JP2008029072A - 電源装置の低電圧異常検出回路 - Google Patents

電源装置の低電圧異常検出回路 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化及び低コスト化を図ることができる電源装置の低電圧異常検出回路を提供する。
【解決手段】最高電位が出力される第1出力端子OUT1、最低電位が出力される第3出力端子GND及び中間電位が出力される第2出力端子OUT2を備え、第1出力端子と第3出力端子との間に接続され、最高電位の低下を検出する基準となる第1低下検出基準電位を決定する第1回路R2、ZD1、R1と、第2出力端子と第3出力端子との間に接続され、第2回路R3とZD4とアラーム信号出力手段PC1と低電圧検出手段Q1との直列回路を備え、第2回路は、中間電位が第2低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、電位低下検出手段は、最高電位が第1低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、アラーム信号出力手段は、電流の流れの有無に応じてアラーム信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置の低電圧異常検出回路に関し、特に異なる電圧を出力する複数の給電出力回路を備えた電源装置の出力電圧の低電圧異常を検出する技術に関する。
電源装置は、その異常動作等によって出力電圧が低下すると、電圧供給先の負荷装置に誤動作や破損を引き起こすことがある。そこで、電源装置には、負荷装置を保護するために、出力電圧の低下を検出して警報を発する低電圧異常検出回路が設けられている。異なる電圧を出力する複数の給電出力回路を備えた電源装置の場合、その電源装置は、各給電出力回路の出力電圧の低下を検出する低電圧異常検出回路を設けなければならず、部品数が増加し、実装スペースの増大や装置の大型化によってコストアップを招いていた。
このような問題を解消するために、特許文献1は、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる電源装置の低電圧異常検出回路を開示している。図5は特許文献1に示された低電圧異常検出回路の構成を示す図である。この低電圧異常検出回路は、異なる電圧を出力する複数の給電出力回路を有する電源装置において、補助電源Vccの出力端子と接地端子との間に直列に接続された複数の抵抗R1〜R4を備え、それらの接続点D、E及びFの電位が、給電出力回路の出力電圧検出点A、B及びCにおける出力電圧VA、VB及びVCにそれぞれ対応する低下検出基準電位VD、VE及びVFとなるように抵抗分割されている。
また、低電圧異常検出回路は、複数の抵抗R1〜R4の接続点D、E及びFから、複数の給電出力回路の出力電圧検出点A、B及びCに、それぞれ順方向に接続された逆流防止ダイオードD1〜D3と、複数の抵抗R1〜R4の接続点D、E及びFの電位の低下を検出する電位低下検出手段compと、電位低下検出手段の出力信号によりアラーム信号ALMを出力するアラーム信号出力手段PIを備えている。
低電圧異常検出回路によれば、複数の抵抗R1〜R4の接続点D、E及びFの電位低下を、複数の給電出力回路に共通の電位低下検出手段compで検出するので、部品数を削減し、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
特開2000−92701号公報
しかしながら、図5に示した従来の低電圧異常検出回路は、低下検出基準電位VD、VE及びVFを生成するために補助電源Vccを設ける必要があるので、部品点数が増加し、実装スペースの増大及び装置の大型化によってコストアップを招くという問題がある。また、給電出力回路の出力端子が無負荷の場合、給電出力回路を構成するトランスや整流ダイオードのはんだ付け不良や断線による開放不良を検出できないという問題がある。
本発明の課題は、小型化及び低コスト化を図ることができ、また、給電出力回路の部品の開放不良により出力電圧が得られないという異常状態を検出できる電源装置の低電圧異常検出回路を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、最高電位が出力される最高電位出力端子、最低電位が出力される最低電位出力端子及び前記最高電位と前記最低電位との間の中間電位が出力される中間電位出力端子を備えた電源装置の低電圧異常検出回路であって、前記最高電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、前記最高電位の低下を検出する基準となる第1低下検出基準電位を決定する第1回路と、前記中間電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、第2回路とアラーム信号出力手段と電位低下検出手段とからなる直列回路とを備え、前記第2回路は、前記中間電位が第2低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、前記電位低下検出手段は、前記最高電位が前記第1低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、前記アラーム信号出力手段は、前記電流の流れの有無に応じてアラーム信号を出力することを特徴とする。
請求項2の発明は、最高電位が出力される最高電位出力端子、最低電位が出力される最低電位出力端子及び前記最高電位と前記最低電位との間の中間電位が出力される中間電位出力端子を備えた電源装置の低電圧異常検出回路であって、前記最高電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、前記最高電位と前記最低電位との差電位の低下を検出する基準となる低下検出基準電位を決定する第1回路と、前記中間電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、アラーム信号出力手段と低電圧検出手段とからなる直列回路とを備え、前記電位低下検出手段は、前記最低電位と前記最高電位との差電位が前記低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、前記アラーム信号出力手段は、前記電流の流れの有無に応じてアラーム信号を出力することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の電源装置の低電圧異常検出回路において、前記アラーム信号出力手段は、前記最高電位出力端子、前記中間電位出力端子及び前記最低電位出力端子の中の2つの出力端子間に出力される出力電圧を生成する給電出力回路に開放不良が存在する場合に、前記電流の流れが阻止されるように接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、従来のように補助電源は不要になるので、部品点数を削減することができ、小型化及び低コスト化を図ることができる。また、給電出力回路に開放不良が存在する場合に、アラーム信号出力手段に流れる電流が阻止されるので、給電出力回路の部品の開放不良により出力電圧が得られないという異常状態を検出できる。
以下、本発明の実施の形態に係る電源装置の低電圧異常検出回路を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。なお、図1は電源装置の2次側の回路のみを示している。電源装置は、トランスTの2次巻線S、整流ダイオードD2及び平滑コンデンサC1からなる第1給電出力回路と、トランスTの2次巻線S、整流ダイオードD3及び平滑コンデンサC2からなる第2給電出力回路を備えている。第1給電出力回路は、第1出力端子OUT1(本発明の最高電位出力端子に対応する)と接地端子GND(本発明の最低電位出力端子に対応する)との間に第1出力電圧を出力する。第2給電出力回路は、第2出力端子OUT2(本発明の中間電位出力端子に対応する)と接地端子GNDとの間に第2出力電圧を出力する。
第1出力電圧の電圧検出点Aの電位をVAとし、第2出力電圧の電圧検出点Bの電位をVBとすると、正常動作時は、VA>VBであるものとする。したがって、第1出力端子OUT1の電位VAが最高電位、第2出力端子OUT2の電位VBが中間電位、接地端子GNDの電位が最低電位となる。
第1出力端子OUT1と接地端子GNDとの間には、抵抗R2、ツェナーダイオードZD1及び抵抗R1が直列に接続された第1直列回路(本発明の第1回路に対応する)が設けられている。抵抗R1及び抵抗R2は電圧分圧機能を有し、ツェナーダイオードZD1は電圧分圧機能と基準電圧発生機能とを兼ね備えている。抵抗R2の抵抗値、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧値及び抵抗R1の抵抗値は、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧が低下して第1低下検出基準電位となった場合に、第1直列回路に流れる電流を阻止するように決定されている。
第2出力端子OUT2と接地端子GNDとの間には、抵抗R3、ツェナーダイオードZD4、フォトカプラPC1及び電圧比較用のトランジスタQ1が直列に接続された第2直列回路が設けられている。抵抗R3及びツェナーダイオードZD4は本発明の第2回路に対応し、フォトカプラPC1は本発明のアラーム信号出力手段に対応し、トランジスタQ1は、本発明の電位低下検出手段に対応する。抵抗R3の抵抗値及びツェナーダイオードZD4のツェナー電圧値は、第2出力端子OUT2から出力される第2出力電圧が低下して第2低下検出基準電位となった場合に、第2直列回路に流れる電流を阻止する値に決定されている。なお、図1は、フォトカプラPC1の発光ダイオードのみを示しているが、フォトカプラPC1は、図5に示すように、フォトトランジスタと対になっており、このフォトトランジスタがオフすることによりアラーム信号ALMが出力されるように構成されている。
トランジスタQ1のベースは、ツェナーダイオードZD1と抵抗R1との接続点に接続されている。トランジスタQ1のベースに印加される電圧は、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧が定常時の値である時は、トランジスタQ1がオンし、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧が定常時より低い値になるとトランジスタQ1がオフするように設定されている。
第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧が低下するとトランジスタQ1がオフし、トランジスタQ1のコレクタと第2出力端子OUT2との間に接続されている抵抗R3、ツェナーダイオードZD4及びフォトカプラPC1の発光ダイオードからなる直列回路に電流が流れなくなるため、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフする。
次に、上記のように構成される本発明の実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路の動作を説明する。
第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧及び第2出力端子OUT2から出力される第2出力電圧の両方が定常(正常)である時には、第1直列回路の抵抗R2、ツェナーダイオードZD1及び抵抗R1を経由して電流が流れ、トランジスタQ1はオンする。その結果、抵抗R3、ツェナーダイオードZD4、フォトカプラPC1及びトランジスタQ1を経由して電流が流れ、発光ダイオードは点灯する。これにより、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオンし、正常状態である旨を示す信号を出力する。
第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧が低下し、抵抗R2の電圧とツェナーダイオードZD1の電圧の合計電圧以下になると、ツェナーダイオードZD1によって電流の流れが阻止され、トランジスタQ1のベース電流を流すことができなくなる。その結果、トランジスタQ1はオフするので、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフし、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
第2出力端子OUT2から出力される第2出力電圧が低下し、抵抗R3の電圧とツェナーダイオードZD4の電圧との合計電圧以下になると、ツェナーダイオードZD4によって電流の流れが阻止され、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯する。その結果、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフし、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
次に、トランスTの2次巻線Sの端子、又は、整流ダイオードD2又はD3のはんだ付け不良や断線といった開放不良によって第1出力端子OUT1、第2出力端子OUT2又は接地端子GNDが未接続になった場合の動作を説明する。
図5に示した従来の低電圧異常検出回路では、負荷が接続されていないと、ダイオードD1〜D3を経由する電流が流れないため、接続点D〜Fの電圧を低下させることができない。したがって、接続点D〜Fに対応する出力端子に出力電圧が発生していない場合であっても、アラーム信号ALMは出力されない。
これに対し、本発明の実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路においては、第1給電出力回路のダイオードD2又はトランスTの2次巻線Sが断線しており、第1出力端子OUT1から第1出力電圧が出力されていないと仮定すると、トランジスタQ1のベース電流が流れないため、トランジスタQ1はオフする。その結果、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフし、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
また、第2出力端子OUT2のダイオードD3又はトランスTの2次巻線Sが断線している仮定すると、抵抗R3、ツェナーダイオードZD4及びフォトカプラPC1の発光ダイオードからなる直列回路に電流が流れなくなる。その結果、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフし、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
トランスTの接地端子GNDが断線したときも、抵抗R3、ツェナーダイオードZD1及びフォトカプラPC1の発光ダイオードからなる直列回路に電流が流れなくなる。その結果、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフし、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路によれば、各給電出力回路の出力の低電圧異常を検出する他に、はんだ付け不良や断線といった開放不良をも検出することができるので、量産時の簡易チェックや実機での不良解析等において不良箇所の切り分け、例えば、電源装置の不良か負荷装置の不良か等を、第1出力端子OUT1又は第2出力端子OUT2に接続されているコネクタを外すだけで簡単に判別できるといった実用上の利点がある。
図2は本発明の実施例2に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。なお、図2は、電源装置の2次側の回路のみを示している。電源装置は、トランスTの2次巻線S、整流ダイオードD2及び平滑コンデンサC1からなる第1給電出力回路と、トランスTの2次巻線S、整流ダイオードD3及び平滑コンデンサC2からなる第3給電出力回路を備えている。第1給電出力回路は、第1出力端子OUT1(本発明の最高電位出力端子に対応する)と接地端子GND(本発明の中間電位出力端子に対応する)との間に正の電圧である第1出力電圧を出力する。第2給電出力回路は、第3出力端子OUT3(本発明の最低電位出力端子に対応する)と接地端子GNDとの間に負の電圧である第3出力電圧を出力する。
第1出力電圧の電圧検出点Aの電位をVAとし、第3出力電圧の電圧検出点Cの電位をVCとすると、正常動作時は、電位VAは接地端子GNDの電位に対し正となり、電位VCは接地端子GNDの電位に対し負となる。したがって、第1出力端子OUT1の電位VAが最高電位、接地端子GNDの電位が中間電位、第3出力端子OUT3の電位VCが最低電位となる。
第1出力端子OUT1と第3出力端子OUT3との間には、抵抗R2、ツェナーダイオードZD1及び抵抗R1が直列に接続された直列回路(本発明の第1回路に対応する)が設けられている。抵抗R1及び抵抗R2は電圧分圧機能を有し、ツェナーダイオードZD1は電圧分圧機能と基準電圧発生機能とを兼ね備えている。抵抗R2の抵抗値、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧及び抵抗R1の抵抗値は、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧又は第3出力端子OUT3から出力される第3出力電圧が低下することにより、これらの差電位が低下検出基準電位となった場合に、直列回路に流れる電流を阻止するように決定されている。
接地端子GNDと第3出力端子OUT3との間には、抵抗R3、フォトカプラPC1及び電圧比較用のトランジスタQ1が直列に接続された直列回路が設けられている。フォトカプラPC1は本発明のアラーム信号出力手段に対応し、トランジスタQ1は、本発明の電位低下検出手段に対応する。なお、図2は、フォトカプラPC1の発光ダイオードのみを示しているが、フォトカプラPC1は、図5に示すように、フォトトランジスタと対になっており、このフォトトランジスタがオフすることによりアラーム信号ALMが出力されるように構成されている。
トランジスタQ1のベースは、ツェナーダイオードZD1と抵抗R1との接続点に接続されている。トランジスタQ1のベースに印加される電圧は、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧及び第3出力端子OUT3から出力される第3出力電圧が定常時の値である時は、トランジスタQ1がオンし、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧又は第3出力端子OUT3から出力される第3出力電圧が定常時より低い値になるとトランジスタQ1がオフするように設定されている。
第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧又は第3出力端子OUT3から出力される第3出力電圧が低下するとトランジスタQ1がオフし、トランジスタQ1のコレクタと接地端子GNDとの間に接続されている抵抗R3とフォトカプラPC1の発光ダイオードとからなる直列回路に電流が流れなくなるため、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフする。
なお、この実施例2に係る電源装置のように、正の出力電圧と負の出力電圧とを出力する電源装置の低電圧異常検出回路では、接地端子GNDに対する第1出力電圧又は第3出力電圧の低下を検出すればよいため、実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路のように、ツェナーダイオードZD4は不要である。
次に、上記のように構成される本発明の実施例2に係る電源装置の低電圧異常検出回路の動作を説明する。
この低電圧異常検出回路は、正の電圧を出力する第1出力端子OUT1と負の電圧を出力する第3出力端子OUT3との間の電圧を検出するように構成されているため、第1出力端子OUT1から出力される第1出力電圧又は第3出力端子OUT3から出力される第3出力電圧のどちらか一方が低下するとトランジスタQ1のベース電流が流れなくなり、フォトカプラPC1の発光ダイオードは消灯する。その結果、フォトカプラPC1の図示しないフォトトランジスタはオフし、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
また、トランスTの2次巻線Sの断線、又は、整流ダイオードD2又はD3のはんだ付け不良や断線といった開放不良があると、図1に示した実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路と同様に、異常状態である旨を示すアラーム信号ALMが出力される。
図3は本発明の実施例3に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。なお、図3は、電源装置の2次側の回路のみを示している。この低電圧異常検出回路は、図1に示した実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路のツェナーダイオードZD1を除去して抵抗R4を挿入し、トランジスタQ1のエミッタと接地端子GNDとの間に低下検出基準電位を発生するツェナーダイオードZD1を設けて構成されている。
このように構成される低電圧異常検出回路は、実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路と同様の作用及び効果が得られる。また、この実施例3に係る電源装置の低電圧異常検出回路によれば、トランジスタQ1のベースに印加する電圧は、抵抗R1の抵抗値と抵抗R4の抵抗値との比を変えることによって容易に決定できるので、第1出力電圧の低下検出基準電位を容易に決定することができる。なお、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧と第2出力端子OUT2に出力される出力電圧との関係によっては、ツェナーダイオードZD4は省略することもできる。
図4は本発明の実施例4に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。なお、図4は、電源装置の2次側の回路のみを示している。この低電圧異常検出回路は、図1に示した実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路のツェナーダイオードZD1を除去して抵抗R4を挿入し、電圧比較用のトランジスタQ1の代わりに電圧比較回路CMP1を設けて構成されている。
このように構成される低電圧異常検出回路は、実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路と同様の作用及び効果が得られる。また、この実施例4に係る電源装置の低電圧異常検出回路によれば、低下検出基準電位を精密に決定することができる。
本発明の実施例1に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例3に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例4に係る電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。 従来の電源装置の低電圧異常検出回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
T トランス
S トランスの2次巻線
C1、C2 平滑コンデンサ
D2、D3 整流ダイオード
R1〜R4 抵抗
ZD1、ZD4 ツェナーダイオード
PC1 フォトカプラ
Q1 トランジスタ
CMP1 電圧比較回路
Vref 参照電位

Claims (3)

  1. 最高電位が出力される最高電位出力端子、最低電位が出力される最低電位出力端子及び前記最高電位と前記最低電位との間の中間電位が出力される中間電位出力端子を備えた電源装置の低電圧異常検出回路であって、
    前記最高電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、前記最高電位の低下を検出する基準となる第1低下検出基準電位を決定する第1回路と、
    前記中間電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、第2回路とアラーム信号出力手段と電位低下検出手段とからなる直列回路とを備え、
    前記第2回路は、前記中間電位が第2低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、
    前記電位低下検出手段は、前記最高電位が前記第1低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、
    前記アラーム信号出力手段は、前記電流の流れの有無に応じてアラーム信号を出力することを特徴とする電源装置の低電圧異常検出回路。
  2. 最高電位が出力される最高電位出力端子、最低電位が出力される最低電位出力端子及び前記最高電位と前記最低電位との間の中間電位が出力される中間電位出力端子を備えた電源装置の低電圧異常検出回路であって、
    前記最高電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、前記最高電位と前記最低電位との差電位の低下を検出する基準となる低下検出基準電位を決定する第1回路と、
    前記中間電位出力端子と前記最低電位出力端子との間に接続され、アラーム信号出力手段と低電圧検出手段とからなる直列回路とを備え、
    前記電位低下検出手段は、前記最低電位と前記最高電位との差電位が前記低下検出基準電位より低下した場合に電流の流れを阻止し、
    前記アラーム信号出力手段は、前記電流の流れの有無に応じてアラーム信号を出力することを特徴とする電源装置の低電圧異常検出回路。
  3. 前記アラーム信号出力手段は、前記最高電位出力端子、前記中間電位出力端子及び前記最低電位出力端子の中の2つの出力端子間に出力される出力電圧を生成する給電出力回路に開放不良が存在する場合に、前記電流の流れが阻止されるように接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源装置の低電圧異常検出回路。
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