JP2008028979A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化を損なわずに広帯域に亘って良好な受信感度が得られるアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】アンテナ装置1は、伝送線路8,9や高周波切換スイッチ10、バイアス回路11等を配設した回路基板(例えばアンテナ基板3)にチップアンテナ2を実装して構成される。チップアンテナ2の基体4には第1および第2の放射導体5,6が巻装されて一端どうしが連結されており、各放射導体5,6には可変容量素子7が分散配置されている。高周波切換スイッチ10が入力端と出力端とを導通させているときには伝送線路8に給電信号が供給されてハイバンドモードとなり、導通を遮断しているときには伝送線路9に給電信号が供給されてローバンドモードとなる。また、いずれのバンドにおいてもバイアス回路11から可変容量素子7に同調電圧を供給して同調周波数が変更できるようになっている。
【選択図】図2
【解決手段】アンテナ装置1は、伝送線路8,9や高周波切換スイッチ10、バイアス回路11等を配設した回路基板(例えばアンテナ基板3)にチップアンテナ2を実装して構成される。チップアンテナ2の基体4には第1および第2の放射導体5,6が巻装されて一端どうしが連結されており、各放射導体5,6には可変容量素子7が分散配置されている。高周波切換スイッチ10が入力端と出力端とを導通させているときには伝送線路8に給電信号が供給されてハイバンドモードとなり、導通を遮断しているときには伝送線路9に給電信号が供給されてローバンドモードとなる。また、いずれのバンドにおいてもバイアス回路11から可変容量素子7に同調電圧を供給して同調周波数が変更できるようになっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、誘電体や磁性体からなる基体に帯状の放射導体が巻装されているチップアンテナを備えたアンテナ装置に係り、特に、放射導体に可変容量素子を分散配置して広帯域の周波数に同調できるようにした2バンドのアンテナ装置に関する。
従来より、誘電体や磁性体からなる柱状の基体に放射導体を螺旋状に巻装して所望の周波数に同調させるようにしたチップアンテナが知られている。また、この種のチップアンテナで広帯域の周波数が同調できるようにするため、放射導体に可変容量素子を分散配置し、バイアス制御信号に基づく同調電圧を可変容量素子に供給して容量値を変化させることにより、放射導体の共振周波数が同調電圧に応じて変化するように構成したアンテナ装置が従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来提案において、チップアンテナは、給電回路やバイアス回路等が配設された回路基板上に実装されて、チップアンテナの放射導体の給電部が給電回路と接続され、可変容量素子にはバイアス回路から直流の同調電圧が供給されるようになっている。このように広帯域の周波数に同調可能なチップアンテナは、携帯電話器等の携帯無線機器に容易に内蔵できると共に、テレビ放送のUHF帯用の受信アンテナ等として使用できるため、その実用的価値は今後ますます高まるものと予想される。
特開2005−210564号公報(第4−6頁、図1)
しかしながら、放射導体に可変容量素子を分散配置させている前述した従来提案は1バンドのアンテナ装置なので、可変容量素子の数を増やして受信感度の良好な周波数帯域を広げようとすると、大型化を余儀なくされてしまうという問題があった。したがって、かかる従来のアンテナ装置でテレビ放送のUHF帯をすべて受信しようとすると、携帯電話器等に内蔵させうる小型化は困難となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化を損なわずに広帯域に亘って良好な受信感度が得られるアンテナ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のアンテナ装置では、誘電体または磁性体からなる基体に第1の放射導体と第2の放射導体をそれぞれ帯状に巻装して両放射導体の一端どうしを連結すると共に、前記第2の放射導体の他端を開放端となし、かつ、前記第1の放射導体と前記第2の放射導体をそれぞれ複数の分割導体部に分割し、隣接する該分割導体部どうしを可変容量素子を介して直列に接続したチップアンテナを備え、前記チップアンテナが実装される回路基板に、前記第1および第2の放射導体の一端どうしを連結している接続点に給電信号を供給する第1の伝送線路と、前記第1の放射導体の他端に給電信号を供給する第2の伝送線路と、この第2の伝送線路に接続された入力端と前記第1の伝送線路に接続された出力端との間の導通を開閉する高周波切換回路と、バイアス制御信号に基づく同調電圧を前記可変容量素子に供給して容量値を変化させるバイアス回路とを設け、前記高周波切換回路が前記入力端と前記出力端とを導通させているときに前記第2の放射導体がハイバンドで共振可能であり、かつ、前記高周波切換回路が前記入力端と前記出力端との間の導通を遮断しているときに前記第1および第2の放射導体がローバンドで共振可能であって、これらハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合にも前記同調電圧に応じて同調周波数が変化するように構成した。
このように構成されたアンテナ装置は、高周波切換回路が入力端と出力端とを導通させているときには、第1および第2の放射導体の一端どうしを連結している接続点に第1の伝送線路を介して給電信号が供給されるため、他端が開放端となっている第2の放射導体を所定の周波数帯域(ハイバンド)で共振させることが可能となる。また、高周波切換回路が入力端と出力端との間の導通を遮断しているときには、給電信号は第1の伝送線路に供給されずに、第2の伝送線路を介して第1の放射導体の他端に供給されるため、第1および第2の放射導体の全体を前記ハイバンドよりも低い周波数帯域(ローバンド)で共振させることが可能となる。つまり、高周波切換回路で入力端と出力端との間の導通を開閉することによってハイバンドモードとローバンドモードを任意に選択できるため、選択したバンドに応じた給電信号を供給することによって2バンド化が実現できる。また、ハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合でも、バイアス回路から同調電圧を供給することによって、可変容量素子の容量値の変化範囲内で各バンドの同調周波数が適宜変更できる。したがって、このアンテナ装置は大型化しなくても、広い周波数帯域に亘って良好な受信感度が得られる。
上記の構成において、チップアンテナが実装される回路基板が外部回路基板(母基板)の配線パターンに接続される外部接続端子を有するアンテナ基板であって、このアンテナ基板に少なくとも高周波切換回路とバイアス回路とが配設されていると、チップアンテナをアンテナ基板に実装してユニット化(モジュール化)したアンテナ装置を母基板に簡単に装着できると共に、回路構成が異なるもののアンテナ性能は同等でよい各種の母基板に共通のアンテナ装置を適用させることができるため、取扱い性や汎用性に優れたアンテナ装置が得られる。
また、上記の構成において、バイアス回路にバイアス制御信号の電圧レベルを所要の大きさに昇圧する昇圧手段を設けておけば、母基板側の電源電圧が低くてもアンテナ装置の同調電圧を該電源電圧よりも高めに設定できるため、電源電圧が低めに設定されている携帯無線機器にアンテナ装置を内蔵させた場合にも可変容量素子の容量値の制御に支障をきたす虞がなくなる。
また、上記の構成において、第1および第2の放射導体の一端どうしを連結している接続点に最も近い第2の放射導体の分割導体部を直列接続された複数の細導体部に分割すると共に、回路基板にこれら各細導体部の1つと第1の伝送線路とを選択的に導通可能な選択回路を設けておけば、ハイバンドの選択時に共振可能な第2の放射導体の周波数帯域を調整することができる。このような選択回路として、例えば各細導体部と第1の伝送線路との間に切換スイッチを介設し、この切換スイッチを用いて各細導体部の1つと第1の伝送線路とを導通させたり、各細導体部の1つと第1の伝送線路との間にチップコンデンサやゼロオームチップ抵抗等のチップ部品を介設することができる。
本発明のアンテナ装置は、高周波切換回路で入力端と出力端との間の導通を開閉することによってハイバンドとローバンドを任意に選択できるため、選択したバンドに応じた給電信号を供給することによって2バンドのアンテナ装置が得られる。また、ハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合でも、バイアス回路から同調電圧を供給することによって、可変容量素子の容量値の変化範囲内で各バンドの同調周波数を適宜変更できる。したがって、このアンテナ装置は大型化しなくても、広い周波数帯域に亘って良好な受信感度が得られる。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係るアンテナ装置を母基板に実装した状態を示す外観図、図2は該アンテナ装置のローバンドモードの等価回路図、図3は該アンテナ装置のハイバンドモードの等価回路図である。
本実施形態例に係るアンテナ装置1はチップアンテナ2をアンテナ基板3上に実装してユニット化(モジュール化)したものであり、図1に示すように、アンテナ基板3は外部回路基板である母基板30上に実装される。この母基板30は携帯電話器等の携帯無線機器に内蔵されている回路基板であって、アンテナ装置1はテレビ放送のUHF帯用の受信アンテナとして使用される。そのため、図示していないが、母基板30にはアンテナ装置1用のチューナ回路等が配設されている。
アンテナ装置1のチップアンテナ2は、誘電体からなる柱状の基体4と、この基体4の外表面に螺旋状に巻装された第1の放射導体5および第2の放射導体6と、両放射導体5,6の線路中に分散配置された複数の可変容量素子(バラクタダイオード)7とによって主に構成されている。第1および第2の放射導体5,6は一端どうしが接続点P1で直列に連結されている。第1の放射導体5の他端は給電端P2となっており、第2の放射導体6の他端は開放端Qとなっている。第1の放射導体5は複数の分割導体部5a〜5cに分割されており、隣接する分割導体部どうしの間(5a,5b間や5b,5c間)が可変容量素子7を介して直列に接続されている。同様に、第2の放射導体6は複数の分割導体部6a〜6cに分割されており、隣接する分割導体部どうしの間(6a,6b間や6b,6c間)が可変容量素子7を介して直列に接続されている。このチップアンテナ2はアンテナ基板3上に位置決め固定され、第1および第2の放射導体5,6の適宜箇所がアンテナ基板3の配線パターンに半田付けされている。なお、基体4の材料は磁性体であってもよく、その形状が板状であってもよい。
アンテナ基板3には、第1および第2の放射導体5,6の接続点P1に給電信号を供給する第1の伝送線路8と、第1の放射導体5の給電端P2に給電信号を供給する第2の伝送線路9と、入力端10aと出力端10bとの間の導通を開閉する高周波切換スイッチ10と、バイアス制御信号に基づく同調電圧をチップアンテナ2の可変容量素子7に供給して容量値を変化させるバイアス回路11と、第2の放射導体6に接続された周波数調整用パターン12と、インダクタ13やキャパシタ等を含み入力インピーダンスと特性インピーダンスを整合させる整合回路と、母基板30の配線パターンに半田付けされる外部接続端子14a〜14dとが配設されている。
これらの外部接続端子14a〜14dは母基板30側の図示せぬ電源回路やチューナ回路に接続されている。例えば、外部接続端子14aには電源回路から電源電圧V(DD)が入力され、外部接続端子14bにはチューナ回路から給電信号RFが入力される。また、外部接続端子14cには同調電圧V(TUNE)用のバイアス制御信号がチューナ回路から入力され、外部接続端子14dには高周波切換スイッチ10を開閉させるためのスイッチ制御信号V(CTL)がチューナ回路から入力される。なお、図1に示す周波数調整用パターン12は、適宜箇所をトリミングすることによって第2の放射導体6の電気長が微調整できるというものであり、この微調整によってアンテナ性能のばらつきを回避している。
高周波切換スイッチ10の入力端10aは、チューナ回路の給電回路に接続されていると共に、第2の伝送線路9に接続されている。高周波切換スイッチ10の出力端10bは第1の伝送線路8に接続されており、入力端10aと出力端10bとが導通されたスイッチオン状態では、第1の伝送線路8を介して接続点P1に給電信号RFが供給可能である。また、入力端10aと出力端10bとの導通が遮断されたスイッチオフ状態では、第2の伝送線路9を介して給電端P2に給電信号20が供給可能である。この高周波切換スイッチ10は、スイッチ制御信号V(CTL)が供給されているときにスイッチオン状態となり、スイッチ制御信号V(CTL)が供給されていないときはスイッチオフ状態となる。
バイアス回路11には、電源電圧V(DD)(例えば3ボルト)を常に一定の動作電圧(例えば5ボルト)に昇圧するDC/DCコンバータ15と、このDC/DCコンバータ15の出力(動作電圧)およびバイアス制御信号(パルス幅変調信号)から昇圧済みバイアス信号を生成するFETスイッチ回路と、この昇圧済みバイアス信号を平滑化して直流の同調電圧V(TUNE)を生成する平滑化回路とが設けられている。このバイアス回路11によって、同調電圧V(TUNE)をバイアス制御信号のパルス幅に応じて例えば0.2〜4.8ボルトの範囲内で変化させることができる。それゆえ、同調電圧V(TUNE)を可変容量素子7に供給して容量値を変化させることにより、チップアンテナ2の同調周波数を適宜変更することができる。
次に、上記の如くに構成されるアンテナ装置1の動作について説明する。このアンテナ装置1は、図2に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとの間の導通を遮断しているスイッチオフ状態のとき、第2の伝送線路9を介して給電端P2に給電信号RFを供給することができるため、第1および第2の放射導体5,6の全体を所定の周波数帯域(ローバンド)で共振させることができる。そして、かかるローバンドで可変容量素子7に印加する同調電圧V(TUNE)を変化させれば、チップアンテナ2の同調周波数(第1および第2の放射導体5,6全体の共振周波数)を適宜変更することができる。
また、図3に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとを導通させているスイッチオン状態のときには、第1の伝送線路8を介して接続点P1に給電信号RFを供給することができるため、第2の放射導体6を前記ローバンドよりも高い周波数帯域(ハイバンド)で共振させることができる。このとき、ハイバンドに対応する給電信号RFは、インダクタ13が介設されている第2の伝送線路9へはほとんど供給されない。そして、かかるハイバンドモードで可変容量素子7に印加する同調電圧V(TUNE)を変化させれば、チップアンテナ2の同調周波数(第2の放射導体6の共振周波数)を適宜変更することができる。
このように本実施形態例に係るアンテナ装置1は、高周波切換スイッチ10で入力端10aと出力端10bとの間の導通を開閉することによってハイバンドモードとローバンドモードを任意に選択できるため、選択したバンドに応じた給電信号RFを供給することによって高低いずれの周波数帯域でも使用可能となる2バンド化が実現されている。また、ハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合でも、バイアス回路11から同調電圧V(TUNE)を供給することによって、可変容量素子7の容量値の変化範囲内で各バンドの同調周波数を変更できるようになっている。したがって、このアンテナ装置1は携帯無線機器に容易に内蔵できる小型化を維持しつつ、広い周波数帯域に亘って良好な受信感度を得ることができ、テレビ放送のUHF帯用の受信アンテナとして好適である。
また、このアンテナ装置1は、チップアンテナ2をアンテナ基板3に実装してユニット化したモジュールとなっているため、母基板30上への装着が容易であると共に、回路構成が異なるもののアンテナ性能は同等でよい各種の母基板30に共通のアンテナ装置1を適用させることができ、取扱い性や汎用性に優れている。ただし、アンテナ専用の基板を用いてアンテナ装置1をユニット化する必要がない場合には、伝送線路8,9や高周波切換スイッチ10およびバイアス回路11等を配設した母基板30にチップアンテナ2を直接実装してもよい。
また、このアンテナ装置1では、バイアス回路11がバイアス制御信号の電圧レベルを所要の大きさに昇圧するDC/DCコンバータ15を有しており、母基板30側の電源電圧が低くてもアンテナ装置1の同調電圧V(TUNE)を該電源電圧よりも高めに設定できるため、電源電圧が低めに設定されている携帯無線機器にアンテナ装置1が内蔵された場合でも可変容量素子7の容量値の制御に支障をきたす虞はない。
図4は本発明の第2実施形態例に係るアンテナ装置のローバンドモードの等価回路図、図5は該アンテナ装置のハイバンドモードの等価回路図であり、図2,3と対応する部分に同一符号を付すことで重複する説明は省略してある。
本実施形態例に係るアンテナ装置20では、直流の同調電圧V(TUNE)を給電信号RFに重畳させてチップアンテナ近傍まで供給するという回路構成にしてあるため、母基板側の配線パターンのレイアウトを簡素化することができる。この第2実施形態例の場合も、図4に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとの間の導通を遮断しているときには第1および第2の放射導体5,6の全体をローバンドで共振させることができ、図5に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとを導通させているときには第2の放射導体6をハイバンドで共振させることができる。そして、前述した第1実施形態例と同様に、ハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合でも、同調電圧V(TUNE)を供給して可変容量素子7の容量値を変化させることにより、各バンドの同調周波数が変更できるようになっている。
図6は本発明の第3実施形態例に係るアンテナ装置のローバンドモードの等価回路図、図7は該アンテナ装置のハイバンドモードの等価回路図であり、図2,3と対応する部分に同一符号を付すことで重複する説明は省略してある。
本実施形態例に係るアンテナ装置40が第1実施形態例に係るアンテナ装置1と相違する点は、接続点P1に最も近い第2の放射導体6の分割導体部6aをさらに細分割して直列接続された複数(例えば3つ)の細導体部6a−1,6a−2,6a−3となし、これら細導体部6a−1,6a−2,6a−3の1つと第1の伝送線路8とをアンテナ基板3上に実装された切換スイッチ16を用いて選択的に導通可能としたことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。切換スイッチ16は3つの固定接点に対して可動接点の接触位置を変えられる3位置切換スイッチであり、その可動接点から導出する端子は第1の伝送線路8に接続され、3つの固定接点から導出する端子はそれぞれ細導体部6a−1,6a−2,6a−3に接続されている。図示の例では第1の伝送線路8と細導体部6a−3が切換スイッチ16を介して導通された状態になっているが、切換スイッチ16の可動接点を駆動することにより、第1の伝送線路8を他の細導体部6a−1または6a−2と導通状態に切り換えることができる。
このように構成された第3実施形態例に係るアンテナ装置40においても、図6に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとの間の導通を遮断しているスイッチオフ状態のとき、第2の伝送線路9を介して給電端P2に給電信号RFを供給することができるため、第1および第2の放射導体5,6の全体をローバンドで共振させることができる。また、図7に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとを導通させているスイッチオン状態のときには、第1の伝送線路8から切換スイッチ16を介して分割導体部6aの細導体部6a−3に給電信号RFを供給することができるため、細導体部6a−3から開放端Qに至る第2の放射導体6をハイバンドで共振させることができる。そして、前述した第1実施形態例と同様に、ハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合でも、同調電圧V(TUNE)を供給して可変容量素子7の容量値を変化させることにより、各バンドの同調周波数が変更できるようになっている。
また、このアンテナ装置40は、切換スイッチ16を用いて第1の伝送線路8と第2の放射導体6の各細導体部6a−1,6a−2,6a−3との間の導通状態を選択することにより、ハイバンドを選択したときに共振する第2の放射導体6のL長を変えることができるため、アンテナ装置40を内蔵した携帯無線機が使用される地域の電波状況に応じてハイバンド選択時に共振可能な第2の放射導体6の周波数帯域を調整することができる。すなわち、上記したように第1の伝送線路8と細導体部6a−3間を導通状態にした場合が最も高い周波数帯域(ハイバンド)で共振し、第1の伝送線路8と細導体部6a−2との間を導通状態とすれば、細導体部6a−2から開放端Qに至る第2の放射導体6をこれより若干低い周波数帯域(ハイバンド)で共振させることができ、第1の伝送線路8と細導体部6a−1との間を導通状態とすれば、細導体部6a−1から開放端Qに至る第2の放射導体6をさらに低い周波数帯域(ハイバンド)で共振させることができる。
図8は本発明の第4実施形態例に係るアンテナ装置のローバンドモードの等価回路図、図9は該アンテナ装置のハイバンドモードの等価回路図であり、図6,7と対応する部分に同一符号を付すことで重複する説明は省略してある。
本実施形態例に係るアンテナ装置50では、第2の放射導体6の各細導体部6a−1,6a−2,6a−3の1つと第1の伝送線路8との間をアンテナ基板3上に実装されたチップコンデンサ17を介して導通したことにあり、それ以外の構成は前述した第3実施形態例と基本的に同じである。この第4実施形態例の場合も、図8に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとの間の導通を遮断しているときは第1および第2の放射導体5,6の全体をローバンドで共振させることができ、図9に示すように高周波切換スイッチ10が入力端10aと出力端10bとを導通させているときには第2の放射導体6をハイバンドで共振させることができる。そして、前述した第1実施形態例と同様に、ハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合でも、同調電圧V(TUNE)を供給して可変容量素子7の容量値を変化させることにより、各バンドの同調周波数が変更できるようになっている。
また、このアンテナ装置50は、チップコンデンサ17の実装位置を選択して各細導体部6a−1,6a−2,6a−3の1つと第1の伝送線路8との間の導通状態を変更することにより、ハイバンドを選択したときに共振する第2の放射導体6のL長を変えることができるため、アンテナ装置50を内蔵した携帯無線機が使用される地域の電波状況に応じてハイバンド選択時に共振可能な第2の放射導体6の周波数帯域を調整することができる。なお、チップコンデンサ17の代わりにゼロオームチップ抵抗を用いたり、アンテナ基板3に各細導体部6a−1,6a−2,6a−3と第1の伝送線路8との間を繋ぐ3本の選択パターンを予め形成しておき、これら選択パターンの1つを残して他の2本を切断するようにしてもよい。
1,20,40,50 アンテナ装置
2 チップアンテナ
3 アンテナ基板
4 基体
5 第1の放射導体
6 第2の放射導体
5a〜5c,6a〜6c 分割導体部
6a−1,6a−2,6a−3 細導体部
7 可変容量素子
8 第1の伝送線路
9 第2の伝送線路
10 高周波切換スイッチ(高周波切換回路)
10a 入力端
10b 出力端
11バイアス回路
14a〜14d 外部接続端子
15 DC/DCコンバータ(昇圧手段)
16 切換スイッチ
17 チップコンデンサ(チップ部品)
30 母基板
P1 接続点
P2 給電端
Q 開放端
2 チップアンテナ
3 アンテナ基板
4 基体
5 第1の放射導体
6 第2の放射導体
5a〜5c,6a〜6c 分割導体部
6a−1,6a−2,6a−3 細導体部
7 可変容量素子
8 第1の伝送線路
9 第2の伝送線路
10 高周波切換スイッチ(高周波切換回路)
10a 入力端
10b 出力端
11バイアス回路
14a〜14d 外部接続端子
15 DC/DCコンバータ(昇圧手段)
16 切換スイッチ
17 チップコンデンサ(チップ部品)
30 母基板
P1 接続点
P2 給電端
Q 開放端
Claims (6)
- 誘電体または磁性体からなる基体に第1の放射導体と第2の放射導体をそれぞれ帯状に巻装して両放射導体の一端どうしを連結すると共に、前記第2の放射導体の他端を開放端となし、かつ、前記第1の放射導体と前記第2の放射導体をそれぞれ複数の分割導体部に分割し、隣接する該分割導体部どうしを可変容量素子を介して直列に接続したチップアンテナを備え、
前記チップアンテナが実装される回路基板に、前記第1および第2の放射導体の一端どうしを連結している接続点に給電信号を供給する第1の伝送線路と、前記第1の放射導体の他端に給電信号を供給する第2の伝送線路と、この第2の伝送線路に接続された入力端と前記第1の伝送線路に接続された出力端との間の導通を開閉する高周波切換回路と、バイアス制御信号に基づく同調電圧を前記可変容量素子に供給して容量値を変化させるバイアス回路とを設け、
前記高周波切換回路が前記入力端と前記出力端とを導通させているときに前記第2の放射導体がハイバンドで共振可能であり、かつ、前記高周波切換回路が前記入力端と前記出力端との間の導通を遮断しているときに前記第1および第2の放射導体がローバンドで共振可能であって、これらハイバンドとローバンドのいずれを選択した場合にも前記同調電圧に応じて同調周波数が変化するように構成したことを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1の記載において、前記回路基板が外部回路基板の配線パターンに接続される外部接続端子を有するアンテナ基板であって、このアンテナ基板に少なくとも前記高周波切換回路と前記バイアス回路とが配設されていることを特徴とするアンテナ装置。
- 請求項1または2の記載において、前記バイアス回路に前記バイアス制御信号の電圧レベルを所要の大きさに昇圧する昇圧手段を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記接続点に最も近い前記第2の放射導体の前記分割導体部を直列接続された複数の細導体部に分割すると共に、前記回路基板に前記各細導体部の1つと前記第1の伝送線路とを選択的に導通可能な選択回路を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
- 請求項4の記載において、前記選択回路が前記各細導体部と前記第1の伝送線路との間に介設された切換スイッチであることを特徴とするアンテナ装置。
- 請求項4の記載において、前記選択回路が前記各細導体部の1つと前記第1の伝送線路との間に介設されたチップ部品であることを特徴とするアンテナ装置。
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