JP2008029131A - 一次電池駆動型昇圧チョッパ回路及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池容量の使用効率を向上できかつ電池交換手間を減らせる一次電池駆動型昇圧チョッパ回路を提供すること。
【解決手段】昇圧チョッパ回路部31のトランジスタQ2を駆動する発振回路部32は、トランジスタQ1とそのコレクタ抵抗R1とからなる駆動段33を有する。トランジスタQ1のベースは、コンデンサC2により負荷駆動端Toに、CR回路30により接地端(Te)に接続されている。また、接地端(Te)はコンデンサC1により電源入力端(Ti)に接続されている。これにより、一次電池1の電圧が低くても、トランジスタQ1、Q2が安定にオンすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一次電池により駆動される昇圧チョッパ回路に関する。本発明の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路は、たとえば各種の一次電池により駆動される種々の電子回路装置に適用される。
低電圧の直流電源により高電圧負荷を駆動するために直流昇圧回路(DCDCコンバータ)が用いられる。DCDCコンバータの一形態として入力直流電圧を昇圧して出力する昇圧チョッパ回路は広く知られている。
また、電源電圧よりも高い電圧の制御電圧入力を必要とするトランジスタを駆動するために、チャージポンプを用いることがたとえば下記の特許文献1などに記載されている。このようなチャージポンプの電流駆動能力は限界があるため制御電流が小さいMOSFET特にハイサイド型のMOSFETの駆動に多用されている。
特許第2605854号公報
しかしながら、出力トランジスタの制御電圧アップをチャージポンプタイプにて行う場合には、このチャージポンプを構成する発振トランジスタの作動電圧を確保しなければならず、バッテリから供給される電源電圧自体がトランジスタのオンに必要なオンしきい値電圧より低くなると、チャージポンプ自体が停止してしまい、出力トランジスタに印加する制御電圧のアップができない。
一方、水銀電池や種々の乾電池などの種々の一次電池を用いて負荷をスイッチング駆動する場合、これら一次電池の残存容量が低下するとそれに連動してその端子電圧が低下し、負荷を駆動するための負荷回路の作動が停止してしまう。典型的には、この停止は、一次電池から負荷駆動回路に入力される電源電圧(バッテリ電圧Vb)が負荷駆動回路内のトランジスタのオン電圧(バイポーラトランジスタでは約0.6Vのベースエミッタ電圧)より低下してしまうことにより発生する。
このため、従来は、負荷駆動回路3に入力される電源電圧の最低値を負荷駆動回路3内のトランジスタのオン電圧より高く維持した状態にて負荷駆動回路3を動作させている。しかし、このような動作制限は、一次電池にまだ放電可能な容量が残留しているにもかかわらずそれを有効利用しないことを意味し、不経済であった。つまり、一次電池は負荷駆動回路3が停止するしきい値電圧以下でも一定の放電能力を有しており、これを有効利用できれば一次電池の長時間の使用が可能となり頻繁な電池交換の手間も省ける。このことはたとえば補聴器の電池交換や時計など数ヶ月以上の間隔で電池交換が必要な用途において電池交換手間を減らせる効果が大きい。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、電池容量の使用効率を向上できかつ電池交換手間を減らせる一次電池駆動型昇圧チョッパ回路を提供することをその目的としている。
上記した目的を達成する本発明は、一次電池からの電源電圧が電源入力端(Ti)と接地端(Te)との間に印加され、負荷駆動端(To)と前記接地端(Te)との間に接続された負荷(2)に昇圧出力電圧を間欠出力する一次電池駆動型昇圧チョッパ回路であって、前記電源入力端Tiと前記負荷駆動端(To)とを接続するチョークコイル(L)と、前記負荷駆動端(To)と前記接地端(Te)とを接続するトランジスタ(Q2)とを有する昇圧チョッパ回路部(31)と、前記トランジスタ(Q2)を断続駆動する発振回路部(32)とを備え、前記発振回路部(32)が、互いに直列接続されたトランジスタ(Q1)を有して前記電源入力端(Ti)と接地端(Te)との間に接続されてトランジスタ(Q2)断続駆動用の発振電圧を発生する駆動段(33)と、前記負荷駆動端(To)の電圧変化を静電的に前記トランジスタ(Q1)の制御電極に帰還するコンデンサ(C2)と、前記トランジスタ(Q1)の制御電極と前記接地端(Te)とを接続する抵抗素子(R2)と、前記電源入力端(Ti)と前記接地端(Te)とを接続するコンデンサ(C1)と、前記抵抗素子(R2)と並列接続されるコンデンサ(C3)とを有することを特徴としている。
本発明者は、上記回路構成を採用すれば、昇圧チョッパ回路部(31)のトランジスタ(Q2)の断続による負荷駆動端(To)の電位変化によりコンデンサ回路のコンデンサ(C1〜C3)に蓄積される蓄電エネルギーを用いて、その後のトランジスタ(Q1)及びトランジスタ(Q2)のオンに際して、これらトランジスタ(Q1)、(Q2)のオンをアシストする向きに、トランジスタ(Q1)、(Q2)の制御電圧をアシストすることができることを発見した。更に具体的に説明すると、回路に印加される電源電圧がトランジスタ(Q1)、(Q2)の最低オン電圧(通常、0.6V以上)より更に低下しても、チョークコイル(L)を昇圧スイッチングすることにより得られる高い電圧によりトランジスタ(Q1)、(Q2)の制御電圧をその最低オン電圧(通常、0.6V以上)より高く確保できるために、回路を正常に動作させることを見いだした。
したがって、この発明によれば、たとえば乾電池などの一次電池の残存容量が低下し、その端子電圧が大幅に低下しても、運転を継続できるため従来のこの種の一次電池駆動回路に比較して運転時間の延長が可能となる。
好適な態様において、前記トランジスタ(Q1)は、エミッタが前記電源入力端(Ti)に、コレクタが前記トランジスタ(Q2)の制御電極に接続されるPNPトランジスタからなり、前記トランジスタ(Q2)は、エミッタが前記接地端(Te)に、コレクタが前記負荷駆動端(To)に接続されるNPNトランジスタからなる。このようにすれば、低電圧での回路駆動が可能となる。
好適な態様において、前記駆動段(33)は、前記電源入力端(Ti)と前記トランジスタ(Q2)の制御電極とを接続する前記トランジスタ(Q1)と、前記トランジスタ(Q2)の制御電極と前記接地端(Te)とを接続する抵抗素子(R1)とを有する。このようにすれば、トランジスタ(Q1)によるトランジスタ(Q2)の安定な断続駆動が可能となる。
好適な態様において、前記一次電池から前記電源入力端(Ti)と前記接地端(Te)との間に印加される前記電源電圧が0.6V以下に低下しても運転が継続される。これにより、一次電池の電力利用効率を向上することができ、たとえば時計用電池やバックアップ用電池などの一次電池の交換頻度を減らすことができる。
好適な態様において、前記負荷(2)は、発光ダイオードからなる。このようにすれば、発光ダイオードの点滅時間を増大することができる。
以下、本発明の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路の好適実施形態を説明する。ただし、本発明は、下記の実施形態に限定解釈されるべきものではなく、本発明の技術思想を他の公知技術の組み合わせにて実現できることはもちろんである。
(回路構成)
この実施形態の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路を図面を参照して説明する。
一次電池駆動型昇圧チョッパ回路の回路図を示す図1において、1は一次電池、2は負荷、3は一次電池1から給電されて負荷2を駆動する負荷駆動回路である。なお、一次電池1は、複数の一次電池を直列接続して構成しても良く、一個の一次電池により構成してもよい。同じく、負荷2は、複数のLEDを直列接続して構成してもよく、一個のLEDでもよく、並列接続された複数のLEDでもよく、LEDに限定されるものではない。ただし、負荷としては、所定の最低動作電圧をもつダイオード又はトランジスタであることが好適である。
負荷駆動回路3は、自己発振型の昇圧チョッパ回路であり、チョークコイルLとトランジスタQ2とからなる昇圧チョッパ回路部31と、トランジスタQ2を断続駆動する発振回路部32とからなる。発振回路部32は、トランジスタQ2、抵抗R1、R2、コンデンサC1〜C3からなる。Tiは電源入力端、Toは負荷駆動端、Teは接地端である。
一次電池1のバッテリ電圧VbがチョークコイルLを通じてトランジスタQ2に印加された状態にて、トランジスタQ2をオンするとチョークコイルLに磁気エネルギーが蓄勢され、トランジスタQ2をオフすると負荷駆動端Toから高電圧が出力されるのは、通常の昇圧チョッパ回路とまったく同じである。
発振回路部32は、トランジスタQ1とそのコレクタ抵抗R1とからなるトランジスタQ2の駆動段33と、この駆動段33を発振動作させるコンデンサC1〜C3と抵抗R2とからなる。
トランジスタQ1のベースは、互いに並列接続された抵抗R2とコンデンサC3とからなるCR回路30を通じて接地されるとともに、帰還コンデンサであるコンデンサC2を通じて負荷駆動端Toすなわち昇圧チョッパ回路部31の出力端に接続されている。
(動作説明)
負荷駆動回路3の動作を説明する。
(トランジスタQ1、Q2のオン)
図示しない電源スイッチのオンによりバッテリ電圧Vbを負荷駆動回路3に印加すると、電流がトランジスタQ1のエミッタとベースとの間のpn接合、CR回路30を順次通じて流れ、トランジスタQ1がオンする。ただし、この電源スイッチオン時点では、バッテリ電圧VbはトランジスタQ1をオン可能な電圧値をもつと仮定する。トランジスタQ1のオンによりトランジスタQ2がオンする。ただし、この初期時点では、バッテリ電圧VbはトランジスタQ2をオン可能な電圧値をもつと仮定する。これにより、負荷駆動端Toの電圧V3はほぼ接地電位(接地端Teの電位)に略等しくなり、一次電池1からチョークコイルLを通じてトランジスタQ2に電流が流れる。また、コンデンサC2、C3がトランジスタQ2を通じて放電し、コンデンサC1もチョークコイルLを通じて放電する。
コンデンサC2、C3の上記放電は、トランジスタQ1のベース電位V1の低下を生じさせ、これによりトランジスタQ1のオンは良好に維持される。
(チョークコイルLへの蓄勢)
その後、チョークコイルLの電流が次第に増加し、それに応じてチョークコイルLの蓄積磁気エネルギーが増大していく。
(トランジスタQ1、Q2のオフ)
上記したトランジスタQ1、Q2のオンにより、電源入力端TiからトランジスタQ1のエミッタからCR回路30にトランジスタQ1のベース電流が流れ、その結果、トランジスタQ1のベース電位V1は次第に上昇する。このベース電位V1の上昇により、コンデンサC2、C3には、トランジスタQ1のベース側が高電圧となる向きに蓄電がなされる。このトランジスタQ1のベース電位V1の上昇の継続により、ある時点にてトランジスタQ1がオフする。トランジスタQ1がオフすると、トランジスタQ2の入力電圧が低下するためトランジスタQ2もオフする。
トランジスタQ2のオフは、周知のようにチョークコイルLの出力端の電圧(すなわち、負荷駆動端Toの電圧)V3を急激に上昇させ、この昇圧された電圧V3が負荷2に印加される。このことは、負荷2を構成する発光ダイオードのオンしきい値電圧がバッテリ電圧Vbよりも大幅に高くても、問題なく負荷2の発光ダイオードをオンできることを意味する。
また、この負荷駆動端Toの電圧V3の急激な上昇は、コンデンサC2を通じてのトランジスタQ1のベース電位V1の上昇を生じさせ、これにより、コンデンサC2はCR回路30を通じて充電される。同じく、CR回路30のコンデンサC3も充電される。
ここで、トランジスタQ2のオフによるチョークコイルLの両端電位差の増大は、負荷駆動端Toの電位上昇と、電源入力端Tiの電位低下とを招く。なお、電源入力端Tiの電位低下は、一次電池1の容量低下によりその内部抵抗が大きくなった場合に顕著となる。この電源入力端Tiの電位低下はコンデンサC1の放電を招く。
(トランジスタQ1、Q2の再オン)
その後、チョークコイルLの磁気エネルギーが消耗、減少して、チョークコイルLの両端電位差の減少が生じ、負荷駆動端Toの電圧V3は低下する。その結果、いままでとは逆に、いままで充電されていたコンデンサC2、C3が負荷駆動端Toへ放電し、トランジスタQ1のベース電位が低下する。
更に、上記チョークコイルLの両端電位差の増大に起因する電源入力端Tiの電位低下によりいままで放電していたコンデンサC1は、上記したチョークコイルLの両端電位差の減少による電源入力端Tiの電位上昇により充電される。結局、トランジスタQ1、Q2のオフ後にチョークコイルLの磁気エネルギーが消耗すると、コンデンサC2から負荷駆動端To、チョークコイルL、コンデンサC1、接地端Te、CR回路30の順に電流が流れる。以下、この電流を逆電流と称する。
この逆電流が流れることにより、トランジスタQ1のベース電位は低下させ、電源入力端Tiの電位を上昇させる。これにより、トランジスタQ1、Q2の再度のオンが可能となる。以下、トランジスタQ1、Q2がオンし、以下、上記サイクル動作が繰り返される。
なお、この実施例では、負荷2として発光ダイオードを採用しており、発光ダイオードは高いオンしきい値電圧(たとえば3V)をもつため、チョークコイルLが減勢したこの段階ではオフ状態となって、コンデンサC2、C3の蓄電エネルギーによる上記逆電流を吸収しないため、この逆電流をコンデンサC1側に振り向けることができ、好都合である。また、一次電池1の容量が消耗しており、その内部抵抗rが大きい場合には、一次電池1による上記逆電流の吸収も抑制できるため好都合である。
つまり、この実施例によれば、バッテリ電圧VbがトランジスタQ2のオン電圧(たとえば約0.6V)以下となっても、上記したチョークコイルLの磁気エネルギーの消耗、減少によるコンデンサC1〜C3を流れる逆電流がトランジスタQ1のベース電位を低下させ、トランジスタQ1のエミッタ電位やトランジスタQ2のベース電位を上昇させるため、一次電池1の出力電圧が低下し、その内部抵抗rが増加しても、良好にトランジスタQ1、Q2の再オンを可能とするわけである。
このような逆電流現象による低電圧での回路動作維持現象は本発明者が初めて発見したものである。
(効果)
上記説明したように、この実施形態によれば、電流が断続されるチョークコイルLの出力端をなす負荷駆動端Toの電圧V3の変化を利用してトランジスタQ1の制御電圧V1、及び、トランジスタQ1の制御電圧V2の両方をそのオンタイミングに合わせて増大させるので、バッテリ電圧Vbが低下しても、トランジスタQ1を良好にオンすることができる。これにより、負荷駆動中のバッテリ電圧Vbの低下が従来では負荷給電不能なレベルまで進行したとしても、問題なく負荷駆動回路3を作動させることができる。
実験によれば、一次電池1のバッテリ電圧Vbが0.4Vまで低下しても、負荷駆動回路3は作動して負荷2に給電できることがわかった。すなわち、通常のトランジスタ回路は電源電圧がトランジスタのPN接合の順方向電圧降下(たとえば約0.6V)よりも低下すると動作が停止する。すなわち、一次電池1にまだ放電可能な電力が蓄電されていても、一次電池1の端子電圧が低下するともはや負荷給電が不能となる。これに対して、この実施形態の昇圧チョッパ回路では、上記したコンデンサC1〜C3の充放電作用により、バッテリ電圧Vbが0.4Vまで低下しても問題なく、昇圧チョッパ回路部31を作動させて負荷2を断続駆動できる。
図2は、バッテリ電圧Vbがほぼ0.6Vである場合の図1の回路におけるトランジスタQ1のベース電圧V1と、トランジスタQ2のベース電位V2と、負荷駆動端Toの電圧V3との波形変化を示すタイミングチャートである。
図3は、バッテリ電圧Vbが0.4Vである場合の図1の回路におけるトランジスタQ1のベース電圧V1と、トランジスタQ2のベース電位V2と、負荷駆動端Toの電圧V3との波形変化を示すタイミングチャートである。
ただし、図2、図3において、負荷は抵抗素子とした。この抵抗素子の抵抗値を1kΩとするとき、バッテリ電圧Vbがほぼ0.6Vでは動作したが、バッテリ電圧Vbが0.4Vでは動作停止した。この抵抗素子の抵抗値を2kΩとするとき、バッテリ電圧Vbがほぼ0.6Vでも、バッテリ電圧Vbがほぼ0.4Vでも動作した。負荷をLEDとする場合には、バッテリ電圧Vbがほぼ0.6Vでも、ほぼ0.4Vでも問題なく動作した。
なお、この実験において、チョークコイルLのインダクタンス60μH、コンデンサC1の静電容量は0.1μF、コンデンサC2の静電容量は0.002μF、コンデンサC3の静電容量は0.002μF、抵抗R1の抵抗値は33kΩ、抵抗R2の抵抗値は2.2kΩとした。
(変形態様)
上記実施形態では、負荷に昇圧電圧を断続出力したが、それを平滑して負荷駆動してもよいことは明白である。
(変形態様)
上記実施形態では、発振回路部32を1トランジスタ型のものにトランジスタQ2のコレクタ電圧を帰還して構成したが、無安定マルチバイブレータなど種々公知の発振回路により発振回路部32を構成しても良い。ただし、トランジスタQ2断続によるチョークコイルLの電圧変化をコンデンサに一時的にチャージし、その後のチョークコイルLの磁気エネルギー蓄積量の低下による電圧低下時に、上記コンデンサのチャージ電圧だけ発振回路部のトランジスタやトランジスタQ2のエミッタベース間電圧(またはソースゲート間電圧)を増大方向へシフトすることにより、図1に示す実施形態と同様の効果すなわちバッテリ電圧Vb低下時の負荷駆動を実現することができる。
組電池型の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路を示す回路図である。 バッテリ電圧Vbが0.6Vの場合の図1の各部電位変化を示すタイミングチャートである。 バッテリ電圧Vbが0.4Vの場合の図1の各部電位変化を示すタイミングチャートである。
符号の説明
L チョークコイル
Q1 トランジスタ
Q2 トランジスタ
R1 コレクタ抵抗
R2 抵抗
Vb バッテリ電圧
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
C3 コンデンサ
Ti 電源入力端
Te 接地端
To 負荷駆動端
1 一次電池
2 負荷
3 負荷駆動回路
30 CR回路
31 昇圧チョッパ回路部
32 発振回路部
33 駆動段

Claims (5)

  1. 一次電池からの電源電圧が電源入力端(Ti)と接地端(Te)との間に印加され、負荷駆動端(To)と前記接地端(Te)との間に接続された負荷(2)に昇圧出力電圧を間欠出力する一次電池駆動型昇圧チョッパ回路であって、
    前記電源入力端Tiと前記負荷駆動端(To)とを接続するチョークコイル(L)と、前記負荷駆動端(To)と前記接地端(Te)とを接続するトランジスタ(Q2)とを有する昇圧チョッパ回路部(31)と、
    前記トランジスタ(Q2)を断続駆動する発振回路部(32)と、
    を備え、
    前記発振回路部(32)は、
    互いに直列接続されたトランジスタ(Q1)を有して前記電源入力端(Ti)と接地端(Te)との間に接続されてトランジスタ(Q2)断続駆動用の発振電圧を発生する駆動段(33)と、
    前記負荷駆動端(To)の電圧変化を静電的に前記トランジスタ(Q1)の制御電極に帰還するコンデンサ(C2)と、
    前記トランジスタ(Q1)の制御電極と前記接地端(Te)とを接続する抵抗素子(R2)と、
    前記電源入力端(Ti)と前記接地端(Te)とを接続するコンデンサ(C1)と、
    前記抵抗素子(R2)と並列接続されるコンデンサ(C3)と、
    を有することを特徴とする一次電池駆動型昇圧チョッパ回路。
  2. 請求項1記載の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路において、
    前記トランジスタ(Q1)は、エミッタが前記電源入力端(Ti)に、コレクタが前記トランジスタ(Q2)の制御電極に接続されるPNPトランジスタからなり、
    前記トランジスタ(Q2)は、エミッタが前記接地端(Te)に、コレクタが前記負荷駆動端(To)に接続されるNPNトランジスタからなる一次電池駆動型昇圧チョッパ回路。
  3. 請求項1又は2記載の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路において、
    前記駆動段(33)は、
    前記電源入力端(Ti)と前記トランジスタ(Q2)の制御電極とを接続する前記トランジスタ(Q1)と、前記トランジスタ(Q2)の制御電極と前記接地端(Te)とを接続する抵抗素子(R1)とを有する一次電池駆動型昇圧チョッパ回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路の駆動方法において、
    前記一次電池から前記電源入力端(Ti)と前記接地端(Te)との間に印加される前記電源電圧が0.6V以下に低下しても運転が継続される一次電池駆動型昇圧チョッパ回路の駆動方法。
  5. 請求項4記載の一次電池駆動型昇圧チョッパ回路の駆動方法において、
    前記負荷(2)は、発光ダイオードからなる一次電池駆動型昇圧チョッパ回路の駆動方法。
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