JP2009237013A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度を減少させることなく白色度の色相を変化させることができる垂直配向式液晶表示装置を提供する。
【解決手段】マトリクス状に配置された各画素にスイッチング素子28及び画素電極36が互いに層間絶縁膜を介して設けられた第1基板と、前記各画素電極36に対応して形成されたカラーフィルタ層を有する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板間に配置された液晶層とを有し、前記第2基板の前記液晶層側に当該液晶層の液晶分子の配向状態を制御する配向突起65a,65bを形成すると共に、平面視において前記配向突起65a,65bと重なる遮光膜67a,67bを形成した垂直配向式液晶表示装置において、前記第2基板に形成した所定のカラーフィルタ層の遮光膜67a,67bの少なくとも一部を削除した。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、負の誘電率異方性を持つ液晶を備え、カラー表示におけるホワイト表示時の色相を変化可能な液晶表示装置に関する。
近年、携帯電話等に代表されるモバイル機器における小型の表示部でも、表示部における液晶表示パネルの広視野角の要求が急激に高まってきている。このようなモバイル機器に対する広視野角化の要求に基づき、従来モバイル機器に多用されていたTN方式の液晶表示装置に代えて、VA(Vertically Aligned)方式の液晶表示装置の開発も最近では進められてきている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の液晶表示装置では、第1及び第2の二枚の基板間に誘電率異方性が負の液晶を挟持した液晶表示装置において、第1の基板に設けられ、液晶に電圧を印加した時に液晶が配向する方向を規制する第1のドメイン規制手段と、第2の基板に設けられ、液晶に電圧を印加した時に液晶が配列方向を規制する第2のドメイン規制手段とを備え、第1のドメイン規制手段は、少なくとも、第1の電極上に設けられ、液晶層へ突き出す誘電体の突起を有する構成とされている。
特開2001−83523号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、各画素に配向制御用の突起でなる第1のドメイン規制手段及びその周辺では、液晶分子の配向が乱れ易いため、コントラスト対策として遮光膜で遮光する。この際、RGB各画素とも同じ割合で画素透過面積が減少するため、遮光なしの場合と白色度は殆ど変化しない。すなわち、遮光によって白色度を調整することはできない。垂直配向方式の場合、輝度を最適化するため、電圧(V)−透過率(T)特性のピーク付近の液晶駆動電圧を選択することが一般的であるが、この場合の表示状態は、白色度が黄色方向にシフトする傾向がある。黄色味を抑制するためにセルギャップdやバックライトに青味を持たせると、輝度が減少するという背反性を持つ。また、カラーフィルタによる調整は、RGB各色に影響を与えるため、困難な場合が多い。このため、輝度を減少させることなく白色度の色相を変化させることはできないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、輝度を減少させることなく白色度の色相を変化させることができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の形態に係る液晶表示装置は、負の誘電率異方性を持つ液晶を介して対向する一対の基板と、前記一対の基板の各々に形成された電極と、前記電極の少なくとも一方に形成されてなり前記液晶の配向を制御する配向制御部と、平面視において前記配向制御部と重なるカラーフィルタ層と、平面視において前記配向制御部と重なる遮光膜を形成した液晶表示装置において、前記遮光膜のうち所定の色のカラーフィルタ層に重なる遮光膜の少なくとも一部が、形成されていないことを特徴としている。
この第1の形態では、液晶分子の配向状態を制御する配向突起と平面視において重なる遮光膜のうち、例えば、RGB3色のいずれかのカラーフィルタ層に形成する遮光膜の少なくとも一部を削除乃至形成しないことにより、形成されていないこととすることにより、該当するカラーフィルタ層の透過率を増加させることにより、白色度の色相を変化させることができる。
また、第2の形態に係る垂直配向式液晶表示装置は、第1の形態において、所定の色のカラーフィルタ層は、青色カラーフィルタ層であることを特徴としている。
この第2の形態では、青色カラーフィルタ層に形成する遮光膜の一部を削除乃至形成しないことにより、形成されていないこととすることにより、白色度の色相を青味側に変化させることができ、輝度を最適化するため、電圧(V)−透過率(T)特性のピーク付近の液晶駆動電圧を選択することによる白色度が黄色方向にシフトすることを防止することができる。
さらに、第3の形態に係る垂直配向式液晶表示装置は、第1又は第2の形態において、前記一対の基板の各々に形成された電極の重なる領域で構成される画素を備え、前記画素は、透過領域と反射領域とを備えているを特徴としている。
この第3の形態では、画素を透過領域と反射領域とで構成することにより、透過領域でバックライトの透過光を利用して画像を表示し、反射領域では外光を反射して画像を表示することができ、消費電力を低減しながらコントラストの良い画像表示を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る垂直配向式液晶表示装置を半透過型液晶表示装置に適用した場合の一つの画素を示す平面図、図2は図1のA−A線上の断面図である。
図中、1は垂直配向(VA)方式の半透過型液晶表示装置であって、この半透過型液晶表示装置1は、後述する素子基板20の透明な絶縁性を有するガラス基板21上に複数の走査線22及び信号線23がそれぞれ直接ないし無機絶縁膜24を介してマトリクス状に形成されている。ここで、走査線22と信号線23とで囲まれた領域が1画素を構成する画素領域とされ、赤色画素Pr、緑色画素Pg及び青色画素Pbの3つの画素が順次配列されている。各画素Pr、Pg及びPbには上部側の外光を反射することにより反射表示を行う反射表示部(反射領域)26と、この反射表示部26の下部側のバックライト(図示せず)の光に基づいて透過表示を行う透過表示部(透過領域)27とを含んで構成されている。そして、反射表示部26の右上部にスイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor)28が形成されている。
図1の例では、半透過型液晶装置1は、第1の基板としての透光性を有する素子基板20と、この素子基板20に対して負の誘電率異方性を有する液晶層50を介して対向する第2の基板としての透光性を有する対向基板60と、バックライト(図示せず)と素子基板20との間に配置された素子基板側偏光板(図示せず)と、対向基板60の外側に配置された対向基板側偏光板(図示せず)とを含んで構成されている。
対向基板60は、半透過型液晶表示装置1において、ユーザに対面する側とされている。つまり、ユーザは、対向基板60の側から、液晶層50の光学的特性による明暗を視認することができる。
そして、反射表示部26では、外光が、対向基板側偏光板(図示せず)、対向基板60を経て液晶層50に達し、素子基板20の上面に形成された反射層35で反射され、再び液晶層50、対向基板60、対向基板側偏光板(図示せず)を経て、ユーザの目に達する。
また、透過表示部27では、バックライト(図示せず)からの光が、素子基板側偏光板(図示せず)、素子基板20、液晶層50、対向基板60対向基板側偏光板(図示せず)を経て、ユーザの目に達する。
そして、素子基板20は、ガラス基板21を有し、このガラス基板21の上面に走査線22が直接配置されると共に、反射表示部26に対向する位置に補助容量線31が直接配置されている。これら走査線22及び補助容量線31が無機絶縁膜24で覆われ、この無機絶縁膜24の上面における反射表示部26の外側に対応する位置に信号線23が配置され、反射表示部26に対応する位置にドレイン電極32が配設されている。
そして、信号線23及びドレイン電極32及び無機絶縁膜24が保護絶縁膜33によって覆われ、この保護絶縁膜33上にフォトレジスト等の有機絶縁膜からなる層間膜34が形成されている。この層間膜34の上面における反射表示部26に対応する位置にアルミニウム金属からなる反射層35が形成され、この反射層35及び層間膜34上に例えばITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)で構成される透明な画素電極36が形成されている。画素電極36が垂直配向膜37で覆われている。
そして、層間膜34にはTFT28のドレイン電極32に対応する位置にコンタクトホール38が設けられ、このコンタクトホール38を介してTFT28のドレイン電極32と画素電極36とが接続されている。
また、この半透過型液晶表示装置1においては、図1に示すように、画素電極36の反射表示部26と透過表示部27の境界領域で液晶分子の配向を規制するためにスリット39が設けられ、画素電極36は実質的に反射表示部26の画素電極36aと透過表示部27の画素電極36bに分割されており、反射表示部26の画素電極36aと透過表示部27の画素電極36bとは幅の狭い導通部36cを介して電気的に接続されている。
そして、反射表示部26側においては、平面視で、反射層35及び反射表示部の画素電極36aは隣接する画素の反射板及び画素電極とは接しないように、走査線22及び信号線23とは重複しないように、かつ、反射層35と反射表示部26の画素電極36aとは重なるように実質的に同じ形状に設けられている。
更に、透過表示部27側における画素電極36bは、隣接する画素の画素電極及び反射板とは接しないように、かつ、信号線とは実質的に重複しないように信号線23に沿うように設けられ、また、走査線22とは若干重なるように形成されている。
さらに、この実施例の半透過型液晶表示装置1においては、透過表示部27の画素電極36bは、反射表示部26の画素電極36aよりも面積が大きくされているとともに、中間部に設けられた別のスリット39によって2つの領域36d及び36eに分割されており、この2つの領域36d及び36e部分は幅の狭い導通部36fを介して電気的に接続されている。
このように、透過表示部27の画素電極36bの面積を大きくするとともに、2つの領域36d及び36eに分割した理由は、携帯電話機用の半透過型液晶表示装置は、高精細であってしかも画像表示が多いため、バックライトを常時点灯して実質的に透過型液晶表示パネルとして使用される機会が多くなっていること、及び、面積が大きい透過表示部27の画素電極36bの全体にわたって液晶分子の配向規制を行うことができるようにするためである。
また、対向基板60は、透明な絶縁性を有するガラス基板61を有し、このガラス基板61の表示領域の下面には、それぞれの画素に対応して形成される赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のうち何れか一色からなるストライプ状のカラーフィルタ層62が設けられている。さらに、反射表示部26と透過表示部27とで同じ厚さのカラーフィルタ層62を使用するため、反射表示部26のカラーフィルタ層62の一部分に所定の厚さのトップコート層63が設けられている。このトップコート層63は、反射表示部26全体にわたって設けられており、その厚さは反射表示部26における液晶層50の厚さ、いわゆるセルギャップd1が透過表示部27のセルギャップd2の半分となるように、すなわちd1=(d2)/2となるようにされている。
さらに、赤色、緑色及び青色に対応する画素における透過表示部27に位置するカラーフィルタ層62の下面及びトップコート層63の下面には共通電極64が形成され、この共通電極64の下面の一部には、それぞれ透過表示部27の画素電極36bの2つの領域36d及び36eの中央部に位置するように、液晶分子の配向を規制するための十字形状の配向突起(配向制御部)65a及び65bがそれぞれ設けられているとともに、反射表示部26のトップコート層63の下面における共通電極64の下面のコンタクトホール38に対向する位置にも砲弾状の配向突起(配向制御部)65cが設けられている。そして、共通電極64及び配向突起65a〜64cの下面には垂直配向膜66が積層されている。
加えて、赤色及び緑色の画素におけるそれぞれの配向突起65a〜65cの底部に対応するカラーフィルタ層62の部分には、それぞれ平面視で配向突起65a〜65cの底部よりも僅かに大きい遮光膜67a〜67cが形成されている。この遮光膜67a〜67cはストライプ状のカラーフィルタ層62の製造時に各色の境界に設けられるブラックマトリクス(図示せず)と同じ材料で同時に形成することができる。これにより、遮光膜67a〜67cの形成のための工程数が増えることなく、遮光膜を簡単に形成することができる。なお、図2には遮光膜67a〜67cの大きさが配向突起65a〜65cの底部の大きさよりも僅かに大きくしたものが示されているが、配向突起65a〜65cの底部の大きさと実質的に同じ大きさであってもよい。
しかしながら、青色の画素については、図1に示すように、配向突起65a〜65cは全て形成されているが、透過表示部27については遮光膜67a及び67bが削除乃至形成されておらず、非形成状態とされている。このため、青色の画素については、配向突起65a及び65bの近傍での液晶分子の配向不良に起因した光洩れは防止できないが、青色の透過率を向上させることができる。
また、反射表示部26の配向突起65cの底部の大きさはコンタクトホール38の大きさよりも大きい方が好ましく、例えば、約7×7μmの大きさのコンタクトホール38に対し、配向突起65cの底部の幅を約8μmとすることが好ましい。この実施例における配向突起65c側の遮光膜67cにおいては、配向突起65cが素子基板20のコンタクトホール38と平面視で重なるように設けられているところから、遮光膜67cはコンタクトホール38とも平面視で重なるように配置される。従って、遮光膜67cはコンタクトホール38からの光洩れがあっても、それが外部に漏出しないように作用するため、遮光膜67cはコンタクトホール38からの光洩れ及び配向突起65c近傍での液晶分子の配向不良に起因した光洩れの双方を遮断することができる。
加えて、赤色及び緑色の画素における透過表示部27の配向突起65a及び65bの底部には遮光膜67a及び67bが平面視において配向突起65a及び65bの底部の大きさと同じか僅かに大きく形成されているから、配向突起65a及び65bの近傍で電界無印加時に液晶分子の配向の乱れが生じて光がもれることがあっても、この漏れた光は遮光膜67a及び67bによって遮光されるために外部に出てくることが少なくなる。したがって、透過部においても電界無印加時の光漏れによるコントラストの低下を大きく減少させることが可能となる。
そして、前記素子基板20及び対向基板60を互いに対向させ、両基板20及び60の周囲にシール材を設けることにより両基板を貼り合せ、両基板20及び60間に負の誘電異方性を有する液晶を充填することによりMVA方式の半透過型液晶表示装置1となる。なお、素子基板20の下方には、図示しない周知の光源、導光板、拡散シート等を有するバックライト装置が配置されて液晶表示装置が完成される。
次に、上記実施形態の動作について説明する。
今、透過表示部27の画素電極36及び共通電極64に電圧を印加していない状態では、図3に模式的に示すように、液晶層50に注入された液晶分子が長軸を上下方向として配向されており、この状態では、液晶層50を光が透過することはなく、黒表示状態を継続する。
この状態から、透過表示部27の画素電極36及び共通電極64に電圧を印加すると、共通電極64に形成された配向突起65aによって、配向突起65aの直下の液晶分子については垂直配向状態を維持するが、その回りの液晶分子では、画素電極36及び共通電極64間に生じる電界が破線図示のように傾斜することにより、液晶分子が全方向で対象に傾斜することになる。このため、下部の図示しないバックライトからの光が液晶層50を透過して対向基板60から出射されることにより、カラー表示を行なうことができる。このとき、配向突起65a及び65bの周囲の液晶分子が円周方向に均一に傾斜することにより、広視野角表示を実現することができると共に、高コントラスト化を図ることができる。
しかも、青色の画素については、配向を制御する配向突起65a及び65bに対向する遮光膜67a及び67bが削除乃至形成されていないので、この分青色の透過率を増加させることができ、赤色、緑色及び青色の各画素の画素電極36及び共通電極64に電圧を印加して、白色表示を行なう場合に、青色の画素の透過率のみが増加することから、白色表示における青味が強くなる。このため、上述した垂直配向式の液晶表示装置の場合、輝度を最適化するため、電圧(V)−透過率(T)特性のピーク付近の液晶駆動電圧を選択したときに生じる白色度が黄色方向にシフトする傾向を青味分を増加することにより、確実に抑制することができる。
一方、反射表示部26では、画素電極36bと共通電極64との間に電圧を印加しない状態では、上述した透過表示部27と同様に液晶層50の液晶分子の長軸が垂直方向を向くことにより、外部から対向基板60に入射される光が液晶層50に達するが、この液晶層50を透過することはなく、黒表示状態を継続する。
この状態から、画素電極36bと共通電極64との間に電圧を印加すると、上述した透過表示部27と同様に、配向突起65cの直下では液晶層50の液晶分子の長軸が垂直状態を維持するが、その回りの液晶分子は対称的に傾斜することになり、外部から対向基板60に入射される光が液晶層50を通過して反射層35で反射され、再度液晶層50を通過して対向基板60から出射されることになり、カラー表示を行なうことができる。
このように、上記実施形態においては、カラー表示を行なう場合に、輝度を最適化するため、電圧(V)−透過率(T)特性のピーク付近の液晶駆動電圧を選択したときに生じる白色度が黄色方向にシフトする傾向にあるが、この黄色方向にシフトした分を青色画素の遮光膜67a及び67bを削除乃至形成しないこととすることにより、青色の透過率を増加させて、青味がからせることにより、相殺することができ、高い白色度のカラー表示を行なうことができる。
なお、上記実施形態においては、青色画素の遮光膜67a及び67bの双方を削除乃至形成しないこととする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電圧(V)−透過率(T)特性のピーク付近の液晶駆動電圧を選択したときに生じる白色度が黄色方向にシフトする傾向が小さいときには、図5に模式的に示すように、赤色画素Pr及び緑色画素Pgでは遮光膜67a及び67bを形成し、青色画素Pbの遮光膜67a及び67bのいずれか一方のみを削除乃至形成しないことすることにより、青味の増加分を調整するようにすればよい。例えば、遮光膜67aを形成しない。
また、上記実施形態においては、透過表示部27の配向突起65a及び65bを十字形状に形成し、これに応じて遮光膜67a及び67bも十字形状に形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図6に模式的に示すように、赤色画素Pr、緑色画素Pg及び青色画素Pbにおける透過表示部27の配向突起65a及び65bを反射表示部26の配向突起65cと同様に砲弾形状に形成するようにしてもよく、この場合には、底面の径が表示領域の長さに比較して小さいので、3つの配向突起を等間隔で形成すると共に、これらを平面視で覆うように3つの遮光膜80a〜80cを形成し、青色画素Pbについては必要な青味量に応じて削除乃至形成しないこととする遮光膜の数を変化させるようにすれば良い。例えば、遮光膜80aを形成しない。
さらに、上記実施形態においては、輝度を最適化するため、電圧(V)−透過率(T)特性のピーク付近の液晶駆動電圧を選択したときに生じる白色度が黄色方向にシフトする傾向を相殺するために青味を増加させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、白色度の赤味みを増加させたいときに赤色画素の遮光膜67a及び67bの少なくとも一部を削除乃至形成しないこととし、緑味を増加させたいときには緑画素の遮光膜67a及び67bの少なく一部を削除乃至形成しないこととするようにすればよい。
また、配向突起65a及び65b及び遮光膜67a及び67bの形状は、十字形状、砲弾形状とする場合に限らず、配向突起65a及び65bの底部の形状が、バー状、Y字状又はY字と逆Y字を重ね合わせた形状とすることも可能であり、これに応じて遮光膜67a及び67bの形状を変更すればよい。
また、上記実施形態では、配向制御部として、配向突起65aから65cを形成したが、配向制御部は、突起に限らず、凹部、電極に形成したスリットまたは切欠であってもよい。
また、上記実施形態では、配向制御部として配向突起65aから65cを対向基板60のカラーファイル層上に形成したが、素子基板20の画素電極上に形成する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、遮光膜67a〜67cと配向制御部として配向突起65aから65cを同じ基板上に形成したが、別々の基板上に形成する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、MVA方式の半透過型液晶表示装置1においては、透過表示部27側における画素電極36bを信号線23とは実質的に重複しないように信号線23に沿うように設けた例を示したが、透過表示部27側における画素電極36bを正確に信号線23に沿って設けることは技術的に困難であるため、透過表示部27側の画素電極36bと走査線22との間に僅かな隙間が生じるようにしてもよく、逆にわずかに透過表示部27側の画素電極36bと走査線22とが重なるようにしてもよい。透過表示部側の画素電極36bと走査線22との間に僅かな隙間が生じても、この隙間の部分には垂直配向膜が設けられているため、この隙間の部分から光漏れすることはない。
本発明による垂直配向式液晶表示装置の3画素部分をカラーフィルタを透視して表した概略平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 透過表示部の画素電極及び共通電極間に電圧を印加しない状態の液晶配向を示す模式図である。 透過表示部の画素電極及び共通電極間に電圧を印加した状態の液晶配向を示す模式図である。 3つの画素の遮光膜配置状態を示す模式図である。 遮光膜の変形例を示す3つの画素の遮光膜配置状態を示す模式図である。
符号の説明
1…垂直配向式の半透過型液晶表示装置、Pr…赤色画素、Pg…緑色画素、Pb…青色画素、20…素子基板、21…ガラス基板、22…走査線、23…信号線、26…反射表示部、27…透過表示部、28…TFT、36…画素電極、36a,36b…画素電極、50…液晶層、60…対向基板、61…ガラス基板、62…カラーフィルタ層、63…トップコート層、64…共通電極、65a〜65c…突起、67a〜67c…遮光膜

Claims (3)

  1. 負の誘電率異方性を持つ液晶を介して対向する一対の基板と、前記一対の基板の各々に形成された電極と、前記電極の少なくとも一方に形成されてなり前記液晶の配向を制御する配向制御部と、平面視において前記配向制御部と重なるカラーフィルタ層と、平面視において前記カラーフィルタ層と配向制御部に重なる遮光膜を形成した液晶表示装置において、
    前記遮光膜のうち所定の色のカラーフィルタ層に重なる遮光膜の少なくとも一部が、形成されていないことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記所定の色のカラーフィルタ層は、青色カラーフィルタ層であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記一対の基板の各々に形成された電極の重なる領域で構成される画素を備え、
    前記画素は、透過領域と反射領域とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
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