JP2008032779A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】色再現性を向上させながら、低消費電力化を図ることが可能な電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】4色以上の着色領域を有するカラーフィルタに対応した画素を有し、前記データ線に供給される画像信号に基づいて表示を行う電気光学装置において、全画面表示モード時には、入力されるRGBの3色の画像信号を、画像処理回路により4色以上の色情報を有する画像信号に変換して表示する。一方、部分表示モード時には、画像処理回路を停止し、入力されるRGBの3色の画像信号を用いて表示画面の一部に画像を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくとも4色以上の着色領域を有するカラーフィルタに対応した画素を有する電気光学装置及び電子機器に関する。
近年、液晶装置等の電気光学装置である表示装置を備えた電子機器においては、動画像の表示機能の追加や、表示情報量の増加等に伴い、表示装置の高精細化が求められている。また一方で、メディアプレイヤーや携帯電話機等の携帯型の電子機器においては、表示装置の低消費電力化が求められている。
表示装置の高精細化及び低消費電力化という相反する目的を達成する手段として、例えば、携帯電話機の使用時以外の待受けの状態では、表示装置の表示領域の一部分にのみ画像を表示する、いわゆるパーシャル表示(パーシャル駆動)を行う駆動方法が知られている。このような、パーシャル表示を用いた表示装置は、例えば特開2003−248468号公報に開示されている。
特開2003−248468号公報
ところで、従来、液晶装置等の各種の電気光学装置では、カラー表示を可能とするために、カラーフィルタが設けられている。従来、色の3原色に対応したR(赤)、G(緑)、B(青)の3色のカラーフィルタが多用されていたものであるが、近年は、電気光学装置の色再現性を向上させることを目的として、多色(4色以上)のカラーフィルタが採用される傾向にある。
しかしながら、このような多色のカラーフィルタを採用して色再現性を向上させた電気光学装置において、低消費電力化を図る駆動方法については、上述した特開2003−248468号公報においては何ら開示されていない。
そこで、本発明は、色再現性を向上させながら、低消費電力化を図ることが可能な電気光学装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本実施形態の電気光学装置は、複数のデータ線と複数の走査線との交差に対応して設けられた画素であって少なくとも4色以上の着色領域を有するカラーフィルタに対応した画素を有し、前記データ線に供給される画像信号に基づいて表示を行う表示パネルと、前記カラーフィルタの前記着色領域の色よりも少ない色の情報を有する第1の色画像信号が入力され、該第1の色画像信号を前記カラーフィルタに対応した第2の色画像信号に変換して出力する画像処理回路と、全ての前記画素を駆動して表示を行う全画面表示モード時において、前記第2の色画像信号を前記データ線に供給し、一部の前記画素からなる表示領域のみにおいて表示を行う部分表示モード時において、前記画像処理回路の駆動を停止させて前記第1の色画像信号を前記データ線に供給することで前記表示領域内の前記画素を駆動する駆動回路と、を具備したことを特徴とする。
本発明のこのような構成によれば、全画面表示モード時においては、4色以上の着色領域を有するカラーフィルタを用いて、色再現性の高い画像を表示することができ、一方、部分表示モード時においては、表示領域の画素のみを駆動し、かつ画像処理回路の駆動を停止させることで、低消費電力化を実現することができる。
また、本発明は、前記表示パネルは、前記データ線に接続された画素電極と、対向電極との間に電気光学物質を介在させて構成されるものであって、前記駆動回路は、前記部分表示モード時において、前記表示領域以外の前記画素の選択期間において、前記データ線と前記対向電極とを短絡させることが好ましい。
このような構成によれば、非表示領域のデータ線を対向電極とを等電位とすることができ、より低消費電力化を図ることができる。
また、本発明は、前記第1の色画像信号は、赤系、緑系及び青系の3色画像信号であり、前記第2の色画像信号は、少なくとも4色以上の多色画像信号であることが好ましい。
このような構成によれば、色再現性に優れた表示を行うことが可能となる。
また、本発明の電子機器は、上記電気光学装置によって表示部を構成したことを特徴とする。
本発明のこのような構成によれば、色再現性の高い画像を表示しつつ、かつ消費電力を抑えることが可能となる。
以下、本実施形態の電気光学装置を図面を参照して説明する。本実施形態の電気光学装置は、液晶パネルを有する液晶表示装置である。図1は電気光学装置の斜視図である。図2は電気光学装置の概略構成を示す説明図である。
図1(a)に示すように、本実施形態の電気光学装置100は、ガラス、石英又は樹脂等で構成された一対の基板であるTFTアレイ基板2と対向基板3との間に電気光学物質である液晶を挟持して構成される表示パネルを具備して構成される。電気光学装置100は、外部装置から入力された画像信号に基づいて画像表示領域4にカラー画像を表示する。
なお、以下の説明では、便宜上、本実施形態の電気光学装置100を、透過型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルとして説明する。また、電気光学装置100は、縦(図中X方向)240画素、横(図中Y方向)180画素の行列上に配列された画素で構成される画像表示領域4を有する、マトリクス型表示装置として説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、電気光学装置100のTFTアレイ基板2上には、フレキシブル配線基板(以下、FPC(Flexible Printed Circuit)と称する)である外部接続FPC5が接続されている。FPC5の一端は電気光学装置100の外部接続端子上に接続されており、他端は、電気光学装置200を制御するための外部装置である図示しないLCDコントローラ11に接続される。
また、本実施形態の電気光学装置100は、画像表示領域4の一部分のみに画像を表示する、いわゆるパーシャル表示を行うことができる。パーシャル表示とは、例えば図1(b)に示すように、縦方向(X方向)の上端から80行目から120行目の画素の領域のみを表示領域として画像を表示する表示方法である。このパーシャル表示では、その他の領域である非表示領域には、画像は表示されない。以下、この電気光学装置100のパーシャル表示の状態を部分表示モードと称し、画像表示領域4全体に画像が表示される状態を全画面表示モードと称する。
図2に示すように、電気光学装置100のTFTアレイ基板の画像表示領域4内には、複数本の走査線33と複数本のデータ線34とが交差するように配線されており、走査線33とデータ線34との各交差部分に対応して画素電極35がマトリクス状に形成されている。また、走査線33とデータ線34の各交差部分に対応して画素スイッチング素子である薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下TFTと称する)36が形成されている。また、電気光学装置100の対向基板の画像表示領域4内には、前記画素電極35に対向して対向電極40が形成されている。対向電極40は、画像表示領域4内のすべての領域に形成されたいわゆるベタ電極である。
TFT36のソースにはデータ線34が電気的に接続されており、TFT36のドレインに画素電極35が電気的に接続されている。また、TFT36のゲートには走査線33が電気的に接続されている。TFT36は走査線33を介して供給される走査信号によってオン状態となり、これにより、データ線34に供給される電圧信号である画像データが画素電極35に供給される。また、対向電極40には、所定の期間ごとに極性が反転する対向電極電位Vcomが供給される。このTFTアレイ基板上に形成された画素電極35と、対向電極40との間の電圧が液晶に印加される。液晶は、印加された電圧に応じて配向を変化させ、これにより、液晶を透過する光が変調される。すなわち、電極電位Vcomを基準として、階調に応じた電位を画素電極35に供給することで画像が表示される。
本実施形態の電気光学装置100は、カラー表示が可能な液晶装置であって、画像表示領域4には、図示しないカラーフィルタが設けられている。これらのカラーフィルタは、各画素に対応して原色の着色が施された着色領域を有する。本実施形態においては、画像表示領域4に設けられているカラーフィルタは、各画素に対応した着色領域の色数が4色であり、4色の着色領域にそれぞれ対応した4つのサブ画素37R、37G、37B、37Cによって1つの画素37が構成される。
例えば、電気光学装置100は、後述するR(赤系)、G(緑系)、B(青系)、C(シアン系)の4色の着色領域を有するカラーフィルタを採用する。
また、電気光学装置100には、略矩形状の画像表示領域4の外側に、走査線駆動回路39及びデータ線駆動回路38が配設されている。走査線駆動回路39及びデータ線駆動回路38は、半導体チップにより構成されており、TFTアレイ基板2上に実装されている。
走査線駆動回路39は、走査信号G1、G2、G3、…、G240を、それぞれ1行目、2行目、3行目、…、240行目の走査線33に供給するものである。詳細には、走査線駆動回路39は、240本の走査線33を水平走査期間毎に順次1本ずつ選択するとともに、選択した走査線33には選択電圧を、他の走査線33には非選択電圧を、それぞれ供給する動作を、垂直走査期間(1フレーム期間)毎に繰り返すものである。データ線駆動回路38は、走査線駆動回路39により選択された走査線33に接続された画素37に対し、その表示内容(階調)に応じたデータ信号S1、S2、S3、…を、それぞれ1列目、2列目、3列目、…のデータ線34を介して供給するものである。
走査線駆動回路39及びデータ線駆動回路38は、それぞれ信号線76及び72を介して、駆動回路1に電気的に接続されている。なお、走査線駆動回路39及びデータ線駆動回路38は、TFTアレイ基板2上に半導体製造工程により形成されるものであってもよい。
TFTアレイ基板2上であって走査線駆動回路39と画像表示領域4を挟んで対向する側にはイコライズ回路50が形成されている。イコライズ回路50は、対向電極電位Vcomを、イコライズスイッチ51を介してデータ線34に供給する回路である。イコライズスイッチ51は、イコライズ信号CPにより開閉するスイッチ回路であり、イコライズ信号CPが供給されている期間だけ、データ線34に対向電極電位Vcomが供給される。言い換えれば、イコライズ信号CPが供給されている期間において、データ線34は対向電極40と短絡され、両者の電位は等しくなる。イコライズ信号CPは、後述する制御回路1から所定のタイミングで出力されるものである。
次に、4色の着色領域について以下に詳細に述べる。
着色領域は4色の着色領域で1つの画素を構成する。
4色の着色領域は、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380−780nm)のうち、青系の色相の着色領域、赤系の色相の着色領域と、青から黄までの色相の中で選択された2種の色相の着色領域からなる。ここで系と用いているが、例えば青系であれば純粋の青の色相に限定されるものでなく、青紫や青緑等を含むものである。赤系の色相であれば、赤に限定されるものでなく橙を含む。また、これら着色領域は単一の着色層で構成されても良いし、複数の異なる色相の着色層を重ねて構成されても良い。また、これら着色領域は色相で述べているが、当該色相は、彩度、明度を適宜変更し、色を設定し得るものである。
具体的な色相の範囲は、
青系の色相の着色領域は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。
赤系の色相の着色領域は、橙から赤である。
青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、青から緑であり、より好ましくは青緑から緑である。
青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、緑から橙であり、より好ましくは緑から黄である。もしくは緑から黄緑である。
ここで、各着色領域は、同じ色相を用いることはない。例えば、青から黄までの色相で選択される2つの着色領域で緑系の色相を用いる場合は、他方は一方の緑に対して青系もしくは黄緑系の色相を用いる。
これにより、従来のRGBの着色領域よりも広範囲の色再現性を実現することができる。
他の具体的な例として、着色領域を透過する波長で表現する。
青系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが415−500nmにある着色領域、好ましくは、435−485nmにある着色領域である。
赤系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。
青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが485−535nmにある着色領域で、好ましくは、495−520nmにある着色領域である。
青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが500−590nmにある着色領域、好ましくは510−585nmにある着色領域、もしくは530−565nmにある着色領域である。
この波長は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
他の具体的な例として、x、y色度図で表現する。
青系の着色領域は、x≦0.151、y≦0.200にある着色領域であり、好ましくは、0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.200にある着色領域である。
赤系の着色領域は、0.520≦x、y≦0.360にある着色領域であり、好ましくは、0.550≦x≦0.690、0.210≦y≦0.360にある着色領域である。
青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、x≦0.200、0.210≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.080≦x≦0.200、0.210≦y≦0.759にある着色領域である。
青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、0.257≦x、0.450≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.257≦x≦0.520、0.450≦y≦0.720にある着色領域である。
このx、y色度図は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
これら4色の着色領域は、サブ画素に透過領域と反射領域を備えた場合、透過領域及び反射領域も上述した範囲で適用することができるものである。
バックライトとして、RGBの光源としてLED、蛍光管、有機ELを用いても良い。または白色光源を用いても良い。なお、白色光源は青の発光体とYAG蛍光体により生成される白色光源でもよい。
RGB光源としては、以下のものが好ましい。
Bは発光した光の波長のピークが435nm−485nmにあるもの
Gは発光した光の波長のピークが520nm−545nmにあるもの
Rは発光した光の波長のピークが610nm−650nmにあるもの
そして、RGB光源の波長によって、上記カラーフィルタを適切に選定すればより広範囲の色再現性を得ることができる。
また、波長が例えば、450nmと565nmにピークがくるような、複数のピークを持つ光源を用いてもよい。
上記4色の着色領域の構成の例として、以下のものがあげられる。
色相が、赤、青、緑、シアン(青緑)の着色領域
色相が、赤、青、緑、黄の着色領域
色相が、赤、青、深緑、黄の着色領域
色相が、赤、青、エメラルド、黄の着色領域
色相が、赤、青、深緑、黄緑の着色領域
色相が、赤、青緑、深緑、黄緑の着色領域
すなわち、本実施形態の電気光学装置100は、4色の着色領域を有するカラーフィルタを具備して構成されるものであり、電気光学装置100は、従来のRGBの3色の着色領域を有するカラーフィルタを備えた電気光学装置の色再現範囲よりも広い色再現範囲を有する。
図3は、本実施形態の駆動回路1の概略構成を示すブロック図である。
駆動回路1は、外部装置であるLCDコントローラ11からの画像信号と各種コマンド信号を受信する。駆動回路1は、インターフェースコントロール回路(以下、I/Fコントロール回路という)12と、コマンド制御回路13と、画像処理回路14と、セレクタ回路15と、ラッチ回路16と、ガンマ(γ)補正回路(以下、ガンマ(γ)回路という)17と、増幅器18と、セレクトタイミング制御回路19と、信号選択回路20とを含んで構成される。
I/Fコントロール回路12には、LCDコントローラ11からの画像信号等が入力される。I/Fコントロール回路12は、入力された画像信号等を所定の単位、例えば8ビット毎にコマンド制御回路13へ出力する。
コマンド制御回路13は、入力された信号が、コマンド信号であるか画像信号であるかに応じて、画像処理回路14とセレクタ回路15への画像信号と制御信号を出力する。画像信号は、所定の単位で所定のタイミングで画像処理回路14へ出力される。例えば、コマンド制御回路13は、24ビットの単位で画像信号を、1クロック(CLK)毎に画像処理回路14へ出力される。
また、コマンド制御回路13は、表示モード、すなわち部分表示モードか全画面表示モードかに応じて、画像処理回路14へクロック信号(CLK)を供給、あるいは画像処理回路14へのクロック信号(CLK)の供給を停止する。具体的には、コマンド制御回路13は、表示モードが全画面表示モードのときには、クロック信号(CLK)を画像処理回路14へ供給し、部分表示モードのときには、画像処理回路14へのクロック信号(CLK)の供給を停止する。なお、表示モードを示す信号MODEは、コマンド制御回路13へ入力される。
画像処理回路14は、3色、すなわちRGB(赤系、緑系、青系)の3つの画像信号を、先に述べた4色の画像信号に変換する色変換回路を含む。後述するように、部分表示モード時には、クロック信号CLKは、画像処理回路14へ入力されないので、画像処理回路14は駆動動作を停止する。
セレクタ回路15には、コマンド制御回路13から出力された画像信号と画像処理回路14から出力された画像信号が入力される。セレクタ回路15は、コマンド制御回路13からの選択信号(SEL)に基づいて、コマンド制御回路13から出力された画像信号と画像処理回路14から出力された画像信号のいずれかを選択して出力する。
また、セレクタ回路15は、RAM等のラッチ回路16へ所定の単位で選択した画像信号を出力する。ラッチ回路16にストアされた画像信号を、ガンマ回路へ17へ出力する。
なお、セレクタ回路15は、部分表示モード時は、ラッチ回路16における、色信号の1つであるシアン(C)の画像信号には、ダミーデータが書き込まれる。コマンド制御回路13とセレクタ回路15が、全画面表示モードの場合には、画像処理回路14によってRGBCの4色の画像信号に変換された全画面表示用画像信号を出力し、部分表示モードの場合には、画像処理回路14の駆動を停止してRGBの3色の画像信号である部分表示用画像信号を出力するように制御する制御回路を構成する。
ガンマ回路17は、ガンマ補正のための回路であり、入力された画像信号にガンマ補正を施して、ガンマ補正された画像信号を増幅器18へ供給する。
増幅器18は、画像信号を所定の増幅率で増幅するための増幅回路であり、ガンマ回路17からの画像信号を所定の増幅率で増幅して信号選択回路20へ供給する。増幅器18の増幅率は、後述するようにコマンド制御回路13から供給される増幅率制御信号(ADJ)によって決定される。
セレクトタイミング制御回路19は、コマンド制御回路13からの選択制御信号(SELL)に基づいて、信号選択回路20へ入力される画像信号を選択して出力するように信号選択回路20を制御するために、各画像信号の選択信号を信号選択回路20へ出力する回路である。
信号選択回路20は、入力される複数の画像信号を選択するスイッチ回路を含む回路である。信号選択回路20は、セレクトタイミング制御回路19からの選択信号に基づいて、所定のタイミングで入力される全画面表示用画像信号と部分表示用画像信号を、表示モードに応じて、所定のタイミングで所定の時間だけ選択して、それぞれ対応するR(赤)用、G(緑)用、B(青)用及びC(シアン)用のデータ線に出力する。
そのために、信号選択回路20は、R(赤系)用、G(青から黄までの色相で選択される他方の着色領域:緑から黄)用、B(青系)用及びC(青から黄までの色相で選択される一方の着色領域:青緑から緑)用の4つのデータ線に対応する、4つのスイッチ回路SWR、SWG、SWB、SWCを含む。セレクトタイミング制御回路19は、4つのスイッチ回路SWR、SWG、SWB、SWCのオン、オフを制御する選択信号R_SEL、G_SEL、B_SEL、C_SELを出力する。
コマンド制御回路13は、上述したように、画像処理回路14、セレクタ回路15及びラッチ回路16への画像データ等を出力するのに加えて、増幅器18への増幅率制御信号(ADJ)とセレクトタイミング制御回路19への選択制御信号(SELL)を出力する。
コマンド制御回路13Aは、増幅率制御信号(ADJ)を増幅器18へ供給し、増幅器18は、増幅率制御信号(ADJ)に基づいて、全画面表示モード時と部分表示モード時において異なる増幅率で、入力された画像データを増幅する。より具体的には、コマンド制御回路13は、表示モードが反射モード時には、透過モード時よりも低い増幅率で、画像データを増幅するように、増幅率制御信号(ADJ)を増幅器18へ供給する。コマンド制御回路13は、部分表示モードの場合には、部分表示用画像信号を増幅する前記増幅器の増幅率を全画面表示モードの場合よりも低くする制御回路を構成する。これにより、部分表示モードにおける、増幅器による消費電力を抑えることができる。
以上の構成を有する、本実施形態の電気光学装置100の動作を、以下に説明する。図4は、全画面表示モードにおける電気光学装置の動作を説明するタイミングチャートである。図5は、部分表示モードにおける電気光学装置の動作を説明するタイミングチャートである。図4及び図5において、G1、G2・・・G240は、それぞれ、1行目、2行目、…、240行目の走査線33に供給される走査信号を示している。また、R、G、B及びCは、各サブ画素37R、37G、37B及び37Cのそれぞれに接続されたデータ線34に供給される信号を示している。CPは、イコライズ信号CPを示している。
まず、全画面表示モード時の動作について説明する。
走査線駆動回路39により、1行目、2行目、…、240行目の走査線33に、順次走査信号が供給される。この動作は、1フレーム期間(1F)毎に繰り返されるものである。
全画面表示モードの場合、駆動回路1は、LCDコントローラ11から入力される第1の色画像信号であるRGBの3色の画像信号を、画像処理回路14において、第2の色画像信号であるRGBCの4色の画像信号に変換する。また駆動回路1は、1フレーム期間の全てにわたってRGBCの4色の画像信号を出力する。駆動回路1から出力された4色の画像信号は、データ線駆動回路38に入力され、データ信号として各サブ画素37R、37G、37B及び37Cに接続されたデータ線34に供給される。なお、全画面表示モードでは、イコライズ信号CPは供給されない。
すなわち、全画面表示モードでは、1フレーム期間中において、データ線34へのデータ信号の供給は連続的に行われるものであり、これにより、表示領域の全ての画素にデータ信号が供給され、全画面表示が行われる。
次に、部分表示モード時の動作について説明する。
全画面表示モードと同様に、走査線駆動回路39により、1行目、2行目、…、240行目の走査線33に、順次走査信号が供給される。この動作は、1フレーム期間(1F)毎に繰り返されるものである。
部分表示モードの場合、駆動回路1の画像処理回路14は駆動されない。このため駆動回路1は、LCDコントローラ11から入力されるRGBの3色の画像信号に対して、γ補正と増幅のみを行い、RGBの3色の画像信号を出力する。また駆動回路1は、このRGBの3色の画像信号を、1フレーム期間中の所定の期間のみ出力する。本実施形態では、具体的には、走査線駆動回路39が80行目から120行目の走査線33に走査信号を供給する期間において、RGBの3色の画像信号を出力する。駆動装置1から出力されたRGBの3色の画像信号は、80行目から120行目の走査線33が選択されている期間において、データ線駆動回路38に入力され、データ信号として各サブ画素37R、37G及び37Bに接続されたデータ線34に供給される。サブ画素37Cが接続されたデータ線34にはデータ信号は供給されない。また、この80行目から120行目の走査線33が選択されている期間においては、イコライズ信号CPは供給されない。
これにより、画像表示領域4の一部分である、80行目から120行目の画素にのみデータ信号が供給され、部分表示(パーシャル表示)が行われる。
また、部分表示モードでは、走査線駆動回路39により表示領域である80行目から120行目以外の走査線33が選択されている期間においては、イコライズ信号CPが供給される。すなわち、1行目から79行目、121行目から240行目の走査線33が選択されている期間において、データ線34にVcomが供給される。これにより、非表示領域のデータ線34と、対向電極40とは等電位とされる。言い換えれば、表示領域以外の画素が選択されている期間において、データ線34と対向電極40とが短絡される。
以上のように、本実施形態の電気光学装置100は、全画面表示モード時においては、4色の着色領域を有するカラーフィルタを用いて、色再現性の高い画像を表示することができる。一方、部分表示モード時においては、従来のように表示領域の画素にのみデータ信号を供給するだけではなく、併せて、4つのサブ画素37R、37G、37B及び37Cのうちの、37R、37G及び37Bの3つのサブ画素にのみデータ信号を供給することで、低消費電力化を図っている。
また、本実施形態の電気光学装置100は、部分表示モード時においては、駆動回路1の画像処理回路14の動作を停止している。これにより、駆動回路1による消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態の電気光学装置100は、部分表示モード時に、表示を行う走査線33以外の走査線に走査信号が供給されている期間においては、データ線の電位を対向電極の電位と等電位としている。これにより、表示を行わない非表示領域の画素における消費電力を抑えることができ、さらに低消費電力化を図ることができる。
なお、上述の本実施形態の電気光学装置100は、RGBCの4色のカラーフィルタが用いられるものであるが、本発明の電気光学装置のカラーフィルタの着色領域に用いられる色及び色数はこの組み合わせに限られるものではない。メイン表示パネルに使用されるカラーフィルタの着色領域を、5色以上としてもよく、例えば、RGBCの4色に加えて、白(無色)の着色領域を使用する構成が考えられる。この場合白表示における輝度を向上させることができる。
上述した実施形態に係る電気光学装置は、携帯電話等の電子機器に適用される。
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置を表示装置として有する電子機器について説明する。図6は、電子機器として携帯電話の外観を示す斜視図である。図6に示すように、携帯電話1200は、複数の操作ボタン1201の他に、受話口1202、送話口1203と共に、上述した電気光学装置としての液晶表示装置が設けられる表示部150を有する。表示部150において、例えば携帯電話1200が待受け状態であれば、電気光学装置は部分表示モードとされ、表示部150には時刻表示のみが行われる。これにより、待受け状態における携帯電話1200の消費電力を抑えることができ、長時間携帯電話1200を使用することができるようになる。また、携帯電話1200の操作時には、電気光学装置は全画面表示モードとされる。全画面表示モード時には色再現性の高い動画や静止画を表示することができる。
なお、本実施形態の電子機器としては、他にも、テレビジョンや、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種の電子機器に対して、本発明に係る電気光学装置が適用可能なのは言うまでもない。
また、本発明は、本実施形態に係るアクティブマトリクス駆動の液晶表示装置の他に、電子ペーパなどの電気泳動装置、EL(Electro-Luminescence)表示装置、電子放出回路素子を備えた装置(Field Emission Display及びSurf ace-Conduction Electron-Emitter Display)等の電気光学装置の技術分野に属するものである。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
電気光学装置の斜視図である。 電気光学装置の概略構成を示す説明図である。 駆動回路の概略構成を示すブロック図である。 全画面表示モードにおける電気光学装置の動作を説明するタイミングチャートである。 部分表示モードにおける電気光学装置の動作を説明するタイミングチャートである。 電子機器の斜視図である。
符号の説明
1 駆動回路、 33 走査線、 34 データ線、 35 画素電極、 36 TFT、 37 画素、 38 データ線駆動回路、 39 走査線駆動回路、 50 イコライズ回路

Claims (4)

  1. 複数のデータ線と複数の走査線との交差に対応して設けられた画素であって少なくとも4色以上の着色領域を有するカラーフィルタに対応した画素を有し、前記データ線に供給される画像信号に基づいて表示を行う表示パネルと、
    前記カラーフィルタの前記着色領域の色よりも少ない色の情報を有する第1の色画像信号が入力され、該第1の色画像信号を前記カラーフィルタに対応した第2の色画像信号に変換して出力する画像処理回路と、
    全ての前記画素を駆動して表示を行う全画面表示モード時において、前記第2の色画像信号を前記データ線に供給し、
    一部の前記画素からなる表示領域のみにおいて表示を行う部分表示モード時において、前記画像処理回路の駆動を停止させて前記第1の色画像信号を前記データ線に供給することで前記表示領域内の前記画素を駆動する駆動回路と、
    を具備したことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記表示パネルは、前記データ線に接続された画素電極と、対向電極との間に電気光学物質を介在させて構成されるものであって、
    前記駆動回路は、前記部分表示モード時において、前記表示領域以外の前記画素の選択期間において、前記データ線と前記対向電極とを短絡させることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1の色画像信号は、赤系、緑系及び青系の3色画像信号であり、
    前記第2の色画像信号は、少なくとも4色以上の多色画像信号であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 上記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気光学装置によって表示部を構成したことを特徴とする電子機器。
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