JP2008039714A - 絵柄ピッチ計測装置 - Google Patents

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忠 米津
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Abstract

【課題】絵柄ピッチの変動を数値的に把握ることができる絵柄ピッチ計測装置を提供する。
【解決手段】ウェブの移送量を検出する移送量検出手段と、所定の絵柄ピッチでウェブに設けられたマークを検出しマーク信号を出力するマーク検出手段と、移送量とマーク信号を入力しマーク間距離を演算するマーク間距離演算手段と、直近の所定数のマーク間距離を記憶する記憶手段と、所定数のマーク間距離の平均値である平均マーク間距離を演算する平均値演算手段と、平均マーク間距離を出力する出力手段とを備えるようにした絵柄ピッチ計測装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は巻取体の印刷物を巻き解いて加工する技術分野に属する。特に、印刷物における絵柄ピッチに同期させて間欠送りをしながら加工するときに、絵柄ピッチの変動が加工に悪影響しないように、絵柄ピッチの変動を高い精度で数値的に把握できるようにした絵柄ピッチ計測装置に関する。
製袋機等においては、巻取体から軟包装材料フィルム等の印刷物を連続的に繰り出した後、間欠送りを行い、切断する工程が存在する。その工程においては、印刷物における絵柄ピッチは概略一定となっていることを前提としている。しかし、印刷条件、材料伸縮、等の変動が原因となって正確には絵柄ピッチは一定でなく、通常は絵柄ピッチにはバラツキが存在する。また、間欠送りにおける送り量も正確な設定や駆動は困難であるし、送り量にもバラツキが存在する。そのため、従来装置においても、印刷物に絵柄ピッチで印刷されたマークをマークセンサを読み取ることにより、間欠送りにおける送り量を調整することが行われている。この調整により、切断位置に関しては、絵柄ピッチに同調した所定の位置での切断が可能となっている(特許文献1)。
特開平01−177992
しかし、切断が印刷物の同一箇所においては1回だけ行われるのに対して、加工は複数回に分けて実施することが一般的である。そのため、絵柄ピッチに対して間欠送りにおける送り量の誤差が存在するときには、その誤差は実施する加工回数に応じて累積することになる。すなわち、加工位置に関しては累積により大きな誤差となり、品質不良を起こす恐れが大きい。
切断とその他の加工を行う加工装置の一例を説明図として図6に示す。加工部1は絵柄ピッチ変動に無関係な縦方向に一様な加工(たとえばスリット加工)を行う加工部であって調整の必要がない。加工部2は絵柄ピッチ変動に適合させる調整を必要とする横方向の加工を行う加工部であるから、図6(A)に示すように、ダンサローラを配置し送り量の独立調整を可能としている。加工部2には複数の加工ステージが存在し、その複数の加工ステージの各々において加工が行われる。複数の加工ステージは印刷物の経路長が絵柄ピッチの整数倍(通常は1倍)となるように配置されている。
このような加工装置において、オペレータは切断個所に対する加工位置を常に観察し続けて絵柄ピッチの変動を感覚的に察知するようにしている。そして、絵柄ピッチの変動を察知したときには、図6(B)に示すように、累積する誤差が品質不良とならないように、オペレータは加工部2における各々の加工ステージ2−1,2−2,2−3を適正な位置に調整する作業を行っている。
本発明は上記の問題を解決するために成されたものである。その目的は、印刷物における絵柄ピッチに同期させて間欠送りをしながら加工するときに、絵柄ピッチの変動が加工に悪影響しないように、絵柄ピッチの変動を高い精度で数値的に把握でき、その変動の発生をオペレータに注意喚起でき、加工部の間欠送りにおける送り量の数値化を可能とし、しかも、新規でない既設の加工装置においても安価かつ簡便に追加することができる絵柄ピッチ計測装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る絵柄ピッチ計測装置は、ウェブの移送量を検出する移送量検出手段と、所定の絵柄ピッチでウェブに設けられたマークを検出しマーク信号を出力するマーク検出手段と、前記移送量とマーク信号を入力しマーク間距離を演算するマーク間距離演算手段と、直近の所定数の前記マーク間距離を記憶する記憶手段と、前記所定数のマーク間距離の平均値である平均マーク間距離を演算する平均値演算手段と、前記平均マーク間距離を出力する出力手段とを備えるようにしたものである。
また本発明の請求項2に係る絵柄ピッチ計測装置は、請求項1に係る絵柄ピッチ計測装置において、前記平均マーク間距離は前記ウェブが前記マーク間距離を移送される度に演算されるようにしたものである。
また本発明の請求項3に係る絵柄ピッチ計測装置は、請求項1または2に係る絵柄ピッチ計測装置において前記移送量を検出する位置と前記マークを検出する位置とは近接する位置であるようにしたものである。
また本発明の請求項4に係る絵柄ピッチ計測装置は、請求項1〜3のいずれかに係る絵柄ピッチ計測装置において、前記移送量を検出する位置と前記マークを検出する位置とは加工装置の供給部に近い位置であるようにしたものである。
本発明の請求項1に係る絵柄ピッチ計測装置によれば、移送量検出手段によりウェブの移送量が検出され、マーク検出手段により所定の絵柄ピッチでウェブに設けられたマークは検出されてマーク信号が出力され、マーク間距離演算手段により移送量とマーク信号が入力されてマーク間距離が演算され、記憶手段により直近の所定数のマーク間距離が記憶され、平均値演算手段により所定数のマーク間距離の平均値である平均マーク間距離が演算され、出力手段により平均マーク間距離が出力される。したがって、印刷物における絵柄ピッチに同期させて間欠送りをしながら加工するときに、絵柄ピッチの変動が加工に悪影響しないように、絵柄ピッチの変動を高い精度で数値的に把握でき、その変動の発生をオペレータに注意喚起でき、加工部の間欠送りにおける送り量の数値化を可能とし、しかも、新規でない既設の加工装置においても安価かつ簡便に追加することができる絵柄ピッチ計測装置が提供される。
また本発明の請求項2に係る絵柄ピッチ計測装置によれば、平均マーク間距離はウェブがマーク間距離を移送される度に演算されるようにしたものである。したがって、最速で絵柄ピッチの変動を数値的に把握できる。
また本発明の請求項3に係る絵柄ピッチ計測装置によれば、移送量を検出する位置とマークを検出する位置とは近接する位置であるようにしたものである。絵柄ピッチの変動を高い精度で数値的に把握できる。
また本発明の請求項4に係る絵柄ピッチ計測装置によれば、移送量を検出する位置とマークを検出する位置とは加工装置の供給部に近い位置であるようにしたものである。絵柄ピッチの変動を加工部の手前(上流)で把握することが可能であるから加工に悪影響しないように十分な対処が可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。本発明の絵柄ピッチ計測装置における検出部の配置とそれを適用した加工装置の一例を図1に示す。また、本発明の絵柄ピッチ計測装置におけるマークセンサと印刷物におけるマークとの関係の説明図を図2(A)に示す。また、本発明の絵柄ピッチ計測装置における構成の一例をブロック図として図2(B)に示す。図1、図2において、1はロータリーエンコーダ、2はマークセンサ、10は移送量検出部、20はマーク検出部、30はデータ処理部、101は巻解部、102はインフィードローラ、103はアキュムレータ、104は間欠送りローラ、105は第1加工部、106はダンサローラ、107は第2加工部、140は間欠搬送部、201は巻取体、202は印刷物(ウェブ)、203a,203b・・・は絵柄、204a,204b・・・はマークである。
インフィードローラ102は回転駆動される金属材料からなる剛体の駆動ローラとその駆動ローラに加圧接触して連れ回るゴム弾性材料からなる加圧ローラとから構成される。そのインフィードローラ102によって印刷物(ウェブ)202は挟持されている。駆動ローラが回転することにより、巻解部101に装着された巻取体201から印刷物202が巻き解かれて加工部へと印刷物202の送給が行われる。駆動ローラは連続回転しており、印刷物202は連続的に送給される。
巻解部101はその支持軸において巻取体201を支持している。その支持軸には供給方向に対して逆方向の回転を与える逆回転トルクまたはブレーキが作用しており、巻解部101とインフィードローラ102との間の印刷物202にはテンションが掛かる構成となっている。そのテンションにより印刷物202は弛むことなく送給が行われる。
印刷物202はインフィードローラ102からアキュームレータ103へと走行する。アキュームレータ103は連続的に送給される印刷物202を一時的に貯え、貯えた印刷物202の高速送給を可能とする機能を有する。すなわち、その下流に配置された間欠送りローラ104の間欠送り動作において、印刷物202は破断したり弛むことがなくなる。図1に示す一例においては、アキュームレータ103は3本のローラから構成され、中間のローラが印刷物202に所定のテンションを与えながら変位する。その変位により印刷物202の経路長が変化することにより印刷物202が貯えられる。
間欠送りローラ104は、インフィードローラ102と同様で、回転駆動される金属材料からなる剛体の駆動ローラとその駆動ローラに加圧接触して連れ回るゴム弾性材料からなる加圧ローラとから構成される。その間欠送りローラ104によって印刷物(ウェブ)202は挟持されている。駆動ローラが回転することにより、アキュームレータ103に貯えられた印刷物202は第1加工部105へと送給される。駆動ローラは間欠的に回転しており、印刷物202は間欠的に送給される。この間欠送りにおける1回分の送り量は印刷物202における絵柄ピッチと等しくなるように制御されている。
第1加工部105において加工が行われた後に、印刷物202はダンサローラ106、第2加工部107へと走行する。ダンサローラ106は印刷物202の走行経路長を調節する機能を有する。この機能により、第1加工部105と第2加工部107において、各々独立に、走行方向における加工位置の調節を行うことができる。
本発明の絵柄ピッチ計測装置における検出部、すなわちロータリーエンコーダ1とマークセンサ2は、図1に示す一例においては、巻解部101とインフィードローラ102との間の部位に設置されている。この設置においては、移送量を検出する位置とマークを検出する位置とは加工装置の供給部に近い位置である。したがって、絵柄ピッチの変動を加工部の手前(上流)で把握することが可能であるから加工に悪影響しないように十分な対処が可能となる。また、この設置においては、移送量を検出する位置とマークを検出する位置とを近接させることができる。したがって、絵柄ピッチの変動を高い精度で数値的に把握できる。
ロータリーエンコーダ1は印刷物202の移送量を検出する移送量検出部10(図2参照)のセンサである。たとえば、ロータリーエンコーダ1の回転検出軸にホイールが固定されており、そのホイールが印刷物202の表面に接触し、滑りを起こさない状態で連れ回るするように構成する。ホイールの円周長に等しい距離を印刷物202が走行するとホイールは1回転する。ホイールが1回転することによりロータリーエンコーダ1の回転検出軸は1回転する。すなわち、印刷物202の移送量(走行距離)とロータリーエンコーダ1が出力する回転信号とは1対1に対応している。ロータリーエンコーダ1が出力する回転信号は、たとえば、ゼロ信号と、A信号と、B信号とからなる。ゼロ信号は回転検出軸における特定の回転角度において立上がる(または立下がる)パルスを1つだけ出力する信号である。また、A信号は回転検出軸の1回転を等分割(たとえば1000分割)した角度ごとに立上がる(または立下がる)パルスを出力する信号である。また、B信号はそのA信号に対して位相が90°ずれたパルスを出力する信号である。
回転量、すなわち移送量を検出するときにはA信号(またはB信号)を利用する。絶対的な回転角度を検出するときにはゼロ信号を利用する。回転方向を検出するときにはA信号とB信号の位相を比較する。本発明においては印刷物202が走行する方向が決まっているからロータリーエンコーダ1の回転軸の回転方向が決まっている。また、ロータリーエンコーダ1の回転軸の絶対的な角度の検出は必要ない。したがって、A信号だけを利用すればよい。
移送量検出部10は、センサであるロータリーエンコーダ1、ホイール、印刷物202の表面に接触させる機構、加工装置にセンサ等取付けするための機構、A信号におけるパルス数を計数するカウンタ、絵柄ピッチの演算等を行うデータ処理部30とのインタフェース、等から構成される。移送量検出部10は移送量としてカウンタの計数値をインタフェースを介してデータ処理部30に出力する。
マークセンサ2は所定の絵柄ピッチで印刷物202に設けられたマークを検出しマーク信号を出力するマーク検出部20(図2参照)のセンサである。マークセンサ2としては、投光部から対象物(ここでは印刷物202の表面)に光を照射し、受光部が対象物から反射する光を受光し、その光量に応じた電気信号を出力する光電センサを使用することができる。印刷物202の表面のマークがマークセンサ2の検出領域に有るときと、無いときの電気信号の相違からマークの有無を検出することができる。
印刷物202には、図2(A)に示すように、所定周期で繰返す絵柄203a,203b・・・が印刷されている。その絵柄とともに絵柄と同一周期で繰返すマーク204a,204b・・・も印刷されている。マーク204a,204b・・・は加工装置によって加工を行うときの位置基準のマークを流用することができる。勿論、絵柄ピッチを検出するための専用マークを設けてもよい。マークセンサ2は印刷物202の走行方向に対して直角方向、すなわち横方向において、マーク204a,204b・・・と同一位置となるように設置されている。
マーク検出部20は、センサであるマークセンサ2、加工装置にセンサ等取付けするための機構、電気信号の相違からマークの有無を検出する判定回路、絵柄ピッチの演算等を行うデータ処理部30とのインタフェース、等から構成される。
データ処理部30(図2参照)はマーク間距離演算部、記憶部、平均値演算部、出力部、等を構成するデータ処理装置である。マーク間距離演算部は移送量検出部10が出力する移送量(カウンタの計数値)と、マーク検出部が出力するマーク信号を入力しマーク間距離を演算する。記憶部は直近の所定数のマーク間距離を記憶する。平均値演算部は所定数のマーク間距離の平均値である平均マーク間距離を演算する。出力部は平均マーク間距離、すなわち絵柄ピッチをオペレータ等が監視するディスプレイ、間欠移送部140(図2参照)、等に出力する。間欠搬送部140は加工装置の間欠搬送部であり、間欠送りローラ104、駆動モータ、駆動回路、制御演算部、等によって構成される。本発明の絵柄ピッチ計測装置が出力する絵柄ピッチに基づいて間欠搬送部140が送り量を調節するように構成することができる。データ処理部30は、図2(B)に示すように、全体としては、移送量とマーク信号を入力し絵柄ピッチを出力する。
データ処理部30はパーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、等のデータ処理装置のハードウェアとソフトウェアによって構成することができる。
以上の構成において、本発明の絵柄ピッチ計測装置における動作について説明する。本発明の絵柄ピッチ計測装置において絵柄ピッチを演算する過程をフロー図として図3に示す。また、その過程をタイムチャートとして図4、図5に示す。
まず、図3のステップS1(サンプル数b入力)において、オペレータ等により絵柄ピッチ計測装置の設定値としてサンプル数bの入力が行われる。絵柄ピッチ計測装置のデータ処理部30はその設定されたサンプル数bを入力する。サンプル数bはデータ処理部30が平均値として絵柄ピッチを求めるときの平均化する数値の個数(所定数)のことである。平均化する数値としてはマーク間距離またはそれに対応した量である。たとえば、マーク信号から次のマーク信号が出力されるまでの移送量検出部10が出力するA信号のパルス数はマーク間距離に対応した量である。b=1のときには平均値ではなく単独の値となる。
次に、ステップS2(a=1,n=1)において、オペレータ等により絵柄ピッチ計測装置の動作を開始する指示入力が行われると、データ処理部30は絵柄ピッチを演算する処理を行うときのパラメータを初期値とする。すなわち、aとnの各々に1を代入してa=1,n=1とする。また、オペレータ等により加工装置の動作を開始する指示入力が行われる。絵柄ピッチ計測装置の動作はこの加工装置の動作の開始に連動して開始するように構成することもできる。このとき、加工装置は運転中となり、印刷物202が移送されており、ロータリーエンコーダ1が回転して回転信号を出力し、マークセンサ2がマークを検出してマーク信号を出力する状態となる。
次に、ステップS3(マーク間パルス数Pn演算)において、データ処理部30は移送量検出部10が出力する移送量(カウンタの計数値)と、マーク検出部20が出力するマーク信号を入力する。そして、データ処理部30のマーク間距離演算部はそれらの信号に基づいてマーク間パルス数Pnを演算する。マーク間パルス数Pnとはマーク信号から次のマーク信号が出力されるまでのロータリーエンコーダが出力するA信号のパルス数のことである。マーク間距離演算部はマーク信号が出力されたときのカウンタの計数値と、次のマーク信号が出力されたときのカウンタの計数値との差を演算することによりマーク間パルス数Pnを演算する。マーク信号が出力されたときのカウンタの計数値をデータ処理部30が読込み、その直後にデータ処理部30等が出力するリセット信号によりカウンタがリセットされる構成とすることができる。このときにはマーク間距離演算部は前記の差を演算する必要はない。すなわち、マーク信号が出力されたときに読込んだ計数値そのものがマーク間パルス数Pnである。
このマーク間パルス数の演算に関係する信号等についてタイムチャートとして図4に一例を示す。図4に示すように、印刷物202にはマーク204a,204b・・・が印刷されており、マーク検出部20からはそれらのマーク204a,204b・・・に対応するマーク信号が出力される。また、印刷物202が走行することにより、移送量検出部10からは回転信号の1つであるA信号が出力される。図4においては、マーク信号(パルス信号)の立上がりから次のマーク信号の立上がりまでの間に、A信号(パルス信号)が立上がった数が積算(計数)されることが示されている。これはマーク間距離演算部によってマーク間パルス数Pnを演算することに対応する。すなわち、その計数値がマーク間パルス数Pnであり、図4に示す一例においては、無視すべき値を除くと、201、199、200という値である。
次に、ステップS4(マーク間パルス数Pn記憶)において、データ処理部30の記憶部はマーク間距離演算部が演算したマーク間パルス数Pnを記憶する。
次に、ステップS5(n≧b)において、n≧bを判定し、n≧bでない(no)ときにはステップS6に進み、n≧bである(yes)ときにはステップS7に進む。
ステップS6に進んだときには、ステップS6(n=n+1)において、nに1を加算してnに代入し、すなわちn=n+1とし、その上でステップS3に戻り上述した以降のステップを繰返す。この繰返しにより、たとえばb=4であるならば、マーク間パルス数P1,P2,P3,P4がデータ処理部30において演算され(S3)記憶される(S4)ことになる。
一方、ステップS7に進んだときには、ステップS7(Paからb個の平均値Pab演算)において、データ処理部30の平均値演算部は記憶部が記憶しているマーク間パルス数Paからb個のマーク間パルス数についての平均値である平均マーク間パルス数Pabを演算する。平均マーク間パルス数Pabとはマーク信号からb個後のマーク信号が出力されるまでの移送量検出部10が出力するA信号のパルス数のことである。
この平均マーク間パルス数の演算に関係する信号等についてタイムチャートとして図5に一例を示す。図5に示すように、印刷物202にはマーク204a,204b・・・が印刷されており、マーク検出部20からはそれらのマーク204a,204b・・・に対応するマーク信号が出力される。また、印刷物202が走行することにより、移送量検出部10からは回転信号の1つであるA信号が出力される。図5においては、マーク信号(パルス信号)の立上がりから2個後のマーク信号の立上がりまでの間に、A信号(パルス信号)が立上がった数が積算(計数)されることが示されている。その計数値は2個のマーク間パルス数の加算値である。すなわち、図5に示すチャートは、平均化するときの個数であるサンプル数bをb=2としたときのチャートである。したがって、その2個のマーク間パルス数の加算値を2で割算することにより平均値を得ることができる。これは平均値演算部によって、平均マーク間パルス数Pabを演算することに対応する。すなわち、その平均値が平均マーク間パルス数Pabであり、図5に示す一例においては、無視すべき値を除くと、200、200という値である。
次に、ステップS8(Paからb個の平均値Pab記憶)において、データ処理部30の記憶部は平均値演算部が演算した平均マーク間パルス数Pabを記憶する。
次に、ステップS9(平均値Pabに係数を乗算して出力)において、データ処理部30の出力部は記憶部が記憶する平均マーク間パルス数Pabに係数を乗算して出力する。平均マーク間パルス数Pabは絵柄ピッチを表すが、計量単位としては通常使用されるメートル(m)、ミリメートル(mm)のような計量単位ではない。したがって、オペレータを含む人間には判り難いものである。そこで分かり易い計量単位に変換するための係数を乗算してから絵柄ピッチとして出力する。出力した絵柄ピッチはデータ処理部30に付属するディスプレイ、加工装置に付属するディスプレイ、等に表示する。また、出力した絵柄ピッチは加工装置における間欠送りローラ104の制御部によって入力し、間欠送りにおける送り量を調整するためのデータとして使用することができる。
次に、ステップS10(終了?)において、絵柄ピッチの演算を終了するか否かを判定する。オペレータ、加工装置、等により、終了の指示入力が行われているときには絵柄ピッチの演算を終了する(END)。そうでないときには絵柄ピッチの演算を継続するためにステップS11に進む。
ステップS11に進んだときには、ステップS11(a=a+1)において、aに1を加算してaに代入し、すなわちa=a+1とし、その上でステップS3に戻り上述した以降のステップを繰返す。この繰返しにより、たとえばb=4であるならば、平均マーク間パルス数P14,P24,P34,P44,P54,P64,・・・がデータ処理部30において演算され(S7)記憶され(S8)、それらに相当する絵柄ピッチが出力される(S9)ことになる。
なお、上述のステップS3〜S11の処理は、印刷物202がマーク間距離を移動する時間間隔に比較して十分に短い時間間隔で行われる処理である。言い換えると、ステップS3において、データ処理部30はマーク検出部20からマーク信号が出力されるのを待機する。そして、マーク信号を入力すると、データ処理部30はステップS3における残りの処理とともに、ステップS6またはステップS11までの処理を行う。そして、データ処理部30はマーク検出部20からマーク信号が出力されるのを再び待機する。
したがって、本発明においては、マークから次のマークまでの距離としての絵柄ピッチが得られるだけでなく、マークから複数個後のマークまでの平均距離としての絵柄ピッチを得ることができる。しかも、マーク信号が出力されるその度にそれらの絵柄ピッチを得ることができる。
本発明の絵柄ピッチ計測装置における検出部の配置とそれを適用した加工装置の一例を示す図である。 本発明の絵柄ピッチ計測装置におけるマークセンサと印刷物におけるマークとの関係を説明図として、本発明の絵柄ピッチ計測装置における構成の一例をブロック図として示す図である。 本発明の絵柄ピッチ計測装置において絵柄ピッチを演算する過程を示すフロー図である。 本発明の絵柄ピッチ計測装置において絵柄ピッチを演算する過程を示すタイムチャート(その1)である。 本発明の絵柄ピッチ計測装置において絵柄ピッチを演算する過程を示すタイムチャート(その2)である。 切断とその他の加工を行う加工装置の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 ロータリーエンコーダ
2 マークセンサ
10 移送量検出部
20 マーク検出部
30 データ処理部
101 巻解部
102 インフィードローラ
103 アキュムレータ
104 間欠送りローラ
105 第1加工部
106 ダンサローラ
107 第2加工部
140 間欠搬送部
201 巻取体
202 印刷物(ウェブ)
203a,203b・・・ 絵柄
204a,204b・・・ マーク













Claims (4)

  1. ウェブの移送量を検出する移送量検出手段と、
    所定の絵柄ピッチでウェブに設けられたマークを検出しマーク信号を出力するマーク検出手段と、
    前記移送量とマーク信号を入力しマーク間距離を演算するマーク間距離演算手段と、
    直近の所定数の前記マーク間距離を記憶する記憶手段と、
    前記所定数のマーク間距離の平均値である平均マーク間距離を演算する平均値演算手段と、
    前記平均マーク間距離を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする絵柄ピッチ計測装置。
  2. 請求項1記載の絵柄ピッチ計測装置において、前記平均マーク間距離は前記ウェブが前記マーク間距離を移送される度に演算されることを特徴とする絵柄ピッチ計測装置。
  3. 請求項1または2記載の絵柄ピッチ計測装置において、前記移送量を検出する位置と前記マークを検出する位置とは近接する位置であることを特徴とする絵柄ピッチ計測装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の絵柄ピッチ計測装置において、前記移送量を検出する位置と前記マークを検出する位置とは加工装置の供給部に近い位置であることを特徴とする絵柄ピッチ計測装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014231174A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 大日本印刷株式会社 製袋機および製袋方法

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JP2014231174A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 大日本印刷株式会社 製袋機および製袋方法

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