JP2008030235A - 3次元構造体およびそれを有する発光素子ならびにその製造方法 - Google Patents

3次元構造体およびそれを有する発光素子ならびにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元フォトニック結晶としてのバンドギャップ機能を備えた3次元構造体およびそれを有する発光素子を得ることを可能にする。
【解決手段】誘電体材料からなる第1部材4aと、第1部材と同じ誘電体材料からなり第1部材よりも径が小さな第2部材4bとが交互に積層された積層構造をそれぞれ有する複数の基本要素4が基板2上に設けられ、複数の基本要素は基板上に周期的に配列されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、3次元フォトニック結晶である3次元構造体およびそれを有する発光素子ならびにその製造方法に関する。
3次元フォトニック結晶の機能としてバンドギャップの発生があるが、実際にその3次元構造体を作製するには通常は困難である。擬似的な3次元構造体の作製方法として、屈折率の異なる誘電体材料を周期的に積層し、それを膜面方向に2次元周期構造となるようにパターニングした後、膜面方向とは垂直となる膜厚方向に対して誘電体材料のエッチング速度差を利用して3次元構造体を作製する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この方法で作製された3次元構造体では、誘電体材料の屈折率が異なるため、それに起因する損失分が存在し、3次元フォトニック結晶としてのバンドギャップ機能を出すには充分ではない。
特開2001−272566号公報
以上説明したように、3次元フォトニック結晶としてのバンドギャップ機能を備えた3次元構造体は、今までに形成されていなかった。
本発明は、3次元フォトニック結晶としてのバンドギャップ機能を備えた3次元構造体およびそれを有する発光素子ならびにその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による3次元構造体は、誘電体材料からなる第1部材と、前記第1部材と同じ誘電体材料からなり前記第1部材よりも径が小さな第2部材とが交互に積層された積層構造をそれぞれ有する複数の基本要素が基板上に設けられ、前記複数の基本要素は前記基板上に周期的に配列されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様による発光素子は、第1および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた有機EL膜と、前記第1および第2電極のうちの一方の電極の、前記有機EL膜の発光方向とは反対側の面に設けられた上記記載の3次元構造体と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の態様による発光素子は、透明基板と、前記透明基板上に設けられた発光ダイオードと、前記透明基板の、前記発光ダイオードと反対側の面に設けられた上記記載の3次元構造体と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の態様による3次元構造体の製造方法は、基板上に、金属を含む第1の層と、前記金属を含み前記第1の層とはエッチング速度の異なる第2の層とが交互に周期的に積層された積層構造を形成するステップと、前記積層構造をパターニングすることにより、前記第1の層および前記第2の層の積層膜からなる2次元周期構造を前記基板上に形成するステップと、前記2次元周期構造の前記第1および第2の層をエッチングすることにより、前記基板の面に垂直な方向に周期構造を形成するステップと、エッチングされた前記第1および第2の層を酸化し、前記第1および第2の層を同一の誘電体に変えるステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第5の態様による3次元構造体の製造方法は、基板上に、Siを含む第1の層と、Siを含み前記第1の層とはエッチング速度の異なる第2の層とが交互に周期的に積層された積層構造を形成するステップと、前記積層構造をパターニングすることにより、前記第1の層および前記第2の層の積層膜からなる2次元周期構造を前記基板上に形成するステップと、前記2次元周期構造の前記第1および第2の層をエッチングすることにより、前記基板の面に垂直な方向に周期構造を形成するステップと、エッチングされた前記第1および第2の層を酸化し、前記第1および第2の層を同一の誘電体に変えるステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、3次元フォトニック結晶としてのバンドギャップ機能を備えた3次元構造体およびそれを有する発光素子を得ることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による3次元構造体を図1乃至図6(d)を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の3次元構造体1は、基板2上に同一構造の基本要素4が複数個、周期的に配列された構造を有している。ここで、「複数個の基本要素4が基板2上に周期的に配列される」とは、基板2の面に平行な少なくとも1つの方向に、最近接基本要素との間の間隔が一定の周期Λで規則的に配列されること意味し、例えば、図2(a)に示すように基本要素4が周期Λの正方格子に配列されたり、または図2(b)に示すように周期Λの三角格子に配列されたりすることを意味する。なお、図2(a)、2(b)は、2方向、すなわちx、y方向に周期的に配列された2次元周期構造を有している。
また、各基本要素4は、図1に示すように、誘電体からなる部材4aと、部材4aと同じ誘電体材料からなりかつ部材4aよりも径の小さい部材4bとが交互に、基板2の面に垂直方向に積層された構造を有している。すなわち、基板2の面に垂直方向(膜厚方向)に周期的な構造を有している。なお、垂直方向の周期は基板面に平行な方向の周期Λと異なっていてもよい。また、本実施形態においては、部材4a、4bは膜面形状(基板2の面に平行な面の断面形状)が円であったが、三角形、四角形等の多角形でも良く、また、それ以外の形状でも良い。
このように、本実施形態の3次元構造体1は、基板2上に2次元周期構造を有するとともに、基板2の面に垂直な方向にも周期的な構造を有している。そして、基板2の面に垂直な方向(膜厚方向)に周期的な構造をなす、部材4aと、4bとが同一の誘電体材料からなっていることにより、屈折率が同一となるので、バンドギャップに損失が発生せず、3次元フォトニック結晶としてのバンドギャップ機能を備えた3次元構造体となる。
次に、本実施形態の3次元構造体のフォトニック結晶としての効果を簡単に説明するために、3次元構造体を2次元周期構造(回折効果)+積層構造(多層干渉効果)に分けて説明する。
まず、回折効果について述べる。kを入射光の波数ベクトルとし、kを出射光の波数ベクトルとする。回折格子の格子間隔をΛとすると、回折理論から以下の関係が得られる。
・sinθ+m(2π/Λ)=k・sinθ (1)
ここで、k=n×2π/λ、k=n×2π/λであり、n、nは屈折率、θは入射角、θは出射角、λは発光波長である。
(1)式の左辺の第2項のmは回折次数であって整数である。(1)式から分かるように、ある波長に対応した格子間隔に応じて回折光が生じる。適切な格子間隔を選択すると、全反射する条件や透過する条件においても回折効果により透過もしくは高反射することが可能になる。2次元構造の例として、図2(a)、2(b)に示すような、正方格子、三角格子が上げられる。図中では格子の形状は円状であるが、必ずしも円状である必要はない。また、図2(a)、2(b)に示す以外の2次元構造としてハニカム構造など、周期性のある他の格子も適用可能である。
次に、多層干渉効果について述べる。j(j≧2)個の層が積層された多層膜の屈折率を入射側からn,n,・・・,nとし、膜厚をd,d,・・・,dとすると高反射率条件は、
cosθ=λ/4 (2)
で与えられる。θは入射角度である。(2)式から分かるように、単なる積層膜の場合では、ある角度において高反射条件が得られる。
多層膜に加えて、上記の回折効果が加わるとある程度広い角度において高反射率条件を満たすようになる。そのため、最適な構造を作製すればどの入射角度においても高反射が得られることになる。
次に、多層膜を構成する部材4aと部材4bとが同一誘電体材料からなる本実施形態の3次元構造体と、多層膜を構成する部材の誘電体材料が異なる(誘電率の異なる)比較例の3次元構造体とに関して議論する。
まず、図3(a)に示すように、本実施形態の場合は、すなわち多層膜を構成する部材4aと部材4bとが同一誘電体からなる場合は式(2)にしたがって、誘電体4aと空気間の高反射率を満たす間隔を設計すればよい。
しかしながら、図4(b)に示すように、多層膜104を構成する部材104aと部材104bとの誘電率が異なる3次元構造の場合は、誘電体104aと空気間と、誘電体104aと誘電体104b間の2種類の高反射条件を満たさなければならず、そのような条件を満たすことは基本的に難しい。
よって、同一誘電体材料からなる本実施形態の3次元構造体の場合は、図3(b)に示すように透過率がある波長の範囲で0に近いものが形成できる。一方、誘電率が異なる比較例の3次元構造体の場合は、適切に設計すればある波長の範囲で高反射率を得られるが、誘電体104aと空気間、および誘電体104aと誘電体104b間の干渉のため、図4(b)に示すように、一部反射率が低い部分が存在する。そのため、3次元構造体は、多層膜を構成する部材4aと部材4bとが同一誘電体材料からなっていることがフォトニック結晶としては有利である。
以上のことから、可視領域(波長が400nmから700nm)において同一誘電体材料の3次元構造体が高反射構造であるには、2次元周期構造の大きさ(部材4aの径)が50nmから1000m、周期(Λ)が100nmから2000nmを有し、2次元周期構造とは垂直方向である膜厚方向に対しての周期構造が25nmから200nmの周期を有するのが望ましい。これらの望ましい大きさ、周期は式(1)、(2)から決定される。なお、部材4aの径とは、部材4aの膜面が円であれば直径を意味し、部材4aが多角形の場合は対角線の最大の長さを意味する。
(製造方法)
次に、本実施形態の3次元構造体の製造方法の第1具体例を図5(a)乃至図5(d)を参照して説明する。
まず、図5(a)に示すように、Si基板2上に、反射鏡としてAl膜13を500nm程度スパッタリング法により形成した後、金属化合物膜として例えばAlF膜15と、金属膜として例えばAl膜14を膜厚100nmで交互に蒸着法により積層する。積層したAl/AlFの積層膜上に電子線用レジストを塗布し、パターンジェネレーターを装備した50kVの加速電圧を持つ電子線露光装置で、大きさ(部材4aの径)が250nmで周期(Λ)が500nm程度の2次元パターンを有するレジストパターン(図示せず)を形成する。このレジストパターンをマスクとして、Clガスを用いたRIE(Reactive Ion Etching)により積層膜をエッチングする。RIEを行った後、残留したレジストをOアッシャーにより除去し、Al膜13aと、Al膜14aおよびAlF膜15aの積層膜との積層構造の2次元パターンを形成した(図5(b)参照)。
次に、燐酸によりウエットエッチングすることにより、図5(c)に示すようにAlとAlFのエッチング速度差により積層方向に、Al膜13bと、Al膜14bおよびAlF膜15bの積層膜との積層構造の周期的なパターンが形成される。その後、水蒸気下において、150℃で酸化することにより、Al膜13b、14bと、AlF膜15bがそれぞれ、Al膜4a、Al膜4bとなり、図5(d)に示すようなAlからなる3次元構造体1が形成できる。
なお、上記第1具体例の製造方法においては、金属としてAlを用い、金属化合物としてAlFを用いて、最終的に誘電体Alからなる3次元構造体を得たが、酸化した後で、同一の金属酸化物からなる誘電体となるならば、上記組み合わせに限定されず、他の組み合わせを用いることができる。例えば、TiまたはTiOとTiOとの組み合わせを用いて誘電体TiOからなる3次元構造体を得てもよい。また、MgとMgFとの組み合わせを用いて誘電体MgOからなる3次元構造体を得てもよい。また、LaとLaFとの組み合わせを用いて誘電体Laからなる3次元構造体を得てもよい。
次に、本実施形態による3次元構造体の製造方法の第2具体例を、図6(a)乃至6(d)を参照して説明する。
まず、Si基板2上にSiO膜16とSi膜17とをスパッタリング法により図6(a)に示すように積層する。積層したSiO膜16とSi膜17との積層膜上に第1具体例と同様にしてレジストパターン(図示せず)を形成する。このレジストパターンをマスクとして、CFガスを用いたRIEにより積層膜をエッチングする。RIEを行った後、残留したレジストパターンをOアッシャーにより除去し、SiO膜16aとSi膜17aとからなる積層膜の2次元パターンを形成した(図6(b)参照)。
次に、フッ酸によりウエットエッチングすることにより、図6(c)に示すようにSi膜16aはエッチングされずSiO膜17aのみエッチングされることから、積層方向にSiO膜16aとSi膜17bとの周期的パターンが形成される。その後、水蒸気下において、600℃で酸化することにより、SiO膜16aとSi膜17bはそれぞれSiO膜18a、SiO膜18bとなり図6(d)に示すように、SiOからなる3次元構造体1Aが形成される。なお、Si基板2も酸化されてSiO膜2となる。
なお、第1具体例においてはエッチング速度差を利用したものであるが、第2具体例においては一方の材料がエッチングされないエッチング溶液を選択して3次元構造体を作製したものである。
なお、上記第2具体例の製造方法においては、SiとSiOとの組み合わせを用いて、最終的に誘電体SiOからなる3次元構造体を得たが、Siと、SiOとの組み合わせ、またはSiOとSiOとの組み合わせを用いて誘電体SiOからなる3次元構造体を得てもよい。
以上説明したように、本実施形態の3次元構造体の製造方法によれば、容易にかつ大面積に3次元構造体を作製できる。
3次元構造体の具体的なデバイス応用としては、第1例としてトップエミッション型の有機EL素子であり、第2例としては、白色LEDが挙げられる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は、第1実施形態で説明した3次元構造体1を備えた有機EL素子である。
本実施形態の有機EL素子は、金属からなる反射板22上に第1実施形態で説明した基本要素4が複数個周期的に配列されたAlからなる3次元構造体1が設けられている。この3次元構造体1の基本要素4間には、スピンオンガラス(SOG)をベークしたSOG膜24が埋め込まれている。3次元構造体1のAlに接するように例えば膜厚150nmのITOからなる透明電極の陽極26が設けられている。陽極26上には、正孔注入層および発光層の積層構造からなる膜厚100nmの有機EL膜27が設けられている。この有機EL膜27上には、膜厚150nmの透明電極の陰極28が設けられている。
本実施形態のように、有機EL素子の発光方向とは反対側に3次元構造体1を形成することにより輝度を大幅に向上できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図8を参照して説明する。本実施形態は第1実施形態で説明したAlからなる3次元構造体1を備えた白色LEDである。
サファイア(単結晶Al)基板50上に、n−Al0.4Ga0.6Nからなるコンタクト層52、n−Al0.35Ga0.65Nからなるクラッド層54、n−Al0.28Ga0.72N/n−Al0.24Ga0.76NからなるSL活性層56、p−Al0.4Ga0.6N/p−Al0.3 Ga0.7NからなるSLクラッド層58、p−GaNからなるコンタクト層60が形成されている。そして、コンタクト層60上にp型電極62が形成され、コンタクト層52にはn型電極64が形成されている。これをチップに切断し、発光素子としている。活性層56から発光された光は、クラッド層52と反対側のサファイア基板50の面から取り出すようになっている。LEDの発光波長は紫外領域(300nm〜400nm)である。ここまでの基本構成は従来の白色LEDと実質的に同じであるが、これに加えて本実施形態ではサファイア基板50の発光面に図8に示すように3次元構造体1が設けられている。
以上説明したように、本実施形態によれば、白色LEDを構成するサファイア基板の発光面に3次元構造体1を形成したことにより、輝度を大幅に向上できる。
なお、実際の白色LEDは、白色用の蛍光体を前記LEDの発光面上に薄膜化し、それをエポキシ樹脂で封止して構成されている。
白色LEDの基板はAlであり、有機ELの場合と異なって3次元構造の材質として、基板と3次元構造との界面で損失(反射)が起こらないよう、屈折率が同じであることが好ましい。そのため、白色LEDに用いられる3次元構造体1の材質はAlが好ましい。
次に、本発明の実施形態を、実施例を参照して更に詳細に説明する。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
有機EL素子に関しては、トップエミッション型の有機EL素子であり、1cm角の面積の有機EL素子において、その有機EL素子の発光方向とは反対側に3次元構造体を設け、設けない場合と比較して輝度向上の評価を行った。また、白色LEDに関しては、LED素子が形成されているのと反対側表面に3次元構造体を設け、設けない場合と比較して輝度向上の評価を行った。
(実施例1)
本発明の実施例1による有機EL素子を図9(a)乃至図11(b)を参照して説明する。
ガラス基板12上に反射鏡としてAl膜13を500nmスパッタリング法により形成した後、AlF膜15、Al膜14を膜厚がそれぞれ90、70nmとなるように交互に3層ずつ蒸着法により積層する(図9(a)参照)。
次に、最上層のAl膜14上に電子線用レジストを500nm形成した。そして、パターンジェネレーターを装備した50kVの加速電圧を持つ電子線露光装置で大きさが300nmで周期600nmの2次元周期パターンを有するレジストパターン72を形成する(図9(b)参照)。
次に、レジストパターン72をマスクとして、Clガスを用いて、流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で積層膜を10分間RIEした。RIEした後、残留したレジストをOアッシャーにより除去し、Al膜13aと、Al膜14aおよびAlF膜15aの3層積層膜との積層構造からなる2次元周期構造を形成した後、レジストパターン72を除去する(図5(c)参照)。
次に、燐酸を用いて室温で4分間ウエットエッチングすることにより、Al膜13a、14aはほとんど削られなかったが、AlF膜15aはパターンの両側面から100nmエッチングされ、それぞれAl膜13b、14b、AlF膜15bとなる(図10(a)参照)。
その後、燐酸を除去した後、水蒸気下において、150℃で10分間酸化することにより、Al膜13b、14b、AlF膜15bは酸化されて、図10(b)に示すように、Alからなる3次元構造体1が形成される。
次いで、有機系シリカであるスピンオンガラス(SOG)を1000rpmの回転数で塗布し、150℃でベークすることにより、SOG膜24を600nmの膜厚に形成した。600nmの厚さに形成することでSOG膜24の表面は平坦化された(図10(c)参照)。
次いで、CFガスを用いて流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で、SOG膜24を1分間RIEし、3次元構造体1を構成するAlの表面を露出させた(図11(a)参照)。
続いて、平坦化し、露出したAl上にITOをスパッタリング法により150nm堆積し陽極26を作製する。ITO26上に。正孔注入層としてのN,N‘−diphenyl−N,N’−bis(3−methylphenyl)1−1‘biphenyl−4,4’diamine(以下TPD)を、蒸着法により膜厚50nm堆積した。そして、その上に発光層であるTris−(8−hydroxyquinoline)aluminum(以下Alq3)を蒸着法により膜厚100nm堆積し、有機EL膜27を形成した。最後に、ITOをスパッタリング法により150nm堆積し、陰極28を形成して、図11(b)に示す有機EL素子を形成した。ピーク波長は530nmであった。
作製した素子の評価を行ったところ、3次元構造体を有していない場合と比較して1.4倍の輝度向上が確認された。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2による有機EL素子を、図12(a)乃至図14(c)を参照して説明する。
実施例1と同様にして、ガラス基板12に反射鏡としてAl膜13を500nmスパッタリング法により形成した後、AlF膜15、Al膜14をそれぞれ膜厚120、70nm交互に蒸着法により3層ずつ積層する(図12(a)参照)。
次に、最上層のAl膜14上に電子線用レジストを500nm形成した。そして、パターンジェネレーターを装備した50kVの加速電圧を持つ電子線露光装置で大きさ400nm、周期800nmの2次元周期パターンを有するレジストパターン73を形成した(図12(b)参照)。
次に、レジストパターン73をマスクとして、Clガスを用いて流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で積層膜を10分間RIEした。RIE後、残留したレジストをOアッシャーにより除去し、Al膜13aと、Al膜14aおよびAlF3膜15aの3層積層膜との積層構造からなる2次元周期構造を形成した後、レジストパターン73を除去する(図12(c)参照)。
次に、燐酸を用いて室温で4分間ウエットエッチングすることにより、Al膜13a、14aはほとんど削られなかったが、AlF膜15aはパターンの両側面から100nmエッチングされ、それぞれAl膜13b、Al膜14b、AlF膜15bとなる(図13(a)参照)。
その後、燐酸を除去した後、水蒸気下において、150℃で10分間酸化することにより、Al膜13b、Al膜14b、AlF膜15bは酸化されて、図13(b)に示すように、Alからなる3次元構造体1が形成される。
次いで、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)溶液を1000rpmの回転数で塗布し、100℃でベークすることにより、PMMA膜55を600nmの膜厚に形成した。600nmの厚さに形成することでPMMA膜55の表面は平坦化された(図13(c)参照)。
次いで、Oガスを用いて流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で、PMMA膜55を1分間RIEし、3次元構造体のAlの表面を露出させた(図14(a)参照)。
平坦化し、露出したAl上にITOをスパッタリング法により150nm堆積し陽極26を作製した(図14(b)参照)。
陽極26の形成後、300℃でベークすることによりPMMA膜55を分解除去した(図14(b)参照)。これにより、Alと空気での3次元構造体1を形成できた。
次いで、TPD膜を蒸着法により膜厚50nm堆積した。そして、TPD膜上に発光層であるAlq3を蒸着法により膜厚100nm堆積し、有機EL膜27を形成した。最後に、ITOをスパッタリング法により150nm堆積し陰極28を形成して、図14(c)に示す有機EL素子を完成した。この有機EL素子のピーク波長は530nmであった。
作製した素子の評価を行ったところ、3次元構造体を有していない場合と比較して1.8倍の輝度向上が確認された。更に、実施例1に比べて3次元構造体の屈折率差を大きくしたことにより輝度向上が大きくなった。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3による有機EL素子を図9(a)乃至図11(b)を参照して説明する。
実施例1と同様にして、ガラス基板12に反射鏡としてTi膜13を500nmスパッタリング法により形成した後、Ti膜14とTiO膜15とを膜厚がそれぞれ50nm、90nmとなるように交互に3層ずつ積層する(図9(a))。
次に、最上層のTiO膜14上に電子線用レジストを膜厚1000nm塗布した。そして、パターンジェネレーターを装備した50kVの加速電圧を持つ電子線露光装置で大きさが300nmで周期が600nmの2次元周期パターンを有するレジストパターン72を形成する(図9(b)参照)。
このレジストパターン72をマスクとしてCFガスを用いて流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で積層膜を20分間RIEした。RIEした後、残留したレジストをOアッシャーにより除去し、Al膜13aと、Ti膜15aおよびTiO膜14aの3層積層膜との積層構造からなる2次元周期構造を形成し、その後、レジストパターン73を除去する(図9(c)参照)。
次に、硫酸を用いて室温で5分間ウエットエッチングすることにより、Ti膜13a、14aはほとんど削られなかったが、TiO膜15aはパターンの両側面から100nmエッチングされ、それぞれTi膜13b、14b、TiO膜15bとなる(図10(a)参照)。
その後、酸素雰囲気において、400℃で10分間酸化することにより、図10(b)に示すように、TiOからなる3次元構造体1が形成される。
次いで、有機系シリカであるスピンオンガラス(SOG)を1000rpmの回転数で塗布し、150℃でベークすることにより、SOG膜24を600nmの膜厚に形成した。600nmの厚さに形成することでSOG膜24の表面は平坦化される(図10(c)参照)。
次いで、CFガスを用いて流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で、SOG膜24を1分間RIEし、3次元構造体1のTiOの表面を露出させた(図11(a)参照)。
平坦化し、露出したTiO上にITOをスパッタリング法により150nm堆積し陽極26を作製した。
次いで、TPD膜を蒸着法により50nm堆積した。そして、TPD膜上に発光層であるAlq3を蒸着法により100nm堆積し、有機EL膜27を形成した。最後に、ITOをスパッタリング法により150nm堆積し陰極28を形成して、図11(b)に示す有機EL素子を完成した。この有機EL素子のピーク波長は530nmであった。
作製した有機EL素子の評価を行ったところ、3次元構造体を有していない場合と比較して1.9倍の輝度向上が確認された。TiOの屈折率(=2.5)がAlの屈折率に比べて大きいことにより実施例1に比べて輝度が向上した。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4によるLEDを、図15(a)乃至図168b)を参照して説明する。
図15(a)に示すように、サファイア基板50上に、n−Al0.4Ga0.6Nからなるコンタクト層52、n−Al0.35Ga0.65Nからなるクラッド層54、n−Al0.28Ga0.72N/n−Al0.24Ga0.76NからなるSL活性層56、p−Al0.4Ga0.6N/p−Al0.3Ga0.7NからなるSLクラッド層58、p−GaNからなるコンタクト層60が形成されている。そして、コンタクト層60上にp型電極62が形成され、コンタクト層52条にn型電極64が形成されている。
また、図15(a)に示すように、クラッド層52と反対側のサファイア基板50上にAl膜14、AlF3膜15をそれぞれ、膜厚が60nm、100nmとなるように、交互に5層ずつ蒸着法を用いて積層した(図15(a)では3層)。
積層したAl/AlFからなる積層膜上に電子線用レジストを膜厚500nm塗布した。そして、パターンジェネレーターを装備した50kVの加速電圧を持つ電子線露光装置で大きさ150nm、周期300nmのレジストパターン74を形成した。
次に、レジストパターン74をマスクとして、Clガスを用いて、流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で10分間RIEした。RIEした後、残留したレジストをOアッシャーにより除去し、Al膜14a、AlF膜15aからなる積層構造の2次元周期パターンを形成した(図15(c)参照)。
次に、燐酸を用いて室温で2分間ウエットエッチングすることにより、Al膜14aはほとんど削られなかったが、AlF膜15aはパターンの両側面から50nmエッチングされ、それぞれAl膜14b、AlF膜15bとなった(図16(a)参照)。
その後、水蒸気下において、150℃で10分間酸化することにより、図16(b)に示すようなAlからなる3次元構造体1が、発光素子の光が外部に出射する面上に形成された。
本実施例の発光素子と、3次元構造体を有しない比較例の発光素子とで、紫外光(λ=360nm)の発光強度を比較した。その結果、3次元構造体を有する本実施例の輝度は、比較例に比べて約70%向上した。
次いで、本実施例で作製した紫外光を発光する発光ダイオード(UV−LED)に対し、基板の裏面(発光ダイオードが形成された側と反対側の面)に蛍光体を載せることで、白色LEDを形成した。用いた蛍光体は、以下の表1の通りである。

[表1]
蛍光体 色:波長 組成比
ZnS:Cu,Al 緑:λ=530nm 22.80%
Y2O2S:Eu 赤:λ=626nm 55.80%
BaNgAl1017:Eu 青:λ=454nm 21.40%
この蛍光体をLEDの発光面上に薄膜化し、エポキシ樹脂で封止した。本実施例と比較例の発光ダイオードに同様の蛍光体を用いて白色LEDを形成し、本実施例の白色LEDと、比較例の白色LEDとの白色光の輝度を比較した。この結果、本実施例のLEDの輝度の方が、比較例に比べて約70%上回った。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5によるLEDを図15(a)乃至図16(b)を参照して説明する。
実施例4と同様にして、LED膜が積層されたサファイア基板50上にMgF膜15、Mg膜14をそれぞれ膜厚100、60nmとなるように交互にスパッタリング法を用いて5層ずつ積層した(図15(a)参照)。
スパッタリング法により積層したMg/MgFの積層膜上に電子線用レジストを500nm形成した。そして、パターンジェネレーターを装備した50kVの加速電圧を持つ電子線露光装置で大きさが150nmで周期が300nmの2次元周期パターンを有するレジストパターン74を形成した(図15(b)参照)。
このレジストパターン74をマスクとし、Clガスを用いて、流量30sccm、圧力1.33Pa(10mTorr)、パワー100Wの条件で積層膜を10分間RIEした。RIEした後、残留したレジストをOアッシャーにより除去し、Mg膜14とMgF膜15とからなる2次元周期構造を形成した(図15(c)参照)。
次に、塩酸を用いて室温で1分間ウエットエッチングすることにより、Mg膜14aはほとんど削られなかったが、MgF膜15aはパターンの両側面から50nmエッチングされ、それぞれMg膜14b、MgF膜15bとなった(図16(a)参照)。その後、酸素雰囲気下において、300℃で30分間酸化することによりMgOからなる3次元構造体1が形成する(図16(b)参照)。
本実施例の発光素子と、3次元構造体を設けなかった比較例の発光素子とで、紫外光(λ=360nm)の発光強度を比較した。その結果、3次元構造体を設けた本実施例の輝度は、比較例に比べて約60%向上した。MgOの屈折率はサファイアとほとんど同じであり、界面での損失は少なく、輝度が向上した。
蛍光体を実施例4と同様にしてLEDの発光面上に薄膜化し、エポキシ樹脂で封止した。本実施例と比較例の発光素子に同様の蛍光体を用いて白色LEDを形成し、本実施例のLEDと、比較例の白色LEDの白色光の輝度を比較した。この結果、3次元構造体を設けた本実施例のLEDの輝度の方が、比較例に比べて約60%上回った。
本発明の第1実施形態による3次元構造体を示す断面図。 第1実施形態の3次元構造体の基本要素の2次元的な配列を示す平面図。 第1実施形態の3次元構造体の特性を説明する図。 第1実施形態の比較例による3次元構造体の特性を説明する図。 第1実施形態の3次元構造体の製造方法の第1具体例を示す断面図。 第1実施形態の3次元構造体の製造方法の第2具体例を示す断面図。 本発明の第2実施形態による有機EL素子を示す断面図。 本発明の第3実施形態による白色LEDを示す断面図。 本発明の実施例1による有機EL素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例1による有機EL素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例1による有機EL素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例2による有機EL素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例2による有機EL素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例2による有機EL素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例4による発光素子の製造工程を示す断面図。 本発明の実施例4による発光素子の製造工程を示す断面図。
符号の説明
1 3次元構造体
2 基板
4 基本要素
4a 部材
4b 部材
26 陽極
27 有機EL膜
28 陰極

Claims (11)

  1. 誘電体材料からなる第1部材と、前記第1部材と同じ誘電体材料からなり前記第1部材よりも径が小さな第2部材とが交互に積層された積層構造をそれぞれ有する複数の基本要素が基板上に設けられ、
    前記複数の基本要素は前記基板上に周期的に配列されていることを特徴とする3次元構造体。
  2. 前記基本要素のそれぞれの前記第1部材の大きさが50nmから1000nmで、最隣接する前記基本要素の周期が100nmから2000nmであり、前記基本要素のそれぞれの前記積層構造における前記第1部材の厚さと前記第2部材の厚さとの和が一定で25nmから200nmの値を有することを特徴とする3次元構造体。
  3. 前記複数の基本要素は前記基板上に四角格子状または三角格子状に配列されていることを特徴とする請求項1または2記載の3次元構造体
  4. 第1および第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた有機EL膜と、
    前記第1および第2電極のうちの一方の電極の、前記有機EL膜の発光方向とは反対側の面に設けられた請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元構造体と、
    を備えたことを特徴とする発光素子。
  5. 透明基板と、
    前記透明基板上に設けられた発光ダイオードと、
    前記透明基板の、前記発光ダイオードと反対側の面に設けられた請求項1または2のいずれかに記載の3次元構造体と、
    を備えたことを特徴とする発光素子。
  6. 前記透明基板はサファイア基板であることを特徴とする請求項4記載の発光素子。
  7. 前記透明基板と前記3次元構造体との間に蛍光体層が設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の発光素子。
  8. 基板上に、金属を含む第1の層と、前記金属を含み前記第1の層とはエッチング速度の異なる第2の層とが交互に周期的に積層された積層構造を形成するステップと、
    前記積層構造をパターニングすることにより、前記第1の層および前記第2の層の積層膜からなる2次元周期構造を前記基板上に形成するステップと、
    前記2次元周期構造の前記第1および第2の層をエッチングすることにより、前記基板の面に垂直な方向に周期構造を形成するステップと、
    エッチングされた前記第1および第2の層を酸化し、前記第1および第2の層を同一の誘電体に変えるステップと、
    を備えたことを特徴とする3次元構造体の製造方法。
  9. 前記第1の層の材料Aと前記第2の層の材料Bとの組(A,B)が、(Al,AlF)、(Ti,TiO)、(TiO,TiO)、(Mg,MgF)、(La,LaF)のいずれかであることを特徴とする請求項8記載の3次元構造体の製造方法。
  10. 基板上に、Siを含む第1の層と、Siを含み前記第1の層とはエッチング速度の異なる第2の層とが交互に周期的に積層された積層構造を形成するステップと、
    前記積層構造をパターニングすることにより、前記第1の層および前記第2の層の積層膜からなる2次元周期構造を前記基板上に形成するステップと、
    前記2次元周期構造の前記第1および第2の層をエッチングすることにより、前記基板の面に垂直な方向に周期構造を形成するステップと、
    エッチングされた前記第1および第2の層を酸化し、前記第1および第2の層を同一の誘電体に変えるステップと、
    を備えたことを特徴とする3次元構造体の製造方法。
  11. 前記第1の層の材料Aと前記第2の層の材料Bとの組(A,B)が、(Si,SiO)、(SiO,SiO)、(Si,SiO)のいずれかであることを特徴とする請求項10記載の3次元構造体の製造方法。
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