JP2008040663A - 形状に基づく土地の評価システム、評価方法、および評価プログラム - Google Patents

形状に基づく土地の評価システム、評価方法、および評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】土地を形状に基づいて評価する際に、客観的、迅速且つ正当に評価できる評価技術を提供する。
【解決手段】評価対象とする土地を近似した多角形で形成される対象図形を入力する所在・図面入力部11と、対象図形内に含まれる内部最大矩形を検出する内部最大矩形検出手段を有する形状減価率判断部15と、内部最大矩形に基づいて土地の評価を行う評価手段である形状減価率計算部16と、形状減価率に基づいて対象土地を評価する評価部10とを備えている。内部最大矩形検出手段は、対象図形内の注目点を中心とし対象図形の外周縁と少なくとも2点で交差する円を形成し、この2つの交点を頂点とし、且つ円の円周上に全ての頂点を有する矩形を形成し、注目点を移動させ、且つ直径を変えて矩形を複数形成し、得られた複数の矩形のうち、面積が最大となる矩形を内部最大矩形として検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、形状に基づく土地の評価技術に係り、特に宅地の評価に好適な評価技術に関する。
土地、特に宅地は、形状によって評価される。すなわち、宅地は、形状が悪いと利用価値が一般に低下する。従って、面積が同じ宅地であっても不整形地は整形地に比べて価格が安くなる。
このため、不整形地の価格を求めるとき、形状が不良であることによる利用阻害の程度を考察することが重要となるが、その程度の判定が難しい。
従来、不動産取引の現場では、土地を形状に基づいて評価する際に、経験則や勘などの主観的な判断によって評価していた。
特開平7−56889号公報
しかしながら、従来は、評価者が経験則や勘などの主観的な判断によって土地の形状に基づいて評価していたため、土地を必ずしも正当に評価できないおそれがあった。
本発明の目的は、土地を形状に基づいて評価する際に、客観的且つ正当に評価できる技術を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、
評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受ける入力手段と、
前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出する内部最大矩形検出手段と、
前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行う評価手段とを備え、
前記内部最大矩形検出手段は、前記多角形内に第1の注目点を設定し、
前記第1の注目点を対角線の交点とする矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形を第1の矩形として設定し、
前記第1の注目点の周囲の複数点をそれぞれ第2の注目点に設定し、
前記第2の注目点を対角線の交点とする矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形をそれぞれ第2の矩形として設定し、
前記第1の矩形の面積が前記第2の矩形の面積より大きい場合に、前記第1の矩形を前記内部最大矩形として検出する検出手段を有することを特徴とする。
本発明では、評価対象となる土地の中に取り得る内部最大矩形を、客観的且つ正確に検出できる。また、この内部最大矩形と、内部最大矩形を除いた部分の形状に基づいて土地を評価をするので、土地をその形状に応じて客観的、且つ正当に評価できる。
ここで、前記複数の第2の矩形のうち何れかの面積が、前記第1の矩形の面積以上である場合に、前記何れかの第2の矩形を新たな第1の矩形として設定し、
前記何れかの第2の矩形に対応する前記第2の注目点を新たな第1の注目点として設定
し、
前記新たな第1の注目点の周囲の複数点を新たな第2の注目点として、前記検出手段による検出を実行する制御手段を、更に備えることができる。
また、本発明は、
評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受ける入力手段と、
前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出する内部最大矩形検出手段と、
前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行う評価手段とを備え、
前記内部最大矩形検出手段は、前記多角形内に注目点を設定し、前記注目点を中心とし前記多角形の外周縁と少なくとも2点で交差する円周を有する円を形成し、前記多角形の外周縁と前記円の円周との交点のうち2つの交点の組み合わせを抽出し、前記各組み合わせに含まれる前記2つの交点を頂点とし、且つ前記円の円周上に全ての頂点を有する矩形を形成する処理を、前記円の直径を変えると共に、前記注目点を移動させて実行することにより複数の前記矩形を取得し、前記複数の前記矩形のうち最大の面積を有する前記矩形を前記内部最大矩形として検出することを特徴とする。
ここで、前記注目点に隣接する格子点をそれぞれ候補注目点に設定する手段と、
前記それぞれの候補注目点について前記内部最大矩形による検出を実行することにより、
前記候補注目点において、それぞれ第2の内部最大矩形を算出させる手段と、
前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きい場合に、前記第2の内部最大矩形のうちの最大の面積を形成する前記候補注目点を新たな注目点として設定すると共に、
前記新たな注目点における前記内部最大矩形の面積を記憶する手段と、
前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きくない場合に、前記注目点における前記内部最大矩形を確定する手段とを、更に備えることができる。
また、互いに隣接する2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接する2個以上の前記格子点の中間点に前記注目点を移動して、前記処理を実行することにより得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることができる。
また、互いに隣接していない2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接していない2個以上の前記格子点で得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることができる。
また、前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記土地に接する道路との関係に基づいて評価することができる。
また、前記多角形が凹部を有する場合は、前記多角形を前記凹部の側方における突出部分を含む所定の領域と、前記所定の領域を除いた領域とに区分し、
前記所定の領域内と、前記所定の領域を除いた領域内とで、それぞれ別個に前記注目点を移動し、
前記所定の領域内で前記注目点を移動することにより得られた前記矩形のうち、最大の面積を有する前記矩形と、前記所定の領域を除いた領域内で前記注目点を移動することにより得られた最大の面積を有する前記矩形とを比較し、面積が大きい方の前記矩形を前記内部最大矩形とすることができる。
また、前記内部最大矩形の面積が所定値より小さい場合には、前記内部最大矩形に相当する部分の評価を基準より低くすることができる。
また、前記内部最大矩形に相当する部分は、前記土地の間口、又は前記土地が接する道路との位置関係に基づいて評価することができる。
また、前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形に対する位置関係、方位、又は前記土地が接する道路からの距離に基づいて評価することができる。
また、前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形の各辺を延長した直線で前記内部最大矩形を除いた部分を仕切り、前記仕切られた各部分を前記道路側に位置する前方残地と、前記道路の反対側に位置する後方残地と、前記前方残地と前記後方残地との間に位置する中間残地とに分けて評価することができる。
また、前記中間残地は、前記中間残地が前記前方残地又は前記道路と接している場合は、一点で接触している場合を除いて、前記前方残地と同様に評価することができる。
また、本発明は、コンピュータが以上のような処理を実行する方法であってもよい。また、本発明は、コンピュータに、以上の機能を提供させるプログラムであってよい。また、本発明は、そのようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。
ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
本発明によれば、評価対象となる土地内に取り得る内部最大矩形を自動的に、且つ正確に検出し、この内部最大矩形及び内部最大矩形を除いた部分の形状に基づいて、土地を評価するので、土地を客観的且つ正当に評価できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に係る形状に基づく土地の評価システムについて説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る形状に基づく土地の評価システム1を示す。この形状に基づく土地の評価システム1は、典型的には、インターネットなどのネットワーク上のサーバに構築されるデータベースと、ネットワークを介してデータベースにアクセスし、情報処理を実施する端末、及び端末上のプログラムにより構成される。
また、図1においては、図面の左側に示した所在・図面入力部11から計算結果表示部
17までが端末上に構築されている。一方、図面の右側に示した地図情報データベース18及び形状減価率テーブル記憶部19は、サーバ上に構築されている。サーバと端末はネットワーク20を介して接続されている。
なお、端末上には、ブラウザと呼ばれるサーバへのアクセスプログラムが搭載されている。また、情報処理を実行するプログラム、例えば形状減価率判断部15などをサーバ側に設けることもできる。
この形状に基づく土地の評価システム1は、評価対象となる宅地などの土地の所在、宅地の地図などの入力を受ける所在・図面入力部11と、地図及び図面などを表示する地図・図面表示部12と、土地の形状に近似した多角形の入力を受ける対象図形入力・制御部13と、対象図形を表示する対象図形表示部14とを備えている。
また、この形状に基づく土地の評価システム1は、土地の形状に基づいて土地の評価の基準となる減価率を判断する形状減価率判断部15と、各部の形状減価率に基づいて土地全体の減価率を計算する形状減価率計算部16と、計算結果を表示する計算結果表示部17と、形状減価率計算部16で計算された減価率に基づいて土地の評価を行う評価部10とを備えている。
更に、この土地の形状に基づく評価システム1は、地図情報を記憶する地図情報データベース18と、形状毎に設定された減価率を記憶する形状減価率テーブル記憶部19とを備えている。
次に、上記各構成要素について説明する。所在・図面入力部11は、評価対象となる土地(以下、対象地と呼ぶ)の住所(所在)の入力を受ける。これにより、入力された住所に対応する地図を地図情報データベース18に要求する。
また、所在・図面入力部11は、対象地の公図、地積測量図、実測図などの図面が、イメージスキャナ等の読取装置で読み取られ、これをデジタルデータ化する。
地図・図面表示部12は、端末上にGIS(Geographical Information System、地理
情報システム)による地図またはデジタルデータ化した図面の画像を表示する。
対象図形入力・制御部13は、ユーザによって対象地の形状に近似したポリゴン(polygon)の描画が入力された際に、この描画の入力を受ける。
また、システム内に予めポリゴンが用意され、これらのポリゴンのうちユーザによって検索されたものの入力を受ける。更に、検索されたポリゴンの形状を変形するユーザの操作の入力を受けることもできる。
なお、ポリゴンとは、多角形、すなわち有限個の線分によって囲まれた平面の一部分であるが、データとしては頂点の座標値で構成する。
対象図形表示部14は、対象図形入力・制御部13で入力を受けたポリゴンを表示する。形状減価率判断部15は、図2に示すように、対象図形の形状を認識する形状認識部21と、対象図形内に取り得る面積が最大の矩形(以下、内部最大矩形と呼ぶ)を検出する内部最大矩形検出部22と、対象図形を複数の領域に区分する領域設定部23と、上記で区分された各領域に所定の減価率を設定する減価率設定部24とを有している。なお、減価率とは、評価の基準価格に対する減価の割合をいう。
形状認識部21は、対象形状入力・制御部13で入力されたポリゴンの形状を基に対象図形の形状認識を実行する。
内部最大矩形検出部22は、形状認識された対象図形内に取り得る面積が最大の矩形である内部最大矩形34(図25参照)を検出する。
領域設定部23は、上記で検出された内部最大矩形34と、その周囲の部分に、形状減価の判断の基礎となる複数の領域d0〜d8(図25参照)を形成する。
減価率設定部24は、上記内部最大矩形からなる領域d8と、これ以外の各領域d0〜d7について、その形状及び位置に応じて適用すべき減価率を設定する。
例えば、内部最大矩形からなる領域d8の間口に対する奥行きの比率が、所定値以上の場合には、この領域d8の減価率を基準の減価率より高く(減価の程度を大きく)するように設定できる。
また、内部最大矩形からなる領域d8以外の領域d0〜d7の減価率を、領域d8の減価率より高くするように設定できる。また、領域d0〜d7と道路との距離が長いほど、その領域d0〜d7の減価率を高くするように設定できる。
また、図1の形状減価率計算部16は、形状減価率判断部15で設定された各領域d0〜d8の面積に、それぞれ減価率を乗じて合計する。そして、この合計値を対象図形全体の面積で除して、対象図形全体の形状減価率を計算する。
評価部10は、形状減価率計算部16で計算された形状減価率に基づいて、対象土地の評価を行う。
計算結果表示部17は、形状減価率計算部16による計算結果を表示する。地図情報データベース18は、GISによって管理される地図情報を表示するためのデータなどを記憶する。また、形状減価率テーブル記憶部19は、形状減価率判断部15の領域設定部23で設定された各領域d0〜d8と、減価率との関係を示すデータなどを記憶する。
各領域d0〜d8と減価率との関係としては、例えば、領域d0の減価率を基準値の110%、領域d1〜d3の減価率を基準値の108%、領域d4の減価率を基準値の120%、領域d5〜d7の減価率を基準値の103%のように設定できる。
<処理フロー>
図3は、この形状に基づく土地の評価システム1の処理フローを示す。上述のように、この処理フローは、コンピュータプログラムとして実現される。
この処理では、先ず、評価の対象となる土地に近似した対象図形の入力を受ける(S1)。次に、対象図形内に取り得る矩形のうち、面積が最大の矩形(内部最大矩形)を検出する(S2)。内部最大矩形の検出方法については、後述する。
次に、対象図形のうち、内部最大矩形と、内部最大矩形を除く部分(以下、残地と呼ぶ)に、それぞれ異なる減価率を適用する(S3)。
次に、内部最大矩形と、内部最大矩形を除く部分に適用された減価率を参照して、形状に基づく土地の評価を行う(S4)。これにより、処理が終了する。
〈内部最大矩形の検出方法〉
次に、対象図形内に取り得る内部最大矩形の検出方法について説明する。ここでは、内部最大矩形の位置及び面積を、土地の評価に有効と認められる程度に正確に把握する必要がある。なお、矩形とは、正方形又は長方形をいうものとする。
本実施形態では、まず、図4に示すように、XY座標上に格子平面30と、評価の対象となる対象土地の形状に近似した対象図形31とを形成する。対象図形31は、ポリゴン(多角形)で表示する。
対象図形31の各頂点31aは、格子平面30の格子点30a上に置くものとする。ここでは、説明を簡単にするため、対象図形31を四角形とした場合について説明するが、本発明は、対象図形が三角形又は五角形以上の場合にも適用できる。
対象図形31は、格子平面30と評価対象地の地図や図面とをコンピュータのディスプレイに重ねて表示し、マウスやタッチペンその他のポインティングデバイスを用いて、各頂点31aの位置(座標)を格子点30a上で指定することにより入力できる。また、各頂点31aの位置座標を数値で入力することもできる。
次に、対象図形31内に配置されている任意の格子点30aを注目点Pとして設定する。そして、この注目点Pを中心として、対象図形31の内部に取り得る矩形(以下、注目点矩形と呼ぶ)のうち、面積が最大となる矩形(以下、注目点最大矩形と呼ぶ)を検出する。
そして、ここで検出された注目点最大矩形の位置(座標)と面積を記憶する。なお、注目点最大矩形の具体的な検出方法については、後述する。
次に、注目点Pとなり得る格子点30a、すなわち、対象図形31内にある格子点30aで、未だ注目点Pを設定したことのない格子点30aが他にあれば、注目点Pをその格子点30a上に移動する。そして、移動後の注目点Pで、注目点最大矩形を検出する。
このようにして、対象図形31内の全ての格子点30a上、又は所定の方法で選択された一部の格子点30a上に、注目点Pを移動して得られた注目点最大矩形の面積を比較し、面積が最大の注目点最大矩形を求める。この最大の面積を有する注目点最大矩形が、内部最大矩形となる。
〈内部最大矩形検出処理フロー〉
図5は、内部最大矩形検出処理のフローを示す。ここでは、先ず、XY座標上に格子平面と対象図形を形成する(S11)。
次に、対象図形内の任意の格子点上に注目点を設定する(S12)。次に、その注目点における注目点最大矩形を検出する(S13)。次に、注目点を移動すべき格子点の有無を判断する(S14)。
ステップ(S14)では、対象図形内にある格子点で、未だ注目点を設定したことのない格子点が、他にあるか否かを検索する。
ステップ(S14)で、注目点を移動すべき格子点(未だ注目点を設定したことのない格子点)が対象図形内に残っていると判断された場合は、次に注目点をその格子点に移動する(S15)。続いて、ステップ(S13)でその注目点における注目点最大矩形を検出する。
ステップ(S14)で、注目点を移動すべき格子点がないと判断された場合は、次に、各注目点で得られた注目点最大矩形の面積を比較する。そして、最大の面積を有する注目点最大矩形を内部最大矩形として検出し、その位置及び面積を記憶する(S16)。これにより、処理が終了する。
〈注目点最大矩形の検出方法〉
次に、注目点最大矩形の検出方法について説明する。ポリゴンで示される対象図形31(図4参照)内の任意の位置に設定された注目点Pを中心として、ポリゴン内に矩形(注目点矩形)を形成する場合、多数の矩形を形成できる。
これらの多数の注目点矩形のうち、面積が最大となる矩形(注目点最大矩形)の輪郭線は、対象図形の輪郭線と接する。本実施形態では、この原理を用いて、注目点最大矩形を検出する。
すなわち、本実施形態では、まず、図6に示すように、対象図形31内の任意の格子点30a上に注目点Pを設定する。次に、この注目点Pを中心とし、対象図形31内に収まる円33を形成する。次に、円33の半径Rを徐々に拡げていく。
そうすると、図7に示すように、円33の半径Rが所定の値となったときに、円33の円周33aと、対象図形31の輪郭線である4辺31bのうち、少なくとも一辺31bとが、2個の交点C1,C2で交差する。
注目点Pの位置によっては、半径Rが更に大きくなると、円33の円周33aと対象図形31の複数の辺31bとが、それぞれ2交点で交差する。
本実施形態では、対象図形31が四角形のため、最大で円33の円周33aと対象図形31の四辺31bとが交差し、8個の交点が形成される。対象図形31がn角形の場合、交点は最大で2n個形成される。
少なくとも2個の交点C1,C2が形成された時点で、図8に示すように、交点C1,C2を頂点とし、且つ円33の円周33a上に全ての頂点C1,C2,T1,T2を有する矩形34を作成する。
なお、頂点(交点)C1,C2以外の頂点T1,T2は、それぞれ交点C1,C2と注目点Pとを通る直径線35,36と、円33の円周33aとの交点のうち、交点C1,C2以外の交点である。すなわち、頂点T1,T2は、注目点Pに関して、交点C1,C2の対称点である。
このようにして、対象図形31内に、注目点Pを中心とする注目点矩形34を形成し、その面積と位置を記憶する。
次に、円33の半径Rを所定寸法ずつ段階的に拡大していき、その都度、注目点矩形34を形成する。そして、それ以前に作成した注目点矩形34より面積の大きい注目点矩形34が形成された場合は、この注目点矩形34の位置と面積を、前に記憶した注目点矩形34の位置と面積に変えて記憶する。
ただし、対象図形31の輪郭線31cより外側に突き出した注目点矩形34は除外する。例えば、対象図形31が凹多角形の場合には、注目点矩形34が対象図形31の輪郭線31cより外側に突き出すことがある。
また、注目点Pが対象図形31における輪郭線31cの近傍に位置する場合にも、注目点矩形34が対象図形31の輪郭線31cより外側に突き出すことがある。
対象図形31の輪郭線31cと円33の円周33aとの交点の数がm個であり、且つ対称点T1,T2が対象図形31の内部にあるときには、m2個の注目点矩形34が形成される。
この場合は、m個の交点から2個の交点を選択する組み合わせを全て生成し、各組み合わせに含まれる2個の交点及びその対称点を頂点とする注目点矩形を形成する。これにより、複数の注目点矩形が形成される。
例えば、図9の例では、対象図形31の輪郭線31cである2つの辺31bと、円33の円周33aとの交点の数mが4個である。これらの交点をC1〜C4とする。また、交点C1〜C4の対称点T1〜T4が対象図形31の内部にある。
この場合は、図10(a)〜(f)に示すように、注目点矩形34が複数、本実施形態では6個形成される。この場合には、複数の注目点矩形34の中で、最大の面積を有する注目点矩形34を注目点最大矩形とし、その位置と面積を記憶する。
一方、図11に示すように、対象図形31の4個の頂点31aのうち、注目点Pから最も遠い位置にある頂点31a(図11では右上の頂点31a)と、注目点Pとの距離が円33の半径Rに一致したとき、対象図形31は円33の内部に包含される。
この場合は、円33の円周33aと対象図形31の辺31bとの交点は形成されない。従って、この時点で、円33の半径Rの拡大、及び注目点矩形の形成を停止する。
また、対象図形31の形状、注目点Pの位置、円33の半径Rによっては、例えば対象図形31の4個の頂点31aのうち、注目点Pとの距離が近い方から1〜3個の頂点31aが円33の内部に包含された場合などに、対称点である頂点T1,T2が対象図形31の外側に出てしまうことがある。この場合には、半径Rの拡大、及び注目点矩形の形成を停止し、注目点を移動するなどの処理を行うことができる。これにより、処理速度を上げることができる。
このように、円33の半径Rを所定の寸法ずつ段階的に拡げていき、各段階の半径Rで形成される注目点矩形34の面積を比較して、最大の面積を有する注目点矩形34を注目点最大矩形34とすることができる。
そして、注目点最大矩形34が得られた時点で注目点矩形の形成を停止し、注目点Pを別の格子点30a上に移動する。次に、移動後の注目点Pにおける注目点最大矩形34を検出する。なお、注目点Pの移動方法については、後述する。
上記と同様の処理を、注目点Pを移動すべき格子点30aがなくなるまで続け、最も面積の大きい注目点最大矩形34を、対象図形31における内部最大矩形とする。
〈注目点最大矩形検出処理フロー〉
図12は、注目点最大矩形検出処理フローを示す。ここでは、先ず、注目点を中心とする円を対象図形内に形成する(S21)。
次に、対象図形との交点が少なくとも2個できるまで、円の半径を所定寸法ずつ段階的
に拡大する(S22)。次に、交点に対する対称点が、対象図形内にあるか否かを判断する(条件aとする)(S23)。
ステップ(S23)で、条件aを満たすと判断された場合は、次に、条件aを満たす交点の数が2個以上あるか否かを判断する(S24)。
ステップ(S24)で、条件aを満たす交点が2個以上あると判断された場合は、次に、条件aを満たす交点群の中から2個の交点を選択する組み合わせを全て生成する(S25)。
次に、2個の交点の組み合わせのうち、任意の組み合わせを構成する2個の交点と、この2個の交点に対する2個の対称点を頂点とする矩形を形成し、その面積及び位置を記憶する(S26)。
次に、全ての組み合わせにおける2交点について、矩形の形成、その面積呼び位置の記憶が終了したか否かが判断される(S27)。ここで、終了していないと判断された場合は、次に、ステップ(S25)以降の処理が行われる。
また、ステップ(S27)で終了したと判断された場合は、次に、円の半径が初期値から現在の値に至るまでに形成された注目点矩形のうち、面積が最大の注目点最大矩形を検出し、その面積及び位置を、前に記憶した面積及び位置に変えて記憶する(S28)。
次に、円の半径をこれ以上拡げた場合、交点が形成されるか否かを判断する(S29)。ここで、交点が形成されないと判断された場合は、処理を終了する。
また、ステップ(S23)で、条件aを満たさないと判断した場合は、その条件aを満たさない交点を除外し(S30)、続いてステップ(S23)の処理が行われる。
また、ステップ(S24)で、条件aを満たす交点の数が2個未満であると判断された場合は、次に、円の半径を更に拡大し(S31)、続いてステップ(S23)以降の処理を続ける。
また、ステップ(S29)で、円の半径を拡げた場合に、交点を生じると判断された場合は、次に、ステップ(S31)で円の半径を拡げる処理を行い、続けてステップ(S23)以降の処理を続ける。
このように、本発明では、対象図形31内に取り得る面積が最大となる矩形である内部最大矩形を、客観的且つ正確に検出できる。
これに対して、従来は、オペレータなどが手作業で作図により内部最大矩形を求めていた。すなわち、従来は、図13に示すように、対象図形31の一辺31bに垂線40aを立て、この垂線40aを一辺とし、且つ対象図形31内に最大限取り得る幅Bと奥行Lを有する矩形40を模索するという方法を行っていた。
この従来の方法では、対象図形31の内部に作成できる矩形40の四辺40a〜40dのうち、少なくとも一辺40bは対象図形31の辺31b上に配置される。しかし、真の内部最大矩形は、その頂点のみが対象図形31と接する形で存在することがある。
例えば、図13のように、対象図形31が縦横比の大きい菱形の場合には、真の内部最大矩形34は、対象図形31の四辺31bとそれぞれ一点で接触する頂点abcdを有す
る矩形である。
しかし、従来の方法では、頂点AaCc又は頂点AbCdを有する長方形が、内部最大矩形40として検出されるおそれがある。このように、人間の手作業あるいは目視によって、内部最大矩形を検出することは著しく困難である。これに対して、本発明では、自動的に、且つ正確に内部最大矩形34を検出できる。
或いは、従来は、ある傾きの直線に平行な辺を有する対象図形内部の矩形で、最大のものを求め、次に、直線の傾きを僅かに変化させてから、同様の手順を繰り返すことによって、内部最大矩形を検出するという方法が提案されていた。
この方法では、例えば、図13において、先ず直線Zに平行な辺を有する矩形で最大面積のものを求め、次いで、直線Zとは傾きが僅かに異なる直線Z1に平行な辺を有する矩形で、最大面積のものを求め、同様の手順を繰り返す。
このように、基準となる直線の傾き或いは角度を僅かに変化させることによって、生成された矩形群の中から、面積が最大となる矩形を内部最大矩形とする。
しかし、この方法は、内部最大矩形を決定する過程で、膨大な数の矩形を生成して、面積を比較する作業が必要となり、必ずしも効率的ではない。これに対して、本発明では、比較的効率よく内部最大矩形を検出できる。効率的に内部最大矩形を求める方法については、後述する。
〈注目点の移動方法〉
次に、注目点Pの移動方法について説明する。注目点Pを格子点30a上に移動する際に、注目点Pをランダムに移動すると、処理が面倒になる。そこで、本実施形態では、注目点Pを効率的に移動する方法を適用する。
注目点Pの移動は、例えば図14(a)の左上隅の格子点30aから右下隅の格子点30aに向けてラスタ走査(平行な多数の水平線を辿る走査)を行い、対象図形31内の全ての格子点30aを網羅する方法が考えられる。
しかし、この方法では、注目点Pを全ての格子点30a上に移動する必要があるため、必ずしも効率的ではない。この方法では、対象図形31が大きい場合などには、コンピュータの処理時間が長くなり、実用性の面で問題となるおそれがある。
そこで、本実施形態では、各格子点30aで得られる注目点最大矩形34の面積に着目した。図14(a)は、XY座標軸上の格子平面30上に形成された対象図形31を示す。図14(b)は、各格子点30aで得られた注目点最大矩形の面積(枠内の数字)を示す。
図14(b)に示すように、対象図形31の周縁(輪郭線)31c付近の格子点30aで得られる注目点最大矩形の面積は小さい。また、対象図形31の中央の格子点30aに向かうに従って、注目点最大矩形の面積が次第に大きくなる。
本実施形態の注目点Pの移動方法(以下、最大値追跡走査法と呼ぶ)は、上記原理を用いたものであり、次に説明するように、対象図形31内に形成される内部最大矩形の中心点に、効率的に到達することができる。
図15は、本発明の最大値追跡走査法を説明する図である。なお、図15中の符号Pは
注目点、P0〜P7は注目点Pの周囲の格子点、iはX座標、jはY座標を示す。また、格子点P0〜P7は、注目点Pの近傍の格子点であり、これらを総称して「8近傍」と呼ぶ。
本発明の最大値追跡走査法では、まず任意の格子点上に設定した注目点Pにおける注目点最大矩形と、その周囲の格子点P0〜P7を中心として形成される矩形のうち、面積が最大となる矩形(以下、格子点最大矩形と呼ぶ)の面積をそれぞれ求める。
次に、上記で得られた8近傍の各格子点P0〜P7における格子点最大矩形の面積を比較し、格子点最大矩形の面積が最大となる格子点P0〜P7の何れかに、注目点Pを移動する。
そして、8近傍の各格子点P0〜P7の何れかに注目点Pを移動したときに得られる注目点最大矩形の面積が、移動する前の注目点最大矩形の面積よりも小さくなったときに、注目点Pの移動、すなわち、走査を終了する。走査が終了するまでに得られた注目点最大矩形のうち、最大の面積を有する注目点最大矩形が、内部最大矩形となる。
例えば、図16に示すように、最初の注目点をP(2、1)に設定したとする。注目点P(2、1)における注目点最大矩形と、その8近傍の格子点における格子点最大矩形の面積を求める。本実施形態では、格子点P7(3、2)における面積16が最も大きい。
そこで、注目点Pを格子点P7(3、2)に移動させる。そして、移動後の注目点P(3、2)における注目点最大矩形と、その8近傍の格子点P0〜P7における格子点最大矩形の面積を求める。そうすと、今度は格子点P7(4、3)における格子点最大矩形の面積が最も大きいので、この格子点P7(4、3)に注目点Pを移動させる。
このようにして、注目点Pを、格子点最大矩形の面積が大きくなる方の格子点に移動させていく。そうすると、注目点P(5、5)における注目点最大矩形の面積80が、その8近傍の格子点P0〜P7における格子点最大矩形の面積よりも大きくなる。
従って、注目点P(5、5)が、この対象図形31の内部で得られる内部最大矩形の中心となる。図17は、注目点P(5、5)における内部最大矩形34を示す。
一方、対象図形の形状によっては、格子点最大矩形の面積が最大となる格子点が複数存在し、しかもこれらの格子点で得られる格子点最大矩形の面積が、真の内部最大矩形の面積よりも小さくなることがある。
例えば、図18(a)に示すように、横の格子点が6個、縦の格子点が5個の場合、2個の格子点P(3、3),P(4、3)における格子点最大矩形の面積16が最大となる。
また、図18(b)に示すように、横の格子点が6個、縦の格子点が4個の場合は、4個の格子点P(3、2),P(4、2),P(3、3)、P(4、3)における格子点最大矩形の面積8が最大となる。
このように、8近傍の格子点P0〜P7の中に、注目点Pにおける注目点最大矩形の面積と同一で、且つ、その面積が注目点P及び8近傍の格子点P0〜P7中で最大になるときは、次のように処理する。
すなわち、注目点最大矩形の面積を計算する際に、面積が最大となる8近傍の各格子点
P0〜P7における座標値の平均値を算出する。
例えば、図19(a)では、格子点最大矩形の面積が最大16となる格子点が2個ある。これらの格子点P(3、3)及びP(4、3)の座標値の平均値は、(3.5、3)となる。
また、図19(b)では、格子点最大矩形の面積が最大値8となる格子点が4個ある。これらの格子点P(3、2)、P(3、3)、P(4、2)、P(4、3)の座標値の平均値は、(3.5、2.5)となる。
次に、上記で算出された座標値の平均値を有する位置座標に注目点Pを移動する。そして、この移動した注目点P(3.5、3)又はP(3.5、2.5)で、注目点最大矩形を算出する。これにより、より正確に内部最大矩形を検出できる。
但し、対象図形31が線対称の場合、或いは極端な凹多角形の場合には、注目点Pにおける注目点最大矩形が最大とならず、8近傍の格子点P0〜P7のうち複数の格子点P0〜P7における格子点最大矩形の面積が最大となることがある。
このような場合は、格子点最大矩形の面積が最大となる複数の格子点の方向に走査方向を分岐する。そして、複数の走査経路で探索をする。
例えば、図20(a)に示すように、注目点Pにおける注目点最大矩形の面積を77、格子点P0(2、2)及びP4(3、2)における格子点最大矩形の面積を99とする。
この場合は、図20(b)に示すように、注目点Pを面積が大きい方の格子点P0(方向A)及び格子点P4(方向B)に移動する。
そして、注目点Pを格子点P0及びP4に移動した後、移動後のそれぞれの注目点Pにおける注目点最大矩形の面積を比較し、面積が大きい方の注目点最大矩形を内部最大矩形とする。
本発明では、注目点Pを内部最大矩形における中心方向に略直線的に移動できる。これに対して、従来のように、ラスタ走査によって全ての格子点に注目点を移動する方法では、面的な走査になるため走査範囲が広くなり、無駄な計算が多くなる。このため、対象図形が大きい場合にはコンピュータの処理時間が長くなる。
走査する範囲を何らかの方法で絞り込み、走査に費やす時間を短縮させるという対処も考えられるが、走査を始める時点では対象図形における内部最大矩形が得られる点は未知であり、絞り込む範囲が有効かどうかは予測の域を出ない。
これに対して、本発明の最大値追跡走査法の走査範囲の軌跡は、上記のように細い帯状になり、しかも注目点が内部最大矩形の得られる格子点の方向に進んで行くので、全ての格子点を調べる場合に比べて効率が高い。
特に、対象図形が大きいときにその効果が高い。また、凸多角形では内部最大矩形を得られる格子点が、対象図形の重心の近くにあることが多いため、最初の注目点を対象図形の重心付近に設定することにより、更に効率化を図ることができる。
また、図21(a)に示すように、対象図形31が、凹多角形その他の複雑な形状をしている場合は、図21(b)に示すように、対象図形31を複数の三角形37a〜37c
に分割する。そして、分割されたそれぞれの三角形37a〜37cの領域内に、ひとつずつ注目点Pを設定する。
次に、図21(c)に示すように、各三角形37a〜37cの領域内で、最大値追跡走査法によって走査を行い、対象図形31内に取り得る内部最大矩形の候補41,42,43を選び出す。
そして、図21(d)に示すように、上記で得られた3個の内部最大矩形候補41,42,43のうち、面積が最大の内部最大矩形候補42を内部最大矩形34とする。
〈最大値追跡走査法による処理フロー〉
図22は、上記最大値追跡走査法による処理フローを示す。ここでは、まず、対象図形内の任意の位置に注目点を設定する(S41)。この際、対象図形の重心が対象図形内ある場合に、走査効率を上げるためには、最初の注目点を対象図形の重心付近に設定するのが好ましい。
次に、注目点とその8近傍の格子点との合計9点における注目点最大矩形及び格子点最大矩形を検出する(S42)。次に、注目点における注目点最大矩形の面積が、8近傍の格子点における格子点最大矩形の面積より大きいか否かを判断する(S43)。
ステップ43で、注目点最大矩形の面積が、8近傍の格子点における格子点最大矩形の面積より大きいと判断された場合は、次に、8近傍の格子点中で、格子点最大矩形の面積が、注目点最大矩形の面積と同じになる格子点があるか否かを判断する(S44)。
ステップ44で、注目点最大矩形の面積と同じ面積となる格子点最大矩形を有する格子点が無いと判断された場合は、処理が終了する。
また、ステップ43で、注目点最大矩形の面積が、8近傍の格子点における格子点最大矩形の面積より大きくないと判断された場合は、次に、8近傍の格子点における格子点最大矩形の中で、面積が最大となる格子点最大矩形が複数あるか否かを判断する(S45)。
ステップ45で、面積が最大となる格子点最大矩形が複数ないと判断された場合は、次に、8近傍の格子点中、格子点最大矩形の面積が最大となる格子点に注目点を移動する(S46)。続いて、ステップ42以降の処理を行う。
ステップ45で、面積が最大となる格子点最大矩形が複数あると判断された場合は、次に、その複数の格子点の方に走査経路を分岐する(S49)。続いて、ステップ42以降の処理を行う。
また、ステップ44で、注目点最大矩形の面積と同じ面積となる格子点最大矩形を有する格子点があると判断された場合は、次に、その複数の格子点における座標値の平均値を求め、その座標値に最終の注目点を移動する(S47)。
次に、最終の注目点における注目点最大矩形を検出し、これを内部最大矩形とする(S48)。 これにより、処理が終了する。
〈減価率の設定方法〉
対象地の内部最大矩形を検出した後、内部最大矩形とそれ以外の部分(以下、残地と呼ぶ)に対して、別個の減価率を設定する。そして、これらの減価率に基づいて対象地を評
価する。なお、減価率とは、評価対象地が減価要因を有する場合における、標準的な土地の価値に対する評価対象地の価値の割合である。
図23に示すように、四角形ABCDの対象図形31における内部最大矩形(四角形abcd)34に相当する部分は、宅地利用の本質を成す部分であるから基本的に減価は行わない。
但し、内部最大矩形34の一辺の長さが短すぎる場合や、面積が小さすぎる場合など、建物の建築に不都合を生じる場合には減価の対象とする。なお、図23中の符号38は道路である。
また、対象図形31から内部最大矩形34を除いた残地(三角形ADd,三角形ABb,三角形Ccb)は、建物の敷地として不都合を生じる場合が多く、利用効率が劣る部分であるから減価の対象とする。残地の減価率の設定方法については、後述する。
このように、対象図形31の内部最大矩形34と残地との減価率を変えることにより、ある形状の画地(同一目的で一体として利用される一筆又は二筆以上の土地)とその画地全体の減価率とが1対1で対応することになり、評価の客観化を図ることができる。
しかし、現実の不動産取引では、図24(a),(b)に示すように、同じ面積、同じ形状の対象図形31を有する画地であっても、間口の長さや道路38との接道形態、空地(くうち:敷地の中で建物が建っていない部分)の位置・方位等によって、形状減価の減価率が変わるという考え方がある。これは形状に関する画地条件が、他の画地条件と密接に関連し、影響を与えあうためと考えられる。
例えば、図25に示すように、辺ADが間口となる対象図形(四角形ABCD)31の内部において、内部最大矩形(四角形abcd)34が得られたとき、内部最大矩形34
の各辺ab,bc,cd,daを延長して得られた直線50〜53で、内部最大矩形34の周囲に、8個の領域d0〜d7を形成する。内部最大矩形34は、領域d8とする。
また、内部最大矩形34の周囲に生じる残地のうち、内部最大矩形34からみて道路(接面道路)38の反対側にある領域d1,d2,d3を「後方残地」、道路38側にある領域d5,d6,d7を「前方残地」、後方残地d1,d2,d3と前方残地d5,d6,d7との間にある領域d0,d4を「中間残地」とする。
前方残地d5〜d7と後方残地d1〜d3とを比較した場合、前方残地d5〜d7は、道路38に接続しているので、後方残地d1〜d3より利用効率が高いと考えられる。
そこで、前方残地d5〜d7よりも後方残地d1〜d3の方が、減価の程度が大きくなるように、前方残地d5〜d7及び後方残地d1〜d3のそれぞれの減価率を設定する。
中間残地d0,d4については、前方残地d5〜d7と接続しているとき(1点のみで接触しているときを除く)、または道路38と接続している場合(1点のみで接触しているときを除く)には、前方残地d5〜d7の減価率を適用し、それ以外の場合には後方残地d1〜d3の減価率を適用する。
図26は、中間残地d0が、前方残地d6と一点のみで接触している場合を示す。この場合は、中間残地d0の減価率として後方残地d3の減価率を適用する。
また、図27は、中間残地d4が、道路38と接続している場合を示す。この場合は、
中間残地d4の減価率として前方残地d6の減価率を適用する。
図28に示すように、中間残地d0,d4が前方残地d5と接続しているかどうかは、内部最大矩形34の両側の前方残地d5又はd7のうち、少なくとも一方に対象図形31の一部があるかどうかで判断する。
図28の例では、内部最大矩形34の前方残地d7に対象図形31の一部が存在するので、中間残地d0は、前方残地d7と接続していると判断する。
また、中間残地d0,d4が道路38に接続しているかどうかは、内部最大矩形34が開口DAに接しているかどうかで判断する。
図28の例では、内部最大矩形34が、開口DAに点dで接しているので、中間残地d4は道路38に接続していると判断する。
このような基準で判断することにより、残地d0〜d7を道路38に接続している残地(以下、接続残地と呼ぶ)d0,d4,d5,d6,d7と、道路38に接続していない残地(以下、非接続残地と呼ぶ)d1,d2,d3の2種類に区別できる。
そして、2種類の接続残地d0,d4,d5,d6,d7と非接続残地d1,d2,d3に、それぞれ別の減価率を設定する。これにより、同じ形状、同じ面積の画地であっても、間口DAの長さや道路38に対する接道形態、空地の位置などで減価率を変えることができる。これにより、上記の考え方と合致させることができる。
例えば、図29(a)に示すように、道路38に接続していない中間残地d0,d4は、後方残地d5の減価率を適用する。また、図29(b),(c)に示すように、道路38に接続している中間残地d0,d4は、前方残地の減価率を適用する。
〈減価率設定処理フロー〉
図30は、減価率設定処理フローを示す。ここでは、まず、対象図形の内部最大矩形における各辺を基準として複数個、四角形の場合は9個の領域を形成する(S51)。
次に、残地がどの領域内にあるかを調べ、その残地の位置、方位などに応じた減価率を設定する(S52)。次に、各残地の面積と各差率とをかけ、その合計値を対象図形31全体の面積で割ることにより、対象地全体の減価率を算定する(S53)。
〈中間残地の減価率設定処理フロー〉
図31は、中間残地の減価率設定処理フローを示す。ここでは、まず、残地を前方残地、後方残地、中間残地に分ける(S61)。
次に、前方残地、後方残地にそれぞれ別個の減価率を適用する(S62)。次に、中間残地が前方残地に接続しているか否かを判断する(S63)。
ステップ(S63)で、中間残地が前方残地に接続していると判断された場合は、次に、中間残地に前方残地の減価率を適用する(S64)。これにより、処理が終了する。
また、ステップ(S63)で、中間残地が前方残地に接続していないと判断された場合は、次に、中間残地が道路に接続しているか否かを判断する(S65)。
ステップ(S65)で、中間残地が道路に接続していると判断された場合は、次に、ス
テップ(S64)以降の処理を行う。
また、ステップ(S65)で、中間残地が道路に接続していないと判断された場合は、次に、中間残地に後方残地の減価率を適用する(S66)。これにより、処理が終了する。
〈空地の方位を形状減価に反映させる方法〉
空地(敷地内の、建物が建っていない部分)の方位を形状減価に反映させるため、図32に示すように、内部最大矩形(四角形abcd)34の中心Pからみた領域d0〜d7の方位を求める。そして、それぞれの領域d0〜d7にある残地について、その方位に応じた減価率を設定する。
本実施形態では、各領域d0〜d7の方位を次のように設定する。
領域d0 の方位:内部最大矩形34の中心Pから見た辺abの中点Q1の方位
領域d1 の方位:内部最大矩形34の中心Pからみた頂点bの方位
領域d2 の方位:内部最大矩形34の中心Pからみた辺bcの中点Q2の方位
領域d3 の方位:内部最大矩形34の中心Pからみた頂点cの方位
領域d4 の方位:内部最大矩形34の中心Pからみた辺cdの中点Q3の方位
領域d5 の方位:内部最大矩形34の中心Pからみた頂点dの方位
領域d6 の方位:内部最大矩形34の中心Pからみた辺daの中点Q4の方位
領域d7 の方位:内部最大矩形34の中心からみた頂点aの方位
〈接面道路からの奥行距離によって残地の減価率に差を設ける方法〉
また、本実施形態では、残地の道路からの距離によって残地の減価率を設定する。図33に示すように、対象図形31について、道路38に近い部分と、道路から遠い部分(奥側)とを比較した場合、道路38から遠い部分の方が利用効率は劣ると考えられる。図33の例では、後方残地d2の利用効率は、前方残地d6の利用効率より劣る。
そこで、本実施形態では、残地d0,d2,d6のうち、対象図形31が面する道路(接面道路)38から一定距離内にある部分の減価率と、一定距離を超える部分の減価率に差を設ける。
これにより、残地d0,d2,d6の減価率について、道路38からの奥行距離を反映させることができる。この場合、道路38からの距離を2段階あるいはそれ以上の段階に区分し、各段階毎に減価率を変えることができる。
このように、本発明では、評価対象地を近似した多角形の対象図形31内に取り得る内部最大矩形34を、正確且つ迅速に検出できる。従って、内部最大矩形34及び残地d0〜d7の形状などに基づいて、対象地の評価を客観的且つ正当に行うことができる。
〈第2の実施の形態〉
第1の実施形態では、対象図形31内の注目点Pを中心として円33を書き、円33の半径Rを変えて形成された注目点矩形34のうち、面積が最大の注目点矩形34を内部最大矩形としたが、円33を書くことなく、注目点を交点とする対角線を引き、この対角線に基づいて内部最大矩形を検出することもできる。
この場合は、対象図形(多角形)内に第1の注目点を設定し、この第1の注目点を対角線の交点とする矩形で、対象図形内に収まる最大の矩形を第1の矩形として設定する。
次に、第1の注目点の周囲の複数点をそれぞれ第2の注目点に設定し、これらの第2の
注目点を対角線の交点とする矩形で、対象図形内に収まる最大の矩形をそれぞれ第2の矩形として設定する。
次に、第1の矩形の面積が第2の矩形の面積より大きい場合に、第1の矩形を内部最大矩形として検出する。
また、複数の第2の矩形のうち何れかの面積が、第1の矩形の面積以上である場合に、何れかの第2の矩形を新たな第1の矩形として設定し、何れかの第2の矩形に対応する第2の注目点を新たな第1の注目点として設定する。
次に、新たな第1の注目点の周囲の複数点を新たな第2の注目点として、上記と同様な処理を行うことにより、内部最大矩形を検出できる。
本発明の実施形態に係る形状に基づく土地の評価システムの機能概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る形状各差率判断部を示す図である。 本発明の実施形態に係る形状に基づく減価率を求める処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る内部最大矩形を検出する方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図であり、円の半径を拡大する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図であり、円の円周と対象図形の輪郭線とが2点で交差する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図であり、交点と対称点とを頂点とする矩形を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図であり、円の円周と対象図形の輪郭線とが複数の点で交差する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図であり、同一の注目点を中心とする注目点最大矩形が複数形成される場合を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図であり、円が対象図形を包含する状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るある注目点を中心とする注目点最大矩形を検出する処理を示すフローチャートである。 従来例に係る注目点最大矩形を検出する方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動方法を説明する図であり、各格子点に置ける格子点最大矩形の面積を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動方法を説明する図であり、注目点及び8近傍の格子点の位置座標を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動方法を説明する図であり、注目点の移動軌跡が帯状になることを説明する図である。 本発明の実施形態に係る内部最大矩形の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動方法を説明する図であり、面積が最大となる複数の格子点が隣接している場合の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動方法を説明する図であり、面積が最大となる複数の格子点が隣接している場合の別の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動方法を説明する図であり、面積が最大となる複数の格子点が互いに離れている場合の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る形状が複雑な対象図形の内部最大矩形を検出する方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る注目点の移動処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る残地の減価率を求める方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る面積が同一で形状が異なる例を示す図である。 本発明の実施形態に係る残地の減価率を求める方法を説明する図であり、対象図形を9個の領域に区分した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る中間残地の減価率を求める方法を説明する図であり、中間残地の減価率に後方残地の減価率を適用する場合を示す図である。 本発明の実施形態に係る中間残地の減価率を求める方法を説明する図であり、中間残地の減価率に前方残地の減価率を適用する場合を示す図である。 本発明の実施形態に係る中間残地が道路に面している場合を示す図である。 本発明の実施形態に係る中間残地の減価率を求める方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る減価率の設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る中間残地の減価率を求める処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る方位による減価率を求める方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る中間残地の減価率を求める方法を説明する図であり、道路からの距離に応じて残地の減価率を求める方法を説明する図である。
符号の説明
1 土地の評価システム
10 評価部
11 形状・図面入力部
12 図面表示部
13 対象図形入力・制御部
14 対象図形表示部
15 形状減価率判断部
16 形状減価率計算部
17 計算結果表示部
18 地図情報データベース
19 形状減価率テーブル記憶部
20 ネットワーク
21 形状認識部
22 内部最大矩形検出部
23 領域設定部
24 減価率設定部
30 格子平面
30a 格子点
31 対象図形
31a 対象図形の頂点
31b 対象図形の一辺
31c 対象図形の輪郭線
33 円
33a 円周
34 内部最大矩形(注目点矩形)
35,36 直径線
38 道路
40 内部最大矩形
40a 垂線
P 注目点
P0〜P7 格子点
T1,T2 頂点
d0〜d8 領域

Claims (39)

  1. 評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受ける入力手段と、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出する内部最大矩形検出手段と、
    前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行う評価手段とを備え、
    前記内部最大矩形検出手段は、前記多角形内に第1の注目点を設定し、
    前記第1の注目点を対角線の交点とする矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形を第1の矩形として設定し、
    前記第1の注目点の周囲の複数点をそれぞれ第2の注目点に設定し、
    前記第2の注目点を対角線の交点とする矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形をそれぞれ第2の矩形として設定し、
    前記第1の矩形の面積が前記第2の矩形の面積より大きい場合に、前記第1の矩形を前記内部最大矩形として検出する検出手段を有することを特徴とする形状に基づく土地の評価システム。
  2. 前記複数の第2の矩形のうち何れかの面積が、前記第1の矩形の面積以上である場合に、前記何れかの第2の矩形を新たな第1の矩形として設定し、
    前記何れかの第2の矩形に対応する前記第2の注目点を新たな第1の注目点として設定し、
    前記新たな第1の注目点の周囲の複数点を新たな第2の注目点として、前記内部最大矩形検出手段による検出を実行する制御手段を、更に備えることを特徴とする請求項1に記載の形状に基づく土地の評価システム。
  3. 評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受ける入力手段と、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出する内部最大矩形検出手段と、
    前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行う評価手段とを備え、
    前記内部最大矩形検出手段は、前記多角形内に注目点を設定し、前記注目点を中心とし前記多角形の外周縁と少なくとも2点で交差する円周を有する円を形成し、前記多角形の外周縁と前記円の円周との交点のうち2つの交点の組み合わせを抽出し、前記各組み合わせに含まれる前記2つの交点を頂点とし、且つ前記円の円周上に全ての頂点を有する矩形を形成する処理を、前記円の直径を変えると共に、前記注目点を移動させて実行することにより複数の前記矩形を取得し、前記複数の前記矩形のうち最大の面積を有する前記矩形を前記内部最大矩形として検出することを特徴とする形状に基づく土地の評価システム。
  4. 前記注目点に隣接する格子点をそれぞれ候補注目点に設定する手段と、
    前記それぞれの候補注目点について前記内部最大矩形による検出を実行することにより、
    前記候補注目点において、それぞれ第2の内部最大矩形を算出させる手段と、
    前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きい場合に、前記第2の内部最大矩形のうちの最大の面積を形成する前記候補注目点を新たな注目点として設定すると共に、
    前記新たな注目点における前記内部最大矩形の面積を記憶する手段と、
    前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きくない場合に、前記注目点における前記内部最大矩形を確定する手段とを、更に備えることを特徴とする請求項3に記載の形状に基づく土地の評価システム。
  5. 互いに隣接する2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接する2個以上の前記格子点の中間点に前記注目点を移動して、前記処理を実行することにより得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項4に記載の形状に基づく土地の評価システム。
  6. 互いに隣接していない2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接していない2個以上の前記格子点で得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項4または5に記載の形状に基づく土地の評価システム。
  7. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記土地に接する道路との関係に基づいて評価することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の形状に基づく土地の評価システム。
  8. 前記多角形が凹部を有する場合は、前記多角形を前記凹部の側方における突出部分を含む所定の領域と、前記所定の領域を除いた領域とに区分し、
    前記所定の領域内と、前記所定の領域を除いた領域内とで、それぞれ別個に前記注目点を移動し、
    前記所定の領域内で前記注目点を移動することにより得られた前記矩形のうち、最大の面積を有する前記矩形と、前記所定の領域を除いた領域内で前記注目点を移動することにより得られた最大の面積を有する前記矩形とを比較し、面積が大きい方の前記矩形を前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の形状に基づく土地の評価システム。
  9. 前記内部最大矩形の面積が所定値より小さい場合には、前記内部最大矩形に相当する部分の評価を基準より低くすることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の形状に基づく土地の評価システム。
  10. 前記内部最大矩形に相当する部分は、前記土地の間口、又は前記土地が接する道路との位置関係に基づいて評価することを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の形状に基づく土地の評価システム。
  11. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形に対する位置関係、方位、又は前記土地が接する道路からの距離に基づいて評価することを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の形状に基づく土地の評価システム。
  12. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形の各辺を延長した直線で前記内部最大矩形を除いた部分を仕切り、前記仕切られた各部分を前記道路側に位置する前方残地と、前記道路の反対側に位置する後方残地と、前記前方残地と前記後方残地との間に位置する中間残地とに分けて評価することを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の形状に基づく土地の評価システム。
  13. 前記中間残地は、前記中間残地が前記前方残地又は前記道路と接している場合は、一点で接触している場合を除いて、前記前方残地と同様に評価することを特徴とする請求項12に記載の形状に基づく土地の評価システム。
  14. コンピュータが、
    評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受けるステップと、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップ
    と、
    前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行うステップとを実行し、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップは、前記多角形内に第1の注目点を設定し、
    前記第1の注目点と対角線の交点になる矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形を第1の矩形として設定し、
    前記第1の注目点の周囲の複数点をそれぞれ第2の注目点に設定し、
    前記第2の注目点を対角線の交点とする矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形をそれぞれ第2の矩形として設定し、
    前記第1の矩形の面積が前記第2の矩形の面積より大きい場合に、前記第1の矩形を前記内部最大矩形として検出するステップを実行することを特徴とする形状に基づく土地の評価方法。
  15. 前記複数の第2の矩形のうち何れかの面積が、前記第1の矩形の面積以上である場合に、前記何れかの第2の矩形を新たな第1の矩形として設定し、
    前記何れかの第2の矩形に対応する前記第2の注目点を新たな第1の注目点として設定し、
    前記新たな第1の注目点の周囲の複数点を新たな第2の注目点として、前記検出手段による検出を実行するステップを、更に実行することを特徴とする請求項14に記載の形状に基づく土地の評価方法。
  16. コンピュータが、
    評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受けるステップと、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップと、
    前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行うステップとを実行し、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップは、前記多角形内に注目点を設定し、前記注目点を中心とし前記多角形の外周縁と少なくとも2点で交差する円周を有する円を形成し、前記多角形の外周縁と前記円の円周との交点のうち2つの交点の組み合わせを抽出し、前記各組み合わせに含まれる前記2つの交点を頂点とし、且つ前記円の円周上に全ての頂点を有する矩形を形成する処理を、前記円の直径を変えると共に、前記注目点を移動させて実行することにより複数の前記矩形を取得し、前記複数の前記矩形のうち最大の面積を有する前記矩形を前記内部最大矩形として検出することを特徴とする形状に基づく土地の評価方法。
  17. 前記注目点に隣接する格子点をそれぞれ候補注目点に設定するステップと、
    前記それぞれの候補注目点について前記内部最大矩形による検出を実行することにより、
    前記候補注目点において、それぞれ第2の内部最大矩形を算出させるステップと、
    前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きい場合に、前記第2の内部最大矩形のうちの最大の面積を形成する前記候補注目点を新たな注目点として設定すると共に、
    前記新たな注目点における前記内部最大矩形の面積を記憶するステップと、
    前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きくない場合に、前記注目点における前記内部最大矩形を確定するステップとを、更に実行することを特徴とする請求項16に記載の形状に基づく土地の評価方法。
  18. 互いに隣接する2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接する2個以上の前記格子点の中間点に前記注目点を移動して、前記処理を実行することにより得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項17に記載の形状に基づく土地の評価方法。
  19. 互いに隣接していない2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接していない2個以上の前記格子点で得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項17または18に記載の形状に基づく土地の評価方法。
  20. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記土地に接する道路との関係に基づいて評価することを特徴とする請求項14から19の何れかに記載の形状に基づく土地の評価方法。
  21. 前記多角形が凹部を有する場合は、前記多角形を前記凹部の側方における突出部分を含む所定の領域と、前記所定の領域を除いた領域とに区分し、
    前記所定の領域内と、前記所定の領域を除いた領域内とで、それぞれ別個に前記注目点を移動し、
    前記所定の領域内で前記注目点を移動することにより得られた前記矩形のうち、最大の面積を有する前記矩形と、前記所定の領域を除いた領域内で前記注目点を移動することにより得られた最大の面積を有する前記矩形とを比較し、面積が大きい方の前記矩形を前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項14から20の何れかに記載の形状に基づく土地の評価方法。
  22. 前記内部最大矩形の面積が所定値より小さい場合には、前記内部最大矩形に相当する部分の評価を基準より低くすることを特徴とする請求項14から21の何れかに記載の形状に基づく土地の評価方法。
  23. 前記内部最大矩形に相当する部分は、前記土地の間口、又は前記土地が接する道路との位置関係に基づいて評価することを特徴とする請求項14から23の何れかに記載の形状に基づく土地の評価方法。
  24. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形に対する位置関係、方位、又は前記土地が接する道路からの距離に基づいて評価することを特徴とする請求項14から23の何れかに記載の形状に基づく土地の評価方法。
  25. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形の各辺を延長した直線で前記内部最大矩形を除いた部分を仕切り、前記仕切られた各部分を前記道路側に位置する前方残地と、前記道路の反対側に位置する後方残地と、前記前方残地と前記後方残地との間に位置する中間残地とに分けて評価することを特徴とする請求項14から23の何れかに記載の形状に基づく土地の評価方法。
  26. 前記中間残地は、前記中間残地が前記前方残地又は前記道路と接している場合は、一点で接触している場合を除いて、前記前方残地と同様に評価することを特徴とする請求項25に記載の形状に基づく土地の評価方法。
  27. コンピュータに、
    評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受けるステップと、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップと、
    前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行うステップとを実行させ、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップは、前記多角形内に第1の注目点を設定し、
    前記第1の注目点と対角線の交点になる矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形を第1の矩形として設定し、
    前記第1の注目点の周囲の複数点をそれぞれ第2の注目点に設定し、
    前記第2の注目点を対角線の交点とする矩形で、前記多角形内に収まる最大の矩形をそれぞれ第2の矩形として設定し、
    前記第1の矩形の面積が前記第2の矩形の面積より大きい場合に、前記第1の矩形を前記内部最大矩形として検出するステップを実行させることを特徴とする形状に基づく土地の評価プログラム。
  28. 前記複数の第2の矩形のうち何れかの面積が、前記第1の矩形の面積以上である場合に、前記何れかの第2の矩形を新たな第1の矩形として設定し、
    前記何れかの第2の矩形に対応する前記第2の注目点を新たな第1の注目点として設定し、
    前記新たな第1の注目点の周囲の複数点を新たな第2の注目点として、前記検出手段による検出を実行するステップを、更に実行させることを特徴とする請求項27に記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  29. コンピュータに、
    評価対象とする土地の形状に近似した多角形の入力を受けるステップと、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップと、
    前記内部最大矩形の形状と、前記多角形における前記内部最大矩形を除いた部分の形状とに基づいて、前記土地の評価を行うステップとを実行させ、
    前記多角形内に取り得る矩形のうち面積が最大となる内部最大矩形を検出するステップは、前記多角形内に注目点を設定し、前記注目点を中心とし前記多角形の外周縁と少なくとも2点で交差する円周を有する円を形成し、前記多角形の外周縁と前記円の円周との交点のうち2つの交点の組み合わせを抽出し、前記各組み合わせに含まれる前記2つの交点を頂点とし、且つ前記円の円周上に全ての頂点を有する矩形を形成する処理を、前記円の直径を変えると共に、前記注目点を移動させて実行することにより複数の前記矩形を取得し、前記複数の前記矩形のうち最大の面積を有する前記矩形を前記内部最大矩形として検出することを特徴とする形状に基づく土地の評価プログラム。
  30. 前記注目点に隣接する格子点をそれぞれ候補注目点に設定するステップと、
    前記それぞれの候補注目点について前記内部最大矩形による検出を実行することにより、
    前記候補注目点において、それぞれ第2の内部最大矩形を算出させるステップと、
    前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きい場合に、前記第2の内部最大矩形のうちの最大の面積を形成する前記候補注目点を新たな注目点として設定すると共に、
    前記新たな注目点における前記内部最大矩形の面積を記憶するステップと、
    前記それぞれの第2の内部最大矩形の何れかの面積が、前記注目点における前記内部最大矩形の面積より大きくない場合に、前記注目点における前記内部最大矩形を確定するステップとを、更に実行させることを特徴とする請求項29に記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  31. 互いに隣接する2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合
    は、前記互いに隣接する2個以上の前記格子点の中間点に前記注目点を移動して、前記処理を実行することにより得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項30に記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  32. 互いに隣接していない2個以上の前記格子点で、最大の面積を有する前記矩形が得られた場合は、前記互いに隣接していない2個以上の前記格子点で得られた前記矩形を、前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項30または31に記載の形状に基づく土地の評価方法。
  33. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記土地に接する道路との関係に基づいて評価することを特徴とする請求項27から32の何れかに記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  34. 前記多角形が凹部を有する場合は、前記多角形を前記凹部の側方における突出部分を含む所定の領域と、前記所定の領域を除いた領域とに区分し、
    前記所定の領域内と、前記所定の領域を除いた領域内とで、それぞれ別個に前記注目点を移動し、
    前記所定の領域内で前記注目点を移動することにより得られた前記矩形のうち、最大の面積を有する前記矩形と、前記所定の領域を除いた領域内で前記注目点を移動することにより得られた最大の面積を有する前記矩形とを比較し、面積が大きい方の前記矩形を前記内部最大矩形とすることを特徴とする請求項27から33の何れかに記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  35. 前記内部最大矩形の面積が所定値より小さい場合には、前記内部最大矩形に相当する部分の評価を基準より低くすることを特徴とする請求項27から34の何れかに記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  36. 前記内部最大矩形に相当する部分は、前記土地の間口、又は前記土地が接する道路との位置関係に基づいて評価することを特徴とする請求項27から35の何れかに記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  37. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形に対する位置関係、方位、又は前記土地が接する道路からの距離に基づいて評価することを特徴とする請求項27から36の何れかに記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  38. 前記多角形のうち前記内部最大矩形を除いた部分は、前記内部最大矩形の各辺を延長した直線で前記内部最大矩形を除いた部分を仕切り、前記仕切られた各部分を前記道路側に位置する前方残地と、前記道路の反対側に位置する後方残地と、前記前方残地と前記後方残地との間に位置する中間残地とに分けて評価することを特徴とする請求項27から36の何れかに記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
  39. 前記中間残地は、前記中間残地が前記前方残地又は前記道路と接している場合は、一点で接触している場合を除いて、前記前方残地と同様に評価することを特徴とする請求項38に記載の形状に基づく土地の評価プログラム。
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