JP2008032826A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】資源を有効に利用できると共に、帯電ローラの異常に対して早急な対処が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、帯電ローラ12の表面の状態を検査する状態検査センサ70と、このセンサ70によるセンサ出力より帯電ローラ12における異常の有無を判定する判定部71と、判定部71にて異常有りと判定されると、その旨のメッセージを画面表示する情報表示部72とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置に採用されている電子写真方式では、像担持体である感光体の表面を帯電装置にて帯電した後、露光装置にて露光して静電潜像を形成し、現像装置にて該静電潜像を現像してトナー像とする。そして、該トナー像を転写装置にて転写媒体である記録紙等に静電的に転写し、その後、記録紙上に転写されたトナー像を定着装置にて定着し、記録紙上に画像を形成する。
ところで、電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に形成されたトナー像の一部は転写工程で記録紙へと転写されるが、残りは転写工程後も感光体の表面上に残存する。この感光体上に残存したトナーを放置すると、画質が低下してしまう。特に、接触帯電方式の帯電装置を用いる場合には、感光体上に残存したトナーが、感光体と帯電装置との接触によって感光体表面に埋め込まれ(フィルミング)、画質の低下が顕しく低下してしまう。
また、感光体は、トナー像を記録紙へと接触する際に記録紙と接触するため、紙粉が付着しやすい。このような紙粉もまた、残留トナー同様、表面に固着するなどして、画質の低下を顕しく低下させてしまう。
そこで、電子写真方式の画像形成装置には、感光体上に残存するトナーを除去するためにクリーニング装置が設けられている。クリーニング装置としては、感光体と当接する当接部材(ブレード,ブラシ等)を備えたものが多用されている。
また、特許文献1には、帯電ローラのクリーニング性を向上させ、かつ像担持体におけるクリーニング不良やフィルミング等の発生を防止するために、帯電ローラに潤滑剤を塗布し、帯電ローラから像担持体へ潤滑剤を移行させる技術が開示されている。
特開平6−342236号公報(1994年12月13日公開) 特開平6−110263号公報(1994年4月22日公開)
上述したように、クリーニング装置を設けるなどして、残留トナーや紙粉を取り除いて感光体表面を清浄に保つための工夫が種々施されているが、感光体を完全に清浄な状態にすることはできない。クリーニング装置で除去できなかった汚れは、接触配置された帯電ローラへと移動していき、帯電ローラは寿命に到達するにつれて、トナーや紙粉等の影響で帯電性能は徐々に低下していく。
従来では、サービスマンがメンテナンス時に目視にて帯電ローラの表面状態を観察したり、使用状況を鑑みたりして、帯電ローラの交換時期を判断して交換している。そのため、まだ使用可能な帯電ローラを交換してしまうことも多くあり、資源の無駄を発生させている。
また、帯電ローラに、トナーや紙粉の塊が付着するといった突発的な不良が発生した場合には、感光体表面にはその部分ですじ状の帯電不良が発生する。このような帯電不良は、実際の印字物に白すじ(或いは黒すじ)が現れることでしか確認できないので、ユーザからの連絡を受けてサービスマン対応することになり、早急なる対処が望まれている。
本願発明は、このような課題に鑑み成されたものであって、第1の目的は、資源を有効に利用できる画像形成装置の提供にあり、第2の目的は、帯電ローラの異常に対して早急な対処が可能な画像形成装置の提供にある。
本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するために、像担持体の表面を帯電させる帯電ローラを備える画像形成装置において、上記帯電ローラの表面の状態を検査する状態検査部を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、状態検査部にて帯電ローラの表面の状態が検査されるので、サービスマンは、該検査結果に基づいて帯電ローラが寿命に達したかどうかを判断でき、帯電ローラを寿命まで使いきることができ、資源を有効に利用することができる。
本発明の画像形成装置においては、さらに、上記状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定する判定部と、上記判定部にて上記帯電ローラにおける異常有りと判定されると、上記帯電ローラに異常がある旨のメッセージを画面表示する情報表示部とを備える構成とすることもできる。
上記構成によれば、判定部が、状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定し、情報表示部が、判定部にて帯電ローラにおける異常有りと判定されると、それを知らせるメッセージを画面表示する。
これにより、ユーザは帯電ローラの異常を速やかに認識して、サービスマンに連絡するなどの早急なる対処が可能となる。また、状態検査部による検出結果に基づいて判定部が帯電ローラに異常が有ると判定する基準を、実際の印字物にすじ等の不良が現れる状態よりも若干厳しく設定しておくことで、実際の印字物に視認される不良が現れるよりも前にサービスマンを呼んで対処できる。
本発明の画像形成装置においては、さらに、上記状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定する判定部と、上記判定部にて上記帯電ローラにおける異常有りと判定されると、上記帯電ローラに異常があるとの情報を、当該画像形成装置のメンテナンスを行う中央管理局へネットワークを介して送信する通信部とを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、判定部が、状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定し、通信部が、上記判定部にて上記帯電ローラにおける異常有りと判定されると、上記帯電ローラに異常があるとの情報を、当該画像形成装置のメンテナンスを行う中央管理局へネットワークを介して送信する。
これにより、帯電ローラに異常が生じると、その情報を、ユーザよりも前に、中央管理局は把握でくきるので、より迅速に、帯電ローラの異常に対処できる。また、状態検査部による検出結果に基づいて判定部が帯電ローラに異常が有ると判定する基準を、実際の印字物にすじ等の不良が現れる状態よりも若干厳しく設定しておくことで、実際の印字物に視認される不良が現れるよりも前にサービスマンによる対処を受けることができる。
上記状態検査部としては、例えば、帯電ローラの軸方向に沿って配された線状LEDセンサや、帯電ローラの表面に接触すると共に軸方向に沿って配された電極を用いて構成でき、判定部が、線状LEDセンサからの出力、或いは電極に流れる電流値に基づいて異常の有無を判定する構成とすることができる。
線状LEDセンサを用いた構成では、帯電ローラの軸方向のどの位置に異常があるかまで検出できるので、サービスマンが異常個所を把握しやすいといった利点がある。また、帯電ローラに接触配置された電極に流れる電流値を測定する構成では、異常個所の位置までは特定できないが、線状LEDセンサに比してローコストである。
本発明の画像形成装置においては、さらに、上記帯電ローラを支持すると共に上記像担持体表面へ圧接させる帯電ローラ支持部分がユニット化されていることが好ましい。
これによれば、帯電ローラ支持部分がユニット化されているので、帯電ローラの交換作業を容易に行うことができる。
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、像担持体の表面を帯電させる帯電ローラを備える画像形成装置において、上記帯電ローラの表面の状態を検査する状態検査部を備えるので、サービスマンは、該検査結果に基づいて帯電ローラが寿命に達したかどうかを判断でき、帯電ローラを寿命まで使いきって、資源を有効に利用することができる。
さらに、上記構成に加えて、状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定する判定部と、判定部にて上記帯電ローラにおける異常有りと判定されると、上記帯電ローラに異常がある旨のメッセージを画面表示する情報表示部とを備える構成とすることで、ユーザは帯電ローラの異常を速やかに認識して、サービスマンに連絡するなどの早急なる対処が可能となる。
〔第1の実施形態〕
本発明の実施の一形態について説明する。図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置1内部の概略構成を示す説明図である。画像形成装置1は、電子写真方式のカラー画像形成装置であり、例えばネットワークを介して外部から送信されてくる画像データや画像読取装置(図示せず)によって読み取った画像データ等に基づいて、記録紙に対して多色または単色の画像を形成するものである。
図2に示すように、画像形成装置1は、可視像形成ユニット10、記録紙搬送機構30、定着装置40、供給トレイ20を備えている。
可視像形成ユニット10には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色に対応して、4つの可視像形成ユニット10Y・10M・10C・10Bが並設されている。つまり、可視像形成ユニット10は4つの可視像形成ユニット10Y・10M・10C・10Bからなり、可視像形成ユニット10Yはイエロー(Y)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット10Mはマゼンダ(M)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット10Cはシアン(C)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット10Bはブラック(B)のトナーを用いて画像形成を行う。具体的な配置としては、供給トレイ20から定着装置40へ記録紙を搬送する搬送路に沿って、4組の可視像形成ユニット10Y・10M・10C・10Bが配設されており、搬送される記録紙に各色のトナーを多重転写するようになっている。
可視像形成ユニット10Y・10M・10C・10Bは、それぞれ実質的に同一の構成を有する。すなわち、それぞれに、感光体(感光体ドラム、像担持体)11、帯電ローラ12、レーザ光照射装置13、現像装置14、転写ローラ15、クリーナユニット16が設けられている。
帯電ローラ12は、電源(図示せず)から供給される電力により感光体11の表面を所定の電位に均一に帯電させるものであり、その支持機構については後述する。レーザ光照射装置13は、帯電ローラ12によって帯電させた感光体11の表面を画像データに応じて露光し、感光体11の表面に静電潜像を形成するものである。現像装置14は、感光体11の表面に形成された静電潜像を、トナーによって現像してトナー像を形成するものである。
転写ローラ15は、トナーとは逆極性のバイアス電圧を印加されており、感光体11に形成されたトナー像を、記録紙搬送機構30によって搬送される記録紙に転写させるものである。クリーナユニット16は、転写ローラ15による転写処理の後に、感光体11の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。
上記の構成により、各可視像形成ユニットにおいて、帯電ローラ12によって感光体11の表面を帯電し、帯電した感光体11の表面をレーザ光照射装置13で露光して静電潜像を形成し、静電潜像を現像装置14によって現像し、現像したトナー像を転写ローラ15によって記録紙に転写する処理が行われる。また、転写後に感光体11の表面に残ったトナー像は、クリーナユニット16によって除去回収される。そして、このような、記録紙に対するトナー像の転写を、各色の可視像形成ユニットにおいて順次行うことで、記録紙に各色のトナー像を多重転写するようになっている。
記録紙搬送機構30は、駆動ローラ31、アイドリングローラ32、搬送ベルト33からなり、記録紙に各可視像形成ユニットによってトナー像が転写されるように、記録紙を搬送するものである。駆動ローラ31およびアイドリングローラ32は、無端状の搬送ベルト33を張架するものであり、駆動ローラ31が所定の周速度で回転駆動されることで、搬送ベルト33が回転するようになっている。また、搬送ベルト33は、外側表面は所定の電位に帯電しており、記録紙を静電吸着しながら搬送する。
記録紙搬送機構30によって搬送されて各可視像形成ユニットを通過し、トナー像(未定着トナー像)を転写された記録紙は、駆動ローラ31の曲率によって搬送ベルト33から剥離され、定着装置40に搬送される。定着装置40は、記録紙に適度な熱と圧力とを与えて、記録紙上に転写されたトナーを溶解させて記録紙に定着させ、記録紙を排紙トレイ(図示せず)に排出する。
次に、帯電ローラ12の支持機構について、図3、図4を参照して説明する。図3は、可視像形成ユニット10Y,10M,10C,10Bの構成を示す断面図である(便宜上、レーザ光照射装置13は除いている)。図4は、帯電ローラ12の交換時の様子を示す断面面である。
帯電ローラ12は、感光体11の軸方向の長さと同程度の長さを有し(図5参照)、図3に示すように、感光体11に接触して、互いの軸が平行になるように配置されている。ここで、帯電ローラ12はその両端部を、帯電ローラ支持部材62に設けられた軸受部材63・63にて、回動自在に支持される共に、これら軸受部材63・63が、弾性部材66を介して帯電ローラ支持部材62に取り付けられている。これにより、帯電ローラ12は、弾性部材66の反発力にて感光体11に所定の圧を持って接触することとなり、感光体11に従動回転する。
本実施形態の画像形成装置1において、これら帯電ローラ支持部材62、軸受部材63・63、及び帯電ローラ12はユニット化されており、一体的に扱うことが可能となっている。以下、該ユニットを帯電ローラ支持ユニット61と称する。
該帯電ローラ支持ユニット61は、感光体11を保持するプロセスユニット(画像形成部ユニット)18に対し、支点64を中心に開閉自在に設けられており、ロックピン65にて互いに係合した状態でロックされている。このロックは、ロックピン65を矢印Xにて示すように90°回転させることによって解除され、感光体11と帯電ローラ12との間の押し付け圧も解除される。
この状態で、帯電ローラ支持ユニット61を引き上げることで、帯電ローラ支持ユニット61は支点Pを中心に回転して、図4に示すように帯電ローラ12が外部に露出した状態となり、帯電ローラ12の着脱が容易に行えるようになる。
一方、図3、図4中、部材番号70にて示すものは、帯電ローラ12の表面状態を検査する状態検査センサ(状態検査部)である。従来の画像形成装置においては、帯電ローラの状態を検査する部材等は特に備えられてはいない。そのため、帯電ローラにトナーや紙粉が固着すると、画像に白筋(或いは黒筋)等が出現し、画質が低下するといった問題が発生していた。また、サービスマンの目視による観察や、帯電ローラの耐久性に基づいて帯電ローラを交換していたため、まだ使用可能な帯電ローラを交換してしまい、資源の無駄を発生させるといった不具合もあった。
これに対し、本画像形成装置1においては、帯電ローラ12の表面状態を検査する状態検査センサ70が備えられており、該センサ70にて、帯電ローラ12の表面の状態を検査できるようになっている。これにより、サービスマンは、該センサ70の検査結果に基づいて帯電ローラ12が寿命に達したかどうかを判断でき、帯電ローラ12を寿命まで使いきることができ、資源を有効に利用することができる。
以下、本画像形成装置1において具備されている、上記状態検査センサ70を好適に利用した異常報知システムについて、図1、図5〜図7を参照して説明する。異常報知システムは、上記センサ70の検査結果に基づいて、帯電ローラ12の異常の有無を画像形成装置側で判定し、異常がある場合にそれを報知するシステムである。
図1は、上記異常報知システムの構成を示すブロック図であり、図5は帯電ローラ12の表面状態を検査する状態検査センサ70の配置位置を示す説明図である。また、図6は、ある帯電ローラ12における状態検査センサ70のセンサ出力の一例を示すグラフである。
帯電ローラ12の表面状態を検査する状態検査センサ70は、例えば、複数のLEDセンサを線状に配した線状LEDセンサより構成することができる。LEDセンサは、発光部と受光部とからなり、発光部が照射した光が対象物に反射されて戻ってきた光(反射光)の量を電気信号に変換して出力するものである。帯電ローラの表面にトナーや紙粉が固着すると、帯電ローラの他の領域と反射率が変化するので、反射光の光量変化として検出することが可能となる。
このような線状LEDセンサよりなる状態検査センサ70は、図5に示すように、帯電ローラ12の軸方向の長さと同程度の長さを有し、帯電ローラ12の表面に所定距離隔てて互いの軸が平行になるように配置される。状態検査センサ70として線状LEDセンサを用いた場合、帯電ローラ12の長手方向各位置における状態を検査することができる。
なお、前述の図3、図4は、状態検査センサ70が線状LEDセンサよりなる場合を例示している。
状態検査センサ70の出力は、図1に示すように、ここでは、判定部71に入力されるようになっている。判定部71は、状態検査センサ70の出力に基づいて、帯電ローラ12の異常の有無を判定するものである。
図6に示すように、線状LEDセンサから出力される値は、帯電ローラ12の表面の濃度に応じた値である。帯電ローラ12を使用するに従い、帯電ローラ12の表面には徐々にトナーや紙粉が付着するため、全体的に白っぽくなる。そのため、初期値に比して、反射率が上がり、センサ出力が高くなる。図6の例では、判定部71は、センサ出力が予め定められた閾値である30mVを越えると、帯電ローラ12に異常が発生したと判定する。なお、異常ありとする該閾値は、形成画像の画質に基づいて、実験的に定められるものである。
判定部71にて帯電ローラ12に異常があると判定されると、その情報は、情報表示部72に伝えられる。情報表示部72は、画像形成装置1に備えられたLCD等で構成される表示画面への情報表示を制御するものである。情報表示部72は、判定部71にて帯電ローラ12に異常があると判定されると、帯電ローラ12の異常を知らせるメッセージ等を画面表示する。
図7のフローチャートに、上記異常報知システムの処理手順を示す。図7に示すように、異常報知システムでは、まず、状態検査センサ70による帯電ローラ12の表面の反射状態の測定が行われる(S1)。この測定は、例えば、画像形成装置の電源投入時、印字最中や待機状態から復帰の際におけるプロセスコントロール実行中等、定められたタイミングにて実施される。
状態検査センサ70による反射状態の測定が行われ、センサ出力が入力されると、判定部71が入力値と閾値とを比較し(S2)、閾値より大きい場合に、情報表示部72にその情報を伝達し、情報表示部72が警告メッセージを表示する(S3)。
これにより、帯電ローラ12の異常を適切に判断すると共に、ユーザに容易にかつ確実に通知することができ、ユーザは、これを基にサービスマンに連絡することで、迅速に帯電ローラ12の異常に対処することができる。
また、別の構成として、判定部71にて帯電ローラ12の異常があると判定されたことを、当該画像形成装置1のメンテナンスを行う中央管理局へネットワークを介して送信する通信部73を設けておき、判定部71にて帯電ローラ12に異常があると判定されると、その情報を、上記通信部73に伝えるようにしてもよい。これによれば、帯電ローラ12に異常が生じると、中央管理局は、ユーザからの連絡を待つことなく、帯電ローラ12の異常を把握して、サービスマンを派遣することができ、より一層迅速に帯電ローラ12の異常に対処可能となる。この場合、図7のフローチャートにおいては、S3にて通信部が、ネットワークを介して、帯電ローラ12に異常がある旨を知らせる情報を中央管理局へ送信する処理を実施する。
また、閾値を越えることはなくとも、図6に示すようなセンサ出力の結果より、各位置の出力が閾値近傍にある場合は、帯電ローラ12の残り寿命が短いことを把握できるので、定期点検のおりなどに、帯電ローラ12を交換するといったことも可能である。
さらに、状態検査センサ70による検出結果に基づいて判定部71が帯電ローラに異常が有ると判定する基準を、実際の印字物にすじ等の不良が現れる状態よりも厳しく設定しておくことで、実際の印字物に視認される不良が現れるよりも前に対処可能となり、情報表示部72或いは通信部73を備えた何れの構成においてもより効果的である。
〔第2の実施形態〕
本発明のその他の実施の形態について、図8,図9を用いて説明する。なお、説明の便宜上、第1の実施の形態で用いた部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
第1の実施の形態にかかる画像形成装置1との違いは、帯電ローラ12の表面の状態を検査する状態検査センサ70にある。ここでは、図8の示すように、状態検査センサ70として、帯電ローラ12の表面に接触すると共に軸方向に沿って配された、SUS等のステンレスよりなる帯状の電極板80を使用している。状態検査センサ70がこのような帯状の電極板80よりなる構成では、判定部71は、電極板80に流れる電流値に基づいて、帯電ローラ12における異常の有無を判定するようになる。
ここで、実施例を挙げて説明する。図8中にも示すように、感光体11の径が30mm、帯電ローラ12の径が12mm、シャフト12aの径が9mm、SUSよりなる電極板80と帯電ローラ12との接触幅は1mmである。電極板80とアースとの間には、12MΩの抵抗が挿入されている。
シャフトとアースとの間の合計抵抗値は、帯電ローラ12の抵抗:1×106Ω+電極板〜アース間挿入抵抗:12×106Ωであり、13×106Ωとなる。また、感光体11の表面電位を650Vとするとき、帯電ローラ12のシャフト12aには、1300Vが印加される。したがって、図8における電流計にて検出される電流値(通常)は、100μA=1300V/13MΩとなる。
例えば、帯電ローラ12の表面に、画質を低下させる程度のトナーが固着した場合を考える。帯電ローラ12の幅300mm、電極板80の接触幅1mmに、1010Ωのトナーが画質に影響を与えうる、1mm2付着したとすると、
33.3MΩ=1010Ω/300mmの抵抗アップとなり、合計抵抗は46.3MΩ(13+33.3MΩ)となり、電流値は28.3μA迄低下する。
そこで、判定部71は、70μAを閾値とし、電流値が70μA以下になった場合に、帯電ローラ12に異常があると判定する。
図9に、このような実施例の画像形成装置において、帯電ローラ12の表面に異常があり、判定部71に入力される電流値にノイズが発生した測定データを示す。プロセス速度100mm/secとした場合、帯電ローラ12の円周12πに応じた、0.38secの周期で、70μA以下となるノイズが発生する。
また、閾値を下回ることはなくとも、電流値が通常の100μAより低下した度合いにより、帯電ローラ12の劣化度合いを知ることができるので、検出された電流値を基に、帯電ローラ12の寿命を適切に判断して、定期点検のおりなどに交換するといったことも可能である。
このような帯電ローラ12に接触配置された電極板80に流れる電流値を測定する構成では、異常個所の位置までは特定できないものの、線状LEDセンサに比してローコストであるといった利点がある。
さらに、この場合も、状態検査センサ70による検出結果に基づいて判定部71が帯電ローラに異常が有ると判定する基準を、実際の印字物にすじ等の不良が現れる状態よりも厳しく設定しておくことで、実際の印字物に視認される不良が現れるよりも前に対処可能となり、情報表示部72或いは通信部73を備えた何れの構成においてもより効果的である。
本発明は、帯電ローラを備えた帯電装置を具備する電子写真方式の画像形成装置に適用できる。
本発明の実施の一形態を示すもので、画像形成装置に備えられる異常報知システムの構成を示すブロック図である。 上記画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 上記画像形成装置に備えられる可視像形成ユニットの構成を示す断面図である。 帯電ローラの交換時の様子を示す、可視像形成ユニットの一部の断面面である。 線状LEDセンサよりなる状態検査センサの配置位置を示す説明図である。 帯電ローラにおける状態検査センサのセンサ出力の一例を示すグラフである。 上記異常報知システムの処理手順を示すフローチャートである。 本発明のその他の実施の形態を示すもので、別の構成の状態検査センサを備えた画像形成装置の要部の構成を示す説明図である。 図8の状態検査センサによる測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置
11 感光体(像担持体)
12 定着ローラ
70 状態検査部(状態検査センサ)
80 電極板(状態検査センサ)
71 判定部
72 情報表示部
73 通信部

Claims (6)

  1. 像担持体の表面を帯電させる帯電ローラを備える画像形成装置において、
    上記帯電ローラの表面の状態を検査する状態検査部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定する判定部と、
    上記判定部にて上記帯電ローラにおける異常有りと判定されると、上記帯電ローラに異常がある旨のメッセージを画面表示する情報表示部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記状態検査部による検査結果より帯電ローラにおける異常の有無を判定する判定部と、
    上記判定部にて上記帯電ローラにおける異常有りと判定されると、上記帯電ローラに異常があるとの情報を、当該画像形成装置のメンテナンスを行う中央管理局へネットワークを介して送信する通信部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 上記状態検査部は、上記帯電ローラの軸方向に沿って配された線状LEDセンサより構成され、
    上記判定部は、上記線状LEDセンサからの出力に基づいて異常の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記状態検査部は、上記帯電ローラの表面に接触すると共に軸方向に沿って配された電極を含んで構成され、
    上記判定部は、上記電極に流れる電流値に基づいて異常の有無を判定する構成とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 上記帯電ローラを支持すると共に上記像担持体表面へ圧接させる帯電ローラ支持部分がユニット化されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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US8820594B2 (en) 2009-11-30 2014-09-02 Seven Dreamers Laboratories, Inc. Folding system for fabric product

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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