JP2008028036A - 半導体製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェハが複数の処理チャンバを順次通過するルートを柔軟に構成可能な半導体製造装置を提供する。
【解決手段】2つの搬送チャンバ40とこれらの搬送チャンバ40の間に配設される処理チャンバ31とから構成されて、ウェハ26が一方の搬送チャンバ40から処理チャンバ31を経由して他方の搬送チャンバ40へ搬送される処理経路を有する2つの処理ユニット30を具備し、各処理ユニット30同士を接続してこれらの各処理経路同士を連結すると共に、この連結した処理経路上の任意の搬送チャンバ40を処理の起点とし、他の搬送チャンバ40を処理の終点となるよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェハが複数の処理チャンバを順次通過する処理経路を柔軟に構成可能な半導体製造装置に関する。
現在、半導体の製造等において被処理体に金属膜を作成する方法として、CVD法等が利用されており、例えば特許文献1に示すようなシステムが提案されている。
かかるシステムでは、複数のプロセスモジュールがトランスファモジュールの周囲に環状に配設されている。このトランスファモジュールはウェハをプロセスモジュールに搬入し、プロセスモジュールは、搬入されたウェハに対して所定の処理を行う。その後、トランスファモジュールはプロセスモジュールからウェハを取り出し、必要に応じて順次他のプロセスモジュールにウェハを搬入する。
このトランスファモジュールがウェハをプロセスモジュールに搬入・搬出するタイミングは、他のプロセスモジュールとの間でウェハを搬入・搬出するタイミングと衝突しないように制御されている。したがって、プロセスモジュールでウェハに対して所定の処理を完了したにもかかわらず、トランスファモジュールが他のプロセスモジュールとの間での搬入・搬出を完了させるまで次のウェハを待つような事態を回避できるため、システム全体の搬送効率や、スループットの向上が実現されている。
しかしながら、かかるシステムでは、1つのトランスファモジュールに対して複数のプロセスモジュールが固定的に連結されている。すなわち、このシステムでは、製造する半導体の種別に応じてプロセスモジュールを増設したり、余剰なプロセスモジュールを取り外して他のシステムに転用することができない構成となっている。また、ウェハが搬送される経路は、トランスファモジュールを中心として、各プロセスモジュールへ配送される、スター型の経路となっている。すなわち、1つのプロセスモジュールに搬送されたウェハは、トランスファモジュールを経由しなければ他のプロセスモジュールに搬送されない構成となっている。
この結果、目的とする半導体の製造に適した各種装置の構成やウェハが搬送される経路を実現することが困難となっている。特に少量多品種の半導体を製造する場合においては、各種半導体を効率的に製造できるようにウェハが搬送される経路を柔軟に構築可能な半導体製造装置が望まれている。
特開2006−108549号公報
本発明は、かかる事情に鑑み、ウェハが複数の処理チャンバを順次通過する処理経路を柔軟に構成可能な半導体製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
外部との間で被搬送体を受け渡し可能に形成された搬送ロボットを内部に配設した少なくとも2つの搬送チャンバと、
前記各搬送チャンバの間に配設されると共に、一方の搬送チャンバの搬送ロボットにより前記被搬送体を受け取り他方の搬送チャンバの搬送ロボットにより前記被搬送体を引き渡し可能に形成された処理チャンバと
を具備することを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第1の態様では、処理チャンバには少なくとも2つの搬送チャンバが接続される。そして、処理チャンバは一方の搬送チャンバの搬送ロボットにより被搬送体を受け取り、他方の搬送チャンバの搬送ロボットにより被搬送体を引き渡すことが可能となっている。すなわち、処理チャンバは被搬送体に対して所定の成膜処理等を行うのみならず、被搬送体を搬送する処理経路としての機能を有している。
したがって、処理チャンバと複数の搬送チャンバとの間で被搬送体を受け渡し可能であることから、適宜これらのチャンバを接続することでウェハが搬送される経路を自由に構築することが可能となる。このことは、特に、目的とする半導体に応じて好適な経路を構築して効率的にかかる半導体を製造する場合に適用して有用である。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する半導体製造装置において、
前記搬送チャンバは、少なくとも2つの開口を有すると共に、これらのうちの1つの開口を介して被搬送体を受け取り、他の開口を介して被搬送体を引き渡す搬送ロボットを内部に配設したものとし、
前記処理チャンバは、少なくとも2つ以上の開口を有すると共に、この各開口のそれぞれを前記各搬送チャンバの開口に連結するよう前記搬送チャンバに接続され、前記搬送ロボットがこの開口を介して被搬送体の受け渡しが可能となるよう形成されたものとし、
処理の起点となる搬送チャンバと処理の終点となる搬送チャンバとの間に形成される処理経路上に複数の前記処理チャンバを配設すると共に、前記処理チャンバで処理された被搬送体を次の処理チャンバに搬送するよう前記搬送チャンバを配設したことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第2の態様では、起点・終点となる搬送チャンバを定めて、前記被搬送体が処理経路を起点から終点へ向かって順次配送されると共に処理チャンバで成膜処理等されて、所望の半導体を製造することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載する半導体製造装置において、
少なくとも2つの前記搬送チャンバとこれらの搬送チャンバの間に配設される前記処理チャンバとから構成されて、前記被搬送体が一方の搬送チャンバから前記処理チャンバを経由して他方の搬送チャンバへ搬送される処理経路を有する複数の処理ユニットを具備し、
前記各処理ユニット同士を接続してこれらの各処理経路同士を連結すると共に、この連結した処理経路上の任意の搬送チャンバを処理の起点とし、他の搬送チャンバを処理の終点となるよう構成した
ことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第3の態様では、2つの搬送チャンバと処理チャンバとから構成される処理ユニットを1つの単位として処理経路を構築することができる。これにより、頻繁に用いられる処理経路の一部を有する処理ユニットを予め構成しておき、これらの処理ユニットを適宜組み合わせることで迅速に全体の処理経路を構築することができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様に記載する半導体製造装置において、
前記搬送チャンバと前記処理チャンバとを組み合わせてなる第1乃至第3の処理ユニットを有し、
前記処理ユニットは、処理チャンバが平行な2つの側面のそれぞれに開口を有するものとし、この平行な2つの側面の各々に2つの搬送チャンバがそれぞれ接続するよう構成されて、前記被搬送体が一方の搬送チャンバから前記処理チャンバを経由して他方の搬送チャンバへ直進するよう搬送される処理経路を有するものであり、
少なくとも2つの前記処理ユニットをこれらの処理経路が互いに平行となるよう配設し、前記各処理ユニット同士を前記搬送チャンバを介して接続してこれらの各処理経路同士を連結すると共に、一方の処理ユニットの搬送チャンバを処理の起点とし、他方の処理ユニットの搬送チャンバを処理の終点となるよう構成した
ことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第4の態様では、一直線状に処理チャンバと2つの搬送チャンバとを接続して被搬送体が直進するような処理経路の一部を有する処理ユニットを用いて、全体の処理経路を構築することができる。詳言すると、この処理ユニットをその処理経路が平行となるよう配設して、これらの処理ユニット同士を搬送チャンバを介して接続してこれらの処理経路同士を連結する。この結果、上方からみて略コの字状の処理経路を容易に形成することが可能となる。この略コの字状の処理経路の両端部にカセットステージ等を接続することで、被搬送体がカセットステージ等から処理ユニットに搬入され、再度カセットステージ等へ搬出されることが可能となる。
本発明の第5の態様は、第1又は第2の態様に記載する半導体製造装置において、
前記搬送チャンバと前記処理チャンバとが隣接するように、前記搬送チャンバと前記処理チャンバとを平面上に配設すると共に、前記搬送チャンバが他の搬送チャンバ、又は前記処理チャンバとの間でウェハの受け渡しが可能となるように構成したことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第5の態様では、各処理チャンバ、及び搬送チャンバを平面上に配設して処理経路を構築することができる。特に四方に分岐して多岐に亘る処理経路を構成する場合に適用して有用なものである。
本発明の第6の態様は、第5の態様に記載する半導体製造装置において、
前記搬送チャンバと前記処理チャンバとが交互に隣接するように、前記搬送チャンバと前記処理チャンバとを平面上に配設したことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第6の態様では、搬送チャンバ、又は処理チャンバの隣接するチャンバが処理チャンバ、又は搬送チャンバとなるよう交互に配設される。すなわち、処理チャンバには必ず搬送チャンバが隣接するため、平面上に広く処理経路を延ばす場合に適用して有用である。
本発明の第7の態様は、第1乃至第6の何れかの態様に記載する半導体製造装置において、
前記処理チャンバには、ハロゲンを含有する作用ガスの作用により高蒸気圧ハロゲン化物を生成し得る元素を含む材料で形成した被エッチング部材をエッチングして前記元素とハロゲンとからなる前駆体を形成する一方、この前駆体を、前記被エッチング部材の温度よりも低温の前記被搬送体であるウェハに吸着させ、その後前記前駆体を前記ハロゲンラジカルで還元して前記元素成分を析出させることにより所定の薄膜を形成する手段が設けられたことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第7の態様では、MCR−CVD法を用いてウェハに成膜処理をすることができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様に記載する半導体製造装置において、
前記被エッチング部材を前記処理チャンバ内に搬入してこの処理チャンバ内に配設すると共に前記処理チャンバ内に配設された前記被エッチング部材を前記処理チャンバの外に搬出する搬送手段を更に具備し、
前記搬送ロボットは、前記被搬送体として前記被エッチング部材を搬入・搬出可能に構成されたことを特徴とする半導体製造装置にある。
かかる第8の態様では、ウェハの搬送のみならず、被エッチング部材を搬送して処理チャンバ内の所定位置に固定することができる。このため、被エッチング部材を交換する際に、処理チャンバを半導体製造装置から退避して被エッチング部材を交換する作業が不要となり、かかる作業に掛かる負担を軽減することができる。
本発明によれば、処理チャンバが複数の搬送チャンバとの間で被搬送体を受け渡し可能であることから、これらのチャンバを適宜接続することで被搬送体が搬送される経路を自由に構築することが可能となる。これにより、様々な形状や広さを有する半導体製造装置の設置場所に対して柔軟に対応することが可能となるため、本発明に係る半導体製造装置は設置場所の形状等が導入の障壁となることを回避して、普及しやすいものとなっている。また、目的とする半導体に応じて好適な処理経路を構築して効率的に半導体を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下に示した実施の形態には限定されない。
〈実施形態1〉
図1は、実施形態1に係る半導体製造装置の概略平面図である。
図1に示すように、半導体製造装置1は、被搬送体であるウェハ26に所定の成膜処理を行う処理チャンバ31、及びウェハ26の搬入・搬出を行う2つの搬送チャンバ40とからなる処理ユニット30を2つ備え、この2つの処理ユニット30には、これらを接続する搬送チャンバ40aが設けられている。更に本実施形態では、処理ユニット30の搬送チャンバ40との間でウェハ26の受け渡しを行うカセットステージ20を備え、処理ユニット30と搬送チャンバ40aにはそれぞれ処理チャンバ31aが接続されている。
詳細は後述するが、搬送チャンバ40は、2つの開口41を有すると共に、この2つの開口41のうち1つの開口41を介してウェハ26を受け取り、他の開口41を介してウェハ26を引き渡す搬送ロボット90を内部に有している。また処理チャンバ31は、平行な2つの側面のそれぞれに開口36を有すると共に、これら2つの側面に搬送チャンバ40がそれぞれ接続され、搬送チャンバ40の開口41を介してウェハ26の受け渡しが可能となるように形成されている。
処理ユニット30は、上述したような2つの搬送チャンバ40とこれらの搬送チャンバ40の間に配設される処理チャンバ31とから構成されたものである。これにより、処理ユニット30は、ウェハ26に所定の成膜処理等を行うのみならず、ウェハ26を一方の搬送チャンバ40から処理チャンバ31を経由して他方の搬送チャンバ40へ搬送するような経路を有する。この経路を処理経路という。
図2は、実施形態1に係る半導体製造装置を構成する処理ユニットを抽出して示す概略平面図である。
図2に示すように、本実施形態では、処理経路として直線状の処理経路a1を有する処理ユニット30を構成した。詳言すると、処理チャンバ31は平行な2つの側面のそれぞれに開口36を有するものとし、処理ユニット30は、この平行な2つの側面の各々に2つの搬送チャンバ40をそれぞれ接続して構成したものである。すなわち、処理ユニット30は、ウェハ26が一方の搬送チャンバ40から処理チャンバ31を経由して他方の搬送チャンバ40へ直進するよう搬送される処理経路a1を有している。
また、本実施形態では、一方の搬送チャンバ40の処理経路a1方向と直交する側面に更に開口41を設けた。これは、後述するようにもう一つの処理ユニット30と接続するために設けられたものである。これにより、処理ユニット30は、この開口41を介してウェハ26を搬送するL字状の処理経路a2、a3も有することとなる。
このように、搬送チャンバ40と処理チャンバ31とを処理ユニット30として予め構成しておくことで、1つずつこれらのチャンバを組み合わせていく煩雑さを回避して、これらの処理ユニット30の処理経路を適宜組み合わせて、所望する一連の処理経路を迅速に構成することができる。
例えば、本実施形態では、図1に示すように略コの字状になるよう処理ユニット30を接続した。詳言すると、2つの処理ユニット30がその処理経路a1同士が平行となるよう配設し、各処理ユニット30の2つのうち一方の搬送チャンバ40(処理の起点・終点となる搬送チャンバ)はカセットステージ20に接続し、各処理ユニット30の他方の搬送チャンバ40は、搬送チャンバ40aを介して互いに接続されている。すなわち、各処理ユニット30の処理経路a2同士が搬送チャンバ40を介して連結することで全体としてコの字状の処理経路を形成している。したがって、ウェハ26がカセットステージ20から一方の処理ユニット30に搬入され、搬送チャンバ40の搬送ロボット90によりコの字状に順次処理チャンバ31に受け渡され、再度他方の処理ユニット30からカセットステージ20へ搬出される。このように、略コの字状の処理経路を構築することで、カセットステージ20でウェハ26の搬入・搬出を集中的に行うことができる。
また、略コ字状に処理経路を構築し、カセットステージ20を設けたことで半導体製造装置1全体はロの字型になっている。すなわち、全ての搬送チャンバ40、及び処理チャンバ31には外部からのアクセスが容易となっている。したがって、ロの字の中央部にチャンバ等が配設された場合に比して、各搬送チャンバ40や処理チャンバ31を取り外してメンテナンスすることが容易となっている。
なお、処理ユニット30同士を接続してコの字状に処理経路を設けたが、これに限定されず、例えばこの処理経路に付加的に処理チャンバ31aを設けてもよい。この処理チャンバ31aを付加した半導体製造装置1は、メインとなるコの字状の処理経路を変更するほどではないが、一時的に処理チャンバ31aを増設して種類の異なる半導体を製造したり、半導体の製造能力を向上させる場合に適用して好適なものである。
上述した半導体製造装置1では、2つの処理ユニット30を用いたが、勿論これに限定されず、更に複数の処理ユニット30をその処理経路a1を延長する方向に連続的に接続してもよい。2つの処理ユニット30の間に配設するものは、1つの搬送チャンバ40aのみに限定されず、複数の搬送チャンバ40aを配設してもよいし、処理ユニット30を前記2つの処理ユニット30の処理経路a1と直交する方向に配設してもよい。
このように、処理ユニット30を自由に組み合わせて処理経路を構築することが可能であるため、半導体製造装置1を設置する場所の形状や広さに合わせて適した処理経路を有する半導体製造装置1を構築することができる。すなわち、本実施形態に係る半導体製造装置1は、処理経路のレイアウトの自由度が高いことにより、目的とする半導体に適した処理経路を構築可能であり、且つ様々な設置場所に対応できる柔軟性を有している。
例えば少量多品種の半導体を製造する場合においては、処理ユニット30を組み合わて各種半導体に適した処理経路を有する半導体製造装置1を構築できる。また、大量少品種の半導体を製造するならば、多数の処理ユニット30を増設して半導体を製造するスループットを向上させる半導体製造装置を実現できる。更に大型のウェハ26を用いる場合でもそれに対応した処理チャンバ31や搬送ロボット90を備える処理ユニット30を組み合わせることで容易にウェハ26の大型化に対応できる。また工場などの半導体製造装置を設置するスペースを効率的に利用すべく設置面積を最小限に抑えた半導体製造装置も実現できる。このように目的に応じて柔軟に半導体製造装置を構築することができる。
図3は、図1のA−A断面図である。この図を用いて、処理ユニット30を構成する搬送チャンバ40、及び処理チャンバ31について詳細に説明する。
図3に示すように、処理チャンバ31は、その内部でウェハ26に対して所定の成膜処理を行う。具体的には処理チャンバ31の平行な2つの側面のうち、一方の側面に開口36が形成され、他方の側面にも開口36が形成されている。一方の側面の開口36は搬送チャンバ40の内部と連通するようゲートバルブ120を介して搬送チャンバ40に接続されている。また他方の側面の開口36も、他の搬送チャンバ40の内部と連通するようゲートバルブ120を介して他の搬送チャンバ40に接続されている。これにより搬送チャンバ40の搬送ロボット90がこの開口36を介して処理チャンバ31内部の所定の位置にウェハ26を載置すると共に、所定の位置に載置されたウェハ26を取得することが可能となっている。
かかる構成の処理チャンバ31内部で、搬送ロボット90により載置されたウェハ26に対して所定の成膜処理が行われる。本実施形態では、一例として、処理チャンバ31がMCR−CVD法(Metal Chloride Reduction;ハロゲン化金属還元CVD法)を用いてウェハ26に金属を成膜するものである場合について説明する。
処理チャンバ31の底部近傍にはウェハ26を支持する支持体101が設けられている。処理チャンバ31の上方には処理チャンバ31の内部をプラズマ化するためのプラズマアンテナ103が設けられ、プラズマアンテナ103には整合器104及び高周波電源105が接続されて高周波が供給される。処理チャンバ31内のウェハ26の上部には高蒸気圧ハロゲン化物を作る金属からなる被エッチング部材102が格子状に設けられており、この被エッチング部材102により原料金属が供給される。また、底面には排気口108が設けられ、この排気口108を介して処理チャンバ31内部を真空に調圧する真空排気装置109が設けられている。なお、この真空排気装置109はハロゲンガス、例えば塩素ガスを無害化する機能を有しており、処理チャンバ31内部の塩素ガスを外部へ排気し、無害化する。
かかる構成の処理チャンバ31で、両側のゲートバルブ120を閉鎖した後、排気口108を介して真空排気装置109によりその内部圧を所定の圧力値まで減圧する。その後、ハロゲン含有ガスを流量制御器107により適切な流量に調節してノズル106から処理チャンバ31内に供給し、誘導プラズマを発生させてハロゲンラジカルを生成する。この結果、ハロゲンラジカルで被エッチング部材102がエッチングされることにより金属成分とハロゲンガス成分との前駆体が生成され、被エッチング部材よりも低い温度のウェハ26上において、前駆体がハロゲンラジカルにより還元され、金属成分がウェハ26表面に成膜される。
上述したような処理チャンバ31はMCR−CVD法を用いて成膜処理を行うものに限定されず、例えば、PVDやMOCVD等の成膜チャンバ、スパッタリングプロセスチャンバ、エッチャー、成膜前後処理チャンバ(加熱、冷却、表面処理)等を用いることができる。すなわち製造するデバイスに応じたチャンバを利用することができる。
搬送チャンバ40は、少なくとも2つ以上の開口41を有しており、この開口41がゲートバルブ120を介して処理チャンバ31の開口36と連結し、これらの内部同士が連通するよう形成されている。
また、搬送チャンバ40の下面には排気口108を介して真空排気装置109が設けられている。したがって、ゲートバルブ120を閉鎖して真空排気装置109を作動させることで、搬送チャンバ40の内部圧が調圧可能になっている。
したがって、搬送ロボット90が処理チャンバ31との間でウェハ26の受け渡しを行うときには、搬送チャンバ40の内部圧を予め真空に調圧しておけば、ゲートバルブ120を開放しても、処理チャンバ31の内部圧(真空に調圧されている。)を維持することができる。
これにより、各処理チャンバ31では、連続的にウェハ26を順次入れ替えても内部圧を再度真空にする時間が不要となるため、効率的にウェハ26を処理できると共に、常に安定した雰囲気下で所定の成膜処理が行える。
なお、この真空排気装置109はハロゲンガス、例えば塩素ガスを無害化する機能を有しており、ゲートバルブ120を開放した際に塩素ガスが処理チャンバ31から搬送チャンバ40へ流入するが、この真空排気装置109により搬送チャンバ40の外部へ排気され、無害化される。
更に、搬送チャンバ40の内部には搬送ロボット90が配設されている。この搬送ロボット90は一方の開口41を介してウェハ26を受け取ると共に、他方の開口41を介してウェハ26を引き渡す。
具体的には、搬送ロボット90は、鉛直方向に伸びる回転軸であり回動自在に配置された回転部91と、回転部91に接続されてウェハ26を支持すると共に伸縮自在であるアーム92とを具備している。
かかる構成の搬送ロボット90は、回転部91の回動に伴いアーム92も一体的に回動することが可能になっているため、アーム92に支持されたウェハ26を開口41を介して接続された搬送チャンバ40側、又は処理チャンバ31側に向けることができる。また、アーム92が伸縮可能であるため、ゲートバルブ120を通過して他の搬送チャンバ40内に配設された他の搬送ロボット90との間でウェハ26の受け取り・引き渡しが可能であると共に、処理チャンバ31内部の支持体101にウェハ26を載置し、又は支持体101に支持されたウェハ26を取得することが可能になっている。
上述したように、搬送チャンバ40、及び搬送ロボット90は、隣接する処理チャンバ31、又は他の搬送チャンバ40の大きさ、形状、又は個数に関係なく必要最小限の大きさに形成することができる。
すなわち、搬送ロボット90は、隣接する処理チャンバ31との間でウェハ26を受け渡し、隣接する他の搬送チャンバ40の搬送ロボット90との間でウェハ26を受け渡すことが可能であればよいことから、例えば水平移動・垂直移動するための移動機構などの複雑なものが不要となるため、搬送ロボット90の構造を簡略化・小型化することができる。
一般に、真空雰囲気の下で動作するロボットは真空に対する特別な構造(シール構造)を有する必要があり、また構造が複雑になるためその可動範囲が規制される。このため、かかるロボットを大型化することは必要な部材も多くなり、また可動範囲を拡張することは更に複雑な構造が必要となり、かかるロボットの製造コストの上昇を引き起こす問題が生じる。
従って、上記搬送ロボット90の構造を簡略化・小型化可能であることにより、この問題を回避することができる。この結果、半導体製造装置1全体の製造コストを低減することができる。
なお、上述したように搬送ロボット90を小型化できることから、これを内部に配設する搬送チャンバ40も可及的に小型化することができる。これにより搬送チャンバ40の内部圧を真空にするのに要する時間を短縮すると共に、エネルギーを節約することが可能となるため、ウェハ26を成膜して半導体を製造するランニングコストを低減することができる。
カセットステージ20は、成膜処理の対象となるウェハ26を設置する場所となり、このウェハ26を搬送ロボット90に受け渡すために用いられる。
より具体的には、カセットステージ20は、複数のウェハ26が収納されたウェハカセット27を支持するウェハカセット支持台21と、ガイドレール23とウェハアライナ25とが設けられた搬送台22とから構成されている。更に搬送台22には、ロボット80がガイドレール23に沿って水平方向に移動可能に設けられると共に、カセットステージ20に接続された処理ユニット30の処理の起点・終点となる搬送チャンバ40との間でウェハ26の受け渡しが可能なように形成されている。
ここで、上述した構成の半導体製造装置1において半導体を製造する一連の動作について説明する。
最初に、ロボット80が、カセットステージ20のウェハカセット27からウェハ26を取得し、ウェハアライナ25により所定の位置合わせをした後、処理ユニット30の処理の起点となる搬送チャンバ40内部に配設された搬送ロボット90にウェハ26を引き渡す。
次に、ゲートバルブ120を閉鎖して処理ユニット30の搬送チャンバ40内部を真空にした後、処理チャンバ31側のゲートバルブ120を開放し、次いでその内部に配設された搬送ロボット90が、処理チャンバ31内の支持体101にウェハ26を配置する。
その次に、処理チャンバ31は、ゲートバルブ120を閉鎖して内部圧を真空にして、ウェハ26に対して所定の成膜処理を行う。
その後、ゲートバルブ120を開放して、処理チャンバ31がウェハ26を受け取った側と反対の搬送チャンバ40内部に配設された搬送ロボット90が処理チャンバ31からウェハ26を取り出し、搬送チャンバ40aの搬送ロボット90にウェハ26を引き渡す。次いでこの搬送ロボット90は、ウェハ26を他方の処理ユニット30の搬送ロボット90にウェハを引き渡す。
他方の処理ユニット30の搬送チャンバ40がウェハ26を受け取り、ゲートバルブ120を閉鎖して内部圧を真空にした後、処理チャンバ31側のゲートバルブを開放して処理チャンバ31にウェハ26を引き渡す。この処理チャンバ31でウェハ26に対して成膜処理が行われ、カセットステージ20に接続された搬送チャンバ40により成膜処理が行われたウェハ26が処理チャンバ31からカセットステージ20へ引き渡される。
なお、カセットステージ20からウェハ26が処理ユニット30に搬入されたのち、このウェハ26が再度カセットステージ20に搬出されるのを待つことなく、逐次ウェハ26を搬入するよう制御してもよい。これにより、半導体を製造するスループットを向上することができる。
〈実施形態2〉
図4は、実施形態2に係る半導体製造装置の概略平面図である。本実施形態に係る半導体製造装置200は、実施形態1に係る半導体製造装置1が搬送チャンバ、及び処理チャンバを組み合わせて第1乃至第3の処理ユニットを形成したのに対し、各搬送チャンバ、及び各処理チャンバを平面上に自由に並べてより柔軟な処理経路を構築できるようにしたものである。
なお、実施形態1に係る半導体製造装置1と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る半導体製造装置200は、複数の搬送チャンバ40と複数の処理チャンバ31とが隣接するように、各搬送チャンバ40と各処理チャンバ31とを平面上に配設して形成したものである。
各搬送チャンバ40は側面に開口41を有し、各処理チャンバ31は、側面に開口36を有しており、ゲートバルブ120を介してこれらの内部同士が連通するよう接続されている。更に、搬送チャンバ40の内部に配設された搬送ロボット90は、他の搬送チャンバ40の搬送ロボット90との間でウェハ26の受け渡しが可能になっており、且つ隣接する処理チャンバ31との間でウェハ26の受け渡しが可能となるよう形成されている。
かかる構成の半導体製造装置200は、格子状に配設された各処理チャンバ31と各搬送チャンバ40との間でウェハ26を受け渡すような処理経路をより柔軟に形成することができる。詳言すると、実施形態1に係る半導体製造装置1においては、処理ユニット30を組み合わせて略コの字状の処理経路を構成した。したがって、構築できる処理経路は限定的であったのに対し、本実施形態に係る半導体製造装置200においては、このような限定はなく、より高い自由度をもって処理経路を構築することができる。特に、半導体製造装置200は、四方に分岐して多岐に亘る処理経路を構成する場合に適用して有用なものである。
なお、任意の搬送チャンバ40を処理の終点とすることができるため、これにより、複数のカセットステージ20を設け、一方のカセットステージ20からウェハ26をこれらの各チャンバに搬入し、他方のカセットステージ20がウェハ26を搬出するように、ウェハ26の搬入・搬出する場所を分離することが可能となる。
また、図4に例示したように、搬送チャンバ40、及び処理チャンバ31を3行4列に配設したが、このような構成に限定されず、図4の上下方向、左右方向に任意の個数を配設して、柔軟な処理経路を構成することができる。
〈実施形態3〉
図5は、実施形態3に係る半導体製造装置の概略平面図である。本実施形態に係る半導体製造装置300は、実施形態2に係る半導体製造装置200が各搬送チャンバ、及び各処理チャンバを平面上に配設したのに対し、所定の条件の下、これらのチャンバを配設することで平面上により広がりを持たせたウェハ26の処理経路を形成するものである。
なお、実施形態2に係る半導体製造装置200と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態3に係る半導体製造装置300が実施形態2に係る半導体製造装置200と異なる点は、複数の搬送チャンバ40と複数の処理チャンバ31とを隣接させる際に、これらを交互に配設することにある。
すなわち格子状に並んだ各処理チャンバ31には、搬送チャンバ40が隣接し、各搬送チャンバ40には処理チャンバ31が隣接している。
かかる構成の半導体製造装置300は、処理チャンバ31に必ず搬送チャンバ40が隣接するため、平面上に広く処理経路を延ばす場合に適用して有用である。
〈実施形態4〉
実施形態1乃至実施形態3に説明したように、搬送チャンバ40(図1、図4、図5参照。以下同じ。)の内部に配設された搬送ロボット90(図1、図3参照。以下同じ。)はウェハ26を搬送したが、これに限定されず、例えば被搬送体として被エッチング部材102を搬送してもよい。これにより処理チャンバ31内に配設された被エッチング部材102を交換することができる。
図6は、実施形態4に係る半導体製造装置の処理チャンバの断面図、図7は、支持体と被エッチング部材の関係を表す斜視図である。なお、実施形態1に係る半導体製造装置1と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図6乃至図7に示すように、処理チャンバ31には、被エッチング部材102を処理チャンバ31内の所定の位置に配設すると共に、この所定の位置に配設された被エッチング部材102を処理チャンバ31の外に搬出する搬送手段として、上下方向に昇降する支持体150と、被エッチング部材102を着脱自在に固定する固定治具110とが設けられている。
支持体150は、ウェハ26を支持する支持台151と、支持台151を上下方向に昇降させるシリンダ152とを備え、更に支持台151の上面の外縁部には被エッチング部材102を保持する支持棒153を備えている。この支持棒153に被エッチング部材102が載置されることにより、支持台151の上面に対して間隔をあけた状態、すなわち搬送チャンバ40の搬送ロボット90のアーム92が挿入される間隔を保った状態で被エッチング部材102が支持台151の上面側に保持される。
被エッチング部材102を搬入・搬出する際には、搬送ロボット90が開口36を介して支持棒153に被エッチング部材102を載置可能な高さまで支持台151を下降させる(この状態を下降状態という。)。一方、被エッチング部材102を固定治具110に固定する、又は固定治具110から解放する際には、支持台151を固定治具110が配設された高さにまで上昇させる(この状態を上昇状態という。)。
一方、被エッチング部材102は固定治具110によって着脱自在に処理チャンバ31に固定される。即ち、固定治具110は処理チャンバ31の側面の3箇所に設けられ、固定治具110には被エッチング部材102の周縁に係止する係止部材111が設けられている。係止部材111はそれぞれシリンダ112により前後移動自在にされ、一斉に前進動することにより3つの係止部材111が被エッチング部材102の周縁に係止して被エッチング部材102を支持状態にする。また、シリンダ112が一斉に後退動することにより3つの係止部材111が被エッチング部材102の周縁から離脱して被エッチング部材102を解放状態にする。
かかる構成の処理チャンバ31により、被エッチング部材102は、搬送ロボット90により支持棒153に積置され、支持台151の昇降、及びシリンダ112の前後移動により固定治具110に固定される。
詳言すると、被エッチング部材102は次のように処理チャンバ31へ搬入される。まず被エッチング部材102がウェハ26と同様にカセットステージ20(図1参照。以下同じ。)から搬送チャンバ40の大気搬送ロボット90へ受け渡される。搬送チャンバ40の搬送ロボット90が、処理チャンバ31内部へアーム92を伸張させて、支持台151の支持棒153に積置する。その後、アーム92を後退させ、シリンダ112を後退動させると共に、支持台151を上昇状態にする。次に、シリンダ112を前進動させて係止部材111を被エッチング部材102の周縁に当接させることで、被エッチング部材102を固定治具110で固定し、次いで支持台151を下降状態にする。この結果、被エッチング部材102は支持棒153から離脱して、固定治具110により固定される。
一方、固定治具110に固定された被エッチング部材102を搬出する場合は、支持棒153の先端の上面が被エッチング部材102の下面側に当接するよう支持台151を上昇状態にし、次いでシリンダ112を後退動させる。この結果、被エッチング部材102はその下面側を支持棒153により保持され、固定治具110から離脱することになる。その後支持台151を下降状態にした後、被エッチング部材102を搬入した搬送チャンバ40とは別の搬送チャンバ40の搬送ロボット90が支持台151からウェハ26を取得する。その後は、被エッチング部材102が処理経路上の各搬送チャンバ40・処理チャンバ31に搬送され、最終的にカセットステージ20へ搬出される。
以上に説明したように、本実施形態に係る半導体製造装置では、被エッチング部材102をウェハ26と同様に処理チャンバ31に搬送することができる。このため、被エッチング部材102を交換する際に、処理チャンバ31を退避して被エッチング部材102を交換する作業が不要となり、かかる作業に掛かる負担を軽減することができる。
本発明は、半導体を製造販売する産業分野で利用することができる。
実施形態1に係る半導体製造装置の概略平面図である。 実施形態1に係る半導体製造装置を構成する処理ユニットを抽出して示す概略平面図である。 実施形態1に係る半導体製造装置のA−A断面図である。 実施形態2に係る半導体製造装置の概略平面図である。 実施形態3に係る半導体製造装置の概略平面図である。 実施形態4に係る半導体製造装置の処理チャンバの断面図である。 実施形態4に係る半導体製造装置の支持体と被エッチング部材の関係を表す斜視図である。
符号の説明
1,200,300 半導体製造装置
20 カセットステージ
21 ウェハカセット支持台
22 搬送台
23 ガイドレール
25 ウェハアライナ
26 ウェハ
27 ウェハカセット
30 処理ユニット
31,31a 処理チャンバ
40,41a 搬送チャンバ
80 ロボット
90 搬送ロボット
91 回転部
92 アーム
101 支持体
102 被エッチング部材
103 プラズマアンテナ
104 整合器
105 高周波電源
106 ノズル
107 流量制御器
108 排気口
109 真空排気装置
120 ゲートバルブ

Claims (8)

  1. 外部との間で被搬送体を受け渡し可能に形成された搬送ロボットを内部に配設した少なくとも2つの搬送チャンバと、
    前記各搬送チャンバの間に配設されると共に、一方の搬送チャンバの搬送ロボットにより前記被搬送体を受け取り他方の搬送チャンバの搬送ロボットにより前記被搬送体を引き渡し可能に形成された処理チャンバと
    を具備することを特徴とする半導体製造装置。
  2. 請求項1に記載する半導体製造装置において、
    前記搬送チャンバは、少なくとも2つの開口を有すると共に、これらのうちの1つの開口を介して被搬送体を受け取り、他の開口を介して被搬送体を引き渡す搬送ロボットを内部に配設したものとし、
    前記処理チャンバは、少なくとも2つ以上の開口を有すると共に、この各開口のそれぞれを前記各搬送チャンバの開口に連結するよう前記搬送チャンバに接続され、前記搬送ロボットがこの開口を介して被搬送体の受け渡しが可能となるよう形成されたものとし、
    処理の起点となる搬送チャンバと処理の終点となる搬送チャンバとの間に形成される処理経路上に複数の前記処理チャンバを配設すると共に、前記処理チャンバで処理された被搬送体を次の処理チャンバに搬送するよう前記搬送チャンバを配設したことを特徴とする半導体製造装置。
  3. 請求項2に記載する半導体製造装置において、
    少なくとも2つの前記搬送チャンバとこれらの搬送チャンバの間に配設される前記処理チャンバとから構成されて、前記被搬送体が一方の搬送チャンバから前記処理チャンバを経由して他方の搬送チャンバへ搬送される処理経路を有する複数の処理ユニットを具備し、
    前記各処理ユニット同士を接続してこれらの各処理経路同士を連結すると共に、この連結した処理経路上の任意の搬送チャンバを処理の起点とし、他の搬送チャンバを処理の終点となるよう構成した
    ことを特徴とする半導体製造装置。
  4. 請求項3に記載する半導体製造装置において、
    前記搬送チャンバと前記処理チャンバとを組み合わせてなる第1乃至第3の処理ユニットを有し、
    前記処理ユニットは、処理チャンバが平行な2つの側面のそれぞれに開口を有するものとし、この平行な2つの側面の各々に2つの搬送チャンバがそれぞれ接続するよう構成されて、前記被搬送体が一方の搬送チャンバから前記処理チャンバを経由して他方の搬送チャンバへ直進するよう搬送される処理経路を有するものであり、
    少なくとも2つの前記処理ユニットをこれらの処理経路が互いに平行となるよう配設し、前記各処理ユニット同士を前記搬送チャンバを介して接続してこれらの各処理経路同士を連結すると共に、一方の処理ユニットの搬送チャンバを処理の起点とし、他方の処理ユニットの搬送チャンバを処理の終点となるよう構成した
    ことを特徴とする半導体製造装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載する半導体製造装置において、
    前記搬送チャンバと前記処理チャンバとが隣接するように、前記搬送チャンバと前記処理チャンバとを平面上に配設すると共に、前記搬送チャンバが他の搬送チャンバ、又は前記処理チャンバとの間でウェハの受け渡しが可能となるように構成したことを特徴とする半導体製造装置。
  6. 請求項5に記載する半導体製造装置において、
    前記搬送チャンバと前記処理チャンバとが交互に隣接するように、前記搬送チャンバと前記処理チャンバとを平面上に配設したことを特徴とする半導体製造装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載する半導体製造装置において、
    前記処理チャンバには、ハロゲンを含有する作用ガスの作用により高蒸気圧ハロゲン化物を生成し得る元素を含む材料で形成した被エッチング部材をエッチングして前記元素とハロゲンとからなる前駆体を形成する一方、この前駆体を、前記被エッチング部材の温度よりも低温の前記被搬送体であるウェハに吸着させ、その後前記前駆体を前記ハロゲンラジカルで還元して前記元素成分を析出させることにより所定の薄膜を形成する手段が設けられたことを特徴とする半導体製造装置。
  8. 請求項7に記載する半導体製造装置において、
    前記被エッチング部材を前記処理チャンバ内に搬入してこの処理チャンバ内に配設すると共に前記処理チャンバ内に配設された前記被エッチング部材を前記処理チャンバの外に搬出する搬送手段を更に具備し、
    前記搬送ロボットは、前記被搬送体として前記被エッチング部材を搬入・搬出可能に構成されたことを特徴とする半導体製造装置。
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