JP2008037268A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、モータ3の回生出力を効率よくバッテリ12の充電に利用することが可能な、ハイブリッド車両1を提供する。
【解決手段】ECU50は、車両1が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段51と、特定経路確定手段51により走行経路が確定された際に、SOC検出手段11により検出するバッテリ12の残容量に応じてバッテリ12への充電電力を制限する充電電力制限手段52と、充電電力制限手段52により制限された充電電力の電力量を算出する制限電力量算出手段53を備え、PDU13は、特定経路確定手段51により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段53により算出した制限電力量に基づいてモータ3を制御する電動機適応制御手段14を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関するものである。
近年、車輪をエンジンおよび/またはモータ(電動機)により駆動して走行するハイブリッド車両が開発されている。このハイブリッド車両では、加速時においてはモータによってエンジンを補助し、減速時においては減速回生によってバッテリ等への充電を行って、バッテリの残容量(State Of Charge;SOC)を確保している。
特開平9−163506号公報
車両が主に通勤等に利用される場合には、同じ経路を繰り返し走行することになる。
図19は従来技術に係るバッテリの充電制御方法の説明図であり、図19(a)は通勤経路の標高を示すグラフであり、図19(b)はバッテリSOCのグラフである。図19(a)に示すように、自宅から会社への往路における下り坂61,62を走行中には、モータから回生エネルギー(回生出力)を得てバッテリの充電を行う。これにより、図19(b)に示すようにバッテリSOCが上昇する。ただしハイブリッド車両では、バッテリが充電過多になるのを防止するため、バッテリSOCが上限設定値を超えた場合(図19(b)のP1,P2部分)に、バッテリの充電を停止する制御を行っている。そのため、本来であればバッテリの充電に利用可能であった回生出力が無駄になるという問題がある。
この点、特許文献1に記載された技術では、目的地までの経路を検索し、検索された経路中の走行パターンを予測し、走行パターンに基づき経路上の各地点におけるバッテリ残量の中間値を設定する。走行時において、現在位置におけるバッテリ残量の中間値と現在のバッテリ残量との間に差が生じたら、モータのトルク分担を調整するようになっている。
しかしながら、目的地までの経路を検索し、検索された経路中の走行パターンを予測するためには、ナビゲーションシステム等の外部情報システムが必要になる。また、通勤等の定常経路の走行では、運転者がナビゲーションシステムにおける目的地の設定をしない場合がある。
そこで本発明は、低コストで、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置の充電に利用することが可能なハイブリッド車両の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の駆動源を発生する内燃機関(例えば、実施形態におけるエンジン2)と電動機(例えば、実施形態におけるモータ3)を備え、該電動機は車両の減速時に回生発電を行うハイブリッド車両(例えば、実施形態におけるハイブリッド車両1)において、前記電動機を制御する電動機制御装置(例えば、実施形態における電動機制御装置13)と、前記電動機へ電力を供給又は前記電動機からの電力を充電する蓄電装置(例えば、実施形態におけるバッテリ12)と、該蓄電装置の残容量を検出する残容量検出手段(例えば、実施形態におけるSOC検出手段11)と、前記車両が特定の経路(例えば、実施形態における往路または復路)を走行することを確定する特定経路確定手段(例えば、実施形態における特定経路確定手段51)と、前記特定経路確定手段により走行経路(例えば、実施形態における往路)が確定された際に、前記残容量検出手段により検出する前記蓄電装置の残容量に応じて前記蓄電装置への充電電力(例えば、実施形態における回生出力)を制限する充電電力制限手段(例えば、実施形態における充電電力制限手段52)と、前記充電電力制限手段により制限された充電電力(例えば、実施形態における制限容量)の電力量(例えば、実施形態における制限容量積算値)を算出する制限電力量算出手段(例えば、実施形態における制限電力量算出手段53)と、を備え、前記電動機制御装置は、前記特定経路確定手段により特定の走行経路(例えば、実施形態における復路)であることが確定された際に、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力量に基づいて前記電動機を制御する電動機適応制御手段(例えば、実施形態における電動機適応制御手段14)を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標値を設定することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標領域を設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、前記電動機の駆動出力を増加することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、車両の駆動源を発生する内燃機関と電動機を備え、該電動機は車両の減速時に回生発電を行うハイブリッド車両において、前記電動機を制御する電動機制御装置と、前記電動機へ電力を供給又は前記電動機からの電力を充電する蓄電装置と、該蓄電装置の残容量を検出する残容量検出手段と、前記車両が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段と、前記特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、前記残容量検出手段により検出する前記蓄電装置の残容量に応じて前記蓄電装置への充電電力を制限する充電電力制限手段と、前記充電電力制限手段により制限された充電電力の電力量を算出する制限電力量算出手段と、前記特定経路確定手段により特定の経路を走行中であると確定された時点から前記充電電力制限手段により前記充電電力が制限された時点までの走行距離(例えば、実施形態における区間距離Dis)を記憶する走行距離記憶手段(例えば、実施形態におけるS274)と、を備え、前記電動機制御装置は、前記特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力量、および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて前記電動機を制御する電動機適応制御手段を備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標値を設定することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標領域を設定することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、前記電動機の駆動出力を増加することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、前記特定経路確定手段により前記車両が特定経路を走行すると確定した際に、前記特定経路における往路であるか復路であるかを判別する往路復路判別手段と、前記充電電力制御手段により充電電力を制限したのが往路であるか復路であるかを記憶する記憶手段と、を備え、前記電動機適応制御手段は、前記記憶手段により記憶した往路又は復路のいずれかで実行することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、特定経路における制限電力量(制限容量)を算出し、その制限電力量に基づいて電動機を制御するので、特定経路において再び蓄電装置の充電が制限されるのを防止することが可能になる。したがって、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置の充電に利用することができる。なお、ナビゲーションシステム等の外部情報デバイスは不要であり、低コストでの実現が可能である。
請求項2ないし4に係る発明によれば、制限電力量算出手段により算出した制限電力量に基づいて、蓄電装置の残容量を減少させることができる。したがって、特定経路において再び蓄電装置の充電が制限されるのを防止することが可能になり、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置の充電に利用することができる。
請求項5に係る発明によれば、特定経路における制限電力量と、その時点までの距離とに基づいて電動機を制御するので、特定経路の前記距離において再び蓄電装置の充電が制限されるのを防止することが可能になる。したがって、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置の充電に利用することができる。なお、ナビゲーションシステム等の外部情報デバイスは不要であり、低コストでの実現が可能である。
請求項6ないし8に係る発明によれば、制限電力量算出手段により算出した制限電力量および走行距離記憶手段により記憶した距離に基づいて、蓄電装置の残容量を減少させることができる。したがって、特定経路の前記距離において再び蓄電装置の充電が制限されるのを防止することが可能になり、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置の充電に利用することができる。
請求項9に係る発明によれば、充電電力制御手段により充電電力を制限したのが往路であるか復路であるかを記憶する記憶手段を備えているので、電動機適応制御手段は、往路又は復路の状況に応じて電動機を制御することができる。したがって、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置の充電に利用することができる。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1(a)はハイブリッド車両の駆動系の概略構成図であり、車両1は、エンジン2と、このエンジン2の出力軸上に配設されエンジン2に直結された発電可能な前輪用モータ(モータ)3と、エンジン2の出力軸に連結された変速機5と、変速機5の出力軸に図示しないクラッチ等を介して連結されたディファレンシャル機構8と、ディファレンシャル機構8に連結された左右のアクスルシャフト9a,9bと、アクスルシャフト9a,9bに連結された左右の前輪10a,10bとを備えている。なお変速機5としては、有段変速機またはプーリ・ベルト式無段変速機のいずれも採用可能であり、さらに自動変速機または手動変速機のいずれも採用可能である。
モータ3は、その動作を制御するパワーコントロールユニット(以下「PDU」という。)13に接続されている。PDU13は、モータへ電力を供給又はモータからの電力を充電するバッテリ12に接続されている。バッテリ12には、その残容量(以下「バッテリSOC」または「SOC」という。)を検出するSOC検出手段11が接続されている。モータ3は、バッテリ12からPDU13を介して供給された電力によって駆動される。またモータ3は、減速走行時における前輪10a,10bの回転やエンジン2の動力により回生発電を行って、バッテリ12の充電(エネルギー回収)を行うことが可能である。
図1(b)はECUおよびPDUの概略構成図である。PDU13は、電気制御ユニット(以下「ECU」という。)50に接続されている。このECU50には、車両が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段51と、その特定経路確定手段51により走行経路が確定された際に、SOC検出手段11が検出するバッテリSOCに応じて、モータ3からバッテリ12への充電電力を制限する充電電力制限手段52と、充電電力制限手段52により制限された充電電力の電力量を算出する制限電力量算出手段53とを備えている。またPDU13は、特定経路確定手段51により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段53により算出した制限電力量に基づいてモータ3を制御する電動機適応制御手段14を備えている。
(バッテリの充電制御方法)
次に、第1実施形態に係るバッテリの充電制御方法につき、通勤経路の走行を例にして説明する。
図19(a)に示すように、自宅から会社への往路における下り坂61,62を走行中には、モータからの回生出力によりバッテリの充電が行われる。ただしハイブリッド車両では、バッテリが充電過多になるのを防止するため、図19(b)に示すようにバッテリSOCが上限設定値を超えた場合(P1,P2部分)に、バッテリの充電を停止する回生出力制限処理が行われる。そのため、本来であればバッテリの充電に利用可能であった回生出力が無駄になるという問題がある。
図2は第1実施形態に係るバッテリの充電制御方法の説明図である。なお、図2(a)は1回目の通勤経路の走行時であり、図2(b)は2回目以降の通勤経路の走行時である。図2(a)の左側に示すように、1回目の往路を走行する場合には、上記と同様にバッテリの充電を行う。その際、P1およびP2領域においてバッテリの充電に利用できなかった回生出力(制限容量積算値)を積算しておく。
次に、図2(a)の右側に示すように、1回目に会社から自宅への復路を走行する際に、適応制御を行う。具体的には、通常制御によるバッテリSOC(破線)に比べて、制限容量積算値の分だけバッテリSOCが減少するように駆動制御する(実線)。具体的には、通常のモータ駆動量に増加係数を乗算してモータを駆動し、バッテリを消費する。
これにより、図2(b)の左側に示す2回目以降の往路出発時におけるバッテリSOCは、図2(a)の左側に示す1回目の往路出発時におけるバッテリSOCに比べて小さくなる。そのため、図2(b)の左側に示すように、2回目以降に往路を走行する場合には、バッテリSOCが上限設定値を超えることがなくなる。したがって、モータの回生出力の全てをバッテリの充電に利用することができる。
なお、図2(b)の右側に示す2回目以降の復路走行時にも、図2(a)の右側に示す1回目の復路走行時と同様の適応制御を行う。
上述したバッテリの充電制御方法につき、図3ないし図7のフローチャート、および図8ないし図10のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
(1回目の往路出発時)
図3はメイン制御ルーチンのフローチャートである。メイン制御ルーチンは、車両乗員等によりユーザーSWがONされた場合に開始するようにしてもよい(S102)。まずS(ステップ)104において、イグニッションスイッチONなどのスタータ指示があるか判断する。1回目の往路出発時における判断はYESであり、S105に進んで1TRIP判定処理(1)を行う。
図4(a)は1TRIP判定処理(1)サブルーチンのフローチャートである。この1TRIP判定処理は、車両が特定の経路を走行することを確定するものであり、特定経路確定手段により実行される。このサブルーチンでは、まずS106において、適応制御フラグFADAP、制限容量積算値INICAPLMT、および往復路フラグFTRIPの値をメモリから読み込む。なお、FADAP、INICAPLMTおよびFTRIPの初期値は、いずれも0である。次に、S130において往復路判定処理(6)を行う。
図4(b)は往復路判定処理(6)サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、走行経路が往路であるか復路であるかを判定する。まず、S140において自宅判定を行う。
図4(c)は自宅判定サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、まずS141において現在位置が自宅であるか判定する。この自宅判定処理は、例えば現在時刻が平日朝の通勤時刻である場合に、現在位置が自宅であると判断する。そして、現在位置が自宅である場合には自宅判定フラグFHOMEを1に設定する。次に、S142においてFHOMEが1であるか判断する。1回目の往路出発時における判断はYESであり、S144に進む。S144では、適応制御フラグFADAPが1であるか判断する。1回目の往路出発時は適応制御中でないから、S144の判断はNOであり、S148に進んで往復路フラグFTRIPを1に設定する。
次に、図4(b)のS140(自宅判定処理)からS132に進んで、FTRIPが1であるか判断する。1回目の往路出発時の判断はYESであるから、S134においてFTRIPを0に変更する。
図3に戻り、S109において、エンジンを始動する(始動モード処理)。次にS126において、車両要求出力を実現するためのエンジンおよびモータのトルク配分を指示する(出力指示処理)。次にS180において、イグニッションOFF時の処理(4)を行う(IGOFF処理)。
図6はIGOFF処理(4)サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、まずS181において、イグニッションスイッチがOFFされたか判断する。1回目の往路出発時における判断はNOであり、S188に進んで、適応制御フラグFADAP、制限容量積算値INICAPLMTおよび往復路フラグFTRIPをメモリに記憶する。
(1回目の往路走行中)
図3に戻り、メイン制御ルーチンを繰り返す。1回目の往路走行中におけるS104の判断(スタータ指示)はNOであり、S110に進む。S110では、現在のアクセルペダル開度ΔAPおよび車両速度VSを検索する。次にS112において、運転者からの駆動要求を、アクセルペダルの踏み込み(AP=ON)によって判断する。アクセルペダルが踏み込まれていない場合には、判断はNOであり、S114に進む。S114では、現在の車両速度VSが0km/hであるか(すなわち車両が停止中であるか)判断する。この判断がYESの場合はS116に進み、エンジン停止指令の有無を判断する。この判断がYESの場合はS118に進み、アイドル時のエンジン停止モード処理を行う。またS116における判断がNOの場合はS120に進み、通常の(エンジン停止しない)アイドルモード処理を行う。
一方、S114における判断がNOの場合(すなわち、車両が走行中の場合)には、S122に進み、エンジン停止指令の有無を判断する。この判断がNOの場合はS124に進み、アイドリング中であるか判断する。この判断がYESの場合はS120に進み、通常のアイドルモード処理を行う。これに対して、S122における判断がYESの場合、およびS124における判断がNOの場合は、車両が減速走行中であり、車輪の回転を利用したモータからの回生出力により、バッテリを充電することが可能である。そこでS150に進み、回生モード処理(2)を行う。
図5(a)は回生モード処理(2)サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、モータの回生出力によりバッテリの充電を行う。まずS152において、回生出力PREGの算出処理を行う。次にS154において、現在のバッテリSOCに回生出力PREGを加算した値が、バッテリSOCの上限設定値を超えるか判断する。なお現在のバッテリSOCは、SOC検出手段によって検出する。S154における判断がNOの場合は、回生出力PREGの全部を利用してバッテリの充電を行い、回生モード処理サブルーチンを終了する。
一方、S154における判断がYESの場合は、回生出力PREGの全部をバッテリの充電に利用することができない。そこでS156に進み、バッテリの充電に利用する回生出力を回生制限出力PREGLMTに制限する処理を行う。なお回生制限出力PREGLMTは、バッテリSOCの上限設定値から現在のバッテリSOCを減算した値である。次にS158において、回生制限出力PREGLMTを回生出力PREGとしてバッテリの充電を行う。これらの回生出力制限処理および回生制限出力によるバッテリの充電は、充電電力制限手段により実行される。充電電力制限手段は、特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、バッテリSOCに応じてバッテリへの充電電力を制限するものである。次にS160において、制限容量CAPLMTの算出処理(5)を行う。
図5(b)は制限容量算出処理(5)サブルーチンのフローチャートである。この制限容量算出処理は、充電電力制限手段による制限電力量(制限容量)を積算するものであり、制限電力量算出手段により実行される。まずS161において、回生出力PREGから回生制限出力PREGLMTを減算して、制限容量CAPLMTを算出する。次にS162において、適応制御フラグFADAPが0であるか判断する。1回目の往路走行中は適応制御中ではないから、判断はNOでありS164に進む。S164では、制限容量CAPLMTを積算して、制限容量積算値INICAPLMTを求める処理を行う。次にS165において、制限容量積算値INICAPLMTが、SOC検出手段の誤差に基づく設定値を超えているか判断する。判断がNOの場合には、制限容量積算値INICAPLMTは有意であるとはいえず、S168において往復路フラグFTRIPを0に設定(維持)する。またS165の判断がYESの場合には、制限容量積算値INICAPLMTは有意であり、S166において往復路フラグFTRIPを1に設定する(図8参照)。なお往復路フラグFTRIPが1の場合は、制限容量が発生する往路であることを示している。
(1回目の往路到着時)
図3に戻り、S150の回生モード処理から、S126の出力指示処理を経て、S180のIGOFF処理(4)に進む。
図6に示すIGOFF処理(4)サブルーチンでは、S181においてイグニッションスイッチがOFFされたか判断する。1回目の往路到着時における判断はYESであり、S182に進む。S182では、適応制御フラグFADAPが0であるか判断する。1回目の往路到着時における判断はYESであり、S183に進む。S183では、往復路フラグFTRIPが1であるか判断する。1回目の往路到着時における判断はYESであり、S184を経てS186に進む。S186では、適応制御フラグFADAPを1に設定し、適応制御を開始する。次にS188において、適応制御フラグFADAP、制限容量積算値INICAPLMTおよび往復路フラグFTRIPをメモリに記憶する。
(1回目の復路出発時)
図3に戻り、メイン制御ルーチンを繰り返す。1回目の復路出発時には、S104の判断(スタータ指示)はYESであるから、S105において1TRIP判定処理(1)を行う。
図4(a)に示す1TRIP処理(1)のサブルーチンでは、S130において往復路判定処理(6)を行う。図4(b)に示す往復路判定処理(6)のサブルーチンでは、S140において自宅判定処理を行う。図4(c)に示す自宅判定処理のサブルーチンにおいて、1回目の復路出発時におけるS142の判断(FHOME=1)はNOであるから、S148においてFTRIPを1に設定する。次に図4(b)において、S132の判断(FADAP=1)はYESであるから、S134においてFTRIPを0に変更する。次にS136において、制限容量積算値INICAPLMTの値を、予め消費すべきバッテリ電力量(事前消費量)CAPLMTに代入する。
図3に戻り、S105の1TRIP判定処理から、S109の始動モード処理、S126出力指示処理およびS180のIGOFF処理を順に行う。
(1回目の復路走行中)
図3のメイン制御ルーチンを繰り返し、S112において、アクセルペダルが踏み込まれているか(AP=ON)判断する。判断がYESの場合には、車両は通常走行中であり、エンジンおよびモータの駆動力による走行が可能である。そこでS190に進み、駆動モード処理(3)を行う。
図7(a)は駆動モード処理(3)サブルーチンのフローチャートである。この駆動モード処理は、電動機適応制御手段により実行される。電動機適応制御手段は、特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段により算出した制限電力量に基づいて、モータを制御するものである。まずS192において、バッテリSOCが下限設定値を下回っているか判断する。判断がYESの場合には、バッテリを消費してモータを駆動すべきでないから、S194に進んでモータ駆動量ASTPWRを0に設定する。一方、S192の判断がNOの場合には、モータを駆動することが可能であるから、S196に進み、モータ駆動量ASTPWRをマップ検索して求める。次にS197において、適応制御フラグFADAPが1であるか判断する。1回目の復路走行中はFADAPが1であるから、判断はYESでありS198に進む。S198では、往復路フラグFTRIPが0であるか判断する。1回目の復路走行中はFTRIPが0であるから、判断はYESでありS302に進む。S302では、制限容量積算値INICAPLMTを代入した事前消費量CAPLMTが、SOC検出手段の誤差に基づく設定値以下であるか判断する。判断がNOの場合は、CAPLMTは有意であり、S304に進む。
S304では、モータ駆動量ASTPWRの増加処理を行う。この増加処理は、S196で求めたASTPWRに増加係数を乗算することによって行う。増加係数は、増加係数テーブルを参照して求める。
図7(b)は増加係数テーブルである。増加係数テーブルでは、事前消費量CAPLMTに対応して、増加係数(いずれも1.0以上)が設定されている。なお、CAPLMTの増加にともなって、増加係数も増加するように設定されている。このテーブルを参照して、現在のCAPLMTに対応する増加係数を求める。なお、現在のCAPLMTの値がテーブルにない場合は、近接するCAPLMTから比例配分によって増加係数を求める。このように、電動機適応制御手段は、制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、モータの駆動出力を増加する。
モータ駆動量ASTPWRの増加処理を行うことにより、バッテリ消費量が増加する。これにより、図2(a)の右側に示すように、モータ駆動量ASTPWRの増加処理を行った場合(実線)には、増加処理を行わない場合(破線)と比べて、バッテリSOCが減少する。増加処理を行わない場合には、1回目の復路出発時のバッテリSOCと復路到着時のバッテリSOCとは略一致しているが、増加処理を行った場合には、1回目の復路出発時のバッテリSOCより復路到着時のバッテリSOCが小さくなっている。
なお電動機適応制御手段は、制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、バッテリSOCの目標値を設定してもよい。また、バッテリSOCの目標領域を設定してもよい。
図7(a)に戻り、S304でモータ駆動量ASTPWRの増加処理を行ったら、モータ駆動量ASTPWRの増加分(すなわち、ASTPWR×(増加係数−1.0))だけ、事前消費量CAPLMTを減算する。上述したように、CAPLMTの増加にともなって増加係数を増加させているので、モータ駆動量ASTPWRの増加分だけ事前消費量CAPLMTを減算することにより、1回目の復路到着時までにはCAPLMTを0にすることが可能である。なお図8に示すように、事前消費量CAPLMTは徐々に減少するが、制限容量積算値INICAPLMTはもとの値を保持している。
図3に戻り、S190の駆動モード処理から、S126の出力指示処理に進む。S126では、車両要求出力を実現するためのエンジンおよびモータのトルク配分を指示する。具体的には、増加係数を乗算したモータ駆動量ASTPWRをモータのトルク配分とし、要求出力からモータのトルク配分を減算した値をエンジンのトルク配分として指示する。その後、S180のIGOFF処理を行う。
(2回目の往路出発時)
図3に戻り、メイン制御ルーチンを繰り返す。2回目の往路出発時には、S104の判断(スタータ指示)はYESであり、S105において1TRIP判定処理(1)を行う。
図4(a)に示す1TRIP処理(1)サブルーチンでは、S130において往復路判定処理(6)を行う。図4(b)に示す往復路判定処理(6)のサブルーチンでは、S140において自宅判定処理を行う。図4(c)に示す自宅判定処理のサブルーチンにおいて、2回目の往路出発時におけるS142の判断(FHOME=1)はYESであり、S144の判断(FADAP=1)もYESであるから、S146においてFTRIPを0に設定する。次に図4(b)において、S132の判断(FADAP=1)はNOであるから、S138においてFTRIPを1に変更する。
図3に戻り、S105の1TRIP判定処理から、S109(始動モード処理)、S126(出力指示処理)およびS180(IGOFF処理)を順に行う。
(2回目の往路走行時)
図3のメイン制御ルーチンを繰り返し、S112においてアクセルペダルが踏み込まれている(AP=ON)と判断された場合には、S150の駆動モード処理(3)を行う。図7(a)の駆動モード処理(3)サブルーチンにおいて、2回目の往路走行時は適応制御中であるからS197の判断(FADAP=1)はYESであるが、往路であるからS197の判断(FTRIP=0)はNOである。したがって、S304の適応制御は行われず、通常制御となる。
一方、図2(b)の左側に示す2回目の往路出発時におけるバッテリSOCの値は、図2(a)の右側に示す1回目の復路到着時におけるバッテリSOCの値に一致し、図2(a)の左側に示す1回目の往路出発時におけるバッテリSOCの値より小さくなっている。しかもそのバッテリSOCの減少量は、1回目の往路走行時における制限容量積算値INICAPLMTの値に一致している。そのため、図2(b)の左側に示す2回目の往路走行中には、原則として制限容量は発生せず、バッテリSOCが上限設定値を超えることはない。
しかしながら、1回目と2回目の車両運転条件の相違(道路混雑等)やバッテリ劣化等により、2回目の往路走行中にも例外的に制限容量が発生する場合がある。そこで、以下の処理を行う。
図5(a)に示す回生モード処理(2)サブルーチンのS154において、現在のバッテリSOCに回生出力PREGを加算した値が、バッテリSOCの上限設定値を超えるか判断する。判断がYESの場合はS156に進み、バッテリの充電に利用する回生出力を回生制限出力PREGLMTに制限する処理を行う。なお回生制限出力PREGLMTは、バッテリSOC上限値から現在のバッテリSOCを減算した値である。次にS158において、回生制限出力PREGLMTを回生出力PREGとしてバッテリの充電を行う。次にS160において、制限容量CAPLMTの算出処理(5)を行う。
図5(b)に示す制限容量算出処理(5)サブルーチンでは、まずS161において、回生出力PREGから回生制限出力PREGLMTを減算して、制限容量CAPLMTを算出する。次にS162において、適応制御フラグFADAPが0であるか判断する。2回目の往路走行中は適応制御中であるから、判断はYESでありS170に進む。S170では、往復路フラグFTRIPが1であるか判断する。2回目の往路走行中はFTRIPが1であるから、判断はYESであり、S174に進む。S174では、制限容量CAPLMTを加算して、制限容量積算値TMCAPを求める処理を行う。次にS176において、制限容量積算値TMCAPが、SOC検出手段の誤差に基づく設定値を超えているか判断する。判断がNOの場合には、制限容量積算値TMCAPは有意であるとはいえず、FADAPを1に維持する。S178の判断がYESの場合には、制限容量積算値TMCAPは有意であり、S178において適応制御フラグFADAPを0に戻す。このように再び制限容量が発生したら、適応制御フラグFADAPをリセットする(図10参照)。
(2回目の往路到着時)
図3に戻り、S150の回生モード処理から、S126の出力指示処理を経て、S180のIGOFF処理(4)に進む。
図6に示すIGOFF処理(4)サブルーチンにおいて、2回目の往路到着時には、S188の判断(IGOFF)はYESであり、S182の判断(FADAP=0)もYESであり、S183の判断(FTRIP=1)もYESであるから、S184に進む。S184では、1回目の往路走行時に算出した制限容量積算値INICAPLMTに、2回目の往路走行時に算出した制限容量積算値TMCAPを加算して、INICAPLMTに代入する。このINICAPLMTは、1回目および2回目の全ての制限容量積算値になっている(図10参照)。そしてS186において、適応制御フラグFADAPを改めて1に設定する。
なお2回目の復路走行時の適応制御は、1回目の復路走行時の適応制御と同様に行えばよい。また3回目以降の走行時の制御は、2回目の走行時の制御と同様に行えばよい。
以上に詳述したように、本実施形態のハイブリッド車両は、車両が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段と、その特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、バッテリSOCに応じてバッテリへの充電電力を制限する充電電力制限手段と、充電電力制限手段により制限された充電電力の電力量(制限容量)を算出する制限電力量算出手段と、特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段により算出した制限電力量に基づいてモータを制御する電動機適応制御手段を備えることを特徴とする。
これにより、特定経路において充電が制限された制限容量を算出し、その制限容量に基づいてモータを制御するので、特定経路において再びバッテリの充電が制限されるのを防止することが可能になる。したがって、モータの回生出力を効率よくバッテリの充電に利用することができる。これに伴って、エンジンの負荷を軽減することができるため、燃費を向上することができる。なお、ナビゲーションシステム等の外部情報デバイスは不要であり、低コストでの実現が可能である。また、バッテリを最適に制御することが可能であり、バッテリの劣化を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、詳細な説明を省略する。
第1実施形態のハイブリッド車両に加えて、第2実施形態では、図1(b)に示すECU50の内部に走行距離記憶手段(不図示)が設けられている。走行距離記憶手段は、特定経路確定手段51により特定の経路を走行中であると確定された時点から充電電力制限手段52により充電電力が制限された時点までの走行距離を記憶するものである。この走行距離記憶手段として、通常のハイブリッド車両に搭載されているものを流用することが可能である。さらに、PDU13に設けられた電動機適応制御手段14は、特定経路確定手段51により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段53により算出した制限電力量に加えて、走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、モータ3を制御するようになっている。
(バッテリの充電制御方法)
図11は第2実施形態に係るバッテリの充電制御方法の説明図であり、図11(a)は1回目の走行時であり、図11(b)は2回目以降の走行時である。図11(a)に示すように、1回目の特定経路(通勤往路)の走行時には通常制御を行う。その際、バッテリの充電に利用できなかった回生出力(制限容量積算値)Reg1およびReg2を記録しておく。これに加えて、自宅からReg1およびReg2の発生位置までの距離Dis1およびDis2を記録しておく。
次に図11(b)に示すように、2回目以降の特定経路(通勤往路)の走行時には適応制御を行う。具体的には、通常制御によるバッテリSOC(破線)に比べて、Dis1に到達するまでに制限容量積算値Reg1の分だけバッテリSOCが減少し、Dis2に到達するまでに制限容量積算値Reg2の分だけバッテリSOCが減少するように駆動制御する(実線)。これにより、2回目以降に特定経路を走行する場合には、Dis1およびDis2においてバッテリSOCが上限設定値を超えることがなくなる。したがって、モータの回生出力の全てをバッテリの充電に利用することができる。
上述したバッテリの充電制御方法につき、図12ないし図18のフローチャートを用いて詳細に説明する。なお以下には、特定経路として通勤往路を走行する場合を例にして説明する。
(1回目の出発時)
図12はメイン制御ルーチンのフローチャートである。1回目の出発時にはS204の判断(スタータ指示)はYESであり、S205に進んで1TRIP判定処理(1)を行う。
図13(a)は1TRIP判定処理(1)サブルーチンのフローチャートである。この1TRIP判定処理は、車両が特定の経路を走行することを確定するものであり、特定経路確定手段により実行される。このサブルーチンでは、S230において特定経路判定処理(6)を行う。
図13(b)は特定経路判定処理(6)サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、S240において自宅判定を行う。
図13(c)は自宅判定サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、まずS241において現在位置が自宅であるか判断する。1回目の出発時の現在位置は自宅であるから、S242の判断(FHOME=1)はYESであり、またS244の判断(FADAP=1)はNOであるから、S248においてFTRIPを1に設定する。
次に図13(b)に戻り、S232の判断(FTRIP=1)はYESであるから、S234においてFTRIPを0に変更する。
図12に戻り、S209(始動モード処理)およびS226(出力指示処理)を経てS270に進み、距離・制限容量記憶処理(7)を行う。
図15は距離・制限容量記憶処理(7)のフローチャートである。このフローチャートでは、後述するように、自宅から制限容量発生地点までの距離と、その地点での制限容量を記憶する処理を行う。まずS272において、モード変数MODEが制限回生モードであるか判断する。MODEの初期値は通常回生モードであり、1回目の出発時における判断はNOになってS276に進む。S276では、前回のMODEが制限回生モードであるか判断する。1回目の出発時にはこの判断もNOであり、距離・制限容量記憶処理サブルーチンを終了する。
(1回目の走行時)
図12に戻り、メイン制御ルーチンを繰り返す。車両が減速走行中の場合には、S250において回生モード処理(2)を行う。
図14(a)は回生モード処理(2)サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、モータの回生出力によりバッテリの充電を行う。まずS252において、回生出力PREGの算出処理を行う。次にS254において、現在のバッテリSOCに回生出力PREGを加算した値が、バッテリSOCの上限設定値を超えるか判断する。なお現在のバッテリSOCは、SOC検出手段によって検出する。S254の判断がNOの場合には、S255においてモード変数MODEを通常回生モードに設定(維持)し、回生出力PREGの全部を利用してバッテリの充電を行い、回生モード処理サブルーチンを終了する。
一方、S254の判断がYESの場合には、回生出力PREGの全部をバッテリの充電に利用することができない。そこでS256に進み、バッテリの充電に利用する回生出力を回生制限出力PREGLMTに制限する処理を行う。なお回生制限出力PREGLMTは、バッテリSOCの上限設定値から現在のバッテリSOCを減算した値である。次にS258において、回生制限出力PREGLMTを回生出力PREGとしてバッテリの充電を行う。これらの回生出力制限処理および回生制限出力によるバッテリの充電は、充電電力制限手段により実行される。充電電力制限手段は、特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、バッテリSOCに応じてバッテリへの充電電力を制限するものである。次にS260において、制限容量CAPLMTの算出処理(5)を行う。
図14(b)は制限容量算出処理(5)サブルーチンのフローチャートである。この制限容量算出処理は、充電電力制限手段による制限電力量(制限容量)を積算するものであり、制限電力量算出手段により実行される。まずS262において、回生出力PREGから回生制限出力PREGLMTを減算して、制限容量CAPLMTを算出する。次にS264において、制限容量CAPLMTを積算して、制限容量積算値INICAPLMTを求める処理を行う。次にS265において、制限容量積算値INICAPLMTが、SOC検出手段の誤差に基づく設定値を超えているか判断する。判断がNOの場合には、制限容量積算値INICAPLMTは有意であるとはいえず、S268において往復路フラグFTRIPを0に設定(維持)し、S269においてモード変数MODEを通常回生モードに設定(維持)する。S265の判断がYESの場合には、制限容量積算値INICAPLMTは有意であり、S266において往復路フラグFTRIPを1に設定し、S267においてモード変数MODEを制限回生モードに設定する。
図12に戻り、S250の回生モード処理から、S226の出力指示処理を経て、S270の距離・制限容量記憶処理(7)を行う。
図15の距離・制限容量記憶処理(7)サブルーチンにおいて、S272では、モード変数MODEが制限回生モードであるか判断する。この判断はYESであるからS273に進み、前回のMODEが制限回生モードではないか(通常回生モードであるか)判断する。制限回生モードの開始直後には、S273の判断はYESであるから、S274に進む。S274では、Dis1に自宅から現在位置までの距離(現在距離)を入力して、走行距離記憶手段に記憶させる。すなわち、新たに制限容量が発生して制限回生モードが開始した時点で、Dis1のデータ入力が行われる。なお制限容量が発生している区間では、制限回生モードが継続する。
図12のメイン制御ルーチンを繰り返し、上記と同様にS250の回生モード処理(2)を行う。図14(a)の回生モード処理(2)サブルーチンのS254において、制限容量が発生しない(NO)と判断された場合には、S255において通常回生モードに復帰する。
図12のメイン制御ルーチンに戻り、S270の距離・制限容量記憶処理(7)を行う。図15の距離・制限容量記憶処理(7)サブルーチンにおいて、S272の判断(MODE=制限回生モード)はNOになり、S276に進む。通常回生モードへの復帰直後には、S276の判断(前回MODE=制限回生モード)はYESになるから、S277に進む。S277では、現在の制限容量積算値INICAPLMTを、第1制限容量積算値INICAPLMT1に入力する。この第1制限容量積算値INICAPLMT1には、第1の制限容量発生区間における制限容量積算値のデータが記録される。
同様に、第2以降の制限容量発生区間がある場合には、新たに制限容量が発生した地点までの距離Dis2、Dis3・・・のデータが走行距離記憶手段に記憶され、各区間における制限容量積算値INICAPLMT2、INICAPLMT3・・・のデータが記録される。なお、近接する制限容量発生区間は一つにまとめて記録してもよい。
(1回目の到着時)
図12のメイン制御ルーチンに戻り、S280のIGOFF処理(4)を行う。
図16は、IGOFF処理(4)のフローチャートである。このフローチャートでは、まずS281において、イグニッションスイッチがOFFされたか判断する。1回目の到着時における判断はYESであり、S282に進む。S282では、適応制御フラグFADAPが0であるか判断する。1回目の到着時における判断はYESであり、S283に進む。S283では、往復路フラグFTRIPが1であるか判断する。1回目の到着時における判断はYESであり、S286に進む。S286では、適応制御フラグFADAPを1に設定し、適応制御を開始する。次にS288において、適応制御フラグFADAPおよび往復路フラグFTRIPをメモリに記憶する。
(2回目の出発時)
図12に戻り、メイン制御ルーチンを繰り返す。2回目の出発時には、S204の判断(スタータ指示)はYESであるから、S205において1TRIP判定処理(1)を行う。
図13(a)に示す1TRIP処理(1)サブルーチンでは、S230において特定経路判定処理(6)を行う。図13(b)に示す特定経路判定処理(6)サブルーチンでは、S240において自宅判定処理を行う。図13(c)に示す自宅判定処理サブルーチンにおいて、2回目の出発時には、S242の判断(FHOME=1)はYESであり、S244の判断(FADAP=1)もYESであるから、S246においてFTRIPを0に設定する。次に図13(b)において、S232の判断(FADAP=1)はNOであるから、S238においてFTRIPを1に変更する。
(2回目の走行時)
図12に戻り、メイン制御ルーチンを繰り返す。S212において、アクセルペダルが踏み込まれているか(AP=ON)判断する。判断がYESの場合には、車両は通常走行中であり、エンジンおよびモータの駆動力による走行が可能である。そこでS290に進み、駆動モード処理(3)を行う。
図17は駆動モード処理(3)サブルーチンのフローチャートである。この駆動モード処理は、電動機適応制御手段により実行される。電動機適応制御手段は、特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段により算出した制限電力量に加えて、走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、モータを制御するものである。まずS292において、バッテリSOCが下限値を下回っているか判断する。判断がYESの場合には、バッテリを消費してモータを駆動すべきでないから、S294に進んでモータ駆動量ASTPWRを0に設定する。さらに、モード変数MODEを駆動モードに設定する。
一方、S292の判断がNOの場合には、モータを駆動することが可能であるから、S296に進みモータ駆動量ASTPWRをマップ検索して求める。次にS297において、適応制御フラグFADAPが1であるか判断する。2回目の走行中はFADAPが1であるから、判断はYESであり、S298に進む。S298では、往復路フラグFTRIPが1であるか判断する。2回目の走行中はFTRIPが1であるから、判断はYESであり、S410に進む。S410では、CAPLMT算出処理(8)を行う。
図18(a)はCAPLMT算出処理(8)サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチンでは、予め消費すべきバッテリ電力量(事前消費量)CAPLMTを算出する。まずS412において、データセットフラグFSETCAPが0であるか判断する。FSETCAPの初期値は0であり、判断はYESになってS414に進む。S414では、図18(b)のように記録されたテーブルから、第1区間距離Dis1および第1制限容量積算値INICAPLMT1のデータを検索する。次にS415において、第1制限容量積算値INICAPLMT1に前回未消費量PRECAPを加算して、事前消費量CAPLMTに入力する。なお前回未消費量PRECAPの初期値は0である。次にS416において、データセットフラグFSETCAPを1に変更する。
図17に戻り、S410のCAPLMT算出処理から、S402に進む。S402では、第1制限容量積算値INICAPLMT1を代入した事前消費量CAPLMTが、SOC検出手段の誤差に基づく設定値以下であるか判断する。判断がYESの場合には、CAPLMTは有意であるとはいえず、S408においてデータセットフラグFSETCAPを0に戻す。
一方、S402の判断がNOの場合は、CAPLMTは有意であり、S404に進む。S404では、モータ駆動量ASTPWRの増加処理を行う。この増加処理は、S296で求めたASTPWRに増加係数を乗算することによって行う。具体的には、まず第1制限容量積算値INICAPLMT1を第1区間距離Dis1で除算して、単位距離あたりの事前消費量(単位事前消費量)を算出する。次に、算出された単位事前消費量だけモータ駆動量ASTPWRが増加するように、増加係数を決定する。このように、電動機適応制御手段は、制限電力量算出手段により算出した制限容量積算値に加えて、走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、モータの駆動出力を増加する。なお電動機適応制御手段は、制限電力量算出手段により算出した制限電力および走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、バッテリSOCの目標値を設定してもよい。また、バッテリSOCの目標領域を設定してもよい。
モータ駆動量ASTPWRの増加処理を行うことにより、バッテリ消費量が増加する。これにより、図11(b)に示すように、モータ駆動量ASTPWRの増加処理を行う適応制御の場合(実線)には、増加処理を行わない通常制御の場合(破線)と比べて、バッテリSOCが減少する。
図17に戻り、S404でモータ駆動量ASTPWRの増加処理を行った後は、モータ駆動量ASTPWRの増加分(すなわち、ASTPWR×(増加係数−1.0))だけ、事前消費量CAPLMTを減算する。本実施形態では、上記のようにモータ駆動量ASTPWRの増加処理を行っているので、車両が第1区間距離Dis1に到達するまでに、事前消費量CAPLMTを0にすることが可能である。
図12のメイン制御ルーチンを繰り返し、図18(a)のCAPLMT算出処理(8)サブルーチンでは、S412においてデータセットフラグFSETCAPが0であるか判断する。すでに第1区間距離Dis1および第1制限容量積算値INICAPLMT1のデータが読み込まれて、FSETCAPは1になっているので、S412の判断はNOでありS420に進む。S420では、車両の現在距離が第1区間距離Dis1よりも大きいか判断する。未だ第1区間距離Dis1に到達していない場合には、S420の判断はNOであり、S424に進む。S424では、現在の事前消費量CAPLMTの値を、未消費量PRECAPに入力する。ここでは、図17のS406において減算された後の事前消費量CAPLMTを、未消費量PRECAPに入力する。
図12のメイン制御ルーチンを繰り返し、図18(a)のCAPLMT算出処理(8)サブルーチンにおいて、S412の判断(FSETCAP=0)はNOであり、S420に進む。S420において、車両の現在距離が第1区間距離Dis1を超えた場合には、判断はYESになり、S422においてデータセットフラグFSETCAPを0に戻す。
上述したように、車両が第1区間距離Dis1に到達するまでに、予め第1制限容量積算値INICAPLMT1に相当する事前消費量CAPLMTだけバッテリを消費している。そのため、2回目の走行中において、第1区間で制限容量が発生するのを防止することができる。同様に、車両が第2区間距離Dis2に到達するまでに、予め第2制限容量積算値INICAPLMT2に相当する事前消費量CAPLMTだけバッテリを消費しているので、第2区間でも制限容量が発生するのを防止することができる。なお、車両が第1区間距離Dis1に到達するまでに、第1制限容量積算値INICAPLMT1および第2制限容量積算値INICAPLMT2に相当する事前消費量CAPLMTだけバッテリを消費してもよい。
図12のメイン制御ルーチンを繰り返し、図18(a)のCAPLMT算出処理(8)サブルーチンにおいて、S412の判断(FSETCAP=0)はYESになり、S414に進む。S414では、図18(b)のテーブルから、第2区間距離Dis2および第2制限容量積算値INICAPLMT2のデータを検索する。次にS415において、第2制限容量積算値INICAPLMT2に未消費量PRECAPを加算して、事前消費量CAPLMTに入力する。このCAPLMTに基づいて、図17のS404においてモータ駆動量の増加処理を行うことにより、未消費であったバッテリ消費量を消費することができる。これにより、制限容量の発生を防止することができる。
なお3回目以降の走行時の制御は、2回目の走行時の制御と同様に行えばよい。
以上に詳述したように、本実施形態のハイブリッド車両は、車両が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段と、特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、バッテリSOCに応じてバッテリへの充電電力を制限する充電電力制限手段と、充電電力制限手段により制限された充電電力の電力量(制限容量)を算出する制限電力量算出手段と、特定経路確定手段により特定の経路を走行中であると確定された時点から充電電力制限手段により充電電力が制限された時点までの走行距離を記憶する走行距離記憶手段と、特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、制限電力量算出手段により算出した制限電力量、および走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいてモータを制御する電動機適応制御手段を備えることを特徴とする。
これにより、特定経路における制限容量積算値と、その時点までの距離とに基づいてモータを制御するので、特定経路の前記距離において再びバッテリの充電が制限されるのを防止することが可能になる。したがって、モータの回生出力を効率よくバッテリの充電に利用することができる。これに伴って、エンジンの負荷を軽減することができるため、燃費を向上することができる。なお、ナビゲーションシステム等の外部情報デバイスは不要であり、低コストでの実現が可能である。また、低コストでバッテリを最適に制御することが可能になり、バッテリの劣化を抑制することができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限られるものではない。
本発明は、車載の二次電池に貯蔵されたエネルギーを使用して駆動することが可能であり、かつ内燃機関を併せ持つ全てのハイブリッド車両に適応することが可能である。
また、実施形態では制限容量積算値応じてモータアシスト量を増加させる制御を行ったが、EV走行領域の設定値を広げる制御を行ってもよく、バッテリSOCの下限設定値を低下させる制御を行ってもよく、気筒休止する制御を行ってもよい。
ハイブリッド車両の駆動系の概略構成図である。 第1実施形態に係るバッテリの充電制御方法の説明図である。 メイン制御ルーチンのフローチャートである。 1TRIP判定処理サブルーチンのフローチャートである。 回生モード処理サブルーチンのフローチャートである。 IGOFF処理サブルーチンのフローチャートである。 駆動モード処理サブルーチンのフローチャートである。 1回目の往復路におけるタイミングチャートである。 2回目の往復路におけるタイミングチャートである。 2回目の往路において制限容量が発生した場合のタイミングチャートである。 第2実施形態に係るバッテリの充電制御方法の説明図である。 メイン制御ルーチンのフローチャートである。 1TRIP判定処理サブルーチンのフローチャートである。 回生モード処理サブルーチンのフローチャートである。 距離・制限容量記憶処理サブルーチンのフローチャートである。 IGOFF処理サブルーチンのフローチャートである。 駆動モード処理サブルーチンのフローチャートである。 CAPLMT算出処理サブルーチンのフローチャートである。 従来技術に係るバッテリの充電制御方法の説明図である。
符号の説明
1…ハイブリッド車両 2…エンジン(内燃機関) 3…モータ(電動機) 11…SOC検出手段(残容量検出手段) 12…バッテリ(蓄電装置) 13…PDU(電動機制御装置) 14…電動機適応制御手段 50…ECU 51…特定経路確定手段 52…充電電力制限手段 53…制限電力量算出手段

Claims (9)

  1. 車両の駆動源を発生する内燃機関と電動機を備え、該電動機は車両の減速時に回生発電を行うハイブリッド車両において、
    前記電動機を制御する電動機制御装置と、
    前記電動機へ電力を供給又は前記電動機からの電力を充電する蓄電装置と、
    該蓄電装置の残容量を検出する残容量検出手段と、
    前記車両が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段と、
    前記特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、前記残容量検出手段により検出する前記蓄電装置の残容量に応じて前記蓄電装置への充電電力を制限する充電電力制限手段と、
    前記充電電力制限手段により制限された充電電力の電力量を算出する制限電力量算出手段と、を備え、
    前記電動機制御装置は、前記特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力量に基づいて前記電動機を制御する電動機適応制御手段を備えることを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標値を設定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標領域を設定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  4. 前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力に基づいて、前記電動機の駆動出力を増加することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  5. 車両の駆動源を発生する内燃機関と電動機を備え、該電動機は車両の減速時に回生発電を行うハイブリッド車両において、
    前記電動機を制御する電動機制御装置と、
    前記電動機へ電力を供給又は前記電動機からの電力を充電する蓄電装置と、
    該蓄電装置の残容量を検出する残容量検出手段と、
    前記車両が特定の経路を走行することを確定する特定経路確定手段と、
    前記特定経路確定手段により走行経路が確定された際に、前記残容量検出手段により検出する前記蓄電装置の残容量に応じて前記蓄電装置への充電電力を制限する充電電力制限手段と、
    前記充電電力制限手段により制限された充電電力の電力量を算出する制限電力量算出手段と、
    前記特定経路確定手段により特定の経路を走行中であると確定された時点から前記充電電力制限手段により前記充電電力が制限された時点までの走行距離を記憶する走行距離記憶手段と、を備え、
    前記電動機制御装置は、前記特定経路確定手段により特定の走行経路であることが確定された際に、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力量、および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて前記電動機を制御する電動機適応制御手段を備えることを特徴とするハイブリッド車両。
  6. 前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標値を設定することを特徴とする請求項5に記載のハイブリッド車両。
  7. 前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、前記蓄電装置の残容量目標領域を設定することを特徴とする請求項5に記載のハイブリッド車両。
  8. 前記電動機適応制御手段は、前記制限電力量算出手段により算出した制限電力および前記走行距離記憶手段により記憶した走行距離に基づいて、前記電動機の駆動出力を増加することを特徴とする請求項5に記載のハイブリッド車両。
  9. 前記特定経路確定手段により前記車両が特定経路を走行すると確定した際に、前記特定経路における往路であるか復路であるかを判別する往路復路判別手段と、
    前記充電電力制御手段により充電電力を制限したのが往路であるか復路であるかを記憶する記憶手段と、を備え、
    前記電動機適応制御手段は、前記記憶手段により記憶した往路又は復路のいずれかで実行することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のハイブリッド車両。
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