専門知識は必要とされない。作業フローデータ、及び照合条件データは、一例として示したように、グラフィカルユーザインタフェース画面から設定、変更できるので、部品照合についての業務知識さえあれば、容易に設定、変更が可能である。
また、作業フローデータを用いて作業項目の代替や省略を表すことにより、作業フローの分岐や作業項目のスキップを含む比較的複雑な作業手順を簡明に表現できる。
これらのことから、本発明の部品照合方法を用いることによって、部品照合において様々な作業手順に対応すると共に、作業手順を柔軟に変更可能となる。
本発明の部品照合方法は、部品実装機を含む部品実装システムにおいて利用できる。
本発明の実施の形態における部品照合装置を含む部品実装システムの構成の一例を示す概要図 部品実装機の一例を示す斜視図 (A)部品実装機におけるフィーダの一例を示す側面図、及び(B)その操作パネルの一例を示す上面図 部品照合装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 部品照合の手順を表す作業フローデータの一例を示す図 各作業項目の照合条件を表す照合条件データの一例を示す図 作業フロー記録処理の一例を示すフローチャート 作業フロー記録処理における作業フロー設定画面の一例を示す図 作業フロー記録処理における照合条件設定画面の一例を示す図 セットアップ時に行われる部品照合の手順の一例を示すフローチャート (A)〜(C)部品照合に関係するバーコードの一例を示す図 照合処理における照合作業状態画面の一例を示す図 照合処理における通信内容の一例を示すシーケンスチャート
符号の説明
1 部品実装システム
10 部品照合装置
11 作業フロー記録部
12 作業フローデータ記憶部
13 照合条件データ記憶部
14 照合処理部
15 入出力部
16 LAN I/F
17 シリアルI/F
20 部品実装機
30 表示装置
41、42 バーコードスキャナ
45 LAN
46 シリアルライン
51 リール
52 操作パネル
53 部品テープ
56 ボタン
141 作業項目選択部
142 項目処理実行部
221 マルチ装着ヘッド
222 ビーム
223 フィーダ
224a 部品供給部
226 部品認識カメラ
230a、230b サブ設備
250 表示器

Claims (18)

  1. 部品実装機が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正か否かを、コンピュータを用いて照合する部品照合方法であって、
    部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録する記録ステップと、
    前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する実行ステップと
    を含むことを特徴とする部品照合方法。
  2. 前記記録ステップで、さらに、前記複数の作業項目についてそれぞれの作業の成否を表す照合条件を記録し、
    前記実行ステップで、前記照合条件の成否をそれぞれの作業項目について判断することによって、前記部品照合作業における照合結果を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品照合方法。
  3. 前記記録ステップで、前記部品のロット情報を取得する作業項目について、取得されるロット情報と交換前の部品のロット情報とが一致していることにより照合エラーを表す照合条件を記録し、
    前記実行ステップで、前記取得されるロット情報と交換前の部品のロット情報とが一致いているか否かを判断し、一致している場合に、照合が失敗したことを示すエラーメッセージを表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の部品照合方法。
  4. 前記記録ステップで、複数の作業フローデータをそれぞれ前記実行ステップの相異なる起動要因に対応して記録し、
    前記実行ステップで、自らの起動要因に対応する作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品照合方法。
  5. さらに、前記作業フローデータを変更する変更ステップを含み、
    前記実行ステップで、前記変更後の作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品照合方法。
  6. 前記実行ステップで、前記複数の作業項目のそれぞれに関する処理を実行するとき、実行される作業項目を示す作業進捗状況を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品照合方法。
  7. 前記複数の作業項目の一つは、照合される部品が掛けられるべき前記部品実装機のフィーダを指示するフィーダ指示作業であり、
    前記実行ステップで、前記フィーダ指示作業が選択されるとき、前記フィーダを示すフィーダ指示を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品照合方法。
  8. 前記複数の作業項目の一つは、入力データを取得するデータ取得作業であり、
    前記記録ステップで、さらに、前記データ取得作業において取得されるべきデータの種別である要求種別を記録し、
    前記実行ステップで、前記データ取得作業が選択されるとき、前記要求種別の入力データを要求するガイダンスを表示した後、オペレータによって操作される入力装置から入力データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品照合方法。
  9. 前記記録ステップで、さらに、前記データ取得作業と同順序において択一的に実行されるべき代替データ取得作業を示す代替データを記録し、
    前記制御ステップで、前記取得された入力データの種別が前記要求種別でない場合、前記代替データによって示される代替データ取得作業を選択して処理を続行する
    ことを特徴とする請求項8に記載の部品照合方法。
  10. 前記データ取得作業及び前記代替データ取得作業は、それぞれ部品リールから読み取られる第1種別の入力データ及び第2種別の入力データを取得する作業項目であり、
    前記実行ステップで、前記取得された入力データの種別が前記第1種別である場合、前記データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行し、前記取得された入力データの種別が前記第2種別である場合、前記代替データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載の部品照合方法。
  11. 前記第1種別の入力データは前記部品リールのベンダによって付与された第1のバーコードで表され、前記第2種別の入力データは実装現場で前記部品リールに付与された第2のバーコードで表され、
    前記実行ステップで、前記取得された入力データが前記第1のバーコードで表されている場合、前記データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行し、前記取得された入力データが前記第2のバーコードで表されている場合、前記代替データ取得作業以降の作業項目に関する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項10に記載の部品照合方法。
  12. 前記記録ステップで、さらに、前記データ取得作業の省略可否を記録し、
    前記制御ステップで、前記取得された入力データの種別が前記要求種別でない場合、前記データ取得作業が省略可と記録されていれば、前記データ取得作業に後続する作業項目を選択して処理を続行する
    ことを特徴とする請求項8に記載の部品照合方法。
  13. 前記データ取得作業及び前記後続する作業項目は、それぞれ部品リールから読み取られる第1種別のデータ及び第2種別のデータを取得する作業項目であり、
    前記第1種別のデータは省略可能であり、
    前記実行ステップで、前記取得された入力データの種別が前記第2種別である場合、前記データ取得作業に関する処理を省略し、前記後続する作業項目に関する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項12に記載の部品照合方法。
  14. 部品実装機が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正か否かを、コンピュータを用いて照合することによって、前記部品に関する情報を管理する部品情報管理方法であって、
    部品情報管理作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録する記録ステップと、
    前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する実行ステップと
    を含むことを特徴とする部品情報管理方法。
  15. 部品実装機の部品供給部に配置される部品が適正か否かを照合し、照合された部品を基板上に実装する部品実装方法であって、
    部品実装作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録する記録ステップと、
    前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する実行ステップと
    を含むことを特徴とする部品実装方法。
  16. 部品実装機が実装する部品を供給する部品供給部に配置される部品が適正か否かを照合する部品照合装置であって、
    部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録する記録手段と、
    前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする部品照合装置。
  17. 部品供給部に配置される部品が適正か否かを照合し、照合された部品を基板上に実装する部品実装機であって、
    部品照合作業に含まれる複数の作業項目間の順序を示す作業フローデータを記録する記録手段と、
    前記作業フローデータによって示される順序に従って前記複数の作業項目を順次選択し、前記選択された作業項目に関する処理を実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  18. 請求項1に記載の部品照合方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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