JP2008041542A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用前照灯では、光源からの光であってリフレクタの反射面からの反射光を有効利用していない。
【解決手段】配光パターンLP3の手前側の部分P1を主に形成する第2反射面12のエリア14に、配光パターンLP3の手前側の部分P1以外の部分P3、P4を形成する第1補助反射面16、第2補助反射面17を設ける。また、配光パターンLP3の下水平カットオフラインCL3付近の部分P2を主に形成する第1反射面11のエリア15に、配光パターンLP3の下水平カットオフラインCL3付近の部分P2以外の部分P4を形成する第3補助反射面18を設ける。この結果、配光パターンLP3の照射光量を減らしたい部分P1、P2の照射光量を減らすことができ、また、配光パターンLP3の照射光量を増やしたい部分P3、P4の照射光量を増やすことができるので、最適な配光パターンLP4が得られる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、たとえば、ヘッドランプやフォグランプなどであって、カットオフラインを有する配光パターンが車両の前方に照射されるプロジェクタタイプの車両用前照灯に関するものである。特に、光源からの光であってリフレクタの反射面からの反射光を有効利用することができるプロジェクタタイプの車両用前照灯に関するものである。
この種のプロジェクタタイプの車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。前者(特許文献1)の従来の車両用前照灯は、光源と、その光源からの光を反射させる反射面を有するリフレクタと、そのリフレクタの反射面からの反射光を前方に投影する投影レンズと、シェードと、を備え、上記リフレクタの反射面の一部が拡散面として構成されている。後者(特許文献2)の従来の車両用前照灯は、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を前方へ向けて反射させるリフレクタと、このリフレクタからの反射光の一部を遮蔽するシェードと、を備え、上記リフレクタの反射面における、ロービーム用配光パターンの水平カットオフラインの形成に寄与する反射領域の一部が、集光用反射面として構成されている。
以下、従来の車両用前照灯の作用について説明する。前者の従来の車両用前照灯は、光源を点灯すると、光源からの光がリフレクタの反射面でシェードおよび投影レンズ側に反射し、その反射光の一部がシェードで遮蔽され、残りの反射光が投影レンズから車両の前方に所定の配光パターンで照射される。ここで、拡散面からの反射光により、所定の配光パターンのホットゾーンのスポット感を緩和することができる。後者の従来の車両用前照灯は、光源を点灯すると、この光源からの光がリフレクタの反射面で反射され、その反射光の一部がシェードで遮蔽され、残りの反射光が投影レンズから車両の前方に水平カットオフラインを有するロービーム用配光パターンとして照射される。ここで、集光用反射面からの反射光が光軸とほぼ平行に照射されるので、ロービーム用配光パターンの水平カットオフライン近傍部分の照射光量(照射光度や照射照度や照射光束など)を削減すると共に、中心光度を高める。
ところが、従来の車両用前照灯は、光源からの光であってリフレクタの反射面からの反射光を有効利用することについてなんら考慮されていない。
実開平5−75903号公報 特開2006−79984号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用前照灯では、光源からの光であってリフレクタの反射面からの反射光を有効利用していないという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、リフレクタの反射面が配光パターンのほぼ外形の配光パターンを形成する第1反射面と配光パターンのほぼ中央の配光パターンを形成する第2反射面とに分割されており、第1反射面の第1焦点および第2反射面の第1焦点が光源の発光部もしくはその近傍に位置し、第1反射面の第2焦点がシェードもしくはその近傍に位置し、第2反射面のうち配光パターンの手前側の部分を主に形成するエリアが第2反射面の他のエリアと別個に区切られており、このエリアに配光パターンの手前側の部分以外の部分を形成する補助反射面が設けられている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、第1反射面のうち配光パターンの任意の部分を主に形成するエリアが第1反射面の他のエリアと別個に区切られており、このエリアに配光パターンの任意の部分以外の部分を形成する補助反射面が設けられている、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、第2反射面のエリアの補助反射面が配光パターンの手前側の部分以外の部分であって配光パターンの自走行車線側の遠方の部分を形成する補助反射面、あるいは、配光パターンの自走行車線側の遠方の部分および配光パターンの対向車線側のほぼ中央の垂直部分を形成する補助反射面であり、第1反射面のエリアの補助反射面が配光パターンの対向車線側のカットオフライン付近の部分以外の部分であって配光パターンの対向車線側のほぼ中央の垂直部分を形成する補助反射面である、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、第2反射面が光源からの光を拡散反射させる拡散反射面をなす、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)は、第1反射面と第2反射面との境界が光源からの光の放射方向において光源の発光部を通りかつ第1反射面の光軸あるいは第2反射面の光軸とほぼ垂直な仮想面よりも後方に位置する、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、リフレクタの反射面が配光パターンのほぼ外形の配光パターンを形成する第1反射面と配光パターンのほぼ中央の配光パターンを形成する第2反射面とに分割されているので、第2反射面を第1反射面と別個に設計することができ、これにより、光源からの光を有効利用することができる。たとえば、第2反射面の第2焦点がシェードもしくはその近傍に位置する第1反射面の第2焦点よりも上方に位置するように、第2反射面を設計することにより、第2反射面の第2焦点が第1反射面の第2焦点よりも上方に位置した分、第2反射面からの反射光がシェードに遮蔽されずに有効に利用することができる。すなわち、光源からの光であってリフレクタの反射面からの反射光を有効利用することができる。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、所定の配光パターンの光量(光度や照度や光束など)が上がるので、路面などを明るく照明することができ、交通安全に貢献することができ、または、路面などの照明の支障とならない程度に光源の光出力を下げることができ、省電力に貢献することができる。
特に、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、第2反射面の第2焦点が第1反射面の第2焦点よりも上方に位置した分、第2反射面からの反射光がシェードに遮蔽されずに有効に利用されることにより、照射光量を必要としない配光パターンの手前側の部分の照射光量を増やす結果となる。ところが、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、配光パターンの手前側の部分を主に形成する第2反射面のエリアを、配光パターンの手前側の部分以外の部分を形成する補助反射面とする。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、第2反射面のエリアの補助反射面により、照射光量を必要としない配光パターンの手前側の部分の照射光量を減らすことができ、カットオフラインを有する最適な配光パターンが得られる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、配光パターンの任意の部分を主に形成する第1反射面のエリアの補助反射面が配光パターンの任意の部分以外の部分を形成する。このために、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、第1反射面のエリアの補助反射面により、照射光量を必要としない配光パターンの任意の部分の照射光量を減らすことができ、かつ、照射光量を必要とする配光パターンの任意の部分の照射光量を増やすことができ、カットオフラインを有するさらに最適な配光パターンが得られる。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、第1反射面のエリアの補助反射面により、配光パターンの自走行車線側の遠方の部分の照射光量を増やすことができるので、自走行車線側の遠方の視認性が向上される。その上、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、第1反射面のエリアの補助反射面および第2反射面のエリアの補助反射面により、配光パターンの対向車線側のほぼ中央の垂直部分の照射光量を増やすことができるので、対向車線側の路肩や対向車線側に曲がる曲路などの視認性が向上され、交通安全に貢献することができる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用前照灯は、第1反射面が光源からの光を拡散反射させる拡散反射面をなすので、第1反射面により光量が上がる配光パターンのほぼ中央の光を周囲に拡散させることができる。これにより、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用前照灯は、配光パターンの全体の光量を上げることができ、かつ、配光パターンの中央とその周囲との光量差を緩和させることができ、好ましい配光パターンが得られ、交通安全に貢献することができる。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用前照灯は、第1反射面が第2反射面のほぼ中央に位置しかつ光源の発光部の近くに位置するので、この第1反射面により配光パターンのほぼ中央の配光パターンを効率よく構成することができる。これにより、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用前照灯は、配光パターン設計や配光パターン制御が容易となり、その分、製造コストを安価にすることができる。
以下、この発明にかかる車両用前照灯の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。図面において、符号「F」は、車両の前側(車両の前進方向側)を示す。符号「B」は、車両の後側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前側を見た上側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前側を見た下側を示す。符号「L」は、ドライバー側から前側を見た場合の左側を示す。符号「R」は、ドライバー側から前側を見た場合の右側を示す。符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、左右の水平線、および、スクリーンの左右の水平線を示す。符号「MP」は、スクリーン上の配光パターンの最高光量点を示す。
以下、この実施例にかかる車両用前照灯の構成について説明する。図1および図2において、符号1は、この実施例にかかる車両用前照灯である。前記車両用前照灯1は、自動車(車両)の前部の左右にそれぞれ装備される、たとえば、プロジェクタタイプのヘッドランプである。また、前記車両用前照灯1は、図1および図2に示すように、光源としての放電灯2と、リフレクタ3と、投影レンズ(集光レンズ、凸レンズ)4と、シェード5と、フレーム部材8と、ランプハウジング(図示せず)と、図示しないランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)と、を備えるものである。
前記放電灯2および前記リフレクタ3および前記投影レンズ4および前記シェード5および前記フレーム部材8は、ランプユニットを構成する。前記ランプユニットは、前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズにより区画されている灯室(図示せず)内に、たとえば光軸調整機構(図示せず)を介して配置されている。
前記放電灯2は、いわゆる、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などである。前記放電灯2は、前記リフレクタ3にソケット機構6を介して着脱可能に取り付けられている。前記放電灯2は、発光部7を有する。なお、光源としては、前記放電灯2以外に、ハロゲン電球、白熱電球でも良い。
前記リフレクタ3は、前記フレーム部材8に固定保持されている。前記リフレクタ3は、前側(前記車両用前照灯1の光の照射方向側)が開口し、かつ、後側が閉塞した中空の凹形状をなす。前記リフレクタ3の後側の閉塞部の中央には、前記放電灯2が挿入されるための円形の透孔9が設けられている。
前記リフレクタ3の内凹面には、アルミ蒸着もしくは銀塗装などが施されていて、反射面が形成されている。前記リフレクタ3の反射面は、楕円もしくは楕円を基準として、前記放電灯2の前記発光部7からの光を前記シェード5および前記投影レンズ4側に反射させるものである。
前記リフレクタ3の前記反射面は、第1反射面11と第2反射面12とに分割されている。前記第1反射面11は、所定の配光パターン、たとえば、図3〜図5、図12、図14、図16に示すすれ違い用の配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4のほぼ外形の配光パターン(図8参照)を構成する。前記第2反射面12は、前記すれ違い用の配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4のほぼ中央の配光パターン(図9、図10、図15参照)を構成する。
前記すれ違い用の配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4の上縁には、図3〜図5に示すように、斜めカットオフラインCL1、上水平カットオフラインCL2、下水平カットオフラインCL3、エルボー点がそれぞれ形成されている。ここで、すれ違い用配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4の上水平カットオフラインCL2は、スクリーンの左右の水平線HL−HRよりも若干上方に、もしくは、スクリーンの左右の水平線HL−HR上に位置する。また、すれ違い用配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4の下水平カットオフラインCL3は、スクリーンの左右の水平線HL−HR上に、もしくは、スクリーンの左右の水平線HL−HRよりも若干下方に位置する。さらに、すれ違い用配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4のエルボーは、斜めカットオフラインCL1と下水平カットオフラインCL3との交点に位置する。
前記リフレクタ3の前記第1反射面11および前記第2反射面12は、楕円もしくは楕円を基調とした反射面、たとえば、回転楕円面や楕円を基本とした自由曲面(NURBS曲面)などの反射面(図1の水平断面が放物面ないし変形放物面をなし、かつ、図2の垂直断面が楕円面をなす反射面)からなる。このために、前記リフレクタ3の前記第1反射面11は、第1焦点F11と、第2焦点(水平断面上の焦線)F12と、光軸Z1−Z1と、をそれぞれ有する。また、前記リフレクタ3の前記第2反射面12は、第1焦点F21と、第2焦点(水平断面上の焦線)F22と、光軸と、をそれぞれ有する。前記リフレクタ3の前記第1反射面11および前記第2反射面12の自由曲面(NURBS曲面)は、「Mathematical Elemennts for Computer Graphics」(Devid F. Rogers、J Alan Adams)に記載されているNURBSの自由曲面(Non-Uniform Rational B-Spline Surface)である。
前記第1反射面11の前記第1焦点F11および前記第2反射面12の前記第1焦点F21は、前記放電灯2の前記発光部7もしくはその近傍に位置する。前記第1反射面11の前記第2焦点F12は、前記シェード5のエッジもしくはその近傍に位置する。前記第2反射面12の前記第2焦点F22は、前記第1反射面11の前記第2焦点F12よりも上方に位置する。
前記第2反射面12は、前記放電灯2の前記発光部7からの光L1を拡散反射光L2としてほぼ水平方向に左右に拡散反射させる拡散反射面をなす。たとえば、図7に示すように、前記第2反射面12は、ほぼ垂直なシリンドリカル円小凹面と円小凸面とが連続した拡散反射面をなす。なお、前記第2反射面12は、図7に示す拡散反射面以外の拡散反射面をなしても良い。たとえば、ほぼ垂直なシリンドリカル円小凹面が連続した拡散反射面、または、ほぼ垂直なシリンドリカル円小凸面が連続した拡散反射面、または、球凸面と球凹面との組み合わせた拡散反射面、または、球凸面の拡散反射面、または、球凹面の拡散反射面などである。なお、図7に図示する前記第2反射面12の凹凸は、実物の前記第2反射面12の凹凸と比較して、凹凸の山谷(凹凸の曲率)を大きく誇張して図示するものである。実物の前記第2反射面12の凹凸は、肉眼では容易に識別できない程度の凹凸である。
前記第1反射面11と前記第2反射面12との境界12は、図1および図2中の実線に示すように、前記放電灯2の前記発光部7からの光の放射方向において、前記放電灯2の前記発光部7(前記第1反射面11の前記第1焦点F11および前記第2反射面12の前記第1焦点F21)を通りかつ前記第1反射面11の光軸Z1−Z1もしくは前記第2反射面12の光軸とほぼ垂直な仮想面13(図1および図2中の一点鎖線を参照)よりも後方に位置する。この結果、図3、図4、図6に示すように、正面から見て、前記第2反射面は、内側に位置して前記放電灯2の前記発光部7に近く、これに対して、前記第1反射面11は、外側に位置して前記放電灯2の前記発光部7から遠い。
前記投影レンズ4は、非球面レンズの凸レンズである。前記投影レンズ4の前方側は、凸非球面をなし、一方、前記投影レンズ4の後方側は、平非球面をなす。前記投影レンズ4は、前記フレーム部材8に固定保持されている。前記投影レンズ4は、レンズ焦点(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)F3と、光軸Z2−Z2と、を有する。前記投影レンズ4の焦点F3と前記第1反射面11の第2焦点F12とは、ほぼ一致し、もしくは、相互に近傍に位置する。前記投影レンズ4の光軸Z2−Z2と、前記第1反射面11の光軸Z1−Z1とは、図1および図2に示すように、ほぼ一致している。なお、前記投影レンズ4の光軸Z2−Z2と、前記第1反射面11の光軸Z1−Z1とは、左右にずれていても良い。
前記シェード5は、製造コストが安価である板構造(この例では、平板の薄鋼板構造)からなる。前記シェード5は、前記第1反射面11および前記第2反射面11から前記投影レンズ4に向かう反射光の一部を遮蔽して前記カットオフラインCL1、CL2、CL3を有する所定の配光パターン、たとえば、図3〜図5、図12、図14、図16に示す前記すれ違い用の配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4を形成するものである。
前記シェード5の上端のエッジは、前記すれ違い用配光パターンLP1、LP2、LP3、LP4の前記カットオフラインCL1、CL2、CL3を形成するものであって、前記投影レンズ4のレンズ焦点F3もしくはその近傍、あるいは、前記第1反射面11の第2焦点F12もしくはその近傍に沿って位置する。前記シェード5は、前記フレーム部材8に固定保持されている。
図3に示すように、前記第2反射面12のうち前記放電灯2に対してほぼ上側のエリア14は、図16に示す前記すれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1を主に形成するエリアである。また、前記第1反射面11のうち前記放電灯2に対して左側のエリア15は、図16に示す前記すれ違い用配光パターンLP3の対向車線側のカットオフラインすなわち下水平カットオフラインCL3付近の部分P2を主に形成するエリアである。
前記第1反射面11の前記エリア15および前記第2反射面12の前記エリア14は、前記第1反射面11および前記第2反射面12の他のエリアと別個に区切られている。前記第2反射面12の前記エリア14は、図3および図4に示すように、図16に示す前記すれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1以外の部分を形成する第1補助反射面16および第2補助反射面17とする。すなわち、前記第1補助反射面16は、前記すれ違い用配光パターンLP3、LP4の自走行車線側の遠方の部分P3を形成する。前記第2補助反射面17は、前記すれ違い用配光パターンPL3、PL4の対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4を形成する。
一方、前記第1反射面11の前記エリア15は、図3および図4に示すように、図16に示す前記すれ違い用配光パターンLP3の下水平カットオフラインCL3付近の部分P2以外の部分を形成する第3補助反射面18とする。すなわち、前記第3補助反射面18は、前記すれ違い用配光パターンLP3、LP4の対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4を形成する。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、放電灯2を点灯する。すると、この放電灯2の発光部7から光が放射される。この光は、リフレクタ3の第1反射面11および第2反射面12でシェード5および投影レンズ4側に反射される。この反射光の一部は、シェード5により遮蔽され、残りの反射光で図4および図5に示すすれ違い用配光パターンLP4が形成される。この残りの反射光は、投影レンズ4側に進み、投影レンズ4を経て、すれ違い用配光パターンLP4として、自動車の前方に投影(放射、照射)される。
このとき、第1反射面11で反射された反射光により図8に示す配光パターンが形成される。この第1反射面11で反射された反射光の一部は、シェード5により遮蔽され、残りの反射光で図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3のほぼ外形の配光パターン(図示せず)が形成される。一方、第2反射面12で拡散反射された拡散反射光L2の一部は、シェード5により遮蔽され、残りの反射光で図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3のほぼ中央の配光パターン(図15を参照)を形成する。この第1反射面11で反射された反射光で形成される配光パターンと、第2反射面12で拡散反射された拡散反射光L2で形成される配光パターン(図15を参照)とが合成されることにより、図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3が形成される。
図3に示すすれ違い用配光パターンLP3は、図3および図5の二点鎖線に示すように、手前側の部分P1および下水平カットオフラインCL3付近の部分P2の照射光量が多く、逆に、自走行車線側の遠方の部分P3および対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4の照射光量が少ない。なお、図3(A)は、第1反射面11および第2反射面12を示す正面図、図3(B)は、第1反射面11および第2反射面12により得られるすれ違い用配光パターンLP3を示す説明図である。
これに対して、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面12のエリア14の第1補助反射面16により、放電灯2からの光が図3に示すすれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1の代わりに図4に示すすれ違い用配光パターンLP4の自走行車線側の遠方の部分P3に反射させられる。また、第2反射面12のエリア14の第2補助反射面17により、放電灯2からの光が図3に示すすれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1の代わりに図4に示すすれ違い用配光パターンLP4の対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4に反射させられる。さらに、第1反射面11のエリア15の第3補助反射面18により、放電灯2からの光が図3に示すすれ違い用配光パターンLP3の下水平カットオフラインCL3付近の部分P2の代わりに図4に示すすれ違い用配光パターンLP4の対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4に反射させられる。なお、図4(A)は、この実施例にかかる車両用前照灯1の第1反射面11および第2反射面12と第1補助反射面16および第2補助反射面17および第3補助反射面18とを示す正面図、図4(B)は、この実施例にかかる車両用前照灯1の第1反射面11および第2反射面12と第1補助反射面16および第2補助反射面17および第3補助反射面18とにより得られるすれ違い用配光パターンLP4を示す説明図である。
この結果、この実施例にかかる車両用前照灯1は、図4に示すすれ違い用配光パターンLP4が得られる。この実施例にかかる車両用前照灯1により得られるすれ違い用配光パターンLP4は、図4および図5の実線に示すように、手前側の部分P1および下水平カットオフラインCL3付近の部分P2の照射光量(照射光度、照射照度)が少なく、逆に、自走行車線側の遠方の部分P3および対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4の照射光量(照射光度、照射照度)が多い。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、リフレクタ3の反射面が配光パターンのほぼ外形の配光パターンを形成する第1反射面11と配光パターンのほぼ中央の配光パターンを形成する第2反射面12とに分割されているので、第2反射面12を第1反射面11と別個に設計することができる。これにより、この実施例にかかる車両用前照灯1は、放電灯2からの光を有効利用することができる。たとえば、この実施例のように、第2反射面面12の第2焦点F22がシェード5のエッジもしくはその近傍に位置する第1反射面面11の第2焦点F12よりも上方に位置するように、第2反射面12を設計することにより、第2反射面12の第2焦点F22が第1反射面11の第2焦点12よりも上方に位置した分、第2反射面12からの反射光L2がシェード5に遮蔽されずに有効に利用することができる。すなわち、放電灯2からの光であってリフレクタ3の反射面11、12からの反射光を有効利用することができる。この結果、この実施例にかかる車両用前照灯1は、配光パターンの光量が上がるので、路面などを明るく照明することができ、交通安全に貢献することができ、または、路面などの照明の支障とならない程度に光源の光出力を下げることができ、省電力に貢献することができる。以下、この実施例にかかる車両用前照灯1と従来の車両用前照灯とを比較してさらに詳細に説明する。
ここで、この実施例にかかる車両用前照灯1と従来の車両用前照灯とにおいて、光源からの光であってリフレクタの反射面からの反射光を有効利用する度合いを比較して見る。まず、従来の車両用前照灯は、リフレクタの反射面が単一の反射面(すなわち、第1反射面の第1焦点および第2焦点と第2反射面の第1焦点および第2焦点とが同一の反射面であり、かつ、第2反射面が拡散反射面でない反射面)である。
この従来の車両用前照灯は、第1反射面に対応する反射面で反射された反射光により図8に示す配光パターンが形成され、一方、第2反射面に対応する反射面で反射された反射光により図9に示す配光パターンが形成される。このために、従来の車両用前照灯は、第1反射面に対応する反射面および第2反射面に対応する反射面でそれぞれ反射された反射光により図11に示す配光パターン、すなわち、図8に示す配光パターンと図9に示す配光パターンとが合成された図11に示す配光パターンが得られる。そして、従来の車両用前照灯は、第1反射面に対応する反射面および第2反射面に対応する反射面でそれぞれ反射された反射光の一部がシェードで遮蔽されて残りの反射光で図12に示すすれ違い用配光パターンLP1が得られる。
ところが、図9に示す配光パターンは、光量の高い(光束の多い)部分がスクリーンの左右の水平線HL−HRより上側に広く存在するので、図11に示す配光パターンも、光量の高い部分がスクリーンの左右の水平線HL−HRより上側に広く存在することとなる。この図11に示す配光パターン中の光量の高い部分の大半は、シェードにより遮蔽されてしまうので、図12に示すすれ違い用配光パターンLP1の光量は、減少する。
これに対して、この実施例にかかる車両用前照灯1は、リフレクタ3の反射面が第1反射面面11と第2反射面面12とに分割されており、かつ、第2反射面面12の第2焦点F22がシェード5のエッジもしくはその近傍に位置する第1反射面面11の第2焦点F12よりも上方に位置する。
この実施例にかかる車両用前照灯1は、第1反射面面11で反射された反射光により図8に示す配光パターンが形成され、一方、第2反射面面12(拡散反射面ではなく通常の反射面の第2反射面の場合)で反射された反射光により図10に示す配光パターンが形成される。このために、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第1反射面面11および第2反射面面12(拡散反射面ではなく通常の反射面の第2反射面の場合)でそれぞれ反射された反射光により図13に示す配光パターン、すなわち、図8に示す配光パターンと図10に示す配光パターンとが合成された図13に示す配光パターンが得られる。そして、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第1反射面11および第2反射面面12(拡散反射面ではなく通常の反射面の第2反射面の場合)でそれぞれ反射された反射光の一部がシェード5で遮蔽されて残りの反射光で図14に示すすれ違い用配光パターンLP2が得られる。
このように、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面面12の第2焦点F22を第1反射面面11の第2焦点F12よりも上方に位置させることにより、図10に示す配光パターンにおいて、光量の高い(光束の多い)部分をできる限りスクリーンの左右の水平線HL−HRより下側に移動させることができる。このために、図13に示す配光パターンにおいても、光量の高い部分をできる限りスクリーンの左右の水平線HL−HRより下側に移動させることができる。この図13に示す配光パターン中の光量の高い部分の大半は、シェード5により遮蔽されずに投影レンズ4側に進むので、図14に示すすれ違い用配光パターンLP2の光量は、増大する。すなわち、シェード5により遮蔽される光が少ないので、放電灯2の発光部7からの光L1であってリフレクタ3の第2反射面面12からの反射光L2を多く有効利用することができる。
これにより、この実施例にかかる車両用前照灯1は、図14に示すすれ違い用配光パターンLP2の光量が上がるので、路面などを明るく照明することができ、交通安全に貢献することができ、または、路面などの照明の支障とならない程度に放電灯2の光出力を下げることができ、省電力に貢献することができる。
また、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面面12が放電灯2の発光部7からの光L1を拡散反射光L2としてほぼ水平方向に左右に拡散反射させる拡散反射面をなすので、図10に示す配光パターンをほぼ水平方向に左右に拡散させて図12に示す配光パターンを得ることができる。なお、図15に示す配光パターンは、第2反射面面12からの拡散反射光L2であって、この拡散反射光L2の一部がシェード5により遮蔽されて、残りの拡散反射光L2が投影レンズ4を経て自動車の前方に投影されるときの配光パターンである。この図15に示す配光パターンから図16に示すすれ違い用配光パターンLP3が得られる。
このように、この実施例にかかる車両用前照灯1は、拡散反射面をなす第2反射面面12により、光量が上がるすれ違い用配光パターンLP2(図14を参照)のほぼ中央の光を周囲にほぼ水平に左右に拡散させて、図16に示すすれ違い用配光パターンLP3が得られる。これにより、この実施例にかかる車両用前照灯1は、図16に示すすれ違い用配光パターンLP3の全体の光量を上げることができ、かつ、図16に示すすれ違い用配光パターンLP3の中央とその周囲(主に左右方向の周囲)との光量差を緩和させることができ、好ましいすれ違い用配光パターンLP3が得られ、交通安全に貢献することができる。
さらに、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第1反射面面11と第2反射面面12との境界10が、図1および図2中の実線に示すように、放電灯2の発光部7からの光の放射方向において、放電灯2の発光部7を通りかつ第1反射面面11の光軸Z1−Z1(もしくは、第2反射面12の光軸)とほぼ垂直な仮想面13よりも後方に位置する。このために、この実施例にかかる車両用前照灯1は、図1〜図4、図6に示すように、第2反射面面12が第1反射面面11のほぼ中央に位置しかつ放電灯2の発光部7の近くに位置するので、この第2反射面面12によりすれ違い用配光パターンLP2、LP3のほぼ中央の配光パターンを効率よく構成することができる。これにより、この実施例にかかる車両用前照灯1は、配光パターン設計や配光パターン制御が容易となり、その分、製造コストを安価にすることができる。
さらに、この実施例にかかる車両用前照灯1は、リフレクタ3の反射面を第1反射面面11と第2反射面面12とに分割したものであるから、第2反射面面12を第1反射面面11に対して自由に設計製造することができる。このために、この実施例にかかる車両用前照灯1は、放電灯2の発光部7からの光であって第2反射面面12からの反射光L2を確実に有効利用することができる。また、この実施例にかかる車両用前照灯1は、すれ違い用配光パターンLP2、LP3の最高光量点MPを、図14、図16に示すように、任意の位置に位置させることができる。
ここで、特に、この実施例にかかる車両用前照灯1は、図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1を主に形成する第2反射面12のエリア14の第1補助反射面16および第2補助反射面17が、図3および図4に示すすれ違い用配光パターンLP3、LP4の手前側の部分P1以外の部分を形成するものである。同じく、図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3の下水平カットオフラインCL3付近の部分P2を主に形成する第1反射面11のエリア15の第3補助反射面18が図3および図4に示すすれ違い用配光パターンLP3、LP4の下水平カットオフラインCL3付近の部分P2以外の部分を形成するものである。
このために、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面12のエリア14の第1補助反射面16および第2補助反射面17および第1反射面11のエリア15の第3補助反射面18により、図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1および下水平カットオフライン付近の部分P2の照射光量を減らすことができる。その上、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面12のエリア14の第1補助反射面16および第2補助反射面17および第1反射面11のエリア15の第3補助反射面18により、図3および図16に示すすれ違い用配光パターンLP3の手前側の部分P1および下水平カットオフライン付近の部分P2以外の部分、たとえば、図4および図5に示すすれ違い用配光パターンLP4の自走行車線側の遠方の部分P3および対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4を形成するので、図4および図5に示すすれ違い用配光パターンLP4の自走行車線側の遠方の部分P3および対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4の照射光量を増やすことができる。この結果、この実施例にかかる車両用前照灯1は、カットオフラインCL1、CL2、CL3を有するすれ違い用配光パターンLP4に適した配光パターンを形成することができ、交通安全に貢献することができる。
また、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面12のエリア14の第1補助反射面16で図4および図5に示すすれ違い用配光パターンLP4の自走行車線側の遠方の部分P3の照射光量を増やすことができるので、自走行車線側の遠方の視認性が向上される。その上、この実施例にかかる車両用前照灯1は、第2反射面12のエリア14の第2補助反射面17および第1反射面11のエリア15および第3補助反射面18で、図4および図5に示すすれ違い用配光パターンLP4の対向車線側のほぼ中央の垂直部分P4の照射光量を増やすことができるので、対向車線側の路肩や対向車線側に曲がる曲路などの視認性が向上され、交通安全に貢献することができる。
以下、上記の実施例以外の例について説明する。前記の実施例においては、車両用前照灯としてヘッドランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両用前照灯としてヘッドランプ以外のランプ、たとえば、フォグランプなどであっても良い。
また、前記の実施例においては、所定の配光パターンとしてカットオフラインCL1、CL2、CL3を有するすれ違い用配光パターンLP4が得られるプロジェクタタイプのヘッドランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、得られる所定の配光パターンとしては特に限定されない。たとえば、所定の配光パターンとしては、たとえば、カットオフラインを有する高速道路用配光パターンであっても良い。
さらに、前記の実施例においては、第2反射面12を拡散反射面とするものである。ところが、この発明においては、第2反射面を拡散反射面とせずに通常の反射面(第1焦点F21および第2焦点F22を有する楕円もしくは楕円を基本とする反射面)であっても良い。この場合、第2反射面からの反射光により図10に示す配光パターンが得られ、メイン反射面からの反射光により得られる図8に示す配光パターンと合成して、図13に示す配光パターンが得られ、結果として、図14に示すすれ違い用配光パターンLP2が得られ、さらに、図4および図5に示すすれ違いよう配光パターンLP4に近似するすれ違い用配光パターンが得られる。
さらにまた、この実施例においては、第1反射面11と第2反射面12とは、単一のリフレクタ3にそれぞれ設けられているものである。ところが、この発明においては、第1反射面と第2反射面とをそれぞれ別個のリフレクタにそれぞれ設けても良い。
この発明にかかる車両用前照灯の実施例を示すランプユニットの横断面図(水平断面図)である。 同じく、ランプユニットを示す縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、第1反射面および第2反射面と得られる配光パターンとの相対関係を示す説明図である。 同じく、第2反射面のエリアの第1補助反射面および第2補助反射面および第1反射面のエリアの第3補助反射面と得られる配光パターンとの相対関係を示す説明図である。 同じく、図3の配光パターンと図4の配光パターンとの相違を示す説明図である。 同じく、リフレクタの第1反射面および第2反射面を示す正面図である。 同じく、図6におけるVII−VII線断面図である。 同じく、第1反射面からの反射光により形成される配光パターンを示す説明図である。 リフレクタの反射面が単一の反射面の場合のときの第2反射面からの反射光により形成される配光パターンを示す説明図である。 同じく、拡散反射面でない第2反射面からの反射光により形成される配光パターンを示す説明図である。 図8に示す配光パターンと図9に示す配光パターンとが合成された配光パターンを示す説明図である。 図11に示す配光パターンに基づくすれ違い用配光パターンを示す説明図である。 同じく、図8に示す配光パターンと図10に示す配光パターンとが合成された配光パターンを示す説明図である。 同じく、図13に示す配光パターンに基づくすれ違い用配光パターンを示す説明図である。 同じく、拡散反射面である第2反射面からの反射光であってシェードにより遮蔽されなかった反射光により形成される配光パターンを示す説明図である。 同じく、第1反射面からの反射光により形成される配光パターンと拡散反射面である第2反射面からの反射光により形成される配光パターンとからなる配光パターンを示す説明図である。
符号の説明
1 車両用前照灯
2 放電灯(光源)
3 リフレクタ
4 投影レンズ
5 シェード
6 ソケット機構
7 発光部
8 フレーム部材
9 透孔
10 境界
11 第1反射面
12 第2反射面
13 仮想面
14 第2反射面におけるエリア
15 第1反射面におけるエリア
16 第1補助反射面
17 第2補助反射面
18 第3補助反射面
LP1、LP2、LP3、LP4 すれ違い用配光パターン
CL1、CL2、CL3 カットオフライン
HL−HR 左右の水平線
VU−VD 上下の垂直線
U 上側
D 下側
F 前側
B 後側
L 左側
R 右側
Z1−Z1 第1反射面の光軸
Z2−Z2 投影レンズの光軸
F11 第1反射面の第1焦点
F12 第1反射面の第2焦点
F21 第2反射面の第1焦点
F22 第2反射面の第2焦点
F3 投影レンズの焦点
P1 手前側の部分
P2 下水平カットオフライン付記の部分
P3 自走行車線側の遠方の部分
P4 対向車線側のほぼ中央の垂直部分
MP 最高光量点
L1 放電灯の発光部から第2反射面への光
L2 第2反射面からの拡散反射光

Claims (5)

  1. カットオフラインを有する配光パターンが車両の前方に照射されるプロジェクタタイプの車両用前照灯において、
    光源と、
    楕円もしくは楕円を基準とする反射面を有し、かつ、前記光源からの光を反射させるリフレクタと、
    前記リフレクタの前記反射面からの反射光を前方に投影する投影レンズと、
    前記リフレクタの前記反射面から前記投影レンズに向かう反射光の一部を遮蔽してカットオフラインを有する前記配光パターンを形成するシェードと、
    を備え、
    前記反射面は、前記配光パターンのほぼ外形の配光パターンを形成する第1反射面と、前記配光パターンのほぼ中央の配光パターンを形成する第2反射面と、に分割されており、
    前記第1反射面の第1焦点および前記第2反射面の第1焦点は、前記光源の発光部もしくはその近傍に位置し、
    前記第1反射面の第2焦点は、前記シェードもしくはその近傍に位置し、
    前記第2反射面のうち、前記配光パターンの手前側の部分を主に形成するエリアは、前記第2反射面の他のエリアと別個に区切られており、
    前記第2反射面の前記エリアには、前記配光パターンの手前側の部分以外の部分を形成する補助反射面が設けられている、
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1反射面のうち、前記配光パターンの任意の部分を主に形成するエリアは、前記第1反射面の他のエリアと別個に区切られており、
    前記第1反射面の前記エリアには、前記配光パターンの任意の部分以外の部分を形成する補助反射面が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第2反射面の前記エリアの前記補助反射面は、前記配光パターンの手前側の部分以外の部分であって、前記配光パターンの自走行車線側の遠方の部分を形成する補助反射面、あるいは、前記配光パターンの自走行車線側の遠方の部分および前記配光パターンの対向車線側のほぼ中央の垂直部分を形成する補助反射面であり、
    前記第1反射面の前記エリアの前記補助反射面は、前記配光パターンの対向車線側のカットオフライン付近の部分以外の部分であって、前記配光パターンの対向車線側のほぼ中央の垂直部分を形成する補助反射面である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記第2反射面は、前記光源からの光を拡散反射させる拡散反射面をなす、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
  5. 前記第1反射面と前記第2反射面との境界は、前記光源からの光の放射方向において、前記光源の前記発光部を通りかつ前記第1反射面の光軸あるいは前記第2反射面の光軸とほぼ垂直な仮想面よりも後方に位置する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
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JP2015041554A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯

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