JP2008034043A - レーザ光源装置、光ヘッド装置、およびレーザ光源装置の製造方法 - Google Patents

レーザ光源装置、光ヘッド装置、およびレーザ光源装置の製造方法 Download PDF

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靖幸 月岡
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Abstract

【課題】外周面に切欠きが形成されているステムを介してレーザ発光素子を素子ホルダに十分な強度をもって固定することができるレーザ光源装置、このレーザ光源装置を用いた光ヘッド装置、およびレーザ光源装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】第2のレーザ光源装置40を組み立てる際、レーザ発光素子41を素子ホルダ6の貫通穴65に挿入すると、ステム410は貫通穴65内のステム嵌合面660に圧入され、レーザ発光素子41は素子ホルダ6に取り付けられる。ステム嵌合面660の内周面には、切欠き416、417、418から周方向にずれた位置に軸線方向Lに延びた接着剤導入溝661、662が形成されているので、それらの開口部分663、664に接着剤68を供給すると、接着剤68は、切欠き416、417、418に溜まることなく、毛細管力により接着剤導入溝661、662の奥まで導入される。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザ発光素子および素子ホルダを備えたレーザ光源装置、このレーザ光源装置を用いた光ヘッド装置、およびレーザ光源装置の製造方法に関するものである。
CDやDVDなどの光記録ディスク(光記録媒体)の再生、記録に用いられる光ヘッド装置では、レーザ発光素子および受光素子を含む複数の光学素子が装置フレームが搭載されている。このような光ヘッド装置において、図5(c)に示すレーザ発光素子41を装置フレームに搭載する際、素子ホルダ6xによりレーザ発光素子41を保持して、図5(a)、(b)に示すようなレーザ光源装置40xとした後、レーザ光源装置40xを装置フレームに搭載することが多い。レーザ発光素子41は、複数の端子411が固着された円板状のステム410を基端側に備える一方、素子ホルダ6xは、レーザ発光素子41が挿入される貫通穴65xを備えている。ここで、貫通穴65xは、レーザ発光素子41を挿入した際にステム410が位置する部分がステム410よりも十分、大きな内径を有している。従って、レーザ光源装置40xを構成する際には、レーザ発光素子41を貫通穴65xに挿入した後、貫通穴65xの内周面とステム410の外周面との隙間69xの開口部分690xに接着剤68xを塗布し、接着剤68xを毛細管力により隙間69xの内部まで導入した後、接着剤68xを硬化させる。
しかしながら、レーザ発光素子41では、ステム410の外周面に切欠き416、417、418が形成されているため、接着剤68xを毛細管力により隙間69xの奥まで導入する際、接着剤68xが切欠き416、417、418内に溜まってしまい、隙間69x全体(軸線方向Lの全体)には接着剤68xを行き渡らせることができない。このため、レーザ発光素子41と素子ホルダ6xへの固定強度が低く、熱サイクル試験などを行った際、レーザ発光素子41に位置ずれや脱落が発生するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、外周面に切欠きが形成されているステムを介してレーザ発光素子を素子ホルダに十分な強度をもって固定することができるレーザ光源装置、このレーザ光源装置を用いた光ヘッド装置、およびレーザ光源装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、端子が固着されたステムを基端側に備え、当該ステムの外周面に切欠きが形成されているレーザ発光素子と、該レーザ発光素子を内側に保持する貫通穴を備えた素子ホルダとを有するレーザ光源装置において、前記貫通穴のうち、前記ステムの外周面と対向する領域には、前記ステムが圧入されるステム嵌合面が形成されているとともに、前記切欠きと対向する位置との間に前記ステム嵌合面が介在する接着剤導入溝が軸線方向に延びるように形成されていることを特徴とする。
本発明に係るレーザ光源装置の製造方法では、前記レーザ発光素子を前記貫通穴に挿入するとともに前記ステムを前記ステム嵌合面に圧入して当該レーザ発光素子を前記素子ホルダに取り付ける素子装着工程と、前記接着剤導入溝の開口部分に接着剤を供給して当該接着剤を毛細管力により前記接着剤導入溝の奥まで導入する接着剤導入工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るレーザ光源装置を構成する際、レーザ発光素子を素子ホルダの貫通穴に挿入すると、ステムは貫通穴内のステム嵌合面に圧入され、レーザ発光素子は素子ホルダに取り付けられる。ここで、貫通穴でステムと対向する領域では、切欠きと対向する位置との間にステム嵌合面が介在する接着剤導入溝が軸線方向に延びているので、接着剤導入溝の開口部分に接着剤を供給すると、接着剤は、切欠きに溜まることなく、毛細管力により接着剤導入溝の奥まで導入される。すなわち、接着剤導入溝の開口部分から導入された接着剤は、接着剤導入溝に沿って奥まで進行するが、ステム嵌合面で遮られて周方向に進行せず、切欠き内に侵入して溜まることがない。それ故、少量の接着剤を供給するだけでも、接着剤を軸線方向の全体に確実に行き渡らせることができるので、ステムは、ステム嵌合面での圧入と、軸線方向の全体に行き渡った接着剤による固定とにより強固に固定される。
本発明において、前記接着剤導入溝は、前記貫通穴の中心軸線を中心とする点対称位置に一対、形成されていることが好ましい。このように構成すると、周方向で均等な力でステムを固定することができる。
本発明において、前記接着剤は、嫌気性接着剤であることが好ましい。このように構成すると、接着剤導入溝から導入した接着剤を確実に硬化させることができる。
本発明に係るレーザ光源装置は、光ヘッド装置に用いることができ、この光ヘッド装置は、前記レーザ発光素子が前記レーザ光源装置として装置フレーム上に搭載された構成を有している。
本発明では、レーザ発光素子を素子ホルダの貫通穴に挿入すると、ステムは貫通穴内のステム嵌合面に圧入され、レーザ発光素子は素子ホルダに取り付けられる。また、接着剤導入溝の開口部分に接着剤を供給すると、接着剤は、切欠きに溜まることなく、毛細管力により接着剤導入溝の奥まで導入される。従って、ステムは、ステム嵌合面での圧入と、軸線方向の全体に行き渡った接着剤による固定とにより強固に固定される。それ故、レーザ発光素子を素子ホルダに十分な強度をもって固定できるので、熱サイクル試験などを行った場合でもレーザ発光素子に位置ずれや脱落が発生しない。
以下に図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置について説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した光ヘッド装置を対物レンズから光が出射される側からみた斜視図である。図2は、図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図である。図3は、図1に示す光ヘッド装置から本体カバーや対物レンズ駆動装置を外した状態の斜視図である。
図1〜図3に示す本形態の光ヘッド装置1は、CDおよびDVD等の光記録媒体に対する情報の再生または/および記録を行うものである。光ヘッド装置1は、マグネシウムや亜鉛などのダイカスト品からなる金属製の装置フレーム2を有しており、この装置フレーム2の両端の各々には、ディスク駆動装置のガイド軸や送りねじ軸が係合する第1の軸受21および第2の軸受22が形成されている。装置フレーム2の一方側の側面は、ディスク駆動機構のスピンドルモータ(図示せず)に接近した際の干渉を防止するために円弧状に湾曲している。
装置フレーム2の上面側では略中央に対物レンズ91が位置している。対物レンズ91に対して第1の軸受21が位置する側には金属製の本体カバー80が被せられている。本体カバー80は、装置フレーム2の上面を覆う上板部81と、この上板部81の一方の側端縁から下方に屈曲して装置フレーム2の側面に形成されている突起28に係合する側板部82とを有しており、上面部に形成された小穴83には、装置フレーム2から上方に突出した位置決め突起29が嵌っている。
本形態の光ヘッド装置1は、波長が650nm帯の第1のレーザ光、および波長が780nm帯の第2のレーザ光を用いてDVD系ディスクおよびCD系ディスクに対する情報の記録、再生が可能な2波長光ヘッド装置1であり、装置フレーム2上には、波長が650nm帯の第1のレーザ光を出射するAlGaInP系のレーザ発光素子(レーザダイオード)を備えた第1のレーザ光源装置30と、波長が780nm帯の第2のレーザ光を出射するAlGaAs系のレーザ発光素子(レーザダイオード)を備えた第2のレーザ光源装置40とが搭載されている。ここで、第1のレーザ光および第2のレーザ光は、レーザ光源装置30、40から光記録ディスクに向かう光路に配置された複数の光学素子からなる光学系を介して光記録ディスクであるDVD系ディスクあるいはCD系ディスクに導かれ、この光学系を構成する光学素子も装置フレーム2上に搭載されている。また、光記録ディスクからの戻り光も、光学系を介して共通の信号検出用受光素子50に導かれ、かかる戻り光に対する光路を規定する光学素子、および信号検出用受光素子50も装置フレーム2に搭載されている。
本形態の光ヘッド装置1において、光学系には、第1のレーザ光源装置30から出射されたレーザ光を透過する一方、第2のレーザ光源装置40から出射されたレーザ光を反射する光路合成用の偏光プリズム52と、この偏光プリズム52から出射されたレーザ光を部分反射するハーフミラー53と、ハーフミラー53で反射されたレーザ光に対する1/4波長板55と、1/4波長板55を透過してきたレーザ光を平行光にするコリメートレンズ56と、この平行光を光記録ディスクに向けて立ち上げる立ち上げミラー57と、立ち上げミラー57からのレーザ光を光記録ディスクの記録面に収束させる対物レンズ91とが含まれている。また、光学系には、光記録ディスクの記録面で反射された戻り光が立ち上げミラー57、コリメートレンズ56、1/4波長板55、ハーフミラー53を介して信号検出用受光素子50に導かれる際に非点収差を付与するためのセンサーレンズ(図示せず)も含まれている。偏光プリズム52からみてハーフミラー53の背後にはモニター用受光素子51が配置されている。なお、第1のレーザ光源装置30と偏光プリズム52との間には、1/2波長板が一体に構成された回折素子54が配置され、第2のレーザ光源装置40と偏光プリズム52との間には、回折素子58およびリレーレンズ59が配置されている。
対物レンズ91は、対物レンズ駆動機構9によってトラッキング方向およびフォーカシング方向の位置がサーボ制御されるようになっており、このような対物レンズ駆動機構9も装置フレーム2に搭載されている。本形態では、対物レンズ駆動機構9としてワイヤサスペンション方式のものを用いており、かかる対物レンズ駆動機構9としては周知のものを用いることができるので、詳細な説明を省略するが、対物レンズ91を保持するレンズホルダ92と、このレンズホルダ92を複数本のワイヤ93でトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持しているホルダ支持部94と、装置フレーム2に固定されたヨーク95とを備えている。また、対物レンズ駆動機構9は、レンズホルダ92に取り付けられた駆動コイル(図示せず)と、ヨーク95に取り付けられた駆動マグネット98により構成される磁気駆動回路を備えており、駆動コイルに対する通電を制御することにより、レンズホルダ92に保持された対物レンズ91を光記録ディスクに対してトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する。なお、対物レンズ駆動機構9は、対物レンズ91のジッタ方向の傾きを調整するチルト制御も可能である。なお、対物レンズ91の周りは、矩形枠状のアクチュエータカバー85で覆われている。
フレーム2の上面には、可撓性基板70が重ねて配置されており、この可撓性基板70には駆動用ICなどが実装されている。また、可撓性基板70の端部などを利用して、第1のレーザ光源装置30、第2のレーザ光源装置40、信号検出用受光素子50、およびモニター用受光素子51への電気的な接続が行われている。さらに、可撓性基板70の上には、本体カバー80およびアクチュエータカバー85が重ねて配置されている。
(第2のレーザ光源装置40の構成)
図4(a)、(b)、(c)は、本形態の光ヘッド装置1に用いた第2のレーザ光源装置40を背面側からみた斜視図、背面図、およびその分解斜視図である。
図4(a)、(b)、(c)に示すように、本形態の光ヘッド装置1において、第2のレーザ光源装置40は、レーザ発光素子41と、このレーザ発光素子41を保持する素子ホルダ6とを備えており、レーザ発光素子41は、素子ホルダ6を介して装置フレーム2の壁面に固定されている。
レーザ発光素子41は、基端側に円板状のステム410を備えており、このステム410には、複数の端子411が固着されている。端子411の前端部分には半導体チップ(図示せず)が電気的に接続されており、ステム410の前方には半導体チップの周りを部分的に囲む素子カバー412が配置されている。
ここで、ステム410の外周面には、複数の切欠き416、417、418が形成されており、これらの切欠き416、417、418のうち、三角形状の切欠き416、417は、レーザ発光素子41における半導体チップの位置を示している。
素子ホルダ6は、全体として略矩形板状の本体部分61と、この本体部分61から前方に突出する突部62とを備えており、突部62の先端面が装置フレーム2との接着面として利用される。また、素子ホルダ6には、本体部分61および突部62を光軸方向に貫通する円形の貫通穴65が形成されており、この貫通穴65には、レーザ発光素子41が挿入されている。
このように構成した素子ホルダ6において、貫通穴65の入り口部分でステム410と対向する領域66は、ステム410の外径寸法と略同一寸法の内径寸法に形成されており、それにより、ステム嵌合面660が形成されている。従って、素子ホルダ6を貫通穴65に挿入した際、ステム410はステム嵌合面660に圧入固定される。ここで、ステム嵌合面660の軸線方向Lの寸法(幅寸法)は、ステム410の軸線方向Lの寸法(厚さ寸法)と略同一であり、ステム410の外周面全体がステム嵌合面660に保持される。
また、貫通穴65においてステム410と対向する領域66には、素子ホルダ6を貫通穴65に挿入した状態で切欠き416、417、418に対して周方向にずれた位置に、軸線方向Lに延びた2本の接着剤導入溝661、662が形成されている。本形態では、貫通穴65においてステム410と対向する領域66の略全体がステム嵌合面660になっているため、ステム嵌合面660のうち、切欠き416、417、418に対して周方向にずれた位置に、2本の接着剤導入溝661、662が形成されている構造になっている。このため、2本の接着剤導入溝661、662と、切欠き416、417、418と対向する位置との間にはステム嵌合面660が介在する状態にある。
ここで、接着剤導入溝661、662は、貫通穴65の中心軸線を中心とする点対称位置に形成されている。また、接着剤導入溝661、662には、軸線方向Lの全体にわたって嫌気性の接着剤68が充填、固化されている。
このような構成の第2のレーザ光源装置40を組み立てるには、まず、素子装着工程において、レーザ発光素子41をその光軸周りの角度位置を調整しながら貫通穴65に挿入するとともにステム410をステム嵌合面660に圧入してレーザ発光素子41を素子ホルダ6に取り付ける。
次に、接着剤導入工程において、接着剤導入溝661、662の背面側の開口部分663、664に嫌気性の接着剤68を供給する。その結果、接着剤68は、その毛細管力により接着剤導入溝661、662の奥まで導入され、接着剤導入溝661、662の軸線方向Lの全体にわたって接着剤68が充填される。すなわち、接着剤導入溝661、662の開口部分663、664から接着剤68を供給した際、接着剤導入溝661、662の周方向の両側はステム嵌合面660になっているので、接着剤68は、周方向に進行しないので、切欠き416、417、418に入り込むことない。従って、少量の接着剤68を供給するだけで、接着剤68は接着剤導入溝661、662の奥まで確実に進行する。
本形態では、接着剤68としては、嫌気性接着剤を用いたため、接着剤導入工程の後の接着剤硬化工程では、レーザ発光素子41を貫通穴65に挿入した状態の素子ホルダ6を所定の条件下に放置して接着剤68を硬化させる。それにより、第2のレーザ光源装置40が完成する。
このように構成した第2のレーザ光源装置40を装置フレーム2に搭載するには、装置フレーム2の仕切り壁に形成したU溝内に突部62が嵌るように第2のレーザ光源装置40を配置した後、突部62の先端面と装置フレーム2の壁面との間に接着剤を塗布し、この接着剤を硬化させて、第2のレーザ光源装置40を装置フレーム2に固定する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の第2のレーザ光源装置40では、レーザ発光素子41を素子ホルダ6の貫通穴65に挿入すると、ステム410は貫通穴65内のステム嵌合面660に圧入され、レーザ発光素子41は素子ホルダ6に取り付けられる。ここで、ステム嵌合面660の内周面には、切欠き416、417、418から周方向にずれた位置に軸線方向Lに延びた接着剤導入溝661、662が形成されているので、この接着剤導入溝661、662の開口部分663、664に接着剤68を供給すると、接着剤68は、切欠き416、417、418に溜まることなく、毛細管力により接着剤導入溝661、662の奥まで導入される。すなわち、接着剤導入溝661、662の開口部分663、664から導入された接着剤68は、接着剤導入溝661、662に沿って奥まで進行するが、ステム嵌合面660で遮られて周方向に進行せず、切欠き416、417、418内に侵入して溜まることがないので、少量の接着剤68を供給するだけでも、接着剤68を軸線方向の全体に確実に行き渡らせることができる。従って、ステム410は、ステム嵌合面660での圧入と、軸線方向Lの全体に行き渡った接着剤68による固定とにより強固に固定される。それ故、レーザ発光素子41を素子ホルダ6に十分な強度をもって固定できるので、熱サイクル試験などを行った場合でもレーザ発光素子41に位置ずれや脱落が発生しない。
また、本形態においては、2つの接着剤導入溝661、662を貫通穴65の中心軸線を中心とする点対称位置に形成したため、周方向で均等な力でステム410を固定することができる。
さらに、接着剤68として嫌気性接着剤を用いたため、接着剤導入溝661、662から奥まで導入した接着剤68の全体を確実に硬化させることができる。
[その他の実施の形態]
上記形態では、第2のレーザ光源装置40に本発明を適用したが、第1のレーザ光源装置30、あるいはレーザ光源装置30、40の双方に本発明を適用してもよい。また、本形態では、貫通穴65においてステム410と対向する領域66の略全体がステム嵌合面660になっているため、ステム嵌合面660のうち、切欠き416、417、418に対して周方向にずれた位置に2本の接着剤導入溝661、662を形成した構造になっているが、接着剤導入溝661、662と、切欠き416、417、418と対向する位置との間にはステム嵌合面660が介在する構造であれば、貫通穴65においてステム410と対向する領域66に対して、ステム嵌合面660および接着剤導入溝661、662として機能しない凹部などが形成されている構成を採用してもよい。
本発明を適用した光ヘッド装置を対物レンズから光が出射される側からみた斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置から本体カバーや対物レンズ駆動装置を外した状態の斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、図1に示す光ヘッド装置に用いた第2のレーザ光源装置を背面側からみた斜視図、背面図、およびその分解斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、従来のレーザ光源装置を背面側からみた斜視図、背面図、およびその分解斜視図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
2 装置フレーム
6 素子ホルダ
30 第1のレーザ光源装置
40 第2のレーザ光源装置
41 半導体レーザ
61 素子ホルダの本体部分
62 素子ホルダの突部
65 貫通穴
66 貫通穴でステムの外周面と対向する領域
68 接着剤
410 ステム
411 端子
412 素子カバー
416、417、418 切欠き
660 ステム嵌合面
661、662 接着剤導入溝
663、664 接着剤導入溝の開口部分

Claims (5)

  1. 端子が固着されたステムを基端側に備え、当該ステムの外周面に切欠きが形成されているレーザ発光素子と、該レーザ発光素子を内側に保持する貫通穴を備えた素子ホルダとを有するレーザ光源装置において、
    前記貫通穴のうち、前記ステムの外周面と対向する領域には、前記ステムが圧入されるステム嵌合面が形成されているとともに、前記切欠きと対向する位置との間に前記ステム嵌合面が介在する接着剤導入溝が軸線方向に延びるように形成されていることを特徴とするレーザ光源装置。
  2. 請求項1において、
    前記接着剤導入溝は、前記貫通穴の中心軸線を中心とする点対称位置に一対、形成されていることを特徴とするレーザ光源装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記接着剤は、嫌気性接着剤であることを特徴とするレーザ光源装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザ光源装置を備えた光ヘッド装置であって、
    前記レーザ発光素子が前記レーザ光源装置として装置フレーム上に搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザ光源装置の製造方法において、
    前記レーザ発光素子を前記貫通穴に挿入するとともに前記ステムを前記ステム嵌合面に圧入して当該レーザ発光素子を前記素子ホルダに取り付ける素子装着工程と、
    前記接着剤導入溝の開口部分に接着剤を供給して当該接着剤を毛細管力により前記接着剤導入溝の奥まで導入する接着剤導入工程と
    を有することを特徴とするレーザ光源装置の製造方法。
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