JP2008041654A - 車両用スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、車両衝突時等の衝撃吸収機能を確実に作用させることのできる車両用スイッチを提供する。
【解決手段】スイッチ素子10と、スイッチ素子10を囲むベース20と、ベース20とスイッチ素子10とを覆うとともにスイッチ素子10と一体に動作するホルダー40と、ホルダー40に支持されてホルダー40と一体に動作する操作ノブ50とを設けるとともに、ホルダー40に、スイッチ素子10に連結されるとともにベース20と当接する内側部41と、内側部41の周囲に設けられて操作ノブ50に連結される外側部42と、内側部41と外側部42とを連結する破断部43とを設け、破断部43を、操作ノブ50に所定以上の押圧荷重が加えられると、内側部41のうちベース20と当接する部分とホルダー40の外側部42との間に作用する剪断力によって、破断する形状とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用パネルに設けられる車両用スイッチであって、当該車両用スイッチに所定の押圧荷重が加えられた際に、前記車両用パネルの表側に突出する部分がこの車両用パネルの裏側方向に後退することのできる車両用スイッチに関する。
自動車等の車両には、一般的に、空調装置やオーディオといった多数の車載機器が搭載されるとともに、これらの機器を操作するための多数の車両用スイッチがインストゥルメントパネルといった車両用パネルに設けられている。そして、これらの車両用スイッチには、操作性の面からその一部が前記車両用パネルの表側に突出しているものがある。ここで、この車両用パネルの表側に突出する車両用スイッチに関しては、車両の衝突時等に搭乗者が前記車両用スイッチの突出部分に接触した場合であっても、この突出部分が後退することによってその衝撃が緩和されるような工夫がなされたものが開発されている。具体的には、車両用スイッチに所定以上の押圧荷重が付与された場合に、その突出部分が車両用パネルの裏側方向に後退できるようにしたものがある。
前記のような車両用スイッチとしては、例えば特許文献1には、撓みリブやバネ部材を用いて衝撃を吸収するよう構成されたロータリスイッチが開示されている。
このロータリスイッチは、特許文献1の図2にあるように、インストゥルメントパネルの表側に突出した操作ノブと、インストゥルメントパネルの裏側に設けられたスイッチ素子部とを有し、前記操作ノブとスイッチ素子部とが協働して回転することによってスイッチ素子部の下方に設けられた接点の接触状態を変化させて信号を出力するようになっている。
ここで、前記操作ノブは、当該操作ノブまたはスイッチ素子部に取り付けられた切り欠きを有する撓みリブによってスイッチ素子部に支持されており、この撓みリブは、操作ノブに加えられた押圧荷重が所定値以上となるとインストゥルメントパネルの裏側に向けて押し潰されるように構成されている。従って、操作ノブに所定以上の押圧荷重が加えられると、撓みリブが押し潰されるので、撓みリブにより支持されていた操作ノブをインストゥルメントパネルの裏側に向けて移動させることができる。
また、前記特許文献1には、このような車両用スイッチの他の例として、前記撓みリブの代わりにバネ部材を用いたロータリスイッチが示されている。このバネ部材は、スイッチ素子部から外側に張り出した板バネからなり、表側から加えられる押圧荷重に応じてインストゥルメントパネルの裏側に向けて変位するよう構成されている。そして、前記操作ノブはこのバネ部材の表側に載置されているので、操作ノブに加えられる押圧荷重が所定以上となりバネ部材の変位量が大きくなれば、操作ノブはこのバネ部材から滑り落ちる。すなわち、操作ノブはインストゥルメントパネルの裏側に向けて後退することが可能になる。
特開2001−189116号公報
前記のような従来の車両用スイッチでは、車両用スイッチに押圧荷重が加えられたとしても上手く作動しない場合があり、衝撃を十分に吸収できないという問題がある。
例えば、前記のようなロータリスイッチにおいて撓みリブを用いた場合では、前記押圧荷重が押し潰し方向に加えられれば、前記撓みリブを十分に押し潰すことができるが、この押圧荷重が撓みリブに対して斜め方向から加えられると、撓みリブは十分に押し潰されず、回転ノブはうまくインストゥルメントパネルの裏側方向に後退できなくなる。すなわち、車両衝突時等の衝撃を十分に吸収できなくなる。
また、前記ロータリスイッチにおいてバネ部材を用いた場合であっても、前記押圧荷重が、バネ部材がインストゥルメントパネルの裏側に変位するように加えられなければ、回転ノブをうまくインストゥルメントパネルの裏側方向に後退させることが困難になる。さらに、バネ部材を用いた場合では、操作ノブに加えられる押圧荷重に応じて、操作ノブの位置もその押圧方向に変位してしまう。すなわち、スイッチ操作時の操作力によっても操作ノブの位置が変化するので、操作性が悪くなるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、操作性を確保しつつ車両衝突時等の衝撃吸収機能を確実に作用させることのできる車両用スイッチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、車両に搭載される車両用パネルの裏側に設けられる回路基板上に設置される車両用スイッチにおいて、前記回路基板上に設けられて前記車両用パネルの表側に向けて突出するスイッチ素子と、前記回路基板上に、前記スイッチ素子を囲むように設けられたベースと、当該ベースと前記スイッチ素子とを表側から覆うとともに、当該スイッチ素子に連結されて当該スイッチ素子と一体に動作するホルダーと、当該ホルダーに連結されることによって当該ホルダーの表側に支持されるとともに、当該ホルダーと一体に動作する操作ノブとを備え、前記ホルダーが、前記スイッチ素子に連結されるとともに前記ベースと当接する内側部と、当該内側部の周囲に設けられて前記操作ノブに連結される外側部と、前記内側部と外側部との間に設けられて当該内側部と外側部とを連結する破断部とを有し、当該破断部が、前記操作ノブに所定以上の押圧荷重が加えられることにより、前記内側部のうち前記ベースと当接する部分と前記ホルダーの外側部との間に作用する剪断力によって、破断する形状を有するとともに、当該破断部が破断することで、前記ホルダーの外側部に連結される前記操作ノブが前記車両用パネルの裏側方向に後退することを特徴とする車両用スイッチを提供する。
このような構成によれば、ホルダーの外側部がその表側において前記操作ノブに連結され、ホルダーの内側部がその裏側においてスイッチ素子に連結されるとともに前記ベースと当接するので、操作ノブに押圧荷重が加えられると、ホルダーの内側部と外側部との間に設けられた破断部に剪断力が作用する。そして、操作ノブおよびホルダーの外側部は前記破断部を介してホルダーの内側部に連結されているので、前記押圧荷重が所定以上となり、前記剪断力によって破断部が破断すれば、ホルダーの外側部と操作ノブとはホルダーの内側部から前記車両用パネルの裏側に向けて脱落する。従って、衝突事故時等に、この車両用パネルより表側に突出する操作ノブを車両用パネルの裏側方向に後退させることができるので、搭乗者がこの操作ノブによって損傷を受けるのを抑止することができる。
そして、本構成によれば、ベースによるホルダーの内側部の支持と、操作ノブからホルダーの外側部にかかる押圧荷重とによって、破断部に確実に剪断力を作用させることができ、この剪断力により破断部を破断させることができる。従って、従来の撓みリブの押し潰しやバネ部材の変位を利用する場合と異なり、斜め方向から押圧荷重が加えられる場合の作動確実性を高めることができる。
また、前記ホルダーの内側部がその裏側において前記ベースと当接しており、この当接する部分を支点として、前記破断部に前記剪断力を作用させることができるので、ホルダーの外側部およびこれに連結される操作ノブが前記車両用パネルの裏側に向けて過剰に変位するのを抑制しつつ、破断部を破断させることができる。従って、操作ノブの変位に伴うスイッチの操作性の悪化を抑止することができる。
さらに、本構成では、操作ノブおよびホルダーの外側部が車両用パネルの裏側方向に後退するだけであるので、車両用スイッチを脱落させるためのスペースを新たに確保する必要がなく、省スペース化にも有利となる。
また本発明において、前記ホルダーの外側部と内側部と破断部とが全て一体に形成されるのが好ましい。
このような構成によれば、部品点数を低減できるのでコスト面で有利になるとともに、車両用スイッチの組み立てが容易になる。
前記破断部の形状としては、特に限定するものではないが、前記ホルダーの内側部および外側部よりも肉厚が小さいものが好ましい。また、前記破断部は、その周方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数の連結部からなり、これらの連結部によってのみ、前記ホルダーの外側部と内側部とが連結されるのが好ましい。
このような構成によれば、簡単な構成で破断部の断面積を削減でき、破断部を破断しやすくさせることができる。
また本発明の車両用スイッチは、前記スイッチ素子が、前記回路基板に固定される本体部と、当該本体部に対して前記回路基板の法線方向の軸周りに相対回転する操作部とを有するとともに、前記ホルダーの内側部が前記操作部に連結され、前記操作ノブの回転操作に応じて、前記ホルダーの内側部および外側部と前記操作部とが一体に回転するロータリスイッチとして使用することができる。
このような構成によれば、破断部が破断する前は、操作ノブが連結されるホルダーの外側部と、前記スイッチ素子の操作部が連結されるホルダーの内側部とが一体に回転できるので、操作ノブの回転操作を確実に前記操作部に伝えることができる。一方、押圧荷重が加えられると、前記のように破断部が破断するので、ロータリスイッチの操作性を確保しつつ前記衝撃を吸収することができる。
また本発明において、前記ベースは、前記ホルダーの内側部と係合して、当該ホルダーをその回転方向に案内する案内部を有するのが好ましい。
このような構成によれば、前記ホルダーおよび操作ノブの回転動作が安定して操作性が向上する。
以上のように、本発明によれば、簡単な構成で、車両衝突時等の衝撃を吸収可能な車両用スイッチを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、本発明に係る車両用スイッチ1(以下、単にスイッチ1と呼ぶ)の一例として、インストゥルメントパネルに設けられるロータリスイッチについて説明する。
図1は、本実施形態に係るスイッチ1の取り付け状態を示したものである。この図にあるように、スイッチ1はインストゥルメントパネル(車両用パネル)100の一部に取り付けられており、その操作ノブ50が、操作しやすいようにインストゥルメントパネル100から表側に突出している。スイッチ1の側面図および断面図を図2および図6に、スイッチ1の分解斜視図を図3および図4に示す。
スイッチ1は、回路基板110上に設けられて、スイッチ素子10とベース20とDスプリング30とホルダー40と操作ノブ50とを備えたロータリスイッチである。回路基板110は、インストゥルメントパネル100の裏側に固定されたプリント基板であり、スイッチ素子10およびベース20がこの回路基板110上に固定されている。
スイッチ素子10は、回路基板110からインストゥルメントパネル100の表側に向けて突出するロータリスイッチ素子であって、回路基板110に固定される本体部11と、この本体部11に対して、回路基板110の法線方向の軸周りに相対回転する操作部12とを有しており、この操作部12が回転することで出力が変化するものである。
ベース20は、スイッチ素子10を囲むように回路基板110上に固定される円筒状の部品であり、その中央部分にスイッチ素子10を挿通可能な挿通孔21を有している。また、このベース20の表側面にはその外周に沿って案内溝22(案内部)が形成されている。
Dスプリング30は、スイッチ素子10の操作部12の先端に取り付けられる板ばねであり、この操作部12とホルダー40とを嵌合する上で、その嵌合力を高めるために設けられている。
ホルダー40は、スイッチ素子10とベース20とを表側から覆うような形状を有しており、スイッチ素子10に連結されるとともにベース20と当接する内側部41と、この内側部41の周囲に設けられる外側部42と、内側部41と外側部42とを連結する破断部43とにより構成されており、この内側部41と外側部42と破断部43とは全て一体に形成されている。ホルダー40の斜視図を図5に示す。
内側部41の中央付近には表側に向かって突出する筒状の嵌合部41aが設けられており、スイッチ素子10の操作部12がこの嵌合部41aに挿入される。そして、操作部12とこの嵌合部41aとが前記Dスプリング30を介して嵌合することにより、スイッチ素子10の操作部12とホルダー40全体とが一体に回転するように連結される。また、内側部41の裏側面には、前記ベース20の案内溝22と係合可能な摺動突起41bがその全周に亘って設けられており、この摺動突起41bが前記案内溝22上を回転方向に摺動することで、ホルダー40とスイッチ素子10とがその軸回りに容易に回転できるようになっている。さらに、内側部41には、嵌合部41aから、後述する破断部43の連結部43aに向けて略三角形状の補助板41cが設けられており、内側部41の剛性を高めている。
図5に示すように、破断部43は、その周方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数の連結部43aからなっている。これらの連結部43aは、前記補助板41cの一端から外側部42に向けて延びる肉厚の薄いリブ状をなしている。すなわち、内側部41や外側部42に比べて剪断方向に破断しやすい形状を有している。本実施形態では、図5にあるように、連結部43aを等間隔で3つ設けて安定性を図っている。また、前記内側部41と外側部42とはこの連結部43aによってのみ連結されている。
外側部42は、操作ノブ50を係止するための複数の係止孔42aを有し、これらの係止孔42aは周方向に並ぶ位置に設けられている。これらの係止孔42aと破断部43との間には全周に亘って表側に突出する立壁部42bが設けられている。この立壁部42bは外側部42の剛性を高めるとともに、操作ノブ50をこの立壁部42bに沿って取り付けることでその取り付けを容易にするよう構成されている。
操作ノブ50は、ホルダー40の内側部41および破断部43等を外側から囲む外壁52と、この外壁52の表側面を覆う蓋部53とからなり、この外壁52と蓋部53とは一体に形成されている。また、この外壁52はホルダー40の外側部42の表側に設けられており、前記外側部42の係止孔42aと対応する位置に係止突起51が設けられている。そして、この係止突起51が前記係止孔42aに嵌め込まれることによって、操作ノブ50が外側部42に支持されるとともに、操作ノブ50とホルダー40とが一体に回転する状態となる。
以上のように、操作ノブ50はホルダー40の外側部42に係止され、このホルダー40の外側部42は破断部43によってホルダー40の内側部41に連結され、このホルダー40の内側部41はスイッチ素子10の操作部12と嵌合しているので、操作ノブ50を回転操作すると、この操作ノブ50と一体にスイッチ素子10の操作部12が回転する。
特に、ベース20上に案内溝22を形成するとともに、ホルダー40の内側部41にこの案内溝22と係合する摺動突起41bを設け、摺動突起41bを案内溝22上を摺動させることで、操作ノブ50を安定して回転動作させることができる。
次に、前記操作ノブ50に表側から押圧荷重が加えられたときの本スイッチ1の作用を説明する。
操作ノブ50はホルダー40の外側部42に係止され、当該外側部42に支持されるとともに、この外側部42は破断部43および内側部41と一体に形成されているので、操作ノブ50に加えられた押圧荷重は外側部42を介してホルダー40全体に作用する。一方、内側部41は、摺動突起41bとベース20の案内溝22とが係合しており、このベース20により裏側から支持されているので、前記ホルダー40に作用した押圧荷重は、内側部41と外側部42との間に剪断力として作用することになる。
ここで、内側部41と外側部42との間には破断部43が設けられているが、この破断部43は前記のように内側部41や外側部42に比べて剛性が小さい。従って、所定以上の押圧荷重が加えられて前記剪断力が所定以上となると、この破断部43は図7に示すように破断する。そして、破断部43が破断すると、図8に示すように、この破断部43により内側部41に連結されていた外側部42は支持を失うので、内側部41からインストゥルメントパネル100の裏側へと脱落する。また、この外側部42に係止されていた操作ノブ50も同様にインストゥルメントパネル100の裏側に後退するので、スイッチ1のインストゥルメントパネル100からの突出量が減少する。
外側部42および操作ノブ50は、外側部42と操作ノブ50のどちらかが回路基板110と当接するまで、あるいは、操作ノブ50がホルダー40と当接するまで裏側に後退していくが、この後退する量は、操作ノブ50の大きさ等を調整し、操作ノブ50のインストゥルメントパネル100からの突出量に応じて適宜設定すればよい。本実施形態では、回路基板110からホルダー40の先端までの距離と、外側部42の裏側端面から操作ノブ50の先端までの距離とをほぼ同等にするとともに、操作ノブ50の外壁52の径をホルダー40の内側部41の径よりも大きくしているので、操作ノブ50は、内側部41やベース20やスイッチ素子10とをその外壁52の内側に収容しつつ、操作ノブの蓋部53がホルダー40の内側部41と当接するとともにホルダー40の外側部42の裏側端面が回路基板110に当接するまでインストゥルメントパネル100の裏側方向に後退することができる。
また、本スイッチ1では、操作ノブ50とホルダー40の外側部42とが連結されており、操作ノブ50に加えられた押圧荷重を外側部42に確実に伝え、さらにこの押圧荷重による剪断力を破断部43に確実に作用させることができるので、前記押圧荷重が斜め方向から加えられた場合であっても、破断部43を破断させることができ、スイッチ1のインストゥルメントパネル100からの突出量を減少させることができる。
以上のように、本発明によればホルダー40に内側部41と外側部42と破断部43とを設け、ベース20によって内側部41を裏側から支持するとともに、外側部42と操作ノブ50とを連結することで、操作ノブ50に加えられた押圧荷重を、内側部41と外側部42とを連結する破断部43に剪断力として作用させることができる。そして、破断部43の剛性を相対的に小さくすることでこの破断部43を破断させ、外側部42と操作ノブ50とを内側部41からインストゥルメントパネル100の裏側へ脱落させることができる。すなわち、衝突事故時等に、スイッチ1に衝撃荷重が加えられたとしても、スイッチ1のインストゥルメントパネル100からの突出量を減少させることで搭乗者等が損傷を受けるのを抑止することができる。特に、前記荷重が斜め方向から加えられた場合の作動確実性を高めることができる。
特に、破断部43の肉厚を内側部41や外側部42よりも薄くし、あるいは、破断部43を所定の間隔をおいて並ぶ連結部43aで構成して、破断部43の断面積を小さくしているので、破断部43の剛性を小さくして、破断部43を破断しやすくさせることができる。また、前記のように、内側部41に補助板41cを設け、外側部42に立壁部42bを設ければ、内側部41と外側部42の剛性を高め、破断部43の剛性を相対的に小さくすることができる。
また、前記のように内側部41と外側部42と破断部43とを一体に形成しておけば、押圧荷重をホルダー40全体に作用させることができるとともに、破断部43の形状を容易に設計することができる。すなわち、一体に形成されたものであれば、破断部43の肉厚を薄くするだけでも、破断部43の剛性を小さくすることができる。
また、ホルダー40の内側部41がその裏側においてベース20に支持されているので、ホルダーの外側部42がインストゥルメントパネル100の裏側に向けて過剰に変位するのを抑止しつつ、破断部43を破断させることができ、操作ノブ50およびホルダー40の外側部42の変位に伴うスイッチ1の操作性の悪化を抑止することができる。
また、本発明によれば、前記実施形態のようにスイッチ1がロータリスイッチであっても、ホルダーの内側部41をベース20上で回転させることでロータリスイッチの回転動作を実現するとともに、押圧荷重が加えられた際には、外側部42および操作ノブ50を脱落させることでスイッチ1の突出量の減少を実現することができる。
さらに、前記のように、操作ノブ50およびホルダー40の外側部42を回路基板110側に後退させるようにしておけば、スイッチ1の突出量を減少させるために新たにスペースを確保する必要がなく、省スペース化にも有利となる。
ここで、前記実施形態では、スイッチ1をロータリスイッチとして用いた場合について示したが、これに限らずプッシュ式スイッチ等であってもよい。
また、前記実施形態では、ベース20の案内溝22とホルダー40の内側部41の摺動突起41bとが係合し、ベース20とホルダー40の内側部41とが常に当接している場合について示したが、押圧荷重が加えられた際にだけ当接するものであってもよい。
また、破断部43の形状は、前述のように破断しやすい形状であればよく、例えば肉厚の薄い板材が全周に亘って設けられているものでもよい。また破断部43の連結部43aの設置位置および個数は適宜設定可能である。
本発明に係る車両用スイッチの取り付け状態を示す斜視図である。 本発明に係る車両用スイッチの側面図である。 本発明に係る車両用スイッチの表側からの分解斜視図である。 本発明に係る車両用スイッチの裏側からの分解斜視図である。 本発明に係る車両用スイッチのホルダーの斜視図である。 本発明に係る車両用スイッチの断面図である。 本発明に係る車両用スイッチの破断部が破断した時の斜視図である。 本発明に係る車両用スイッチの破断部が破断した時の断面図である。
符号の説明
1 スイッチ(車両用スイッチ)
10 スイッチ素子
11 本体部
12 操作部
20 ベース
22 案内溝(案内部)
40 ホルダー
41 内側部
41b 摺動突起
42 外側部
43 破断部
43a 連結部
50 操作ノブ
100 インストゥルメントパネル(車両用パネル)
110 回路基板

Claims (6)

  1. 車両に搭載される車両用パネルの裏側に設けられる回路基板上に設置される車両用スイッチにおいて、
    前記回路基板上に設けられて前記車両用パネルの表側に向けて突出するスイッチ素子と、
    前記回路基板上に、前記スイッチ素子を囲むように設けられたベースと、
    当該ベースと前記スイッチ素子とを表側から覆うとともに、当該スイッチ素子に連結されて当該スイッチ素子と一体に動作するホルダーと、
    当該ホルダーに連結されることによって当該ホルダーの表側に支持されるとともに、当該ホルダーと一体に動作する操作ノブとを備え、
    前記ホルダーが、前記スイッチ素子に連結されるとともに前記ベースと当接する内側部と、当該内側部の周囲に設けられて前記操作ノブに連結される外側部と、前記内側部と外側部との間に設けられて当該内側部と外側部とを連結する破断部とを有し、
    当該破断部が、前記操作ノブに所定以上の押圧荷重が加えられることにより、前記内側部のうち前記ベースと当接する部分と前記ホルダーの外側部との間に作用する剪断力によって、破断する形状を有するとともに、
    当該破断部が破断することで、前記ホルダーの外側部に連結される前記操作ノブが前記車両用パネルの裏側方向に後退することを特徴とする車両用スイッチ。
  2. 請求項1に記載の車両用スイッチであって、
    前記ホルダーの外側部と内側部と破断部とが全て一体に形成されることを特徴とする車両用スイッチ。
  3. 請求項1または2に記載の車両用スイッチであって、
    前記破断部の肉厚が、前記ホルダーの内側部および外側部の肉厚よりも薄いことを特徴とする車両用スイッチ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用スイッチであって、
    前記破断部は、その周方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数の連結部からなり、
    これらの連結部によってのみ、前記ホルダーの外側部と内側部とが連結されることを特徴とする車両用スイッチ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用スイッチであって、
    当該車両用スイッチはロータリスイッチであり、
    前記スイッチ素子は、前記回路基板に固定される本体部と、当該本体部に対して前記回路基板の法線方向の軸周りに相対回転する操作部とを有し、
    前記ホルダーの内側部は、前記操作部に連結されており、
    前記操作ノブの回転操作に応じて、前記ホルダーの内側部および外側部と前記操作部とが一体に回転することを特徴とする車両用スイッチ。
  6. 請求項5に記載の車両用スイッチであって、
    前記ベースは、前記ホルダーの内側部と係合して、当該ホルダーをその回転方向に案内する案内部を有することを特徴とする車両用スイッチ。
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