JP2008039585A - センサ装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力センサを金属ブラケットにねじ締め固定し、さらに金属ブラケットを被取付部材に固定してなる圧力センサの取付構造において、金属ブラケットの被取付部材への取付時に発生する衝撃によるセンサ特性の悪化を防止する。
【解決手段】ボルト60と第1のナット100によるねじ締めの軸力が加わる部分において圧力センサS1と金属ブラケット200との間に、金属ブラケット200を被取付部材へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収するゴムリングなどよりなる緩衝部材220を介在させ、この緩衝部材220を介してボルト60とナット100による締め付けを行っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、センサ装置を金属ブラケットにねじ締め固定し、さらに当該金属ブラケットを被取付部材に固定してなるセンサ装置の取付構造に関する。
従来より、この種のセンサ装置としては、たとえば特許文献1に記載の圧力センサが提案されている。このものは、車両に取り付けられる圧力センサであって、排気ガスを圧力媒体として、この排気ガスの圧力をメタルダイアフラムで受け、その歪みを電気信号に変換することにより、圧力を検出するものである。
ここで、従来では、このようなセンサ装置は上記特許文献1にも示されているように、ボルトを有しており、一般的に、このボルトによって、センサ装置を金属ブラケットにねじ締めする。
具体的には、金属ブラケットには、センサ装置取付用の貫通穴が設けられており、この貫通穴にセンサ装置のボルトの先端側を挿入し、貫通穴から突出するボルトの先端側の部位にナットを装着してねじ締めを行う。これにより、センサ装置が金属ブラケットに固定される。さらに、この金属ブラケットを車両などの被取付部材に取り付けることによって、当該センサ装置は使用される。
特開2003−315193号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、従来のセンサ装置の金属ブラケットへの取付構造では、次のような問題が生じることがわかった。ここで、図10は、従来の一般的な手法によって本発明者が試作した試作品としてのセンサ装置の取付構造を示す概略図である。
図10に示されるように、センサ装置J1は、ねじが形成されたボルト60を備えている。このボルト60は、樹脂にインサートされるなどによりセンサ装置J1に一体化されており、金属ブラケット200に設けられた貫通穴210に挿通されている。つまり、ボルト60の先端側の部位が、貫通穴210を通り抜けて金属ブラケット200におけるセンサ装置J1側とは反対側の面から突出している。
そして、この金属ブラケット200の貫通穴210から突出するボルト60の先端側の部位には、ナット100がねじ締めされて装着されており、これらの締め付けにより、センサ装置J1が金属ブラケット200にねじ締めされて固定されている。
こうして、金属ブラケット200に固定されたセンサ装置J1は、図10に示されるように、金属ブラケット200を介して、被取付部材300に固定される。ここで、被取付部材300は、自動車などの車両である。
この金属ブラケット200の被取付部材300への固定方法は、一般的な方法と同様であり、生産性向上のためにインパクトレンチ400を使用したものである。つまり、インパクトレンチ400によって、ねじ500を締めることにより、金属ブラケット200を被取付部材300に固定する。
このインパクトレンチ400は作業性は良いが、内蔵されたインパクト機構により固定対象となる部品に衝撃が印加される。ここで、この衝撃が金属ブラケット200、ボルト60を介してセンサ装置J1にダメージを与えセンサ特性を変化させる場合があり、高精度なセンサ特性を維持するうえで妨げになっている。
なお、被取付部材300と金属ブラケット200との固定方法は、上記したインパクトレンチ400による方法以外でもよいが、いずれにせよ、被取付部材300と金属ブラケット200とを固定するにあたっては、何らかの衝撃が発生する。そして、この衝撃が、上記と同様に、金属ブラケット200、ボルト60を介してセンサ特性に悪影響を及ぼすことは十分に考えられる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、センサ装置を金属ブラケットにねじ締め固定し、さらに当該金属ブラケットを被取付部材に固定してなるセンサ装置の取付構造において、金属ブラケットの被取付部材への取付時に発生する衝撃によるセンサ特性の悪化を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ボルト(60)とナット(100)によるねじ締めの軸力が加わる部分においてセンサ装置(S1)と金属ブラケット(200)との間に、金属ブラケット(200)を被取付部材(300)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材(220)を介在させ、この緩衝部材(220)を介してボルト(60)とナット(100)による締め付けを行ったことを第1の特徴とする。
それによれば、金属ブラケット(200)の被取付部材(300)への取付時に発生する衝撃が、緩衝部材(220)によって緩和されるため、当該衝撃によるセンサ特性の悪化を防止することができる。
また、本発明は、ボルト(60)とナット(100)によるねじ締めの軸力が加わる部分においてナット(100)と金属ブラケット(200)との間に、金属ブラケット(200)を被取付部材(300)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材(220)を介在させ、この緩衝部材(220)を介してボルト(60)とナット(100)による締め付けを行ったことを、第2の特徴とする。
また、本発明は、ボルト(60)とナット(100)によるねじ締めの軸力が加わる部分においてセンサ装置(S1)と金属ブラケット(200)との間、および、ナット(100)と金属ブラケット(200)との間に、それぞれ、金属ブラケット(200)を被取付部材(300)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材(220)を介在させ、この緩衝部材(220)を介してボルト(60)とナット(100)による締め付けを行ったことを、第3の特徴とする。
これら第2および第3の特徴を有する取付構造においても、金属ブラケット(200)の被取付部材(300)への取付時に発生する衝撃が、緩衝部材(220)によって緩和されるため、当該衝撃によるセンサ特性の悪化を防止することができる。
ここで、上記各構成において、センサ装置(S1)と金属ブラケット(200)との間におけるボルト(60)の部分に、第2のナット(61)を装着してもよく、この場合、緩衝部材(220)は、この第2のナット(61)と金属ブラケット(200)との間に介在することになる。
また、緩衝部材(220)としては、金属よりもヤング率が小さいもを採用することが好ましく、具体的には、樹脂材料、ゴム材料、ゲル材料などが挙げられる。また、緩衝部材(220)の形状としては、ボルト(60)が挿入される中空部を有する環状をなすものにできる。
また、緩衝部材(220)を介在させてねじ締めを行う場合、締め付けの緩みが懸念されるが、このことを考慮して、緩衝部材(220)のボルト(60)側の部位に、緩衝部材(220)よりも固い金属よりなり、ボルト(60)とナット(100)によるねじ締めのゆるみを抑制する金属リング(230)を設けることが、好ましい。また、この金属リング(230)は、緩衝部材(220)のボルト(60)側とは反対側の部位に設けてもよい。
具体的には、緩衝部材(220)が、ボルト(60)が挿入される中空部を有する環状をなすものである場合においては、緩衝部材(220)のボルト(60)側の部位に金属リング(230)を設けることとは、環状の緩衝部材(220)の内周に金属リング(230)を設けることであり、緩衝部材(220)のボルト(60)側とは反対側の部位に金属リング(230)を設けることとは、環状の緩衝部材(220)の外周に金属リング(230)を設けることである。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ装置としての圧力センサS1の概略断面構成を示す図である。この圧力センサS1は、被取付部材としての車両に取り付けられるオイル封止型差圧センサである。
また、図2は、本実施形態の圧力センサS1を金属ブラケット200へ取り付けてなる取付構造の要部を示す概略断面図である。本実施形態の圧力センサS1は、上記図10に示されるものと同様に、最終的に金属ブラケット200を介して被取付部材300に固定されるが、図2は、このうちの金属ブラケット200とセンサ装置S1とのねじ止め部分を示すものである。
なお、限定するものではないが、本実施形態は、たとえば、車両のディーゼルエンジンの排気管に設けられたDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)の圧力損失を検出するために当該排気管に取り付けられ、当該DPF前後の排気管の差圧を検出する差圧(相対圧)検出型の圧力センサとして適用することができる。
[センサ構成等]
まず、図1を参照して、圧力センサS1の基本構成を述べる。図1において、ケース10は圧力センサS1の本体を区画するもので、たとえば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂材料などを、成形することにより作られる。
このケース10においては、一面側(図1中の上面側)に凹部としての第1の圧力検出室11aが形成されており、当該一面と反対の面側(図1中の下面側)に第1の圧力検出室11aと連通する凹部としての第2の圧力検出室11bが形成されている。
ここで、図1に示されるように、第1の圧力検出室11aおよび第2の圧力検出室11bは、ともにその中央部がその周囲よりも更に凹んだ2段階の凹形状となっており、この中央部にて両圧力検出室11a、11bを連通する穴としての穴部11cが形成されている。そして、ケース10には、この穴部11cを遮断するように圧力検出用のセンサ素子20が設けられている。
センサ素子20は、印加される圧力に基づいて信号を出力するセンシング部として構成されるものである。具体的には、センサ素子20は、印加された圧力値に応じたレベルの電気信号を発生するものである。
具体的に、このようなセンサ素子20としては、シリコン基板等の半導体基板に薄肉部としてのダイアフラム(図示せず)を有する半導体ダイアフラム式のセンサチップを採用することができる。
このような半導体ダイアフラム式のセンサチップは、たとえば、半導体プロセスによってシリコン半導体チップに対して、ダイアフラムおよび拡散抵抗素子などにより構成されるブリッジ回路などを形成してなるものである。そして、圧力によってセンサチップのダイアフラムが歪み、その歪みによって生じる抵抗値変化を電気信号に変換して出力する機能を有するものである。
そして、センサ素子20には、ガラス等よりなる台座30が接合されており、これらセンサ素子20と台座30とは一体化されている。ここで、センサ素子20と台座30とは、たとえば陽極接合などにより接合することができる。
そして、図1に示されるように、センサ素子20は、この台座30を介して、ケース10における第1の圧力検出室11aの中央部の底面に、図示しないシリコーン系接着剤等の接着剤により接着されている。
それによって、センサ素子20および台座30は、ケース10に取り付け固定された形で設けられている。ここで、台座30には、穴部11cを介して第2の圧力検出室11bと連通する貫通孔31が形成されている。
つまり、第2の圧力検出室11bは、穴部11cを介して台座30の貫通孔31まで通じているが、その先はセンサ素子20により遮断されている。言い換えれば、このセンサ素子20を境として、第1の圧力検出室11aと第2の圧力検出室11bとは、遮断された形となっている。
また、ケース10に設けられた配線部材としてのターミナル10aは、センサ素子20からの信号を取り出すためのものである。この本例では、図1に示されるように、ターミナル10aは黄銅等の導電性金属よりなる棒状部材であり、たとえば、ケース10にインサート成形されることで固定されている。
ターミナル10aの一端側はセンサ素子20の近傍において第1の圧力検出室11a内に露出しており、センサ素子20とアルミや金などからなるワイヤ40により結線され電気的に接続されている。このワイヤ40は、たとえば通常のワイヤボンディング法などにより形成できるものである。
ここで、第1の圧力検出室11a内に露出しているターミナル10aの一端部の周囲には、ターミナル10aとケース10との隙間をシールするためのシール材50が設けられている。このシール材50は、たとえば、シリコーン系樹脂やエポキシ系樹脂等の樹脂などからなるものである。
そして、ターミナル10aは、その一端部から、ケース10におけるセンサ素子20の搭載面すなわち第1の圧力検出室11aの底面と平行な方向に延びるように配置されている。そして、ターミナル10aのうちワイヤ40との接続部とは反対側の端部が、ケース10の開口部10bから外部に露出している。
そして、このターミナル10aの露出端部は、ケース10の開口部10bとともに、図示しない外部配線部材に接続可能となっており、それによって、センサ素子20は、ワイヤ40、ターミナル10aを介して外部回路(たとえば、車両のECU等)に対して信号のやり取りが可能となっている。
つまり、ケース10の開口部10bの部分は、そこに露出するターミナル10aとともに、外部との接続を行うためのコネクタ部として構成されている。このように、ケース10は、センシング部であるセンサ素子20が設置されるセンシング部設置部として機能するとともに、コネクタケースとしても機能するものである。
また、図1に示されるように、外部から圧力を導入するための圧力ポート12、13が、ケース10に組み付けられている。第1の圧力ポート12は、ケース10の一面側すなわち第1の圧力検出室11a側(第1のダイアフラム81側)に組み付けられ、第2の圧力ポート13は、ケース10の他面側すなわち第2の圧力検出室11b側(第2のダイアフラム82側)に組み付けられている。
これら圧力ポート12、13は、上記ケース10と同様に、たとえば、PBTやPPS等の樹脂材料などを成形することにより作られる。また、第1の圧力ポート12、第2の圧力ポート13には、それぞれ、図1中において2点鎖線にて示す導入ポート12a、13aが設けられている。
ここで、ケース10と第1の圧力ポート12、および、ケース10と第2の圧力ポート13とは、雄ねじとなるボルト60および雌ねじとなるナット61を用いて接合されることで、一体に組み付けられている。
これらボルト60およびナット61は、この種のセンサ装置に用いられる締結部材として使用可能なものであるならば、特に材質を限定するものではないが、鉄系金属などよりなるものである。
そして、ケース10と第1および第2の圧力ポート12、13とを積層した状態で、これら3部材10、12、13をボルト60が貫通しており、このボルト60に装着されたナット61と当該ボルト60との締め付け力により、これら3部材10、12、13が締結されている。
また、図1において、第2の圧力ポート13から突出する部分は、後述する金属ブラケット200の貫通穴210に挿通される部分である(図2参照)。また、図1に示されるナット61は、圧力センサS1の金属ブラケット200の取付構造において(図2参照)、圧力センサS1と金属ブラケット200との間におけるボルト60の部分に装着される第2のナット61として構成される。
ここで、ケース10における第1の圧力検出室11aおよび第2の圧力検出室11bには、圧力媒体としてのオイル70が充填されている。このオイル70は、フッ素系オイルやシリコーン系オイルなどからなるものである。
そして、ケース10と第1の圧力ポート12との間には第1のダイアフラム81が固定されており、ケース10と第2の圧力ポート13との間には第2のダイアフラム82が固定されている。
本実施形態では、第1および第2のダイアフラム81、82は、CrやNiなどの耐食性や耐熱性にすぐれた金属からなるメタルダイアフラムであり、たとえば(Cr+3.3Mo+20N)で表される孔食指数が50以上であり且つNiを30重量%以上含む材料からなるものにできる。
図1に示されるように、第1のダイアフラム81は、第1の圧力検出室11aを覆うように配置され、第1の圧力検出室11a内のオイル70を封止している。一方、第2のダイアフラム82は、第2の圧力検出室11bを覆うように配置され、第2の圧力検出室11b内のオイル70を封止している。
また、ケース10において、第1および第2のダイアフラム81、82が押しつけられて固定される部位には、Oリング90が設けられている。ここでは、これらOリング90は、第1の圧力検出室11aの外周部および第2の圧力検出室11bの外周部に設けられている。
このOリング90は、ゴムなどの通常のOリング材料からなるものである。そして、このOリング90の配設により、第1および第2のダイアフラム81、82によるオイル70の封止がより確実なものとなっている。
つまり、図1に示されるように、圧力ポート12、13は、ダイアフラム81、82を介してOリング90に押し当てられるようにケース10に組み付けられている。このようにして、本実施形態では、ダイアフラム81、82およびOリング90によって、オイル70が充填され封止された圧力検出室11a、11bを封止している。
なお、各ダイアフラム81、82の周辺部は、Oリング90を介して圧力ポート12、13とケース10における圧力検出室11a、11bの開口縁部との間に挟み付けられている。図示しないが、各ダイアフラム81、82はそれぞれ、各圧力ポート12、13に対して、フロロシリコーン系樹脂あるいはフッ素系樹脂等の樹脂からなる接着剤を介して接着されている。
このようにして、ケース10の一面側には、第1のダイアフラム81によって内部に圧力媒体としてのオイル70を封止してなる第1の圧力検出室11aが設けられ、ケース10の他面側には、第2のダイアフラム82によって内部に圧力媒体としてのオイル70を封止してなる第2の圧力検出室11bが設けられている。
詳細な作動は後述するが、このような圧力検出室11a、11bを有する本実施形態の圧力センサS1においては、第1の圧力検出室11aのオイル70による圧力と第2の圧力検出室11bのオイル70による圧力とが、センシング部としてのセンサ素子20に印加され、これら両圧力の差にもとづいて圧力検出を行うようになっている。
[圧力センサの製造方法等]
次に、本圧力センサS1の製造方法の一例について、述べる。ターミナル10aがインサート成形などにより保持されてなるケース10を用意し、このケース10において、第1の凹部11a内に露出したターミナル10aの一端部をシール材50によってシールする。
次に、台座30と一体化されたセンサ素子20を、ケース10の第1の凹部11aに接着することにより固定し、センサ素子20とターミナル10aとの間でワイヤボンディングを行いワイヤ40による結線を行う。
次に、第1の圧力ポート12に対して第1のダイアフラム81を接着するとともに、ケース10の第1の凹部11aにオイル70を注入し、ケース10に対してOリング90をセットする。
そして、真空中にて、ケース10と第1の圧力ポート12とを、ボルト60とナット61とをネジ結合させながら一体化することにより、オイル70の封止を行う。ここで、オイル70中に気泡が入らないようにネジ締めを行っていく。
その後、第1の圧力ポート12と同様に、第2の圧力ポート13についても、第2のダイアフラム82、オイル70、Oリング90を介在させながら、真空中にてケース10に対してボルト60およびナット61を用いてネジ結合する。その後、特性調整や検査を行い、こうして、図1に示す圧力センサS1が完成する。
[圧力センサの取付構造等]
この圧力センサS1は、図2に示されるように、鉄系金属などよりなる金属ブラケット200に固定され、本実施形態の取付構造を構成する。上述したように、本実施形態の圧力センサS1は、ねじが形成されたボルト60を備えており、このボルト60が、金属ブラケット200に設けられた貫通穴210に挿通されている。
つまり、図2に示されるように、ボルト60の先端側の部位が、貫通穴210を通り抜けて金属ブラケット200における圧力センサS1側とは反対側の面から突出している。そして、この金属ブラケット200の貫通穴210から突出するボルト60の先端側の部位には、ナット100がねじ締めされて装着されている。
上述したが、この図2に示される圧力センサS1の金属ブラケット200の取付構造において、圧力センサS1と金属ブラケット200との間におけるボルト60の部分に装着されたナット61は第2のナット61として構成されており、一方、金属ブラケット200の貫通穴210から突出するボルト60の先端側の部位に装着されナット100は、第1のナット100として構成されている。なお、これらナット61、100としては、たとえば六角ナットを採用できる。
そして、本取付構造においては、これらボルト60および第1、第2のナット61、100を介した締め付けにより、圧力センサS1が金属ブラケット200にねじ止めされており、両者S1、200が互いに固定されている。
ここにおいて、本実施形態の取付構造では、図2に示されるように、ボルト60と両ナット61、100によるねじ締め部、すなわち、ねじ締めの軸力が加わる部分において、圧力センサS1と金属ブラケット200との間には、金属ブラケット200を被取付部材300(図10参照)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材220が介在している。
特に、本実施形態では、緩衝部材220は、第2のナット61と金属ブラケット200との間に介在している。ここで、ねじ締めの軸力が加わる部分とは、金属ブラケット200、第2のボルト61、圧力センサS1のうち、ボルト60の軸方向にて第1のナット100と重なり合う部分である。
具体的に、図2では、緩衝部材220は、第1のナット100の外径の範囲内に位置することで、ねじ締めの軸力が加わる部分に位置している。それによって、緩衝部材220を介してボルト60と第1のナット100による締め付けが行われている。
言い換えるならば、第1のナット100を締め付けていくと、第1のナット100による締め付け力は図4中の下方に作用するが、ねじ締めの軸力が加わる部分とは、金属ブラケット200、第2のナット61および圧力センサS1のうち当該第1のナット100による下方への締め付け力を受ける部位に相当する。
ここで、図3(a)〜(c)は、この緩衝部材220の種々の平面形状を示すものである。緩衝部材220は、図3(a)に示されるように、ボルト60が挿入される中空部を有する環状をなすものとして構成できる。それにより、緩衝部材220は、上記ねじ締めの力により、ボルト60に挿入された状態で第2のナット61と金属ブラケット200に挟まれて固定されている。
また、図3(b)に示されるように、緩衝部材220は、ボルト60が挿入される中空部を有する環状をなすものとして、一部が切り欠かれた環状のものであってもよい。また、環状の緩衝部材220としては、円環状以外にも多角形の環状などでもよい。さらには、図3(c)に示されるように、緩衝部材220は、ボルト60の周囲に不連続に配置される複数個のものであってもよい。
また、緩衝部材220は、金属ブラケット200を被取付部材300(上記図10参照)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する機能を有するものであり、それを実現するために、金属よりもヤング率が小さいものとする。なお、一般的なねじ締め構成では、ボルトとナットとの間に金属製のスプリングワッシャを介在させ、ねじの緩み止めを行っているが、このような金属製のスプリングワッシャでは、ヤング率が高いため当該衝撃を吸収することができない。
そのようなヤング率の小さな緩衝部材220としては、樹脂材料、ゴム材料、ゲル材料などが挙げられる。より具体的には、樹脂材料としてはシリコン樹脂など、ゴム材料としてはクロロプレンゴムなど、ゲル材料としてはシリコーンゲルなどが挙げられる。そして、これらの材料を採用して緩衝部材220を構成することにより、上記効果を有する緩衝部材220を適切に実現することができる。
たとえば、例えばヤング率が低い、すなわちバネ定数が100N/m程度と小さいゴム部材を、緩衝部材220として用いた場合、衝撃伝達率は1/10程度に減衰することができる。そして、このような小さいバネ定数を確保した部材を用いれば、十分に衝撃が吸収できるため、緩衝部材220としては上記図3に示される形状以外にも、様々な構造をとることが可能になる。
上記図2に示される圧力センサS1の金属ブラケット200への取付方法は、たとえば、次のようである。圧力センサS1におけるボルト60に緩衝部材220を装着し、次に、ボルト60の先端部側の部分を金属ブラケット200の貫通穴210に挿入して、ボルト60の先端部側を貫通穴210の挿入側とは反対側から突出させる。
そして、このボルト60の突出部に第1のナット100を装着し、ねじ締めを行っていく。それにより、第1のナット100と第2のナット61との間に介在する緩衝部材220および金属ブラケット200が、両ナット61、100にて締め付けられ、圧力センサS1と金属ブラケット200とが固定される。こうして、図2に示される圧力センサS1の取付構造が完成する。
そして、このように、金属ブラケット200に固定された本実施形態の圧力センサS1は、上記図10に示されたものと同様に、金属ブラケット200を介して、インパクトレンチによって被取付部材としての車両300に固定される。そして、車両のディーゼルエンジンにおけるDPF前後の排気管の差圧を検出することとなる。
[作動等]
この圧力センサS1の圧力検出動作について、具体的に述べておく。たとえば、上記図1において、第1の圧力ポート12の導入ポート12aが上記排気管におけるDPFの上流側に対してゴムホースなどにより接続され、第2の圧力ポート13の導入ポート13aが上記排気管におけるDPFの下流側に対してゴムホースなどにより接続されるようになっている。
それにより、第1の圧力ポート12へDPFの上流側圧力(すなわち前圧)が導入され、第2の圧力ポート13へDPFの下流側圧力(すなわち後圧)が導入される。そして、各圧力ポート12、13に導入された上記圧力は、ダイアフラム81、82を介してセンサ素子20に伝達される。
具体的には、第1の圧力ポート12へ導入されたDPFの上流側圧力が第1のダイアフラム81に対して印加され、第2の圧力ポート13へ導入されたDPFの下流側圧力が第2のダイアフラム82に対して印加される。
そして、第1および第2のダイアフラム81、82に印加された圧力がそれぞれオイル70を介して、センシング部としてのセンサ素子20に受圧される。そして、第1のダイアフラム81側から受圧された圧力と第2のダイアフラム82側から受圧された圧力との差圧をセンサ素子20により検出する。
たとえば、圧力検出室11a、11bに設けられているセンサ素子20が、半導体ダイアフラム式のものである場合には、このセンサ素子20において、図示しないダイアフラムの表面に、第1の圧力検出室11a内のオイル70から圧力が伝達されるようになっている。
また、第2の圧力検出室11bと連通する台座30の貫通孔31にも、第2の圧力検出室11b内のオイル70が入り込むことで充填されており、センサ素子20において、当該図示しないダイアフラムの裏面に、第2の圧力検出室11b内のオイル70から圧力が伝達されるようになっている。
そのため、図示しないセンサ素子20のダイアフラムの表面に対して、第1のダイアフラム81側からオイル70を介してDPFの上流側圧力が受圧され、当該ダイアフラムの裏面に対して、第2のダイアフラム82側からオイル70を介してDPFの下流側圧力が受圧される。
そして、センサ素子20の上記ダイアフラムは、その表裏両面からの圧力の差圧により歪み、この歪みに基づく信号がセンサ素子20からワイヤ40を介してターミナル10aから外部に出力される。こうして、圧力検出がなされる。
ところで、上述したように、金属ブラケット200を被取付部材300にインパクトレンチ400を用いてねじ締め固定するとき(上記図10参照)、インパクトレンチ400から伝わった衝撃が、金属ブラケット200からナット60やボルト61、100を介して、圧力センサS1の本体に伝達されるおそれがある。
しかしながら、本実施形態の取付構造によれば、上記図2に示されるように、ねじ締めの軸力が加わる部分において圧力センサS1と金属ブラケット200との間に、金属ブラケット200を被取付部材300へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材220を介在させている。
そのため、本実施形態によれば、金属ブラケット200の被取付部材300への取付時に発生する衝撃が、当該緩衝部材220によって吸収され緩和される。そして、当該衝撃が圧力センサS1本体へ伝達されるのを極力抑制できるため、センサ特性の悪化を防止することができる。
また、本実施形態の取付構造では、車両組付け時のインパクトレンチによる衝撃を緩和する効果以外にも、金属ブラケット200を介して伝わってくる種々の衝撃に関しても、同様の効果が期待できる。
たとえば、本実施形態では、ハンマーで叩くことでねじの緩みを調べるハンマリング検査や圧力センサS1の落下などによる衝撃についても、耐量を向上させることができる。さらに、この緩衝部材220は、車両走行時のエンジン振動やボデー振動を吸収するため、車両での圧力センサS1の耐振性も向上させることが可能となる。
また、本実施形態の取付構造を被取付部材300へ取り付ける方法としては、上記したインパクトレンチ以外の方法、たとえば溶接などでもよい。その場合でも、被取付部材への固定時には何らかの物理的な衝撃が発生するが、上記した緩衝部材220の機能が発揮されることで、衝撃を抑制することが可能となる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサS1の金属ブラケット200への取付構造の要部を示す概略断面図である。なお、本実施形態の取付構造において、この図4に示されていない部分は、上記第1実施形態と同様である。
上記第1実施形態では、緩衝部材220を、圧力センサS1と金属ブラケット200との間に介在させていた。それに対して、本実施形態では、図4に示されるように、緩衝部材220を、ねじ締めの軸力が加わる部分において第1のナット100と金属ブラケット200との間に介在させ、この緩衝部材220を介してボルト60とナット100による締め付けを行っている。
つまり、本実施形態では、緩衝部材220を、金属ブラケット200の貫通穴210から突出するボルト60の先端側の部位に装着し、第1のナット100の締め付けにより固定した構成となっている。この場合の緩衝部材220としても、上記第1実施形態と同様のものを採用できる。
また、この場合の取付構造は、たとえば、圧力センサS1におけるボルト60の先端部側の部分を金属ブラケット200の貫通穴210に挿入し、貫通穴210から突出するボルト60の先端部側に緩衝部材220を装着した後、第1のナット100をボルト60に装着し、ねじ締めを行うことにより完成させることができる。
その後は、上記実施形態と同様に、インパクトレンチによる被測定部材300への取付(図10参照)を行うが、本第2実施形態によっても、金属ブラケット200の被取付部材300への取付時に発生する衝撃によるセンサ特性の悪化を防止することができる。また、上記第1実施形態に述べたそれ以外の効果についても、本実施形態は同様に発揮することができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサS1の金属ブラケット200への取付構造の要部を示す概略断面図である。なお、本実施形態の取付構造において、この図5に示されていない部分は、上記第1実施形態と同様である。
上記第1実施形態では、緩衝部材220を、金属ブラケット200における圧力センサS1側および第1のナット100側の一方に設けたが、本実施形態では、図5に示されるように、ねじ締めの軸力が加わる部分において緩衝部材220を、金属ブラケット200における当該両側に設けている。
つまり、本実施形態では、緩衝部材220を、圧力センサS1と金属ブラケット200との間、および、第1のナット100と金属ブラケット200との間に介在させ、この緩衝部材220を介してボルト60とナット100による締め付けを行っている。この場合の緩衝部材220としても、上記第1実施形態と同様のものを採用できる。
本実施形態の取付構造は、たとえば、圧力センサS1におけるボルト60に緩衝部材220を装着し、次に、ボルト60を金属ブラケット200の貫通穴210に挿入し、貫通穴210から突出するボルト60の先端部側に、もう一つの緩衝部材220を装着した後、第1のナット100をボルト60に装着し、ねじ締めを行うことにより完成させることができる。
その後は、上記実施形態同様に、インパクトレンチによる被測定部材300への取付(図10参照)を行うが、本第3実施形態によっても、金属ブラケット200の被取付部材300への取付時に発生する衝撃によるセンサ特性の悪化を防止することができる。また、上記第1実施形態に述べたそれ以外の効果についても、本実施形態は同様に発揮することができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係る圧力センサS1の金属ブラケット200への取付構造の要部を示す概略断面図である。なお、本実施形態の取付構造においても、この図6に示されていない部分は、上記第1実施形態と同様である。
上記各実施形態にて、ボルト60とナット61、100によるねじ締めにおいて、ねじの緩みが懸念される場合には、本実施形態のように、緩衝部材220とともに金属リング230を同時に組み込むようにしてもよい。この場合、この緩衝部材220および金属リング230を介してボルト60とナット100による締め付けが行われる。
図6では、緩衝部材220は、第2のナット61と金属ブラケット200との間に介在しており、この緩衝部材220におけるボルト60に面した側の部位に、金属リング230が設けられている。
図7では、本実施形態における緩衝部材220および金属リング230の平面形状を示している。このように本実施形態では、環状の緩衝部材220の内周側に金属リング230が設けられている。
この金属リング230は、緩衝部材220の内側に入る大きさの環状の部材であり、緩衝部材220よりも固い金属よりなる。ここで、金属リング230と緩衝部材220とは、圧入や嵌入あるいは接着などにより固定されたものであってもよいし、金属リング230と緩衝部材220とが隙間を持って配置されていてもよい。
要するに、金属リング230と緩衝部材220とは、ボルト60とナット61、100によるねじ締め力によって、図6に示される位置に固定されていればよい。よって、組み付け時において、これら両者220、230のボルト60への挿入は別々に行ってもよいし、予め両者220、230を一体化したものを挿入してもよい。
このような緩衝部材220に金属リング230を組み込むことにより、上記した緩衝部材220による効果に加えて、第2のナット61と金属ブラケット200との間に金属リング230が噛み込まれた形となって、ボルト60とナット61、100によるねじ締めのゆるみを抑制することができる。
なお、本第4実施形態は、上記第2実施形態および第3実施形態に示される緩衝部材220の配置構成についても適用できることは言うまでもない。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態に係る圧力センサS1の金属ブラケット200への取付構造の要部を示す概略断面図であり、図9は、本実施形態における緩衝部材220および金属リング230の平面形状を示す図である。なお、本実施形態の取付構造においても、この図8、図9に示されていない部分は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態も、緩衝部材220とともに金属リング230を同時に組み込むようにしたものであるが、本実施形態では、緩衝部材220におけるボルト60に面した側とは反対側の部位に、金属リング230が設けられている。つまり、図9に示されるように、本実施形態では、環状の緩衝部材220の外周側に金属リング230が設けられている。
本実施形態の金属リング230も、緩衝部材220よりも固い金属よりなるが、その配置の関係上、緩衝部材220が入る大きさの中空部を持つ環状の部材である。この場合の金属リング230と緩衝部材220との結合状態は、上記第4実施形態と同様のものにできる。つまり、本実施形態においても、これら両部材220、230は互いに固定されたものでもよいし、離れて配置されたものでもよい。
そして、本第5実施形態においても、緩衝部材220に金属リング230を組み込むことにより、上記第4実施形態と同様の作用効果を奏する。また、本実施形態も、上記第2実施形態および第3実施形態に示される緩衝部材220の配置構成について適用できることは言うまでもない。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態において、第2のナットとしてのナット61は省略した構成であってもよい。つまり、上記各実施形態において、ねじ締めの軸力が加わる部分において、圧力センサS1の本体(ポート13)と緩衝部材220とが直接接触した構成としたり、圧力センサS1の本体(ポート13)と金属ブラケット200とが直接接触した構成としたりしてもよい。
また、上記図1に示される圧力センサS1では、ボルト60は、第1の圧力ポート11側から挿入されケース10を通って第2の圧力ポート13側にて先端部が突出したものであり、この第2の圧力ポート13から突出した先端部にて、金属ブラケット200にねじ締めを行うものであった。
これとは反対に、ボルト60を、第2の圧力ポート13側から挿入されケース10を通って第1の圧力ポート11側にて先端部が突出したものとし、この第1の圧力ポート11から突出した先端部を金属ブラケット200の貫通穴210に挿入して、ねじ締めを行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、センサ装置は、被取付部材としての車両300に金属ブラケット200を介して圧力センサS1であったが、被取付部材は車両以外のものでもよいし、センサ装置としては、圧力センサ以外にも、加速度センサや光センサなど各種のセンサが適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置としての圧力センサの概略断面図である。 第1実施形態に係る圧力センサの金属ブラケットへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 第1実施形態における緩衝部材の種々の平面形状を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサの金属ブラケットへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの金属ブラケットへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧力センサの金属ブラケットへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 第4実施形態における緩衝部材および金属リングの平面形状を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る圧力センサの金属ブラケットへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 第5実施形態における緩衝部材および金属リングの平面形状を示す図である。 本発明者が試作した試作品としてのセンサ装置の取付構造を示す図である。
符号の説明
60…ボルト、61…第2のナット、100…第1のナット、
200…金属ブラケット、210…金属ブラケットの貫通穴、220…緩衝部材、
230…金属リング、300…被取付部材、
S1…センサ装置としての圧力センサ。

Claims (12)

  1. ボルト(60)を有するセンサ装置(S1)と、被取付部材(300)に取り付けられるとともに貫通穴(210)を有する金属ブラケット(200)とを備え、
    前記貫通穴(210)に前記ボルト(60)を挿通し、前記貫通穴(210)から突出する前記ボルト(60)の先端側の部位にナット(100)を装着してねじ締めを行うことにより、前記センサ装置(S1)を前記金属ブラケット(200)に固定してなるセンサ装置の取付構造において、
    前記ねじ締めの軸力が加わる部分において前記センサ装置(S1)と前記金属ブラケット(200)との間には、前記金属ブラケット(200)を前記被取付部材(300)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材(220)が介在しており、この緩衝部材(220)を介して前記ボルト(60)と前記ナット(100)による締め付けが行われていることを特徴とするセンサ装置の取付構造。
  2. ボルト(60)を有するセンサ装置(S1)と、被取付部材(300)に取り付けられるとともに貫通穴(210)を有する金属ブラケット(200)とを備え、
    前記貫通穴(210)に前記ボルト(60)を挿通し、前記貫通穴(210)から突出する前記ボルト(60)の先端側の部位にナット(100)を装着してねじ締めを行うことにより、前記センサ装置(S1)を前記金属ブラケット(200)に固定してなるセンサ装置の取付構造において、
    前記ねじ締めの軸力が加わる部分において前記ナット(100)と前記金属ブラケット(200)との間には、前記金属ブラケット(200)を前記被取付部材(300)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材(220)が介在しており、この緩衝部材(220)を介して前記ボルト(60)と前記ナット(100)による締め付けが行われていることを特徴とするセンサ装置の取付構造。
  3. ボルト(60)を有するセンサ装置(S1)と、被取付部材(300)に取り付けられるとともに貫通穴(210)を有する金属ブラケット(200)とを備え、
    前記貫通穴(210)に前記ボルト(60)を挿通し、前記貫通穴(210)から突出する前記ボルト(60)の先端側の部位にナット(100)を装着してねじ締めを行うことにより、前記センサ装置(S1)を前記金属ブラケット(200)に固定してなるセンサ装置の取付構造において、
    前記ねじ締めの軸力が加わる部分において前記センサ装置(S1)と前記金属ブラケット(200)との間、および、前記ナット(100)と前記金属ブラケット(200)との間には、それぞれ、前記金属ブラケット(200)を前記被取付部材(300)へ取り付けるときに発生する衝撃を吸収する緩衝部材(220)が介在しており、この緩衝部材(220)を介して前記ボルト(60)と前記ナット(100)による締め付けが行われていることを特徴とするセンサ装置の取付構造。
  4. 前記貫通穴(210)から突出する前記ボルト(60)の先端側の部位に装着される前記ナット(100)を第1のナット(100)として、前記センサ装置(S1)と前記金属ブラケット(200)との間における前記ボルト(60)の部分には、第2のナット(61)が装着されており、
    前記緩衝部材(220)は、この第2のナット(61)と前記金属ブラケット(200)との間に介在していることを特徴とする請求項1または3に記載のセンサ装置の取付構造。
  5. 前記緩衝部材(220)は、金属よりもヤング率が小さいものよりなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  6. 前記緩衝部材(220)は、樹脂材料よりなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  7. 前記緩衝部材(220)は、ゴム材料よりなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  8. 前記緩衝部材(220)は、ゲル材料よりなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  9. 前記緩衝部材(220)は、前記ボルト(60)が挿入される中空部を有する環状をなすものであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  10. 前記緩衝部材(220)の前記ボルト(60)側の部位には、前記緩衝部材(220)よりも固い金属よりなり、前記ボルト(60)と前記ナット(100)によるねじ締めのゆるみを抑制する金属リング(230)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  11. 前記緩衝部材(220)の前記ボルト(60)側とは反対側の部位には、前記緩衝部材(220)よりも固い金属よりなり、前記ボルト(60)と前記ナット(100)によるねじ締めのゆるみを抑制する金属リング(230)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
  12. 前記被取付部材は車両(300)であり、前記センサ装置はこの車両に取り付けられる圧力センサ(S1)であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載のセンサ装置の取付構造。
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