JP2008035463A - 文書処理装置および文書処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書が複数セットある場合であっても、それらの電子化に伴って必要となる各種処理におけるユーザの負担を軽減することが可能な文書処理装置を提供する。
【解決手段】文書読み取り部120は、スキャナ10から送信された画像データを受信し、全体制御部110に出力する。全体制御部110は、文書読み取り部120から受信した画像データの中から2次元コードの画像を抽出し、この2次元コードをデコードして文書を文書グループ毎に振り分けると共に、2次元コードを処理内容決定部150及び文書処理部160に通知する。処理内容決定部150は、全体制御部110から文書グループ単位で2次元コードの属性情報と画像データとを受信し、この文書グループに施す処理を決定する。文書処理部160は、読み取られた文書グループの文書に対してソート処理、レイアウト処理等の処理を施し、必要に応じて転送処理を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、文書の電子化技術に関し、特に電子化された文書に係る画像データを加工する技術に関する。
従来、印刷された文書をスキャナ等で読み取ってサーバに格納したり、遠隔地に転送したりする際に、文書のペーパー毎に付されたページによってソートを行なう技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、文書の先頭にカバーシートを追加し、このカバーシートに当該文書の総数を記載しておき、転送時の枚数チェックに用いる技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−225304号公報 特開2000−512447号公報
しかしながら、上記特許文献1については、一かたまりの文書に複数セットの文書が含まれている場合にはページによるソートができないという課題がある。さらに、上記特許文献1では、ページの識別は文字認識によるものであり、読み取りのたびに文字認識領域を指定しなくてはならず、非常に手間がかかるという課題がある。さらにまた、文字認識によると、情報が増えるとその分読み取りに時間がかかる上、紙面スペースが限られてくると、文字の数も制限されてしまう場合があるため、ページ以外にも属性情報を表し、その属性情報に従った処理を実現したい場合に、処理のバリエーションが制限され得るという課題がある。
また、上記特許文献2については、転送等する文書が複数セットある場合は、各セットに1枚ずつカバーシートを作成する必要があるため、非常に煩わしいという課題がある。さらに、上記2つの文献では、文字認識やカバーシートの読み取りに失敗したり、一部の文書が欠けて読み取られてしまった場合に修正や補填をする手段がなく、文書の誤転送が生じたり、不完全な電子化データが保存されてしまうという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、一かたまりの文書に複数セットの文書が含まれている場合であっても、それらの電子化に伴って必要となる各文書処理におけるユーザの負担を軽減し、さらに処理のスピードアップ化とバリエーションを可能にする文書処理装置等を提供することを第1の目的とする。また、文書の読み取り時にエラーが発生した場合に、文書の誤転送や不完全な電子化データが保存されてしまうことを回避し得る文書処理装置等を提供することを第2の目的とする。
本発明に係る文書処理装置は、文書のグループを特定するための識別番号および文書に施す処理に関する属性情報を示すコードが付された1又は2以上の文書で構成される文書グループを電子化する文書処理装置であって、電子化された文書を取得し、当該文書に付されたコードを読み取る文書読み取り手段と、前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定すると共に、当該文書グループの文書について施すべき処理の内容を決定する処理内容決定手段と、特定された前記文書グループに対し、決定された前記処理を施す文書処理手段とを備えることを特徴とする。
これにより、文書が複数セットある場合であっても、それらの電子化に伴って必要となる各種処理がコードによって予め規定されているため、ユーザの負担を軽減することが可能となる。さらに、コードを利用するため、処理のスピードアップ化と処理のバリエーションを増やすことが可能となる。特に2次元コードを利用すると、膨大な情報を規定することが可能であり、たとえ、コードを表示するのに少ないスペースしか許されない場合であっても、高密度印字ができるので膨大な情報を規定することは依然可能である。さらに、2次元コードは、360度全方向の読み取りができるため、膨大な情報を規定しても高速な読み取りが可能である。さらにまた、2次元コードは、英数字に限らずカナ、ひらがな及び漢字等の表現もできるため、より処理のバリエーションを膨らませることが可能となる。
さらに、本発明に係る文書処理装置の前記処理内容決定手段は、前記コードの内容と取得された前記文書におけるエラー状況とに基づいて、前記文書グループ毎に施すべき処理の内容を決定することを特徴とする。
これにより、文書の読み取りにエラーがあった場合も、エラーを処理した上で保存することが可能となる。特に2次元コードを利用すると、2次元コード自体にデータの復元機能を持たせることができるため、エラーのリスクを低め、より円滑な処理が可能となる。
さらに、本発明の係る文書処理装置の前記処理内容決定手段は、前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定し、当該文書グループ毎に前記文書を振り分ける文書グループ振分け部と、前記コードの内容に基づいて、前記振り分けられた文書にエラーが発生しているか否かを判定するエラー状況判定部と、前記コードの内容と前記エラー状況判定部における判定結果とに基づいて、前記振り分けられた文書グループの文書に対して施すべき処理の内容を決定するグループ処理決定部とを備えることを特徴とする。
これにより、文書の読み取り時にエラーが発生した場合に、文書の誤転送や不完全な電子化データが保存されてしまうことを回避することが可能となる。
なお、本発明は、上記文書処理装置における特徴的な構成手段をステップとする文書処理方法として実現したりすることもできる。さらに、上記方法の各々のステップをコンピュータ等に実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのプログラムをDVD等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させることができるのは云うまでもない。
さらに、本発明は、上記文書処理装置、スキャナおよび文書管理サーバを備える文書処理システムとして実現することもできる。
なお、本発明における「スキャナ」は、スキャナ単体に限らず、スキャナ機能を備えた装置全般を対象とする。
本発明によれば、文書が複数セットある場合であっても、それらの電子化に伴って必要となる各種処理におけるユーザの負担を軽減することが可能となる。さらに、コードを利用するため、処理のスピードアップ化とバリエーションが可能となる。
また、文書やコードの読み取りにエラーがあった場合も、エラー処理をした上で保存することが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態および添付の図面を用いて説明を行なうが、これは例示を目的としており、本発明がこれらに限定されることを意図しない。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態におけるハードウェア構成の一例である。図1に示される文書処理システム600は、文書(例えば、帳票)の読み取り(スキャニング)を行い、電子化した後の各種処理におけるユーザの操作性を向上させたシステムであり、LAN400を介して、文書処理装置100、200および300と文書管理サーバ500とが接続されている。さらに、文書処理装置100、200又は300は、それぞれスキャナ10、20又は30に接続されている。
文書処理装置100は、スキャナ10によって読み取った文書を文書グループ単位で文書管理サーバ500に送信する装置である。なお、文書処理装置100は、文書管理サーバ500に送信する前に、文書に付されているQRコード(登録商標)に基づいて、読み取った文書を文書グループに振り分けるとともに文書グループ単位で処理を施す。ここで、「文書グループ」とは、文書を識別する管理番号(「管理No.」とも記す。また、「識別番号」ともいう。)が同じ文書によって構成される文書の集合体をいう。なお、図1における文書処理装置200および300は、上記文書処理装置100と同等の機能を有する装置である。
文書管理サーバ500は、ハードディスク装置などの大容量の記憶媒体を含むサーバであり、文書処理装置100、200又は300から受信した文書グループを、予め決められた規則に従って格納する。
図2(a)は、本実施の形態における文書処理装置100の機能構成を示すブロック図である。図2(a)に示されるように、文書処理装置100は、スキャナ10によって読み取られた文書に付されているQRコードに基づいて、読み取られた文書を文書グループに振り分けるとともに文書グループ単位(又は文書単位)で処理を施す装置であり、全体制御部110、文書読み取り部120、データ格納部130、ネットワーク制御部140、処理内容決定部150、文書処理部160、表示部170および操作入力部180を備える。この場合の処理としては、文書グループにおける頁番号によるソート処理、レイアウト処理、指定された宛先への転送、解像度処理、データ圧縮処理およびカラー変換処理などがある。これらの処理の詳細については、以下の文書処理部160において説明する。
全体制御部110は、例えばRAM、および制御プログラムを記憶するROM等を備えるマイクロコンピュータであり、当該文書処理装置100の各部の実行を制御する。さらに、全体制御部110は、文書読み取り部120から受信した画像データをデータ格納部130に一旦格納し、各部の要求に応じてデータ格納部130に対して画像データの読み出し/書き込みを行なうと共に、文書読み取り部120から受信したQRコード情報をデータ格納部130に格納されている文書管理テーブル51、52および53に書き込み、各部の要求に応じて文書管理テーブル51、52および53のデータの読み出し/書き込み/消去を行なう。また、各部の要求に応じて、表示部170に、画像データやQRコード情報を表示させる。さらにまた、操作入力部180からの入力情報を各部に通知する。また、データ格納部130に格納されている画像データについて、文書処理部160において処理された後の画像データで更新する。さらに、全体制御部110は、処理内容決定部150で決定された処理を文書処理部160に伝える。また、各部の要求に応じて、ネットワーク制御部140に、文書管理サーバ500とのデータの送受信を制御するよう指示する。
文書読み取り部120は、スキャナ10を制御すると共に、スキャナ10から送信された画像データを受信してQRコードをデコードし、デコードして得られたQRコード情報を画像データと共に全体制御部110に出力する。
データ格納部130は、例えばハードディスク装置であり、全体制御部110の指示に従い、画像データの書き込み/読み出しを行なう。
ネットワーク制御部140は、全体制御部110の指示に従い、LAN400を介して接続されている文書管理サーバ500との各種データのやり取りを制御する。
処理内容決定部150は、全体制御部110の指示により、データ格納部130に格納されている画像データを文書グループ毎に振り分け、各文書グループ単位で施す処理を決定し、全体制御部110に決定した処理を通知すると共に、文書読み取りやQRコードのデコードに関してエラーの判定を行なう。例えば、グループAの文書グループにおける属性情報が「総数=3」であり、読み取った枚数が2枚の場合は「1枚欠落」であるため、エラー処理を実行することを決定する。さらに、処理内容決定部150は、エラーと判定された文書グループにおけるエラー状況の判定を行い、この判定結果を全体制御部110に送信する。
より具体的に説明すると、図2(b)に示すように、処理内容決定部150は、インタフェース部1500、文書グループ振分け部1501、エラー状況判定部1502及びグループ処理決定部1503を備える。
インタフェース部1500は、全体制御部110による指示内容を処理内容決定部150における各部(文書グループ振分け部1501、エラー状況判定部1502、およびグループ処理決定部1503)に通知すると共に、上記各部における処理結果を全体制御部110に通知する。
文書グループ振分け部1501は、QRコードの内容に基づいて、電子化された文書の文書グループを特定し、文書グループ毎に前記文書を振り分ける。
エラー状況判定部1502は、QRコードの内容に基づいて、文書グループ振分け部1501において振り分けられた文書にエラーが発生しているか否かを判定する。
グループ処理決定部1503は、QRコードの内容とエラー状況判定部1502における判定結果とに基づいて、振り分けられた文書グループの文書に対して施すべき処理の内容を決定する。
文書処理部160は、全体制御部110の指示により、処理内容決定部150の決定に従い読み取られた文書グループに対して、実際にソート処理、レイアウト処理、解像度処理、データ圧縮処理、カラー変換処理などの処理を施し、QRコードに指定がある場合は転送処理を行なう。さらに、文書処理部160は、全体制御部110から受信したエラー状況の判定結果に基づいて、文書の読み取りが不完全な場合等のエラー処理を実行する。
ここで、文書処理部160における各処理の内容について説明する。
ソート処理は、属性情報の内容に従って文書のソートを行なう。例えば、QRコード5の属性に「ソート」という記載がある場合は、文書グループの各文書を頁数が昇順になるようにソートする。レイアウト処理は、文書グループを出力(印刷や画面表示)時のレイアウトに関する処理であり、例えば「2in1」の場合は、連続する2枚の文書を70%縮小し、通常の文書の大きさに2枚の文書が収まるように、該当する文書グループの全ての文書についてレイアウトを変える。解像度変換処理は、取り込み時の解像度を変換する処理である。例えば、QRコード5の属性が「200dpi」の場合は、デフォルトで設定さ
れている解像度(例えば300[dpi])から200[dpi]に解像度を落とす。データ圧縮処理は、例えば、「JPEG」や「GIF」などの情報を属性として指定することにより、取り込んだ画像データの圧縮を行なう。カラー変換処理は、カラーで読み取られた画像の、モノクロへの変換を行なう。上記の画像処理は、例えばユーザがデータの大きさを変更して記憶領域を節約したい場合等に、実行すると有効である。転送処理は、例えばQRコード5の属性に「送信先:A01」という情報が含まれている場合は、ネットワーク制御部140を介して、文書管理サーバ500における「A01」フォルダに転送する。エラー処理は、エラー状況を表示部170に提示し、ユーザからの操作に従って、文書の再読み取りや表示部170に表示されたリスト等の内容の修正を行なう。さらに、エラー文書が特定される場合は、例えばエラー文書の一括消去を行なう。
表示部170は、例えば液晶パネルであり、ユーザに必要な情報を提示する。また、データ格納部130に格納された画像データや、文書管理テーブル51、52及び53のデータをリストにして表示する。操作入力部180は、例えばキーボードやマウスであり、ユーザからの指示を受け付け、全体制御部110に通知する。
次に、上記文書処理システム600を用いた実施例1〜3について、具体的に説明する。
<実施例1>
以下では、図3〜図8を参照しながら、文書グループの先頭の文書のみにQRコードが付されている(即ち、文書に印字又は添付されている)場合に、文書グループ単位で処理を行なう実施例について説明する。この場合は、一文書グループ内の全文書に対して、先頭の文書に付与されたQRコードにより示された属性情報に従った同一の処理がなされる。
図3は、本実施例におけるデータ格納部130に記憶される文書管理テーブル51の一例を示す図である。図3に示される文書管理テーブル51は、スキャナ10を介して文書グループA(即ち、「A11111」の管理No.で識別する文書グループ)の文書31〜33と文書グループB(即ち、「B12345」の管理No.で識別する文書グループ)の文書41および42を読み込んだ後にQRコード5をデコードして得られたQRコード情報が格納されたデータの一覧が示されている。図3において、管理No.101〜色変換107までが文書31又は文書41に付されているQRコード5(即ち、QRコード5a又はQRコード5b)に含まれている情報である。図3の例では、文書31に付されているQRコード5aによれば、文書グループAの文書の属性情報として「総数:3」、「転送先:A01」、「解像度:300dpi」、「圧縮方式:GIF」および「色変換処理:カラー」であることが示されている。一方、文書41に付されているQRコード5bによれば、文書グループBの文書の属性情報として「総数:2」、「レイアウト:2in1」、「転送先:B02」、「解像度:200dpi」、「圧縮方式:JPEG」および「色変換処理:モノクロ」であることが示されている。
図4(a)は、本実施例において、一部の文書においてコードの読み落としが発生した場合にデータ格納部130に記憶される文書管理テーブル51の様子を示す図である。図4(a)に示されるように、文書グループBの1ページ目の文書におけるQRコード5bを読み落とした場合は、文書グループBの画像データは文書グループBの文書でなく、直前に読み取られた文書グループAの文書として登録される。但し、文書グループAの総数は「3」であるため、文書グループAおよび文書グループBについて正しい読み取りが行われなかったことが明らかであり、この場合はエラー処理の対象となる。この場合のエラー処理としては、文書グループBについて「文書管理テーブル51のコード内容の修正を行なう」こととする。図4(b)は、上記のエラー処理を実施することにより、文書グループBの属性情報が修正された文書管理テーブル51の様子を示す図である。
また、図5は、本実施例において、文書抜けやダブルフィードが発生した場合にデータ格納部130に記憶される文書管理テーブル51の様子を示す図である。図5に示されるように、文書グループBの1ページ目の文書41が文書抜けや直前に読み取られた文書グループAの3枚目33とダブルフィードによって欠損した場合も、文書グループBの1ページ目以外の文書は文書グループBの文書でなく、文書グループAの文書として登録される。但し、やはり文書グループAの総数は「3」であるため、文書グループAおよび文書グループBについて正しい読み取りが行われなかったことが明らかであり、この場合もエラー処理の対象となる。この場合のエラー処理としては、欠損該当文書(本実施例においては文書グループBの1ページ目)の「再読み取りを行い、その上でコード内容の修正を行なう」こととする。上記のエラー処理を実施することにより、文書グループBの1ページ目が補填され、さらに文書グループBの属性情報が修正されて、文書管理テーブルは図4(b)と同様の状態になる。
図6は、本実施例における文書処理装置100の処理の流れを示すフローチャートである。
最初に、操作入力部180を介して、ユーザから“開始”の指示を受け付けると(S100:Yes)、文書読み取り部120は、スキャナ10に対して「読み取り指示」を送信する(S102)。さらに、文書読み取り部120は、スキャナ10から画像データを受信し(S104)、QRコード5をデコードし、デコードしたQRコード情報を画像データと共に全体制御部110に送信する(S106)。
次に、全体制御部110は、受信した画像データと共にデコードされたQRコード情報の有無を調べる(S108)。QRコード情報がある場合(S108:Yes)、全体制御部110は、QRコード情報を文書管理テーブル51に書き込むと共に該QRコード情報に対応付けて読み取った文書の画像データをデータ格納部130に格納する(S114)。一方、QRコード情報がない場合は(S108:No)、直近のQRコード情報を文書管理テーブル51にコピーすると共に読み取った画像データを該QRコード情報に対応付けてデータ格納部130に格納し(S110)、表示部170に、上記画像データと文書管理テーブル51に書き込まれたQRコード情報をリストにして表示させる(S116)。全体制御部110は、以上の処理を全ての文書について繰り返す(S102〜S118)。
上記の処理が終わると、全体制御部110の指示により、処理内容決定部150の文書グループ振分け部1501は、文書管理テーブル51を読み込み、1つの管理No.を特定し(S120)、この管理No.に対応するQRコード情報から属性情報を抽出する(S122)。さらに、処理内容決定部150のエラー状況判定部1502は、データ格納部130を参照し、上記管理No.に対応する文書グループとして読み取った文書の画像データを振り分け枚数をカウントし、その枚数と上記属性情報の中の「総数」とを比較し(S124)、一致する場合は(S126:Yes)、上記管理No.と属性情報を全体制御部110に通知する。一致しない場合(S126:No)、グループ処理決定部1503は、上記管理No.についてのエラー処理を決定し、全体制御部110に通知して文書処理部160にエラー処理(S146)を実行させる。
続いて全体制御部110は、上記管理No.と属性情報を文書処理部160に通知し、文書処理部160は、上記管理No.に対応する文書グループの画像データを読み込み、指示された属性情報に従ってレイアウト処理(S130)、解像度変換処理(S132)、圧縮処理(S134)又は色変換処理(S136)を実施し、処理後のデータで画像データを更新する(置き換える)(S138)。画像データの更新が終了すると、文書処理部160は、属性情報に転送の指定がある場合は(S140:Yes)、全体制御部110を介してネットワーク制御部140に転送を指示し、ネットワーク制御部140は、指示された文書グループの画像データを指示された転送先に送信する(S142)。
図7は、上記図6におけるエラー処理(S146)の内容を示すフローチャートである。
最初に、文書処理部160は、処理内容決定部150によってエラー処理の実行が決定された管理No.に関して、エラーを上記リスト上に表示する(S200)。そして、例えばポップアップ画面等で、ユーザに対して、文書の再読み取りが必要かの判断を促す(S202)。ユーザは、表示画面を目視し、文書の再読み取りが必要かどうかを判断する。この後、文書処理部160は、ユーザから再読み取りを行なわない旨の指示を受け付けると(S202:No)、ユーザによるリストの修正を受け付け(S206)、ユーザが行なったリストの修正をもとに文書管理テーブル51を更新する(S208)。一方、ユーザから再読み取りを行なう旨の指示を受け付けると(S202:Yes)、ユーザがセットした文書の再読み取りを指示し(S204)、読み込んだ文書の画像データを表示させる。ユーザは表示された上記画像データを目視し、上記リストの修正を行なう。文書処理部160は、上記リストの修正を受け付け(S206)、データ格納部130における文書管理テーブル51を更新するとともに、上記読み込んだ画像データを文書管理テーブル51に対応付けてデータ格納部130に保存する(S208)。その後、改めて上記管理No.に対応する文書グループの画像データを振り分ける。
図8は、表示部170の表示例である。図8に示すように、画面171は、文書表示画面173、操作ボタン群および属性情報表示画面177から構成される。文書表示画面172は、読み込んだ文書の画像イメージを表示する。操作ボタン群としては、例えば、廃棄ボタン174、修正ボタン175および保存ボタン176がある。また、属性情報表示画面177には、一度に連続して読み込んだ全ての文書の管理No.及び属性情報がリスト表示され(スクロールが可能である。)、例えばユーザが操作入力部180を介してして指定する行を、太線で囲んだ行178(反転表示させてもよい。)とすると、上記指定された行に対応する画像データが画像イメージとして文書表示画面173に表示される。また、例えば、上記操作ボタン群により、上記指定された行に対応する画像データの廃棄、保存および指定された行の修正が可能である。また、ユーザがマウスをドラッグさせる等、操作入力部180を介して上記リストの行の入れ替えを行なうことにより、該行に対応した画像データの順序も入れ替わるようにしてもよい。また、管理No.を基にした文書グループの画像データの振り分けに伴い、表示リストの行の入れ替えが自動で行われるようにしてもよい。
なお、読み取り時のエラーとしては、(1)QRコード5が読み取れていない(但し、画像データはある)場合と、(2)ダブルフィード/文書抜けの(画像データがない)場合がある。
上記図4および図5の例を用いてエラー処理時の表示例について説明すると、QRコード5が読み取れていない場合は、QRコード5に含まれている文書グループAの総数は「3」でありながら、管理No.が「A11111」として読み取られた文書が5枚あるが、その内容を画面に表示する。例えば、エラーと判定された文書(この場合では、文書グループAの文書として読み取られた5枚の文書)に対応する行を反転表示させる。その後、ユーザの指示(操作ボタン群やキーボード等による指示)により、文書グループBの管理No.や属性情報の内容を修正する。
一方、ダブルフィード/文書抜けの場合は、QRコード5に含まれている文書グループAの総数は「3」でありながら、管理No.が「A11111」として読み取られた文書が4枚あるが、その内容を画面に表示する。その後、ユーザの指示に従って、再読み取りを行い、正しい文書グループBの画像データ、およびこれに対応する管理No.や属性情報を更新する。
<実施例2>
以下では、図9〜図13を参照しながら、文書グループの全ての文書にQRコードが付された場合であって、文書グループ単位で処理を行なう実施例について説明する。
本実施例では、文書グループ単位に文書を振り分け、その文書グループ単位で処理を行いつつ、全ての文書にQRコードが付されているため、各文書に対しても、文書ごとの処理が可能である。
図9は、本実施例における、データ格納部130に記憶される文書管理テーブル52の一例を示す図である。図9では、スキャナ10を介して、文書グループAの文書31〜33、文書グループBの文書41〜42および文書グループC(即ち、「C54321」の管理No.で識別する文書グループ)の文書4枚が混在しているものを読み込んだ後に格納されるデータの一覧が示されている。図9の例では、全ての文書に付されているQRコード5によって、上記の実施例1における管理テーブル51の属性情報に加えて、ページ108およびソートの要否109属性情報が追加されている様子が示されている。なお、文書グループBおよび文書グループCについても同様の属性情報が含まれている。
図10(a)、図10(b)、図10(c)は、本実施例における、データ格納部130に記憶される文書管理テーブル52の一例を示す図である。図10(a)は、上記実施例1の図5と同様に、文書の一部がダブルフィード又は文書抜けによって欠落した場合の様子を示す図である。また、図10(b)は、上記図10(a)の文書管理テーブル52についてページでソートを実施した後の様子を示す図である。さらに、図10(c)は、上記図10(a)の文書管理テーブル52において、QRコード情報が読み取れなかった場合に、仮の管理No.として「ERROR」が書き込まれた文書管理テーブル52の様子を示す図である。
図11は、本実施例における文書処理装置100の処理の流れを示すフローチャートである。なお、上記実施例1の図6における処理と同じ処理については同じ符番を付し、その説明は省略する。
全体制御部110は、受信した画像データについてQRコード情報の有無を調べ(S108)、QRコード情報がある場合は(S108:Yes)、QRコード情報を文書管理テーブル52に書き込むと共に該QRコード情報に対応付けて読み取った文書の画像データをデータ格納部130に格納する(S114)。
一方、QRコード情報がない場合は(S108:No)、文書管理テーブル52に仮に設定した管理No.(例えば、「ERROR」)を書き込み、読み取った文書の画像データを該情報に対応付けてデータ格納部130に格納する(S300)。
その後、全体制御部110は、表示部170に、上記画像データと文書管理テーブル52に書き込まれたQRコード情報をリストにして表示させる(S116)。全体制御部110は、以上の処理を全ての文書について繰り返す(S102〜S118)。
上記に続く処理として、本実施例では、まず、QRコード情報が読み取れていない画像データがあるかないかのエラー判定を実施し、それに応じたエラー処理を実行する。この動作については、図11のS302〜S306及び図12のS302〜S318を参照しながら説明する。図11の場合は、処理内容決定部150のエラー状況判定部1502が、文書管理テーブル52を読み込み、仮の管理No.があるか否かについて調べ、仮の管理No.があると判定した場合、グループ処理決定部1503は、仮の管理No.に対応付けられた画像を消去する処理を決定し、その結果を全体制御部110に送信し、全体制御部110は文書処理部160に送信する(S304)。仮の管理No.がある場合(S304:Yes)、文書処理部160は、仮の管理No.に対応付けられた画像データを消去する。つづいて処理内容決定部150の文書グループ振分け部1501は、他の管理No.を一つ特定する(S120)。図11のケースでは、仮の管理No.が付与された画像データ(QRコード情報を読み取ることができなかった文書の画像データ)を一括消去するため、QRコード情報を読み取ることができなかったエラーであっても、文書抜けやダブルフィードのエラーであっても、共に後(S346)の再読み取りによりエラー修正を行なう。
一方、図12のケースでは、処理内容決定部150のエラー状況判定部1502が、文書管理テーブル52を読み込み、仮の管理No.があると判定した場合(S304:Yes)、グループ処理決定部1503はユーザに対して仮の管理No.に対応するリストを修正するよう指示する処理を決定し、文書処理部160は、ユーザに対して仮の管理No.に対応するリストを修正するよう指示する(S316)。ユーザは、画面を確認して該当する行を修正し、文書処理部160は、ユーザによってなされた修正を受け付け、文書管理テーブル52のデータを更新する(S318)。つづいて処理内容決定部150の文書グループ振分け部1501は、他の管理No.を一つ特定する(S120)。図12のケースでは、仮の管理No.が付与された画像データ(QRコード情報を読み取ることができなかった文書の画像データ)を消去せず、QRコード情報を読み取ることができなかったエラーは、リスト修正によりエラー修正を行なっておき、文書抜けやダブルフィードのエラーは、後(S346)に再読み取りによりエラー修正を行なう。
なお、本実施例では、全ての文書にQRコードが付されており、各文書のページがQRコードの属性情報に含まれるため、ソート処理(S302)を実施することができ、文書を文書グループに振り分けるだけでなく、文書グループ内での各文書の並べ替えも行なうことができる。
なお、上記実施例2では、文書グループ単位で処理を行なう場合について説明したが、勿論、文書グループ内の個々の文書単位で異なる処理を行なわせるために、QRコードに文書単位で異なる属性情報を定義することとしてもよい。
図13は、本実施例における、画像データの再読み取りに係るエラー処理(S346)の内容を示すフローチャートである。
最初に、処理内容決定部150のグループ処理決定部1503は、エラーが発生した文書グループの管理No.とエラーが発生した文書のページを特定し(S400)、特定された文書の管理No.とページを表示し、ユーザに再読み取りを要求する処理を決定し、その内容を全体制御部110に送信する。全体制御部110は、処理内容決定部150から受信した内容を文書処理部160に送信する。文書処理部160は、上記特定された文書の管理No.とページを表示し、ユーザに再読み取りを要求する(S402)。ユーザは、指定された文書をスキャナ10にセットする。文書処理部160からの要求により、全体制御部110は、文書読み取り部120に、上記セットされた文書の再読み取りを指示する(S404)。そして、上記セットされた文書の画像データがデータ格納部130に格納され、デコードしたQRコード情報が文書管理テーブルに書き込まれ、データの更新を終了する(S408)。その後、処理内容決定部150の文書グループ振分け部1501は、改めて上記管理No.に対応する文書グループの画像データを振り分けるとともに、上記管理No.に対応する属性情報を抽出し全体制御部110に通知する。
<実施例3>
以下では、図14および図15を参照しながら、全ての文書にQRコードが付された場合であって、文書グループの中に片面のみに情報が記載されている文書(以下「片面文書」という。)と両面に情報が記載されている文書(以下「両面文書」という。)が混在する場合に、文書グループ単位で処理を行なう実施例について説明する。本実施例においては、スキャナ10、20又は30は、両面読み取り機能を有しているものとする。
図14(a)、図14(b)は、本実施例における、データ格納部130に記憶される文書管理テーブル53の一例を示す図である。図14(a)は、片面文書が2枚の文書グループAと、両面文書1枚の文書グループCが混在するものを読み込んだ場合の文書管理テーブル53の様子を示す図である。この場合、片面文書については、消去することとする。図14(b)は、文書グループ毎に整理し、片面文書の無駄な画像データを消去した場合の文書管理テーブル53の様子を示す図である。
図15は、本実施例における文書処理装置100の処理の流れを示すフローチャートである。なお、上記実施例2の図11における処理と同じ処理については同じ符番を付し、その説明は省略する。
最初に、操作入力部180を介して、ユーザから“開始”の指示を受け付けると(S100:Yes)、文書読み取り部120は、スキャナ10に1枚の文書の両面の読み取りを指示し(S500)、画像データを受信し(S104)、QRコードをデコードしてQRコード情報とともに全体制御部110に送信する。
全体制御部110は、受信した画像データについてQRコード情報の有無を調べ(S108)、QRコード情報がある場合は(S108:Yes)、そのQRコード情報に対応付けて読み取った文書の画像データをデータ格納部130に格納する(S114)。一方、QRコード情報がない場合は(S108:No)、文書管理テーブル53に仮に設定した管理No.を書き込み、読み取った文書の画像データを該情報に対応付けてデータ格納部130に格納する(S300)。
さらに、全体制御部110は、各文書のQRコード情報を調べ(S502)、片面文書については、無駄な裏面の画像データとそれに対応するQRコード情報を文書管理テーブル52から消去する(S504)。
その後、全体制御部110は、表示部170に、上記画像データと文書管理テーブル53に書き込まれたQRコード情報をリストにして表示させる(S116)。全体制御部110は、以上の処理を全ての文書について繰り返した(S500〜S118)後、続く処理を実行する(S302〜S144)。
さらに、以下の実施例4および5では、文書の欠損以外のエラーについても対応可能な実施例について説明する。つまり、コード情報を利用することにで、エラーの検出およびエラー処理を施すことにより、様々なエラーへの対応を可能とすることで、よりユーザの利便性を向上させうる文書処理装置を実現する。
<実施例4>
以下では、図16〜図20を参照しながら、エラーの内容に応じて画像処理の内容が決定される、エラー処理と画像処理を連動させた実施例について説明する。上記実施例1〜3では、画像に施す処理(例えば、上記図6のS130からS136)は、コードの属性情報に従って決定されたが、本実施例では、エラーに対応するために、コードの属性情報に規定されていない画像処理も行い、より柔軟にエラーに対応することを可能とする。
なお、本実施例は、上記実施例1における文書グループの先頭の文書のみにQRコードが付されている場合にも、上記実施例2および3における全ての文書にQRコードが付された場合にも適応が可能であるが、ここでは全ての文書にQRコードが付された場合を例にしながら説明する。
図16は、本実施例における、データ格納部130に記憶される文書管理テーブル54の一例を示す図である。図16では、スキャナ10を介して読み取られた文書のコード情報を示しているが、上記実施例1〜3における属性情報に加えて、文書のサイズを表す属性情報110と画像の補正をするかしないかを示す属性情報111が含まれている。
文書の読み取りにあたっては、例えば図17に示すように、文書に糊付けなどで証憑等の他の文書が添付されている場合、それが台紙の文書をはみ出したまま電子化されることがある。
例えば、経理関係の帳票においては、領収書などの証憑を添付するのは一般的であるものの、添付作業は人手にゆだねられており、台紙から添付の証憑がはみ出してしまうことは多々発生する。一般的に、スキャナでの文書の読み取りは、CCDセンサで読み取り方向の最終ラインI1を検出し、その最終ラインまでを縦の長さh2、スキャナのルーラーの幅を横の長さw2として一つの画像を生成し、はみ出し部分もとりこぼすことなく画像にすることが可能である(文書領域の判断方法については、一例として、特開2003−208564号公報に開示されている。)。しかし、そうすると、画像一枚一枚のサイズがバラバラになってしまい、例えば複数枚を連続で閲覧する場合等に、一枚ごとにスクロールで画面を左右に移動するなどして全体を確認しなければならない、といった煩わしさが生じる。
そこで、本実施例では、QRコードで台紙にあたる文書のサイズを規定しておき、電子化された文書の画像のサイズと比較することにより、上記のはみ出しをエラーとして検出し、補正の要望があれば、規定したサイズに補正処理を行なう。
一方で、文書の読み取りにあたっては、例えば図18に示すように、文書がスキャナに斜めに挿入されてしまい、斜めになったまま電子化されることがある。この場合も、上記実施例4と同様の処理により、破線で示した領域が電子化されるが、斜めの角度(α°)が大きい場合や、文書に記載された文字が小さい場合など、このままの状態で閲覧すると、ユーザにとっては非常に見づらく、業務効率の低下にもつながる。
そこで、本実施例では、このような斜め読み取りの場合も、QRコードで文書のサイズを規定しておき、電子化された文書の画像の縦の長さh3と比較することによりエラーとして検出し、補正の要望があれば、例えば図18に示すように、文書が正規の向きになるよう画像データ全体を回転させる。
上記に示した、本実施例の具体的な処理の流れについては、図19のフローチャートに表しているが、上記図11のフローチャートと同じ符号を付した処理については同じ処理を行なうものとし、ここでの説明は省略する。本実施例では、S346のエラー処理に続いて、エラー処理(4)(S546)を行い、その後、属性に従った画像処理を行なう(S128〜S144)。「エラー処理(4)」(S546)の内容は、上記図17および図18ならびに図20のフローチャートを用いながら、以下で説明する。
最初に、処理内容決定部150のエラー状況判定部1502は、文書グループの一つ目の画像データの縦の長さh2,h3,横の長さw2と、QRコードの文書のサイズを表す属性情報110と比較し、異なる場合(但し、多少の誤差は許容するよう設定してもよい。)、エラーと判定し(S600:No)、続いて処理内容決定部150のグループ処理決定部1503は、画像の補正をするかしないかの属性情報111を参照し、補正を行なうよう設定されていれば(S602:Yes)、次に、画像を走査して傾きα°を検出する。α°の検出方法については、一例として、文書画像の左右上端座標(X1,Y1)および(X2,Y2)により、傾きα°を求める方法がある(参考例:特開平9−270908号公報)。ここでα°がゼロの場合(但し、多少の誤差は許容するよう設定してもよい。)、傾きはないものと判断し(S604:No)、所定(例えば属性情報110)のサイズに補正する処理を決定し、文書処理部160に指示する。そして、文書処理部160は、決定された処理を実際に実行し(S606)、処理後のデータで画像データを更新する(置き換える)(S610)。
一方で、グループ処理決定部1503は、α°がゼロでない場合(但し、多少の誤差は許容するよう設定してもよい。)、斜め読み取りがなされたと判断し(S604:Yes)、回転補正を行なうことを決定し、文書処理部160に指示する。そして、文書処理部160は、画像全体をα°回転して文書部分の画像が正規の位置になるよう補正し(S608)、処理後のデータで画像データを更新する(置き換える)(S610)。
画像データの更新が終わると、続いて、全体制御部110は、他の画像データの有無を判断し(S612)、ある場合には上記処理(S600〜S612)を繰り返し、他の画像データが無くなると(S612:No)、エラー処理(4)を終了する。
一方、エラー状況判定部1502がエラーではないと判定した場合(S600:Yes)、およびグループ処理決定部1503が補正処理を決定しない場合(S602:No)は、文書処理部160による画像データの補正は行われないまま他の画像データの有無を判断する(S612)。
なお、補正後のサイズは、QRコードに規定されているサイズに縮小するようにしてもよいし、逆に、QRコードに規定されているサイズより大きなサイズに(例えばQRコード:A4であればA3に)拡大する補正であってもよい。QRコードに規定されてなくとも、A3やA4といった汎用的な規定のサイズにすることは、サイズ統一やユーザの要望に応じるといった効果を依然として発揮する。
以上の処理により、サイズオーバーして電子化された文書を適宜補正し、各文書の画像データを統一したサイズやユーザの希望通りのサイズにすることが可能となり、また、斜め読み取りのまま電子化された文書を適宜回転して補正し、各文書の画像データを正規の方向で保存することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
<実施例5>
以下では、図21〜図25を参照しながら、エラーの内容に応じて画像処理の内容を決定する実施例において、エラーが発生した場合は、エラーが発生した文書グループに関しては画像処理を行わずに全てのデータを消去して処理を終了する実施例について説明する。
なお、本実施例は、上記実施例1における文書グループの先頭の文書のみにQRコードが付されている場合にも、上記実施例2および実施例3における全ての文書にQRコードが付された場合にも適用が可能であるが、ここでは、全ての文書にQRコードが付された場合を例に説明する。
また、本実施例では、読み取られる文書(原稿)の担当者(例えば、文書作成者本人や管理部門の担当者等)の端末(図示せず)と文書処理装置100、200および300とがネットワークを介して接続されており、eメール等による送受信が可能であることを前提とする。
図21は、本実施例における、データ格納部130に記憶される文書管理テーブル55の一例を示す図である。図21では、スキャナ10を介して読み取られた文書のコード情報を示しているが、上記実施例1〜3における属性情報に加えて、文書に添付された証憑等の枚数を表す属性情報112と文書の担当者のIDを表す属性情報113が含まれている。
例えば、経理関係の帳票において、証憑の添付が義務付けられているにもかかわらず、添付を忘れたり、いつの間にか剥がれてなくなってしまうことがある。ところが、多量の帳票をまとめて読み取ろうとするとき、添付漏れを画面の目視により一つ一つチェックするのはユーザにとって大きな負担であり、また、各部署から帳票を集め、スキャナセンター等、スキャニング専門の部門で一括して読み取りを行なう場合は、人手により添付漏れ帳票を多量の帳票のなかから検出することは非常に困難である。また、たとえ発見しても、その内容を確認して担当者とその連絡先を調べて不備の修正を要請するのには大変手間がかかる。さらにまた、スキャニングを専門とする部門で添付漏れを発見しても、担当者との連携がうまく行われないと、添付漏れにより再読み取りが必要となった帳票の管理がずさんになり、再読み取りはされないまま忘れ去られてしまう危険が十分に考えられる。
そこで、本実施例では、添付漏れのままの状態で文書が電子化保存されてしまうことを防ぐため、QRコードで文書に添付する証憑等の枚数を規定しておき、電子化された文書の画像を解析して検出した添付枚数と比較することにより、上記の添付漏れをエラーとして検出し、エラーとして検出された文書が含まれるグループの全ての文書の画像データおよびコード情報を、画像処理前に消去し、無駄な画像処理と不備を残したままのデータの保存を回避する。
また、QRコードに担当者IDを規定しておき、添付漏れについて、その文書の担当者にeメール等で自動通知することにより、エラー通知の手間を削減しつつ、再読み取りに備えて不備を確認するよう担当者に促す。
さらにまた、本実施例では、添付漏れによるエラーが発生した場合、リトライ管理表61を作成する。図22はリトライ管理表61の一例を示したものであり、リトライ管理表61は、エラーが発生した文書の文書グループの管理No、エラーが発生した年月日、文書の担当者ID、文書を再読み取りするための再提出期限等の項目により構成され、添付漏れの文書について、エラー発生から再読み取り成功まで管理するものである。リトライ管理表61は、文書処理部160により作成され、データ格納部130で保管される。このリトライ管理表61により、文書の添付漏れによるエラーが発生した文書を一括で管理し、エラーのまま放置されることを防ぐ。
上記、本実施例における具体的な処理の流れについては、図23のフローチャートに表しているが、上記図11のフローチャートと同じ符号を付した処理については同じ処理を行なうものとし、ここでの説明は省略する。
本実施例では、S346のエラー処理に続いて、「エラー処理(5)」(S746)を行い、添付漏れのエラーが発生しなかった文書グループ(即ち、「ERR=1」)については(C)に進み、その後、属性に従った画像処理を行なう(S128〜S144)。一方で、エラーが発生した文書グループ(即ち、「ERR=2」)については(D)に進み、属性に従った画像処理は行わないまま、処理を終了する。エラー処理(5)(S746)の内容については、図24のフローチャートおよび図25を用いながら、以下で説明する。
最初に、処理内容決定部150のエラー状況判定部1502は、文書グループの一つ目の画像データを解析し、添付されている証憑等の枚数を検出し、検出された枚数と、QRコードの添付枚数を表す属性情報112を比較し(S700)、一致する場合(S700:Yes)は、エラーとは判定せず、続いて全体制御部110は、他の画像があるかどうかを確認する(S702)。エラーの判定をしない場合は、未判定の画像がなくなるまで添付枚数確認の処理を繰り返す(S700〜S702)。文書グループの全ての画像データについて枚数確認が行われ、添付証憑等に不備がない場合は(S702:No)、フラグ「ERR」に「1」をセットして(S712)、上記図23のフローチャートに戻る。
一方、エラー状況判定部1502は、画像データの解析により検出された枚数と、QRコードの添付枚数を表す属性情報112が一致しない場合(S700:No)、エラーと判定し、処理内容決定部150のグループ処理決定部1503は、エラーと判定された管理No.を持つ文書については属性に従った画像処理を行わないことを決定するとともに、別途、一連のエラー処理を決定し、文書処理部160に指示する。
指示を受けた文書処理部160は、まず、ネットワーク制御部140を介して、QRコードの担当者ID113をもとに担当者のeメールアドレスに宛て「証憑等の添付に不備がある」旨のメールを作成し、通知する(S704)。ここでは、IDと紐付けたeメールアドレスのマスタ(図示せず)を利用し、通知先を求めることとする。続いて文書処理部160は、エラー発生文書の管理No.等を含めた通知画面を作成し、表示部170を介してエラーを通知する(S706)。
ユーザは、通知を受けて、該当文書の原稿を回収し、エラー文書として他の原稿とは区別し退避させる。この際、上記通知画面に担当者の住所等も表示させるようにして、ユーザがそれを見て回収原稿を担当者に返送することができるようにしてもよい。続いて文書処理部160は、データ格納部130のリトライ管理表61を読み出し、新たに発生したエラーの情報を追記し、更新する(S708)。
その後、文書処理部160は、管理No.をもとに文書管理テーブル56を検索し、エラー発生文書の含まれる文書グループのコード情報と画像データを消去し(S710)、全体制御部110は、フラグ「ERR」に「2」をセットして(S714)、図23のフローチャートに戻る。
以上の処理が終了すると、全体制御部110は、このグループの文書にかかる処理を終了する。
図25は、画像データを解析して、添付証憑等の枚数を検出する方法を説明するための図である。ここでは、一例として、文書には所定の規則的な模様等があり、その模様の上に証憑等を添付するルールを定めておく場合を想定する。そして、解析対象の画像データは、まず2値イメージ化し、模様の連続性を検証する。図25のように、証憑aおよびbが添付されていると、台紙の模様(ここではストライプ)の連続性が2回途切れることがわかる。従って、「添付証憑=2枚」と検出される。
以上の処理により、添付漏れのままで画像が保存されることを防ぎ、さらに、担当者への通知やリトライ管理表61により、エラーのまま放置されることなく完全な状態で再読み取りされるまでの管理を行なうことが可能となる。
なお、上記図1においては、文書処理装置100等から文書管理サーバ500に文書グループを格納する実施例について示したが、本発明は、公衆回線(図示せず)を介してファクシミリ同士における送受信にも適用が可能である。
また、本発明では、QRコードを用いて実施例の説明を行なったが、QRコードに限定するものではなく、QRコード以外の2次元コードやバーコード等、他のコードであってもよい。
なお、本発明の実施例で用いた「QRコード」は、(株)デンソーウェーブの登録商標である。
本発明は、スキャナ及びその他スキャナ機能を備える装置、パーソナルコンピュータ、並びにファイルサーバを備える文書処理システム、または、ファクシミリ装置に利用が可能である。
本発明におけるハードウェア構成の一例である。 (a)は、本発明における文書処理装置の機能構成を示すブロック図である。(b)は、本発明に係る文書処理装置における処理内容決定部の構成を示すブロック図である。 実施例1における、データ格納部に記憶される文書管理テーブルの一例を示す図である。 (a)は、実施例1における、読み取り時にコードの読み落としが生じた場合の文書管理テーブルの様子を示す図である。(b)は、修正後の文書管理テーブルの様子を示す図である。 実施例1における、読み取り時に文書抜け又はダブルフィードが生じた場合の文書管理テーブルの様子を示す図である。 実施例1における文書処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図6におけるエラー処理の内容を示すフローチャートである。 実施例1でエラー処理時における表示部の表示例である。 実施例2における、データ格納部に記憶される文書管理テーブルの一例を示す図である。 (a)は、実施例2における、読み取り時に欠損が生じた場合の文書管理テーブルの様子を示す図である。(b)は、修正後の文書管理テーブルの様子を示す図である。 実施例2における文書処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2における文書処理装置のエラー処理の変形例を示すフローチャートである。 実施例2におけるエラー処理の内容を示すフローチャートである。 実施例3における文書管理テーブルの様子を示す図である。 実施例3における文書処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4における、データ格納部に記憶される文書管理テーブルの一例を示す図である。 実施例4における、文書に証憑等の他の文書が添付される場合の一例を示す図である。 実施例4における、文書がスキャナに斜めに挿入されてしまい、斜めになったまま電子化される場合の一例を示す図である。 実施例4における文書処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4におけるエラー処理(4)の流れを示すフローチャートである。 実施例5における、データ格納部に記憶される文書管理テーブルの一例を示す図である。 実施例5におけるリトライ管理表の一例を示した図である。 実施例5における文書処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例5におけるエラー処理(5)の流れを示すフローチャートである。 実施例5における、画像データを解析して添付証憑等の枚数を検出する方法を説明するための図である。
符号の説明
5、5a、5b QRコード
10、20、30 スキャナ
100、200、300 文書処理装置
110 全体制御部
120 文書読み取り部
130 データ格納部
140 ネットワーク制御部
150 処理内容決定部
160 文書処理部
170 表示部
400 LAN
500 文書管理サーバ
600 文書処理システム
1500 インタフェース部
1501 文書グループ振分け部
1502 エラー状況判定部
1503 グループ処理決定部

Claims (18)

  1. 文書のグループを特定するための識別番号および文書に施す処理に関する属性情報を示すコードが付された1又は2以上の文書で構成される文書グループを電子化する文書処理装置であって、
    電子化された文書を取得し、当該文書に付されたコードを読み取る文書読み取り手段と、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定すると共に、当該文書グループの文書について施すべき処理の内容を決定する処理内容決定手段と、
    特定された前記文書グループに対し、決定された前記処理を施す文書処理手段と
    を備えることを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記処理内容決定手段は、
    前記コードの内容と取得された前記文書におけるエラー状況とに基づいて、前記文書グループ毎に施すべき処理の内容を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 前記処理内容決定手段における前記エラー状況の判定は、特定の識別番号に対応するコードの属性情報に含まれる文書の総数と、前記識別番号に対応する実際に読み取られた文書の枚数とを比較することにより行なう
    ことを特徴とする請求項2記載の文書処理装置。
  4. 前記文書グループのうち、1ページ目の文書のみに前記コードが付されている
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  5. 前記文書の全てに前記コードが付されている
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  6. 前記文書グループ毎に施すべき処理は、
    レイアウト処理、解像度変換処理、圧縮処理およびカラー変換処理を含み、
    前記文書処理手段は、さらに、
    前記コードにより、転送処理が指定されている場合は、前記処理が施された文書を前記コードにより指定された転送先に転送する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  7. 前記文書の全てに前記コードが付されている場合において、
    前記文書処理装置は、さらに、
    前記コードを読み取ることができなかった前記電子化された文書について、仮の識別番号を付与する制御手段を備え、
    前記文書処理手段は、さらに、前記仮の識別番号に基づいてエラー処理を施す
    ことを特徴とする請求項6記載の文書処理装置。
  8. 前記文書グループ毎に施すべき処理には、さらに、ソート処理が含まれる
    ことを特徴とする請求項6記載の文書処理装置。
  9. 前記文書は、片面文書又は両面文書であり、
    前記文書処理装置は、さらに、
    前記文書が片面文書および両面文書の何れであるかを判定する判定手段と、
    片面文書であると判定された場合は、当該片面文書の反対側に係る画像データを消去するデータ消去手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  10. 前記処理内容決定手段は、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定し、当該文書グループ毎に前記文書を振り分ける文書グループ振分け部と、
    前記コードの内容に基づいて、前記振り分けられた文書にエラーが発生しているか否かを判定するエラー状況判定部と、
    前記コードの内容と前記エラー状況判定部における判定結果とに基づいて、前記振り分けられた文書グループの文書に対して施すべき処理の内容を決定するグループ処理決定部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  11. 前記文書処理装置は、さらに、前記文書の読み取り結果又は前記判定結果を表示する表示手段と、
    ユーザからの指示を受け付ける操作入力手段とを備え、
    前記エラー状況判定部は、さらに、
    前記コードの属性情報が示す枚数と前記電子化された文書の枚数とを比較し、不一致の場合はエラーと判定し、
    前記グループ処理決定部は、
    前記文書の枚数に係るエラー処理として、前記ユーザから受け付けた指示に基づいて、前記読み取られたコードの内容を修正する処理又は文書の再読み取り処理の何れかを実行することを決定する
    ことを特徴とする請求項10記載の文書処理装置。
  12. 前記エラー状況判定部は、さらに、
    前記コードの属性情報が示すサイズと前記電子化された文書の実際のサイズとを比較し、不一致の場合はエラーであると判定し、
    前記グループ処理決定部は、
    前記サイズに係るエラー処理として、前記文書の画像に傾きがない場合は、当該文書の電子化データのサイズを所定のサイズに補正する処理を、前記文書の画像に傾きがある場合は、当該文書の電子化データを回転して補正する処理を実行することを決定する
    ことを特徴とする請求項10記載の文書処理装置。
  13. 前記文書処理装置は、さらに、
    エラー発生時に、少なくともエラーが発生した文書の文書グループの識別番号を含むエラー情報を記録する管理表を保持するデータ格納手段を備え、
    前記エラー状況判定部は、さらに、
    前記コードの属性情報が示す添付文書の枚数と前記電子化された文書の画像を解析して得られた添付文書の枚数とを比較し、不一致の場合はエラーであると判定し、
    前記グループ処理決定部は、
    前記添付文書の枚数に係る処理としての、前記文書の読み取り結果を表示する処理と、前記文書の電子化データとそれに対応するコードの情報を消去する処理と、前記文書の担当者にエラーを通知する処理と、前記文書のエラー情報を前記管理表に記録する処理のそれぞれの処理内容について決定する
    ことを特徴とする請求項10記載の文書処理装置。
  14. 文書のグループを特定するための識別番号および文書に施す処理に関する属性情報を示すコードが付されている1又は2以上の文書で構成される文書グループを電子化する文書処理方法であって、
    電子化された文書を取得し、当該文書に付されているコードを読み取る文書読み取りステップと、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定すると共に、当該文書グループの文書について施すべき処理の内容を決定する処理内容決定ステップと、
    特定された前記文書グループに対し、決定された前記処理を施す文書処理ステップと
    を含むことを特徴とする文書処理方法。
  15. 前記処理内容決定ステップでは、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定し、当該文書グループ毎に前記文書を振り分ける文書グループ振分けサブステップと、
    前記コードの内容に基づいて、前記振り分けられた文書にエラーが発生しているか否かを判定するエラー状況判定サブステップと、
    前記コードの内容と前記エラー状況判定サブステップにおける判定結果とに基づいて、前記振り分けられた文書グループの文書に対して施すべき処理の内容を決定するグループ処理決定サブステップとを含む
    ことを特徴とする請求項14記載の文書処理方法。
  16. 文書のグループを特定するための識別番号および文書に施す処理に関する属性情報を示すコードが付されている1又は2以上の文書で構成される文書グループを電子化する文書処理装置に用いられる、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    電子化された文書を取得し、当該文書に付されているコードを読み取る文書読み取りステップと、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定すると共に、当該文書グループの文書について施すべき処理の内容を決定する処理内容決定ステップと、
    特定された前記文書グループに対し、決定された前記処理を施す文書処理ステップと
    を含むプログラム。
  17. 前記処理内容決定ステップでは、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定し、当該文書グループ毎に前記文書を振り分ける文書グループ振分けサブステップと、
    前記コードの内容に基づいて、前記振り分けられた文書にエラーが発生しているか否かを判定するエラー状況判定サブステップと、
    前記コードの内容と前記エラー状況判定サブステップにおける判定結果とに基づいて、前記振り分けられた文書グループの文書に対して施すべき処理の内容を決定するグループ処理決定サブステップとを含む
    ことを特徴とする請求項16記載のプログラム。
  18. スキャナ、文書処理装置および文書管理サーバを備える文書処理システムであって、
    前記スキャナは、付されているコードを含む文書を読み取って電子化し、当該電子化したデータを前記文書処理装置に送信する電子化データ送信手段を備え、
    前記文書処理装置は、
    前記スキャナから、前記コードを含む電子化された文書を受信する受信手段と、
    前記コードの内容に基づいて、前記文書の文書グループを特定すると共に、当該文書グループの文書について施すべき処理の内容を決定する処理内容決定手段と、
    特定された前記文書グループに対し、決定された前記処理を施す文書処理手段と
    前記処理が施された前記文書を示すデータに前記コードを付加して文書管理サーバに送信する送信手段とを備え、
    前記文書管理サーバは、
    前記文書処理装置から、前記コードを含む前記文書を示すデータを受信し、当該受信したデータに付加されているコードに基づいて、前記文書の管理を行なう文書管理手段を備える
    ことを特徴とする文書処理システム。
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