JP2008033117A - 液晶パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】ホワイトバランス、コントラスト比等の改善によって高い表示品位を実現可能な垂直配向型の液晶パネルを提供することである。
【解決手段】イエローグリーン(YG)およびエメラルドグリーン(EG)の画素を構成する画素81では、平面視上、配向突起230,232に遮光膜242,244が重なっており、遮光膜242,244の形成領域内に配向突起230,232の形成領域が含まれている。赤(R)および青(B)の画素を構成する画素80は、遮光膜242,244を有していない。保持容量170の平面視形状を、保持容量170の形成領域内に配向突起230の形成領域が含まれ保持容量170の輪郭が配向突起230に沿うように、形成してもよい。遮光膜240の開口部の面積を画素80よりも画素81について小さくする等によって画素電極138の一部を遮光してもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶パネルに係り、より具体的には垂直配向(Vertical Alignment)型の液晶パネルに関する。
図14に従来の液晶パネル560の平面図(レイアウト図)を示す。液晶パネル560は透過型で垂直配向型のパネルであり、赤(R)、イエローグリーン(YG)、青(B)およびエメラルドグリーン(EG)を表示する画素580をそれぞれ1個ずつ含んで成る画素集合体がフルカラー表示の1単位を構成する。図14には当該1単位分の画素580を図示している。
画素580は、画素電極638と保持容量670と配向突起730,732とを含んで構成され、隣接する画素電極638間にブラックマトリクス740が設けられている。なお、図14では図面を分かりやすくするために、保持容量670の外形を太線の破線で図示し、ブラックマトリクス740にハッチングを施している。保持容量670および配向突起730,732は平面視上それぞれの全体が画素電極638に重なっており、保持容量670と配向突起730とは平面視上互いの一部において重なっている。
液晶パネル560の画素580は、画素の色(色相)にかかわらず、同じ構成を有している。
特開2006−154583号公報 特開昭61−281202号公報 特開2005−258094号公報 特開2006−53402号公報
従来の液晶パネル560では、上記4色の画素580を同時に点灯させた場合、黄色味を帯びた白色が表示される。これは、上記4色の画素の採用によって、赤(R)、緑(G)および青(B)によるNTSC(National Television System Committee)方式と比較して、ホワイトバランス(白の色度)がずれたためと考えられる。なお、ホワイトバランスのずれは、例えば6色の画素による場合にも起こりうると考えられる。
本発明の目的は、ホワイトバランスの改善等によって高い表示品位を実現可能な垂直配向型の液晶パネルを提供することである。
本発明に係る液晶パネルは、透光性の画素電極と液晶の配向方向を制御する配向制御手段とを画素ごとに備えた垂直配向型の液晶パネルであって、第1の系統に属する色相を表示する第1の画素群の前記画素を部分的に遮光する遮光手段をさらに備え、前記遮光手段は、平面視上、前記第1の画素群の前記配向制御手段に重ねて設けられた配向制御手段用遮光膜を含み、前記第1の画素群の画素開口面積は、第2の系統に属する色相を表示する第2の画素群および第3の系統に属する色相を表示する第3の画素群の前記画素開口面積よりも小さく設けられていることを特徴とする。
また、前記第1ないし第3の画素群の前記画素ごとに設けられ前記画素電極に平面視上重ねて設けられた遮光性の保持容量をさらに備え、前記遮光手段は、前記第1の画素群の前記保持容量をさらに含み、前記第1の画素群の前記画素では前記保持容量が平面視上、前記配向制御手段の少なくとも一つの形成領域を含んだ領域に設けられていることが好ましい。
また、前記配向制御手段は、配向突起またはスリットを含んで構成されていることが好ましい。
また、前記第1の画素群は、同じ系統に属するが異なる色相を表示する2種類の画素を含んで構成されていることが好ましい。
また、前記第1の画素群は、イエローグリーンを表示する画素とエメラルドグリーンを表示する画素とを含んで構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、配向制御手段用遮光膜を含んで構成された遮光手段によってホワイトバランスを改善することができるとともにコントラスト比を改善することができる。このため、高い表示品位を実現可能な垂直配向型の液晶パネルを得ることができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態について詳細に説明する。
図1に本発明の実施の形態1に係る液晶パネル60を説明する平面図を示す。液晶パネル60の表示領域内には複数の画素が配列されている。
当該複数の画素は、その色相から、赤を表示する画素群と、イエローグリーン(黄緑)を表示する画素群と、青を表示する画素群と、エメラルドグリーンを表示する画素群とに分類される。なお、画素の色相について赤、イエローグリーン、青およびエメラルドグリーンを図1では「R」、「YG」、「B」および「EG」と表記しており、この表記方法は後述の図面および以下の説明でも用いることにする。
ここで、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380〜780nm)を青系統と、赤系統と、青から黄までの残余の系統とに分類した場合、液晶パネル60の上記複数の画素は、青系統に属するBを表示する画素群と、赤系統に属するRを表示する画素群と、上記残余の系統に属するが互いに色相の異なるYGおよびEGを表示する画素群とを含んで構成されている。なお、画素の色相等については後に詳述する。
液晶パネル60では、R、YG、BおよびEGの画素をそれぞれ1個ずつ含んで成る集合体がフルカラー表示の1単位を構成する。なお、当該1単位を画素(ピクセル)と呼ぶ場合もあり、この場合には上記各色の画素はサブピクセル等と呼ばれる。
他方、液晶パネル60の複数の画素は、画素の構成から、2種類の画素80,81に分類され、RおよびBの画素は画素80によって構成され、YGおよびEGの画素は画素81によって構成されている。
なお、図1では、画素がマトリクス状に配列され同色の画素が図面縦方向に並んだ場合を例示しているが、画素の配列はこれに限られるものではない。この点は後述のパネル61等についても同様である。
図2に液晶パネル60についてフルカラー表示のための上記1単位分の画素の平面図(レイアウト図)を示す。また、図3に画素81の平面図(レイアウト図)を示し、図4〜図6に画素81の断面図を示す。図5は図3中および図4中の5−5線における断面図であり、図6は図3中の6−6線における断面図である。図面の煩雑を避けるため、各図において要素の一部の図示を省略している。
ここで、画素80は画素81から後述の遮光膜242,244を取り除いた構成を有し、その他の各要素について形状、大きさ等は画素80,81で同じとする。
液晶パネル60は、第1基板100と、第1基板100に対向して配置された第2基板200と、両基板100,200間に封入された液晶300とを含んで構成されている。液晶パネル60は、垂直配向型の液晶パネルであり、ここでは透過型の場合を例示する。
第1基板100は、透光性基板122と、半導体層124と、ゲート絶縁膜126と、ゲート配線(またはゲート電極)128と、層間絶縁膜130と、ドレイン配線132と、ソース電極134と、平坦化膜136と、画素電極138と、配向膜140と、保持容量配線142とを含んで構成されている。なお、図面を分かりやすくするために、図2等では画素電極138の外形を破線で図示している。また、図4では配向膜140を省略している。
透光性基板122は、例えばガラスによって構成されている。半導体層124は例えばポリシリコンによって構成され、透光性基板122上に局所的に配置されている。ゲート絶縁膜126は、例えば酸化シリコン、窒化シリコン等で構成され、半導体層124を覆って透光性基板122上に配置されている。ゲート配線128は、例えばモリブデン、アルミニウム等の金属で構成され、半導体層124に対向してゲート絶縁膜126上に配置され、ゲート絶縁膜126および半導体層124とともに画素TFT(Thin Film Transistor)158を構成している。図4では、半導体層124のチャネル形成領域(ソース領域とドレイン領域との間の領域)に対して1個のゲート配線128によるゲート電極が設けられた場合を例示しているが、複数個のゲート電極を設けた構造を採用してもよい。なお、ゲート配線は走査線とも呼ばれる。
層間絶縁膜130は、例えば酸化シリコン、窒化シリコン等で構成され、ゲート配線128を覆ってゲート絶縁膜126上に配置されている。層間絶縁膜130およびゲート絶縁膜126を貫いてコンタクトホールが設けられており、当該コンタクトホールは半導体層124のうちで画素TFT158のソース領域およびドレイン領域にあたる位置に設けられている。ドレイン配線132は、例えばモリブデン、アルミニウム、チタン等の金属で構成され、層間絶縁膜130上に配置されているとともに一方の上記コンタクトホールを介して半導体層124に接続されている。なお、ドレイン配線は信号線、データ線等とも呼ばれる。ソース電極134は、例えばドレイン配線132と同じ材料で構成され、層間絶縁膜130上に配置されているとともに他方の上記コンタクトホールを介して半導体層124に接続されている。
ここでは、半導体層124において、ドレイン配線132が接続される部分を画素TFT158のドレイン領域とし、ソース電極134を介して画素電極138が接続される部分を画素TFT158のソース領域とするが、「ドレイン」と「ソース」とを上記とは逆に呼ぶことも可能である。
平坦化膜136は、例えばアクリル等の絶縁性透明樹脂等で構成され、ドレイン配線132およびソース電極134を覆って層間絶縁膜130上に配置されている。平坦化膜136を貫いてソース電極134上にコンタクトホールが設けられている。
画素電極138は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料で構成され、平坦化膜136上に配置されているとともに上記コンタクトホールを介してソース電極134に接続されている。
ここでは、画素電極138は、液晶パネル60の平面視上、2つの八角形の部分138a,138bが連結部138cで連結された形状を有する場合を例示する(図3参照)。この例示において、八角形の部分138a,138bは長方形の4つの隅部が切除された形状に相当する。画素電極138は、一方の八角形の部分138aにおいて上記のようにコンタクトホールを介してソース電極134に接続されており、当該部分138aは他方の八角形の部分138bよりも画素TFT158に近くに位置している。
配向膜140は、画素電極138を覆って平坦化膜136上に配置されている(図5参照)。配向膜140は、電界無印加状態において液晶分子の長軸方向(液晶ダイレクタ)が当該膜140の液晶300に接する表面に対して垂直になるように液晶300を配向させる垂直配向膜である。配向膜140としてラビングレスタイプを採用することが可能である。
保持容量配線142は、例えばゲート配線128と同じ材料で構成され、半導体層124に対向してゲート絶縁膜126上に配置され、ゲート絶縁膜126および半導体層124とともに保持容量170を構成している。保持容量170が画素TFT158のソース領域と接続されるように、半導体層124のソース領域側において保持容量配線142が半導体層124に対向している。保持容量170は、画素電極138に、より具体的には画素電極138のうちで画素TFT158に近い八角形の部分138aに対向している。すなわち、平面視上、保持容量170は当該八角形の部分138aに重なっている(図3参照)。図2等では図面を分かりやすくするために保持容量170の外形を太線の破線で図示し、ここでは保持容量170は平面視上、四角形の場合を例示している。なお、層間絶縁膜130は、上記のようにゲート配線128を覆うとともに、保持容量配線142も覆ってゲート絶縁膜126上に配置されている。
上記構成により、ドレイン配線132は、画素TFT158およびソース電極134を介して画素電極138と電気的に(回路的に)接続され、画素TFT158を介して保持容量170と電気的に(回路的に)接続されている。このため、画素TFT158をオンにすることによって、ドレイン配線132に印加された電位が画素電極138および保持容量170に印加される。
第2基板200は、透光性基板222と、遮光膜240,242,244と、カラーフィルタ226と、共通電極228と、配向制御手段である配向突起230,232と、配向膜234とを含んで構成されている。なお、図2等では図面を分かりやすくするために遮光膜240,242,244にハッチングを施している。また、図4では配向膜を省略している。
透光性基板222は、例えばガラスによって構成されている。遮光膜240,242,244は、例えばクロム膜と酸化クロム膜との積層膜で構成され、透光性基板222上に配置されている。上記積層膜の場合、酸化クロム膜が透光性基板222の側に設けられる。
遮光膜240は、液晶パネル60の平面視上、隣り合う画素電極138間の隙間に対向して設けられ、各画素80,81を区画する。画素80,81がマトリクス状に配置される場合には、遮光膜240は、格子状の平面パターンを有し、いわゆるブラックマトリクスに相当する。液晶パネル60では、遮光膜240の開口部の面積は画素80,81で同じとする。また、ここでは、当該開口部の形状が画素電極138の外縁に重なる四角形の場合を例示する。
遮光膜242,244は、YGおよびEGの画素81に対して設けられ、RおよびBの画素80には設けられていない(図2参照)。遮光膜242,244は、遮光膜240の開口部内に配置されている。1つの画素電極138に対して2つの遮光膜242,244が設けられている。具体的には、一方の遮光膜242は、画素電極138のうちで画素TFT158に近い八角形の部分138aに対向して設けられ、平面視上、当該部分138aに中央部において重なっている。また、他方の遮光膜244は、画素電極138のうちで画素TFT158から遠い八角形の部分138bに対向して設けられ、平面視上、当該部分138bに中央部において重なっている。遮光膜242,244は、平面視上、上記部分138a,138bよりも小さい。
カラーフィルタ226は、例えば染色された樹脂で構成され、遮光膜240の開口部に配置され、遮光膜242,244を覆って透光性基板222上に配置されている。カラーフィルタ226によってバックライト光が着色されて画素80,81が所定の色に点灯する。すなわち、カラーフィルタ226の色は各画素80,81の色相に応じて設定されている。共通電極228は、例えばITO等の透明導電材料で構成され、第2基板200のカラーフィルタ226上に共通に配置されている。
配向突起230,232は、例えば樹脂で構成されている。配向突起230,232は、共通電極228上に局所的に配置されており、共通電極228の液晶300の側の表面を基準にして液晶300の側へ突出している。1つの画素電極138に対して2つの配向突起230,232が設けられている。具体的には、一方の配向突起230は、画素電極138のうちで画素TFT158に近い八角形の部分138aに対向して設けられ、平面視上、当該部分138aに中央部において重なっている。また、他方の配向突起232は、画素電極138のうちで画素TFT158から遠い八角形の部分138bに対向して設けられ、平面視上、当該部分138bに中央部において重なっている。配向突起230,232は、平面視上、上記部分138a,138bよりも小さい。
配向突起230,232は、遮光膜242,244に対応して配置され、このため平面視上、遮光膜242,244に重なっている。また、配向突起230は、保持容量170と平面視上互いの一部において重なっている。
ここでは、配向突起230,232は十字形をしており、十字形の一方の直線部230a,232aが他方の直線部230b,232bよりも長くかつ幅広の形状であり、各直線部230a,230b,232a,232bの端部が丸められた平面パターンである場合を例示する(図3参照)。配向突起230,232は、平面視上、長い直線部230a,232aの長手方向を画素電極138の八角形の部分138a,138bの長手方向に平行に配置され、八角形の部分138a,138bと中心点を合わせて配置されている。平面視上、配向突起230の周縁と画素電極138の八角形の部分138aの周縁との距離は配向突起230の全周において大略等しいことが好ましく、配向突起232と画素電極138の八角形の部分138bとについても同様である。
配向突起230の直線部230a,230bは、長手方向に直交する断面視上、共通電極228に対して傾斜した斜面を有し共通電極228から遠いほど幅狭になるテーパ形状をしており、ここでは上記断面視上、三角形の場合を例示する(図5参照)。配向突起232についても同様である。上記テーパ形状は、例えばポジ型の感光性膜を配向突起230,232の形成領域を遮蔽したハーフトーンマスクを用いて露光することによって実現することが可能である。
配向膜234は、配向突起230,232を覆って共通電極228上に配置されている(図5参照)。なお、配向膜234が形成された状態においても第2基板200は液晶300側の表面において配向突起230,232に起因して突出した部分を有している。配向膜234は、配向膜140と同様の垂直配向膜である。
液晶300は、負の誘電率異方性を備えた垂直配向型の液晶で構成され、電界無印加状態(初期配向状態)では液晶分子の長軸が垂直配向膜140,234の液晶300に接する表面に対して垂直に配向する。
透光性基板122,222の外側にはそれぞれ不図示の偏光板が設けられ、両偏光板は互いの偏光軸を90°異ならせた状態で設けられる。また、第1基板100または第2基板200の背後にバックライトが設けられる。この場合、バックライト光が偏光板を通過することによって直線偏光が生成される。電界無印加状態では、液晶300は垂直配向しているので、上記直線偏光は液晶300へ入射しても複屈折が起こらず、そのままの偏光状態で反対側の偏光板に到達する。しかし、この直線偏光は反対型の偏光板を透過することができないので、その画素80,81の表示は輝度が最も低い状態になる。これに対して、画素電極138と共通電極228との間に電位差が供給されて液晶300に電界が印加された状態では、液晶300は、液晶分子の短軸が電界方向に向くように、換言すれば液晶分子の長軸が電界方向に交差するように、倒れて配向する。このため、液晶300へ入射した上記直線偏光は、液晶300の複屈折作用によって入射時に比べて90°偏光した直線偏光の状態で上記反対側の偏光板へ到達し、当該偏光板を透過する。この結果、その画素80,81の表示は輝度が最も高い状態になる。液晶300への印加電界を制御することによって、液晶300の配向状態、すなわち上記反対側の偏光板へ到達する光の偏光状態を制御することができ、これにより中間調の表示が可能である。
配向突起230,232は上記配向状態の変化を制御する役割を有している。配向突起230,232が無い場合、電界を印加したときに液晶分子が倒れる方向(配向ベクトル)は一律には決まらない。このため、1つの画素80,81内で配向方向が異なる現象や、配向方向が異なる領域の境界(ディスクリネーションライン)が固定されないために表示のざらつき現象が生じる可能性が高い。これに対して、配向突起230,232が在る場合、電界無印加状態の液晶300は、配向突起230,232の周辺では、配向突起230,232の斜面に対して垂直に配向し、したがって共通電極228の液晶300側の表面に対して傾斜することになる。このため、電界を印加した際に液晶300が倒れる方向は上記傾斜の方向に依存する。これにより、配向突起230,232は、液晶分子の倒れる方向が規定され、この方向規定によってディスクリネーションラインが固定される。このように配向突起230,232によれば、電界無印加状態と電界印加状態との間での液晶300の配向を安定的に制御することが可能である。
画素80,81の構成について、さらに説明を加える。
画素81に設けられる遮光膜242と配向突起230は、平面視上、上記のように画素電極138の八角形の部分138aに重なっているとともに、互いに重なっている(図3参照)。同様に、遮光膜244と配向突起232は、平面視上、画素電極138の八角形の部分138bに重なっているとともに、互いに重なっている(図3参照)。遮光膜242,244は平面視上、配向突起230,232の形成領域の全体を含んだ領域に設けられており、配向突起230,232は遮光膜242,244の形成領域からはみ出してはいない。遮光膜242,244の輪郭は全体において配向突起230,232に沿っている。具体的には、遮光膜242,244の輪郭は、配向突起230,232の外側かつ配向突起230,232の外縁近傍に位置し、当該外縁を縁取った形状を有している。ここで、配向突起230,232の外縁近傍とは、当該外縁から例えば0.5μmから数μm程度の距離の範囲とする。
液晶パネル60によれば、遮光膜242,244および保持容量170を含んで構成される遮光手段によって、画素81の画素電極138が部分的に遮光される。画素80には遮光膜242,244が設けられていないので、YGおよびEGの画素81の開口面積はRおよびBの画素80の開口面積よりも小さい。すなわち、画素80,81間で画素開口面積を変調することが可能である。このため、YGおよびEGの輝度を低減して、ホワイトバランス(白の色度)を改善することができる。
ここで、画素開口面積は、画素において明るさを調整可能な領域の面積である。画素開口面積は、例えば画素電極のうちで透光可能な部分の面積(透光面積)として捉えられ、この場合、単純には、画素電極の面積から、画素中の遮光性要素のうちで画素電極に重なった部分の面積を差し引くことによって求められる。上記遮光性要素として、液晶パネル60では遮光膜242,244および保持容量170が挙げられる。保持容量170は、画素TFT158を構成する半導体層124用、ゲート絶縁膜126用およびゲート電極128用の各膜を利用して形成されるので、遮光性を呈する。なお、両画素80,81において保持容量170による遮光面積は同じである。画素開口面積を画素の面積(または画素電極の面積)で除算した値は、画素開口率と呼ばれる。画素80,81は画素電極138の面積および画素の面積が同じであるので、画素開口面積の比較を画素開口率の比較によって行うことが可能である。
図7に液晶パネル60を説明する色度図を示す。図7において、3つの白抜き円形マーク(○印)で囲まれた領域はsRGB規格(NTSC方式)による色再現域であり、この領域の中央に図示した同マークは当該規格による白(W)の色度を示す。また、4つの白抜き菱形マーク(◇印)で囲まれた領域は液晶パネル60による色再現域であり、この領域の中央に図示した同マークは液晶パネル60による白(W)の色度を示す。また、4つの白抜き正方形マーク(□印)で囲まれた領域は従来の液晶パネル560による色再現域であり、この領域の中央に図示した同マークは液晶パネル560による白(W)の色度を示す。なお、上記のように従来の液晶パネル560の上記4色の画素580の画素開口面積(画素開口率)は同じであり変調されていない。
なお、液晶パネル60の色再現域を示す4つの白抜き菱形マークについて、最左下のマークはBを示し、最右端のマークはRを示し、最左上のマークはEGを示し、残りのマークはYGを示す。液晶パネル560の色再現域を示す4つの白抜き正方形マークについては液晶パネル60と同様である。sRGB規格による色再現域を示す3つの白抜き円形マークについて、最上のマークは緑(G)を示す。
図7によれば、液晶パネル60の色再現域は、従来の液晶パネル560と同様の領域を確保しており、sRGB規格による色再現域を確保しつつこれを上回っていることが分かる。また、液晶パネル60のホワイトバランスは、従来の液晶パネル560のホワイトバランスよりも、sRGB規格によるホワイトバランスに近いことが分かる。液晶パネル60のホワイトバランスは、遮光膜242,244による開口面積の変調度(画素開口率の変調度)、換言すればYGおよびEGの輝度低減量によって調整可能である。sRGB規格によるホワイトバランスを望むユーザが多いこと、従来の液晶パネル560のような黄色味を帯びた白よりも青味を帯びた白を好むユーザが多いこと等に鑑みれば、液晶パネル60はユーザの要望に十分に応えることができる。
また、遮光膜242,244によれば、光漏れが生じやすい配向突起230,232の外縁近傍領域が遮光される。このため、遮光膜242,244と同じ面積を遮光膜242,244の形成領域以外で遮光する場合と比較して、同じ輝度を得つつ、コントラスト比を改善させることができる。
このように、液晶パネル60によれば、従来の液晶パネル560と比較して、ホワイトバランスとともにコントラスト比が改善された高い表示品位を得ることができる。
ここで、遮光膜242,244の利用については種々の形態が可能である。例えば、遮光膜242,244の一方のみを利用することも可能であるし、YGの画素81では遮光膜242,244の両方を利用する一方でEGの画素81では遮光膜242,244の一方のみを利用することも可能であるし、その逆も可能である。これら形態は所望のホワイトバランスに応じて選択すればよく、換言すれば液晶パネル60によれば上記種々の形態によってホワイトバランスを細かく調整することができる。また、遮光膜242,244の形成領域は配向突起230,232の形成領域を含みつつ種々に設定することが可能であり、その場合には、コントラスト比の改善を確保しつつ、画素開口面積を、換言すればホワイトバランスを細かく調整することができる。
また、遮光膜242,244は単一の膜をパターニングすることによって遮光膜240と同時に形成可能であるので、従来の液晶パネル560と比較した場合、遮光膜用の露光マスクをパターン変更するという簡単な手法によって実現可能である。
図8に実施の形態2に係る液晶パネル61を説明する平面図(レイアウト図)を示す。なお、図8には液晶パネル61についてフルカラー表示のための1単位分の画素を図示している。液晶パネル61の画素はその構成から2種類の画素82,83に分類され、RおよびBの画素は画素82によって構成され、YGおよびEGの画素は画素83によって構成されている。
画素83は、実施の形態1の画素81から遮光膜242を取り除き、当該画素81の保持容量170を保持容量172に変更した構成を有している。画素82は実施の形態1の画素80の保持容量170を保持容量172に変更した構成を有している。
保持容量172は、断面形状は保持容量170と同じであるが、平面視形状が保持容量170とは異なる。詳細には、平面視上、保持容量172の形成領域は配向突起230の形成領域よりも広く配向突起230の形成領域の全体を含んでいる。保持容量172の輪郭は一部において、より具体的には画素TFT158から遠い側の一部において配向突起230に沿っている。当該一部の輪郭は、配向突起230の外側かつ配向突起230の外縁近傍に位置し、当該外縁を縁取った形状を有している。ここで、配向突起230の外縁近傍とは、当該外縁から例えば0.5μmから数μm程度の距離の範囲とする。
液晶パネル61によれば、遮光膜244および保持容量172を含んで構成される遮光手段によって、画素83の画素電極138が部分的に遮光される。画素82には遮光膜244が設けられていないので、YGおよびEGの画素83の開口面積はRおよびBの画素82の開口面積よりも小さい。すなわち、画素82,83間で画素開口面積を変調することが可能である。このため、YGおよびEGの輝度を低減して、ホワイトバランス(白の色度)を改善することができる。
また、保持容量172と配向突起230との上記関係によれば、光漏れが生じやすい配向突起230の外縁近傍領域が保持容量172によって遮光される。このため、光漏れ防止によって、YGおよびEGの画素83については上記画素81と同様のコントラスト比が得られ、RおよびBの画素82については上記画素80よりもコントラスト比が改善する。
また、保持容量172は、配向突起230の全体と重なり、一部において配向突起230に沿った輪郭を有している。このため、保持容量170,172が同じ容量の場合、保持容量172のうちで配向突起230に重なっていない部分の面積を上記保持容量170における同様部分の面積よりも小さくすることが可能である。したがって、保持容量172による遮光面積を上記保持容量170による遮光面積よりも小さくすることができ、その結果、液晶パネル全体の輝度を増大させることができる。
ここで、保持容量172の形成領域は配向突起230の形成領域を含みつつ種々に設定することが可能であり、その場合には、コントラスト比の改善を確保しつつ、画素開口面積を、換言すればホワイトバランスを細かく調整することができる。例えば、RおよびBの画素82では輝度を増大させるために保持容量172を上記のように配向突起230に沿って形成する一方で、YGおよびEGの画素83では画素開口面積を低減するために配向突起230の形成領域を含みつつ画素82の保持容量172よりも広く保持容量172を形成してもよい。
このように、液晶パネル61によれば、従来の液晶パネル560と比較して、ホワイトバランスとともに更にコントラスト比が改善された高い表示品位を得ることができる。
また、保持容量172は、従来の液晶パネル560と比較した場合、保持容量172用の露光マスクすなわち半導体層124用および保持容量配線142用の露光マスクをパターン変更するという簡単な手法によって実現可能である。
図9に実施の形態3に係る液晶パネル62を説明する平面図(レイアウト図)を示す。なお、図9には液晶パネル62についてフルカラー表示のための1単位分の画素を図示している。液晶パネル62の画素はその構成から上記画素82と画素84とに分類され、RおよびBの画素は画素82によって構成され、YGおよびEGの画素は画素84によって構成されている。
画素84は、上記図8も参照すれば分かるように、画素83に遮光膜242を追加した構成を有する。画素84によれば、画素83と同様の効果が得られ、さらに次の効果も奏する。すなわち、基板100,200に貼り合わせ位置のずれが生じて保持容量172内に配向突起230の全体が収まらない場合であっても、遮光膜242によってコントラスト比を改善可能である。逆に、遮光膜242と配向突起230とで形成位置にずれが生じた場合であっても、保持容量172によってコントラスト比を改善可能である。つまり、画素84によれば、より安定的にコントラスト比を改善することができる。
図10に実施の形態4に係る液晶パネル63を説明する平面図(レイアウト図)を示す。なお、図10には液晶パネル63についてフルカラー表示のための1単位分の画素を図示している。液晶パネル63の画素はその構成から上記画素82と画素85とに分類され、RおよびBの画素は画素82によって構成され、YGおよびEGの画素は画素85によって構成されている。
画素85では、遮光膜240の開口部が、画素84(図9参照)および画素82に対する開口部よりも狭い。このため、画素85では、遮光膜240によって画素電極138の一部が遮光される。画素85のその他の構成は画素84と同じである。なお、図10には、画素85の上記開口部が、配向突起230,232の配列方向に交差した方向(図面において左右方向)において、画素82の上記開口部よりも狭い場合を例示している。
液晶パネル63によれば、遮光膜242,244および保持容量172に加えて遮光膜240を含んで構成される遮光手段によって、画素85の画素電極138が部分的に遮光される。このため、液晶パネル62と同様の効果を奏するとともに、遮光膜240の利用によって、上記画素84等と比較して、YGおよびEGの輝度の調整範囲、換言すればホワイトバランスの調整範囲を拡大することができる。
また、遮光膜240を平面視上、画素電極138の縁部(エッジ部)に重ねることによって、光漏れが生じやすい画素電極138の縁部を遮光することができる。これにより、コントラスト比を改善することができる。なお、画素85についての上記遮光膜240は、画素81,83に適用することも可能である。
図11に実施の形態5に係る液晶パネル64を説明する平面図(レイアウト図)を示す。なお、図11には液晶パネル64についてフルカラー表示のための1単位分の画素を図示している。液晶パネル64の画素はその構成から上記画素82と画素86とに分類され、RおよびBの画素は上記の画素82によって構成され、YGおよびEGの画素は画素86によって構成されている。
画素86では、遮光膜240の開口部の縁部が、画素電極138の縁部に重なっており画素電極138の縁部に沿っている(外形に沿っている)。このため、画素86では、遮光膜240によって画素電極138の一部(縁部の全体)が遮光される。画素86のその他の構成は画素85,84と同じである。したがって、液晶パネル64によれば、液晶パネル63と同様の効果が得られるとともに、画素電極138の遮光される縁部の面積が画素85よりも広いのでコントラスト比をいっそう改善することができる。なお、画素86についての上記遮光膜240は、画素81,83に適用することも可能である。
図12に実施の形態6に係る液晶パネル65を説明する平面図(レイアウト図)を示す。なお、図12には液晶パネル65についてフルカラー表示のための1単位分の画素を図示している。液晶パネル65の画素はその構成から上記画素82と画素87とに分類され、RおよびBの画素は画素82によって構成され、YGおよびEGの画素は画素87によって構成されている。
画素87は、画素84(図9参照)に遮光膜246を追加した構成を有する。遮光膜246は、遮光膜240と同層すなわち透光性基板222(図4等参照)上に配置されている。遮光膜246は、画素電極138の正方形の部分138c(図3参照)に対向して設けられ、平面視上、遮光膜246は上記部分138cに重なっている。このため、画素87では、遮光膜246によって画素電極138の一部が遮光される。
液晶パネル65によれば、遮光膜242,244および保持容量172に加えて遮光膜246を含んで構成される遮光手段によって、画素87の画素電極138が部分的に遮光される。このため、液晶パネル62と同様の効果を奏するとともに、遮光膜246の利用によって、上記画素84等と比較して、YGおよびEGの輝度の調整範囲、換言すればホワイトバランスの調整範囲を拡大することができる。
なお、図12では、遮光膜246の形状および大きさが上記部分138cと同じ場合を例示しているが、これに限られるものではない。また、遮光膜246は、画素81,83,85,86に適用することも可能である。
図13に実施の形態7に係る液晶パネル66を説明する平面図(レイアウト図)を示す。液晶パネル66の表示領域はRを表示する画素群と、Gを表示する画素群と、Bを表示する画素群とで構成されており、この場合、R、GおよびBの画素をそれぞれ1個ずつ含んで成る画素集合体がフルカラー表示の1単位を構成する。図13には当該1単位分の画素を図示している。ここで、Gは、上記の青から黄までの色相範囲の系統に属する。液晶パネル66の画素は、上記の2種類の画素82,83に分類され、RおよびBの画素は画素82によって構成され、Gの画素は画素83によって構成されている。このため、液晶パネル66によれば、液晶パネル61(図8参照)と同様の効果が得られる。
Gの画素は画素81,85,86,87で構成することも可能である。すなわち、上記液晶パネル60等は、フルカラー表示のための1単位が4色で構成される場合に適用可能であるだけでなく、3色で構成される場合にも適用可能であり、さらに例えば6色で上記1単位を構成する場合にも適用可能である。
なお、画素電極138、配向突起230,232等の形状は例示した形状に限られるものではない。また、配向制御手段として配向突起の場合を例示したが、共通電極228または画素電極138を開口したスリットを用いてもよい。また、配向制御手段の個数は上記例示に限られるものではない。また、上記では液晶パネル60が透過型の場合を例示したが、液晶パネル60の構造を半透過型の液晶パネルの透光部に応用することも可能である。また、画素電極138等の面積が各色の画素間で同じ場合を例示したが、この例示に限られるものではない。
また、画素の色相は上記の例示に限定されるものではない。以下に、4色でフルカラー表示のための1単位を構成する場合について、さらに説明する。
例えば、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380〜780nm)を青系統と、赤系統と、上記可視光領域から青系統および赤系統を除いた残余の系統(具体的には青から黄までの範囲)とに分類した場合、4色による上記1単位は、青系統に属する1色と、赤系統に属する1色と、上記残余の系統に属する2色とで構成可能である。ここで、例えば青系統とは純粋な青の色相に限定されるものでなく青紫や青緑等を含み、例えば赤系統とは赤に限定されるものでなく橙を含むものである。つまり、「系統」とは範囲、領域等と読み替えることが可能である。
上記各系統に属する色相は、上記カラーフィルタ226のような単一の着色層で構成してもよいし、色相の異なる複数の着色層を重ねて構成してもよい。上記各系統に属する色相は、彩度、明度等を適宜変更して画素の色(点灯色)を設定する。
より具体的には、青系統の画素の色相は、青紫から青緑までの範囲内、より好ましくは藍から青までの範囲内である。また、赤系統の画素の色相は、橙から赤までの範囲内である。また、上記残余の系統の一方の画素の色相は、青から緑までの範囲内、より好ましくは青緑から緑まで範囲内であり、上記残余の系統の他方の画素の色相は、緑から橙までの範囲内、より好ましくは緑から黄までの範囲内または緑から黄緑までの範囲内である。
ここで、上記4色について同じ色相を用いることはない。例えば、上記残余の系統に含まれる上記2色に緑系統の色相を用いる場合、一方の色相は緑に対して青系統寄りの色相を用い、他方の色相は緑に対して黄緑系統寄りの色相を用いる。
これにより、R、GおよびBの3色による従来の画素と比較して、広範囲の色再現性を実現することができる。
上記では画素を色相の系統で述べたが、以下に、画素から出射する光の波長範囲、換言すれば波長の系統で表現する。
青系統の画素の出射光は、415〜500nmの波長域内、好ましくは435〜485nmの波長域内にピークを有する。赤系統の画素の出射光は、600nm以上の波長域内、好ましくは605nm以上の波長域内にピークを有する。上記残余の系統の一方の画素の出射光は485〜535nmの波長域内、好ましくは495〜520nmの波長域内にピークを有し、上記残余の系統の他方の画素の出射光は500〜590nmの波長域内、好ましくは510〜585nmの波長域内または530〜565nmの波長域内にピークを有する。
次に上記の画素の色相をx、y色度図で表現する。青系統の画素の色相は、x≦0.151、y≦0.056、好ましくは0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.056で規定される。赤系統の画素の色相は、0.643≦x、y≦0.333、好ましくは0.643≦x≦0.690、0.299≦y≦0.333で規定される。上記残余の系統の一方の画素の色相は、x≦0.164、0.453≦y、好ましくは0.098≦x≦0.164、0.453≦y≦0.759で規定され、上記残余の系統の他方の画素の色相は、0.257≦x、0.606≦y、好ましくは0.257≦x≦0.357、0.606≦y≦0.670で規定される。
ここで、液晶パネル60等に対してバックライト光を照射するバックライトとして、R、GおよびBの各光源として、LED(Light Emitting Diode)、蛍光管、有機EL(Electro Luminescence)を用いることが可能である。また、上記バックライトとして、白色光源を用いることも可能である。白色光源として、例えば青色発光体とYAG蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)との組み合わせによって生成される白色を出力する光源を利用可能である。
R、GおよびBの光源としては、以下のものが好ましい。すなわち、Bの光源は波長のピークが435nm〜485nmにあるものが好ましい。Gの光源は波長のピークが520nm〜545nmにあるものが好ましい。Rの光源は波長のピークが610nm〜650nmにあるものが好ましい。
そして、R、GおよびB光源の波長に応じて上記着色層を適切に選定することによって、より広範囲の色再現性を得ることができる。
また、複数のピーク、例えば450nmと565nmとの両波長にピークを有した光源を用いてもよい。
また、上記4色の組み合わせの例として、以下のものが挙げられる。すなわち、赤、青、緑およびシアン(青緑)の組み合わせ、赤、青、緑および黄の組み合わせ、赤、青、深緑および黄の組み合わせ、赤、青、エメラルドおよび黄の組み合わせ、赤、青、深緑および黄緑の組み合わせ、赤、青緑、深緑および黄緑の組み合わせ等が挙げられる。
本発明の実施の形態1に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶パネルの画素を説明する平面図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶パネルを説明する断面図である。 図3中および図4中の5−5線における断面図である。 図3中の6−6線における断面図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶パネルを説明する色度図である。 本発明の実施の形態2に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態3に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態4に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態5に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態6に係る液晶パネルを説明する平面図である。 本発明の実施の形態7に係る液晶パネルを説明する平面図である。 従来の液晶パネルを説明する平面図である。
符号の説明
60〜66 液晶パネル、80〜86 画素、138 画素電極、170,172 保持容量、230,232 配向突起、240,242,244,246 遮光膜。

Claims (5)

  1. 透光性の画素電極と液晶の配向方向を制御する配向制御手段とを画素ごとに備えた垂直配向型の液晶パネルであって、
    第1の系統に属する色相を表示する第1の画素群の前記画素を部分的に遮光する遮光手段をさらに備え、
    前記遮光手段は、平面視上、前記第1の画素群の前記配向制御手段に重ねて設けられた配向制御手段用遮光膜を含み、
    前記第1の画素群の画素開口面積は、第2の系統に属する色相を表示する第2の画素群および第3の系統に属する色相を表示する第3の画素群の前記画素開口面積よりも小さく設けられていることを特徴とする液晶パネル。
  2. 請求項1に記載の液晶パネルであって、
    前記第1ないし第3の画素群の前記画素ごとに設けられ前記画素電極に平面視上重ねて設けられた遮光性の保持容量をさらに備え、
    前記遮光手段は、前記第1の画素群の前記保持容量をさらに含み、前記第1の画素群の前記画素では前記保持容量が平面視上、前記配向制御手段の少なくとも一つの形成領域を含んだ領域に設けられていることを特徴とする液晶パネル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液晶パネルであって、
    前記配向制御手段は、配向突起またはスリットを含んで構成されていることを特徴とする液晶パネル。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の液晶パネルであって、
    前記第1の画素群は、同じ系統に属するが異なる色相を表示する2種類の画素を含んで構成されていることを特徴とする液晶パネル。
  5. 請求項4に記載の液晶パネルであって、
    前記第1の画素群は、イエローグリーンを表示する画素とエメラルドグリーンを表示する画素とを含んで構成されていることを特徴とする液晶パネル。
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