JP2008031979A - 異常検出装置 - Google Patents

異常検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008031979A
JP2008031979A JP2006253466A JP2006253466A JP2008031979A JP 2008031979 A JP2008031979 A JP 2008031979A JP 2006253466 A JP2006253466 A JP 2006253466A JP 2006253466 A JP2006253466 A JP 2006253466A JP 2008031979 A JP2008031979 A JP 2008031979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energization
abnormality
glow plug
switch means
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006253466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4565574B2 (ja
Inventor
Yukio Honda
裕紀男 本多
Takashi Misaki
貴史 三崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006253466A priority Critical patent/JP4565574B2/ja
Publication of JP2008031979A publication Critical patent/JP2008031979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565574B2 publication Critical patent/JP4565574B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
    • F02P19/021Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs characterised by power delivery controls
    • F02P19/023Individual control of the glow plugs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
    • F02P19/027Safety devices, e.g. for diagnosing the glow plugs or the related circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】グロープラグの通電異常を温度による影響を抑えつつ検出でき、かつ異常発生箇所を具体的に特定しやすい構成を提供する。
【解決手段】グロープラグ制御装置1は、複数のFET21〜24と、このFET21〜24を制御する制御装置10を備えている。FET21は、バッテリ3から複数のグロープラグ31〜34に電力を供給する複数の電力供給ライン41〜44にそれぞれ設けられ、グロープラグ31〜34の通電及び非通電を切り替える構成をなしている。制御装置10は、複数のFET21〜24のうち、いずれかのFETをオン状態としつつ他の一又は複数のFETをオフ状態とするタイミング制御が可能とされている。さらに、制御装置10によるタイミング制御が行われている状態で、バッテリ3からグロープラグ31〜34への通電状態を検出するセンサ5及び検出回路50が設けられており、これらセンサ5及び検出回路50による検出結果に基づいて、複数のグロープラグ31〜34の一部の通電異常を判断している。
【選択図】図1

Description

本発明は、グロープラグを備えた自動車における異常検出装置に関する。
従来より、ディーゼル自動車に用いるグロープラグの通電制御を行う制御装置が提供されており、例えば、特許文献1の技術では、グロープラグの並列接続点の両端に生じる電圧を検出することにより故障診断を行う構成が開示されている。
特開平9−291873号公報
しかしながら、グロープラグの温度は通電時間と共に変化するため、通電時間と共にグロープラグ全体の電気抵抗も大きく変化してしまい、その結果、特許文献1のような故障診断方法で電圧検出を行う場合、並列接続点の両端電圧の変化に起因する検出誤差が問題となる。
このような問題に対し、温度変化の少ない通電終了直後に、上記並列接続点の両端電圧を検出することにより温度変化による影響を抑制する方法も考えられる。この方法によれば温度変化をある程度は抑制できるものの、グロープラグ群全体として少なからず温度変化を伴うことは依然として避けられず、高精度な検出を行うことは難しい。
また、上記のように並列接続点の両端電圧に基づいて通電異常を検出する場合、通電異常と判断された場合であっても、その通電異常が生じた部分を具体的に特定しにくく、異常に対する対処が行いにくいという問題もある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、グロープラグの通電異常を温度による影響を抑えつつ検出でき、かつ異常発生箇所を具体的に特定しやすい構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、
バッテリから複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれ設けられ、前記グロープラグの通電及び非通電を切り替える複数のスイッチ手段と、
前記複数のスイッチ手段のうち、いずれかのスイッチ手段をオン状態としつつ他の一又は複数のスイッチ手段をオフ状態とするタイミング制御が可能な制御手段と、
前記制御手段による前記タイミング制御が行われている状態で、前記バッテリからの前記グロープラグへの通電状態を検出する通電状態検出手段と、
前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて、前記複数のグロープラグのうちの一部の通電異常を判断する異常判断手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の異常検出装置において、
前記タイミング制御は、少なくともエンジン始動時における前記複数のスイッチ手段の初回の通電時に行われることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の異常検出装置において、
前記制御手段は、エンジン始動時において前記複数のスイッチ手段における各スイッチ手段の初回の通電を間隔をあけて順次行うように制御し、
前記通電状態検出手段は、各スイッチ手段に係るグロープラグの通電異常を、当該各スイッチ手段の通電開始から次のスイッチ手段の通電開始が行われるまでの間に検出することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記異常判断手段は、各スイッチ手段に対応した各グロープラグの通電異常の判断を、当該各スイッチ手段のみしか通電されていない時間帯における前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記状態検出手段は、前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段を備え、
前記異常判断手段は、各スイッチ手段の通電時における、前記バッテリの電圧に基づいて各グロープラグへの通電ラインの短絡状態を検出することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記通電状態検出手段は、電流センサを有してなり、
前記異常判断手段は、前記電流センサにて検出された電流量に基づいて各グロープラグごとの断線判断を行うことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記通電状態検出手段は、前記スイッチ手段がオン状態となったときに通電する各グロープラグごとの通電ラインにそれぞれ設けられており、
前記異常判断手段は、前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて各グロープラグごと異常判断を行うことを特徴とする。
請求項8の発明は、異常検出装置において、
バッテリから複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれ設けられ、前記グロープラグの通電及び非通電を切り替える複数のスイッチ手段と、
前記複数のスイッチ手段の各々をそれぞれ独立してオンオフ制御可能な制御手段と、
前記通電状態検出手段は、前記スイッチ手段がオン状態となったときに通電する各グロープラグごとの通電ラインにそれぞれ設けられた複数の通電状態検出手段と、
前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて、各グロープラグの通電異常を判断する異常判断手段と、
が設けられていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7又は請求項8に記載の異常検出装置において、
前記通電状態検出手段は、前記通電ラインの遮断を検出する遮断検出手段を有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記通電状態検出手段は、前記通電ラインの過電流状態を検出する過電流検出手段を備えることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記制御手段は、前記スイッチ手段に対してPWM信号を出力すると共に、全てのスイッチ手段に対する前記PWM信号のオン期間が互いに重ならないようにタイミング制御する構成をなしており、
前記異常判断手段は、前記スイッチ手段へのPWM信号のオン期間に、当該スイッチ手段と対応する通電状態検出手段にて異常検出されたか否かに基づいて、当該スイッチ手段と対応する前記グロープラグの異常を判断することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の異常検出装置において、
前記制御手段は、マイクロコンピュータの内部に設けられると共に前記スイッチ手段に対してPWM信号を出力する構成をなし、かつ全てのスイッチ手段に対する前記PWM信号のオン期間が互いに重ならないようにタイミング制御する構成をなしており、
前記異常判断手段は、
複数の前記通電状態検出手段のうちのいずれかにおいて通電異常が検出された場合に異常信号を前記マイクロコンピュータに対して出力する異常信号出力手段と、
前記マイクロコンピュータの内部に設けられると共に、前記スイッチ手段への前記PWM信号のオン期間に前記異常信号出力手段によって前記異常信号が出力されたか否かに基づいて、そのオン期間とされた前記スイッチ手段と対応する前記グロープラグの異常を判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、グロープラグ全体として通電異常を検出するのではなく、一部のみ、或いは単一のグロープラグのみの通電異常の検出が可能となるため、グロープラグ群全体を通電しながら異常検出を行う場合と比較して温度変化の影響を効果的に抑えることができる。また、多くの異常検出手段を設けることなく一部のグロープラグの異常を検出できるようになり、部品点数をそれほど多くすることなく、また装置構成をそれほど複雑化することなく異常発生箇所を具体的に特定できるようになる。
<請求項2の発明>
エンジン始動時における初回の通電時には各スイッチ手段の通電開始時に大きな突入電流が流れるが、請求項2のようにタイミング制御を行うようにすれば、タイミング制御により突入電流を分散させることができ、グロープラグの効率的な通電が可能となる。さらに、大きな突入電流が流れる初回の通電時に異常判断を行うようにすれば、正常時に対する異常時の変化(例えば正常時の電流量に対する断線時の電流の変化)が大きくなるため、異常をより正確に検出できるようになる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、各スイッチ手段に対応したグロープラグの通電異常を、それぞれ個別に精度良く検出できるようになる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、各スイッチ手段に対応した各グロープラグの通電異常を簡易な構成でより正確に検出できることとなる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、各グロープラグへの通電における短絡異常を好適に検出できるようになる。このように短絡異常を個別に検出することで、異常が生じた場合に、より適切な対応をとることができる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、各グロープラグの断線判断を簡易に実現できる。このように断線異常を個別に検出することで、異常が生じた場合に、より適切な対応をとることができる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、各通電ラインの通電状態を良好に検出できるため、各グロープラグの通電異常を精度高く好適に検出できるようになる。
<請求項8の発明>
請求項8の発明によれば、グロープラグ全体として通電異常を検出するのではなく、一部のみ、或いは単一のグロープラグのみの通電異常の検出が可能となるため、グロープラグ群全体を通電しながら異常検出を行う場合と比較して温度変化の影響を効果的に抑えることができる。また装置構成をそれほど複雑化することなく異常発生箇所を具体的に特定できるようになる。
<請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、遮断(断線)された通電ラインを具体的に特定できるようになる。
<請求項10の発明>
請求項10の発明によれば、過電流状態となった通電ラインを具体的に特定できるようになる。
<請求項11の発明>
請求項11の発明によれば、通電異常が生じているグロープラグをPWM信号のオン期間に基づいて特定できるようになる。従って、特別な検出時間を別途設ける必要がなく、効率的な異常検出が可能となる。
<請求項12の発明>
請求項12の発明によれば、マイクロコンピュータに設けられた制御手段によってスイッチ手段を好適に制御でき、他方、マイクロコンピュータにおいて異常信号入力用の端子を数多く設けなくても各グロープラグごとの異常検出ができるようになるため、マイクロコンピュータの端子を他の用途に有効利用しやすくなる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図面を参照しつつ説明する。
1.全体構成
本発明の実施形態1に係るグロープラグ制御装置1を概念的に例示するブロック図である。図2は、検出回路50を概念的に例示する回路図である。図3は、グロープラグ制御装置1による異常検出処理の流れを例示するフローチャートである。
グロープラグ制御装置1は異常検出装置の一例に相当するものである。このグロープラグ制御装置1は、パワーMOSFETなどからなる複数のFET21,22,23,24(FET21,22,23,24は、スイッチ手段の一例に相当する)と、これらFET21,22,23,24を制御する制御装置10とを備えている。また、バッテリ3と分岐点P6の間の共通ライン46には電流量を検出する電流センサ5(後述)が設けられており、このセンサ5には後述する検出回路50が接続され、センサ5からの検出信号が検出回路50に入力されるようになっている。
センサ5は、公知の電流センサとして構成されるものであり、ここではバッテリ3からの共通ライン46に流れる電流に対応した電圧レベルを検出回路50に対して出力する構成をなしている。
検出回路50は、共通ライン46に流れる電流に対応した電圧レベルを微分する微分回路と比較回路によって構成されている。微分回路は、電流センサ5とコンパレータ51の一方の入力端子との間に接続されるコンデンサ54と、コンデンサ54とコンパレータの入力端子との間のラインに一端が接続され、他端が接地された抵抗53とにより、公知の微分回路として構成されている。
本実施形態の構成では、センサ5からの入力に基づき、微分回路から共通ライン46での電流変動に応じた信号が出力されることとなるため、各FET21,22,23,24のオン時に共通ライン46に流れる電流変化の有無(ゼロレベルから負荷に対応して流れる突入電流及び負荷電流までの変化の有無)を簡単な構成で検出することができる。
より詳しく言えば、微分回路からは電流変化に応じた微分出力がなされるようになっているため、各FET21,22,23,24のオン時の突入電流発生時にはこの微分回路から大きな出力がなされることとなり、この大出力を直接ないし間接的に検出すれば、正常時における各FET21,22,23,24のスイッチングに応じた電流変動を簡易にかつより正確に検出できることとなる。逆に言えば、断線異常を簡易にかつ正確に検出できるようになる。
その具体例として本実施形態では微分回路からの出力が、パルス生成回路として機能する比較回路に入力されるようになっている。この比較回路は、電流センサ5からの入力を受けるコンパレータ51と、そのコンパレータ51の他方の入力端子に一端が接続され他端が接地された抵抗52によって構成されている。比較回路では、微分回路からの出力レベルが予め定められた閾値を超えている場合に制御装置10に対して出力がなされるようになっている。この構成では、各電力供給ライン41、42、43、44に断線が生じていない通常時に、各FET21,22,23,24のオンに伴い共通ライン46に大きな突入電流が流れ、それに応じて微分回路からはある程度の期間だけ上記の閾値を超える信号が出力されることとなる。
従って、この期間中(微分回路から閾値を超える出力がなされる期間中)コンパレータ51からはオン信号が出力され、これがパルス信号として制御装置10に入力されることとなる。正常時にはこのようなパルス信号が各FET21,22,23,24のオン毎に周期的に出力されパルス列を構成することとなる(図4参照)。一方、異常時には、その異常が生じている電力供給ラインのFETのオン時に大きな突入電流が流れないため、微分回路からは大きな出力が生じず、コンパレータ51からはパルス信号が出力されないこととなる(パルス列の一部に抜けが生じることとなる)。制御装置10では、各FET21,22,23,24をオンするタイミングを特定できるため、どのFETのオンタイミングでパルス信号が取得できなかったのかを検出すれば(パルス列のどの部分に抜けが生じているのかを検出すれば)、異常が生じている電力供給ラインを特定でき、どの気筒のグロープラグに不具合が生じているのかが判明することとなる。
なお、本実施形態では、微分回路によって各FETのオン時の電流変化(突入電流発生から負荷電流までの変化の有無)を検出しており、微分回路からの電流変化に応じた信号を比較回路を介してパルス信号として制御装置10に入力させているが、微分回路からの電流変化に応じた信号が制御装置10にて取得可能な構成であれば比較回路を介さなくてもよい。
複数のFET21,22,23,24は、直流電源として構成されるバッテリ3から複数のグロープラグ31,32,33,34に電力を供給する複数の電力供給ライン41,42,43,44にそれぞれ設けられ、これらグロープラグ31,32,33,34の通電及び非通電を切り替える構成をなしている。なお、グロープラグ31,32,33,34は公知の様々なグロープラグを採用でき、バッテリからの電力供給に応じて温度上昇する構成をなしている。
制御装置10は、制御手段の一例に相当するものであり、各FET21,22,23,24の通電タイミングを制御する構成をなしている。なお、本実施形態では制御装置10がマイクロコンピュータとして構成される例を示しているが、CPUと記憶手段とを備えた構成であればこの例に限定されない。
本実施形態では、各FET21〜24は、直流電源であるバッテリ3と各グロープラグ31〜34との間に介在して、FET21〜24をそれぞれ開閉することにより、バッテリ3からグロープラグ31〜34へ電流を供給又は遮断することができるようになっている。具体的には、FET21〜24の制御信号入力端子である各ゲート端子G1,G2,G3,G4は、それぞれ制御装置10の出力端子P1,P2,P3,P4に接続しており、制御装置10からの各ゲート端子G1,G2,G3,G4へのオン信号(本実施形態ではハイレベルの信号)に応じて各FET21〜24がオン状態となるように構成されている。
制御装置10は、複数の端子(図1では、端子P1,P2,P3,P4を例示)と、CPU11と、記憶手段としてのROM12、RAM13を備えている。なお、図1では図示していないが、制御装置10の内部又は外部に不揮発性メモリやA/D変換回路などが設けられていてもよい。
複数の電力供給ライン41,42,43,44は、バッテリ3に接続される共通ライン46と複数のグロープラグ31,32,33,34のそれぞれとの間に接続されるものであり、本実施形態では4気筒分の電力供給ラインが設けられている。そして上述の通り各電力供給ライン41,42,43,44に、各FET21,22,23,24がそれぞれ接続されている。
2.制御概要
次に、図3、図4等を参照して制御の概要について説明する。図3は、各グロープラグ31〜34の通電制御の際に各FET21〜34に与えるパルスのタイミングチャートである。図4は、各グロープラグ31〜34に対応した各電力供給ライン41〜44に流れる電流量と経過時間との関係を示すグラフである。上述したように、グロープラグ制御装置1は、バッテリ3から複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインに複数のスイッチ手段が設けられており、このスイッチ手段に制御装置10が接続されてている。
制御装置10は、複数のスイッチ手段のうち、いずれかのスイッチ手段をオン状態としつつ他の一又は複数のスイッチ手段をオフ状態とするタイミング制御が可能とされている。センサ5及び検出回路50は、制御装置10による上記タイミング制御が行われている状態で、バッテリ3からグロープラグ31,32,33,34への通電状態を検出する構成をなしている。そして、センサ5及び検出回路50による検出結果に基づいて、複数のグロープラグの一部の通電異常を判断する構成をなしている。なお、CPU11が、このような異常判断を行う異常判断手段に相当している。
図3のタイミングチャートに示すように、上記タイミング制御は、少なくともエンジン始動時における複数のFET21〜24の初回の通電時に行われるようになっている。即ち、制御装置10は、図3に示すように、エンジン始動時において複数のFET21〜24における各FETの初回の通電開始を間隔をあけて順次行うように制御し、センサ5及び検出回路50は、各FET21,22,23,24に係る各グロープラグ31,32,33,34の通電異常を、当該各FETの通電開始から次のFETの通電開始が行われるまでの間に検出する。
つまり、一番目のFET21の通電開始時B1から次のFET22の通電開始時B2までの間に当該FET21に係るグロープラグ31の通電異常を検出する。同様に、二番目のFET22の通電開始時B2から次のFET23の通電開始時B3までの間に当該FET22に係るグロープラグ32の通電異常を検出し、三番目のFET23に係るグロープラグ33、四番目のFET24に係るグロープラグ34も同様に行う。
異常判断手段に相当するCPU11は、電流センサとして構成されるセンサ5にて検出された電流量に基づき、通電異常として各グロープラグ31,32,33,34ごとの断線判断を行っている。
また、制御装置10は、図3のように、エンジン始動時における各FETの初回の通電開始を間隔をあけて順次行う制御に加え、複数のFET21,22,23,24のうちの一部のスイッチ群を共にオン状態とするように制御を行っている。例えば、1気筒目のグロープラグ31の初回通電期間P1(FET21の初回のオン時間)と2気筒目のグロープラグ32の初回通電期間P2(FET22の初回のオン時間)の一部が重なっており、第2気筒目のグロープラグ32の異常判断はこの重なり期間T4における検出結果に基づいて行う。
同様に、2気筒目のグロープラグ32の初回通電期間P2と3気筒目のグロープラグ33の初回通電期間P3とが重なっており、2気筒目のグロープラグの通電異常の判断は、この重なり期間T5における検出結果に基づいて行う。また、第3気筒目のグロープラグ33の初回通電期間P3と第4気筒目のグロープラグ34の初回通電期間P4とが重なっており、更に1気筒目のPWM制御時のオン信号S1のオン期間T1も重なっている。
1気筒目のグロープラグ31のみに通電される期間T3において検出回路50から正常信号の出力があった場合、1気筒目のグロープラグ31に至る電力供給路が断線状態でないことが判明する。一方、期間T3において正常信号が出力されない場合、グロープラグ31が通電されておらず、グロープラグ31に至る電力供給路のいずれかに断線が発生していることが判明する。
また、1気筒目のグロープラグ31の初回通電期間P1と2気筒目のグロープラグ32の初回通電期間P2の重なり期間T4において、検出回路50から正常信号の出力があった場合、2気筒目のグロープラグ32に至る電力供給路が断線状態でないことが判明する。期間T4において正常信号の出力がなかった場合、2気筒目のグロープラグ32が通電されておらず、グロープラグ32に至る電力供給路のいずれかに断線が発生していることが判明する。
なお、本実施形態では、期間T4(1気筒目のグロープラグ31への突入電流が減少する時間)において通常時(1気筒目のグロープラグ31への通電に異常が発生していないとき)に一気筒目のグロープラグ31へ流れる電流(最大でレベルL2程度の電流(図4参照)に対応してコンパレータ50に入力される電圧レベルよりもコンパレータ50の閾値電圧レベルが高く設定されている。つまり、最大でレベルL2程度の電流が共通ラインに流れても、コンパレータ50から正常信号は出力されない。
また、グロープラグ32へ突入電流(最大でレベルL3程度の電流(図4参照))が流れているときにコンパレータ50に入力される電圧レベルよりも閾値電圧レベルが低く設定されている。従って、期間T4において正常信号が出力された場合、グロープラグ32への通電が正常であることが判明し、期間T4において正常信号が出力されなかった場合、グロープラグ32への通電が異常(グロープラグ32へ至る電力供給路に断線が発生)であることが判明する。
同様に、2気筒目のグロープラグ32の初回通電期間P2と3気筒目のグロープラグ33の初回通電期間P3の重なり期間T5において、検出回路50から正常信号の出力があった場合、3気筒目のグロープラグ32に至る電力供給路が断線状態でないことが判明する。
本実施形態では、期間T5(2気筒目のグロープラグ32への突入電流が減少する時間)において通常時(2気筒目のグロープラグ32への通電に異常が発生していないとき)に2気筒目のグロープラグ32へ流れる電流(最大でレベルL4程度の電流(図4参照))に対応してコンパレータ50に入力される電圧レベルよりもコンパレータ50の閾値電圧レベルが高く設定されている。また、グロープラグ33へ突入電流(最大でレベルL5程度の電流(図4参照))が流れているときにコンパレータ50に入力される電圧レベルよりも閾値電圧レベルが低く設定されているため、期間T5において正常信号が出力された場合、グロープラグ33への通電が正常であることが判明し、期間T5において正常信号が出力されなかった場合、グロープラグ33への通電が異常(グロープラグ33へ至る電力供給路に断線が発生)であることが判明する。
3気筒目のグロープラグ33の初回通電期間P3と4気筒目のグロープラグ34の初回通電期間P4の重なり期間T6において、検出回路50から正常信号の出力があった場合、4気筒目のグロープラグ32に至る電力供給路が断線状態でないことが判明する。
本実施形態では、期間T5(3気筒目のグロープラグ33への突入電流が減少する時間)において通常時(3気筒目のグロープラグ33への通電に異常が発生していないとき)に3気筒目のグロープラグ31へ流れる電流(最大でレベルL6程度の電流(図4参照))と、通常時(1気筒目のグロープラグ31への通電に異常が発生していないとき)に1気筒目のグロープラグ31のオン時間T7(PWM制御時のオン時間)の電流(最大でレベルL8程度の電流(図4参照))とを加えた電流に対応したコンパレータ50への入力電圧レベルよりもコンパレータ50の閾値電圧レベルが高く設定されており、また、グロープラグ34へ突入電流が流れているときにコンパレータ50に入力される電圧レベルよりも閾値電圧レベルが低く設定されている。従って、期間T6において正常信号が出力された場合、グロープラグ34への通電が正常であることが判明し、期間T6において正常信号が出力されなかった場合、グロープラグ34への通電が異常(グロープラグ34へ至る電力供給路に断線が発生)であることが判明する。
なお、本実施形態で扱っている初回の通電開始タイミングB1〜B4は、基準時間からの経過時間を示すものであり、例えばイグニッションスイッチIGのオン時などを基準時間とすることができる。また、ここでは基準時間を設けてその基準時間からの遅れ時間を設定することにより各グロープラグ31〜34の始動タイミングを設定する例を示したが、各グロープラグ31〜34の始動タイミングを異ならせうる構成であればタイミングの設定方法はこれに限定されない。
図5は、グロープラグ31〜34へ流れる電流の総電流量と経過時間との関係を示している。
本実施形態では、初回の通電開始時に全てのグロープラグ31〜34の始動タイミングが異なるように制御される。従って、図5に示すように、初回の通電開始時に各グロープラグ31〜34のそれぞれに大きな突入電流が流れたとしても、突入電流のピークが重ならず、総電流量に制約があっても各グロープラグの突入電流が制限されにくくなる。つまり、仮に全てのグロープラグ31から34の初回の通電タイミングが同一であると、図5の破線に示すように総電流量のピークレベルが極めて大きくなり、バッテリの劣化や充電不足の影響を受けやすくなってしまうが、本実施形態のように各グロープラグ31〜34の通電開始タイミングを異ならせるようにすればピークレベルが抑えられるため、バッテリの劣化や充電不足の影響が抑えられ、このような問題を効果的に解消できる。
次に、図6を参照して、異常検出処理の流れについて説明する。
図6は、異常検出処理の一例を示すフローチャートである。なお、当該異常検出処理とは別に、図3に示すFET21〜24のタイミング制御処理が制御装置10にてなされており、当該異常検出処理はこのタイミング制御処理と並列で実行される。
異常検出処理は、例えばイグニッションスイッチIGのオンをトリガとして制御装置10にて開始される。スイッチIGがオンすると、まずS10にて1気筒目の通電開始がなされたかを判断する。即ち、上述のタイミング制御処理によりFET21の初回の通電が開始されたかを判断し、開始された場合にはS10にてYesに進む。開始されていなければS10にてNoに進み、FET21の初回通電が開始されるまで実質的に待機状態となる。
S10にてYesに進んだ後、S20にて異常判断を行う。即ち、上述したように、期間T3において正常信号が出力されたか否かを判断する。期間T3にてコンパレータ50から正常信号が出力された場合、異常検出がなされなかったものとしてS20にてNoに進む。一方、期間T3にてコンパレータ50から正常信号が出力されなかった場合、異常検出があったものとしてS20にてYesに進み1気筒目の異常対応処理を行う(S30)。ここでは、1気筒目に断線異常があった旨の情報を記憶手段(RAMや不揮発性メモリなど)に記憶する処理を行っている。
S20にてNoに進んだ場合、或いはS30の処理が終了すると、上述のタイミング制御処理によりFET22の初回の通電が開始されたかを判断し、開始された場合にはS40にてYesに進む。開始されていなければS40にてNoに進み、FET22の初回通電が開始されるまで実質的に待機状態となる。S40にてYesの場合、S50にて異常判断を行う。即ち、上述したように、期間T4において正常信号が出力されたか否かを判断する。期間T4にてコンパレータ50から正常信号が出力された場合、異常検出がなされなかったものとしてS50にてNoに進む。一方、期間T4にてコンパレータ50から正常信号が出力されなかった場合、異常検出があったものとしてS50にてYesに進み2気筒目の異常対応処理を行う(S60)。ここでは、2気筒目に断線異常があった旨の情報を記憶手段(RAMや不揮発性メモリなど)に記憶する処理を行っている。
S50にてNoに進んだ場合、或いはS60の処理が終了すると、上述のタイミング制御処理によりFET23の初回の通電が開始されたかを判断し、開始された場合にはS70にてYesに進む。開始されていなければS70にてNoに進み、FET23の初回通電が開始されるまで実質的に待機状態となる。S70にてYesの場合、S80にて異常判断を行う。即ち、上述したように、期間T5において正常信号が出力されたか否かを判断する。期間T5にてコンパレータ50から正常信号が出力された場合、異常検出がなされなかったものとしてS80にてNoに進む。一方、期間T5にてコンパレータ50から正常信号が出力されなかった場合、異常検出があったものとしてS80にてYesに進み3気筒目の異常対応処理を行う(S90)。ここでは、3気筒目に断線異常があった旨の情報を記憶手段(RAMや不揮発性メモリなど)に記憶する処理を行っている。
S80にてNoに進んだ場合、或いはS90の処理が終了すると、上述のタイミング制御処理によりFET24の初回の通電が開始されたかを判断し、開始された場合にはS100にてYesに進む。開始されていなければS100にてNoに進み、FET24の初回通電が開始されるまで実質的に待機状態となる。S100にてYesの場合、S110にて異常判断を行う。即ち、上述したように、期間T6においてコンパレータ50から正常信号が出力されたか否かを判断する。期間T6にてコンパレータ50から正常信号が出力された場合、異常検出がなされなかったものとしてS110にてNoに進む。一方、期間T6にてコンパレータ50から正常信号が出力されなかった場合、異常検出があったものとしてS110にてYesに進み4気筒目の異常対応処理を行う(S120)。ここでは、4気筒目に断線異常があった旨の情報を記憶手段(RAMや不揮発性メモリなど)に記憶する処理を行っている。
以上のような処理により、異常があったグロープラグを特定でき、その情報が記憶手段に記憶されることとなる。なお、情報が記憶された場合、それを表示部による表示などにより報知してもよい。
以上のように、本実施形態の構成によれば、グロープラグ全体として通電異常を検出するのではなく、単一のグロープラグのみの通電異常の検出が可能となるため、グロープラグ群全体を通電しながら異常検出を行う場合と比較して温度変化の影響を効果的に抑えることができる。また、多くの異常検出手段を設けることなく一部のグロープラグの異常を検出できるようになり、部品点数をそれほど多くすることなく、また装置構成をそれほど複雑化することなく異常発生箇所を具体的に特定できるようになる。
本実施形態では、制御装置10によタイミング制御は、複数のFET21〜24の初回の通電時に行われる。エンジン始動時における初回の通電時には各FET21〜24の通電開始時に大きな突入電流が流れるが、本実施形態のようにタイミング制御を行うようにすれば、このタイミング制御により突入電流を分散させることができ、グロープラグ31〜34の効率的な通電が可能となる。さらに、大きな突入電流が流れる初回の通電時に異常判断を行うようにすれば、正常時に対する異常時のの変化(例えば正常時の電流量に対する断線時の電流の変化)が大きくなるため、異常をより正確に検出できるようになる。
制御装置10は、エンジン始動時において複数のFET21〜24における各FETの初回の通電を間隔をあけて順次行うように制御し、通電状態検出手段に相当するセンサ5及び検出回路50は、各FET21〜24に係るグロープラグ31〜34の通電異常を、当該各FETの通電開始から次のFETの通電開始が行われるまでの間に検出している。これにより各FETに対応したグロープラグ31〜34の通電異常を、それぞれ個別に精度良く検出できるようになる。
また、電流センサからなるセンサ5と検出回路50によって通電状態検出手段が構成されており、異常判断手段に相当するCPU11は、センサ5にて検出された電流量に基づいて各グロープラグごとの断線判断を行っている。この構成によれば、各グロープラグの断線判断を簡易に実現でき、断線異常を個別に検出することで、異常が生じた場合に、より適切な対応をとることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。
本実施形態では、通電状態検出手段として、実施形態1に示したセンサ5及び検出回路50に加え、バッテリ3の電圧を検出する電圧センサ7が設けられている。本実施形態では、電圧センサ7が設けられ、電圧検出結果が制御装置10に入力される点、図6のS20、S50、S80、S110における異常判断の具体的方法、S30、S60.S90、S120における異常対応処理の具体的内容のみが実施形態1と異なり、そのほかは実施形態1と同様である。よって、実施形態2では、図1を図7に変更し、図2〜図6は実施形態1と同様の図が用いられることを前提として説明する。
本実施形態では、バッテリ2の電圧を検出する公知の電圧センサ7が設けられて、制御装置10にバッテリ3の電圧レベルが入力されるようになっている。なお、電圧センサ7は、例えば公知の直流電圧計などを用いることができ、本実施形態では、バッテリ3の端子電圧レベルが図示しないA/D変換器を介して制御装置10に入力されるようになっている。
本実施形態では、図6の異常判断において断線異常のみならず、短絡異常をも検出している。即ち、図6のように実施形態1と同様の異常検出処理を実行した上で、S20の異常判断において、センサ5及び検出回路50による検出結果に基づく断線判断に加え、バッテリ3の端子電圧レベルに基づく短絡判断をも実行している。即ち、S20においてグロープラグ31に対する初回の通電開始直後にバッテリ3の端子電圧が予め定められた所定の電圧低下を生じるか否かをも判断している。予め定められた所定の電圧低下は、本実施形態では、通電前の電圧レベルに対する閾値以上の電圧低下としている。よって、S20では、T3において検出回路50から正常信号が出力されなかった場合に加え、グロープラグ31に対する初回の通電開始直後にバッテリ3の端子電圧が閾値以上電圧低下した場合にもYesに進むようにしている。そして本実施形態に係るS30では、1気筒目に異常が発生したこと及びその異常種別(断線であるか短絡であるか)を特定できる情報を記憶手段に記憶する。
2気筒目のS50及びS60、3気筒目のS80及びS90、4気筒目のS110及びS120でも同様の処理が行われる。即ち、本実施形態2に係るS50では、T4において検出回路50から正常信号が出力されなかった場合に加え、グロープラグ32に対する初回の通電開始直後にバッテリ3の端子電圧が、グロープラグ32の通電開始前から閾値以上電圧低下した場合にもYesに進む。そして本実施形態2に係るS60では、2気筒目に異常が発生したこと及びその異常種別(断線であるか短絡であるか)を特定できる情報を記憶手段に記憶する。
本実施形態2に係るS80では、T5において検出回路50から正常信号が出力されなかった場合に加え、グロープラグ33に対する初回の通電開始直後にバッテリ3の端子電圧が、グロープラグ33の通電開始前から閾値以上電圧低下した場合にもYesに進む。そして本実施形態2に係るS90では、3気筒目に異常が発生したこと及びその異常種別(断線であるか短絡であるか)を特定できる情報を記憶手段に記憶する。
本実施形態2に係るS110では、T6において検出回路50から正常信号が出力されなかった場合に加え、グロープラグ34に対する初回の通電開始直後にバッテリ3の端子電圧が、グロープラグ34の通電開始前から閾値以上電圧低下した場合にもYesに進む。そして本実施形態2に係るS120では、4気筒目に異常が発生したこと及びその異常種別(断線であるか短絡であるか)を特定できる情報を記憶手段に記憶する。
以上のように、本実施形態では、バッテリの電圧を検出し、異常判断手段に相当するCPU11は、各グロープラグ31〜34の通電時における、バッテリ3の電圧に基づいて(より詳しくはバッテリ3の電圧低下に基づいて)各グロープラグ31〜34への通電ラインの短絡状態を検出している。よって、各グロープラグ31〜34への通電における短絡異常を好適に検出できるようになる。このように短絡異常を個別に検出することで、異常が生じた場合に、より適切な対応をとることができる。
<実施形態3>
次に、実施形態3について説明する。
実施形態3のグロープラグ制御装置100は、通電状態検出手段の構成が実施形態1と異なっているが、それ以外は実施形態1と同様である。よって同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態3のグロープラグ制御装置100は、実施形態1と同様に、バッテリ3から複数のグロープラグ31〜34に電力を供給する複数の電力供給ライン41〜44が設けられており、これら複数の電力供給ライン41〜44にスイッチ手段としてのFET21〜24がそれぞれ接続されている。各FET21〜24は、これらFET21〜24に接続される各グロープラグ31〜34の通電及び非通電を切り替える構成をなしている。
マイクロコンピュータとして構成される制御装置10は、制御手段の一例に相当しており、複数のFET21〜24の各々をそれぞれ独立してオンオフ制御可能とされている。例えば、この制御装置10により複数のFET21〜24のうち、いずれかのFETをオン状態としつつ他の一又は複数のFETをオフ状態とするタイミング制御が可能とされている。
本実施形態の通電状態検出手段は、FET21〜24(スイッチ手段)がオン状態となったときに通電する各グロープラグごとの通電ライン61〜64にそれぞれ設けられている。具体的には、各通電ライン61〜64にそれぞれ接続された抵抗71〜74と、抵抗71〜74のそれぞれの両端電圧が入力される検出回路81〜84とを備えた構成をなしている。
即ち、抵抗71と検出回路81のペアによって通電ライン61に対応した通電状態検出手段が構成され、抵抗72と検出回路82のペアによって通電ライン62に対応した通電状態検出手段が構成され、抵抗73と検出回路83のペアによって通電ライン63に対応した通電状態検出手段が構成され、抵抗74と検出回路84のペアによって通電ライン64に対応した通電状態検出手段が構成されている。なお、以下の説明では、通電ライン61〜64を通電ライン60と総称し、抵抗71〜74を抵抗70と総称し、検出回路81〜84を検出回路80と総称することとする。図9では、各検出回路80(検出回路81〜84にて用いられる共通構成)を示している。
通電状態検出手段として構成される抵抗70及び検出回路80は、通電ライン60の遮断を検出すると共に、通電ライン60の過電流状態をも検出する構成をなしている。具体的には、図9のように、抵抗70は、通電ライン60の電圧レベルを検出するためのシャント抵抗として構成されるものであり、各FET21〜24と各グロープラグ31〜34の間において直列に接続されている。抵抗70の両端の電圧値は検出回路80に入力され、公知の電圧増幅回路として構成される増幅器85によって増幅される。
そして、増幅器85によって増幅された増幅電圧信号Vaは比較器86、87にそれぞれ入力される。比較器86は、通電ライン60の過電流を検出する過電流検出手段の一例に相当しており、増幅器85からの増幅電圧信号Vaが第1閾値V1を超えている場合に異常信号Vd1を出力する。即ち、通電ライン60に流れる電流レベルが第1閾値V1に対応した所定の第1電流レベル以上の場合には、異常信号Vd1が出力されるため、この異常信号Vd1によって過電流状態を知ることができる。
また、比較器87は、通電ライン60の遮断(断線)を検出する遮断検出手段の一例に相当しており、増幅器85からの増幅電圧信号Vaが第2閾値V2未満の場合に異常信号Vd2を出力する。即ち、通電ライン60の電流レベルが第2閾値V2に対応した所定の第2電流レベル以下の場合には異常信号Vd2が出力されるため、この異常信号Vd2によって断線状態を知ることができる。
比較器86、87からの出力はOR回路88に入力されるようになっている。即ち、比較器86、87の少なくともいずれかから異常信号が出力される場合には、OR回路88から異常信号Vd3が出力される。OR回路88からの出力は、AND回路89に入力されるようになっている。このAND回路89は、OR回路88からの出力と、当該検出回路80に対応するFETへのオン信号(例えば、検出回路81であれば、FET21へのオン信号)とが入力され、このFETへのオン信号とOR回路88からの異常信号Vd3とがいずれも出力されている場合に異常信号Vd4を出力するようになっている。
次に、異常判断について説明する。
本実施形態の制御装置10は、図10に示すようなタイミングでFET21〜24に対してPWM信号を出力する構成をなしている。このPWM信号は、全てのFET21〜24においてPWM信号のオン期間T1(オン信号S1が出力されている期間)が互いに重ならないようにタイミング制御されている。このように制御装置10によってタイミング制御が行われている状態で、バッテリ3からグロープラグ31〜34への通電状態を上記抵抗70、検出回路80によって検出しており、その検出結果に基づき、制御装置10内のCPU11により各グロープラグ31〜34の通電異常を判断している。
図8、図9に示すように、本実施形態では、異常信号出力手段の一例に相当するOR回路90が設けられており、複数の通電状態検出手段のうちのいずれかにおいて通電異常が検出された場合に異常信号を制御装置10(マイクロコンピュータ)に対して出力するようになっている。より詳しくは、各検出回路81〜84の出力が、OR回路90に入力されるようになっており、いずれかの検出回路81〜84にて異常信号Vd4(図9参照)が出力される場合にはOR回路90から制御装置10の端子P6へと異常信号Vd5が出力される。
制御装置10(マイクロコンピュータ)の内部に設けられたCPU11は判定手段の一例に相当しており、各FET21〜24へのPWM信号のオン期間にOR回路90(異常信号出力手段)によって異常信号が出力されたか否かに基づいて、そのオン期間とされたFETと対応するグロープラグの異常を判定している。
即ち、図10に示す各FET21〜24へのPWM信号のオン期間T1において、オン期間T1とされたFETと対応する通電状態検出手段にて異常検出されたか否かに基づいて、オン期間T1とされたFETと対応するグロープラグ(当該FETのオンにより通電されるグロープラグ)の異常を判断している。例えば、FET21へのPWM信号のオン期間T1においては、FET21と対応する抵抗71及び検出回路81によって異常検出されたか否かに基づいて、オン期間T1とされたFET21と対応するグロープラグ31の異常を判断している。
つまり、本実施形態に係る構成では、いずれかのFETがオン期間T1とされた場合、そのオン期間T1とされるFETに対応したグロープラグのみが通電されるため(即ち、そのオン期間とされるFETに接続される通電ラインのみが通電されるため)、出力される異常信号は、その通電されるグロープラグについてのものである。そして、制御装置10では、どのFETがオン期間T1となっているかを具体的に特定できるため、異常信号Vd5が出力されるタイミングによって異常となっているグロープラグを具体的に特定できるのである。
以上のように、本実施形態の構成によれば、グロープラグ全体として通電異常を検出するのではなく、一部のみ、或いは単一のグロープラグのみの通電異常の検出が可能となるため、グロープラグ群全体を通電しながら異常検出を行う場合と比較して温度変化の影響を効果的に抑えることができる。また装置構成をそれほど複雑化することなく異常発生箇所を具体的に特定できるようになる。
また、本実施形態では、通電ライン60の遮断を検出する遮断検出手段としての比較器87を有しているため、遮断(断線)された通電ラインに係るグロープラグを具体的に特定できるようになる。
また、通電ライン60の過電流状態を検出する過電流検出手段としての比較器86を有しているため、過電流状態となった通電ラインに係るグロープラグをも具体的に特定できるようになる。
また、制御装置10により、FET21〜24(スイッチ手段)に対してPWM信号が出力され、全てのスイッチ手段に対するPWM信号のオン期間T1が互いに重ならないようにタイミング制御されている。そして、異常判断手段は、FETへのPWM信号のオン期間T1に、そのオン期間T1とされたFET(スイッチ手段)と対応する通電状態検出手段にて異常検出されたか否かに基づいて、そのオン期間T1とされたFETと対応するグロープラグの異常を判断している。従って、通電異常が生じているグロープラグをPWM信号のオン期間T1に基づいて精度高く特定できるようになり、かつ異常検出のための特別な検出時間を別途設ける必要がなく、効率的な異常検出が可能となる。
さらに、異常判断手段は、複数の通電状態検出手段のうちのいずれかにおいて通電異常が検出された場合に、異常信号を制御装置10(マイクロコンピュータ)に対して出力する異常信号出力手段としてのOR回路90を備えている。また、FETへのPWM信号のオン期間T1に異常信号出力手段によって異常信号が出力されたか否かに基づいて、そのオン期間T1とされたFETと対応するグロープラグの異常を判定するCPU11(CPU11は、判定手段の一例に相当する)が制御装置10(マイクロコンピュータ)内部に設けられている。従って、制御装置10(マイクロコンピュータ)において異常信号入力用の端子を数多く設けなくても各グロープラグごとの異常検出を好適に行うことができ、制御装置10(マイクロコンピュータ)の端子を他の用途に有効利用しやすくなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)なお、上記実施形態では、各グロープラグ31〜34に対する通電異常を当該異常検出の対象となるグロープラグ以外の一部のグロープラグを通電しつつ行っていたが、各FET21〜24に対応した各グロープラグ31〜34の通電異常の判断を、各FETのみしか通電されていない時間帯における通電状態検出手段による検出結果に基づいて行ってもよい。つまり、1気筒目のグロープラグ31に対応したFET21がオン状態となっているとき、かつ他のFET22〜24が全てオフ状態となっているときのセンサ5及び検出回路50による検出結果に基づいてグロープラグ31に対する通電異常を判断するようにしてもよい。同様に、2気筒目のグロープラグ32に対応したFET22がオン状態となっているとき、かつ他のFET21,23,24が全てオフ状態となっているときのセンサ5及び検出回路50による検出結果に基づいてグロープラグ32に対する通電異常を判断できる。また、3気筒目のグロープラグ33に対応したFET23がオン状態となっているとき、かつ他のFET21,22,24が全てオフ状態となっているときのセンサ5及び検出回路50による検出結果に基づいてグロープラグ33に対する通電異常を判断できる。また、4気筒目のグロープラグ34に対応したFET24がオン状態となっているとき、かつ他のFET21,22,23が全てオフ状態となっているときのセンサ5及び検出回路50による検出結果に基づいてグロープラグ34に対する通電異常を判断できる。このようにすれば、各FETに対応したグロープラグに対する通電異常を簡易な構成でより正確に検出できることとなる。
(2)実施形態3では、各検出回路81〜84からの出力をOR回路90に入力させるようにしたが、図11のように各検出回路81〜84の出力を直接制御装置10(マイクロコンピュータ)の端子P7〜P10に入力するようにしてもよい。この場合、実施形態3のように、制御装置10によって全てのFET21〜24においてPWM信号のオン期間T1(オン信号S1が出力されている期間)が互いに重ならないようにタイミング制御してもよいが、いずれか若しくは全てのFETのオン期間が一部又は全部重なるようにしてもよい。即ち、この構成では、検出回路81〜84から異常信号が入力された端子が特定できれば異常となっているグロープラグを特定できるため、あえてオン期間をずらす必要はない。
本発明の実施形態1に係るグロープラグ制御装置を概念的に例示するブロック図 検出回路50を概念的に例示する回路図 各グロープラグ31〜34の通電制御の際に各FET21〜34に与えるパルスのタイミングチャート 各グロープラグ31〜34に対応した各電力供給ライン41〜44に流れる電流量と経過時間との関係を示すグラフ グロープラグ31〜34へ流れる電流の総電流量と経過時間との関係を示すグラフ 実施形態1における異常検出処理の流れを例示するフローチャート 本発明の実施形態2に係るグロープラグ制御装置を概念的に例示するブロック図 本発明の実施形態3に係るグロープラグ制御装置を概念的に例示するブロック図 図8のグロープラグ制御装置の検出回路を概略的に例示する回路図 図8のグロープラグ制御装置において各グロープラグ31〜34の通電制御の際に各FET21〜34に与えるパルスのタイミングチャート 図8のグロープラグ制御装置を変形した変形例を示す図
符号の説明
1,100…グロープラグ制御装置(異常検出装置)
3…バッテリ
5…センサ(通電状態検出手段、電流センサ)
10…制御装置(制御手段)
11…CPU(異常判断手段)
21,22,23,24…FET(スイッチ手段)
31,32,33,34…グロープラグ
41,42,43,44…電力供給ライン
50…検出回路(通電状態検出手段)
61〜64…通電ライン
71〜74…抵抗(通電状態検出手段)
81〜84…検出回路(通電状態検出手段)
89…AND回路
90…OR回路(異常信号出力手段)

Claims (12)

  1. バッテリから複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれ設けられ、前記グロープラグの通電及び非通電を切り替える複数のスイッチ手段と、
    前記複数のスイッチ手段のうち、いずれかのスイッチ手段をオン状態としつつ他の一又は複数のスイッチ手段をオフ状態とするタイミング制御が可能な制御手段と、
    前記制御手段による前記タイミング制御が行われている状態で、前記バッテリからの前記グロープラグへの通電状態を検出する通電状態検出手段と、
    前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて、前記複数のグロープラグのうちの一部の通電異常を判断する異常判断手段と、
    を備えたことを特徴とする異常検出装置。
  2. 前記タイミング制御は、少なくともエンジン始動時における前記複数のスイッチ手段の初回の通電時に行われることを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 前記制御手段は、エンジン始動時において前記複数のスイッチ手段における各スイッチ手段の初回の通電開始を間隔をあけて順次行うように制御し、
    前記通電状態検出手段は、各スイッチ手段に係るグロープラグの通電異常を、当該各スイッチ手段の通電開始から次のスイッチ手段の通電開始が行われるまでの間に検出することを特徴とする請求項2に記載の異常検出装置。
  4. 前記異常判断手段は、各スイッチ手段に対応した各グロープラグの通電異常の判断を、当該各スイッチ手段のみしか通電されていない時間帯における前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の異常検出装置。
  5. 前記通電状態検出手段は、前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段を備え、
    前記異常判断手段は、各スイッチ手段の通電時における、前記バッテリの電圧に基づいて各グロープラグへの通電ラインの短絡状態を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異常検出装置。
  6. 前記通電状態検出手段は、電流センサを有してなり、
    前記異常判断手段は、前記電流センサにて検出された電流量に基づいて各グロープラグごとの断線判断を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の異常検出装置。
  7. 前記通電状態検出手段は、各スイッチ手段がオン状態となったときに通電する各グロープラグごとの通電ラインにそれぞれ設けられており、
    前記異常判断手段は、前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて各グロープラグごと異常判断を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異常検出装置。
  8. バッテリから複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれ設けられ、前記グロープラグの通電及び非通電を切り替える複数のスイッチ手段と、
    前記複数のスイッチ手段の各々をそれぞれ独立してオンオフ制御可能な制御手段と、
    前記スイッチ手段がオン状態となったときに通電する各グロープラグごとの通電ラインにそれぞれ設けられた複数の通電状態検出手段と、
    前記通電状態検出手段による検出結果に基づいて、各グロープラグの通電異常を判断する異常判断手段と、
    を備えたことを特徴とする異常検出装置。
  9. 前記通電状態検出手段は、前記通電ラインの遮断を検出する遮断検出手段を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の異常検出装置。
  10. 前記通電状態検出手段は、前記通電ラインの過電流状態を検出する過電流検出手段を備えることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の異常検出装置。
  11. 前記制御手段は、前記スイッチ手段に対してPWM信号を出力すると共に、全てのスイッチ手段に対する前記PWM信号のオン期間が互いに重ならないようにタイミング制御する構成をなしており、
    前記異常判断手段は、前記スイッチ手段へのPWM信号のオン期間に、当該スイッチ手段と対応する通電状態検出手段にて異常検出されたか否かに基づいて、当該スイッチ手段と対応する前記グロープラグの異常を判断することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の異常検出装置。
  12. 前記制御手段は、マイクロコンピュータを有してなると共に前記スイッチ手段に対してPWM信号を出力する構成をなし、かつ全てのスイッチ手段に対する前記PWM信号のオン期間が互いに重ならないようにタイミング制御する構成をなしており、
    前記異常判断手段は、
    複数の前記通電状態検出手段のうちのいずれかにおいて通電異常が検出された場合に異常信号を前記マイクロコンピュータに対して出力する異常信号出力手段と、
    前記マイクロコンピュータの内部に設けられると共に、前記スイッチ手段への前記PWM信号のオン期間に前記異常信号出力手段によって前記異常信号が出力されたか否かに基づいて、そのオン期間とされた前記スイッチ手段と対応する前記グロープラグの異常を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の異常検出装置。
JP2006253466A 2006-07-06 2006-09-19 異常検出装置 Expired - Fee Related JP4565574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006253466A JP4565574B2 (ja) 2006-07-06 2006-09-19 異常検出装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186753 2006-07-06
JP2006253466A JP4565574B2 (ja) 2006-07-06 2006-09-19 異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008031979A true JP2008031979A (ja) 2008-02-14
JP4565574B2 JP4565574B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=39121673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006253466A Expired - Fee Related JP4565574B2 (ja) 2006-07-06 2006-09-19 異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4565574B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297925A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fuji Heavy Ind Ltd グロープラグの故障診断装置
JP2010270961A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグの通電制御装置
JP2010281298A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Denso Corp 通電制御装置
JP2011032944A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Denso Corp グロープラグ通電制御装置
JP2011038654A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Denso Corp 異常診断装置
EP2290224A2 (en) 2009-08-20 2011-03-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Glow plug deterioration determination system
DE102011006790A1 (de) 2010-04-05 2012-01-05 Denso Corporation Steuerungsvorrichtung zum steuern einer stromzufuhr an eine glühkerze; die in einer dieselbrennkraftmaschine angebracht ist
DE102011077414A1 (de) 2010-06-10 2012-01-12 Denso Corporation System zum Steuern einer Stromzufuhr zu Glühkerzen und Verfahren des Steuerns einer Stromzufuhr zu Glühkerzen
JP2012017733A (ja) * 2010-06-10 2012-01-26 Denso Corp グロープラグ通電制御システムとその制御方法
JP2012031833A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Denso Corp グロープラグ通電制御システム
DE102012220972A1 (de) 2011-11-17 2013-05-23 Denso Corporation Steuersystem zum Ermöglichen einer autonomen Zylinderpositionsidentifikation für in entsprechenden Zylindern einer Maschine installierten Glühkerzen
JP2013122186A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Denso Corp 発熱体通電制御システム
WO2014103554A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 ボッシュ株式会社 グロープラグ診断方法及び車両用グロープラグ駆動制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02503940A (ja) * 1987-06-23 1990-11-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 例えばヒータープラグないしグロープラグにおいて電気的負荷を制御し、監視するための装置と方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02503940A (ja) * 1987-06-23 1990-11-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 例えばヒータープラグないしグロープラグにおいて電気的負荷を制御し、監視するための装置と方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297925A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fuji Heavy Ind Ltd グロープラグの故障診断装置
JP2010270961A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグの通電制御装置
JP2010281298A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Denso Corp 通電制御装置
JP2011032944A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Denso Corp グロープラグ通電制御装置
JP2011038654A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Denso Corp 異常診断装置
EP2290224A2 (en) 2009-08-20 2011-03-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Glow plug deterioration determination system
JP2011043099A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Denso Corp グロープラグ劣化判定装置
DE102011006790B4 (de) * 2010-04-05 2021-04-22 Denso Corporation Steuerungsvorrichtung zum steuern einer stromzufuhr an eine glühkerze, die in einer dieselbrennkraftmaschine angebracht ist
DE102011006790A1 (de) 2010-04-05 2012-01-05 Denso Corporation Steuerungsvorrichtung zum steuern einer stromzufuhr an eine glühkerze; die in einer dieselbrennkraftmaschine angebracht ist
DE102011077414A1 (de) 2010-06-10 2012-01-12 Denso Corporation System zum Steuern einer Stromzufuhr zu Glühkerzen und Verfahren des Steuerns einer Stromzufuhr zu Glühkerzen
DE102011077414B4 (de) * 2010-06-10 2021-04-22 Denso Corporation System zum Steuern einer Stromzufuhr zu Glühkerzen und Verfahren des Steuerns einer Stromzufuhr zu Glühkerzen
JP2012017733A (ja) * 2010-06-10 2012-01-26 Denso Corp グロープラグ通電制御システムとその制御方法
JP2012031833A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Denso Corp グロープラグ通電制御システム
DE102012220972A1 (de) 2011-11-17 2013-05-23 Denso Corporation Steuersystem zum Ermöglichen einer autonomen Zylinderpositionsidentifikation für in entsprechenden Zylindern einer Maschine installierten Glühkerzen
JP2013122186A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Denso Corp 発熱体通電制御システム
WO2014103554A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 ボッシュ株式会社 グロープラグ診断方法及び車両用グロープラグ駆動制御装置
JP5995993B2 (ja) * 2012-12-27 2016-09-21 ボッシュ株式会社 グロープラグ診断方法及び車両用グロープラグ駆動制御装置
US9822755B2 (en) 2012-12-27 2017-11-21 Bosch Corporation Glow plug diagnosis method and vehicle glow plug drive control apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4565574B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4565574B2 (ja) 異常検出装置
US7974059B2 (en) Power supply apparatus, power supply apparatus control method
US10340908B2 (en) Half-bridge driver fault diagnostic system and method
JP4729330B2 (ja) スイッチング電源装置
US10351084B2 (en) Power supply control system
JP2009122056A (ja) バッテリ充放電電流検出装置
JP2009289689A (ja) リレー制御装置
JP2007226992A (ja) 組電池制御装置および組電池制御方法
JP4488921B2 (ja) 車両用の電源装置と電源装置の溶着検出方法
JP5609821B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2005339470A (ja) 車両用突入電流制限型電源スイッチ回路
US20200275527A1 (en) Control apparatus for heater
US11342772B2 (en) Precharge controller
CN102016273A (zh) 用于监控压电执行器的方法和装置
JP2006220069A (ja) 電磁弁駆動装置
JP4556918B2 (ja) 回生エネルギー消費回路を備える電源装置
JP4559383B2 (ja) グロープラグ制御装置
JP5860362B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2008118812A (ja) 車両用オルタネータの制御装置
JP5429439B2 (ja) 電流制限装置
JP2016181071A (ja) 電源装置
JP4362675B2 (ja) 点火システム
JP2001245438A (ja) 充電器
US20220105830A1 (en) Switch control device, switch control method, and in-vehicle power supply system
JP2019217948A (ja) 車載用の電源制御装置、車載用の電源装置、及び車両の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090220

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090911

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees