JP2008031864A - 車両用消音装置 - Google Patents

車両用消音装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008031864A
JP2008031864A JP2006203220A JP2006203220A JP2008031864A JP 2008031864 A JP2008031864 A JP 2008031864A JP 2006203220 A JP2006203220 A JP 2006203220A JP 2006203220 A JP2006203220 A JP 2006203220A JP 2008031864 A JP2008031864 A JP 2008031864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
muffler
sound absorbing
silencer
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006203220A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Takahiro Saito
宇啓 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2006203220A priority Critical patent/JP2008031864A/ja
Publication of JP2008031864A publication Critical patent/JP2008031864A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

【課題】 レゾネータや吸音チャンバの構成部品を低減することができる車両用消音器を提供することにある。
【解決手段】 2枚のエンドプレート3,4とシェル2に囲まれた消音器1内部を貫通し、排気ガスを連通させるマフラパイプ5と、マフラパイプ5の周囲に吸音材を封入する吸音室71を形成するハウジング70と、マフラパイプ5内部と消音器1内部とを連通し共鳴路61を形成するレゾネータ6と、を備えた車両用消音装置において、共鳴路61をハウジング70によって形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、排気ガスの排気騒音を低減するためのレゾネータを有する車両用消音装置の技術分野に属する。
この種の技術としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報では、共鳴室に連通する共鳴管路と、吸音材を封入した吸音室に連通する小孔を有する排気管路とを有するものが開示されている。
特開2002−303117号公報
このような車両用消音器として、図5〜図7に示すものがある。図5は消音器100の軸方向部分断面図、図6は吸音チャンバ700付近の拡大部分断面図、図7は図6におけるB-B断面図である。
消音器100は、両端が開口した略円筒状に形成されたシェル200と、このシェル200の両端の開口部を塞ぐエンドプレート300,400と、排気ガスを連通させるマフラパイプ500と、排気騒音を低減するレゾネータ600、吸音チャンバ700とを有する。
エンドプレート300,400は、それぞれ連通孔301,401が形成される。マフラパイプ500は、連通孔301,401に挿入されて、シェル200内部を貫通する。
マフラパイプ500のエンドプレート300側には上方にむけて開口部501が形成される。またマフラパイプ500のエンドプレート400側には多数の小孔502が穿設される。
レゾネータ600は、中空の管状に形成されている。レゾネータ600の一端はマフラパイプ500の開口部501に挿入されて、他端側はレゾネータ600の軸方向とマフラパイプ500の軸方向が平行になるように屈曲して形成され、他端面はエンドプレート400に対向して開口している。レゾネータ600の他端部は、レゾネータ600の側面部とマフラパイプ500の側面部との間に設けられたステイ601によって支持されている。
吸音チャンバ700は、マフラパイプ500の周囲にハウジング701を取り付けて、ハウジング701内部に吸音室702を形成する。この吸音室702の内部には吸音材703が封入される。
上流側からマフラパイプ500に導入された排気ガスは、マフラパイプ500および吸音チャンバ700内部を通過して図外のメインマフラに流れる(図5の一点鎖線の矢印)とともに、その一部はレゾネータ600側に流入する(図4の二点鎖線の矢印)。吸音チャンバ700に排気ガスとともに流入した排気騒音は小孔502から吸音材703によって吸収される。レゾネータ600に導入された排気ガスは、低周波の共鳴音を発生させて、この共鳴音により排気騒音を低減する。
上記従来技術においては、レゾネータと吸音チャンバが別体に形成されているため、部品点数の増加や、消音器の大型化といった問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、レゾネータや吸音チャンバの構成部品を低減することができる車両用消音器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、2枚のエンドプレートとシェルに囲まれた消音器内部を貫通し、排気ガスを連通させるマフラパイプと、マフラパイプの周囲に吸音材を封入する吸音室を形成するハウジングと、マフラパイプ内部と前記消音器内部とを連通し、共鳴路を形成するレゾネータと、を備えた車両用消音装置において、共鳴路をハウジングによって形成した。
よって、レゾネータを吸音チャンバと一体に形成するため、レゾネータや吸音チャンバを別体に形成する場合に比べて、構成部品を低減することが可能となるため、部品点数の抑制や消音器の小型化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1および実施例2に基づいて説明する。
まず、実施例1の消音器1の構成を説明する。
図1は消音器1の軸方向の部分断面図、図2は吸音チャンバ7の拡大断面図、図3は図1におけるA-A断面図である。
消音器1は、両端が開口した略円筒状に形成されたシェル2と、このシェル2の両端の開口部を塞ぐエンドプレート3,4と、排気ガスを連通させるマフラパイプ5と、排気騒音を低減するレゾネータ6、吸音チャンバ7とを有する。
エンドプレート3,4には、それぞれ連通孔30,40が形成される。マフラパイプ5は、連通孔30,40に挿入されて、シェル2内部を貫通する。
吸音チャンバ7は、マフラパイプ5の周囲にハウジング70を取り付け、ハウジング70の内周面とマフラパイプ5の外周面とによって形成される吸音室71内に吸音材72を封入して作られる。
レゾネータ6は、ハウジング70の一部をビード加工によって軸方向に凸部を形成し、ハウジング70の内周面をマフラパイプ5の外周面に溶接して、吸音室71と隔離した共鳴路61によって形成される。
吸音室71に接するマフラパイプ5の側面には、マフラパイプ5の内部と吸音室71の内部とを連通する多数の小孔51が穿設される。一方、共鳴路61に接するマフラパイプ5の側面であって、エンドプレート3側端部には、マフラパイプ5の内部と共鳴路61の内部とを連通する開口部50が形成される。共鳴路61を形成するハウジング70の側面であって、エンドプレート4側端部には、共鳴路61とシェル2内部とを連通する開口部60が形成される。
なお、実施例1では開口部50および共鳴路61は、共鳴路61の端部に形成しているが、低減したい排気騒音によって位置を調節しても良い。
次に作用について述べる。
従来の車両用消音装置では、レゾネータと吸音チャンバとは別体に形成されていたのに対して、実施例1ではレゾネータ6と吸音チャンバ7とが一体に形成されている。
上流側からマフラパイプ5に導入された排気ガスは、マフラパイプ5および吸音チャンバ7の内部を通過して図外のメインマフラに流れる(図1,2の一点鎖線の矢印)とともに、その一部はレゾネータ6側に流入する(図1,2の二点鎖線の矢印)。吸音チャンバ7に排気ガスとともに流入した排気騒音は小孔51から吸音材72によって吸収される。レゾネータ6に導入された排気ガスは、低周波の共鳴音を発生させて、この共鳴音により排気騒音を低減する。
実施例1では、レゾネータ6と吸音チャンバ7とを一体に形成した。そのため、レゾネータ6や吸音チャンバ7を別体に形成する場合に比べて、構成部品を低減することが可能となるため、部品点数の抑制や消音器1の小型化を図ることができる。
また、ハウジング70をビード加工によって、共鳴路61と吸音室71とを隔成した。そのため、吸音チャンバ7の吸音室71を形成するために用いていた、ハウジング70によってレゾネータ6の共鳴路61も形成することが可能となるため、部品点数を低減することができる。
また、共鳴路61に接するマフラパイプ5の側面に、マフラパイプ5の内部と共鳴路61の内部とを連通する開口部50を形成し、共鳴路61を形成するハウジング70の側面に共鳴路61と消音器1内部とを連通する開口部60を形成した。そのため、吸音チャンバ7の軸方向長さの範囲内であれば、低減した排気騒音の周波数に応じて開口部50および開口部60を設ける位置を調節することが可能となるため、レゾネータ6の設計自由度を高めることができる。
次に実施例1の効果について述べる。
(1)レゾネータ6の共鳴路61と、吸音チャンバ7の吸音室71とをハウジング70によって一体に形成した。そのため、レゾネータ6や吸音チャンバ7を別体に形成する場合に比べて、構成部品を低減することが可能となるため、部品点数の抑制や消音器1の小型化を図ることができる。
(2)ハウジングの一部をビード加工により、レゾネータ6の共鳴路61と吸音チャンバ7の吸音室71とに隔成した。そのため、吸音チャンバ7の吸音室71を形成するために用いていた、ハウジング70によってレゾネータ6の共鳴路61も形成することが可能となるため、部品点数を低減することができる。
(3)レゾネータ6の共鳴路61に接するマフラパイプ5の側面に、マフラパイプ5の内部と共鳴路61の内部とを連通する開口部50を形成し、レゾネータ6の共鳴路61を形成するハウジング70の側面に共鳴路61と消音器1内部とを連通する開口部60を形成した。
そのため、吸音チャンバ7の軸方向長さの範囲内であれば、低減した排気騒音の周波数に応じて開口部50および開口部60を設ける位置を調節することが可能となるため、レゾネータ6の設計自由度を高めることができる。
実施例2の消音器1の構成について説明する。
図4は消音器1の軸方向の部分断面図である。実施例1と同じの構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施例1では、レゾネータ6を吸音チャンバ7の軸方向に沿って一直線状に形成した。一方、実施例2では、レゾネータ6を屈曲させて形成した点で実施例1と異なる。
図4に示すように、レゾネータ6はエンドプレート3からエンドプレート4に向かって形成され、エンドプレート4側端部で180°屈曲して、エンドプレート3に向かって形成される。さらに、エンドプレート3側端部で180°屈曲して、エンドプレート4に向かって形成され、エンドプレート4側端部には、開口部60が形成される。
次に作用について述べる。
上流側からマフラパイプ5に導入された排気ガスは、マフラパイプ5および吸音チャンバ7の内部を通過して図外のメインマフラに流れる(図4の一点鎖線の矢印)とともに、その一部はレゾネータ6側に流入する(図4の二点鎖線の矢印)。吸音チャンバ7に排気ガスとともに流入した排気騒音は小孔51から吸音材72によって吸収される。レゾネータ6に導入された排気ガスは、低周波の共鳴音を発生させて、この共鳴音により排気騒音を低減する。
レゾネータ6に軸長よって低減できる排気騒音の周波数が決まる。実施例2では、レゾネータ6を屈曲して形成したため、吸音チャンバ7の長さに関わらず、低減したい排気騒音の周波数に応じて、レゾネータ6の軸長を設定することが可能となる。
実施例2の効果について述べる。
(4)ハウジング70によって、レゾネータ6を屈曲して形成した。そのため、吸音チャンバ7の長さに関わらず、低減したい排気騒音の周波数に応じて、レゾネータ6の軸長を設定することが可能となり、設計自由度を高めることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1および実施例2に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例1および実施例2に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
実施例1の消音器の構成を示す軸方向断面図である。 実施例1のレゾネータおよび吸音チャンバの構成を示す軸方向断面図である。 実施例1のレゾネータおよび吸音チャンバの構成を示す径方向断面図である。 実施例2の消音器の構成を示す軸方向断面図である。 従来の消音器の構成を示す径方向断面図である。 従来の吸音チャンバの構成を示す軸方向断面図である。 従来の吸音チャンバの構成を示す径方向断面図である。
符号の説明
1 消音器
2 シェル
3 エンドプレート
30 連通孔
4 エンドプレート
40 連通孔
5 マフラパイプ
50 開口部
51 小孔
6 レゾネータ
60 開口部
61 共鳴路
7 吸音チャンバ
70 ハウジング
71 吸音室
72 吸音材

Claims (4)

  1. 2枚のエンドプレートとシェルに囲まれた消音器内部を貫通し、排気ガスを連通させるマフラパイプと、
    前記マフラパイプの周囲に吸音材を封入する吸音室を形成するハウジングと、
    前記マフラパイプ内部と前記消音器内部とを連通し、共鳴路を形成するレゾネータと、
    を備えた車両用消音装置において、
    前記共鳴路を前記ハウジングによって形成することを特徴とする車両用消音装置。
  2. 請求項1に記載の車両用消音装置において、
    前記ハウジングの一部をビード加工により、前記吸音室と前記共鳴路とに隔成することを特徴とする車両用消音装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用消音装置において、
    前記レゾネータを屈曲させて形成することを特徴とする車両用消音装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用消音装置において、
    前記マフラパイプ側面に、前記レゾネータ内部に連通する連通孔を形成し、前記レゾネータの側面に消音器内に開口する開口部を設けたことを特徴とする車両用消音装置。
JP2006203220A 2006-07-26 2006-07-26 車両用消音装置 Pending JP2008031864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006203220A JP2008031864A (ja) 2006-07-26 2006-07-26 車両用消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006203220A JP2008031864A (ja) 2006-07-26 2006-07-26 車両用消音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008031864A true JP2008031864A (ja) 2008-02-14

Family

ID=39121577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006203220A Pending JP2008031864A (ja) 2006-07-26 2006-07-26 車両用消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008031864A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6857264B2 (ja) 消音器
US9453452B2 (en) Muffler
JP2011169323A (ja) 消音器
JP6228185B2 (ja) 排気管
JP2008202421A (ja) エンジンの排気装置
JP2008031888A (ja) マフラーにおける排気管接続部構造
JP2009062922A (ja) 共鳴装置および内燃機関の排気装置
JP2006348896A (ja) 消音器
JP2006348896A5 (ja)
JP2006342679A (ja) 車両用消音器における排気管の固定構造
JP2008031864A (ja) 車両用消音装置
JP2007092628A (ja) 車両用消音器
JP2005256736A (ja) 自動車用レゾネータ構造
JP2008031863A (ja) 車両用消音装置
JP2008115799A (ja) 車両用マフラ
JP2009197627A (ja) 車両用消音器
JP4358050B2 (ja) 消音器
JP2009197629A (ja) 車両用消音器
JP2004137951A (ja) 共鳴型消音器
JP2008274767A (ja) 車両用消音器
JP2005307955A (ja) 自動車排気ガス用消音装置
JP2008038853A (ja) 車両用マフラ
JP2007040145A (ja) 車両用マフラ
JP6013769B2 (ja) 排気処理装置
JP2004060523A (ja) 消音器