JP2008028837A - コンテンツ受信装置、コンテンツ受信方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の機能に大きな追加なく、伝送路のスループットを計測することのできるコンテンツ受信装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るコンテンツ受信装置1は、コンテンツサーバ2からコンテンツ7を受信するコンテンツ受信装置1であって、コンテンツサーバ2からコンテンツ7に対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得部101と、メタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測部102とを備える。また、メタデータは、対応するコンテンツの再生ビットレートと、対応するコンテンツの属性を示す属性情報とを含み、コンテンツ受信装置1は、さらに、再生ビットレートと、伝送スループットとを比較し、コンテンツが再生可能であるか否かを判定する判定部103と、判定部103による判定結果を、属性情報と対応付けて表示する表示部106とを備えてもよい。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係るコンテンツ受信装置1は、コンテンツサーバ2からコンテンツ7を受信するコンテンツ受信装置1であって、コンテンツサーバ2からコンテンツ7に対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得部101と、メタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測部102とを備える。また、メタデータは、対応するコンテンツの再生ビットレートと、対応するコンテンツの属性を示す属性情報とを含み、コンテンツ受信装置1は、さらに、再生ビットレートと、伝送スループットとを比較し、コンテンツが再生可能であるか否かを判定する判定部103と、判定部103による判定結果を、属性情報と対応付けて表示する表示部106とを備えてもよい。
【選択図】図2
Description
本発明は、コンテンツ受信装置に関し、特に、コンテンツサーバから、コンテンツおよび対応するメタデータを受信して、コンテンツを再生するコンテンツ受信装置、コンテンツ受信方法およびプログラムに関する。
近年、他の機器がデジタルチューナで受信したデジタルコンテンツ、または、他の機器が蓄積しているデジタルコンテンツを、伝送路上の別の機器で視聴したり、記録したりするシステムについて取り組みがなされている。例えば、Digital Living Network Alliance(DLNA)では、ホームネットワーク上の各機器間の伝送プロトコルおよび互換メディアフォーマットを策定する活動を推進している。
一方、宅内における配線の手間およびコストを軽減する目的で、ホームネットワークで使用される伝送路として無線LANおよび電灯線が注目されている。しかし、無線LANおよび電灯線等の伝送路は、電波環境等の変化(外部からの電波雑音、人および物の配置の変化等)によってスループットが一定しないという欠点がある。従って、特に、高精細の動画像等、または、ビットレートが非常に高いコンテンツを伝送し再生しようする場合、時間によって再生できたりできなかったりするということが容易に起こり得る。
コンテンツ受信装置において、このような課題を解決する方法として、特許文献1で開示されている技術が応用できる可能性がある。特許文献1には、ネットワークのスループットまたは輻輳状態に応じて、音声符号化方式にビットレートを変化させる音声通信装置が記載されている。特許文献1に記載の音声通信装置は、低スループット時には低ビットレートで符号化することで、伝送路の状態によらず音声通信が可能となる。しかしながら、特許文献1に記載の音声通信装置に用いられている技術を、コンテンツ受信装置に応用した場合、コンテンツ受信装置およびコンテンツサーバに処理能力の高いプロセッサ等を導入する必要があり、コストの観点からも好ましくない。
一方、コンテンツ受信装置においても、伝送経路のスループットの変化に対応する必要がある。そのためには、コンテンツ受信装置は、伝送経路のスループットを計測し、把握する必要がある。特許文献1に記載の音声通信装置は、伝送路のスループットを計測する方法として、定期的に計測用パケット(pingパケット等)のやりとりを行う方法を用いている。
特開2002−290436号公報
しかしながら、定期的に計測用パケットのやりとりを行う方法では、AVコンテンツの受信および再生に関わりのないパケットをやりとりすることになり、コンテンツサーバおよびコンテンツ受信装置に余分な機能を追加しなければならない。すなわち、従来のコンテンツ受信装置は、既存の機能に大きな追加なく伝送路のスループットを計測することができない。
そこで、本発明は、既存の機能に大きな追加なく、伝送路のスループットを計測することのできるコンテンツ受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ受信装置は、コンテンツサーバからコンテンツを受信するコンテンツ受信装置であって、前記コンテンツサーバから前記コンテンツに対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得手段と、前記メタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測手段とを備える。
この構成によれば、本発明に係るコンテンツ受信装置は、コンテンツサーバからメタデータを受信するとともに、メタデータ受信時の伝送スループットを計測する。メタデータは、コンテンツ再生をする前にコンテンツ受信装置が取得しておかなければならないデータ(例えば、コンテンツのありかを示すURL等)なので、余分なパケットのやりとりなしに伝送スループットを測定できる。すなわち、本発明に係るコンテンツ受信装置は、既存の機能に大きな追加なく、伝送路のスループットを計測することができる。
また、前記メタデータは、対応するコンテンツの再生ビットレートと、対応するコンテンツの属性を示す属性情報とを含み、前記コンテンツ受信装置は、さらに、前記再生ビットレートと、前記伝送スループットとを比較し、コンテンツが再生可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記属性情報と対応付けて表示する表示手段とを備えてもよい。
この構成によれば、計測した伝送スループットと、メタデータに含まれる再生ビットレートとを比較することで、コンテンツが正しく再生できるかを判定し、コンテンツの再生可能であるか否かをユーザに表示することができる。
また、前記属性情報は、コンテンツのタイトルを含み、前記表示手段は、前記判定手段による判定結果を、対応するコンテンツのタイトルと対応付けて表示してもよい。
この構成によれば、コンテンツの再生可能であるか否かの情報を、コンテンツのタイトルと対応付けて表示する。これにより、ユーザは、どのコンテンツが再生可能であるか否かを容易に認識することができる。
また、前記表示手段は、前記判定手段によって再生不可と判定されたコンテンツの判定結果および属性情報を表示しなくともよい。
この構成によれば、再生ができないコンテンツは表示されないので、(特に機器操作になれていない)ユーザの混乱を避けることができる。
また、前記判定手段は、前記伝送スループットを前記再生ビットレートで割った値が、第1の値より大きい場合に、コンテンツが再生可能であると判定し、前記伝送スループットを前記再生ビットレートで割った値が、前記第1の値より小さい第2の値より小さい場合に、コンテンツが再生不可能であると判定し、前記伝送スループットを前記再生ビットレートで割った値が、前記第1の値より小さく、かつ、前記第2の値より大きい場合に、コンテンツの再生ができない可能性があると判定してもよい。
この構成によれば、コンテンツが再生可能であるかの情報として、伝送スループットが再生ビットレートより十分大きい場合には、再生可能を表示し、伝送スループットが再生ビットレートより小さい場合には、再生不可を表示し、伝送スループットが再生ビットレートに近い場合には、再生できない可能性がある旨を表示する。これにより、ユーザは、コンテンツが再生可能であるか否かに関して、通信状態に応じたより的確な情報を入手することができる。
また、本発明に係るコンテンツ受信方法は、コンテンツサーバからコンテンツを受信するコンテンツ受信方法であって、前記コンテンツサーバから前記コンテンツに対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得ステップと、前記コンテンツメタデータ取得ステップにおけるメタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測ステップとを含む。
これによれば、本発明に係るコンテンツ受信方法は、コンテンツサーバからメタデータを受信するとともに、メタデータ受信時の伝送スループットを計測する。メタデータは、コンテンツ再生をする前に取得しておかなければならないデータ(例えば、コンテンツのありかを示すURL等)なので、余分なパケットのやりとりなしに伝送スループットを測定できる。すなわち、本発明に係るコンテンツ受信方法は、既存の機能に大きな追加なく、伝送路のスループットを計測することができる。
なお、本発明は、このようなコンテンツ受信装置として実現することができるだけでなく、コンテンツ受信装置に含まれる特徴的な手段をステップとするコンテンツ受信方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明は、既存の機能に大きな追加なく、伝送路のスループットを計測することのできるコンテンツ受信装置を提供することができる。
以下、本発明に係るコンテンツ受信装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ受信装置は、コンテンツサーバからメタデータを受信するとともに、メタデータ受信時の伝送スループットを計測する。メタデータは、コンテンツ再生をする前にコンテンツ受信装置が取得しておかなければならないデータなので、余分なパケットのやりとりなしに伝送スループットを測定できる。また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置は、測定した伝送スループットから、コンテンツの再生が可能であるか否かを判定し、判定結果をユーザに表示する。
まず、本発明の実施の形態に係るコンテンツ受信システムの構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ受信システムの構成を示す図である。図1に示すコンテンツ受信システムは、コンテンツ受信装置1と、コンテンツサーバ2と、無線アクセスポイント3と、無線子機4とを備える。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ受信システムの構成を示す図である。図1に示すコンテンツ受信システムは、コンテンツ受信装置1と、コンテンツサーバ2と、無線アクセスポイント3と、無線子機4とを備える。
コンテンツ受信装置1は、コンテンツサーバ2からAVコンテンツを受信し、受信したAVコンテンツを再生し、ユーザに表示する。例えば、コンテンツ受信装置は、パーソナルコンピュータまたはテレビ受信機器等である。
コンテンツサーバ2は、ハードディスク等の記憶媒体を備え、ネットワーク5またはアンテナ6で受信した放送からのAVコンテンツ7を保持する。例えば、コンテンツサーバ2は、パーソナルコンピュータ等である。また、コンテンツ受信装置1とコンテンツサーバ2とは、宅内の別々の部屋に配置される。
無線アクセスポイント3は、コンテンツサーバ2と有線で接続される。無線アクセスポイント3は、無線子機4と無線LANを構成し、所定の無線プロトコルに従って通信を行う。無線子機4は、コンテンツ受信装置1に有線で接続される。
コンテンツサーバ2は、コンテンツ受信装置1からの要求に応じて、無線アクセスポイント3および無線子機4経由で保持しているAVコンテンツ7をコンテンツ受信装置1に配信する。コンテンツサーバ2は、インターネットまたは放送から受信したコンテンツを保持せずにそのまま、コンテンツ受信装置1へ送り出す機能も有している。さらに、コンテンツサーバ2は、保持しているAVコンテンツ7それぞれに対応するメタデータを保持する。また、コンテンツサーバ2は、インターネットまたは放送から受信してそのまま送り出そうとするAVコンテンツに対してもメタデータを生成する。メタデータは、対応するAVコンテンツの属性を示す属性情報(例えば、タイトル名または放送チャネル名、および、URL等)と、対応するコンテンツの再生ビットレートとを含む。なお、再生ビットレートはそのAVコンテンツ内の最大ビットレートとする。本実施の形態のコンテンツサーバ2は、AVコンテンツとして動画像コンテンツを送り出すことができるものとする。
図2は、本実施の形態のコンテンツ受信装置1の構成を示す図である。
図2に示すコンテンツ受信装置1は、コンテンツメタデータ取得部101と、スループット計測部102と、判定部103と、送受信部104と、メタデータキャッシュ105と表示部106と、入力部107とを備える。
図2に示すコンテンツ受信装置1は、コンテンツメタデータ取得部101と、スループット計測部102と、判定部103と、送受信部104と、メタデータキャッシュ105と表示部106と、入力部107とを備える。
コンテンツメタデータ取得部101は、コンテンツサーバ2から、コンテンツサーバ2が保持するAVコンテンツ7(本実施の形態では動画像コンテンツ)に対応したメタデータを、送受信部104を操作して取得する。
スループット計測部102は、コンテンツサーバ1からメタデータの取得時の伝送スループットを計測する。
判定部103は、メタデータに含まれるコンテンツの再生ビットレートと、スループット計測部102が計測した伝送スループットとを比較して、コンテンツが再生可能であるか否かを判定する。
送受信部104は、コンテンツサーバ2にメタデータを要求し、コンテンツサーバ2からメタデータを受信する。また、本実施の形態では詳しく説明しないが、送受信部104は、動画像コンテンツそのものの要求および受信も行う。
メタデータキャッシュ105は、コンテンツサーバ2から受信したメタデータを一時的に保存する。
表示部106は、判定部103による判定結果である動画像コンテンツの再生可能性を、対応するメタデータに含まれる属性情報の全部または一部と対応付けて表示する。例えば、表示部106は、判定部103による判定結果を、メタデータに含まれる対応するコンテンツのタイトルと対応付けて表示する。また、再生可能性の例としては、「再生可」、「再生不可」および「再生が乱れる可能性あり」等である。
入力部107は、ユーザの指示を受付け、必要な処理を行う。入力部107の具体的な例としては、リモコン受光部、および、リモコン10からの信号によって示されたユーザの指示を解釈するプロセッサ等がある。
次に、本実施の形態に係るコンテンツ受信システムにおけるコンテンツ受信装置1およびコンテンツサーバ2の動作を説明する。
図3は、本実施の形態のコンテンツ受信装置1およびコンテンツサーバ2の動作を示す図である。
まず、入力部107は、ユーザからのコンテンツサーバ2が保持している動画像コンテンツの一覧を表示するように要求する指示を受け付けると(S101)、入力部107は、コンテンツサーバ2が保持しているすべての動画像コンテンツに対応するメタデータを取得すべきと解釈し、その旨をコンテンツメタデータ取得部101に指示する。コンテンツメタデータ取得部101は、所定のプロトコルに従ったメタデータ一覧要求パケットを生成し(S102)、送受信部104経由でコンテンツサーバ2に送信する(S103)。コンテンツサーバ2は、コンテンツ受信装置1からのメタデータ一覧要求パケットを受信すると(S104)、保持しているすべての動画像コンテンツに対応するメタデータ(本実施の形態においては、タイトル名、URLおよび再生ビットレート)を、所定のプロトコルに従ってパケット化し、コンテンツ受信装置1宛てに送信する(S105)。ここで、メタデータの送受信に用いられるプロトコルとしては、UPnP AV(Universal plug and play A/V)が好適であるが、他の同様の機能を持ったプロトコルでもよい。
送受信部104がコンテンツサーバ2からのメタデータを受信し始めると、送受信部104はスループット計測部102にメタデータの伝送スループットの測定開始を指示する。スループット計測部102は、送受信部104からの指示に従い、メタデータの伝送スループットの計測を開始する(S106)。メタデータそのものは送受信部104からメタデータキャッシュ105に保持される。送受信部104がコンテンツサーバ2から送信されたメタデータのすべてが受信されたことを確認すると、スループット計測部102に伝送スループットの測定終了を指示し、受信したメタデータの量(バイト数)を通知する。スループット計測部102は、測定開始から測定終了までの時間と、通知されたメタデータ量から伝送スループットを計算する(S107)。
スループット計測部102は、判定部103に計算した伝送スループットを通知する。判定部103は、メタデータキャッシュ105内にあるそれぞれの動画像コンテンツに対して、対応する再生ビットレートと伝送スループットを比較し、コンテンツが再生可能であるか否かを判定する(S108)。具体的には、判定部103は、伝送スループットの再生ビットレートに対する比率(伝送スループットを再生ビットレートで割った値)が所定比率(例えば110%)以上であれば、「再生可」と判定し、伝送スループットの再生ビットレートとに対する比率(伝送スループットを再生ビットレートで割った値)が所定比率(例えば90%)未満であれば、「再生不可」と判定し、それ以外(例えば、伝送スループットの再生ビットレートに対する比率(伝送スループットを再生ビットレートで割った値)が、110%未満かつ90%以上)であれば、「再生が乱れる可能性あり」と判定する。判定部103は、メタデータキャッシュ105内にあるそれぞれの動画像コンテンツに対して、この判定結果を追記した後、表示部106にメタデータの表示を指示する。
表示部106は、メタデータキャッシュ105から受信したメタデータと判定部103による判定結果を取得し、タイトル名および判定結果を表示する(S109)。
図4は、メタデータキャッシュ105に保持されるメタデータおよび判定部103による判定結果の一例を示す図である。例えば、図4に示すように、メタデータは、コンテンツのタイトルと、コンテンツが保持されているURLと、コンテンツの再生ビットレートとを含む。ここで、スループット計測部102によって測定された伝送スループットが15Mbpsの場合について説明する。タイトル「○○ドラマ」のコンテンツの再生ビットレートは10Mbpsであり、伝送スループットが再生ビットレートの110%以上であるので、タイトル「○○ドラマ」のコンテンツは、「再生可」(図4では○)と判定される。また、タイトル「□□物語」のコンテンツの再生ビットレートは20Mbpsであり、伝送スループットが再生ビットレートの90%以下であるので、タイトル「□□物語」のコンテンツは「再生不可」(図4では×)と判定される。また、タイトル「△△ニュース」のコンテンツの再生ビットレートは15Mbpsであり、伝送スループットが再生ビットレートの90%以上かつ110%以下であるので、タイトル「△△ニュース」のコンテンツは、「再生が乱れる可能性あり」(図4では△)と判定される。
図5は、図4に示す判定結果の場合の表示部106の表示例を示す図である。図5に示すように、表示部106は、各コンテンツのタイトルと、判定部103の判定結果(再生可能性)を表示する。
なお、本実施の形態では省略するが、図5で表示されたタイトル名の動画像コンテンツに対する再生指示を入力部107が受け付けると、その動画像コンテンツに対応するURLを指定したコンテンツ要求が、コンテンツ受信装置1からコンテンツサーバ2に送られる。コンテンツ受信装置1は、コンテンツサーバ2から動画像コンテンツを受信しつつ、表示部106で表示する。
ここで、タイトル名が表示されてから、実際に動画像コンテンツの伝送を指示されるまで時間がかかる場合がある(例えば、ユーザがタイトル名を表示させてから、席を外し、戻ってきて再生を開始する場合等。)。このような場合、計測したスループットが実際のスループットと乖離してしまう可能性がある。このようなことに対応するために、再生可能性の判定結果の一つとして、「再生可否判断不能」を付け加えてもよい。すなわち、スループットの計測から所定の時間が経過した後は、図5に示す再生可能性の欄に、「再生可否判断不能」を表示してもよい。また、このようなことに対応するために、タイトル名の再取得を定期的に行って、その際にスループットを計測したり、入力部が再計測の指示を受け付け、タイトル名の再取得とスループットの再計測を行ったりしてもよい。また、コンテンツサーバに計測用にダミーデータを用意してもよい。
以上より、本発明に係るコンテンツ受信装置1は、コンテンツサーバ2からメタデータを受信するとともに、メタデータ受信時の伝送スループットを計測する。メタデータは、コンテンツ再生をする前にコンテンツ受信装置が取得しておかなければならないデータなので、余分なパケットのやりとりなしに伝送スループットを測定できる。すなわち、本発明に係るコンテンツ受信装置1は、既存の機能に大きな追加なく、伝送路のスループットを計測することができる。
また、本発明に係るコンテンツ受信装置1は、計測した伝送スループットとメタデータに含まれる再生ビットレートを比較することで、コンテンツが正しく再生できるかを判定し、コンテンツの再生可能であるか否かをユーザに表示することができる。これにより、ユーザは、どのコンテンツが再生可能であるか否かを容易に認識することができる。さらに、本発明に係るコンテンツ受信装置1は、コンテンツが再生可能であるか否かをユーザに表示するのみであるので、既存の機能に大きな追加なく実現することができる。
一方、伝送路のスループットに応じて符号化方式を変更する方法(例えば、特許文献1参照)をコンテンツ受信装置に用いた場合、コンテンツサーバ側にレート変更を行うための負荷が生じる。特に、高ビットレートのAVコンテンツ(高精細動画像等)の場合、コンテンツサーバ側にレート変更のための高速な処理が求められる。また、地上デジタル放送等のコンテンツをホームネットワークに配信する場合でも、コンテンツサーバはすでに符号化済みのコンテンツのレートを変換しながら配信しなければならず、同様にコンテンツサーバの処理負荷が重くなる。また、無線LANまたは電灯線を使う場合に、かなりの確率でAVコンテンツの再生ができないのであれば、設置時に別の対策を施す必要がある。すなわち、スループット不足でAVコンテンツの再生に問題が生じるのは、比較的短時間であると思われる。このような短時間の不具合の対策として、レート変更のためにコンテンツサーバに高速なプロセッサ等を導入することは、コンテンツサーバのコストの観点からも好ましくない。よって、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置1のように、コンテンツが再生可能であるか否かをユーザに表示する方法は、既存の機能に大きな追加をすることなく実現することができるので、有効である。
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記説明では、コンテンツサーバが動画像コンテンツを扱うとしているが、オーディオまたは静止画といったその他のAVコンテンツを扱ってもよい。
また、コンテンツサーバに含まれるAVコンテンツが静止画で、かつコンテンツ受信装置で複数の静止画からなるフォルダを選んでスライドショウ再生するような場合、メタデータとしてそれぞれの静止画サイズ(バイト数)を含み、スライドショウの間隔、静止画サイズおよびスループットから再生可能性を判定してもよい。その場合、再生可能性は、個々の静止画について判断されるのではなく、フォルダ毎に判定され、表示される。フォルダ毎の再生以外にある特徴を持った複数の静止画の固まり(作成日が同じ等)をスライドショウ再生するような場合でも同様である。
また、上記説明では、コンテンツサーバにあらかじめ保持されている動画像コンテンツについて記載したが、放送から受信したAVコンテンツをそのままコンテンツ受信装置に送り出してもよい。その場合、コンテンツ受信装置は再生を始める前に、放送チャネル毎のメタデータを取得することになる。メタデータに含まれる再生ビットレートは、その放送チャネルで送られるAVコンテンツの最大ビットレートになる。
また、上記説明では、タイトル名を表示する際に、再生可能性を表示したが、タイトル名のみを表示し、実際にAVコンテンツを再生しようとする時に、メッセージを表示してもよい。
また、上記説明では、再生不可のAVコンテンツのタイトル名も表示しているが、表示しないようにしてもよい。すなわち、表示部106は、判定部103によって再生不可と判定されたコンテンツの判定結果および属性情報を表示しなくてもよい。これにより、再生ができないコンテンツは表示されないので、(特に機器操作になれていない)ユーザの混乱を避けることができる。
また、上記説明では、メタデータの表示の際、再生可能性を文字で表現しているが、記号やタイトル名の色を変える等によって再生可能性を表現してもよい。
また、上記説明では、メタデータの表示の際、タイトル名および再生可能性のみを表示しているが、URLおよび再生ビットレートも表示してよい。また、メタデータとして他の属性情報が含まれる場合、それらも表示してもよい。
また、上記説明では、AVコンテンツを放送またはインターネットから取得するとしているが、DVDまたはCD等の記録媒体から取得してもよい。また、宅内ネットワークの他の機器から取得してもよい。さらに、マイク等で自己録音または録画してもよい。
また、上記説明では、すべてのAVコンテンツのメタデータに再生ビットレートが含まれるとしているが、全部または一部のAVコンテンツに対してコンテンツサーバが再生ビットレートをもっていなくてもよい。その場合は、再生可能性の判定ができなくなり、判定部による判定結果が、「再生可否判断不能」となるか、または、そのAVコンテンツの別の属性情報から、可能性のある最大ビットレートと比較して再生可能性を判定してもよい。例えば、そのAVコンテンツがDVD−VRフォーマットであることが分かっている場合、最大ビットレートは約10Mbpsとなるので、10Mbpsを基準として再生可能性を判断してもよい。
本発明は、コンテンツ受信装置に適用でき、特に、環境によってスループットが変動しやすい無線LAN等のネットワークで接続されているコンテンツ受信装置に適用できる。
1 コンテンツ受信装置
2 コンテンツサーバ
3 無線アクセスポイント
4 無線子機
101 コンテンツメタデータ取得部
102 スループット計測部
103 判定部
104 送受信部
105 メタデータキャッシュ
106 表示部
107 入力部
2 コンテンツサーバ
3 無線アクセスポイント
4 無線子機
101 コンテンツメタデータ取得部
102 スループット計測部
103 判定部
104 送受信部
105 メタデータキャッシュ
106 表示部
107 入力部
Claims (7)
- コンテンツサーバからコンテンツを受信するコンテンツ受信装置であって、
前記コンテンツサーバから前記コンテンツに対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得手段と、
前記メタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測手段とを備える
ことを特徴とするコンテンツ受信装置。 - 前記メタデータは、対応するコンテンツの再生ビットレートと、対応するコンテンツの属性を示す属性情報とを含み、
前記コンテンツ受信装置は、さらに、
前記再生ビットレートと、前記伝送スループットとを比較し、コンテンツが再生可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を、前記属性情報と対応付けて表示する表示手段とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ受信装置。 - 前記属性情報は、コンテンツのタイトルを含み、
前記表示手段は、前記判定手段による判定結果を、対応するコンテンツのタイトルと対応付けて表示する
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ受信装置。 - 前記表示手段は、前記判定手段によって再生不可と判定されたコンテンツの判定結果および属性情報を表示しない
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ受信装置。 - 前記判定手段は、前記伝送スループットを前記再生ビットレートで割った値が、第1の値より大きい場合に、コンテンツが再生可能であると判定し、前記伝送スループットを前記再生ビットレートで割った値が、前記第1の値より小さい第2の値より小さい場合に、コンテンツが再生不可能であると判定し、前記伝送スループットを前記再生ビットレートで割った値が、前記第1の値より小さく、かつ、前記第2の値より大きい場合に、コンテンツの再生ができない可能性があると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ受信装置。 - コンテンツサーバからコンテンツを受信するコンテンツ受信方法であって、
前記コンテンツサーバから前記コンテンツに対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得ステップと、
前記コンテンツメタデータ取得ステップにおけるメタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測ステップとを含む
ことを特徴とするコンテンツ受信方法。 - コンテンツサーバからコンテンツを受信するコンテンツ受信方法のプログラムであって、
前記コンテンツサーバから前記コンテンツに対応するメタデータを取得するコンテンツメタデータ取得ステップと、
前記コンテンツメタデータ取得ステップにおけるメタデータの取得時の伝送スループットを計測するスループット計測ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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Publication Number | Publication Date |
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2006
- 2006-07-24 JP JP2006200815A patent/JP2008028837A/ja active Pending
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