JP2008033839A - 画像処理装置、度数管理サーバ、及び度数管理方法 - Google Patents

画像処理装置、度数管理サーバ、及び度数管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、通信負荷を低減しつつユーザ毎に利用可能な度数に応じて処理を実行して利用可能な全度数を有効に利用できるようにする画像処理装置、ユーザ毎に画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】上記課題は、ユーザ毎に利用可能な度数に応じてジョブを実行する画像処理装置であって、ネットワークを介して接続されユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数とその総度数とを管理する度数管理サーバの該総度数の保持状況に基づいて、該度数管理サーバに対する度数の借入タイミング及びジョブ終了後の残度数の返却タイミングを決定する借入・返却タイミング決定手段を有する画像処理装置によって達成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信負荷を低減しつつユーザ毎に利用可能な度数に応じて処理を実行して利用可能な全度数を有効に利用できるようにする画像処理装置、ユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数を管理する度数管理サーバ、及び度数管理方法を提供するものである。
従来より、例えば、企業内において、ユーザ毎の印刷制限枚数を予め登録しておき、印刷実施済み枚数が印刷制限枚数を超過している場合、印刷を実施しない制限がなされている(例えば、特許文献1)。
また、コンビニエンスストアなどでは、投入した金額、或いはプリペードカードに記録されている金額の範囲の枚数でコピー可能とするコピー機などがある。
特開2002−108587号公報
しかしながら、従来の技術では、ユーザ毎に利用可能な枚数を制限する方法であるため、あるユーザの利用可能な枚数が余っている或いは全く利用されていないにも関わらず、他ユーザは利用可能な枚数が不足して処理が行えないなどの問題があった。また、画像処理装置が管理する全枚数で制限しつつ有効に利用するために、利用可能な枚数が不足しているユーザに対してそのユーザの枚数の制限を越えて利用を許容すると、画像処理装置で管理する総枚数が不足し、利用可能な枚数が十分のはずのユーザが処理を行うことができないなどの問題があった。
また、ネットワークを介して接続される複数の画像処理装置全体で利用可能な総枚数を度数で管理するサーバから画像処理装置が必要な最小限の度数を借り入れて処理を行う場合、予測以上に度数が必要となる場合には、頻繁にサーバから度数を借り入れるための通信が行われサーバと複数の画像処理装置との間の通信負荷が発生していた。
そこで、本発明の課題は、通信負荷を低減しつつユーザ毎に利用可能な度数に応じて処理を実行して利用可能な全度数を有効に利用できるようにする画像処理装置、ユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数を管理する度数管理サーバ、及び度数管理方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、ユーザ毎に利用可能な度数に応じてジョブを実行する画像処理装置であって、ネットワークを介して接続されユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数とその総度数とを管理する度数管理サーバの該総度数の保持状況に基づいて、該度数管理サーバに対する度数の借入タイミング及びジョブ終了後の残度数の返却タイミングを決定する借入・返却タイミング決定手段を有するように構成される。
このような画像処理装置では、度数管理サーバの総度数の保持状況に基づいて度数管理サーバからの度数の借入及び返却の処理を制御することができる。そのため、度数管理サーバにおいて管理される総度数を最大限に保つようにすることができるため、他画像処理装置からの度数の借り入れに応じることができる。また、度数管理サーバとの通信負荷を低減させることができる。
本発明では、度数管理サーバの残度数が十分な場合には、画像処理装置は、最初に十分多い度数を度数管理サーバから借り入れ、その借り入れた度数をユーザがログアウトするまで画像処理装置内で管理する。従って、ユーザのログイン後のジョブ毎に度数管理サーバへ度数の借り入れ及び返却に係る通信処理を減らすことができる。
また、度数管理サーバの残度数が少ない場合には、画像処理装置は、ジョブの終了毎に余った借入残度数を度数管理サーバへ返却する。従って、画像処理装置にて余分な借入残度数を保持する時間を短縮させることができ、度数管理サーバは少ない残度数で他の画像処理装置からの度数借入要求に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るシステム構成を示す図である。図1に示すシステム100は、画像処理装置11と、画像処理装置12と、画像処理装置13と、度数管理サーバ20と、ユーザ情報サーバ30とを有し、それら装置は、ネットワーク2を介して互いに通信可能である。
度数管理サーバ20は、複数の画像処理装置全体で処理される枚数を複数のユーザ毎に管理する。すなわち、システム100では、画像処理装置11と、画像処理装置12と、画像処理装置13の全体で画像形成される枚数を複数のユーザ毎に管理する。
ユーザ情報サーバ30は、ユーザに関する情報であるユーザIDとパスワードなどを管理するサーバであり、それらを用いて各画像処理装置11と、画像処理装置12と、画像処理装置13とを利用するユーザの認証などを行う。
画像処理装置11と、画像処理装置12と、画像処理装置13とは、コピー、プリンタ、ファックスなどの複数の画像形成機能を備えた装置であって、度数管理サーバ20から取得した印刷可能な枚数を示す度数に基づいて処理を行う。本実施例では、画像処理装置を例にしているが、画像処理装置に限らず、通常のプリンタであってもよい。
度数は、例えば、コピー、プリンタ、ファックスの機能の実行による画像形成のために利用可能な枚数を示す。
各画像処理装置11から13は、例えば、図2に示すようなハードウェア構成、及び、図3に示すような機能構成を備えている。
図2は、本発明の一実施例に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。図2において、画像処理装置11は、コントローラ60と、オペレーションパネル80と、FAX81と、プロッタ82と、スキャナ83とを有する。
コントローラ60は、CPU(Central Processing Unit)61と、システムメモリ62と、NB(North Bridge)63と、SB(South Bridge)64と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)66と、ローカルメモリ67と、HDD(Hard Disk Device)68と、外部インタフェース70とを有する。
オペレーションパネル80は、コントローラ60のASIC66に接続されている。また、FAX81と、プロッタ82と、スキャナ83とはコントローラ60のASIC66にPCI(Peripheral Component Interconnect)バス89を介して接続されている。
コントローラ60は、ASIC66にローカルメモリ67,HDD68などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB63を介して接続されている。なお、ASIC66とNB63とはAGP(Accelerated Graphics Port)65を介して接続されている。
CPU61は、画像処理装置11の全体制御を行うものである。NB63は、CPU61、システムメモリ62、SB64、ASIC66、及び外部インタフェース70を接続するためのブリッジである。NB63は、PCIバス73を介して外部インタフェース70と接続されている。なお、SB(サウスブリッジ)64は、PCIバス73とROMや周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。
システムメモリ62は、描画用メモリ等として用いるメモリである。ローカルメモリ67は、コピー用画像バッファ,符号バッファ等として用いるメモリである。ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。また、HDD68は画像データの蓄積、文書データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積などを行うストレージ(補助記憶装置)の一例である。
外部インタフェース70は、画像処理装置11をインターネットやLAN等のネットワークに接続するインタフェース機器である。また、オペレーションパネル80は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザのための情報を表示する操作部である。
画像処理装置12及び13についても同様のハードウェア構成を備える。
図3は、本発明の一実施例に係る画像処理装置の機能構成を示す図である。図3において、画像処理装置11は、ネットワーク2を介して他装置との通信を制御するネットワーク通信制御部101と、度数管理サーバ20が保持する残度数に応じた処理を行う残度数検査部102と、ユーザが利用可能な残度数を一時的に記憶しておく一時残度数保持部103と、プロッタ82を制御して所定媒体上に画像を形成したり、オペレーションパネル80へ印刷に関する情報を表示及びユーザの入力を受信する印刷制御部104とを有する。
残度数検査部102では、度数管理サーバ20が現在保持している残度数の程度に基づいて度数管理サーバ20から次に度数を借り入れるタイミングと、度数管理サーバ20へ消費後の残度数を返却するタイミングとを決定する。
一時残度数保持部103には、ユーザの認証によってユーザ情報サーバ30から通知されたユーザIDに対応する利用可能な残度数を度数管理サーバ20から受信すると、所定の記憶領域(後述される一時残度数記憶領域)に格納する。
度数管理サーバ20及び画像処理装置11から13内で管理される度数は、オペレーションパネル80に表示される場合には、「枚数」などで示され、ユーザが要求する処理に応じた用語が用いられる。
画像処理装置12及び13についても同様の機能構成を備える。
図4は、度数管理サーバのハードウェア構成を示す図である。図4において、度数管理サーバ20は、コンピュータ装置であって、入力装置222と,表示装置223と,ドライブ装置224と,記録媒体225と,補助記憶装置226と,メモリ装置227と,演算処理装置220と,インタフェース装置221とを有し、それぞれバスBで相互に接続されている。
入力装置222は、キーボード及びマウスなどで構成され、各種操作信号を入力するために用いられる。表示装置223は、ユーザが度数管理サーバ20を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示する。インタフェース装置221は、度数管理サーバ20をネットワークに接続する為のインタフェースや他の機器を接続するためのインタフェースであり、例えばNIC(Network Interface Card)やモデム、USB(Universal Serial Bus)等で構成される。
そして、度数管理サーバ20を動作させるためのプログラムは、CD−ROM等の記録媒体225によって提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。また、記録媒体225は、ドライブ装置224にセットされ、データやプログラムが記録媒体225からドライブ装置224を介して補助記憶装置226にインストールされる。
補助記憶装置226は、データやプログラムを格納されると共に、必要なファイル等を格納する。メモリ装置227は、度数管理サーバ20の起動時に補助記憶装置226からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置220は、メモリ装置227に読み出され格納されたプログラムに従って処理を実行する。
図5は、度数の借り入れ及び返却の概略を説明するための図である。図5において、画像処理装置11は、ユーザIDを用いて、処理を実行する前に度数管理サーバ20から所定度数の借り入れをし、処理に応じた度数の消費後の余った度数を度数管理サーバ20へ返却する。
度数管理サーバ20は、ユーザID毎に利用可能な度数を残度数として管理するユーザ別残度数テーブル20aを有し、ユーザ別残度数テーブル20aを参照することによって画像処理装置11から要求された残度数を画像処理装置11へ送信する。
そして、画像処理装置11は、ユーザIDに対応する度数を受信すると、一時残度数保持部203の一時残度数記憶領域11aに格納することによって度数を借り入れる。
ユーザがオペレーションパネル80を用いて処理要求を画像処理装置11へ行うと、画像処理装置11は、ユーザの処理要求に応じて処理を実行し、実行した処理に応じた度数を消費した後の余った度数(残度数)を度数管理サーバ20へ送信することによって返却する。
度数管理サーバ20は、画像処理装置11から受信した残度数をユーザ別残度数テーブル20aのユーザIDに対応する残度数として格納し、ユーザ別残度数テーブル20aの残度数を更新する。
上述したような度数情報の授受は、画像処理装置12及び13についても同様に行われる。
以下、説明の便宜のため、ユーザが画像処理装置11を利用した場合について説明するが、ユーザが画像処理装置12又は13を利用した場合であっても同様である。
本発明では、度数管理サーバ20のユーザIDに対応する残度数が所定度数以下であるか否かによって度数の借り入れのタイミング及び残度数の返却のタイミングが決定される。
この度数管理サーバ20の残度数が所定度数以下であるか否かの判断は、本実施例では、度数管理サーバ20で行い、残度数が所定度数以下と判断した場合には度数管理サーバ20での残度数が少ないことを示す「サーバ残少」が画像処理装置11へ通知され、残度数が所定度数より多いと判断した場合には度数管理サーバ20での残度数が十分あることを示す「サーバ残多」が画像処理装置11へ通知される。画像処理装置11は、この判断結果を用いて度数の借り入れのタイミング及び残度数の返却のタイミングを決定する。
度数管理サーバ20は、予め管理対象となる各画像処理装置11から13の能力(処理速度、カラー又はモノクロなどの情報)を収集し、例えば、各画像処理装置11から13のIPアドレスに対応させて記憶領域に格納しておく。例えば、画像処理装置11から度数を借り入れるための度数借入要求を受信した場合、画像処理装置11の能力に応じた所定度数との比較によってユーザIDに対応する残度数の多い又は少ないかを判断する。
また、画像処理装置11から13で判断する場合、各画像処理装置11から13は、予め度数管理サーバ20の管理能力を示す情報(残度数の最大値、管理対象となる画像処理装置の台数などの情報)を度数管理サーバ20から取得しておく。各画像処理装置11から13は、度数借入要求を行う際に、その時点でのユーザIDに対応する残度数を度数管理サーバ20から取得し、度数管理サーバ20の管理能力に応じた所定度数との比較によって残度数の多い又は少ないかを判断する。
ユーザがネットワーク2に接続されるユーザ端末から画像処理装置11を指定して文書を印刷又はユーザが画像処理装置11を操作して画像処理装置11に蓄積されている文書を指定して印刷する場合は、画像処理装置11は、ジョブ開始時に印刷処理(ジョブ)の実行によって消費される度数を文書のページ数などから知ることができる。
このような場合において、先ず、度数管理サーバ20の残度数が十分多くある場合の処理シーケンスについて図6で説明する。
度数管理サーバ20のクライアントとしての画像処理装置11は、最初のジョブの開始前に度数管理サーバ20への最初の度数の借り入れ時に大量に度数を借り入れて、借り入れた度数が足りなくなった場合にのみ再度借り入れる処理を行う。
従って、画像処理装置11は、ジョブ毎に、ジョブの開始前に度数を借り入れるための処理とジョブの終了後に余った度数を返却するための処理とを行なわない。画像処理装置11は、ジョブ開始前に借り入れた度数の不足を判定する度数不足判定処理を行い、全てのジョブの終了後に余った度数の返却はログアウト後に行う。
図6は、ジョブ開始時に度数が分かり、かつ、度数管理サーバの残度数が十分多い場合の処理シーケンスを示す図である。図6に示す処理シーケンスでは、ユーザが画像処理装置11を操作して画像処理装置11に蓄積されている文書を指定して印刷する場合で説明する。
図6において、画像処理装置11はログイン画面をオペレーションパネル80へ表示し、ユーザがユーザID及びパスワードを入力すると(ステップS111)、画像処理装置11は、ユーザ認証情報をユーザ情報サーバ30へ送信する(ステップS112)。
ユーザ情報サーバ30は、ユーザIDとパスワードとで認証処理を実行する。認証が成功した場合、認証が成功したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS113)。一方、認証が失敗した場合、認証が失敗したことを示す応答を画像処理装置11へと送信する。
画像処理装置11は、認証が失敗した場合、オペレーションパネル80に認証失敗を表示してユーザへ通知し、ユーザからの処理要求を受け付けない。認証が成功した場合に、ユーザは、画像処理装置11のオペレーションパネル80から所望処理を選択し、必要に応じてその処理を行うための種々の設定をした後、処理の開始を指示する(ジョブ操作開始)(ステップS114)。
画像処理装置11は、印刷する文書のページ数などから印刷処理で消費される度数を決定して度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS115)。
度数管理サーバ20は、100、000度数(総度数)を保持しているとする。度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数管理サーバ20が現在保持している100、000度数(総度数)と、所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う(ステップS116)。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11へ貸し出す度数(以下、貸出度数という)を決定する。貸出度数は、希望度数と同じ値でも良いが、希望度数以上となる値とすることが望ましい。例えば、度数残量判定処理の結果に応じて貸出度数を決定すればよい。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。同様に、度数管理サーバ20の度数(総度数)も貸出度数を減算した値とする。そして、度数管理サーバ20は、貸し出しIDを生成して、ステップS115の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS117)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。この場合、画像処理装置11は、貸出度数が1,000度数を示す場合、借入残度数として1,000度数を記憶する(ステップS118)。
また、画像処理装置11は、ステップS117の応答「OK」が「サーバ残多」を示すので、ジョブが終了しても借り入れたままとし、ログアウト後に度数管理サーバ20へ借入残度数を返却する「サーバ残多」用処理となるように、借入・返却タイミングとして「サーバ残多」を示す情報を所定記憶領域に記憶する(ステップS119)。
例えば、度数記憶領域11aに記憶した貸し出しIDに対応させて度数記憶領域11a内に借入・返却タイミングとして「サーバ残多」を示す情報を記憶してもよい。「サーバ残多」を示す情報は画像処理装置11において適宜参照されることによって、以下に説明するような処理が行われる。
借入・返却タイミングが「サーバ残多」を示す情報である場合、画像処理装置11は、借入残度数が不足した場合にのみ、再度、度数管理サーバ20から度数を借り入れる処理を行うことになる。
そして、画像処理装置11は、ジョブを開始する前に度数不足判定処理を実行して、借入残度数が十分であることを確認する(ステップS120)。例えば、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がゼロでない、又は、借入残度数が所定値以上であることを確認する。
画像処理装置11は、ジョブを開始し、そのジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS121)。そしてジョブの終了後、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却することなく次のジョブ操作開始を待つ。
続くジョブ操作開始時には、画像処理装置11は、度数管理サーバ20に対して度数借入要求を行なわず、ジョブを開始する前に残度数が十分にあることを確認してジョブを実行する。
このように、画像処理装置11は、ジョブ終了後であっても一旦借り入れた度数を保持し続けるため、度数管理サーバ20へ借入度数を返却する処理及び度数管理サーバ20とのネットワーク通信を省略することができる。また、次のジョブの開始前に度数管理サーバ20から度数を借り入れする処理及び度数管理サーバ20とのネットワーク通信を省略することができる。
一方、度数管理サーバ20は、他の画像処理装置12及び13から残度数借入要求を受信した場合においても上記同様の処理を行う。
その後、画像処理装置11にてユーザがジョブ操作を開始する(ステップS122)。画像処理装置11は、ジョブを開始する前に度数不足判定処理を実行することによって、残度数を確認し、借入残度数が不足していると判断すると(ステップS123)、残度数借入要求を行う。画像処理装置11は、残度数がゼロである、又は、残度数が所定値未満である場合に借入残度数が不足していると判断する。
画像処理装置11は、ユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信して(ステップS124)、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を度数管理サーバ20から受信する(ステップS125)。
画像処理装置11は、一時残度数記憶領域11aに記憶している借入残度数に貸出度数を加算し、貸し出しIDと貸出度数を加算した借入残度数とによって一時残度数記憶領域11aを更新する(ステップS126)。例えば、貸出度数を加算した借入残度数が1,020度数となる場合、借入残度数が1,020度数に更新される。
そして、画像処理装置11は、ジョブを開始し、そのジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS127)。そしてジョブの終了後、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却することなく次のジョブ操作開始を待つ。
続くジョブ操作開始時には、画像処理装置11は、度数管理サーバ20に対して度数借入要求を行なわず、ジョブを開始する前に残度数が十分にあることを確認してジョブを実行する。
一方、ユーザがログアウトすると(ステップS128)、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却するために、貸し出しIDと残度数として借入残度数とを含む残度数返却通知を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS129)。
度数管理サーバ20は、残度数返却通知を画像処理装置11から受信すると、残度数返却通知の貸し出しIDに対応するユーザIDを特定し、ユーザ別残度数テーブル20a内に記憶されているユーザIDに対応する度数に残度数返却通知の残度数を加算してユーザ別残度数テーブル20aを更新する。更に、度数管理サーバ20の度数(総度数)にその残度数を加算する。
そして、度数管理サーバ20は、残度数の返却が終了したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS130)。
画像処理装置11は、残度数返却通知に対する応答「OK」を受信すると、一時残度数記憶領域11aに記憶しておいたこのユーザの貸し出しIDと借入残度数とを削除する。
次に、ジョブ開始時にジョブの実行によって消費される度数が分かり、かつ、度数管理サーバ20の残度数が少ない場合の処理シーケンスについて図7で説明する。
度数管理サーバ20のクライアントとしての画像処理装置11は、ジョブの開始毎に度数管理サーバ20から借り入れ可能な度数を借入残度数として取得し、ジョブの終了毎に余った度数を返却する。また、画像処理装置11は、ジョブの実行中に消費した度数を借入残度数から減算すると共に度数不足判定処理を行い、借入残度数が不足している場合にはジョブの実行中に度数管理サーバ20から度数の借り入れを行う。
図7は、ジョブ開始時に度数が分かり、かつ、度数管理サーバの残度数が少ない場合の処理シーケンスを示す図である。図7に示す処理シーケンスでは、ユーザが画像処理装置11を操作して画像処理装置11に蓄積されている文書を指定して印刷する場合で説明する。また、図7中、図6と同様のステップには、同一ステップ番号を付与し、その説明を省略する。
図7においてユーザ認証が成功すると、ユーザは、画像処理装置11のオペレーションパネル80から所望処理を選択し、必要に応じてその処理を行うための種々の設定をした後、処理の開始を指示する(ジョブ操作開始)(ステップS134)。
画像処理装置11は、印刷する文書のページ数などから印刷処理で消費される度数を決定して度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS135)。
度数管理サーバ20は、500度数のみを保持しているとする。度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数管理サーバ20が現在保持している度数(総度数)と、所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う(ステップS136)。この場合、「サーバ残少」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11への貸出度数を決定する。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。同様に、度数管理サーバ20の度数(総度数)も貸出度数を減算した値とする。そして、度数管理サーバ20は、貸し出しIDを生成して、ステップS135の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残少」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS137)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。この場合、画像処理装置11は、貸出度数が300度数を示す場合、借入残度数として300度数を記憶する(ステップS138)。
また、画像処理装置11は、ステップS117の応答「OK」が「サーバ残少」を示すので、ジョブの開始毎に度数管理サーバ20から借り入れ可能な度数を借入残度数として取得し、ジョブの終了毎に余った度数を返却する「サーバ残少」用処理となるように、借入・返却タイミングとして「サーバ残少」用処理を指定する情報を所定記憶領域に記憶する(ステップS139)。
例えば、度数記憶領域11aに記憶した貸し出しIDに対応させて度数記憶領域11a内に借入・返却タイミングとして「サーバ残少」用処理を指定する情報を記憶してもよい。「サーバ残少」用処理を指定する情報は画像処理装置11において適宜参照されることによって、以下に説明するような処理が行われる。
借入・返却タイミングが「サーバ残少」用処理を示す情報である場合、画像処理装置11は、ジョブの実行中に消費した度数を借入残度数から減算すると共に度数不足判定処理を行い、借入残度数が不足している場合にはジョブの実行中に度数管理サーバ20から度数の借り入れを行うことになる。
そして、画像処理装置11は、ジョブを開始し、そのジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算し、かつ、度数不足判定処理を行う(ステップS140)。例えば、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がゼロでない、又は、借入残度数が所定値以上であることを確認する。
ジョブが終了すると、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却するために、貸し出しIDと残度数として借入残度数とを含む残度数返却通知を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS141)。
度数管理サーバ20は、残度数返却通知を画像処理装置11から受信すると、残度数返却通知の貸し出しIDに対応するユーザIDを特定し、ユーザ別残度数テーブル20a内に記憶されているユーザIDに対応する度数に残度数返却通知の残度数を加算してユーザ別残度数テーブル20aを更新する。更に、度数管理サーバ20の度数(総度数)にその残度数を加算する。
そして、度数管理サーバ20は、残度数の返却が終了したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS142)。
一方、度数管理サーバ20は、他の画像処理装置12及び13から残度数借入要求を受信した場合においても上記同様の処理を行う。
その後、画像処理装置11にてユーザがジョブ操作を開始する(ステップS143)。画像処理装置11は、ユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信して(ステップS144)、貸出度数と、「サーバ残少」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を度数管理サーバ20から受信する(ステップS145)。この場合、度数管理サーバ20は、応答「OK」に含める貸し出しIDを、ステップS137で生成した貸し出しIDとしてもよい。
画像処理装置11は、一時残度数記憶領域11aに記憶している借入残度数に貸出度数を加算し、貸し出しIDと貸出度数を加算した借入残度数とによって一時残度数記憶領域11aを更新する(ステップS146)。例えば、貸出度数を加算した借入残度数が130度数となる場合、借入残度数が130度数に更新される。
そして、画像処理装置11は、ジョブを開始し、そのジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算し、かつ、度数不足判定処理を行う(ステップS147)。例えば、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がゼロでない、又は、借入残度数が所定値以上であることを確認する。
しかしながら、度数不足判定処理によって借入残度数が不足していると判断すると(ステップS148)、画像処理装置11は、ユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信して(ステップS149)、貸出度数と、「サーバ残少」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を度数管理サーバ20から受信する(ステップS150)。
画像処理装置11は、一時残度数記憶領域11aに記憶している借入残度数に貸出度数を加算し、貸し出しIDと貸出度数を加算した借入残度数とによって一時残度数記憶領域11aを更新する(ステップS151)。例えば、貸出度数を加算した借入残度数が50度数となる場合、借入残度数が50度数に更新される。
そして、画像処理装置11は、ジョブを再開し、そのジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算し、かつ、度数不足判定処理を行う(ステップS152)。
ジョブが終了すると、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却するために、貸し出しIDと残度数として借入残度数とを含む残度数返却通知を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS153)。
度数管理サーバ20は、残度数返却通知を画像処理装置11から受信すると、残度数返却通知の貸し出しIDに対応するユーザIDを特定し、ユーザ別残度数テーブル20a内に記憶されているユーザIDに対応する度数に残度数返却通知の残度数を加算してユーザ別残度数テーブル20aを更新する。更に、度数管理サーバ20の度数(総度数)にその残度数を加算する。
そして、度数管理サーバ20は、残度数の返却が終了したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS154)。
ユーザがログアウトすると(ステップS128)、画像処理装置11は、一時残度数記憶領域11aに記憶しておいたこのユーザの貸し出しIDと借入残度数とを削除する。
ユーザがADF(Auto Document Feeder)を利用してコピーをする場合は、画像処理装置11は、ジョブの開始時に読み取った文書を用紙に印字する印刷処理(ジョブ)の開始前に消費される度数を判断することができない。
このような場合において、先ず、度数管理サーバ20の残度数が十分多くある場合の処理シーケンスについて図8で説明する。
度数管理サーバ20のクライアントとしての画像処理装置11は、最初のジョブの開始前に度数管理サーバ20への最初の度数の借り入れ時に大量に度数を借り入れて、借り入れた度数が足りなくなった場合にのみ再度借り入れる処理を行う。
従って、画像処理装置11は、ジョブ毎に、ジョブの開始前に度数を借り入れるための処理とジョブの終了後に余った度数を返却するための処理とを行なわない。画像処理装置11は、ジョブ開始前に借り入れた度数の不足を判定する度数不足判定処理を行い、全てのジョブの終了後に余った度数の返却はログアウト後に行う。
ジョブの途中で消費される度数を判断できる場合、その時点で残度数不足判定処理を実行する。ADFを利用して複数の部数をコピーする場合、1部の印刷終了時にページ数を取得することができるため、画像処理装置11は、ユーザによって設定された部数に基づいて、残りの部数をコピーするために消費される度数を決定することができる。
図8は、ジョブ開始時に度数が分からず、かつ、度数管理サーバの残度数が十分多い場合の処理シーケンスを示す図である。図8に示す処理シーケンスでは、ユーザが画像処理装置11を操作してADFを利用して文書をコピーする場合で説明する。
図8において、画像処理装置11はログイン画面をオペレーションパネル80へ表示し、ユーザがユーザID及びパスワードを入力すると(ステップS111)、画像処理装置11は、ユーザ認証情報をユーザ情報サーバ30へ送信する(ステップS112)。
ユーザ情報サーバ30は、ユーザIDとパスワードとで認証処理を実行する。認証が成功した場合、認証が成功したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS113)。一方、認証が失敗した場合、認証が失敗したことを示す応答を画像処理装置11へと送信する。
画像処理装置11は、認証が失敗した場合、オペレーションパネル80に認証失敗を表示してユーザへ通知し、ユーザからの処理要求を受け付けない。認証が成功した場合に、ユーザは、画像処理装置11のオペレーションパネル80から所望処理を選択し、必要に応じてその処理を行うための種々の設定をし、また、ADFに文書を設定した後、処理の開始を指示する(ジョブ操作開始)(ステップS161)。例えば、ユーザが、コピー部数として50部をオペレーションパネル80から設定したとする。
画像処理装置11は、ADFを利用したコピーであることを検知すると、予め設定されている所定度数を度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS162)。
度数管理サーバ20は、100、000度数を保持しているとする。度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数管理サーバ20が現在保持している度数(総度数)と、所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11への貸出度数を決定する。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。同様に、度数管理サーバ20の度数(総度数)も貸出度数を減算した値とする。そして、度数管理サーバ20は、貸し出しIDを生成して、ステップS135の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS163)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。この場合、画像処理装置11は、貸出度数が1,000度数を示す場合、借入残度数として1,000度数を記憶領域に記憶する(ステップS164)。
また、画像処理装置11は、ステップS163の応答「OK」が「サーバ残多」を示すので、ジョブが終了しても借り入れたままとし、ログアウト後に度数管理サーバ20へ借入残度数を返却する「サーバ残多」用処理となるように、借入・返却タイミングとして「サーバ残多」を示す情報を所定記憶領域に記憶する(ステップS165)。
例えば、度数記憶領域11aに記憶した貸し出しIDに対応させて度数記憶領域11a内に借入・返却タイミングとして「サーバ残多」を示す情報を記憶してもよい。
画像処理装置11は、この時点では1部のページ数が分からないため、ジョブを開始して先ず1部を印刷し、その1部を印刷するジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS165)。画像処理装置11は、1部印刷を終了した時点でページ数を取得する(ステップS167)。
続けて、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がページ数と残り部数とを乗算して求めた全ページ数に対して十分であることを確認する(ステップS168)。借入残度数が十分であることを確認後、画像処理装置11は、ジョブを継続して実行する。ジョブの継続中においても1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS169)。
一方、度数管理サーバ20は、他の画像処理装置12及び13から残度数借入要求を受信した場合においても上記同様の処理を行う。
その後、ジョブが終了してユーザがログアウトすると(ステップS170)、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却するために、貸し出しIDと残度数として借入残度数とを含む残度数返却通知を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS171)。
度数管理サーバ20は、残度数返却通知を画像処理装置11から受信すると、残度数返却通知の貸し出しIDに対応するユーザIDを特定し、ユーザ別残度数テーブル20a内に記憶されているユーザIDに対応する度数に残度数返却通知の残度数を加算してユーザ別残度数テーブル20aを更新する。更に、度数管理サーバ20の度数(総度数)にその残度数を加算する。
そして、度数管理サーバ20は、残度数の返却が終了したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS172)。
画像処理装置11は、残度数返却通知に対する応答「OK」を受信すると、一時残度数記憶領域11aに記憶しておいたこのユーザの貸し出しIDと借入残度数とを削除する。
次に、ジョブ開始時にジョブの実行によって消費される度数が分からず、かつ、度数管理サーバ20の残度数が少ない場合の処理シーケンスについて図9で説明する。
度数管理サーバ20のクライアントとしての画像処理装置11は、ジョブの開始毎に度数管理サーバ20から借り入れ可能な度数を借入残度数として取得し、ADFを利用して複数の部数をコピーする場合、1部の印刷終了時にページ数を取得することができるため、画像処理装置11は、ユーザによって設定された部数に基づいて、残りの部数をコピーするために消費される度数を決定することができる。
画像処理装置11は、その決定した度数と残り部数とから必要な度数を算出して、借入残度数から必要な度数を減算した度数をジョブの途中で度数管理サーバ20へ返却する。従って、度数管理サーバ20は、度数管理サーバ20の残度数が少ない場合に早期に画像処理装置11から度数を返却してもらうことができる。
図9は、ジョブ開始時に度数が分からず、かつ、度数管理サーバの残度数が少ない場合の処理シーケンスを示す図である。図9に示す処理シーケンスでは、ユーザが画像処理装置11を操作してADFを利用して文書をコピーする場合で説明する。図9中、図8と同様のステップには、同一ステップ番号を付与し、その説明を省略する。
図9においてユーザ認証が成功すると、ユーザは、画像処理装置11のオペレーションパネル80から所望処理を選択し、必要に応じてその処理を行うための種々の設定をし、また、ADFに文書を設定した後、処理の開始を指示する(ジョブ操作開始)(ステップS181)。例えば、ユーザが、コピー部数として50部をオペレーションパネル80から設定したとする。
画像処理装置11は、ADFを利用したコピーであることを検知すると、予め設定されている所定度数を度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS182)。
度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数管理サーバ20が現在保持している度数(総度数)と、所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残少」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11への貸出度数を決定する。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。同様に、度数管理サーバ20の度数(総度数)も貸出度数を減算した値とする。そして、度数管理サーバ20は、貸し出しIDを生成して、ステップS135の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残少」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS183)。
「サーバ残少」によって、度数管理サーバ20での残度数が1,000度数となったとする。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。この場合、画像処理装置11は、貸出度数が10,000度数を示す場合、借入残度数として10,000度数を記憶領域に記憶する(ステップS184)。
画像処理装置11は、例えば、度数記憶領域11aに記憶した貸し出しIDに対応させて度数記憶領域11a内に借入・返却タイミングとして「サーバ残少」用処理を指定する情報を記憶しておく。
画像処理装置11は、この時点では1部のページ数が分からないため、ジョブを開始して先ず1部を印刷し、その1部を印刷するジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS185)。画像処理装置11は、1部印刷を終了した時点でページ数を取得する(ステップS186)。
続けて、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がページ数と残り部数とを乗算して求めた全ページ数に対して十分であることを確認するが、「サーバ残少」であるため、残りの部数を処理するために必要な度数を保持するのみとし、余った度数を残度数として貸し出しIDと共に残度数返却通知に含めて度数管理サーバ20へ送信する(ステップS187)。
この場合、画像処理装置11は、1部を印刷終了後に100ページであったことが分かっているため、100ページに50部を乗算した5、000度数が必要度数であると判断できる。従って、度数管理サーバ20へ返却する残度数は、ステップS183で取得した貸出度数「10,000」から5,000度数を減算した5,000度数となる。
度数管理サーバ20は、残度数返却通知を画像処理装置11から受信すると、残度数返却通知の貸し出しIDに対応するユーザIDを特定し、ユーザ別残度数テーブル20a内に記憶されているユーザIDに対応する度数に残度数返却通知の残度数を加算してユーザ別残度数テーブル20aを更新する。更に、度数管理サーバ20の度数(総度数)にその残度数を加算する。
そして、度数管理サーバ20は、残度数の返却が終了したことを示す応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS188)。
この場合、度数管理サーバ20は、残度数返却通知を受信することによって、現在保持している残度数「1,000」に画像処理装置11から返却された残度数「5,000」を加算した残度数「6,000」となる。
画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数返却通知に対する応答「OK」を受信すると、ジョブを継続して実行する。ジョブの継続中においても1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS189)。
一方、度数管理サーバ20は、他の画像処理装置12及び13から残度数借入要求を受信した場合においても上記同様の処理を行う。
画像処理装置11においてジョブが終了すると、画像処理装置11は、ジョブの終了時には保持していた借入残度数を使い切っており、この場合、度数管理サーバ20へ返却すべき残度数がないため、残度数返却通知を省略する。
その後、ユーザによるログアウトすると(ステップS190)によって、画像処理装置11は、一時残度数記憶領域11aに記憶しておいたこのユーザの貸し出しIDと借入残度数とを削除する。
次に、画像処理装置11は、ジョブの優先度の有無によって度数管理サーバ20から度数を借り入れるための借入残度数の余り具合を異ならせるようにする場合について図10で説明する。
ユーザによって優先ジョブとして設定されているジョブの場合、度数不足判定処理によって借入残度数が不足であると判定した時点で度数管理サーバ20から度数を借り入れるようにする。一方、ユーザによって優先ジョブとして設定されていない通常ジョブの場合、度数不足判定処理によって事前に借入残度数が不足であると判定したとしても、実際に度数が少なくなるまでジョブを続行し、実際に度数が少なくなった時点で度数管理サーバ20から度数を借り入れるようにする。
図10は、ジョブ開始時に度数が分からない場合において、優先ジョブと通常ジョブとでは異なる借入タイミングで度数を借り入れるための処理シーケンスを示す図である。図10に示す処理シーケンスでは、ユーザが画像処理装置11を操作してADFを利用して文書をコピーする場合で説明する。図10中、図9と同様のステップには、同一ステップ番号を付与し、その説明を省略する。
図10においてユーザ認証が成功すると、ユーザは、画像処理装置11のオペレーションパネル80から所望処理を選択し、必要に応じてその処理を行うための種々の設定をし、また、ADFに文書を設定した後、処理の開始を指示する(ジョブ操作開始)(ステップS201)。例えば、ユーザが、優先ジョブとして指定し、コピー部数として100部をオペレーションパネル80から設定したとする。
画像処理装置11は、ADFを利用したコピーであることを検知すると、予め設定されている所定度数を度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS202)。
度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数管理サーバ20が現在保持している度数(総度数)と、所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11への貸出度数を決定する。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。同様に、度数管理サーバ20の度数(総度数)も貸出度数を減算した値とする。そして、度数管理サーバ20は、貸し出しIDを生成して、ステップS202の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS203)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。また、画像処理装置11は、「サーバ残多」を所定記憶領域に記憶する。
画像処理装置11は、この時点では1部のページ数が分からないため、ジョブを開始して先ず1部を印刷し、その1部を印刷するジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS204)。画像処理装置11は、1部印刷を終了した時点でページ数を取得する(ステップS205)。
続けて、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がページ数と残り部数とを乗算して求めた全ページ数に対して不足していると判断すると(ステップS206)、ユーザIDと希望度数として残り部数の印刷処理に十分な度数を示す度数とを含む度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS207)。
度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数管理サーバ20が現在保持している残度数を所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11へ貸出度数を決定する。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。そして、度数管理サーバ20は、ステップS202の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS208)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、ジョブを継続して実行し、そのジョブの継続中においても1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS209)。画像処理装置11は、「サーバ残多」であるので、ジョブの終了後も現在保持している借入残度数を継続して保持する。
続けて、ユーザが、画像処理装置11のオペレーションパネル80から部数として100を設定して通常ジョブの操作を開始する(ステップS210)。
画像処理装置11は、ADFを利用したコピーであることを検知すると、予め設定されている所定度数を度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS211)。
度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、貸出度数を決定してユーザ別残度数テーブル20aを更新すると、ステップS211の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS212)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。また、画像処理装置11は、「サーバ残多」を所定記憶領域に記憶する。
画像処理装置11は、この時点では1部のページ数が分からないため、ジョブを開始して先ず1部を印刷し、その1部を印刷するジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS213)。画像処理装置11は、1部印刷を終了した時点でページ数を取得する(ステップS214)。
続けて、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がページ数と残り部数とを乗算して求めた全ページ数に対して不足していると判断する(ステップS215)。しかし、通常ジョブであるので、画像処理装置11は、度数管理サーバ20へは度数借入要求を送信せずに、ジョブを継続する。ジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS216)。
画像処理装置11は、ジョブの途中で借入残度数が残り少なくなったと判断すると(ステップS217)、ユーザIDと希望度数として残り部数の印刷処理に十分な度数を示す度数とを含む度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS218)。
度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、貸出度数を決定してユーザ別残度数テーブル20aを更新すると、ステップS218の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS219)。
画像処理装置11は、応答「OK」を受信すると、貸し出しIDと借入残度数として貸出度数とを一時残度数記憶領域11aに記憶する。また、画像処理装置11は、「サーバ残多」を所定記憶領域に記憶する。以降、ユーザがログアウトするまで、上述したような処理を繰り返す。
次に、ジョブ開始時に度数が分かる場合に度数管理サーバ20の残度数の不足によりジョブが中断される処理シーケンスについて図11で説明する。図11は、ジョブ開始時に度数が分かる場合に度数管理サーバの残度数の不足によりジョブが中断される処理シーケンスを示す図である。図11中、図6と同様のステップには、同一ステップ番号を付与し、その説明を省略する。
図11においてユーザ認証が成功すると、ユーザは、画像処理装置11のオペレーションパネル80から所望処理を選択し、必要に応じてその処理を行うための種々の設定をした後、処理の開始を指示する(ジョブ操作開始)(ステップS301)。
画像処理装置11は、印刷する文書のページ数などから印刷処理で消費される度数を決定して度数管理サーバ20へ要求する際の希望度数とする。そして、画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数を借り入れるためにユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS302)。
度数管理サーバ20は、度数借入要求を画像処理装置11から受信すると、度数管理サーバ20が現在保持している度数(総度数)と、所定度数と比較することによって「サーバ残多」又は「サーバ残少」であるかを判定する度数残量判定処理を行う。この場合、「サーバ残多」であると判定される。
また、度数管理サーバ20は、度数借入要求によって指定されるユーザIDに対応する度数をユーザ別残度数テーブル20aから取得して、度数借入要求によって指定される希望度数と度数残量判定処理による結果とに基づいて画像処理装置11への貸出度数を決定する。
更に、度数管理サーバ20は、ユーザ別残度数テーブル20aから取得したユーザIDに対応する度数から貸出度数を減算した値でユーザ別残度数テーブル20aを更新する。同様に、度数管理サーバ20の度数(総度数)も貸出度数を減算した値とする。そして、度数管理サーバ20は、貸し出しIDを生成して、ステップS202の度数借入要求に対して、貸出度数と、「サーバ残多」と、貸し出しIDとを含む応答「OK」を画像処理装置11へ送信する(ステップS303)。
また、画像処理装置11は、ステップS302の応答「OK」が「サーバ残多」を示すので、ジョブが終了しても借り入れたままとし、ログアウト後に度数管理サーバ20へ借入残度数を返却する「サーバ残多」用処理となるように、借入・返却タイミングとして「サーバ残多」を示す情報を所定記憶領域に記憶する(ステップS304)。
そして、画像処理装置11は、ジョブを開始する前に度数不足判定処理を実行して、借入残度数が十分であることを確認する(ステップS120)。例えば、画像処理装置11は、度数不足判定処理によって、借入残度数がゼロでない、又は、借入残度数が所定値以上であることを確認する。
画像処理装置11は、ジョブを開始し、そのジョブの実行中は1枚出力する毎に借入残度数から1度数を減算する(ステップS306)。そしてジョブの終了後、画像処理装置11は、借入残度数を度数管理サーバ20へ返却することなく次のジョブ操作開始を待つ。
一方、度数管理サーバ20は、他の画像処理装置12からの残度数借入要求に応じて貸出度数を与えた結果、度数管理サーバ20の残度数が少ない状態となる。
その後、画像処理装置11にてユーザがジョブ操作を開始する(ステップS307)。画像処理装置11は、ジョブを開始する前に度数不足判定処理を実行することによって、残度数を確認し、借入残度数が不足していると判断すると(ステップS308)、ユーザIDと希望度数とを含む残度数借入要求を度数管理サーバ20へ送信する(ステップS309)。
度数管理サーバ20は、度数管理サーバ20の残度数が少ない状態であるので、画像処理装置11からの度数借入要求に対して、残度数不足により貸出度数がないことを示す応答「NG」を画像処理装置11へ送信する(ステップS310)。
画像処理装置11は、度数管理サーバ20から残度数不足により貸出度数がないことを示す応答「NG」を受信すると、オペレーションパネル80に残度数が不足していることを示す情報を提示する(ステップS311)。
システム100にて度数制限オーバーを許容する設定である場合、画像処理装置11は、画面G31をオペレーションパネル80に表示する。画面G31では、「残度数が不足しています。」などのメッセージを表示すると共に、ユーザが度数制限を越えて印刷するためのボタンが表示される。ユーザがこのボタンを選択すると、画像処理装置11は、ジョブを継続して処理をし、継続されたジョブの間に消費された度数は、マイナス度数として度数管理サーバ20へ残度数返却通知によって返却される。
一方、システム100にて度数制限オーバーを許容しない場合、画像処理装置11は、画面G32をオペレーションパネル80に表示する。画面G32では、「残度数不足のため印刷を中止します。」などのメッセージを表示し、ジョブを中止する。
上記実施例より、本発明では、度数管理サーバ20は、ネットワーク2を介して接続される複数の画像処理装置11から13全体の利用可能な度数の総和を度数管理サーバ20の度数として管理し、かつ、ユーザ毎に利用可能な度数をも管理する。
度数管理サーバ20の残度数が十分な場合には、画像処理装置11は、最初に十分多い度数を度数管理サーバ20から借り入れ、その借り入れた度数をユーザがログアウトするまで画像処理装置11内で管理する。従って、ユーザのログイン後のジョブ毎に度数管理サーバ20へ度数の借り入れ及び返却に係る通信処理を減らすことができる。
一方で、度数管理サーバ20の残度数が少ない場合には、画像処理装置11は、ジョブの終了毎に余った借入残度数を度数管理サーバ20へ返却する。従って、画像処理装置11にて余分な借入残度数を保持する時間を短縮させることができ、度数管理サーバ20は少ない残度数で他の画像処理装置12及び13からの度数借入要求に対応することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明の一実施例に係るシステム構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置の機能構成を示す図である。 度数管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 度数の借り入れ及び返却の概略を説明するための図である。 ジョブ開始時に度数が分かり、かつ、度数管理サーバの残度数が十分多い場合の処理シーケンスを示す図である。 ジョブ開始時に度数が分かり、かつ、度数管理サーバの残度数が少ない場合の処理シーケンスを示す図である。 ジョブ開始時に度数が分からず、かつ、度数管理サーバの残度数が十分多い場合の処理シーケンスを示す図である。 ジョブ開始時に度数が分からず、かつ、度数管理サーバの残度数が少ない場合の処理シーケンスを示す図である。 ジョブ開始時に度数が分からない場合において、優先ジョブと通常ジョブとでは異なる借入タイミングで度数を借り入れるための処理シーケンスを示す図である。 ジョブ開始時に度数が分かる場合に度数管理サーバの残度数の不足によりジョブが中断される処理シーケンスを示す図である。
符号の説明
2 ネットワーク
11a 一時残度数記憶領域
11、12、13 画像処理装置
20 度数管理サーバ
20a ユーザ別残度数テーブル
30 ユーザ情報サーバ
61 CPU
62 システムメモリ
63 NB
65 AGP
66 SSIC
67 ローカルメモリ
68 HDD
70 外部インタフェース
73 PCIバス
80 オペレーションパネル
81 FAX
82 プロッタ
83 スキャナ
100 システム
101 ネットワーク通信制御部
102 残度数検査部
103 一時残度数保持部
104 印刷制御部
220 演算処理装置
221 インタフェース装置
222 入力装置
223 表示装置
224 ドライブ装置
225 記録媒体
226 補助記憶装置
227 メモリ装置

Claims (21)

  1. ユーザ毎に利用可能な度数に応じてジョブを実行する画像処理装置であって、
    ネットワークを介して接続されユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数とその総度数とを管理する度数管理サーバの該総度数の保持状況に基づいて、該度数管理サーバに対する度数の借入タイミング及びジョブ終了後の残度数の返却タイミングを決定する借入・返却タイミング決定手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記借入タイミングで、前記度数管理サーバへジョブのための度数の借入を要求する度数借入要求を送信する度数借入要求手段と、
    前記返却タイミングで、前記度数管理サーバへ前記残度数の返却を通知する残度数返却通知を送信する残度数返却通知手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別でき、かつ、前記保持状況が前記度数管理サーバの該総度数が多いことを示す場合、前記度数借入要求手段によって該度数管理サーバから借り入れた度数をユーザのログアウトするまで画像処理装置内の記憶領域に保持し、該ユーザのログアウト後に該借り入れた度数から使用された度数を減算した残度数を前記残度数返却通知手段によって該度数管理サーバへ返却することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記ジョブの開始前に前記記憶領域に保持している前記借り入れた度数が十分であるか否かを判定する度数判定手段を有し、
    前記度数判定手段によって前記借り入れた度数が不足していると判定した場合、前記度数借入要求手段によって前記度数管理サーバへ前記度数借入要求を送信することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別でき、かつ、前記保持状況が前記度数管理サーバの該総度数が少ないことを示す場合、ジョブ終了毎に、前記度数借入要求手段によって借り入れた度数から使用された度数を減算した残度数を前記残度数返却通知手段によって前記度数管理サーバへ返却することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  6. 前記ジョブの途中で前記度数借入要求手段によって借り入れた度数が不足した場合、その時点で該度数借入要求手段によって前記度数管理サーバへ前記度数借入要求を送信することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別できず、かつ、前記保持状況が前記度数管理サーバの該総度数が多いことを示す場合、一部印刷終了時に該ジョブで使用される度数を算出して、その算出した度数に対して前記借り入れた残度数が十分であるか否かを判定する度数判定手段を有し、
    前記度数判定手段によって前記借り入れた残度数が十分であると判定した場合、前記度数借入要求手段によって該度数管理サーバから借り入れた度数をユーザのログアウトするまで画像処理装置内の記憶領域に保持し、該ユーザのログアウト後に該借り入れた度数から使用された度数を減算した残度数を前記残度数返却通知手段によって該度数管理サーバへ返却することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別できず、かつ、前記保持状況が前記度数管理サーバの該総度数が少ないことを示す場合、一部印刷終了時に該ジョブで使用される度数を算出して、その算出した度数に対して前記借り入れた残度数が十分であるか否かを判定する度数判定手段を有し、
    前記度数判定手段によって前記借り入れた残度数が不足していると判定した場合、前記度数借入要求手段によって前記度数管理サーバへ前記度数借入要求を送信することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  9. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別できず、かつ、前記ジョブが優先ジョブの場合、一部印刷終了時に該ジョブで使用される度数を算出して、その算出した度数に対して前記借り入れた残度数が十分であるか否かを判定する度数判定手段を有し、
    前記度数判定手段によって前記借り入れた残度数が不足していると判定した時点で、前記度数借入要求手段によって前記度数管理サーバへ前記度数借入要求を送信することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  10. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別できず、かつ、前記ジョブが通常ジョブの場合、一部印刷終了時に該ジョブで使用される度数を算出して、その算出した度数に対して前記借り入れた残度数が十分であるか否かを判定する度数判定手段を有し、
    前記度数判定手段によって前記借り入れた残度数が不足していると判定した場合であってもジョブを続行し、実際に該借り入れた残度数が少なくなった時点で、前記度数借入要求手段によって前記度数管理サーバへ前記度数借入要求を送信することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  11. 前記度数借入要求手段による度数借入要求の送信によって、度数管理サーバから前記総度数の保持状況を取得することを特徴とする請求項2乃至10のいずれか一項記載の画像処理装置。
  12. 前記借入タイミングで、前記度数管理サーバへジョブのための度数の借入を要求する度数借入要求を送信する度数借入要求手段と、
    前記度数判定手段が前記借り入れた残度数が不足していると判定し、かつ、前記度数管理サーバの前記保持状況が総度数が少ないことを示す場合、操作パネルに度数制限を越えてジョブを継続することを許容するか否かを示す設定に基づいてメッセージを表示することを特徴とする請求項3乃至11のいずれか一項記載の画像処理装置。
  13. 前記度数借入要求手段による前記度数管理サーバへの前記度数借入要求の送信によって該度数管理サーバが判断した前記総度数の保持状況を受信することを特徴とする請求項3乃至12のいずれか一項記載の画像処理装置。
  14. 前記残度数返却通知手段は、前記度数借入要求手段による度数借入要求に対して通知された貸し出し識別情報と前記残度数とを含む前記残度数返却通知を送信することを特徴とする請求項2乃至13のいずれか一項記載の画像処理装置。
  15. ジョブ中に画像形成した用紙を1枚使用する毎に前記借り入れた残度数を減算することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項記載の画像処理装置。
  16. ネットワークを介して複数の画像処理装置と接続され、ユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数とその総度数とを管理する度数管理サーバであって、
    画像処理装置からジョブのための度数の借入を要求する度数借入要求に応じて、該度数借入要求に含まれるユーザ識別情報に対応する度数からの貸出度数を前記総度数から減算して該画像処理装置に通知する貸出度数通知手段と、
    前記貸出度数を通知した画像処理装置から残度数を返却する残度数返却通知を受信すると、前記総度数に該残度数返却通知に含まれる該残度数を加算する残度数加算手段とを有することを特徴とする度数管理サーバ。
  17. 前記貸出度数通知手段は、前記総度数の残量を判定した結果を前記貸出度数と共に前記画像処理装置に通知することを特徴とする請求項16記載の度数管理サーバ。
  18. 前記貸出度数通知は、貸出度数と貸し出し識別情報とを含むことを特徴とする請求項16又は17記載の度数管理サーバ。
  19. ユーザ毎に利用可能な度数に応じてジョブを実行する画像処理装置での度数管理方法であって、
    ネットワークを介して接続されユーザ毎に画像処理装置を利用するための度数とその総度数とを管理する度数管理サーバの該総度数の保持状況に基づいて、該度数管理サーバに対する度数の借入タイミング及びジョブ終了後の残度数の返却タイミングを決定する借入・返却タイミング決定手順を有することを特徴とする度数管理方法。
  20. 前記借入タイミングで、前記度数管理サーバへジョブのための度数の借入を要求する度数借入要求を送信する度数借入要求手順と、
    前記返却タイミングで、前記度数管理サーバへ前記残度数の返却を通知する残度数返却通知を送信する残度数返却通知手順とを有し、
    ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別でき、かつ、前記保持状況が前記度数管理サーバの該総度数が多いことを示す場合、前記度数借入要求手順によって該度数管理サーバから借り入れた度数をユーザのログアウトするまで画像処理装置内の記憶領域に保持し、該ユーザのログアウト後に該借り入れた度数から使用された度数を減算した残度数を前記残度数返却通知手順によって該度数管理サーバへ返却することを特徴とする請求項19記載の度数管理方法。
  21. ジョブ開始時にジョブで使用される度数を判別でき、かつ、前記保持状況が前記度数管理サーバの該総度数が少ないことを示す場合、ジョブ終了毎に、前記度数借入要求手段によって借り入れた度数から使用された度数を減算した残度数を前記残度数返却通知手段によって前記度数管理サーバへ返却することを特徴とする請求項20記載の度数管理方法。
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