JP2008027230A - 商品排出機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作ハンドルの操作毎に確実に当該操作ハンドルをロックすることができる商品排出機を提供すること。
【解決手段】 操作ハンドルの排出操作をロックする第1の状態とロックを解除する第2の状態とを取り、初期状態で操作ハンドルをロックする第1のハンドルロック機構と、商品購入申込み入力に基づいてハンドルロック機構によるロックを解除させ操作ハンドルの排出操作を許容するハンドルロック解除機構と、操作ハンドルの排出操作に伴って第1のハンドルロック機構を第2の状態から第1の状態に移行させるロック状態復帰機構とを備え、さらに、操作ハンドルの排出操作に伴ってなされる第1のハンドルロック機構の第2の状態から第1の状態への移行が妨げられた状態となったときに操作ハンドルのその後の排出操作をロックする第2のハンドルロック機構を備える。
【選択図】図17(A)

Description

本発明は、商品排出機に関する。
商品排出機として、所定のコインがコイン投入口に投入され、操作ハンドルが回転操作(排出操作)されることによって、商品排出口にカプセル商品を排出させるものがある。(例えば、特許文献1)。
この商品排出機では、操作ハンドルは常態ではハンドルロック機構によってロック状態に保持されている。そして、所定のコインが投入された場合に、ハンドルロック解除機構の働きによってハンドルロック機構による操作ハンドルのロック状態が解除され、この解除状態で操作ハンドルが回転操作されると商品を排出させた後、再び、ロック状態復帰機構の働きによってハンドルロック機構による操作ハンドルのロック状態に戻るように構成されている。
特開2000−76511号公報(図4〜図10参照)
ところで、上記商品排出機においては、ハンドルロック解除機構の働きによってハンドルロック機構による操作ハンドルのロック状態が解除され、この解除状態で操作ハンドルが回転操作されたときに、何らかの事情によって、操作ハンドルのロック状態が解除されたままの状態となる場合がある。例えば、ロック状態復帰機構が故障したような場合である。この状態を放置しておけば、その後はコインを投入しない状態で、操作ハンドルが自由に回転操作できてしまうこととなり不都合である。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、操作ハンドルの操作毎に確実に当該操作ハンドルをロックすることができる商品排出機を提供することを目的としている。
請求項1に記載の商品排出機は、操作ハンドル(例えば図1の操作ハンドル6)の排出操作によって商品を排出する商品排出機(例えば図1のコイン式商品排出機1)において、前記操作ハンドルの排出操作をロックする第1の状態とそのロックを解除する第2の状態とを取り得、且つ初期状態で前記第1の状態を取り当該操作ハンドルをロックする第1のハンドルロック機構(例えば図11のロック用スライド片60、遊動片88,89、スライド片作動レバー62等)と、商品購入申込み入力に基づいて前記ハンドルロック機構を前記第2の状態に移行させて当該ハンドルロック機構によるロックを解除させ前記操作ハンドルの排出操作を許容するハンドルロック解除機構(例えば図11の遊動片88,89、カム92,93等)と、前記操作ハンドルの排出操作に伴って前記第1のハンドルロック機構を前記第2の状態から前記第1の状態に移行させるロック状態復帰機構(例えば図14のねじりコイルばね等)とを備え、さらに、前記操作ハンドルの排出操作に伴ってなされる前記第1のハンドルロック機構の前記第2の状態から前記第1の状態への移行が妨げられた状態となったときに前記操作ハンドルのその後の排出操作をロックする第2のハンドルロック機構(例えば図17(A)の押下片50、レバー作動円盤100、回動制限レバー110、突起111、カム112、ストッパ114、ばね115,116等)を備えることを特徴とする。
ここで、「商品購入申込み入力」とはコイン式の商品排出機にあっては、コインの投入であり、電子カードや携帯電話などを使用して商品を購入する場合には、その情報の読み込みを指す。また、「操作ハンドルの排出操作」とは、商品を排出するのに必要な操作を意味する。したがって、操作ハンドルの遊びによって少しばかり操作できる場合を含まない。
請求項2に記載の商品排出機は、請求項1に記載の商品排出機において、前記第2のハンドルロック機構は、外周の一部に第1の係合部(例えば図17(A)の突起111)を有し前記操作ハンドルの操作に連動して回転動作する回転体(例えば図17(A)のレバー作動円盤100)と、前記第1のハンドルロック機構の前記第1の状態から前記第2の状態への移行に伴って第1の位置から第2の位置に移行し、前記第2の位置から前記第1の位置への移行は前記第1のハンドルロック機構の状態とは無関係に所定の付勢力によって行われる動作部材(例えば図17(A)の押下片50)と、前記回転体の前記第1の係合部と係合可能でその係合状態で前記回転体の回転ひいては前記操作ハンドルの排出操作を阻止可能な第2の係合部を有し、且つ当該第2の係合部が前記回転体の外周に対して離間して前記第1の係合部と係合不能となる離間状態と当該第2の係合部が当該回転体の外周に対して接近して当該第1の係合部と係合可能となる接近状態とを取り得る係合部材(例えば図17(A)の回転制限レバー110)とを備え、前記係合部材は、、前記動作部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移行に伴って前記接近状態から前記離間状態へ移行し前記操作ハンドルの排出操作に伴って前記離間状態から前記接近状態へ移行する一方で、前記接近状態にあるときに前記動作部材の前記第2の位置から前記第1の位置への移行を妨げない構成となっていることを特徴とする。
請求項3に記載の商品排出機は、請求項2に記載の商品排出機において、商品購入申込み入力としてコインを投入する形式の商品排出機であって、前記動作部品の位置に基づいてコイン通路を切り替えてコインを金庫(例えば図10の金庫44)とコイン返却口(例えば図1のコイン返却口4)とに振り分けるコイン通路切替機構(例えば図3のフラップ45,46、ばね48、フラップ作動レバー49等)を備え、前記コイン通路切替機構は、前記第2の位置にあるときにコインを金庫に導くようになっていることを特徴とする。
本発明の商品排出機によれば、第1のハンドルロック機構やロック状態復帰機構が操作ハンドルのロック状態解除後に故障した場合には、第2のハンドルロック機構が作動して操作ハンドルが確実に操作ハンドルをロック状態に保持することになる。したがって、第1のハンドルロック機構やロック状態復帰機構が途中で故障しても、商品が無制限に排出される虞はない。
図1は、本発明に係る商品排出機の外観を概念的に示した斜視図である。
なお、方向を示す上下、前後、左右とは、特に断らない限り、ハンドル操作機構ユニットを商品排出機に組み付けた状態での位置関係をいう。
商品排出機1の本体には、図1に示すように、その前面に、商品排出口2、コイン投入口3、コイン返却口4、カード挿入口5及び操作ハンドル6が設けられている。そして、商品排出機1は、原則的に、コイン投入口3から所定のコインが投入された状態で、操作ハンドルの排出操作がなされると、商品を商品排出口2から排出するように構成されている。
なお、図示はしないが、商品排出機1の本体にはコイン返却レバーが設けられている。
以下、この商品排出機1の詳細を説明する。
この商品排出機1は、商品(例えばカード玩具)を排出するための所定のコインとして複数種のコインを設定できるように構成されている。例えば、この商品排出機1は、商品を排出するための所定のコインとして100円硬貨(以下「コインW」という。)と10円硬貨(以下、「コインX」という。)とを設定できるように構成されている。そして、この商品排出機1は、原則的に、コインW及びコインXがそれぞれ必要枚数投入された状態で操作ハンドル6の排出操作がなされることによって、商品の排出を行なうように構成されている。
図2は、図1に示した商品排出機1の本体に設置されるハンドル操作機構ユニットを概念的に示した斜視図、図3は、図2に示したハンドル操作ユニットの一部を切り欠いて示した正面図である。
ハンドル操作機構ユニット7は、商品排出機1の本体の上下にそれぞれ2つずつ設置されている。各ハンドル操作機構ユニット7は、図2及び図3に示すように、各種コインの中から所定のコイン(実施形態ではコインW,X)を選び出すためのコイン選別部Aと、その選び出されたコインを各別に収容するためのコイン収容部Bとを備えている。また、ハンドル操作機構ユニット7は、同図に示すように、投入されたコインをコイン格納部(金庫)又はコイン返却口4に選択的に導くためのコイン進路変更部Cと、操作ハンドル6の排出操作をロックする第1のハンドルロック部Dと、コイン収容部Bに設定枚数のコインが収容されたときその操作ハンドル6のロックを解除させる第1のハンドルロック解除部Eと、ハンドル6の回転を1回転毎にロック可能な第2のハンドルロック部Fと、コインによらずカード等の決済手段によってロックを解除する第2のハンドルロック解除部Gと、コインを投入した後に、商品の購入を取り消す場合に、投入したコインを払い戻すリセット部Hとを備えている。
コイン選別部Aは第1のコイン選別部A1を含んで構成されている。この第1のコイン選別部A1はコイン投入口3によって構成されている。すなわち、コイン投入口3の縦寸法は、コインXよりもコインサイズが大きいコインの投入を阻止できる程度とされている。以上の構成によって、コインXのコインサイズを超えるコインと、コインXのコインサイズ以下のコインとが選別される。
コイン選別部Aは第2のコイン選別部A2を含んで構成されている。この第2のコイン選別部A2はコイン通路11によって構成されている。すなわち、コイン通路11は、コイン投入口3の直後に配置されるコイン導入口10を備えている。コイン通路11の床は、コイン導入口10から後方に向かって下方に向けて傾斜して延在する構成となっている。そして、コイン導入口10から導入されたコインは、図5に示すように、傾斜した側壁11aに寄り添った状態でコイン通路11の床を転がり落ちるように構成されている。側壁11aには、図4及び図5に示すように、コイン導入口10寄りに第1の孔12が形成され、末端に第2の孔13が形成されている。第1の孔12は第2の孔13よりも小さく形成されている。そして、第1の孔12は、コインWの直径寸法以下のコインをコイン通路11から脱落させるためのもので、第2の孔13は、それ以外のコインをコイン通路11から脱落させるためのものである。以上の構成によって、コインWのコインサイズ以下のコインと、それ以外のコインサイズのコインとが選別される。
コイン選別部Aは第3のコイン選別部であるコイン選別部A3−1,A3−2(両者を総称する場合には符号「A−3」を使用する。)を含んで構成されている。コイン選別部A3−1は、コインWのコインサイズ以下のコインの中からコインWを選別するためのものである。一方、コイン選別部A3−2は、コインWのコインサイズを超えるコインの中からコインXを選別するためのものである。コイン選別部A3−1,A3−2は各部の構成要素の大きさはその目的に応じて異なっているが、その構成要素は共通している。そこで、以下の説明では、第3のコイン選別部A3−1,A3−2を一括して説明し、その中で必要に応じてその相違点を説明することとする。
コイン選別部A3−1,A3−2は、図6に示すように、ケース14と、ケース14に組み込まれた機構とによって構成されている。ケース14は、ケース本体14aと、ケース本体14aに軸14cによって当該ケース本体14aに対して開閉自在に支持されたプレート14bとによって構成されている。プレート14bは、軸14cに巻回されたねじりコイルばね15によって、閉成方向(ケース本体14aに接近する方向)に付勢されている。
ケース本体14aの裏面には、軸16cを中心に回転するレバー16bが設けられている。レバー16bの自由端には突起16aが設けられている。一方、ケース本体14aには軸16cを中心とする弧状のスリット(図示せず)が形成されている。そして、ケース本体14aのスリットからは突起16aがケース14の内部に臨んでいる。レバー16bは図示しないばねによって上方へ向けて付勢されている。そして、レバー16bが押し下げられ軸16cを中心に下方に回転した際に突起16aも下方に動作し、これによって、突起16aがプレート14bの内面を倣う。プレート14b内面には突起16aが倣った際に、該プレート14bをケース本体14aから離間させるような形状のカム(図示せず)が形成されている。
また、ケース本体14aには、図7に示すように、コイン通路11から落下してくるコインを通過させるコイン通路9aが形成されている。
一方、プレート14bには、半月状の振り子17aが、軸18aを中心に回転可能に取り付けられている。振り子17aには、コイン通路9aの下端に、受容する正規コイン(商品購入に必要な正規コイン)のコインサイズよりも僅かに小さな間隔をもって突起19,19が、コイン通路9aに臨んで配設されている。
以上のように構成されたコイン選別部A3−1,A3−2は次のように動作する。
すなわち、図7に示すように、振り子17aへ導かれた正規コインのコインサイズよりも小さなコインは、振り子17aの突起19,19間をそのまま通過する。一方、振り子17aに導かれた正規コインは、同図に示すように、振り子17aの突起19,19によって捕捉される。すると、振り子17aは、正規コインの重量によって揺動し、正規コインとそれ以外のコインとの分離が可能となる。
これによって、コイン選別部A3−1では、正規コインWとそれ以外のコインYとが選別され、正規コインWがコイン通路9cに導かれ、それ以外のコインYがコイン通路9dに導かれる。一方、コイン選別部A3−2では、コインWとそれ以外のコインZとが選別され、正規コインXがコイン通路9eに導かれ、それ以外のコインZがコイン通路9fに導かれる。
コイン通路9c及び9eにはコイン収容部B−1,B−2(両者を総称する場合には符号「B」を使用する。)が設置されている。コイン収容部B−1は正規コインWを収容するためのものである。一方、コイン収容部B−2は正規コインXを収容するためのものである。
コイン収容部B−1には、図3に示すように、上下方向に延びるコイン通路9cに沿って2本のガイドロッド20a,20bが延設されている。このうちガイドロッド20bは断面が角形を成している。ガイドロッド20a,20bにはスライドブロック21が上下方向に摺動自在に配設されている。このスライドブロック21には、図8に示すように、コイン通路9cを塞ぐコインストッパ21aが付設されている。このコインストッパ21aは、ガイドロッド20bにその基端部が取り付けられている。そして、コインストッパ21bは、ガイドロッド20bの回転によって当該ガイドロッド20bの中心軸を中心に回転するように構成されている。
なお、コインストッパ21aのうち舌片状のストッパ部は、常態において、コイン通路9c内に突出するように構成されている。また、スライドブロック21の上面には、設定枚数を0(ゼロ)枚とした際のロック解除片21bが立設されている。さらに、スライドブロック21の表面には、スライドブロック21に対して摘み21cがスライドブロック21の左右方向に移動自在に配設されている。
コイン収容部B−2には、図3に示すように、上下方向に延びるコイン通路9cに沿って2本のガイドロッド22a,22bが延設されている。このうちガイドロッド22bは断面が角形を成している。ガイドロッド22a,22bにはスライドブロック23が上下方向に摺動自在に配設されている。このスライドブロック23には、図8に示すように、コイン通路9eを塞ぐコインストッパ23aが付設されている。このコインストッパ23aは、ガイドロッド22bにその基端部が取り付けられている。そして、コインストッパ23bは、ガイドロッド22bの回転によって当該ガイドロッド22bの中心軸を中心に回転するように構成されている。
なお、コインストッパ23aのうち舌片状のストッパ部は、常態において、コイン通路9e内に突出するように構成されている。また、スライドブロック23の上面には、設定枚数を0(ゼロ)枚とした際のロック解除片23bが立設されている。さらに、スライドブロック23の表面には、スライドブロック23に対して摘み23cがスライドブロック23の左右方向に移動自在に配設されている。
上記コイン収容部B−1,B−2を区画形成するカバー24,25がハンドル操作機構ユニット7に付設されている。このカバー24,25は、図2に示すように、ガイドロッド20a,20b及びガイドロッド22a,22bをそれぞれ被覆している。このカバー24,25には、その中央部に上下方向に沿って延びるスリット24a,25aが形成されている。スリット24a,25aの両側には、枚数設定用切欠き24b,25bが上下方向に沿って所定の間隔で形成されている。スリット24a,25aの両側に形成した枚数設定切欠き24b,25bは互いに間隔が異なっている。このように構成したのは、コイン収容部Bに収容されるコイン種を変更するためである。すなわち、あるコイン種の場合には片側の枚数設定用切欠きを使用し、他のコイン種の場合には他側の枚数設定用切欠きを使用するためである。なお、コイン種を変更する場合には、コイン選別部A3も当該コイン種に対応したものと交換する必要がある。
なお、コイン収容部B−1,B−2において設定枚数に達した最上に位置するコインW,Xの上端は、後述するロック部のロック用スライド片の移動域に臨んで位置される。
カバー24,25内に設置したスライドブロック21,23の摘み21c,23cはスリット24a,25aを通じてカバー24,25から表面側に突出する。そして、この摘み21c,23cをスライドブロック21,23に対して左右に動作させることで、枚数設定用切欠き24b,25bの1つに係止させれば、コイン収容部B−1,B−2に収容可能な枚数が設定される。この場合、最上の枚数設定用切欠き24b,25bに摘み21c,23cを係止させれば、設定枚数は0(ゼロ)枚となる。
カバー24,25によって被覆されるガイドロッド20b,22bは、図3に示すように、ガイドロッド回動手段26に連結されている。ガイドロッド回動手段26は、コイン収容部B−1,B−2の上方に配置されたリンク27,28を備えている。リンク27,28には、長孔27a,28aがそれぞれ形成されている。一方、ボード8にはピン29,30が立設されている。そして、リンク27,28は、その長孔27a,28aをピン29,30に嵌合させ、ピン29,30に図示しないネジを締結することによって、ボード8にスライド自在に保持されている。このリンク27,28はガイドロッド20b、22bに連結されている。具体的には、リンク27,28とガイドロッド20b、22bとは、リンク27,28の直線運動をガイドロッド20b、22bの回動運動に変換できるように連結されている。例えば、ガイドロッド20b,22bには突起(図示せず)が付設され、この突起が、リンク27,28に設けられた凹部に入り込んでおり、リンク27,28の動作方向に応じてガイドロッド20b,22bが所定の方向に回転するようになっている。
リンク27とリンク28との間には、コインストッパ解放レバー31が軸31aを中心に回動自在に設けられている。コインストッパ解放レバー31は、リンク32によってリンク28に連結されている。また、リンク27は、リンク27とボード8間に装架したばね33によって後方に向けて付勢されている。そして、リンク27は、コインストッパ解放レバー31の一端に当接され、コインストッパ解放レバー31は図3において反時計方向に付勢されている。これによって、リンク28もリンク32を介して後方に付勢されている。なお、レバー31の他端は後述するロック用スライド片60の移動域に臨んでいる。
そして、このコイン収容部Bでは、後述するロック用スライド片60の動作によってカム片72に倣ってコインストッパ解放レバー31が回動されると、該レバーの一端によってリンク27がばね33の付勢力に抗して移動し、また同時に、リンク32を介してリンク28も前方へ移動する。したがって、各コイン収容部B−1,B−2のガイドロッド20b、22bが回動され、それに伴って、コインストッパ21a,23aがスライドブロック21,23内に没入する。これによって、コインストッパ21a,23aに留められていたコインW,Xは、下方へ落下する。
コイン進路変更部Cは、図3に示すように、ケース40内に、コイン通路9c,9d,9e,9fの下端に位置している。このコイン進路変更部Cはコイン返却通路41を備えている。コイン返却通路41は、前方に向かって下方に傾斜し、コイン返却口4まで延設している。
また、コイン返却通路41を画成する側壁40aには、図10に示すように、コインW,Xのコイン通路9c,9eに対応する位置に第1の孔42及び第2の孔43が形成されている。それらのコイン収容孔42,43には、フラップ45,46が軸47によって開閉自在に配設されている。この軸47とケース40との間には、ばね48が掛け渡されており、フラップ45,46は開成する方向(第1の孔42及び第2の孔43を開く方向)に付勢されている。フラップ45,46が開成されている状態では、上方から落下してくる正規コインW,Xはフラップ45,46によって第1の孔42及び第2の孔43に飲み込まれコイン返却通路41に導かれる。
軸47の端部には、図3に示すように、フラップ作動レバー49の基端が固設され、該レバーの先端は、ボード8に配設した押下片50の下方に位置している。このフラップ作動レバー49は、押下片50が下降した際に所定の軸を中心に回転して、フラップ45,46を閉じる。そして、フラップ45,46が閉じられると、上方から落下してくる正規コインW,Xはそのまま落下して金庫44に送られる。
押下片50は、ボード8の上下方向に延設されている。この押下片50は上下に摺動自在に設置されている。一方、ボード8の押下片50の上部近くには、図3に示すように、コイン進路変更レバー51が軸51aによって軸支されている。このコイン進路変更レバー51とボード8にはばね52が掛け渡されていて、コイン進路変更レバー51は反時計方向に付勢されている。そして、コイン進路変更レバー51には図示しないピンが付設され、このピンは押下片50の長孔(図示せず)に入り込んでいる。そして、コイン進路変更レバー51は押下片50をばね52の付勢力によって上方へ押し上げている。また、コイン進路変更レバー51の上端はばね52の付勢力によって、ロック用スライド片60の下縁に当接されている。そして、ロック用スライド片60が後方に移動した際にカム片73に倣ってコイン進路変更レバー51が軸51aを中心に時計方向に回転し、押下片50を下降させる。また、コイン進路変更レバー51は、後述のロック用スライド片60が前方へ動作した際に、ばね52の付勢力によって、押下片50を上昇させる。
第1のハンドルロック部Dは、図2に示すように、上記コイン収容部Bのコイン通路9c,9d,9e,9fに対して直角方向に移動するロック用スライド片60(図11参照)を備えている。ロック用スライド片60は、図12に示すように、ボード8に設けられたガイドボス94,95をガイド孔74,75に嵌合させ、ガイドボス94,95に図示しないネジを締結することによってボード8に取り付けられている。
このロック用スライド片60には、図11に示すように、L字状を成すロックピン孔66,67及び、L字状を成すガイド孔68,69が形成されている。また、このロック用スライド片60には、ガイドボス70,71が立設されている。また、このロック用スライド片60の下側にはカム片72,73がそれぞれ形成されている。さらに、ロック用スライド片60には直線状のガイド孔74,75が形成されている。
一方、図11に示すように、ボード8には、ロック用スライド片60の移動域に、ロックレバー76,77の一端が軸76a,77aによってそれぞれ軸支されている。そして、これらのロックレバー76,77の他端には、ロック用スライド片60の排出動作(ねじりコイルばね64の付勢力に抗する方向への動作)をロックするロックピン78,79がそれぞれ設けられている。これらのロックピン78,79はばね80,81によって時計方向に付勢されている。
そして、このハンドルロック部Dでは、ロック用スライド片60は、ガイド孔74,75とガイドボス94,95とによってガイドされて後方へ移動される。そして、ロック用スライド片60が後方へ初動したとき、該ロック用スライド片は、そのロックピン孔66,67のストッパ面66a,67aがロックピン78,79に当接することによって、ロック用スライド片がその場所にロックされる。
また、ロック用スライド片60は、上記コイン通路9c,9d,9e,9fへのコインW,X,Y,Zの落下を妨げないようにして配設されている。
また、第1のハンドルロック部Dはスライド片作動レバー62を備える。すなわち、ロック用スライド片60の後端部には、縦方向に延びる長孔61が形成されている。一方、ボード8には、軸62aによってスライド片作動レバー62の中間部が軸支されている。このスライド片作動レバー62の一端(上端)にはピン63が設けられている。このスライド片作動レバー62は、ねじりコイルばね64によって図3における反時計方向に付勢され、ボード8に植設されたピン65によって位置決めされている(図14参照)。そして、上記ピン63は、ロック用スライド片60の長孔61に挿嵌されている。したがって、ロック用スライド片60が前後に動作した際に、その動作方向に応じて、スライド片作動レバー62も時計方向又は反時計方向に回動する。なお、上記ねじりコイルばね64に代えて、ロック用スライド片60とボード8との間にばねを掛け渡すようにしてもよい。
また、第1のハンドルロック部Dは、操作ハンドル6の操作に連動するレバー作動円盤100を備えている。このレバー作動円盤100は、軸100aによってボード8に回転自在に設置されている。このレバー作動円盤100の軸100aは、図13に示すように、かさ歯車を含む歯車列101によって操作ハンドル6に連結されている。そして、このレバー作動円盤100は、図2に示すように、スライド片作動レバー62に係合し、操作ハンドル6の運動をスライド片作動レバー62の揺動運動に変換させる働きを有する。
レバー作動円盤100は、図14に示すように、周面に開口する切欠き102を備えている。そして、図15に示すように、この切欠き102に、スライド片作動レバー62の下端が挿嵌されている。また、レバー作動円盤100には、該レバー作動円盤と同芯にラチェット歯車103が付設されている。そして、このラチェット歯車103の歯103aには、軸104aによってボード8に揺動可能に支持されたラチェット爪104が噛合されている。このラチェット爪104は、レバー作動円盤100の回転方向を図14において矢視した方向だけに限定する働きをする。
レバー作動円盤100は、操作ハンドル6の操作によって、図14において矢視した方向に回転しようとする。そして、図15に示すように、切欠き102の端縁102aによってスライド片作動レバー62の下端が押圧されて当該スライド片作動レバー62を一方向に回転させようとする。この場合、ロック用スライド片60の動作がロックされていると、当該スライド片作動レバー62もロックされ、操作ハンドル6のそれ以上の操作はできない。一方、ロック用スライド片60のロックが解除されている状態では、スライド片作動レバー62が回転し、当初は、ピン63,長孔61を介してロック用スライド片60が後方へ動作する。
また、レバー作動円盤100の更なる回転によって、図16に示すように、スライド片作動レバー62の下端が切欠き102から外れると、その後は、スライド片作動レバー62は、ねじりコイルばね64の付勢力に抗してレバー作動円盤100の周面に摺接し、その位置に維持される。この状態では、ロック用スライド片60は、後方に位置した状態に維持される。
そして、レバー作動円盤100の更なる回転によって、レバー作動円盤100の切欠き102が、図15に示す初期位置に達し、スライド片作動レバー62の下端は、ねじりコイルばね64の付勢力によって、切欠き102内に落ち込む。つまり、ねじりコイルばね64はロック状態復帰手段を構成する。そして、スライド片作動レバー62が切欠き102に落ち込むのに伴って、ロック用スライド片60が初期位置に復帰する。
第1のハンドルロック解除部Eはガイドレバー82,83を備える。このガイドレバー82,83は、ボード8におけるロック用スライド片60の移動域に、その一端が軸82a,83aによって揺動自在に軸支されている。これらのガイドレバー82,83の中間部にはガイドピン84,85が設けられている。このガイドピン84,85の先端には長孔86,87が形成されている。そして、この長孔86,87には、遊動片88,89の一端に立設させたピン88a,89aが挿嵌されている。遊動片88,89の他端部にはカム90,91が配設されている。また、遊動片88,89の他端にはボード8に向けて左方に延びるカム92,93が配設されている。
このうちカム90,91は、0(ゼロ)枚設定した状態で、ロック用スライド片60が後方へ向けて初動したとき、ロック解除片21b,23bの上端に倣って動作し、遊動片88,89を通じて、ロックピン78,79を押し上げる働きをする。また、カム92,93は、図9に示すように、コイン収容部Bに設定枚数収容されたコインの中で最上部のコインW、Xの上端よりも少し下の位置にあって、ロック用スライド片60が後方へ向けて初動した際に、その最上部のコインW、Xの外周に倣って動作する。これによって、遊動片88,89が上方へ動作することによって、ロックレバー76,77が軸76a,77aを中心に回転してロックピン78,79がストッパ面66a,67aから外れる。これによって、ロック用スライド片60の動作ロック解除される。
なお、このガイドレバー82,83のガイドピン84,85はロック用スライド片60のガイド孔68,69に差し込まれる。
また、実施形態の商品排出機1は第2のハンドルロック部Fを備える。
上記商品排出機1では、何らかの原因で、ロック用スライド片60が後方に移動した状態で、動かなくなってしまった場合には、スライド片作動レバー62が傾動された状態で停止することになる。この状態では、レバー作動円盤100が制止されないので、操作ハンドル6の排出操作が自由に行える状態となる。つまり、コインを投入することなく、操作ハンドル6の排出操作によって商品が排出されてしまうことになる。
そこで、このような不都合を回避するために、レバー作動円盤100が1回転する毎に、操作ハンドル6をロックすることが可能な第2のハンドルロック部Fを設けた。
以下、この第2のハンドルロック部Fの詳細を説明する。
図17(A)に示すように、ボード8におけるレバー作動円盤100と押下片50との間には、軸110aによって回転制限レバー110が揺動自在に配設されている。この回転制限レバー110の下部には、係合片113が軸113aによって揺動自在に支持されている。この係合片113は、回転制限レバー110に形成されたストッパ114によって下方への揺動が規制されるとともに、係合片113と回転制限レバー110との間にかけ渡されたばね115によってストッパ114へ向けて付勢されている。この係合片113は、常態では、その先端が押下片50のカム112の移動域に位置している。
また、回転制限レバー110とボード8との間にはばね116が掛け渡され、該ばねの付勢力によって、回転制限レバー110の上端がレバー作動円盤100の周面に当接されている。そして、この回転制限レバー110の上端は、レバー作動円盤100が回転した際、レバー作動円盤100の周面に形成された突起111に当接可能となっている。
以上のように構成されたハンドルロック部Fは、次のように動作する。
すなわち、正規のコインW,Xをコイン投入口3に所定枚数投入し、操作ハンドル6を操作すると、ロック用スライド片60が後方へ動作する。すると、カム片73に倣ってコイン進路変更レバー51が軸51aを中心に時計方向に回転し、押下片50の係止が解除され、押下片50が下降する。押下片50が下降すると、カム112によって係合片113が押圧され。回転制限レバー110は、ばね116の付勢力に抗して図17(B)に示すように、反時計方向に回動する。このように回転制限レバー110が回動すると、回転制限レバー110の上端がレバー作動円盤100の突起111の移動域外に移動する。
同時に、操作ハンドル6の操作に伴ってレバー作動円盤100が回転するが、該作動円盤の突起111は回転制限レバー110の上端に突き当たることなく回転する。
なお、押下片50のカム112は、図17(C)に示すように、レバー作動円盤100の突起111が回転制限レバー110の上端を通過するタイミングで、係合片113を通過する。その後、回転制限レバー110の先端は、再びレバー作動円盤100の周面に当接する。
また、操作ハンドル6の操作によって、ロック用スライド片60が、最も後方まで動作すると、その後は、レバー作動円盤100が初期位置から1回転するまで、その位置に維持される。そして、レバー作動円盤100の回転が1回転近くになると、スライド片作動レバー62の下端は、ねじりコイルばね64の付勢力によって、切欠き102内に落ち込み、ロック用スライド片60が初期位置に復帰する。これに伴って、押下片50が上昇する。その際、図17(D)に示すように、カム112が係合片113に突き当たるが、係合片113は、ばね115の付勢力に抗して時計方向に回転するので、押下片50の上昇が妨げられることはない。
この場合、何らかのトラブルが生じ、ロック用スライド片60が後方位置でロックされた場合、ロック用スライド片60を復帰させるスライド片作動レバー62が復帰されないため、スライド片作動レバー62の下端はレバー作動円盤100の切欠き102に落ち込まない。したがって、レバー作動円盤100は、初期位置に制止されることはなく、操作ハンドル6は、ロックされない。
この状態で、操作ハンドル6を操作した場合には、図17(e)に示すように、レバー作動円盤100の突起111が回転制限レバー110の上端に突き当たり、レバー作動円盤100のそれ以上の回転が阻止される。つまりは、操作ハンドル6の操作がロックされる。
なお、操作ハンドル6の軸6aには、図13に示すように、円筒カム105が介在されている。この円筒カム105は、図示しない商品排出機構に連係され、該カム1回転ごとに、円筒カム105によって動作する商品排出手段が1つの商品を商品排出口2に排出させるように構成されている。
第2のハンドルロック解除部Gは、図11に示すように、ロック解除片120を備えている。ロック解除片120にはガイド孔121,122が形成されている。また、ロック解除片120の上縁には、切欠き123,124が形成されている。切欠き123,124にはカム125,126が形成されている。また、このロック解除片120には係合条片127が突設されている。また、このロック解除部Gは、前端に係合爪128aを有する係合レバー128を備えている。
このうちロック解除片120は、図18に示すように、そのガイド孔121,122をロック用スライド片60のガイドボス70,71に嵌合させ、ガイドボス70に図示しないネジを締結するとともに、ガイドボス71に係合レバー128を介して図示しないネジを締結することによって、ロック用スライド片60に取り付けられる。また、係合レバー128とロック解除片120との間には、ばね129が掛け渡されている。
このようにしてロック用スライド片60に取り付けられたロック解除片120は、ガイド孔121,122とガイドボス70,71とによってロック用スライド片60に対して前後に動作可能に支持される。また、ロック解除片120は、ばね129の付勢力によって、ロック用スライド片60に対して前方に付勢された状態とされている。
また、第2のハンドルロック解除部Gは、図11に示すように、押込片131を備えている。この押込片131には長孔132が形成されている。そして、押込片131は、ボード8に突設されたガイドボス130に長孔132を嵌合させ、ガイドボス130に図示しないネジを締結することによって、ボード8に取付けられている。また、押込片131とボード8とには、ばね133が掛け渡されている。そして、この状態における押込片131は、その後端がロック排除片120の前端に対向して配置されている。
この第2のハンドルロック解除部Gにおいては、ロック解除片120が後方に押し込まれると、ロック解除片120はロック用スライド片60に無関係に後方に動作する。そして、このロック解除片120の後方への動作によって、カム125,126は、ロック用スライド片60のストッパ面66a,67aよりも後方まで移動する。そして遂には、図19に示すように、係合レバー128の爪128aが、係合条片127の前端に達し、該係合条片の前端に係合して、ロック解除片120がロック用スライド片60に一体化され、その状態が維持される。この状態で、操作ハンドル6が初動すると、カム125,126がロックレバー76,77のロックピン78,79に当接し、それらのピンを押し上げるので、操作ハンドル6のロックが解除される。
なお、押込片131はロック解除片120と一体的に構成されていてもよい。両者を一体的に構成すれば、部品点数を減らすことができる。
さらに、この第2のハンドルロック解除部Gは、ロック解除片120を作動させるための駆動装置134を備えている。この駆動装置134は、図11に示すように、押込片131を押し込むアクチュエータ135,該アクチュエータを駆動させるコントローラ136,カード読取器137等によって構成されている。
そして、この駆動装置134では、カード読取器137によって、プリペイドカード、クレジットカード又はポイントカード等のカードSの情報が読み取られ、その情報がコントローラ136に送られる。そして、コントローラ136において、カードSの情報が商品購入の申し込みか否かが判断される。そして、カードSの情報が商品購入の申し込みであると判断した場合には、アクチュエータ135が作動され、押込片131を作動させる。
なお、ここでは、アクチュエータ135を設けたが、アクチュエータ135に代えてモータ動力によって歯車機構その他の機構によって押込片131を押し込むようにしてもよい。この場合に必要ならば復帰ばねを設けてもよい。また、プリペイドカード、クレジットカード又はポイントカード等のカードに代えて、お財布携帯等の情報を読み込むように構成してもよい。
リセット部Hでは、図3に示すように、リセットボタン140が軸140aによってボード8に支持されている。また、ボード8の裏面には、図20に示すように、操作竿141が前後方向に移動可能に支持されている。この操作竿141の後端には、カム142が形成されている。そして、この操作竿141の前端は、軸143aによって揺動可能に支持されたリンク143によってリセットボタン140に連結されている。
一方、ボード8の表面には、図3に示すように、押下片144が上下方向へスライド可能に支持され、この押下片144の下端がコイン収容部Bのコインストッパ解放レバー31の他端に対向されている。この押下片144とボード8との間には、ばね145が掛け渡されており、該ばねによって押下片144は上方へ付勢されている。また、押下片144は、ピン146を介して押下片作動レバー147に連結されている。この押下片作動レバー147は、軸147aによってボード8に支持され、先端が操作竿141のカム142に当接している。
このリセット部Hでは、リセットボタン140が操作されると、リンク143を介して操作竿141が前方に移動する。すると、操作竿141のカム142によって押下片作動レバー147が動作し、押下片144が下降する。このようにして、押下片144が下降すると、該押下片によってコイン収容部Bのコインストッパ解放レバー31が動作し、それによって、上述したように、スライドブロック21,23のコインストッパ21a,23aが動作し、コイン通路9c,9eが解放される。したがって、コイン通路9c,9eに収容されていたコインW,Xが払い戻される。
さらに、このリセット部Hでは、第3のコイン選別A3のプレート14bを開成するためのリセットレバー148が配設されている。このリセットレバー148は、中間部が軸148aによって回動可能に支持され、先端が操作竿141に連係されている。このリセットレバー148の他端には、ピン149が立設されている。このピン149は、ボード8の表面側に突出され、その先端は、図6に示すレバー16bに当接されている。
そして、操作竿141が操作されると、リセットレバー148が作動され、それに伴って、ピン149が動作し、レバー16bを介して図6に示すコイン収容部A3のプレート14bが開成し、コイン通路が拡開する。すなわち、ピン149が動作すると、レバー16bが押し下げられ軸16cを中心に下方に回転した際にカム16aも下方に動作し、これによって、突起16aがプレート14bの内面のカムを倣い、これによって、プレート14bが開成し、コイン通路が拡開する。したがって、コイン収容部A3内にコインが詰まったような場合には、リセットボタン140を操作することによってコインをコイン収容部A3から排除することができる。
以上のように構成された商品排出機1は、以下のように動作する。
コインW,Xが投入されていない状態において、操作ハンドル6を操作すると、操作力は、レバー作動円盤100を介してハンドルロック部Dのスライド片作動レバー62に伝達されるが、ロックピン孔66,67のストッパ面66a,67aがロックピン78,79に突き当たるので、ロック用スライド片60の後方への移動が阻止される。
したがって、操作ハンドル6の排出操作がロックされ、商品排出用の円筒カム105を回転させることができない。その結果、商品が排出されることはない。
コイン投入口3から必要なコインW,Xを投入すると、コインW,Xは第1のコイン選別部A1,第2のコイン選別部A2,第3のコイン選別部A3を経て、コイン通路9c,9eを経てコイン収容部Bへ落下する。そして、コインW,Xは、図9に2点鎖線で示したように、スライドブロック21,23のコインストッパ21a,23aに留められる。コインW,Xが所定枚数(図9では、1枚)収容されると、最上位のコインW,Xの上端は、ロック用スライド片60のカム92,93の後方に位置することになる。
なお、コイン投入口3から投入された対象外のコインY,Zは、コイン通路9d、9fを経てコイン進路変更部Cに導かれ、開成されているフラップ45,46によって第1の孔42及び第2の孔43に飲み込まれ該コイン進路変更部Cのコイン返却通路41を経てコイン返却口4に戻される。
この状態で、操作ハンドル6を初動させると、操作力は、レバー作動円盤100を介してスライド片作動レバー62に伝達され、ロック用スライド片60が後方へ動作する。すると、ロックレバー76,77のカム92,93がコインW,Xの上端に倣って動作(摺接)してコインW,Xを乗越え、遊動片88,89が上動し、ロックレバー76,77が上動する。それに伴って、ロックレバー76,77のロックピン78,79が上動して、ストッパ面66a,67aの移動域から外れる。
したがって、ロック用スライド片60は、さらに後方への移動が許容される。そこで、操作ハンドル6を排出操作することによって、図21に示すように、ロック用スライド片60が後方へ移動するので、操作ハンドル6は阻止されることなく回転し、商品が商品排出口2へ排出される。
ロック用スライド片60が後方へ移動されると、該ロック用スライド片のカム片72,73は、コインストッパ解放レバー31及びコイン進路変更レバー51を動作させる(図21参照)。
コイン進路変更レバー51が動作すると、該レバーは、押下片50を押し下げ、その先端でコイン進路変更部Cのフラップ作動レバー49を動作させる。そして、このフラップ作動レバー49は、軸47を介してフラップ45,46を閉成させる。
一方、コインストッパ解放レバー31が動作すると、該レバーは、リンク27を介してガイドロッド20bを回動させ、また、リンク32,28を介してガイドロッド22bを回動させる。そして、ガイドロッド20b、22bは、コインW,Xをコイン収容部Bに留めていたコインストッパ21a,23aをコイン通路9c,9eから退避させ、コインW,Xをコイン進路変更部Cへ落下させる。
したがって、コインW,Xはそのまま落下して金庫44へ導かれる。
そして、操作ハンドル6が1回転すると、スライド片作動レバー62の下端は、レバー作動円盤100の切欠き102に落ち込み、それに伴って、ねじりコイルばね64の付勢力によって、ロック用スライド片60は初期位置に復帰する。
また、この商品排出機において、カードSを使用して商品を排出させるには、カードSをカード読取器に挿入し、押込片131を動作させればよい。
押込片131が動作すると、押込片131によってロック解除片120が後方へ動作する。そして、ロック解除片120が、図19に示した位置に停止する。この状態においては、カム125,126がロックピン78,79の手前に位置する。また、係合条片127の前端には、係合レバー128の係合爪128aが係合し、それによってロック解除片120は、ロック用スライド片60に一体化する。この状態で、操作ハンドル6を排出操作すると、カム125,126によって、ロックピン78,79が押し上げられ、それらのロックピンはストッパ面66a,67aの移動域から外れる。
したがって、ロック用スライド片60は後方へ動作し、商品が商品排出口2へ排出される。なお、ロック用スライド片60が後方へ動作すると、それに伴って、ロックピン78,79は、ガイド用スライド片60に対して相対的に前方へ移動する。そして、ロックピン79が係合レバー128に突き当たり、該レバー128を、図19において反時計方向に回動させる。したがって、係合レバー128の係合爪128aがロック解除片120の係合条片127から外れ、ロック解除片120はロック用スライド片60から解放される。それに伴って、ロック解除片120はばね129の付勢力によって前方へ動作する。
そして、操作ハンドル6が1回転すると、スライド片作動レバー62の下端は、レバー作動円盤100の切欠き102に落ち込み、それに伴って、ねじりコイルばね64の付勢力によって、ロック用スライド片60は初期位置に復帰する。
また、この商品排出機1では、コイン収容部B−1,B−2の少なくとも一方の設定枚数を0(ゼロ)枚として、商品を排出させることもできる。
この場合、コイン収容部Bにおけるスライドブロック21,23を上方へ移動させ、そのロック解除片21b,23bをロック用スライド片60における遊動片88,89のカム90,91の後方に位置させる(図3及び図9参照)。
ここで、ロック用スライド片60が動作すると、カム90,91がロック解除片21b、23bの上端を倣って乗り超えることで、遊動片88,89が上動し、それによってロックピン78,79が動作し、ロック用スライド片60のロックが解除される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことはいうまでもない。
例えば、コイン収容部として操作ハンドル6と連動して回転する2つの回転体それぞれに切欠きを設け、その切欠きをコイン収容部として構成し、2つの切欠きにそれぞれ設定枚数のコインが収容された際に、操作ハンドルを回転可能とするように構成してもよい。
また、上記実施形態では、商品としてカード玩具を排出するものについて説明したが、本発明はカプセル玩具その他の玩具や、食品、例えばガムやキャラメルなどを排出するものにも適用可能である。
また、上記実施形態では、コイン収容部Bにおいて主面が面一となるように上下方向に並べ、この最上のコインの上端を摺接する動作部材によって、コインが設定枚数に達したかどうかを検出するようにしたが、例えば、コイン収容部にコインを重畳させるように収容し、その重畳されたコインの中の1つのコイン主面に摺接する動作部材によってコイン枚数が設定枚数に達したかどうかを検出するようにしてもよい。
本発明に係る商品排出機の外観を概念的に示した斜視図である。 図1に示した商品排出機の内部に設置されるハンドル操作機構ユニットを概念的に示した斜視図である。 図2に示したハンドル操作機構ユニットの一部を切欠いて示した正面図である。 ハンドル操作機構ユニットのコイン通路を示した正面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 第3のコイン選別部を示した斜視図である。 第3のコイン選別部におけるコイン選別作用を説明するための正面図である。 コイン収容部のスライドブロックを概念的に示した斜視図である。 図2におけるIX−IX線断面図である。 図3におけるX−X線断面図である。 ハンドルロック部を構成する要素を概念的に示した分解斜視図である。 ハンドルロック部のスライド片を組付けた状態を示した正面図である。 ハンドル操作部の一部分を概念的に示した斜視図である。 ハンドル操作部の他の部分を概念的に示した斜視図である。 ハンドル操作部の初期状態を示した説明図である。 ハンドル操作部の動作途中状態を示した説明図である。 ハンドル操作部の動作を制限する回転制限部を示した模式図で、操作ハンドルの非作動状態を示している。 ハンドル操作部の動作を制限する回転制限部を示した模式図で、操作ハンドルの動作初期状態を示している。 ハンドル操作部の動作を制限する回転制限部を示した模式図で、操作ハンドルの動作初期状態を経過した状態を示している。 ハンドル操作部の動作を制限する回転制限部を示した模式図で、操作ハンドルの動作終期状態状態を示している。 ハンドル操作部の動作を制限する回転制限部を示した模式図で、ロック用スライド片が途中で停止した状態で、操作ハンドルを回転させた場合の状態を示している。 コインによらずに操作ハンドルのロックを解除するためのロック解除部を示した正面図である。 ロック解除部において、ロック解除片が作動された状態を示した正面図である。 ボードの裏面に構成されたリセット部を示した裏面図である。 ハンドルロック部が作動された状態を示した正面図である。
符号の説明
1 商品排出機
3 コイン投入口
5 カード挿入口
6 操作ハンドル
7 ハンドル操作機構ユニット
A コイン選別部
A1 第1のコイン選別部
A2 第2のコイン選別部
A3 第3のコイン選別部
B コイン収容部
B1 第1のコイン収容部
B2 第2のコイン収容部
C コイン進路変更部
D 第1のハンドルロック部
60 ロック用スライド片
66,67 ロックピン孔
78,79 ロックピン
E 第1のハンドルロック解除部
F 回転制限部(回転制限手段)
G 第2のハンドルロック部
134 駆動装置
H リセット部

Claims (3)

  1. 操作ハンドルの排出操作によって商品を排出する商品排出機において、前記操作ハンドルの排出操作をロックする第1の状態とそのロックを解除する第2の状態とを取り得、且つ初期状態で前記第1の状態を取り当該操作ハンドルをロックする第1のハンドルロック機構と、商品購入申込み入力に基づいて前記ハンドルロック機構を前記第2の状態に移行させて当該ハンドルロック機構によるロックを解除させ前記操作ハンドルの排出操作を許容するハンドルロック解除機構と、前記操作ハンドルの排出操作に伴って前記第1のハンドルロック機構を前記第2の状態から前記第1の状態に移行させるロック状態復帰機構とを備え、さらに、前記操作ハンドルの排出操作に伴ってなされる前記第1のハンドルロック機構の前記第2の状態から前記第1の状態への移行が妨げられた状態となったときに前記操作ハンドルのその後の排出操作をロックする第2のハンドルロック機構を備えることを特徴とする商品排出機。
  2. 前記第2のハンドルロック機構は、外周の一部に第1の係合部を有し前記操作ハンドルの操作に連動して回転動作する回転体と、前記第1のハンドルロック機構の前記第1の状態から前記第2の状態への移行に伴って第1の位置から第2の位置に移行し、前記第2の位置から前記第1の位置への移行は前記第1のハンドルロック機構の状態とは無関係に所定の付勢力によって行われる動作部材と、前記回転体の前記第1の係合部と係合可能でその係合状態で前記回転体の回転ひいては前記操作ハンドルの排出操作を阻止可能な第2の係合部を有し、且つ当該第2の係合部が前記回転体の外周に対して離間して前記第1の係合部と係合不能となる離間状態と当該第2の係合部が当該回転体の外周に対して接近して当該第1の係合部と係合可能となる接近状態とを取り得る係合部材とを備え、前記係合部材は、、前記動作部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移行に伴って前記接近状態から前記離間状態へ移行し前記操作ハンドルの排出操作に伴って前記離間状態から前記接近状態へ移行する一方で、前記接近状態にあるときに前記動作部材の前記第2の位置から前記第1の位置への移行を妨げない構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の商品排出機。
  3. 商品購入申込み入力としてコインを投入する形式の商品排出機であって、前記動作部品の位置に基づいてコイン通路を切り替えてコインを金庫とコイン返却口とに振り分けるコイン通路切替機構を備え、前記コイン通路切替機構は、前記第2の位置にあるときにコインを金庫に導くようになっていることを特徴とする請求項2に記載の商品排出機。
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