JP2008041829A - 半導体装置の製造方法および半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】封止工程時にリードフレームに付着した樹脂バリを良好に除去する。
【解決手段】半導体製造装置1内において、リードフレーム2に搭載された半導体チップをモールド樹脂によりモールドした後、モールド処理時にリードフレーム2の片側長辺に付着した樹脂バリを1枚のリードフレーム2毎に除去し、さらにその後、リードフレーム2のモールド樹脂に対してキュアベーク処理を施す。半導体製造装置1内においては、モールド処理工程、樹脂バリ除去処理工程およびキュアベーク処理工程に渡って、リードフレーム2を可能な限り途切れることのないように連続的に流す。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法および半導体製造装置技術に関し、特に、半導体装置の封止技術に関するものである。
半導体装置の製造工程における封止工程は、半導体チップやボンディングワイヤ等を樹脂により封止することで外部からの応力から守り、湿気や汚染物質などから保護するための工程である。封止工程は、複数の半導体チップが搭載されているリードフレームを金型に載置した後、金型により形成されるキャビティ内に樹脂を流し込むことで行われるが、金型内でのキュアベークでは封止樹脂を充分に硬化させるのに時間が不足するため封止工程後に封止樹脂をさらに高温状態でキュアベークするようにしている。
このキュアベーク工程は、封止工程後の複数枚のリードフレームの封止樹脂を一括してキュアベークするバッチ式としている。すなわち、封止工程が終了した複数枚のリードフレームを収容容器に集め、これを一括してキュアベーク用の熱処理室内に搬入し、さらに複数枚のリードフレームの封止樹脂に対して一括して熱処理を施すというものである。
封止工程については、例えば特開平9−153504号公報(特許文献1)に記載があり、モールド工程の後で、ポストキュア工程の前に、リードフレームに形成されたダム部を除去する技術が開示されている。
また、例えば特開平10−335562号公報(特許文献2)には、樹脂成形済のリードフレームを繰り出す繰出部と、この繰出部から繰り出されたリードフレームの樹脂バリを除去するバリ取り部と、このバリ取り部から送出されたリードフレームを水洗する水洗部と、水洗済のリードフレームを収納する収納部とを備え、上記水洗部と、上記収納部との間にリードフレームを乾燥する乾燥部を設けたバリ取り装置が開示されている。
また、例えば特開平5−291488号公報(特許文献3)には、リードフレームのベーク炉内の高温雰囲気中において、リードフレームを昇降または回転させて搬送する構成が開示されている。
特開平9−153504号公報 特開平10−335562号公報 特開平5−291488号公報
ところで、上記封止工程後のリードフレームの外周には不要な樹脂(樹脂バリ)が付着している。図29は封止金型200の平面図、図30はその封止金型200の部分断面図を示している。
上記樹脂バリは、カルブレイク処理した際に封止金型200のポット201から供給された樹脂202がランナ203を通じてキャビティに向かって流れてくる途中でリードフレーム204の外周(片側長辺)と交差するところ(部分A)に取り残しとして形成される。この樹脂バリは、そのままにしておくと異物となり問題を引き起こす原因となるので除去する必要がある。
このような樹脂バリの除去方法について本発明者が検討した方法によれば、上記キュアベーク工程後の複数枚のリードフレームを、その厚さ方向に積み重ねて保持した後、その複数枚のリードフレームの外周に付着した樹脂バリを作業者が一括して除去するようにしている。
しかし、この場合、キュアベーク工程後に樹脂バリを除去するので、樹脂バリがキュアベーク室内で剥離して飛散したり、キュアベーク後の搬送路で剥離したりする問題がある。また、キュアベーク工程後の樹脂バリは充分に硬化しているので除去が難しいという問題がある。ここで、キュアベーク工程の前に樹脂バリを除去することも考えられるが、封止工程直後、キュアベーク工程前の樹脂は柔らかいのでリードフレームを積み重ねると封止樹脂に傷が付き易く、また取り除いたバリの再付着も生じ易い。しかも、キュアベーク工程の前後を問わず複数枚のリードフレームの樹脂バリを一括して除去するのでリードフレーム毎に樹脂の硬化度が違う為、除去ムラが生じるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、封止工程によりリードフレームに付着した樹脂バリを良好に除去することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明は、リードフレームに搭載された半導体チップを樹脂により封止する工程と、その封止工程によりリードフレームに付着した樹脂バリを除去する工程と、その封止工程により形成された封止樹脂に熱処理を施す工程とを連続的に順に一貫して行うものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、封止工程においてリードフレームに付着した樹脂バリを除去した後、リードフレームを熱処理部に連続的に搬送し、リードフレームの封止樹脂に対して熱処理を施すことにより、樹脂バリを良好に除去することができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本実施の形態の半導体装置の製造方法で用いる半導体製造装置の構成を説明する。図1は本実施の形態の半導体製造装置1の構成の一例の説明図を示している。なお、図1の矢印Bは、リードフレーム(チップ搭載部材)2が搬送される方向を示している。
本実施の形態の半導体製造装置1は、リードフレーム2に実装された半導体チップを、例えば熱硬化性樹脂を主材料とするモールド材によりモールドする装置である。
この半導体製造装置1は、矢印Bに示す方向に沿って順に、モールド処理部3、回転テーブル4、樹脂バリ除去処理部5、搬送路6およびキュアベーク処理部(熱処理部)7を有しており、モールド処理、樹脂バリ除去処理およびキュアベーク処理(熱処理)を連続的に一貫して行うことが可能な構成になっている。
上記モールド処理部3は、矢印Bに示す方向に沿って順に、ローダ部10、リードフレーム整列部(以下、単にフレーム整列部という)11、モールド金型部12およびカルブレイク部13を有している。
ここでは、各部において1回で処理されるリードフレーム2の枚数(処理単位)が2枚の場合が例示されている。処理単位を2枚にしたことにより、1枚にした場合に比べて単位時間当たりの処理枚数を増やすことができる上、処理単位を2枚以上にした場合に比べて半導体製造装置1を小型にできる。
ただし、この処理単位は2枚に限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば1枚でも良いし、例えば4枚のように2枚以上でも良い。処理単位が1枚の場合、2枚またはそれ以上の場合に比べて半導体製造装置1を小型にできる。また、処理単位が4枚の場合、1枚または2枚の場合に比べて単位時間当たりの処理枚数を増やすことができる。
上記回転テーブル4は、カルブレイク処理が終了したリードフレーム2を、樹脂バリ除去処理部5に引き渡すための構成部である。この回転テーブル4は、樹脂バリ除去処理部5の手前(カルブレイク部13と樹脂バリ除去処理部5との間)に、半導体製造装置1の設置面内に矢印Cで示す方向に回転可能な状態で設置されている。
上記樹脂バリ除去処理部5は、上記モールド処理によりリードフレーム2の外周(片側長辺)に付着した不要な樹脂バリ(サイドバリ、枠バリ)を除去するための処理部である。樹脂バリ除去処理は、1枚のリードフレーム2毎に行われるようになっている。
また、ここでは、樹脂バリ除去処理部5が1台設置されている場合が例示されている。これは、主として半導体製造装置1を小型化するためであるが、本実施の形態の場合は、後述のように、搬送路6を1ラインにしているので、それに合わせたためでもある。すなわち、樹脂バリ除去処理部5は、モールド処理部3から2枚単位で流れてきたリードフレーム2を搬送路6に合わせて1枚だけ流すように調整する機能も有している。ただし、樹脂バリ除去処理部5をモールド処理時の処理単位に合わせて2台配置しても良い。2台配置した場合、1台に比べて単位時間当たりの処理枚数を増やすことができる。
上記搬送路6は、樹脂バリ除去処理が終了したリードフレーム2をキュアベーク処理部7まで自動的かつ連続的に搬送する構成部である。また、搬送路6は、樹脂バリ除去処理後のリードフレーム2をキュアベーク処理部7に搬入するタイミングを調整する機能も有している。すなわち、場合によっては搬送動作を一時的に停止することにより、処理がスムーズに進むように調整することが可能になっている。
また、ここでは、搬送路6が上記のように1ライン配置されている場合が例示されている。これは、主としてキュアベーク処理部7(半導体製造装置1)を小型化するためや搬送路6をキュアベーク処理部7のキュアベーク処理炉内に設置しないようにするためである。ただし、搬送路6をモールド処理単位に合わせて2ライン配置しても良い。この場合、2つの搬送路6を互いに沿うように(平行に)延在させた状態で配置すると良い。搬送路6を2ライン配置した場合、1ラインに比べて単位時間当たりの搬送枚数を増やすことができる。
上記キュアベーク処理部7は、リードフレーム2に形成されたモールド樹脂を充分に硬化させるとともに、モールド樹脂内に含まれる水分等を乾燥させるために、モールド樹脂に対して熱処理を施す処理部であり、キュアベーク処理炉15と、リードフレーム搬入搬出部(以下、単にフレーム搬入搬出部という)16と、アンローダ部17とを有している。
上記キュアベーク処理炉15は、上記樹脂バリ除去処理後の複数枚のリードフレーム2を収容可能な構成になっており、その複数枚のリードフレーム2のモールド樹脂に対して一括して熱処理を施すことが可能な構成になっている。ここでは、モールド能力(処理枚数/時間)と、キュアベーク能力(キュアベーク時間/収納枚数)との同期を取る(すなわち、モールド能力とキュアベーク能力とが等しくなるようにする)ことにより、モールド処理後のリードフレーム2を可能な限り途切れることなく連続的にキュアベーク処理に移動させることが可能になっている。
上記フレーム搬入搬出部16は、搬送路6を通じて送られてきたリードフレーム2をキュアベーク処理炉15内に自動的に搬入したり、キュアベーク処理が終了したリードフレーム2をキュアベーク処理炉15の外部に自動的に搬出したりする構成部である。ここでは、リードフレーム2の搬入搬出部を共通にすることで半導体製造装置1の小型化を図っている。また、リードフレーム2の搬入搬出は、モールド処理の処理単位枚数に合わせて1回に2枚のリードフレーム2を搬入、搬出するようになっている。これにより、モールド処理からキュアベーク処理までを連続的に行うための初期条件を容易に設定することができる。ただし、モールド処理からキュアベーク処理までを連続的に行うためには、上記のようにモールド能力(処理枚数/時間)と、キュアベーク能力(キュアベーク時間/収納枚数)との同期を取れば良いので、リードフレーム2の搬入搬出を1回に1枚または2枚以上にしても良い。
上記アンローダ部17は、キュアベーク処理後のリードフレーム2を半導体製造装置1の外部に搬出するための機構部である。通常は、例えば2枚のリードフレーム2を自動的に取り出すようになっているが、長時間ストック(例えば80枚/1時間)も可能な構成となっている。
次に、上記モールド金型部12の構成の一例を図2および図3により説明する。図2はモールド金型部12の平面図、図3は図2のX1−X1の断面図である。
モールド金型部12は、リードフレーム2に搭載された半導体チップをトランスファーモールド法によりモールドする構成部であり、下金型12aと、上金型12bとを有している。
上金型12bの中央(左右の2つのリードフレーム2の配置領域の間)には、リードフレームの長手方向に沿って複数のポット12b1が形成されている。各ポット12b1内には、プランジャ12b2がポット12b1の内壁面に沿って移動可能な状態で設置されている。
また、上金型12bの成形面(下金型12aに対向する面)においてリードフレーム2の配置領域には、複数の上型キャビティ12b3が行列状に規則的に並んで形成されている。一方、下金型12aの成形面(上金型12bに対向する面)には、上金型12bの各ポット12b1から上型キャビティ12b3に向かって延在する複数のランナ12a1が形成されている。
次に、上記樹脂バリ除去処理部5の構成の一例を図4、図5および図6により説明する。図4は樹脂バリ除去処理部5の平面図、図5は樹脂バリ除去処理部の側面図、図6は樹脂バリ除去処理時の除去チップの動作説明図である。
樹脂バリ除去処理部5は、リードフレーム2の片側長辺(上記ランナ12a1が交差する部分)にモールド処理により付着した樹脂バリを除去する構成部であり、リードフレーム保持部(以下、単にフレーム保持部という)5aと、除去チップ(除去部)5bと、除去チップ支持部5cと、付勢部と、駆動部と、スライダライン5dと、集塵ダクト5eとを有している。
フレーム保持部5aは、リードフレーム2を挟み込むようにして保持する構成部である。フレーム保持部5aは、リードフレーム2の厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面のメタル部分には接触するが、モールド樹脂20には接触しない状態でリードフレーム2を保持するようになっている。
除去チップ5bは、リードフレーム2の片側長辺に直接接触し、その片側長辺に付着する樹脂バリを除去する部材であり、除去チップ支持部5cに支持されている。上記付勢部は、除去チップ5bがリードフレーム2の片側長辺に一定の圧力で押し当たるように付勢する部材であり、例えばコイルバネによって形成されている。
また、上記駆動部は、除去チップ5bおよび除去チップ支持部5cをスライダライン5d(またはリードフレーム2の長辺)に沿って往復動作させたり、スライダライン5d(またはリードフレーム2の長辺)に直交する方向に往復動作させたりする機構部である。ここでは、加工点(除去チップ5b)を図6の矢印で示す方向に沿って動作(スクレープ動作)させることが可能となっている。加工点の開始位置は任意に設定可能である。上記集塵ダクト5eは、除去チップ5bによって削り取られた樹脂バリを集めて廃棄するダクトである。実施例の樹脂バリ除去処理は、固定刃方式の除去チップを使用したがこれは回転方式の切削刃あるいは砥石などを利用することもできる。
次に、上記キュアベーク処理炉15の構成の一例を図7〜図10により説明する。図7はキュアベーク処理炉15の正面側の断面図、図8はキュアベーク処理炉15の側面側の断面図、図9は図8の領域Dの平面図、図10は図8の領域Dの側面図である。
キュアベーク処理炉15は、その外観を形成する外壁15aと、その外壁15aで囲まれた室内に設けられた第1室15bおよび第2室15cと、その第1室15bおよび第2室15cを分離する分離壁15dとを有している。なお、キュアベーク処理炉15内には、例えば464枚のリードフレーム2を収容可能である。また、1回のキュアベーク処理時間は、例えば5.8時間程度である。キュアベーク処理温度は、例えば30〜200℃に設定可能である。
第1室15bは、複数枚のリードフレーム2のモールド樹脂に対して一括してキュアベーク処理を施すための処理室であり、第2室15cは、キュアベーク処理に必要な構成部を配置するための部屋である。このように第1室15bと第2室15cとを分けることにより、キュアベーク処理を行う第1室15b内の清浄度を高く保つことが可能になっている。
上記第1室15bには、複数のフレーム保持部15eと、回転ベルト(支持部)15fと、補助ベルト15gと、温度センサ15hとが配置されている。
上記フレーム保持部15eは、樹脂バリ除去処理後のリードフレーム2を保持する部材であり、回転ベルト15fの延在方向に沿って所定の間隔毎に配置されている。各フレーム保持部15eは、回転ベルト15fに対して交差する方向に延びる複数の板状の部材で形成されており、リードフレーム2の第1主面および第2主面を挟み込むように、また、リードフレーム2の長手方向の3箇所を支持するように配置されている。
なお、リードフレーム2の搬入搬出は、図9および図10に示すように、上記フレーム搬入搬出部16の搬送アーム16aによって自動的に行われるようになっている。すなわち、搬入に際しては、回転ベルト15fの回転動作を一時停止した上で搬送路6上のリードフレーム2を搬送アーム16aによって支持してキュアベーク処理炉15のフレーム保持部15eに収容する。一方、搬出に際しては、同様に回転ベルト15fの回転動作を一時停止した上でフレーム保持部15e内のリードフレーム2を搬送アーム16aによって外部に取り出し、搬送路6に載せる。
上記回転ベルト15fは、上記複数のフレーム保持部15eを支持する部材であり、キュアベーク処理炉15の設置面に対して交差する面内に沿って図8の矢印Eに示す方向に回転するようになっている。ここでは、回転ベルト15fが、モールド処理の処理単位に合わせて、例えば2列並んで配置されている場合が例示されている。この回転ベルト15fは、モータ(駆動部)15iによって回転動作するようになっている。このモータ15iは、第1室15b内の清浄度を高く保つ観点からキュアベーク処理炉15の外壁15aの外に設置されている。
上記補助ベルト15gは、回転ベルト15fの回転動作により第1室15bの下部に移動してきたリードフレーム2が落下しないように支えるための部材であり、回転ベルト15fの下部側に配置されている。この補助ベルト15gは、回転ベルト15fの回転動作に同期して、リードフレーム2に接する部分において回転ベルト15fの回転方向と同方向に回転するようになっている。補助ベルト15gが固定されていると、回転ベルト15fの回転動作により第1室15bの下部に移動してきたリードフレーム2の外周が補助ベルト15gに接触したときに擦れて異物が発生する場合がある。これに対して、本実施の形態においては、上記のように補助ベルト15gを回転動作させることにより、リードフレーム2の外周が補助ベルト15gとの接触により擦れて異物が発生する問題を抑制または防止することができるようになっている。なお,回転ベルト15fの上昇および降下部分には、フレーム保持部15eよりリードフレーム2が滑り出ないようにに回転ベルト15fあるいはフレーム保持部15eに沿って必要に応じ図示しないガイドが設置されている。
上記温度センサ15hは、第1室15b内の温度を測定するための部品であり、例えば4箇所に分散されて配置されている。温度センサ15hで測定された情報は、キュアベーク処理部7の主制御部に伝送されるようになっており、第1室15b内の温度が一定の値になるよう制御されている。
一方、第2室15cには、ヒータ(熱源)15jと、ファン(気流発生部)15kとが配置されている。
ヒータ15jは、複数枚のリードフレーム2のモールド樹脂20に対して熱処理を施すための熱源であり、キュアベーク処理炉15(回転ベルト15f)の上部に設置されている。なお、ヒータ15jをキュアベーク処理炉15の下部に設置しても良い。
また、ファン15kは、第1室15b内および第2室15c内に矢印Gで示すような空気流(熱風)を形成する構成部である。このファン15kにより、上記空気流の経路にあるヒータ15jの熱を第2室15c内から分離壁15dの側壁のフィルタ15mを介して第1室15b内に運び、第1室15b内の複数のリードフレーム2のモールド樹脂20を加熱してキュアベーク処理を施すようになっている(熱風循環加熱方式)。上記空気流(熱風)は、第1室15b内において複数のリードフレーム2の第1主面および第2主面に沿うように流れる。このファン15kは、モータ15nによって回転動作するようになっている。このモータ15nは、第1室15b内の清浄度を高く保つ観点からキュアベーク処理炉15の外壁15aの外に設置されている。
なお、フィルタ15mは、異物や汚染物質(化学物質)を捕獲する構成部である。フィルタ15mを用いることにより、第1室15b内の清浄度を保つことが可能になっている。また、第2室15c内の空気の一部はダクト15pを通じて外部に排出されるようになっている。
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法の一例を図11のフロー図に沿って図12〜図23により説明する。
まず、図12は、図11のチップ実装工程100後のリードフレーム2の要部断面図を示している。ここでは、リードフレーム2を用意し、そのチップ搭載部2a上に半導体チップ21を実装する。リードフレーム2は、例えば42アロイ等のような金属からなり、その厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有している。チップ搭載部2aの外周の符号の2bはリードを示している。
半導体チップ21は、例えばシリコン(Si)単結晶のような半導体基板の主面に所望の集積回路が形成された平面矩形状の半導体小片からなり、その主面を上に向け、かつ、その裏面をチップ搭載部2aに向けた状態で接着材を介してチップ搭載部2aの第1主面に実装されている(図11の工程100)。
続いて、図13は図11のワイヤボンディング工程101後のリードフレーム2の要部断面図を示している。ここでは、半導体チップ21の主面のボンディングパッドと、リードフレーム2のリード2bとをボンディングワイヤ22によって電気的に接続する(図11の工程101)。
その後、ワイヤボンディング工程後のリードフレーム2を上記図1に示した半導体製造装置1に搬送し、ローダ部10を通じて半導体製造装置1内に搬入する。半導体製造装置1では、ローダ部10を通じて搬入されたリードフレーム2をフレーム整列部11に自動的に搬送し、リードフレーム2の配置を整えた後、モールド金型部12に自動的に搬送する。図14〜図16は図11のモールド工程102中のリードフレーム2の要部断面図を示している。
まず、図14に示すように、リードフレーム2を下金型12aの成形面上に載せる。この時、リードフレーム2の半導体チップ21およびボンディングワイヤ22が上金型12bの上型キャビティ12b3の平面範囲内に入るように位置合わせする。なお、下金型12aおよび上金型12bは予め加熱されている。
続いて、図15に示すように、リードフレーム2を下金型12aと上金型12bとでしっかりと挟みこむように保持する。この時、下金型12aの成形面と、上金型12bの上型キャビティ12b3との間に、半導体装置の外形を形どるキャビティが形成される。
その後、ポット12b1、ランナ12a1、ゲートを通じて、図16に示すように、モールド樹脂20をキャビティ内に注入する。
次いで、リードフレーム2を図1のカルブレイク部13に自動的に搬送し、カルブレイク部13にてカルを除去する(図11の工程102)。この段階で、2つのリードフレーム2の対向する長辺においてランナ12a1と交差する部分に樹脂バリ(サイドバリ、枠バリ)が付着している。
図17は図11のモールド工程102後のリードフレーム2の要部断面図、図18は図11のモールド工程102後のリードフレーム2の全体平面図、図19は図18のリードフレーム2の側面図を示している。半導体チップ21およびボンディングワイヤ22はモールド樹脂20によってモールドされている。この段階のモールド樹脂20は重合が充分ではなく、樹脂特性も安定していない。
続いて、モールド工程後の2枚のリードフレーム2を図1の回転テーブル4上に自動的に載せる。回転テーブル4では、図1の下側の1枚目のリードフレーム2を樹脂バリ除去処理部5に自動的に搬送する。続いて、回転テーブル4を矢印Cで示す方向に180度回転させ、図1の上側の2枚目のリードフレーム2を図1の下側に位置させる。これにより、その2枚目のリードフレーム2の樹脂バリが付着された片側長辺を、樹脂バリ除去処理部5に向ける。その後、2枚目のリードフレーム2を樹脂バリ除去処理部5に自動的に搬送する。このような回転テーブル4を設けたことにより、モールド処理工程後のリードフレーム2を樹脂バリ除去工程に連続的に搬送することができる。また、この段階で、処理単位を2枚から1枚に自動的に変更することができる。
次いで、図20は図11の樹脂バリ除去処理工程103時の樹脂バリ除去処理部5の平面図、図21は図20の樹脂バリ除去処理部5の拡大側面図を示している。
まず、リードフレーム2を、フレーム保持部5aで挟み込むようにして押さえ、しっかりと固定する。この際、フレーム保持部5aは、リードフレーム2のメタル部分を押さえている。これは、この段階のモールド樹脂20は充分に硬化しておらずフレーム保持部5aで押さえると損傷等が生じてしまうからである。
続いて、除去チップ5bを上記付勢部によりリードフレーム2の長辺に押し当てた状態で、除去チップ支持部5cをリードフレーム2の長辺に沿って往復運動(スクレープ動作)させる。これにより、リードフレーム2の片側長辺に付着した樹脂バリを除去する(図11の工程103)。
このように、本実施の形態においては、キュアベーク処理工程前に、リードフレーム2の樹脂バリを除去する。すなわち、樹脂が充分に硬化していない段階で樹脂バリを除去するので、樹脂バリを容易に除去することができる。
また、本実施の形態においては、1枚のリードフレーム2毎に樹脂バリを除去する。すなわち、樹脂バリ除去工程において、複数枚のリードフレーム2をその厚さ方向に重ねるようなことがないので、モールド樹脂20に損傷等を生じさせることなく、樹脂バリを良好に除去することができる。
しかも、1枚のリードフレーム2毎に樹脂バリを除去することにより、複数枚のリードフレーム2の樹脂バリを一括して除去する場合に比べて樹脂バリの除去ムラを低減または無くすことができる。したがって、各々のリードフレーム2の樹脂バリを良好に除去することができる。
その後、樹脂バリ除去後のリードフレーム2を1枚ずつ搬送路6に自動的、かつ、連続的に搬送し、その搬送路6を通じて、図1のキュアベーク処理部7に自動的、かつ、連続的に搬送する。ここで、本実施の形態においては、リードフレーム2の樹脂バリが既に除去されているので、樹脂バリが搬送路6上に落ちて異物になることもないし、落ちた樹脂バリが他のリードフレーム2に再付着するようなこともない。したがって、半導体装置の歩留まりや信頼性を向上させることができる。
次いで、搬送路6を通じてフレーム搬入搬出部16(図1参照)に送られてくるリードフレーム2をモールド処理工程時の処理単位に合わせて2枚ずつ搬送アーム16a(図9および図10参照)により取り上げて、キュアベーク処理炉15内のフレーム保持部15eに自動的に収容する。
この時、搬送路6を通じて送られてくるリードフレーム2のタイミングに応じて、キュアベーク処理炉15内の回転ベルト15fを回転させ、空のフレーム保持部15eをフレーム搬入搬出部16に連続的に移動させる。これにより、フレーム搬入搬出部16に送られてきたリードフレーム2を可能な限り途切れることなく連続的にキュアベーク処理炉15内に搬入することができる。
キュアベーク処理炉15では、複数のフレーム保持部15eの各々に収容されたリードフレーム2を回転ベルト15fの回転動作により回転移動させた状態で、複数のリードフレーム2のモールド樹脂20に対して熱処理を施す。これにより、モールド樹脂20を充分硬化させる。なお、熱処理温度は、例えば175℃程度である(図11の工程104)。
ここで、本実施の形態においては、リードフレーム2の樹脂バリが既に除去されているので、キュアベーク処理炉15の第1室15b内で、その樹脂バリが剥離して飛散することもない。したがって、半導体装置の歩留まりや信頼性を向上させることができる。
その後、フレーム保持部15e内のキュアベーク処理終了後のリードフレーム2を2枚ずつ搬送アーム16a(図9および図10参照)により取り上げて、搬送路6に載せ、アンローダ部17に自動的に搬送し、半導体製造装置1の外部に搬出する。
このように本実施の形態によれば、モールド処理工程102、樹脂バリ除去処理工程103およびキュアベーク処理工程104を順に可能な限り途切れることなく連続的に一貫して行うことができる。キュアベーク処理をバッチ式で行う場合、キュアベーク処理前に停滞が生じ、全体的な製造工程の短縮を阻害する。これに対して、本実施の形態では、例えば2枚または1枚のリードフレーム2を、モールド処理工程102、樹脂バリ除去処理工程103およびキュアベーク処理工程104に渡って、可能な限り途切れることなく連続的に流すことができる。このため、工程間の停滞を低減または無くすことができるので、半導体装置の製造時間を短縮することができる。
次いで、リードフレーム2の露出表面に半田や錫等のような金属膜をメッキ法により形成した後(図11の工程105)、リードフレーム2の所定箇所を切断する(図11の工程106)。
図22は上記のようにして製造された半導体装置25の全体斜視図、図23は図22の半導体装置25の要部断面図を示している。ここでは、例えばQFN(Quad Flat Non-leaded package)型の半導体装置25が例示されている。モールド樹脂20の四側面および裏面からは複数のリード2bの一部(電極)が露出されている。リード2bの露出表面(切断面を除く)には、上記した半田または錫等のような金属膜26がメッキ法により形成されている。なお、符号の27は上記接着材、符号のBPは上記ボンディングパッドを示している。
ただし、パッケージ構造はQFN型に限定されるものではなく種々変更可能であり、QFP(Quad Flat Package)型またはSOP(Small Outline Package)型でも良い。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば本実施の形態の半導体装置の製造方法は、配線基板上に搭載された複数の半導体チップをモールド樹脂により一括してモールドした後、半導体チップ毎に配線基板およびモールド樹脂を切断して複数の半導体装置を製造する方法にも適用できる。
図24は上記配線基板(チップ搭載部材)28の全体平面図の一例を示している。配線基板28は、例えばガラスエポキシ系の樹脂を絶縁基材とするプリント配線基板からなり、その主面上には複数の半導体チップ21がバンプ電極を介して搭載されている。
図25は上記配線基板28をモールド金型部12に配置した場合の金型の平面図の一例を示している。図25では、図面を見易くするため配線基板28上の半導体チップ21を省略している。また、ここでは、下金型12aの中央(左右の配線基板の配置領域の間)に複数のポット12a2が配置され、上金型12bにランナ12b4が形成されている場合が例示されている。
図26はモールド処理時の金型の平面図を示している。この場合もポット12a2から供給された樹脂がランナ12b4を通じてキャビティに注入される途中において配線基板28の外周(片側長辺)と交差するところ(部分A)に樹脂バリが付着する。
そこで、この場合も、配線基板28を上記半導体製造装置1に搬入し、前記実施の形態と同様に、モールド処理(図11の工程102)、樹脂バリ除去処理(図11の工程103)およびキュアベーク処理(図11の工程104)を連続的に順に施す。すなわち、モールド処理部3にてモールド処理を施した後、樹脂バリ除去処理部5にて配線基板28の片側長辺に付着した樹脂バリを除去し、その後、搬送路6を通じてキュアベーク処理部7に搬送して、キュアベーク処理炉15内にて配線基板28上のモールド樹脂28に対してキュアベーク処理を施す。
これにより、前記実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、モールド処理工程102、樹脂バリ除去処理工程103およびキュアベーク処理工程104において、配線基板28を上記リードフレーム2と同様に、例えば2枚または1枚ずつ可能な限り途切れることなく連続的に流すことにより、前記実施の形態と同様に、半導体装置の製造時間を短縮することができる。
図27はキュアベーク処理工程後の配線基板28の平面図、図28は図27の配線基板28の側面図を示している。配線基板28上の複数の半導体チップ21は1つのモールド樹脂20によってモールドされている。この後は、半導体チップ21毎に配線基板28およびモールド樹脂20を切断して複数の半導体装置を製造する。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である半導体装置の製造方法に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく種々適用可能であり、例えばセンサ、マイクロマシンまたは液晶装置の製造方法にも適用できる。
本発明は、半導体装置の製造業に適用できる。
本発明の一実施の形態である半導体製造装置の構成例の説明図である。 図1の半導体製造装置のモールド金型部の平面図である。 図2のX1−X1の断面図である。 図1の樹脂バリ除去処理部の平面図である。 図1の樹脂バリ除去処理部の側面図である。 樹脂バリ除去処理時の除去チップの動作説明図である。 キュアベーク処理炉の正面側の断面図である。 キュアベーク処理炉の側面側の断面図である。 図8の領域Dの平面図である。 図8の領域Dの側面図である。 本実施の形態の半導体装置の製造工程のフロー図である。 図11のチップ実装工程後のリードフレームの要部断面図である。 図11のワイヤボンディング工程後のリードフレームの要部断面図である。 図11のモールド工程中のリードフレームの要部断面図である。 図14に続くモールド工程中のリードフレームの要部断面図である。 図15に続くモールド工程中のリードフレームの要部断面図である。 図11のモールド工程後のリードフレームの要部断面図である。 図11のモールド工程後のリードフレームの全体平面図である。 図18のリードフレームの側面図である。 図11の樹脂バリ除去処理工程時の樹脂バリ除去処理部の平面図である。 図20の樹脂バリ除去処理部の拡大側面図である。 本実施の形態の半導体装置の製造方法により製造された半導体装置の全体斜視図である。 図22の半導体装置の要部断面図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程における配線基板の全体平面図である。 図24の配線基板をモールド金型部に配置した場合の金型の平面図である。 モールド処理時の金型の平面図である。 キュアベーク処理工程後の配線基板の平面図である。 図27の配線基板の側面図である。 封止金型の平面図である。 図29の封止金型の部分断面図である。
符号の説明
1 半導体製造装置
2 リードフレーム(チップ搭載部材)
2a チップ搭載部
2b リード
3 モールド処理部(封止処理部)
4 回転テーブル
5 樹脂バリ除去処理部
5a リードフレーム保持部(保持部)
5b 除去チップ(除去部)
5c 除去チップ支持部
5d スライダライン
5e 集塵ダクト
6 搬送路
7 キュアベーク処理部(熱処理部)
10 ローダ部
11 リードフレーム整列部
12 モールド金型部
12a 下金型
12a1 ランナ
12a2 ポット
12b 上金型
12b1 ポット
12b2 プランジャ
12b3 上型キャビティ
12b4 ランナ
13 カルブレイク部
15 キュアベーク処理炉
15a 外壁
15b 第1室
15c 第2室
15d 分離壁
15e リードフレーム保持部
15f 回転ベルト(支持部)
15g 補助ベルト
15h 温度センサ
15i モータ
15j ヒータ(熱源)
15k ファン(気流発生部)
15m フィルタ
15n モータ
15p ダクト
16 リードフレーム搬入搬出部
16a 搬送アーム
17 アンローダ部
20 モールド樹脂
21 半導体チップ
22 ボンディングワイヤ
25 半導体装置
26 金属膜
27 接着材
28 配線基板(チップ搭載部材)
200 封止金型
201 ポット
202 樹脂
203 ランナ
BP ボンディングパッド

Claims (21)

  1. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有するリードフレームの一部および前記リードフレームの第1主面に搭載された半導体チップを樹脂により封止する工程、
    (b)前記(a)工程の後、前記リードフレームに付着する樹脂バリを除去する工程、
    (c)前記(b)工程の後、前記(a)工程により形成された封止樹脂に対して熱処理を施す工程を有し、
    前記(a)工程、前記(b)工程および前記(c)工程を一貫して行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記樹脂バリは前記リードフレームの外周に付着したものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(b)工程においては、1枚のリードフレーム毎に前記樹脂バリを除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程のリードフレームを前記(b)工程の樹脂バリ除去工程に連続的に搬送し、前記(b)工程の樹脂バリ除去工程後のリードフレームを前記(c)工程の熱処理工程に連続的に搬送することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程においては、前記リードフレームを1枚ずつまたは2枚ずつ熱処理部に搬入することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程においては、前記リードフレームを、前記(a)工程での封止処理枚数に合わせて熱処理部に搬入することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有するリードフレームの一部および前記リードフレームの第1主面に搭載された半導体チップを樹脂により封止する工程、
    (b)前記(a)工程の後、前記リードフレームに付着する樹脂バリを除去する工程、
    (c)前記(b)工程の後、前記(a)工程により形成された封止樹脂に対して熱処理を施す工程を有し、
    前記(a)工程、前記(b)工程および前記(c)工程は、半導体製造装置において一貫して行うものであり、
    前記半導体製造装置は、
    前記(a)工程を行う封止処理部と、
    前記封止処理部の後段に設置され、前記(b)工程を行う樹脂バリ除去処理部と、
    前記樹脂バリ除去処理部の後段に設置され、前記(c)工程を行う熱処理部と、
    前記樹脂バリ除去処理部および前記熱処理部の間に設置され、樹脂バリ除去工程後のリードフレームを前記熱処理部まで自動的に搬送する搬送部とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記樹脂バリは前記リードフレームの外周に付着したものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記(b)工程においては、1枚のリードフレーム毎に前記樹脂バリを除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程のリードフレームを前記(b)工程の樹脂バリ除去工程に連続的に搬送し、前記(b)工程の樹脂バリ除去工程後のリードフレームを前記搬送路を通じて前記(c)工程の熱処理工程に連続的に搬送することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程においては、前記リードフレームを1枚ずつまたは2枚ずつ熱処理部に搬入することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程においては、前記リードフレームを、前記(a)工程での封止処理枚数に合わせて熱処理部に搬入することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    前記熱処理部は、前記樹脂バリ除去工程後の複数枚のリードフレームを収容可能な構成とされており、
    前記(c)工程においては、前記熱処理部に搬入された複数枚のリードフレームの封止樹脂に対して熱処理を施すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(c)工程においては、前記熱処理部に搬入された複数枚のリードフレームを、前記熱処理部の設置面に対して交差する面内に回転移動させた状態で、前記複数のリードフレームの封止樹脂に対して熱処理を施すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有するリードフレームの一部および前記リードフレームの第1主面に搭載された半導体チップを樹脂により封止する封止処理部と、
    (b)前記封止処理部の後段に設置され、前記リードフレームに付着する樹脂バリを除去する樹脂バリ除去処理部と、
    (c)前記樹脂バリ除去処理部の後段に設置され、前記封止処理部により形成された封止樹脂に対して熱処理を施す熱処理部と、
    (d)前記樹脂バリ除去処理部および前記熱処理部の間に設置され、樹脂バリ除去工程後のリードフレームを前記熱処理部まで自動的に搬送する搬送部とを備えていることを特徴とする半導体製造装置。
  16. 請求項15記載の半導体製造装置において、
    前記樹脂バリ除去処理部は、
    前記リードフレームの第1主面および第2主面に接触した状態で前記リードフレームを挟み込むように保持する保持部と、
    前記リードフレームの外周の樹脂バリを除去する除去部と、
    前記除去部が前記リードフレームの外周に押し当たるように付勢する付勢部と、
    前記除去部を前記リードフレームの外周に押し当てた状態で前記リードフレームの外周に沿って往復運動させる駆動部とを有することを特徴とする半導体製造装置。
  17. 請求項15記載の半導体製造装置において、
    前記熱処理部は、
    前記複数枚のリードフレームを保持する複数のリードフレーム保持部と、
    前記複数のリードフレーム保持部を支持する支持部と、
    前記複数のリードフレーム保持部を、前記熱処理部の設置面に対して交差する面内に沿って回転移動させる駆動部と、
    前記複数枚のリードフレームの封止樹脂に対して熱処理を施すための熱源とを有することを特徴とする半導体製造装置。
  18. 請求項17記載の半導体製造装置において、
    前記熱処理部は、前記複数枚のリードフレームの第1主面および第2主面に沿って気流を生じさせる気流発生部を有することを特徴とする半導体製造装置。
  19. 請求項15記載の半導体製造装置において、前記搬送部は、前記樹脂バリ除去工程後のリードフレームを前記熱処理部まで連続的に搬送する構成を有することを特徴とする半導体製造装置。
  20. 請求項15記載の半導体製造装置において、前記搬送部は、前記樹脂バリ除去工程後のリードフレームを前記熱処理部に搬入するタイミングを調整する構成を有することを特徴とする半導体製造装置。
  21. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有するチップ搭載部材の一部および前記チップ搭載部材の第1主面に搭載された半導体チップを樹脂により封止する工程、
    (b)前記(a)工程の後、前記チップ搭載部材に付着する樹脂バリを除去する工程、
    (c)前記(b)工程の後、前記(a)工程により形成された封止樹脂に対して熱処理を施す工程を有し、
    前記(a)工程、前記(b)工程および前記(c)工程を一貫して行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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