JP2008041843A - 半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光取り出し効率が高く、安価で高輝度化ならびに高精細化を達成しうるような半導体発光装置の製造方法を実現する。
【解決手段】半導体発光装置1の製造方法は、基体10上に配置された半導体発光素子20を、蛍光体含有材部40で覆う工程と、レンズ形状の凹部35を有する透光性封止材料成形用型30の当該凹部35に透光性封止材料51を充填する工程と、透光性封止材料51に気圧をかける工程と、蛍光体含有部40で覆われた半導体発光素子20を透光性封止材料成形用型30の凹部35に挿入するように、基体10を透光性封止材料成形用型30上に配置する工程と、透光性封止材料51を硬化させて、透光性封止材料成形用型30を基体10から取り除き、レンズ形状の透光性封止体50を成形する工程と、を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、発光面を含む周囲に蛍光体含有材料が成形された半導体発光素子を、レンズ形状の透光性封止材料にて覆うように形成した半導体発光装置の製造方法および半導体発光装置に関するものである。
従来から、半導体発光素子の周囲を、蛍光体を含む樹脂である蛍光体含有材料で覆い、半導体発光素子から出射される紫外光および/または可視光によって、蛍光体を励起(低いエネルギー状態から高いエネルギー状態へ電子の軌道が変わること)させて発光させる半導体発光装置が知られている。蛍光体含有材料は、スピンコート法またはスクリーン印刷法などによって成形される。しかし、スピンコート法では、蛍光体含有材料の層厚を100〜900μm程度の厚みしか成形できず、また、基板の上面だけにしか蛍光体含有材料を成形できない。一方、スクリーン印刷法では、基板の上面だけでなく周囲にも蛍光体含有材料を成形でき、蛍光体含有材料の層厚を0.3〜0.5mmで一様に成形することができる。
なお、スクリーン印刷法については、特許文献1および2に具体的に開示されている。すなわち、特許文献1および2には、被塗布物の上にスクリーン版を配置し、スクリーン版に載せた塗布物をスクリーン版の孔を透過して押し出して被塗布物に塗布する方法が開示されている。また、特許文献3には、特にスキージと呼ばれるゴムのヘラを往復させることによって、スクリーン版に載せた塗布物をスクリーン版の孔を透過して押し出して被塗布物に塗布する方法が開示されている。
上述したように、スピンコート法とスクリーン印刷法とでは、スクリーン印刷法の方が蛍光体含有材料を成形する場合には有利であるので、半導体発光素子の周囲に蛍光体含有材料を成形する場合には、スクリーン印刷法が一般的には広く用いられている。
スクリーン印刷法によって半導体発光素子の周囲に蛍光体含有材料を成形することは、特許文献4および5に開示されている。すなわち、特許文献4には、上記スクリーン版としてメタルマスクを用いて蛍光体含有材料を成形する方法が開示されている。また、特許文献5には、ステンシルと呼ばれるスクリーン版に成形された複数の開口部の中心に半導体発光素子が収まるように配置し、この開口部へ蛍光体含有材料を充填した後にステンシルを除去し、蛍光体含有材料を硬化させて半導体発光素子に蛍光体含有材料を成形する方法が開示されている。
図7は、特許文献4に記載の半導体発光装置の断面図である。特許文献4では、青色発光の発光素子120をフリップチップ型として前記バンプ電極を介して前記電極パターン101に導通搭載される。そして、発光素子120の周囲には、蛍光物質を含む波長変換樹脂140がスクリーン印刷法によって印刷形成される。さらに、波長変換樹脂140が樹脂のパッケージ層150で封止され、その後、1個ずつの発光素子を含むようにダイシングされる。
また、特許文献6には、基板上に塔載されたLEDチップを孔版印刷(スクリーン印刷)で透光樹脂を封止する製法が記載されている。具体的には、LEDチップ塔載面の周囲にマスクを設置し、マスクの開口に樹脂充填後、不要樹脂の除去工程中に減圧、加圧を繰り返して樹脂中の気泡の除去を行い、気泡による光の反射屈折で発光むら、輝度むらの発生を防止するものである。
特開2002−185048号公報(平成14年6月28日公開) 特開2004−82514号公報(平成16年3月18日公開) 特開2000−233489号公報(平成12年8月29日公開) 特開2002−134792号公報(平成14年5月10日公開) 特開2005−123238号公報(平成17年5月12日公開) 特開2003−179269号公報(平成15年6月27日公開)
しかしながら、特許文献4に記載の製造方法により製造された半導体発光装置は、図7に示されるように、発光素子120を封止している樹脂150の上部表面が、発光装置の表示面に対して平面もしくは凹面となっている。このため、発光素子120からの光取り出し効率が悪く、輝度が低くなる。したがって、図7に示すような樹脂150が平坦化された半導体発光装置は、屋内での用途に限定され、屋外で使用することができなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光取り出し効率を高めるとともに、安価で高輝度化を達成しうるような半導体発光装置の製造方法および半導体発光装置を実現することにある。
本発明に係る半導体発光装置は、上記課題を解決するために、基体と、前記基体上に設けられた半導体発光素子と、蛍光体を含み、前記半導体発光素子を覆う蛍光体含有部と、前記蛍光体含有部で覆われた前記半導体発光素子を封止するための透光性封止体と、を含み、前記透光性封止体は、レンズ形状の凹部を有する成形用型の当該凹部に透光性封止材料を充填し、気体による圧力をかけて気泡を除去した後、前記蛍光体含有部で覆われた前記半導体発光素子を当該凹部に挿入し、前記透光性封止材料を硬化して形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、透光性封止体は、レンズ形状の凹部に充填された透光性封止材料を硬化して形成されている。そのため、透光性封止体は、レンズ形状を有することとなる。また、透光性封止材料を硬化する前に、蛍光体含有部で覆われた半導体発光素子が凹部に挿入されるため、半導体発光素子上に蛍光体含有部を介して透光性封止体が形成されることとなる。その結果、半導体発光素子から発光された光は、その一部が蛍光体によって所望の波長の光に変換され、例えば、白色光となり外部に出射される。この際、透光性封止体は、レンズ形状であるため、半導体発光素子から発光された光を集光して、外部に照射する。これにより、光取り出し効率が高まるとともに、輝度も高くなる。
また、成形用型の凹部に透光性封止材料を充填し、当該凹部に半導体発光素子を挿入することで半導体発光装置を形成することができる。この手法としてスクリーン印刷法が適用でき、安価で容易に製造することができる。
また、透光性封止材料に対して気体による圧力をかけて気泡を除去しているため、半導体発光素子は、気泡が少ない透光性封止材料によって覆われる。透光性封止材料に気泡が含まれている場合、その空間の分だけ透光性封止材料の厚みが異なってしまうため、発光むらを生じさせる一因となる。しかし、上記の構成によれば、半導体発光素子は、気泡が少なくまた密着度が高い状態で透光性封止体に覆われ、さらに、圧力をかけて形成されているため、基体との密着度をも向上したレンズ形状の透光性封止体で覆われることができる。そのため所望の光放射特性を実現できる半導体発光装置を提供できる。また、半導体発光素子間での透光性封止体の形状のばらつきを低減でき、歩留まりの低下を抑制することができる。
以上のように、上記構成によって、光取り出し効率が高く、安価で高輝度化ならびに高精細化を達成しうるような発光表示装置を実現することができる。
さらに、本発明の半導体発光装置は、上記の構成に加えて、前記半導体発光素子の発光中心軸と、レンズ形状の前記透光性封止体の軸心とが一致している。
これにより、透光性封止体は、半導体発光素子からの光を効率的に集光し、外部に照射することができる。
さらに、本発明の半導体発光装置において、前記透光性封止体は、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン変形エポキシ系樹脂等の少なくとも1種以上であることが好ましい。
さらに、本発明の半導体発光装置において、前記基体上に、少なくとも2個以上の前記半導体発光素子が載置されていることが好ましい。この構成によれば、複数の半導体発光素子が設けられていることにより、発光領域の面積を大きくすることができる。
さらに、本発明の半導体発光装置において、前記半導体発光素子は、近紫外線から赤外線領域で発光する素子であることが好ましい。具体的なピーク波長の値としては200〜980nmである。特に白色光を発生させる場合には、下記に記載する蛍光体との組み合わせを考慮して、380〜470nmまでの領域にピーク波長を有する素子を用いることが好ましい。
さらに、本発明の半導体発光装置において、前記蛍光体は、ガドリニウムおよびセリウムが添加された、YAG系(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)、BOS系(Barium Ortho-Silicate)、TAG系(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)の少なくとも1種を含むことが好ましい。
また、本発明の半導体発光装置の製造方法は、上記の課題を解決するために、基体上に配置された半導体発光素子を、蛍光体含有材料で覆う工程と、レンズ形状の凹部を有する成形用型の当該凹部に透光性封止材料を充填する工程と、前記透光性封止材料に気圧をかける工程と、前記蛍光体含有材料で覆われた前記半導体発光素子を前記成形用型の前記凹部に挿入するように、前記基体を前記成形用型上に配置する工程と、前記透光性封止材料を硬化させて、前記成形用型を前記基体から取り除き、レンズ形状の透光性封止体を成形する工程と、を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、透光性封止材料を硬化する前に、蛍光体含有材料で覆われた半導体発光素子が凹部に挿入されるため、半導体発光素子上に蛍光体含有材料を介してレンズ形状の透光性封止体が形成されることとなる。その結果、半導体発光素子から発光された光は、その一部が蛍光体によって所望の波長の光に変換され、例えば、白色光となり外部に出射される。この際、透光性封止体は、レンズ形状であるため、半導体発光素子から発光された光を集光して、外部に照射する。これにより、光取り出し効率が高まるとともに、輝度も高くなる。
また、成形用型の凹部に透光性封止材料を充填し、当該凹部に半導体発光素子を挿入することで半導体発光装置を形成することができるため、安価で容易に製造することができる。
また、透光性封止材料に対して気体による圧力をかけて気泡を除去しているため、半導体発光素子は、気泡が少ない透光性封止材料によって覆われる。透光性封止材料に気泡が含まれている場合、その空間の分だけ透光性封止材料の厚みが異なってしまうため、発光むらを生じさせる一因となる。しかし、上記の構成によれば、半導体発光素子は、気泡が少なくまた密着度が高い状態で透光性封止体に覆われ、さらに、圧力をかけて形成されているため、基体との密着度をも向上したレンズ形状の透光性封止体で覆われることができる。そのため所望の光放射特性を実現できる半導体発光装置を提供できる。また、半導体発光素子間での透光性封止体の形状のばらつきを低減でき、歩留まりの低下を抑制することができる。
以上のように、上記構成によって、光取り出し効率が高く、安価で高輝度化ならびに高精細化を達成しうるような発光表示装置の製造方法を実現することができる。
さらに、本発明の半導体発光装置の製造方法において、前記気圧は、大気圧と比して1.0kPa〜4.0kPa大きい圧力であることが好ましい。この構成によれば、気泡の除去を効率よく行うことができ、かつ、透光性封止体の表面を変形させることがない。そのため、所望のレンズ形状を有する透光性封止体を形成することができ、光取り出し効率を高めることができる。
さらに、本発明の半導体発光装置の製造方法において、前記気圧をかける工程は、完全密閉型カバー内で空圧をかけることが好ましい。この構成によれば、透光樹脂材料に対して均一に圧力をかけることができる。そのため、気泡の除去を効率よく行うことができる。なお、ここで、「完全密閉」とは、完全であることをいうのでなく、完全な状態を目指した条件下であるとの意味である。
さらに、本発明の半導体発光装置の製造方法において、前記成形用型は、少なくとも2つ以上の前記凹部を有することが好ましい。この構成によれば、透光性封止体で封止された半導体発光素子を一度に複数製造することができ、生産効率を高めることができる。
本発明の半導体発光装置の製造方法は、基体上に配置された半導体発光素子を、蛍光体含有材料で覆う工程と、レンズ形状の凹部を有する成形用型の当該凹部に透光性封止材料を充填する工程と、前記透光性封止材料に気圧をかける工程と、前記蛍光体含有材料で覆われた前記半導体発光素子を前記成形用型の前記凹部に挿入するように、前記基体を前記成形用型上に配置する工程と、前記透光性封止材料を硬化させて、前記成形用型を前記基体から取り除き、レンズ形状の透光性封止体を成形する工程と、を含む。それゆえ、光取り出し効率が高く、安価で高輝度化ならびに高精細化を達成しうるような発光表示装置の製造方法を実現することができる。
本発明の一実施形態について図1ないし図6に基づいて説明する。
<1.半導体発光装置>
図1は、本実施形態に係る半導体発光装置を模式的に示す断面図である。図1に示すように、半導体発光装置1は、基体10と、半導体発光素子20と、蛍光体含有部40と、透光性封止体50とを有する。
基体10の上に半導体発光素子20が配置され、当該半導体発光素子20の発光面を含む表面(すなわち、半導体発光素子20における、基体10と接触していない、上面および側面)を被覆するように蛍光体含有部40が形成されている。さらに、半導体発光素子20および蛍光体含有部40を覆うように透光性封止体50がレンズ形状に形成されている。すなわち、透光性封止体50は、基体10を対向する上方の表面が凸状の曲面となるように形成されている。
図1に示すように、本実施形態の半導体発光装置1に含まれる半導体発光素子20は、素子基板22と、n型半導体層24と、発光体層26と、p型半導体層28とを積層して構成される。n型半導体層24の上には、発光体層26と分離された位置に電極30aが形成される。つまり、n型半導体層24の上には、n側電極30aを成形する領域を除いた部分に発光体層26が形成されている。p型半導体層28の上には、他方のp側電極30bが設けられている。電極30aおよび電極30bは、金属線32を介して基体10に形成されている導電性パターン34と電気的に接続されている。
素子基板22は、矩形状に成形され、絶縁性を有するサファイア基板の他、Si基板、SiC基板、GaAs基板、GaP基板、ZnO基板およびGaN基板などを用いることができる。
n型半導体層24は、素子基板22にGaN層,AlGaN層などを積層して形成される。図示しないが、n型半導体層24と素子基板22との間に、GaNやInGaNで成形したバッファ層を設けることができる。
n側電極30aは、公知の電極材料を用いることができ、例えば、n型半導体層24と接続するTiと、ボンディングするために好適なAuとから成形される。
発光体層26としては例えばInGaNを含む層を、p型半導体層28としては例えばGaN層を用いることができる。発光体層26およびp型半導体層28を形成するときには、n型半導体層24の全面にInGaNを含む発光体層26と、発光体層26の全面にGaNを積層したp型半導体層28とを形成した後に、ドライエッチングによりn型半導体層24の一部を露出させることで形成される。この露出した部分にn側電極30aが形成される。また、p型半導体層28としては、p型AlGaN半導体層とp型GaN半導体層の積層構造をとってもよい。
p側電極30bは、p型半導体層28とオーミックコンタクトを取れる材料を用いることが好ましい。p型半導体層28がGaN層である場合、電極30bは、NiとAuから形成されることができる。
上記半導体発光素子20は、ピーク波長の値としては200〜980nmの光を発光する。特に半導体発光装置1として白色光を発生させる場合には、下記に記載する蛍光体との組み合わせを考慮して、380〜470nmまでの領域にピーク波長を有する素子を半導体発光素子20に用いることが好ましい。
次に、蛍光体含有部40について説明する。蛍光体含有部40は、図1に示すように、基体10に実装された半導体発光素子20の周囲を覆うように設けられている。すなわち、蛍光体含有部40は、半導体発光素子20の上面および側面を覆っている。
なお、本実施形態において、蛍光体含有部40は、スクリーン印刷法により形成される。製造方法の詳細は後述するが、蛍光体含有材料成型用型がなす開口部に蛍光体含有材料を埋め込んだ後、加圧した後に硬化されたものである。そのため、気泡の発生が抑制された層であり、半導体発光素子20に対する密着度および基体10と蛍光体含有部40との密着度も高い。
なお、この半導体発光素子20の上面を覆う蛍光体含有部40の厚みと、側面を覆う蛍光体含有部40の厚みは、蛍光体含有材料の沈降などによる輝度むらによって適宜決めることができる。
蛍光体含有部40の材料(蛍光体含有材料)としては、蛍光体と、熱硬化性を有する接着剤とを含む材料である。蛍光体としては、粒子状の蛍光体を用いることができ、例えば、下記の化合物を挙げることができる。青色系の半導体発光素子とYAG蛍光体との組合せなど、発光デバイスで汎用的に用いられているものをそのまま使用することができる。例えば、無機系蛍光体として、以下のものを用いることができる。
赤色系の発光色を有する6MgO・As:Mn4+、Y(PV)O:Eu、CaLa0.1Eu0.9Ga、BaY0.9Sm0.1Ga、Ca(Y0.5Eu0.5)(Ga0.5In0.5、Y:Eu、YVO:Eu、Y:Eu、3.5MgO・0.5MgFGeO:Mn4+、及び(Y・Cd)BO:Eu等。
青色系の発光色を有する(Ba,Ca,Mg)(POCl:Eu2+、(Ba,Mg)Al27:Eu2+、BaMgSi:Eu2+、BaMgAl27:Eu2+、(Sr,Ca)10(POCl:Eu2+、(Sr,Ca)10(POCl・nB:Eu2+、Sr10(POCl:Eu2+、(Sr,Ba,Ca)(POCl:Eu2+、Sr:Eu、Sr(POCl:Eu、(Sr,Ca,Ba)(POCl:Eu、SrO・P・B:Eu、(BaCa)(POCl:Eu、SrLa0.95Tm0.05Ga、ZnS:Ag、GaWO、YSiO:Ce、ZnS:Ag,Ga,Cl、CaOCl:Eu2+、BaMgAl:Eu2+、及び一般式(M1,Eu)10(POCl(M1は、Mg,Ca,Sr,及びBaからなる群から選択される少なくとも1種の元素)で表される蛍光体等。
緑色系の発光色を有するYAl12:Ce3+(YAG)、YSiO:Ce3+,Tb3+、SrSi・2SrCl:Eu、BaMgAl27:Eu2+,Mn2+、ZnSiO:Mn、ZnSiO:Mn、LaPO:Tb、SrAl:Eu、SrLa0.2Tb0.8Ga、CaY0.9Pr0.1Ga、ZnGd0.8Ho0.2Ga、SrLa0.6Tb0.4Al、ZnS:Cu,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、ZnSiO:Mn、ZnSiO:Mn、ZnS:Ag,Cu、(Zn・Cd)S:Cu、ZnS:Cu、GdOS:Tb、LaOS:Tb、YSiO:Ce・Tb、ZnGeO:Mn、GeMgAlO:Tb、SrGaS:Eu2+、ZnS:Cu・Co、MgO・nB:Ge,Tb、LaOBr:Tb,Tm、及びLaS:Tb等。
また、白色系の発光色を有するYVO:Dy、黄色系の発光色を有するCaLu0.5Dy0.5Gaを用いることもできる。半導体発光素子からの光の波長が420nm以下の近紫外線であった場合、例えば、ZnS:Cu,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、YSiO:Tb、(Zn,Cd)S:Cu、GdS:Tb、YS:Tb、YAl12:Ce、(Zn,Cd)S:Ag、ZnS:Ag,Cu,Ga,Cl、YAl12:Tb、Y(Al,Ga)12:Tb、ZnSiO:Mn、LaPO:Ce,Tb、YS:Eu、YVO:Eu、ZnS:Mn、Y:Eu、ZnS:Ag、ZnS:Ag,Al、(Sr,Ca,Ba,Mg)10(POCl:Eu、Sr10(POCl:Eu、(Ba,Sr,Eu)(Mg,Mn)Al1017、(Ba,Eu)MgAl1017、ZnO:Zn、YSiO:Ceのいずれか又はこれらの中から選ばれる二以上の蛍光体を組み合わせて用いることができる。また、種類の異なる蛍光体を二種以上組み合わせて用いることもできる。この場合、一方の蛍光体は半導体発光素子20からの光を吸収して他の波長光を放出するばかりでなく、他の蛍光体から放出された蛍光を吸収して他の波長光を放出するタイプでもよい。さらに、蛍光体に光拡散材を併用することもできる。この場合、発光むらの減少を図ることができる。
上述したように、蛍光体は、特に限定されずYAG系蛍光体(Yttrium Aluminum Garnet)、BOS系蛍光体(Barium Ortho-silicate)およびTAG系蛍光体(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)を用いることができる。特に好ましい蛍光体はBOS系蛍光体である。BOS系蛍光体を用いると半導体発光素子20の発光波長がバラついても白色光の色度が変わらないため、白色LEDの歩留まりが高まる。また、これらの蛍光体に対する半導体発光素子20として、紫外線、赤色系光、青色系光、黄色系光及び緑色系光を放出するものの1種又は2種以上を用いることができる。
透光性封止体50は、透光性であるとともに、レンズ形状であり、そのレンズ形状の軸心と、半導体発光素子20の発光中心軸とが一致している。
透光性封止体50の材料(透光性封止材料)は、熱硬化性を有する接着剤を含む、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン変形エポキシ系樹脂等の少なくとも1種以上からなる。特に、シリコーン系樹脂またはシリコーン変形エポキシ系樹脂は、耐候性、耐熱性、電気絶縁性、化学安定性に優れ、また、可視〜紫外光領域まで非常に高い光透過率を有することから、本発明に好ましい材料である。
<2.半導体発光装置の製造方法>
以上のように構成される半導体発光装置1の製造方法について、図5(a)(b)および図6(a)〜(e)を参照しながら説明する。
図5(a)及び(b)は、蛍光体含有部40を半導体発光素子20に被覆する製造方法を説明する図である。
まず、図5(a)に示すように、複数の半導体発光素子20を基板10に実装する。その後、基板10の上に、開口部15が成形された蛍光体含有材料成形用型2を置く。このとき、蛍光体含有材料成形用型2の開口部15のほぼ中心に半導体発光素子20が位置するように、蛍光体含有材料成形用型2を置く。
蛍光体含有材料成形用型2は、ニッケルやステンレスなどの金属で形成されている。そのため、透光樹脂材料を開口部15へ充填した場合でも、腐食等が起きることがない。
次に、図5(a)に示されるように、蛍光体含有材料41を蛍光体含有材料成形用型2の開口部15に充填する。この際に使用する蛍光体含有材料41は、例えば、BOS系蛍光体と、熱硬化性の接着剤とを含む材料である。この工程で、図5(a)に示すように、気泡5が形成されてしまう。
その後、スキージを用いて過剰な厚さ分の蛍光体含有材料41を除去する。本実施形態では、図5(a)に示すように、蛍光体含有材料成形用型2の上面が露出する程度まで、蛍光体含有材料41を除去する。
次に、図5(b)に示すように、蛍光体含有材料41の上から圧力をかける。圧力をかける手段としては気体による圧力が好ましい。このとき、気体としては、蛍光体含有材料41を変性させることがない気体であれば特に制限はなく、空気または窒素、アルゴンなどの不活性ガスを用いることができる。これにより、気泡5を除去することができる。この場合、圧力は、大気圧と比して1.0kPa〜4.0kPa大きいことが好ましい。圧力が1.0kPa以下の場合は、蛍光体含有材料41に含まれる気泡5を除去することができず、4.0kPa以上の場合は、蛍光体含有材料41の表面の形状が不均一になってしまう。特に好ましい範囲は2.0kPaから3.0kPaである。前記圧力は、完全密閉型カバー内で空圧をかけることにより均一に蛍光体含有材料41に圧力がかかり完全に気泡5がなくなり、また蛍光体含有材料41と半導体発光素子20との密着性強度および基体10と蛍光体含有材料41との密着度も向上する。
その後、図5(b)に示されるように、熱硬化性を有する接着剤を含有した蛍光体含有材料41を熱硬化炉にて硬化させて、蛍光体含有材料成形用型2を半導体発光素子20を実装した基板10から取り除く。このとき、硬化された蛍光体含有材料41が、蛍光体含有部40となる。以上の工程により、半導体発光素子20の周囲に、気泡が含まれない蛍光体含有部40を成形することができる。
次に、図6(a)〜(e)を参照しながら、透光性封止体50を図5(a)(b)で成形した蛍光体含有部40の周囲に形成する工程を説明する。
図6(a)に示すように、透光性封止体50を成形するための透光性封止材料成形用型(成形用型)30は、レンズ形状の凹部35を有する。凹部35は、断面が凹状の曲面となっており、本実施形態では、凹部35は、底面が半球面状になっている。そして、当該凹部35に、例えばシリコーン系樹脂などの透光性封止材料51を充填する。なお、本実施形態では、透光性封止材料成形用型30の材質はステンレスである。
次に、図6(b)に示されるように、スキージ6を用いて過剰な厚さ分の透光性封止材料51を除去する。本実施形態では、図6(b)に示すように、透光性封止材料成形用型30の上面が露出する程度まで、透光性封止材料51を除去する。
次に、図6(c)に示されるように、圧力7をかけて、透光性封止材料51内部の気泡5を除去する。本実施形態では、透光性封止材料51の上から圧力をかける。圧力をかける手段としては気体による圧力が好ましい。このとき、気体としては、透光性封止材料51を変性させることがない気体であれば特に制限はなく、空気または窒素、アルゴンなどの不活性ガスを用いることができる。これにより、気泡5を除去することができる。この場合、圧力は、大気圧と比して1.0kPa〜4.0kPa大きいことが好ましい。圧力が1.0kPa以下の場合は、透光性封止材料51に含まれる気泡5を除去することができず、4.0kPa以上の場合は、透光性封止材料51の表面の形状が不均一になってしまう。特に好ましい範囲は2.0kPaから3.0kPaである。前記圧力は、完全密閉型カバー内で空圧をかけることにより均一に透光性封止材料51に圧力がかかり完全に気泡5がなくなり、また透光性封止材料51と蛍光体含有部40との密着度、および、基体10と透光性封止材料51との密着度も向上する。なお、ここで、「完全密閉」とは、完全であることをいうのでなく、完全な状態を目指した条件下であるとの意味である。
次に、図6(c)および(d)に示されるように、蛍光体含有部40で被覆された半導体発光素子20を、気泡5が除去された透光性封止材料51内(すなわち、凹部35)に挿入するように、基板10を移動させる。このとき、レンズ形状の凹部35の軸心と、半導体発光素子20の発光中心軸とが一致するように、基板10を移動させる。
その後、図6(e)に示すように、熱硬化性を有する接着剤を含有した透光性封止材料51を熱硬化炉にて硬化させて、透光性封止材料成形用型30を半導体発光素子20を実装した基板10から取り除く。このとき、硬化された透光性封止材料51が、透光性封止体50となる。以上の工程により、半導体発光素子20の周囲に、気泡が含まれない蛍光体含有部40を成形することができるとともに、蛍光体含有部40の周囲に、気泡が含まれないレンズ形状の透光性封止体50を形成することができる。
なお、透光性封止材料成形用型30の凹部35の形状を変えることで、半導体発光装置1の発光面積を調整することができる。具体的には、凹部35の曲面の径を変更することで、透光性封止体50の外径が変わり、発光面積を調整することができる。
以上のように、本実施形態の半導体発光装置1の製造方法は、基体10上に配置された半導体発光素子20を、蛍光体含有材料41で覆う工程と、レンズ形状の凹部35を有する透光性封止材料成形用型30の当該凹部35に透光性封止材料51を充填する工程と、透光性封止材料51に気圧をかける工程と、蛍光体含有材料41で覆われた半導体発光素子20を透光性封止材料成形用型30の凹部35に挿入するように、基体10を透光性封止材料成形用型30上に配置する工程と、透光性封止材料51を硬化させて、透光性封止材料成形用型30を基体10から取り除き、レンズ形状の透光性封止体50を成形する工程と、を含む。
これにより、半導体発光素子20上に蛍光体含有部40を介してレンズ形状の透光性封止体50が形成されることとなる。その結果、半導体発光素子20から発光された光は、その一部が蛍光体によって所望の波長の光に変換され、例えば、白色光となる。この際、透光性封止体50は、レンズ形状であるため、半導体発光素子20から発光された光を集光して、外部に照射する。これにより、光取り出し効率が高まるとともに、輝度も高くなる。
また、透光性封止材料成形用型30の凹部35に透光性封止材料51を充填し、当該凹部35に半導体発光素子20を挿入することで半導体発光装置1を形成することができるため、安価で容易に製造することができる。
また、透光性封止材料51に対して気体による圧力をかけて気泡を除去しているため、半導体発光素子20は、気泡が少ない透光性封止材料51によって覆われる。透光性封止材料51に気泡が含まれている場合、その空間の分だけ透光性封止材料51の厚みが異なってしまうため、発光むらを生じさせる一因となる。しかし、上記の構成によれば、半導体発光素子20は、気泡が少なくまた密着度が高い状態で透光性封止体50に覆われ、さらに、圧力をかけて形成されているため、基体10との密着度をも向上したレンズ形状の透光性封止体50で覆われることができる。そのため所望の光放射特性を実現できる半導体発光装置1を提供できる。また、半導体発光素子20間での透光性封止体50の形状のばらつきを低減でき、歩留まりの低下を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、光取り出し効率が高く、安価で高輝度化ならびに高精細化を達成しうるような半導体発光装置の製造方法および半導体発光装置を実現することができる。
上記説明では、図1に示す構造の半導体発光素子20について説明したが、この構造に限定されることはない。たとえば、図2および図3に示すような他の構造の半導体発光素子に応用することができる。図2および図3は、他の構造の半導体発光素子を説明する断面図である。
図2は、基体10の上にp型半導体層28、発光体層26、n型半導体層24および素子基板22aが順次形成された半導体発光素子20aの周囲が蛍光体含有部40で覆われており、さらに、その周囲が透光性封止体50で覆われている半導体発光装置1aを示している。
図3は、基体10の上に素子基板22b、p型半導体層28、発光体層26およびn型半導体層24が順次形成され半導体発光素子20bの周囲が蛍光体含有部40で覆われており、さらに、その周囲が透光性封止体50で覆われている半導体発光装置1bを示している。
なお、素子基板22・22a・22bは、図1,2,3の各図で示される形態に最適な材料が適宜選択される。例えば、図3に示した素子基板22bとしては、Cu、Cu−W(タングステン)、Cu−Ag、Cu−Mo(モリブデン)などを用いてもよい。
また、上記説明では、図6(e)で示したように、各半導体発光素子20に対して1つのレンズ形状の透光性封止体50を形成するものとした。しかしながら、この構造に限定されることはなく、複数個の半導体発光素子20に対して、1つのレンズ形状の透光性封止体50を一体に形成してもよい。
図4(a)〜(c)は、複数個の半導体発光素子20を1ライン上に配置し、その上にレンズ形状(図4の場合、半円筒形状)の透光性封止体50を被覆した半導体発光装置1dを示している。なお、図4(a)は半導体発光装置1dの斜視図を示している。また、図4(b)は、半導体発光素子20が配置された箇所で、半導体発光装置1dを長手方向に平行な面で切った場合の断面図を示している。さらに、図4(c)は、半導体発光素子20が配置された箇所で、半導体発光装置1dを長手方向に垂直な面で切った場合の断面図である。
図4(a)〜(c)に示した半導体発光装置1dにおいても、透光性封止体50がレンズ形状であるため、光取り出し効率が高く、輝度も向上する。
なお、複数個の半導体発光素子20に対して、レンズ形状の透光性封止体50を一体に形成する場合、図4(a)〜(c)に示したように1ライン上に配置する実施例に限らない。配置形状としては、マトリクス状、円形状、六角形状、異形状などであってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る半導体発光装置およびその製造方法は、半導体発光素子の周囲にスクリーン印刷法でレンズ形状の透光性封止体を形成するのに有用である。
本発明の実施形態に係る半導体発光装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体発光装置の他の例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体発光装置の他の例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体発光装置の他の例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は、半導体発光素子が配置された箇所で、半導体発光装置を長手方向に平行な面で切った場合の断面図、(c)は、半導体発光素子が配置された箇所で、半導体発光装置を長手方向に垂直な面で切った場合の断面図である。 (a)および(b)は、半導体発光素子の周囲に蛍光体含有部を形成するときの製造工程を示す断面図である。 (a)〜(e)は、蛍光体含有部で覆われた半導体発光素子の周囲に透光性封止体を形成するときの製造工程を示す断面図である。 従来技術における半導体発光素子を示す断面図である。
符号の説明
1・1a・1b・1d 半導体発光装置
5 気泡
7 圧力
10 基体
20・20a・20b 半導体発光素子
30 透光性封止材料成形用型(成形用型)
35 凹部
40 蛍光体含有部
41 蛍光体含有材料
50 透光性封止体
51 透光性封止材料

Claims (10)

  1. 基体と、
    前記基体上に設けられた半導体発光素子と、
    蛍光体を含み、前記半導体発光素子を覆う蛍光体含有部と、
    前記蛍光体含有部で覆われた前記半導体発光素子を封止するための透光性封止体と、を含み、
    前記透光性封止体は、レンズ形状の凹部を有する成形用型の当該凹部に透光性封止材料を充填し、気体による圧力をかけて気泡を除去した後、前記蛍光体含有部で覆われた前記半導体発光素子を当該凹部に挿入し、前記透光性封止材料を硬化して形成されていることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記半導体発光素子の発光中心軸と、レンズ形状の前記透光性封止体の軸心とが一致していることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記透光性封止体は、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン変形エポキシ系樹脂等の少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  4. 前記基体上に、少なくとも2個以上の前記半導体発光素子が載置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  5. 前記半導体発光素子は、近紫外線から赤外線領域で発光する素子であることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  6. 前記蛍光体は、ガドリニウムおよびセリウムが添加された、YAG系(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)、BOS系(Barium Ortho-Silicate)、TAG系(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  7. 基体上に配置された半導体発光素子を、蛍光体含有材料で覆う工程と、
    レンズ形状の凹部を有する成形用型の当該凹部に透光性封止材料を充填する工程と、
    前記透光性封止材料に気圧をかける工程と、
    前記蛍光体含有材料で覆われた前記半導体発光素子を前記成形用型の前記凹部に挿入するように、前記基体を前記成形用型上に配置する工程と、
    前記透光性封止材料を硬化させて、前記成形用型を前記基体から取り除き、レンズ形状の透光性封止体を成形する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  8. 前記気圧は、大気圧と比して1.0kPa〜4.0kPa大きい圧力であることを特徴とする、請求項7に記載の半導体発光装置の製造方法。
  9. 前記気圧をかける工程は、完全密閉型カバー内で空圧をかけることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置の製造方法。
  10. 前記成形用型は、少なくとも2つ以上の前記凹部を有することを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置の製造方法。
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