JP2008028732A - 電力線通信用回路 - Google Patents

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Mutsuhiko Oishi
睦彦 大石
Ryota Yukimi
良太 行實
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Abstract

【課題】帯域分割した動作に対応可能で、かつ小型化が可能な電力線通信用回路を提供する。
【解決手段】本発明の電力線通信用回路は、電力線の交流電圧から通信信号を分離するカプラ270と、受信した通信信号を処理するAFE.IC220との間に接続されるフィルタブロック260を備える。フィルタブロック260は、互いに異なる遮断周波数を有する複数の高域通過フィルタ261a、261bと、互いに異なる遮断周波数を有する複数の低域通過フィルタ262a、262bを含み、入力スイッチ263a〜263d、出力スイッチ264a〜264dによって、選択的に接続される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電力線を利用した通信を行う電力線通信用回路に関する。
電力線通信は、商用電力を供給する電力線を伝送路として通信を行うものであり、通常、2本の線路を利用した平衡伝送によって行われる。屋内電力線通信においては、2本の電力配線が接続される電力供給用のコンセントにモデムを介して通信機器を接続し、コンセントに接続した通信機器間で送受信が行われる。
このような電力線を伝送路とする通信においては、複数のサブキャリアを用いて伝送方式が利用される(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された電力線搬送通信装置は、送信すべきデジタルデータをビット列に分割してQAM(Quadrature Amplitude Modulation)コード化し、逆フーリエ変換により周波数軸データを時間軸データに変換し、さらにアナログ信号に変換して電力線に出力するものである。また、電力線から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、フーリエ変換により時間軸データを周波数軸データに変換し、QAMデコードして受信デジタルデータを得るものである。
電力線通信は、通信に使用可能な周波数帯域に制限があるので、複数の通信システムを共存させる場合、通信帯域を分割して通信を行う。特許文献1の電力線搬送通信装置においては、宅内システム間通信と宅外システム間通信とでキャリアの帯域を分割することにより、宅外からのキャリアと宅内のキャリアを同一電力線に共存させている(特許文献1の請求項13参照)。この場合、電力線から受信したアナログ信号を通過させる帯域通過フィルタを複数設け、宅内システム間通信と宅外システム間通信とでこの帯域通過フィルタを切換える。
一方、電力線通信モデム等の電力線通信装置は、小型化の要求が強く、できるだけ小型な部品が使用される。しかし、電力線通信装置のフィルタは、次の理由により、小型部品の使用に限界がある。すなわち、比較的低い周波数帯域(例えば3kHz〜30MHz)を利用するのでLCフィルタとする必要があり、電力線を利用するものであるので高耐圧の部品を使用する必要があり、さらに急峻なフィルタ特性が必要であるので、多くの回路素子を必要とする。
特開2000−165304号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、帯域分割した動作に対応可能で、かつ小型化が可能な電力線通信用回路を提供することを目的とする。
本発明の電力線通信用回路は、電力線を利用した通信を行う電力線通信用回路であって、前記電力線の交流電圧から通信信号を分離するカプラと、前記カプラに接続され、前記カプラによって分離された通信信号が入力されるフィルタブロックと、前記フィルタブロックに接続され、前記フィルタブロックを通過した通信信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、を備え、前記フィルタブロックは、互いに異なる遮断周波数を有する複数の高域通過フィルタと、互いに異なる遮断周波数を有する複数の低域通過フィルタと、前記複数の高域通過フィルタと前記複数の低域通過フィルタの中から、少なくとも1つの高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタを選択し、前記カプラによって分離された通信信号を通過させる選択手段を有するものである。
本発明によれば、高域通過フィルタと低域通過フィルタを遮断周波数毎に1つだけ用意するだけで、複数の通過帯域通過フィルタを構成することができるため、全体としてフィルタの数を減らすことができ、帯域分割した動作に対応可能で、かつ小型化が可能となる。
本発明の電力線通信用回路は、前記選択手段が、前記複数の高域通過フィルタ及び前記複数の低域通過フィルタそれぞれの入力端子に切換え接続する入力スイッチと、前記複数の高域通過フィルタ及び前記複数の低域通過フィルタそれぞれの出力端子に切換え接続する出力スイッチと、前記入力スイッチ及び前記出力スイッチが切換え接続され、前記複数の高域通過フィルタ及び前記複数の低域通過フィルタそれぞれをバイパスするためのバイバス線路と、を備え、前記複数の高域通過フィルタと前記複数の低域通過フィルタが、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して選択的に、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続されるものを含む。
本発明によれば、選択すべき少なくとも1つの高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタの入力スイッチ及び出力スイッチを、高域通過フィルタと低域通過フィルタの入力端子及び出力端子に接続し、他の高域通過フィルタと低域通過フィルタの入力スイッチ及び出力スイッチを、バイバス線路に接続することにより、選択した高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタを通過させることができる。
本発明の電力線通信用回路は、前記選択手段が、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタそれぞれの入力端子に切換え接続する入力スイッチと、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタそれぞれの出力端子に切換え接続する出力スイッチと、前記入力スイッチ及び前記出力スイッチが切換え接続され、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタそれぞれをバイパスするためのバイバス線路と、を備え、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタは直接、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して選択的に、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続されるものを含む。本発明によれば、選択手段を構成する入力スイッチ及び出力スイッチの数を減らすことができ、さらに小形化が実現できる。
本発明の電力線通信用回路は、前記選択手段が、前記複数の高域通過フィルタの入力端子に選択的に接続される高域通過フィルタ入力スイッチと、前記複数の高域通過フィルタの出力端子に選択的に接続される高域通過フィルタ出力スイッチと、前記複数の低域通過フィルタの入力端子に選択的に接続される低域通過フィルタ入力スイッチと、前記複数の低域通過フィルタの出力端子に選択的に接続される低域通過フィルタ出力スイッチと、を備え、前記複数の高域通過フィルタのいずれかと前記複数の低域通過フィルタのいずれかは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続されるものを含む。本発明によれば、複数の高域通過フィルタから1つの高域通過フィルタを選択し、複数の低域通過フィルタから1つの低域通過フィルタを選択するので、目的とする通過帯域を得るために必要な高域通過フィルタと低域通過フィルタを少ないスイッチで選択することができる。
本発明の電力線通信用回路は、前記選択手段が、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの入力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの入力端子、及びバイパス線路に選択的に接続される入力スイッチと、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの出力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの出力端子、及び前記バイパス線路に選択的に接続される出力スイッチと、を備え、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタは直接、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して選択的に、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続されるものを含む。本発明によれば、選択手段を構成する入力スイッチ及び出力スイッチの数を、さらに減らすことができる。
本発明の電力線通信用回路は、前記選択手段が、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの出力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの出力端子、及びバイパス線路に選択的に接続される出力スイッチと、を備え、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタは、前記カプラに対して直列に接続され、さらに、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの入力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの入力端子、及びバイパス線路に接続され、前記出力スイッチは、前記AD変換器に接続されるものを含む。本発明によれば、選択手段を構成する入力スイッチ及び出力スイッチの数を、さらに減らすことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、帯域分割した動作に対応可能で、かつ小型化が可能な電力線通信用回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、電力線通信用回路を含む電力線通信装置の1つである電力線通信モデム(以下、PLCモデムと記載する。)の前面を示す外観斜視図、図2は、PLCモデムの背面を示す外観斜視図である。図1、図2に示すPLCモデム100は、筐体101を有しており、筐体101の前面には、図1に示すようにLED(Light Emitting Diode)等の表示部105が設けられている。また、筐体101の背面には、図2に示すように電源コネクタ102、及びRJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及び動作モードを切換える切換えスイッチ104が設けられている。電源コネクタ102には、図示しない電源ケーブルが接続され、モジュラージャック103には、図示しないLANケーブルが接続される。なお、PLCモデム100には、さらにDsubコネクタを設け、Dsubケーブルを接続するようにしてもよい。
図3は、PLCモデム100のハードウェアの一例を示すブロック図である。PLCモデム100は、図3に示すように、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、各種(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)の電圧を回路モジュール200に供給するものであり、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成される。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)210、AFE・IC(Analog Front End IC)220、イーサネットPHY・IC230、メモリ240、ローパスフィルタ(LPF)251、ドライバIC252、フィルタブロック260、及びカプラ270が設けられている。スイッチング電源300及びカプラ270は、電源コネクタ102に接続され、さらに電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に接続される。
メインIC210は、CPU(Central Processing Unit)211、PLC・MAC(Power Line Communication Media Access Control layer)ブロック212、及びPLC・PHY(Power Line Communication Physic layer)ブロック213で構成されている。CPU211は、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装している。PLC・MACブロック212は、送受信信号のMAC層を管理し、PLC・PHYブロック213は、送受信信号のPHY層を管理する。AFE・IC220は、DA変換器(DAC)221、AD変換器(ADC)222、および可変増幅器(VGA)223で構成されている。なお、CPU211は、メモリ211に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック212、及びPLC・PHYブロック213の動作を制御するとともに、PLCモデム100全体の制御も行う。
カプラ270は、コイルトランス271、及びカップリング用コンデンサ272a、272bで構成されており、ドライバIC252からの通信信号(送信信号)を電力線900に重畳するとともに、電力線900に重畳された通信信号(受信信号)を分離してフィルタブロック260に送るものである。
フィルタブロック260は、カプラによって分離された通信信号が入力され、所定周波数帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタとしての機能を有する。フィルタブロック260は、互いに異なる遮断周波数を有する複数の高域通過フィルタと、互いに異なる遮断周波数を有する複数の低域通過フィルタと、複数の高域通過フィルタと複数の低域通過フィルタの中から、少なくとも1つの高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタを選択し、カプラによって分離された通信信号を通過させる選択手段を有している。選択手段の状態に応じて異なる周波数帯域のバンドパスフィルタとなる。選択手段は、メインIC210のCPU211の制御に基づいて動作する。フィルタブロック260の詳細は、後述する。
PLCモデム100は、OFDM方式等の複数のサブキャリアを用いた伝送を行うものであり、このような伝送を行うためのデジタル信号処理は、メインIC210、特にPLC・PHYブロック213で行われる。
図4は、メインIC210によって実現されるデジタル信号処理部の一例の概略機能ブロック図であり、ウェーブレット変換を利用するOFDM伝送を行う場合のものである。図4のデジタル信号処理部は、制御部10、シンボルマッパ11、シリアル−パラレル変換器(S/P変換器)12、逆ウェーブレット変換器13、ウェーブレット変換器14、パラレル−シリアル変換器(P/S変換器)15、デマッパ16を備える。
シンボルマッパ14は、送信すべきビットデータをシンボルデータに変換し、各シンボルデータにしたがってシンボルマッピング(例えばPAM変調)を行うものである。S/P変換器15は、マッピングされた直列データを並列データに変換するものである。逆ウェーブレット変換器16は、並列データを逆ウェーブレット変換し、時間軸上のデータとするものであり、伝送シンボルを表すサンプル値系列を生成するものである。このデータは、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221に送られる。
ウェーブレット変換器14は、AFE・IC220のAD変換器(ADC)222から得られる受信デジタルデータ(送信時と同一のサンプルレートでサンプルされたサンプル値系列)を周波数軸上へ離散ウェーブレット変換するものである。P/S変換器18は、周波数軸上の並列データを直列データに変換するものである。デマッパ19は、各サブキャリアの振幅値を計算し、受信信号の判定を行って受信データを求めるものである。
PLCモデム100による通信は、概略次のように行われる。モジュラージャック103から入力されたデータの送信時、イーサネットPHY・IC230を介してメインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって生成されたデジタル送信信号は、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221によってアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ251、ドライバIC252、カプラ270、電源コネクタ102、電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に出力される。
電力線900からの信号受信時は、カプラ270を経由してフィルタブロック260に送られ、AFE・IC220内の可変増幅器(VGA)223でゲイン調整がされた後、AD変換器(ADC)222でデジタル信号に変換された後、メインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。そして、イーサネットPHY・IC230を介してモジュラージャック103から出力される。
次に、フィルタブロック260について説明する。フィルタブロック260は、複数の互いに異なる遮断周波数を有する複数の高域通過フィルタと、互いに異なる遮断周波数を有する複数の低域通過フィルタとを直列又は並列に配置し、少なくとも1つの高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタが直列に接続されるように、直接又は切換えスイッチを介して接続される。以下、遮断周波数がf、fの高域通過フィルタ(以下、HPFと記載する。)と、遮断周波数がf、fの低域通過フィルタ(以下、LPFと記載する。)を備えるものについて説明するが、フィルタの数は、さらに多くてもよい。
(直列型1)
図5に、フィルタブロック260の一例を示す。図5のフィルタブロック260は、カプラ270とAFE・IC220との間に、遮断周波数がfのHPF261a、遮断周波数がfのHPF261b、遮断周波数がfのLPF262a、遮断周波数がfのLPF262bが直列接続可能に配置されたものである。HPF261a、261b、及びLPF262a、LPF262bの入力側には、入力スイッチ263a、263b、263c、263dがそれぞれ設けられ、出力側には、出力スイッチ264a、264b、264c、264dがそれぞれ設けられる。また、HPF261a、261b、及びLPF262a、LPF262bに対応してバイパス線路265a、265b、265c、265dが設けられ、入力スイッチ263a〜263d、出力スイッチ264a〜264dにより切換え接続可能となっている。
したがって、入力スイッチ263aと出力スイッチ264a、入力スイッチ263bと出力スイッチ264b、入力スイッチ263cと出力スイッチ264c、及び入力スイッチ263dと出力スイッチ264dを連動して切換えることにより、カプラ270とAFE・IC220との間に、HPF261a、261b、及びLPF262a、LPF262bを選択的に接続することができる。入力スイッチ263a〜263dと出力スイッチ264a〜264dが図5に示す状態である場合、HPH261aとHPF262が直列に接続されることになる。
HPF261a、261bは、例えば図6に示す回路によって実現される。図6の回路において、静電容量素子Cとして静電容量が10〜1000pFのものを利用し、インダクタタLとしてインダクタンスが0.1〜10μHのものを利用することにより、例えば、遮断周波数2MHz〜20MHzの高域通過フィルタが実現できる。また、LPF262a、LPF262bは、例えば図7に示す回路によって実現される。図7の回路において、静電容量素子Cとして静電容量が10〜1000pFのものを利用し、インダクタタLとしてインダクタンスが0.1〜10μHのものを利用することにより、例えば、遮断周波数3MHz〜30MHzの低域通過フィルタが実現できる。なお、ここで遮断周波数f、f、f、fの大きさは、f<f<f<fである。
図5に示すフィルタブロック260は、図8に示すような3種類の帯域通過特性を実現することができる。図8(a)に示すように、周波数帯域f〜fを通過させる場合、HPF261aとLPF262bをカプラ270とAFE・IC220との間に直列に接続し、HPF261bとLPF262aをバイパスさせる。図8(b)に示すように、周波数帯域f〜fを通過させる場合、HPF261aとLPF262aをカプラ270とAFE・IC220との間に直列に接続し、HPF261bとLPF262bをバイパスさせる。また、図8(c)に示すように、周波数帯域f〜fを通過させる場合、HPF261bとLPF262bをカプラ270とAFE・IC220との間に直列に接続し、HPF261aとLPF262aをバイパスさせる。このように、HPF261aとLPF262bを複数の帯域通過フィルタを構成する場合で共用しているため、帯域通過フィルタを構成するためのHPF又はLPFの数を減らすことができる。すなわち、HPFとLPFを遮断周波数毎に1つだけ用意するだけで、複数の通過帯域通過フィルタを構成することができるため、全体としてフィルタの数を減らすことができる。
なお、図5では、カプラ270側から、HPF261a、HPF261b、LPF262a、LPF262bの順に配置しているが、HPF及びLPFの配置順は問わない。
(直列型2)
図9に、フィルタブロック260の他の例を示す。図9のフィルタブロック260は、図5のものと同様、カプラ270とAFE・IC220との間に、遮断周波数がfのHPF261a、遮断周波数がfのHPF261b、遮断周波数がfのLPF262a、遮断周波数がfのLPF262bが直列接続可能に配置されたものである。図5のものと異なる点は、遮断周波数が最も低いHPFであるHPF261aと遮断周波数が最も高いLPFであるLPF262bを、常にカプラ270とAFE・IC220との間に接続し、HPF261bとLPF262aを選択的に接続するようにした点である。そのため、HPF261b、及びLPF262aの入力側に、入力スイッチ263e、及び263fを設け、出力側には、出力スイッチ264e、及び264fを設けてある。そして、HPF261b、及びLPF262aに対応してバイパス線路265e、及び265fを設け、入力スイッチ263e、263f、出力スイッチ264e〜264fにより切換え接続可能としている。入力スイッチ263eと出力スイッチ264e、入力スイッチ263fと出力スイッチ264fは、図5のものと同様連動して切換えられる。
図9のフィルタブロック260におけるHPF261a、261b及びHPF261a、261bとしては、図6及び図7に示すものが利用できる。図9のフィルタブロック260も、図5のものと同様、図8に示す3種類の帯域通過特性を実現することができる。図8(a)の特性を得る場合、HPF261bとLPF262aをバイパスさせる。図8(b)の特性を得る場合、LPF262aをカプラ270とAFE・IC220との間に直列に接続し、HPF261bをバイパスさせる。このとき、LPF262bも直列に接続されているが、LPF262bの遮断周波数fは、LPF262aの遮断周波数fより高いので、問題はない。また、図8(c)の特性を得る場合、HPF261bをカプラ270とAFE・IC220との間に直列に接続し、LPF262aをバイパスさせる。このとき、HPF261aも直列に接続されているが、HPF261aの遮断周波数fは、HPF261bの遮断周波数fより低いので、問題はない。
以上のように、図9のフィルタブロックは、より広帯域側のHPF261aとLPF262bを常に接続した状態としているので、通過帯域切換えのためのスイッチの数を減らすことができる。したがって、さらに、PLCの小型化が実現できる。
なお、図9では、カプラ270側から、HPF261a、LPF262b、LPF262a、HPF261bの順に配置しているが、HPF及びLPFの配置順は問わない。
(並列型)
図10に、フィルタブロック260のさらに別の例を示す。図10のフィルタブロック260は、HPF261aと261b、及びLPF262aとLPF262bをそれぞれ並列に配置し、1つのHPFと1つのLPFを選択するようにしたものである。HPF261aと261bの入力側には入力スイッチ263gが設けられ、出力側には出力スイッチ264gが設けられる。また、LPF262aとLPF262bの入力側には入力スイッチ263hが設けられ、出力側には出力スイッチ264hが設けられる。
図10のフィルタブロック260は、入力スイッチ263gと出力スイッチ264g、入力スイッチ263hと出力スイッチ264hを連動して切換えることにより、HPF261aと261bのいずれかとLPF262aとLPF262bのいずれかとが、カプラ270とAFE・IC220との間に直列に接続される。
図6及び図7に示すものは、図10のフィルタブロック260におけるHPF261a、261b及びHPF261a、261bとしても利用できる。図10のフィルタブロック260も、図8に示す3種類の帯域通過特性を実現することができる。図8(a)の特性を得る場合、入力スイッチ263gと出力スイッチ264gをHPF261a側に接続するとともに、入力スイッチ263hと出力スイッチ264hをLPF262b側に接続する。図8(b)の特性を得る場合、入力スイッチ263gと出力スイッチ264gをHPF261a側に接続するとともに、入力スイッチ263hと出力スイッチ264hをLPF262a側に接続する。また、図8(c)の特性を得る場合、入力スイッチ263gと出力スイッチ264gをHPF261b側に接続するとともに、入力スイッチ263hと出力スイッチ264hをLPF262b側に接続する。
以上のように、図10のフィルタブロック260は、複数のHPFから1つのHPFを選択し、複数のLPFから1つのLPFを選択するので、目的とする通過帯域を得るために必要なHPFとLPFを少ないスイッチで選択することができる。
なお、図10では、カプラ270側にHPF261aと261b、AFE・IC220側にLPF262aとLPF262bを配置しているが、HPF及びLPFの配置順は問わない。
(直並列型1)
図11に、フィルタブロック260のさらに別の例を示す。図11のフィルタブロック260は、図9に示すものを変形して、さらにスイッチを減らしたものである。図11のフィルタブロック260は、図9のものと同様、遮断周波数が最も低いHPFであるHPF261aと遮断周波数が最も高いLPFであるLPF262bを、常にカプラ270とAFE・IC220との間に接続し、HPF261bとLPF262aを選択的に接続するようにものである。図9のものと異なる点は、HPF261bとLPF262aを並列に配置し、入力スイッチ263jと出力スイッチ264jを連動して動作されることにより、選択的に接続するようにした点である。入力スイッチ263jと出力スイッチ264jは、さらにバイパス線路265gにも切換え接続可能となっており、バイパス線路265gに接続された場合は、HPF261aとLPF262bだけがカプラ270とAFE・IC220との間に接続される。
図6及び図7に示すものは、図11のフィルタブロック260におけるHPF261a、261b及びHPF261a、261bとしても利用できる。また、図11のフィルタブロック260も、図8に示す3種類の帯域通過特性を実現することができる。図8(a)の特性を得る場合、入力スイッチ263jと出力スイッチ264jをバイパス線路265g側に接続する。図8(b)の特性を得る場合、入力スイッチ263jと出力スイッチ264jをLPF262a側に接続する。また、図8(c)の特性を得る場合、入力スイッチ263jと出力スイッチ264jをHPF261b側に接続する。
以上のように、図11のフィルタブロックは、より広帯域側のHPF261aとLPF262b常に接続した状態とし、残りのHPFとLPFの1つを選択したり、バイパスさせたりする構成となっているので、通過帯域切換えのためのスイッチの数をさらに減らすことができる。
(直並列型2)
図12に、フィルタブロック260のさらに別の例を示す。図12のフィルタブロック260は、図11に示すものを変形して、さらにスイッチを減らしたものである。図12のフィルタブロック260は、図11のものと同様、遮断周波数が最も低いHPFであるHPF261aと遮断周波数が最も高いLPFであるLPF262bを、常にカプラ270とAFE・IC220との間に接続し、HPF261bとLPF262aを選択的に接続するようにものである。図11のものと異なる点は、入力スイッチ263jを省略し、HPF261b、LPF262a、及びバイパス線路265gを直接LPF262bの出力側に接続した点である。
図12のフィルタブロック260は、図11のものと同様の切換えを行うことにより、図8に示す3種類の帯域通過特性を実現することができる。すなわち、出力スイッチ264jをバイパス線路265gに接続すると、周波数帯域はf〜f(図8(a)参照)となり、出力スイッチ264jをLPF262aに接続すると、周波数帯域はf〜f1(図8(b)参照)となる。また、出力スイッチ264jをHPF261bに接続すると、周波数帯域はf〜f(図8(c)参照)となる。
なお、図12では、カプラ270側にHPF261a、LPF262bをこの順で配置したが、HPF261a、LPF262bの順序は逆でもよい。
図6及び図7に示すものは、図12のフィルタブロック260におけるHPF261a、261b及びHPF261a、261bとしても利用できる。ただし、HPF261b、及びLPF262aは、ダイプレクサで構成する。ダイプレクサで構成する場合、回路構成は、図6、図7と同様のものであるが、静電容量及びインダクタンスが異なる。すなわち、図6の回路において、静電容量素子Cとして静電容量が33〜150pFのものを利用し、インダクタタLとしてインダクタンスが0.56〜5.6μHのものを利用することにより、同様の遮断周波数を有するダイプレクサが実現できる。また、図7の回路において、静電容量素子Cとして静電容量が33〜150pFのものを利用し、インダクタタLとしてインダクタンスが0.56〜5.6μHのものを利用することにより、同様の遮断周波数を有するダイプレクサが実現できる。HPF261b,LPF262aをダイプレクサで構成することにより、HPF261b、LPF262aの入力スイッチを削除することができる。
以上の説明から明らかなように、図5、図9〜図12のフィルタブロックにおいては、複数の高域通過フィルタと複数の低域通過フィルタの中から、少なくとも1つの高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタを選択し、カプラによって分離された通信信号を通過させる選択手段が、入力スイッチ263a〜263j、出力スイッチ264a〜264jを含んで構成されている。これらの入力スイッチ263a〜263j、出力スイッチ264a〜264jは、CPU211からの信号によって切換えられる。
このようなフィルタブロック260を有する電力線通信装置100は、例えば、周波数帯域f〜f1でアクセス系の通信を行い、周波数帯域f〜fで宅内系の通信を行うことができる。ここで、アクセス系とは、屋外の電力線を用いた通信方式をいい、宅内系とは、屋内の電力線を用いた通信方式をいう。なお、周波数帯域f〜f1で宅内系の通信を行い、周波数帯域f〜fでアクセス系の通信を行うことも可能である。
なお、以上の説明では、電力線通信装置としてモデムを例にしたが、各種電子機器等に通信機能を持たせたものでも、同様のフィルタブロックを採用することにより、小型化を実現することができる。
本発明は、帯域分割した動作に対応可能で、かつ小型化が可能な電力線通信用回路等として有用である。
本発明の実施の形態のPLCモデムの前面を示す外観斜視図 本発明の実施の形態のPLCモデムの背面を示す外観斜視図 本発明の実施の形態のPLCモデムのハードウェアの一例を示すブロック図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるメインICによって実現されるデジタル信号処理部の一例の概略機能ブロック図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックの一例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックを構成する高域通過フィルタの構成例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックを構成する低域通過フィルタの構成例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックによって実現される帯域通過特性を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックの他の例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックの他の例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックの他の例を示す図 本発明の実施の形態のPLCモデムにおけるフィルタブロックの他の例を示す図
符号の説明
100・・・PLCモデム
101・・・筐体
102・・・電源コネクタ
103・・・モジュラージャック
104・・・切換えスイッチ
105・・・表示部
200・・・回路モジュール200
210・・・メインIC
211・・・CPU
212・・・PLC・MACブロック
213・・・PLC・PHYブロック
220・・・AFE・IC
221・・・DA変換器(DAC)
222・・・AD変換器(ADC)
223・・・可変増幅器(VGA)
230・・・イーサネットPHY・IC
251・・・ローパスフィルタ
252・・・ドライバIC
260・・・フィルタブロック
261a、261b・・・高域通過フィルタ(HPF)
262a、262b・・・低域通過フィルタ(LPF)
263a〜263j・・・入力スイッチ
264a〜264j・・・出力スイッチ
265a〜265g・・・バイパス線路
270・・・カプラ
271・・・コイルトランス
272a、272b・・・カップリング用コンデンサ
300・・・スイッチング電源
400・・・電源プラグ
500・・・コンセント
600・・・電源ケーブル
900・・・電力線
10・・・制御部
11・・・シンボルマッパ
12・・・シリアル−パラレル変換器
13・・・逆ウェーブレット変換器
14・・・ウェーブレット変換器
15・・・パラレル−シリアル変換器
16・・・デマッパ

Claims (6)

  1. 電力線を利用した通信を行う電力線通信用回路であって、
    前記電力線の交流電圧から通信信号を分離するカプラと、
    前記カプラに接続され、前記カプラによって分離された通信信号が入力されるフィルタブロックと、
    前記フィルタブロックに接続され、前記フィルタブロックを通過した通信信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、を備え、
    前記フィルタブロックは、
    互いに異なる遮断周波数を有する複数の高域通過フィルタと、
    互いに異なる遮断周波数を有する複数の低域通過フィルタと、
    前記複数の高域通過フィルタと前記複数の低域通過フィルタの中から、少なくとも1つの高域通過フィルタと少なくとも1つの低域通過フィルタを選択し、前記カプラによって分離された通信信号を通過させる選択手段を有する電力線通信用回路。
  2. 請求項1記載の電力線通信用回路であって、
    前記選択手段は、
    前記複数の高域通過フィルタ及び前記複数の低域通過フィルタそれぞれの入力端子に切換え接続する入力スイッチと、
    前記複数の高域通過フィルタ及び前記複数の低域通過フィルタそれぞれの出力端子に切換え接続する出力スイッチと、
    前記入力スイッチ及び前記出力スイッチが切換え接続され、前記複数の高域通過フィルタ及び前記複数の低域通過フィルタそれぞれをバイパスするためのバイバス線路と、を備え、
    前記複数の高域通過フィルタと前記複数の低域通過フィルタは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して選択的に、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続される電力線通信用回路。
  3. 請求項1記載の電力線通信用回路であって、
    前記選択手段は、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタそれぞれの入力端子に切換え接続する入力スイッチと、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタそれぞれの出力端子に切換え接続する出力スイッチと、
    前記入力スイッチ及び前記出力スイッチが切換え接続され、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタそれぞれをバイパスするためのバイバス線路と、を備え、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタは直接、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して選択的に、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続される電力線通信用回路。
  4. 請求項1記載の電力線通信用回路であって、
    前記選択手段は、
    前記複数の高域通過フィルタの入力端子に選択的に接続される高域通過フィルタ入力スイッチと、
    前記複数の高域通過フィルタの出力端子に選択的に接続される高域通過フィルタ出力スイッチと、
    前記複数の低域通過フィルタの入力端子に選択的に接続される低域通過フィルタ入力スイッチと、
    前記複数の低域通過フィルタの出力端子に選択的に接続される低域通過フィルタ出力スイッチと、を備え、
    前記複数の高域通過フィルタのいずれかと前記複数の低域通過フィルタのいずれかは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続される電力線通信用回路。
  5. 請求項1記載の電力線通信用回路であって、
    前記選択手段は、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの入力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの入力端子、及びバイパス線路に選択的に接続される入力スイッチと、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの出力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの出力端子、及び前記バイパス線路に選択的に接続される出力スイッチと、を備え、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタは直接、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタは、前記入力スイッチ及び出力スイッチを介して選択的に、前記カプラ及び前記AD変換器間に直列に接続される電力線通信用回路。
  6. 請求項1記載の電力線通信用回路であって、
    前記選択手段は、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの出力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの出力端子、及びバイパス線路に選択的に接続される出力スイッチと、を備え、
    前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタ、及び前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタは、前記カプラに対して直列に接続され、さらに、前記複数の高域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も低い高域通過フィルタを除く高域通過フィルタの入力端子、前記複数の低域通過フィルタのうちの遮断周波数が最も高い低域通過フィルタを除く低域通過フィルタの入力端子、及びバイパス線路に接続され、
    前記出力スイッチは、前記AD変換器に接続される電力線通信用回路。
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