JP2008032590A - 光半導体素子、波長可変光源、および光断層画像化装置 - Google Patents

光半導体素子、波長可変光源、および光断層画像化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光半導体素子において、発光スペクトル幅が広く、かつ出力が高い光を発生させる。
【解決手段】光半導体素子1には、光導波路型発光領域である導波路2、3、4と、出射用光導波路である導波路5とが形成されている。導波路2、3、4の長さS1は互いに等しいように構成されている。導波路2、3、4で発生した各光は、導波路5に入射して合波され、合波された光は、導波路5により外部に出射される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体光アンプ(以下、SOAという)等として利用可能な光半導体素子、該光半導体素子を備えた波長可変光源、および該波長可変光源を備えてOCT(Optical Coherence Tomography)計測により光断層画像を取得する光断層画像化装置に関するものである。
従来、外部共振器型の波長可変光源としては、両端面に反射防止膜を施した半導体レーザやSOA等の光半導体素子の一端面からの出射光をレンズにより平行光に変換し、この平行光を回折光学素子で波長分散し、その後の光路に配置されたミラーで光を反射して再び回折光学素子に戻す構成のものが知られている。この構成では、ミラーと回折光学素子により、波長分散された光の一部である特定波長の光のみが波長選択されて光半導体素子に帰還する。そして、上記ミラーと光半導体素子の他端面の外部に設置された共振器ミラーとによって外部共振器が構成され、特定波長の光がレーザ発振する。この外部共振器で発振されたレーザ光を取り出すときは、例えば、光半導体素子の他端面からの出射光をレンズにより平行光に変換し、光アイソレータを通過させた後、光ファイバへ結合させれば容易に外部へ出力することができる。また、選択される波長は、ミラーを回転させてミラーと回折光学素子とのなす角度を変化させることにより変更可能であり、この角度を連続的に変化させることにより、レーザ発振する波長を連続的に変化させて波長掃引することができる。このような方式はリットマン方式と呼ばれ、外部共振器型の波長可変光源によく用いられている。
上記のような外部共振器型の波長可変光源の波長掃引幅は、光源に用いられる光半導体素子の活性層がもつ利得スペクトル幅によって限界が決まる。ただし、本来、光半導体素子の活性層が広い利得スペクトル幅をもっていたとしても、発光の過程で起きる誘導放出のために、実際に光半導体素子から出射される光のスペクトル幅、すなわち発光スペクトル幅は、利得スペクトル幅よりも狭いのが通常である。これは誘導放出という現象が、物質の放射遷移にともなう光子の放出過程において、入射光強度に比例して入射光に等しい位相の光を放出するものであるため、誘導放出による増幅利得を大きくすると、もともと広帯域なスペクトル分布をもつ自然放出光のうち、強度の強い波長の光が優先的に増幅を受けてしまい、最終的に得られる発光スペクトル幅が高出力化とともに狭くなってしまうからである。外部共振器型の波長可変光源は、用いられる光半導体素子の発光スペクトルに含まれる波長の光を元に発振現象を生じさせるものであるため、掃引可能な波長幅は、実際には、光半導体素子の利得スペクトル幅ではなく、発光スペクトル幅が律速となる。
光半導体素子の発光スペクトル幅を広げる方法としては、厚さまたは組成の異なる量子井戸の積層構造、すなわち多重量子井戸層を形成する方法(例えば、特許文献1参照)や、光の伝搬方向に組成を変調させる方法(例えば、特許文献2参照)が知られている。また、発光ダイオードの発光スペクトル幅を広げる方法としては、活性層の長さが互いに異なるように分岐型の光導波路構造を形成する方法(例えば、特許文献3参照)が知られている。
一方、上記のような波長掃引が可能なレーザ装置の重要な用途として、SS−OCT(Swept source Optical Coherence Tomography)計測を利用した光断層画像化装置が知られている。光断層画像化装置は、光源から射出されたコヒーレンス光を測定光と参照光とに分割した後、測定光が測定対象に照射されたときの反射光と参照光とを合波し、反射光と参照光との干渉光の強度に基づいて光断層画像を取得するものである。SS−OCT計測の光断層画像化装置は、光源から射出される光の周波数を時間的に変化させながら干渉光の検出を行うものであり、光周波数領域のインターフェログラムから所定の測定対象の深さ位置における反射強度を検出し、これを用いて断層画像を生成する。このようなSS−OCT装置では、光源から射出される光の周波数帯域が広いほど、すなわちスペクトル幅が広いほど、分解能が高くなる。
特開平8−307014号公報 特開平6−196809号公報 特開2005−340644号公報
上記特許文献1、特許文献2に記載の方法は、利得スペクトル幅の増大を行う方法としては望ましいものであるが、実際の発光スペクトル幅は光半導体素子の誘導放出の割合に影響されるため、利得スペクトル幅をそのまま反映したものとはならないのが現状である。発光スペクトル幅を利得スペクトル幅に近づけるには、誘導放出現象を極力まで低減させることが必要である。そのためには例えば、半導体レーザにおいては共振器長を短くする等、光半導体素子において発光領域となる活性層を短くし、利得を低減させることが有効である。しかし、この方法では利得が低いために低出力の光しか得られず、この光半導体素子を外部共振器型の波長可変光源に用いたときに、外部共振器を発振させられないという問題があった。
また、上記特許文献3に記載の方法は、長さの異なる光導波路で発生されたピーク波長の異なる光を合波して出力するものであるが、光導波路の長さが異なるとスペクトル帯域だけでなく利得も異なる。そのため、各導波路で発生するスペクトル形状が単峰性の対称性の高い形状であったとしても、合波して得られる光のスペクトル形状は非対称の歪んだ形となり、このような光を光断層画像化装置に用いた場合には、断層画像の品質の低下が懸念された。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、広帯域および高出力の発光特性を有する光半導体素子、広帯域に波長可変な波長可変光源、および高品質の画像を取得可能な光断層画像化装置を提供することを目的とする。
本発明の光半導体素子は、互いに長さが等しい複数の光導波路型発光領域と、前記複数の光導波路型発光領域で発生した各光が入射され、該各光が合波された光を外部に出射するための出射用光導波路とが形成されていることを特徴とするものである。
なお、「長さが等しい」とは、前記複数の光導波路型発光領域の長さの平均値に対し、各光導波路型発光領域の長さが前記平均値±10%以内となるように維持されていることを意味する。
上記光半導体素子は、前記複数の光導波路型発光領域と前記出射用光導波路に別々に電流を注入可能な電極を備えていることが好ましい。
本発明の波長可変光源は、上記の光半導体素子と、該光半導体素子から出射された光を共振させる共振手段と、該共振手段における発振波長を選択し、かつ、該発振波長を変更可能な波長選択手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、共振手段は、本発明の光半導体素子とは独立した部材であってもよいし、本発明の光半導体素子自身が共振手段の一部を構成していてもよい。
前記波長選択手段は、回折光学素子、または光フィルタを有するように構成してもよく、具体的には例えば、入射光の光軸と入射面の相対角度が変更可能な回折光学素子、または透過光の波長を変更可能な光フィルタを有するように構成してもよい。
本発明の光断層画像化装置は、上記の波長可変光源と、該波長可変光源から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、該合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、該干渉光検出手段により検出された前記干渉光から前記測定対象の断層画像を取得する画像取得手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の光半導体素子によれば、互いに長さが等しい複数の光導波路型発光領域と、前記複数の光導波路型発光領域で発生した各光が入射され、該各光が合波された光を外部に出射するための出射用光導波路とが形成されているので、複数の光導波路型発光領域の長さを短く設定しておけば、各光導波路型発光領域では誘導放出が抑制されて発光スペクトル幅が広い光を発生させることができ、出射用光導波路ではこれらの光が入射されて合波されるので、外部に広帯域および高出力の光を出射させることができる。また、各光導波路型発光領域の長さは等しいので、これらで発生する光の利得やスペクトル帯域、ピーク波長等のスペクトル特性は等しくなり、各光導波路型発光領域で発生する光のスペクトル形状が単峰性の対称性の高い形状であれば、合波された光もまた単峰性の対称性の高いスペクトル形状となり、光断層画像化装置等の測定に好適に使用できる。
前記複数の光導波路型発光領域と前記出射用光導波路に別々に電流を注入可能な電極を備えていれば、前記複数の光導波路型発光領域と前記出射用光導波路に注入する電流を別々に制御することができる。
本発明の波長可変光源は、上記の本発明の広帯域および高出力の発光特性を有する光半導体素子を備えているため、波長可変範囲を広帯域にすることができる。
本発明の光断層画像化装置は、上記の本発明の波長可変光源を備えているため、広帯域に波長を変化させて測定をすることができ、分解能の高い高品質な画像を取得することができる。
以下、図面を参照して本発明にかかる光半導体素子、波長可変光源、および光断層画像化装置の実施形態について詳細に説明する。
<光半導体素子の実施形態>
図1は本発明の実施形態の光半導体素子1の概略構成を示す全体斜視図であり、図2(A)、図2(B)はそれぞれ図1に示す光半導体素子1をA−A’線、B−B’線で切断したときの構造断面図である。図1には、素子内部に設けられている光導波路を素子上面に投影したときの光導波路のパターンを破線で示している。
光半導体素子1においては、互いに長さが等しい3つの光導波路2、3、4と、該3つの導波路の一端が接続された光導波路5とが形成されている。光導波路2、3、4、5には発光作用を有する活性層が設けられており、光導波路2、3、4、5にはそれぞれ、電流を注入するための電極6、7、8、9が備えられている。
3つの光導波路2、3、4は、本発明の光導波路型発光領域として機能するものである。3つの光導波路2、3、4の長さ、すなわち、光導波路2、3、4の他端から光導波路5との接続部までのそれぞれの長さS1は全て等しい。また、光導波路2、3、4の活性層の組成は同一である。よって、光導波路2、3、4へ同量の電流が注入されると、光導波路2、3、4からは利得、スペクトル幅、スペクトル帯域、ピーク波長等のスペクトル特性が等しい光が発生される。
光導波路5は、光導波路2、3、4で発生した各光が入射されて、該各光が合波された光を外部に出射するための光導波路であり、本発明の出射用光導波路として機能するものである。光導波路5は、外部に光出射が可能なように、少なくとも1つの素子端面まで伸びていることが必要である。本実施形態の光半導体素子1は、図示右奥側の素子端面1aから図示左手前側の素子端面1bまで伸びており、外部共振器型の波長可変光源に使用されるのに好適な構成となっている。光導波路5の素子端面1aから素子端面1bまでの長さはS2である。
光半導体素子1においては、発光領域での誘導放出を極力低減して、自然出力光成分の割合を多くして、利得スペクトル幅に近い発光スペクトル幅の光を出射できるようにするため、光導波路2、3、4の長さS1は光導波路5の長さS2よりも短い方が好ましく、本実施形態では、そのように構成されている。具体的には、光導波路5の長さS2は、光半導体素子1が波長可変光源の利得媒体として使用されたときに十分な利得を得るために1〜3mm程度であることが望ましく、これに対して、光導波路2、3、4の長さS1は0.2〜0.5mm程度であることが望ましい。
電極6、7、8と電極9とは電気的に分離されており、別々に注入電流量を制御可能なように構成されている。
上述のように、光導波路2、3、4は、発光領域での誘導放出を極力低減して、自然出力光成分の割合を多くする構成をとっているため、光導波路2、3、4は、利得は小さいが、発光スペクトル幅が広い光を発生できる。図3に光導波路2、3、4でそれぞれ発生する各光の発光スペクトルを破線で、各光が合波された光の発光スペクトルを実線で示す。なお、上述のように、光導波路2、3、4で発生する光は等しいスペクトル特性をもつため、これらの光は図3では1種類の曲線として描かれている。図3に示すように、破線で示す光のスペクトル形状が単峰性の対称性の高い形状であれば、これらが合波された光のスペクトル形状もまた単峰性の対称性の高い形状になる。
これに対して、長さが異なる3つの光導波路で発生する光の発光スペクトルは、図4に破線で例示するように、利得、スペクトル幅、スペクトル帯域、ピーク波長等のスペクトル特性が等しいものとならない。これらの光を合波した光の発光スペクトルは、図4の実線で示すように、多峰性や非対称形状を呈するものとなることがある。
光半導体素子を波長可変光源や光断層画像化装置等に用いるときには、その発光スペクトルは単峰性の対称性の高い形状であることが好ましいため、図4に示す発光特性よりも図3に示す本実施形態の発光特性の方が好ましいものと言える。
光半導体素子1の素子端面1a、1bには反射防止膜が形成されている。これは、素子端面1a、1bにおける反射率が大きいと、光半導体素子1の素子端面1a、1b間にファブリペロー共振器が構成され、このような光半導体素子1を外部共振器型の波長可変光源に用いると、光半導体素子1内部の共振器と外部共振器とがそれぞれ異なる波長にて発振し、互いの波長が競することでマルチモード化やモードポップが生じてしまい、安定な発振を得ることが難しいからである。
また、光半導体素子1の光導波路5は素子端面1a、1bの法線Hに対して3〜15度の角度をもつ斜め導波路となるように構成されている。これは、光導波路を共振器端面から僅かに傾けた斜め光導波路構造をとることにより、素子端面により共振器構造が形成されるのを避け、レーザ発振を効果的に抑制することができるからである。このことは、1978年にD.R.SCIFRESらによる、GaAs/AlGaAs光半導体素子のストライプを端面の垂直方向に対して傾けていくと、実効的な端面反射率が低下しスーパルミネッセントダイオードとしての性能を示すという報告等から知られている。なお、このような斜め導波路構造を採用した場合は、反射防止膜10は必ずしも必要ではない。また、素子端面1a、1bのいずれか一方に出力波長に対する無反射膜を形成すれば光導波路5は必ずしも法線方向に対して傾きを有していなくてもよい。
光導波路2、3、4、5の幅はそれぞれ、基本横モードのみを許容する幅となるように構成されている。これにより、基本横モード出力光を安定して得ることができ、光半導体素子1はシングルモードファイバと良好に光結合することができる。
以下、光半導体素子1の層構成および作製方法について説明する。光半導体素子1は、n−InP基板11上に、n−InPクラッド層12が積層されている。n−InPクラッド層12の上には、InGaAsP系活性層16、p−InP第一クラッド層17からなるストライプ状のリッジ構造部20が形成されている。リッジ構造部20は、p−InP埋め込み層13、n−InP埋め込み層14により挟まれている。リッジ構造部20およびn−InP埋め込み層14の上にp−InP第二クラッド層15が積層されている。リッジ構造部20、p−InP第一クラッド層13、n−InP埋め込み層14は、光導波路2、3、4、5を形成すべく、所定のパターンで形成されており、それ以外の層は全てn−InP基板11の略全面に形成されている。光導波路2、3、4、5は、InGaAsP系活性層16により構成される。
p−InP第二クラッド層15の上面における、リッジ構造部20に対応する位置にp側電極である電極6,7,8,9が形成され、n−InP基板11下面にn側電極19が形成されている。
光半導体素子1を作製する際は、まず、n−InP基板11上にn−InPクラッド層12、InGaAsP系活性層16、p−InP第一クラッド層17を、この順に1回目の結晶成長により積層配置する。そして、その上に誘電体マスクとなるSiO選択成長マスクを形成して、エッチングにより光導波路以外のp−InP第一クラッド層17、InGaAsP系活性層16およびn−InPクラッド層12の一部を除去する。InGaAsP系活性層16は発光波長の異なる量子井戸活性層をもつ多重量子井戸構造であることが望ましい。
次に2回目の結晶成長で、p−InP埋め込み層13、n−InP埋め込み層14にてエッチングにより除去した部分を埋め込む。さらに前記SiO選択成長マスクを除去した後に、光導波路部分および埋め込み層の全体を覆うようにp−InP第二クラッド層15を成長させる。上記のように、光導波路2、3、4、5は、SiO選択成長マスクを用いたフォトリソグラフィー技術およびエッチング技術により形成することができる。その後、全体の厚みが100mm程度になるまでn−InP基板11の研磨を行い、最後にn側電極19をn−InP基板11の裏面に、電極6,7,8,9をp−InP第二クラッド層15の上面の光導波路2、3、4、5に対応する位置に蒸着および熱処理により形成する。
上記実施形態の光半導体素子1ではInP基板とそれに格子整合する材料系を用いて光半導体素子1から放射される光の波長を1.3mm帯もしくは1.5mm帯とした例を挙げているが、本発明は、GaAs基板とそれに格子整合する材料系を用いて0.6〜1.2mm帯の波長の光を放射する光半導体素子に適用することも可能である。
なお、本実施形態では光導波路型発光領域として3つの光導波路を有する例について説明したが、本発明の光導波路型発光領域の数は3つに限定されるものではなく、2つ、または4つ以上の複数でもよく、任意に設定可能である。
本発明の光半導体素子は、例えば波長可変光源の利得媒体として利用可能であり、通信、計測、医療、印刷、画像処理等の分野に適用可能である。以下、本発明の実施形態にかかる光半導体素子を利用した波長可変光源について説明する。
<波長可変光源の第1の実施形態>
次に、図5を参照しながら、本発明にかかる波長可変光源の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、波長可変光源として、リットマン配置の外部共振器型波長可変レーザを例に挙げて説明する。
本実施形態の波長可変光源21は、上記で説明した光半導体素子1と、光半導体素子1からの出力光を共振させるレーザ共振器(共振手段)22と、レーザ共振器22における発振波長を選択し、かつ、該発振波長を変更可能な回折光学素子(波長選択手段)23とから概略構成されている。
レーザ共振器22内部には、共振器ミラー24、光半導体素子1、コリメートレンズ25、回折光学素子23、可動ミラー26が光路に沿ってこの順に配置されており、共振器ミラー24と可動ミラー26がレーザ共振器22の両端部を構成する。共振器ミラー24は部分反射コーティングが施されている。
光半導体素子1から出射された所定のスペクトル幅をもつ光は、コリメートレンズ25で平行光に変換された後、回折光学素子23で波長分散される。波長分散された回折光のうち、可動ミラー26の反射面に直交する特定の波長の光のみが回折光学素子23に戻り、この光が光半導体素子1に帰還することにより発振波長が選択される。可動ミラー26は、可動ミラー26の反射面と回折光学素子23の入射面とのなす角が変更可能なように、回転可能に構成されており、可動ミラー26を回転させることにより、光半導体素子1に帰還する光の波長を変更でき、これによりレーザ共振器22における発振波長を変更できる。
上記のように選択された波長の光が光半導体素子1の素子端面1aから基本横モードのレーザ光として出射され、その一部は共振器ミラー24を透過して光アイソレータ27を経由してレンズ28で集光された後、光ファイバ29に入射して外部へ伝送される。光アイソレータ27を介在させることで、光ファイバ29の遠端からの反射光が光半導体素子1に光結合するのを防ぐことができる。
なお、本実施形態ではリットマン配置の波長可変光源を例にとり説明したが、本発明はかかる構成に限定されるものではなく、リトロー配置等を採用してもよい。
本実施形態の波長可変光源は、本発明の一実施形態である広帯域の発光スペクトルを有する光半導体素子1を備えたものであるので、波長可変範囲を広帯域にとることができる。
<波長可変光源の第2の実施形態>
次に、図6を参照しながら、本発明にかかる波長可変光源の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、波長可変光源として、リング状のレーザ共振器を有する、リングレーザと称されるものを例に挙げて説明する。
本実施形態の波長可変光源31は、光半導体素子1と、光半導体素子1からの出力光を共振させるレーザ共振器(共振手段)32と、レーザ共振器32における発振波長を選択し、かつ、該発振波長を変更可能な光フィルタ(波長選択手段)33とから概略構成されている。
レーザ共振器32は、図6に示すように、レンズ34、光アイソレータ35、レンズ36、光半導体素子1、レンズ37、光フィルタ33、レンズ38が順に配置され、レンズ34とレンズ38が光ファイバ39と光結合することでリング状の共振器を構成している。
光半導体素子1から出射された所定のスペクトル幅をもつ光は、レンズ37で平行光に変換された後、光フィルタ33に入射する。光フィルタ33は、誘電体多層膜が施されたフィルタであり、特定の波長の光のみを透過させる波長選択性を有する。光フィルタ33により選択された波長の光は、レンズ38により集光されて光ファイバ39に入射し、光ファイバ39内を伝播した後、レンズ34近傍の光ファイバ端より出射され、レンズ34により平行光に変換された後、光アイソレータ35を経由してレンズ36により集光されて光半導体素子1に帰還する。
レーザ共振器32では、光半導体素子1のもつ光利得がレーザ共振器32の全損失を上回る状態になるとレーザ発振が生じる。レーザ共振器32内の光は、光ファイバ39の途中に接続された光カプラ40により外部へ出力することができる。
光フィルタ33は、その入射光の光軸とフィルタ面とのなす角度により透過させる光の波長を変更できるため、光フィルタ33の面角度を変更することにより、選択波長を変更でき、これによりレーザ共振器32における発振波長を変更できる。
光アイソレータ27はリング状のレーザ共振器32の光の周回方向を決めるとともに、レーザ共振器32の安定な発振動作にも寄与する。
本実施形態の波長可変光源は、本発明の一実施形態である広帯域の発光スペクトルを有する光半導体素子1を備えたものであるので、波長可変範囲を広帯域にとることができる。
<本発明の実施形態と比較例の評価>
次に、本発明の実施形態とその比較例について説明する。以下の説明で用いる本発明の実施形態の光半導体素子は、図1に示す光半導体素子1と同様に光導波路型発光領域と出射用光導波路を有し、光導波路型発光領域は長さ300μmのものが5つ形成されており、素子長は1.5mm、光導波路5の素子端面の法線に対する傾き角は7度、バンドギャップの異なる量子井戸層が2つ形成されたDQW構造を有し、その他の基本的な構成は図1に示す光半導体素子1と同様である。
一方、比較例の光半導体素子は、上記実施形態の光半導体素子として比較して光導波路型発光領域が無い点のみ異なり、その他の構成は全く同様である。
上記実施形態の光半導体素子と、比較例の光半導体素子とをそれぞれ図5に示すような波長可変光源に配置し、波長可変動作範囲を評価した。波長可変動作範囲は、比較例のものが中心波長約1300nm、半値幅100nmであるのに対し、実施形態のものは中心波長約1300nm、半値幅150nmの範囲にわたって波長を変化させることができた。以上のように、本発明の実施形態の光半導体素子によれば、比較例のものと比べて、波長可変動作範囲を大幅に広げることができる。
<光断層画像化装置の実施形態>
次に、図7を参照しながら、本発明にかかる光断層画像化装置の実施形態について説明する。
図7は本発明の実施形態による光断層画像化装置100の構成を示す図である。光断層画像化装置100は、例えば体腔内の生体組織や細胞等の測定対象の断層画像をSS−OCT計測により取得するものである。光断層画像化装置100は、光Lを射出する光源ユニット110と、光源ユニット110から射出された光Lを測定光L1と参照光L2とに分割する光分割手段C3と、光分割手段C3により分割された参照光L2の光路長を調整する光路長調整手段120と、光分割手段C3により分割された測定光L1を測定対象Sまで導波するプローブ130と、プローブ130から測定光L1が測定対象Sに照射されたときの測定対象からの反射光L3と参照光L2とを合波する合波手段C4と、合波手段C4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出する干渉光検出手段140と、干渉光検出手段140により検出された干渉光L4を周波数解析することにより測定対象Sの断層画像を取得する画像取得手段150とを有している。
本装置における光源ユニット110は、本発明の実施形態にかかる光半導体素子111と、光半導体素子111からの出力光を共振させるリング状のレーザ共振器(共振手段)117と、レーザ共振器117における発振波長を選択し、かつ、該発振波長を変更可能な回折光学素子(波長選択手段)114とを備え、波長を一定の周期で掃引させながらレーザ光Lを射出する外部共振器型の波長可変光源である。
光源ユニット110と図6に示す波長可変光源31とを比較すると、波長可変光源31の波長選択手段はリング状のレーザ共振器内に配置されていたが、光源ユニット10の波長選択手段はリング状のレーザ共振器外に配置されている点が異なる。なお、図7に示すレーザ共振器117もまた図6に示すレーザ共振器32と同様に、光アイソレータや光結合用のレンズを有するが、図7ではこれらの図示は省略している。
光半導体素子111は、図1に示す光半導体素子1と同様に、光導波路型発光領域として機能する複数の光導波路と、これらの光導波路で発生した各光が入射され、該各光が合波された光を外部に出射するための出射用光導波路とを備えており、広い発光スペクトル幅を有する素子である。
光半導体素子111の両端に接続された光ファイバFB10により、いわゆるリングレーザが構成され、光半導体素子111は電極への駆動電流の注入により微弱な放出光を光ファイバFB10の一端側に射出するとともに、光ファイバFB10の他端側から入射された光を増幅する。半導体光増幅器11および光ファイバFB10により形成されるリング状の光共振器によりパルス状のレーザ光Lが光ファイバFB10へ射出される。
光ファイバFB10の途中に結合されたサーキュレータ112により、光ファイバFB10内を導波する光の一部がサーキュレータ112から光ファイバFB11側へ射出される。光ファイバFB11から射出した光はコリメータレンズ113、回折光学素子114、光学系115を介して回転多面鏡(ポリゴンミラー)116において反射される。反射された光は光学系115、回折光学素子114、コリメータレンズ113を介して再び光ファイバFB11に入射される。
ここで、この回転多面鏡116は矢印R1方向に回転するものであって、各反射面の角度が光学系115の光軸に対して変化するようになっている。これにより、回折光学素子114において波長分散された光のうち、特定波長の光だけが再び光ファイバFB11に戻るようになる。この光ファイバFB11に戻る光の波長は光学系115の光軸と反射面との角度によって決まる。そして光ファイバFB11に入射した特定波長の光がサーキュレータ112から光ファイバFB10に入射され、結果として特定波長のレーザ光Lが光ファイバ10の途中に接続された光カプラC1により外部に出力され、光ファイバFB0側に射出されるようになっている。
したがって、回転多面鏡116が矢印R1方向に等速で回転したとき、再び光ファイバFB11に入射される光の波長λは図8に示すように、時間tの経過に伴って一定の周期で変化することになる。こうして光源ユニット110からは、波長掃引されたレーザ光Lが光ファイバFB0側に射出され、そのレーザ光Lはさらに光カプラC2を経由して光ファイバFB1側に射出されて光分割手段C3に入射する。
光分割手段C3は、たとえば2×2の光カプラから構成されており、光源ユニット110から光ファイバFB1を介して導波された光Lを測定光L1と参照光L2に分割する。光分割手段C3は、2本の光ファイバFB2、FB3にそれぞれ光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2により導波され、参照光L2は光ファイバFB3により導波される。なお、本実施形態における光分割手段C3は、合波手段C4としても機能するものである。
光ファイバFB2にはプローブ130が光学的に接続されており、測定光L1は光ファイバFB2からプローブ130へ導波される。プローブ130は、たとえば鉗子口から鉗子チャンネルを介して体腔内に挿入されるものであって、光学コネクタOCにより光ファイバFB2に対し着脱可能に取り付けられている。
光プローブ130は、先端が閉じられた円筒状のプローブ外筒132と、このプローブ外筒132の内部空間に、該外筒132の軸方向に延びる状態に配設された1本の光ファイバ133と、光ファイバ133の先端から射出した測定光L1をプローブ外筒132の周方向に偏向させるプリズムミラー134と、光ファイバ133の先端から射出した測定光L1を、プローブ外筒132の周外方に配された被走査体としての測定対象Sにおいて収束するように集光するロッドレンズ135と、プリズムミラー134を光ファイバ133の軸を回転軸として回転させるモータ136とを備えている。
一方、光ファイバFB3における参照光L2の射出側には光路長調整手段120が配置されている。光路長調整手段120は、測定対象Sに対する断層画像の取得を開始する位置を調整するために、参照光L2の光路長を変更するものであって、光ファイバFB3から射出された参照光L2を反射させる反射ミラー122と、反射ミラー122と光ファイバFB3との間に配置された第1光学レンズ121aと、第1光学レンズ121aと反射ミラー122との間に配置された第2光学レンズ121bとを有している。
第1光学レンズ121aは、光ファイバFB3のコアから射出された参照光L2を平行光にするとともに、反射ミラー122により反射された参照光L2を光ファイバFB3のコアに集光する機能を有している。また、第2光学レンズ121bは、第1光学レンズ121aにより平行光にされた参照光L2を反射ミラー122上に集光するとともに、反射ミラー122により反射された参照光L2を平行光にする機能を有している。
したがって、光ファイバFB3から射出した参照光L2は、第1光学レンズ121aにより平行光になり、第2光学レンズ121bにより反射ミラー122上に集光される。その後、反射ミラー122により反射された参照光L2は、第2光学レンズ121bにより平行光になり、第1光学レンズ121aにより光ファイバFB3のコアに集光される。
さらに光路長調整手段120は、第2光学レンズ121bと反射ミラー122とを固定した可動ステージ123と、該可動ステージ123を第1光学レンズ121aの光軸方向に移動させるミラー移動手段124とを有している。そして可動ステージ123が矢印A方向に移動することにより、参照光L2の光路長が変更するよう構成されている。
合波手段C4は、前述のとおり2×2の光カプラからなり、光路長調整手段120により光路長が変更された参照光L2と測定対象Sからの反射光L3とを合波しこれらの干渉光L4を導波手段である光ファイバFB4を介して干渉光検出手段140側に射出するように構成されている。
干渉光検出手段140は、合波手段C4により合波された反射光L3と参照光L2との干渉光L4を検出する。上記干渉光検出手段140は例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムからなる画像取得手段150に接続され、画像取得手段150はCRTや液晶表示装置等からなる表示装置160に接続されている。画像取得手段150は、干渉光検出手段140により検出された干渉光L4をフーリエ変換することにより測定対象Sの各深さ位置における反射光L3の強度を検出し、測定対象Sの断層画像を取得する。そして、この取得された断層画像が表示装置160により表示される。なお、本例の装置においては、干渉光L4を光分割手段C3で二分した光を光検出器140aと140bに導き、演算手段141においてバランス検波を行う機構を有している。
ここで、干渉光検出手段140および画像取得手段150における干渉光L4の検出および画像の生成について簡単に説明する。なお、この点の詳細については「武田 光夫、「光周波数走査スペクトル干渉顕微鏡」、光技術コンタクト、2003、Vol41、No7、p426−p432」に詳しい記載がなされている。
測定光L1が測定対象Sに照射されたとき、測定対象Sの各深さからの反射光L3と参照光L2とがいろいろな光路長差をもって干渉しあう際の各光路長差lに対する干渉縞の光強度をS(l)とすると、干渉光検出手段140において検出される光強度I(k)は、
I(k)=∫ S(l)[1+cos(kl)]dl ・・・(1)
で表される。ここで、kは波数、lは光路長差である。式(1)は波数kを変数とする光周波数領域のインターフェログラムとして与えられていると考えることができる。このため、画像取得手段150において、干渉光検出手段140が検出した干渉光をフーリエ変換にかけて周波数解析を行い、干渉光L4の光強度S(l)を決定することにより、測定対象Sの各深さ位置における反射情報を取得し、断層画像を生成することができる。そして、生成された断層画像は、表示装置160において表示される。
次に、上記構成を有する光断層画像化装置100の動作例について説明する。まず、可動ステージ123が矢印A方向に移動することにより、測定可能領域内に測定対象Sが位置するように光路長の調整が行われる。その後、光源ユニット110から光Lが射出され、光Lは光分割手段C3により測定光L1と参照光L2とに分割される。測定光L1はプローブ130により体腔内に導波され測定対象Sに照射される。そして、測定対象Sからの反射光L3が反射ミラー122において反射した参照光L2と合波手段C4により合波され、反射光L3と参照光L2との干渉光L4が干渉光検出手段140により検出される。この検出された干渉光L4の信号が画像取得手段150において周波数解析されることにより断層画像が取得される。このように、SS−OCT計測により断層画像を取得する光断層画像化装置100においては、干渉光L4の周波数および光強度に基づいて各深さ位置における画像情報を取得するようになっており、反射ミラー122の矢印A方向の移動は測定対象の深さ方向について断層画像信号を得る位置の調整に用いられる。
なお、プローブ130を回転させて、測定対象Sに対して測定光L1を1次元方向に走査させれば、この走査方向に沿った各部分において測定対象Sの深さ方向の情報が得られるので、この走査方向を含む断層面についての断層画像を取得することができる。また、測定対象Sに対して測定光L1を、上記走査方向に対して直交する第2の方向に走査させることにより、この第2の方向を含む断層面についての断層画像をさらに取得することも可能である。
本発明にかかる光半導体素子の実施形態の全体斜視図 図2(A)は図1の光半導体素子のA−A’断面図であり、図2(B)は図1の光半導体素子のB−B’断面図 図1の光半導体素子の各光導波路型発光領域で発生する光とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図 長さの異なる光導波路で発生する光とそれらの合波光の発光スペクトルを示す図 本発明にかかる波長可変光源の第1の実施形態の構成を示す図 本発明にかかる波長可変光源の第2の実施形態の構成を示す図 本発明にかかる光断層画像化装置の実施形態の構成を示す模式図 図7の光断層画像化装置における波長掃引の様子を示す図
符号の説明
1 光半導体素子
1a、1b 素子端面
2、3、4、5 光導波路
6、7、8、9 電極
11 n−InP基板
12 n−InPクラッド層
13 p−InP埋め込み層
14 n−InP埋め込み層
15 p−InP第二クラッド層
16 InGaAsP系活性層
17 p−InP第一クラッド層
19 n側電極
21、31 波長可変光源
22、32、117 レーザ共振器
23、114 回折光学素子
33 光フィルタ
100 光断層画像化装置
110 光源ユニット
116 回転多面鏡
120 光路長調整手段
130 プローブ
140 干渉光検出手段
150 画像取得手段
160 表示装置
C1、C2 光カプラ
C3 光分割手段
C4 合波手段
FB0、FB1、FB2、FB3、FB4、FB10、FB11 光ファイバ
L レーザ光
L1 測定光
L2 参照光
L3 反射光
L4 干渉光
S 測定対象

Claims (5)

  1. 互いに長さが等しい複数の光導波路型発光領域と、
    前記複数の光導波路型発光領域で発生した各光が入射され、該各光が合波された光を外部に出射するための出射用光導波路とが形成されていることを特徴とする光半導体素子。
  2. 前記複数の光導波路型発光領域と前記出射用光導波路に別々に電流を注入可能な電極を備えていることを特徴とする請求項1記載の光半導体素子。
  3. 請求項1または2記載の光半導体素子と、
    該光半導体素子から出射された光を共振させる共振手段と、
    該共振手段における発振波長を選択し、かつ、該発振波長を変更可能な波長選択手段とを備えたことを特徴とする波長可変光源。
  4. 前記波長選択手段は、回折光学素子、または光フィルタを有することを特徴とする請求項3に記載の波長可変光源。
  5. 請求項3または4記載の波長可変光源と、
    該波長可変光源から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割手段と、
    前記測定光が測定対象に照射されたときの該測定対象からの反射光と前記参照光とを合波する合波手段と、
    該合波手段により合波された前記反射光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光検出手段と、
    該干渉光検出手段により検出された前記干渉光から前記測定対象の断層画像を取得する画像取得手段と、を備えたことを特徴とする光断層画像化装置。
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