JP3206277U - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単な構成で、コインを選別するとともに、同じコインが複数枚投入されることを防止する機能を持った電気等の駆動力を必要とせずに動作可能な自動販売機を提供する。【解決手段】コインを投入するためのコイン投入口3と、コイン投入口3を端部とするコインが通過するスロープであるコインガイド4と、コインガイド4の他の端部であり、コインを一時停留する一時停留エリア7と、一時停留エリア7に駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動されるコイン投入停止手段6と、基準となる位置から移動または回転させることで、販売物を排出させるための排出レバー1と、コインの落下エネルギーにより駆動され、排出レバー1の動きを制約する排出レバー制約手段2と、一時停留エリア7からコインが落下するための経路の開閉を行う一時停留エリア開閉手段8とを備えたものである。【選択図】図1
Description
本考案は、自動販売機に関するものであり、特に簡易な構成で投入するコインの選別が可能な自動販売機に関する。
一般の自動販売機に設けられているコインの選別は、コインの形状、重さ、電気抵抗、磁気的な反発力といったコインの持つ様々な特性を用いている。例えば、コインの形状を用いる一例として、コイン選別するための選別窓をコインの軌道に設けているものがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1においては、一定の厚みや直径以下のコインを選択窓から選別し、返却することが可能である。一方、一定の厚みや直径以上のコインが投入された場合には、そのコインを受領し、自動販売機の所定動作を行わせることが可能である。
しかし、一定の厚みや直径以上の大きさを持つ同じコインが複数投入されても、選択窓から選別されないため、過剰な枚数投入された同じコインを返却するための機構を別途設ける必要があった。そのため、より複雑な機構が必要であった。
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、極めて簡単な構成で、コインを選別するとともに、同じコインが複数枚投入されることを防止する機能を持った自動販売機を提供するものであり、特に、電気等の駆動力を必要とせずに動作可能な自動販売機を提供するものである。
本考案に係る自動販売機は、コインを投入するためのコイン投入口と、当該コイン投入口を端部とするコインが通過するスロープであるコインガイドと、当該コインガイドの他の端部であり、コインを一時停留する一時停留エリアと、当該一時停留エリアに駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動されるコイン投入停止手段と、基準となる位置から移動または回転させることで、販売物を排出させるための排出レバーと、上記一時停留エリアに駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動され、当該排出レバーの動きを制約する排出レバー制約手段と、上記一時停留エリアからコインが落下するための経路の開閉を行う一時停留エリア開閉手段とを備えた自動販売機であって、上記コインガイドは、一定のコインの幅または直径より小さいコインを当該コインガイドの外に落下させるための開口である選別窓を有し、上記コイン投入停止手段は、上記一時停留エリアにコインが停留している際には、上記コイン投入口を封鎖し、上記一時停留エリアに上記コインが停留していない際には、上記コイン投入口を開放し、上記排出レバー制約手段は、上記一時停留エリア7にコインが停留している際には、上記排出レバーを可動状態にし、上記一時停留エリアにコインが停留していない際であって且つ上記排出レバーが上記基準となる位置にあるときには、上記排出レバーを可動不可能な状態にし、一時停留エリア開閉手段は、上記排出レバーが上記基準となる位置から移動または回転した際に開放状態になることを特徴とする。
特に、本考案に係る自動販売機は、上記排出レバーの回転に伴い揺動する紙排出手段をさらに備え、当該紙排出手段は、当該紙排出手段の揺動に伴い所定の位置範囲内で回転するローラーと、当該ローラーの回転に伴い上下する押圧部とを備えたことを特徴とする。
また、本考案に係る自動販売機は、並進可動する永久磁石と、当該永久磁石に設けられた弾性手段とを有する筐体ロック手段をさらに備えたことを特徴とする。
さらに、本考案に係る自動販売機は、照明をさらに備えたことを特徴とする。
本考案に係る自動販売機は、極めて簡易な構成で、一種類のコインによる販売を可能とするものであり、電気等の駆動源も必要としないため、配置の自由度が著しく向上する。すなわち、コインの落下のエネルギーと、排出レバーを引くエネルギーのみで、コイン選択や販売物の排出を行うことができるという大きな特長を有している。また、小型化も容易である。
この自動販売機として適切な利用目的は多々あるが、例えば、タクシーの後部座席に接地し、新聞や小雑誌、おみくじ等の販売を行うことができる。タクシーの後部座席のように、電源を設けることが難しく、且つ狭い場所であっても、小型の自動販売機として設置することが容易である。また、電池式のLED照明を設ければ、夜でも利用することができる。
実施の形態.
本考案に係る自動販売機の構成等に関して、以下において、図面を用いて説明する。なお、以下の説明は本考案に関する良好な一例を開示するものであり、本考案が当該実施の形態に限定されるものではない。例えば、以下の実施の形態においては、紙等のシート状物を販売する自動販売機を一例として紹介するが、その他の形状の物品を販売できる自動販売機であっても良い。
本考案に係る自動販売機の構成等に関して、以下において、図面を用いて説明する。なお、以下の説明は本考案に関する良好な一例を開示するものであり、本考案が当該実施の形態に限定されるものではない。例えば、以下の実施の形態においては、紙等のシート状物を販売する自動販売機を一例として紹介するが、その他の形状の物品を販売できる自動販売機であっても良い。
<全体構成>
図1を用いて、自動販売機の全体構成を説明する。
自動販売機は、コインを投入するためのコイン投入口3と、このコイン投入口3を端部とするコインが通過するスロープであるコインガイド4と、このコインガイド4のもう一方の端部であり、コインを一時停留する一時停留エリア7と、この一時停留エリア7に駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動されるコイン投入停止手段6と、基準となる位置から移動または回転させることで、販売物を排出させるための排出レバー1と、一時停留エリア7に駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動され、排出レバー1の動きを制約する排出レバー制約手段2と、一時停留エリア7からコインが落下するための経路の開閉を行う一時停留エリア開閉手段8とを、主な構成として備えている。
図1を用いて、自動販売機の全体構成を説明する。
自動販売機は、コインを投入するためのコイン投入口3と、このコイン投入口3を端部とするコインが通過するスロープであるコインガイド4と、このコインガイド4のもう一方の端部であり、コインを一時停留する一時停留エリア7と、この一時停留エリア7に駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動されるコイン投入停止手段6と、基準となる位置から移動または回転させることで、販売物を排出させるための排出レバー1と、一時停留エリア7に駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動され、排出レバー1の動きを制約する排出レバー制約手段2と、一時停留エリア7からコインが落下するための経路の開閉を行う一時停留エリア開閉手段8とを、主な構成として備えている。
コインガイド4は、一定のコインの厚みまたは直径より小さいコインをコインガイド4の外に落下させるための開口である選別窓4aを有している。図1においては、コインは横に寝た状態でコインガイド4を滑っていく。そして、コインガイド4の途中に点線で囲んで示すように、幅Wを有する開口である選別窓を設けているので、直径が小さなコインは、コインガイド4の外に落下し、コイン返却口5に落ちる。また、コイン投入口の直径をWよりも大きな所定の直径W2とすれば、直径がWからW2のコインのみを選別することが可能となる。
さらに、コインを立てた状態で滑らすようにすれば、同様の機構で、厚みでコインの選別が可能となる。
さらに、コインを立てた状態で滑らすようにすれば、同様の機構で、厚みでコインの選別が可能となる。
コイン投入停止手段6は、一時停留エリア7にコインが停留している際には、コイン投入口3を封鎖し、一時停留エリア7に上記コインが停留していない際には、上記コイン投入口3を開放するものである。コイン投入停止手段6は、回転軸6aを中心に回転し、また、図示しないばね等の弾性機構により、図1において時計回りに付勢されている。
排出レバー制約手段2は、一時停留エリア7にコインが停留している際には、排出レバー1を可動状態にし、一時停留エリア7にコインが停留していない際であって且つ排出レバー1が基準となる位置にあるときには、上記排出レバー1を可動不可能な状態にするものである。排出レバー制約手段2は、回転軸2aを中心に回転し、また、図示しないばね等の弾性機構により、図1において反時計回りに付勢されている。
一時停留エリア開閉手段8は、排出レバー1が基準となる位置から移動または回転した際に開放状態になるものである。一時停留エリア開閉手段8は、図1において、紙面の上下を回転軸として回転し、また、図示しないばね等の弾性機構により、図1において左回りに付勢されている。
排出レバー1も、図示しないばね等の弾性機構により、図1において上部が後方に回転するように付勢されている。
なお、排出レバー1等にLED等の照明1aを設けても良い。暗部においても排出レバー1やコイン投入口3の位置が分かり、操作が可能となる。また、販売物である紙に書かれた文字を読み取ることができる。自動販売機は電気等の駆動エネルギーを必要とせず駆動できるため、照明1aは電池駆動が望ましい。
排出レバー1も、図示しないばね等の弾性機構により、図1において上部が後方に回転するように付勢されている。
なお、排出レバー1等にLED等の照明1aを設けても良い。暗部においても排出レバー1やコイン投入口3の位置が分かり、操作が可能となる。また、販売物である紙に書かれた文字を読み取ることができる。自動販売機は電気等の駆動エネルギーを必要とせず駆動できるため、照明1aは電池駆動が望ましい。
次に、排出レバー1を引いた際に駆動される紙排出手段について説明する。
自動販売機は、排出レバー1の移動または回転に伴い並進する紙排出手段をさらに備えている。
図1においては、排出レバー1が排出レバー回転軸2を回転軸として回転する場合を示している。排出レバー回転軸2は、紙排出手段を構成する揺動部10の回転軸になっている。したがって、揺動部10は、排出レバー1の回転に伴い、筐体内壁に接触しながら揺動する。この揺動部10には回転するローラー11が設けられている。そして、ローラー11には棒状態である2本の押圧部支持体12が固定され、その多端に押圧部13が設けられている。
また、それらの上部にはストッパー14が設けられている。さらにその上部には、紙ガイド15が設けられ、複数枚の紙が設置できるようになっている。この紙は、押圧部13により排出口16より筐体外部に排出される。
自動販売機は、排出レバー1の移動または回転に伴い並進する紙排出手段をさらに備えている。
図1においては、排出レバー1が排出レバー回転軸2を回転軸として回転する場合を示している。排出レバー回転軸2は、紙排出手段を構成する揺動部10の回転軸になっている。したがって、揺動部10は、排出レバー1の回転に伴い、筐体内壁に接触しながら揺動する。この揺動部10には回転するローラー11が設けられている。そして、ローラー11には棒状態である2本の押圧部支持体12が固定され、その多端に押圧部13が設けられている。
また、それらの上部にはストッパー14が設けられている。さらにその上部には、紙ガイド15が設けられ、複数枚の紙が設置できるようになっている。この紙は、押圧部13により排出口16より筐体外部に排出される。
筐体は上部と下部から構成され、それらをロックするための筐体ロック手段が設けられている。筐体ロック手段は、ばね等の弾性手段17と、この弾性手段に一端に固定された永久磁石18と、永久磁石に固定されたロック板19からなる機構が筐体下部にもうけられ、筐体上部に固定されたロックバー20との相対位置が変化することにより、ロック状態またはロック解除状態になりうる。筐体下部の側面壁にはカギを挿入するためのかぎ穴21が設けられている。
<動作>
次に、図2から図8を用いて、自動販売機の動作について説明する。
まず、図2は、コイン投入直後の状態を示す図である。コイン投入口3から投入されたコインは、コインガイド4に沿って滑り、選別窓4aに達する。コインの直径が選別窓4aの開口幅Wよりも小さい場合、選別窓4aから下に落ち、コインを返却するための返却口5に達する。
一方、コインの直径が選別窓4aの開口幅Wよりも大きい場合、そのまま選別窓4aを通過する。
次に、図2から図8を用いて、自動販売機の動作について説明する。
まず、図2は、コイン投入直後の状態を示す図である。コイン投入口3から投入されたコインは、コインガイド4に沿って滑り、選別窓4aに達する。コインの直径が選別窓4aの開口幅Wよりも小さい場合、選別窓4aから下に落ち、コインを返却するための返却口5に達する。
一方、コインの直径が選別窓4aの開口幅Wよりも大きい場合、そのまま選別窓4aを通過する。
図3は、選別窓4aを通過したコインがコインガイド4に沿って滑り、一時停留エリア7に達し、コイン投入停止手段7の駆動部を落下のエネルギーにより駆動した際の図である。コイン投入停止手段6は、回転軸6aを中心に回転するため、コインにより押された端部である駆動部が下がると、多端が上がり、コイン投入口3付近を封鎖する。これにより、コインをさらに投入することができなくなる。
図4は、コインが一時停留エリア7内の底である一時停留エリア開閉手段8まで達した際の図である。コインは、コイン投入停止手段7の駆動部に続き、排出レバー制約手段2の駆動部を落下のエネルギーにより駆動する。排出レバー制約手段2は、回転軸2aを中心に回転するため、コインにより押された端部である駆動部が下がると、多端が上がる。これにより、排出レバー1を回転できる状態になる。
図5は、排出レバー1を回転させた状態、すなわち、排出レバー1の上部を手前に引いた状態である。排出レバー1は回転止め1cにより後方への回転は行えない。前方への回転は、排出レバー制約手段2が回転した状態にあるため可能となり、例えば、排出レバー1の上部を手前に引くことで、排出レバー1を回転させることができる。
排出レバー1を回転させると、排出レバー1が一時停留エリア開閉手段8の左側を図5において紙面奥側に押し、回転させる。これにより、一時停留エリア7の底部となっていた一時停留エリア開閉手段8の右側が回転し、コインはコイン受け9へと落下する。
コイン9が一時停留エリア7から落下したことで、コイン投入停止手段6は図示しない弾性手段により、元の位置に復帰し、コインを投入できる状態になる。また、排出レバー制約手段2も図示しない弾性手段により、元の位置に復帰しようとするが、排出レバー1に当たるため、完全には復帰できない。例えば、排出レバー1の紙面奥側の厚みを十分に厚くしておく等により、排出レバー1を回転させても、排出レバー制約手段2が元の位置に戻らないようにできる。そして、排出レバー1が元の位置に復帰した際には、排出レバー制約手段2も元の位置に復帰する。
コイン9が一時停留エリア7から落下したことで、コイン投入停止手段6は図示しない弾性手段により、元の位置に復帰し、コインを投入できる状態になる。また、排出レバー制約手段2も図示しない弾性手段により、元の位置に復帰しようとするが、排出レバー1に当たるため、完全には復帰できない。例えば、排出レバー1の紙面奥側の厚みを十分に厚くしておく等により、排出レバー1を回転させても、排出レバー制約手段2が元の位置に戻らないようにできる。そして、排出レバー1が元の位置に復帰した際には、排出レバー制約手段2も元の位置に復帰する。
排出レバー1の回転軸である排出レバー回転軸1bは、揺動部10の回転軸でもあるので、排出レバー1の回転に伴い、揺動部10も揺動する。図6および図7を用いて、揺動部10が揺動することにより、紙が排出される工程について説明する。
排出レバー1が回転する前の状態、ずなわち図1に示す排出レバの位置を基準となる位置と呼ぶことにする。図6(a)は、排出レバー1が基準となる位置にいるときの状態である。ローラー11は筐体の内底から少し浮いた状態にある。排出レバー1を基準となる位置から回転すると、ローラー11は図のAで示す矢印方向に揺動する。
図6(b)は、揺動により図のAで示す矢印方向に揺動し、ローラー11が筐体の内底に接地し、さらに移動した状態である。ローラー11は樹脂等の微変形可能な材質で構成されているので、揺動の所定の範囲内で、筐体の内底に接地した状態を保ちながら移動できる。ローラー11が筐体の内底に接地した状態においては、ローラー11は矢印Bで示す方向に回転するため、押圧部13が上に持ち上がる。
ローラー11が筐体の内底に接地し、さらに移動した状態が図6(c)であり、押圧部13が紙に当接し、紙を1枚だけ右側に引き出す。図7(a)は、さらにローラー11が矢印A方向に移動し、紙が排出口16まで引き出された状態を表している。
図7(b)は、さらにローラー11が矢印A方向に移動し、ローラー11が筐体の内底からわずかに浮き上がった状態である。ローラー11が筐体の内底から浮き上がると、ローラ11はフリーに回転できるようになるため、押圧部13の上方への圧力はなくなり、紙から離れる。この状態は、排出レバー1を十分に引いた状態である。
排出レバー1から手を放すと、付勢手段により、排出レバー1は元の基準位置に向かい回転する。それにより、ローラー11は図7(f)に示す矢印A1方向に戻り始める。戻る過程において、ローラー11が筐体の内底に接地し、ローラー11はB1で示す矢印方向に回転するため、押圧部13は下方に下がる。
以上のような動作により、紙が排出される。
以上のような動作により、紙が排出される。
次に、筐体のロック機構について、図8を用いて説明する。
図8(a)はロック状態であり、筐体上部に固定されたロックバー20がロック板19から外れないため、筐体の上部と下部が結合状態にある。なお、このロック機構の反対側等は、例えば、筐体上部の側面にもうけられた爪が、筐体下部の受け部と噛むようにしておけば、ロック機構は1か所にだけ設ければよい。
図8(b)は、カギ穴21にカギを挿入し、ロックを解除した状態である。カギの先端には永久磁石が設けられ、ロック機構内にある磁石18と同極が対抗するようになっている。したがって、磁石18は反発力を受けて右側に移動する。これにより、ロックバー20がロック板19から抜ける状態になる。
図8(a)はロック状態であり、筐体上部に固定されたロックバー20がロック板19から外れないため、筐体の上部と下部が結合状態にある。なお、このロック機構の反対側等は、例えば、筐体上部の側面にもうけられた爪が、筐体下部の受け部と噛むようにしておけば、ロック機構は1か所にだけ設ければよい。
図8(b)は、カギ穴21にカギを挿入し、ロックを解除した状態である。カギの先端には永久磁石が設けられ、ロック機構内にある磁石18と同極が対抗するようになっている。したがって、磁石18は反発力を受けて右側に移動する。これにより、ロックバー20がロック板19から抜ける状態になる。
<他の構成>
以上に示した構成は一例であり、その他の構成により同様の動作を実現しても良い。
また、以上に示した自動販売機はワンコインによる販売に適したものである。ただし、複数の同一コインによる販売も可能である。その構成を図9に示す。図9においては、一時停留エリア開閉手段8の位置をコインの直径だけ下に下げている。このようにすることで、2枚目のコインが投入された際に、排出レバー1を駆動できるようになる。さらに、一時停留エリア開閉手段8の位置を下げれば、3枚以上の同一コインによる販売も可能となる。
以上に示した構成は一例であり、その他の構成により同様の動作を実現しても良い。
また、以上に示した自動販売機はワンコインによる販売に適したものである。ただし、複数の同一コインによる販売も可能である。その構成を図9に示す。図9においては、一時停留エリア開閉手段8の位置をコインの直径だけ下に下げている。このようにすることで、2枚目のコインが投入された際に、排出レバー1を駆動できるようになる。さらに、一時停留エリア開閉手段8の位置を下げれば、3枚以上の同一コインによる販売も可能となる。
<本考案のまとめ>
最後に、本考案の特長や有効な利用目的について述べる。
本考案の自動販売機は、極めて簡易な構成で、一種のコインによる販売を可能とするものであり、電気等の駆動源も必要としないため、配置の自由度が著しく向上する。すなわち、コインの落下のエネルギーと、排出レバーを引くエネルギーのみで、コイン選択や販売物の排出を行うことができるという大きな特長を有している。また、小型化も容易である。
最後に、本考案の特長や有効な利用目的について述べる。
本考案の自動販売機は、極めて簡易な構成で、一種のコインによる販売を可能とするものであり、電気等の駆動源も必要としないため、配置の自由度が著しく向上する。すなわち、コインの落下のエネルギーと、排出レバーを引くエネルギーのみで、コイン選択や販売物の排出を行うことができるという大きな特長を有している。また、小型化も容易である。
この自動販売機として適切な利用目的は多々あるが、例えば、タクシーの後部座席に接地し、新聞や小雑誌、おみくじ等の販売を行うことができる。タクシーの後部座席のように、電源を設けることが難しく、且つ狭い場所であっても、小型の自動販売機として設置することが容易である。また、電池式のLED照明を設ければ、夜でも利用することができる。
1 排出レバー
1a 照明
1b 排出レバー回転軸
2 排出レバー制約手段
2a 回転軸
3 コイン投入口
4 コインガイド
4a 選別窓
5 返却口
6 コイン投入停止手段
6a 回転軸
7 一時停留エリア
8 一時停留エリア開閉手段
9 コイン受け
10 運動変換部
11 ローラー
12 押圧部支持体
13 押圧部
14 ストッパー
15 紙ガイド
16 排出口
17 弾性体
18 磁石
19 ロック板
20 ロックバー
21 かぎ穴
1a 照明
1b 排出レバー回転軸
2 排出レバー制約手段
2a 回転軸
3 コイン投入口
4 コインガイド
4a 選別窓
5 返却口
6 コイン投入停止手段
6a 回転軸
7 一時停留エリア
8 一時停留エリア開閉手段
9 コイン受け
10 運動変換部
11 ローラー
12 押圧部支持体
13 押圧部
14 ストッパー
15 紙ガイド
16 排出口
17 弾性体
18 磁石
19 ロック板
20 ロックバー
21 かぎ穴
Claims (4)
- コインを投入するためのコイン投入口と、
当該コイン投入口を端部とするコインが通過するスロープであるコインガイドと、
当該コインガイドの他の端部であり、コインを一時停留する一時停留エリアと、
当該一時停留エリアに駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動されるコイン投入停止手段と、
基準となる位置から移動または回転させることで、販売物を排出させるための排出レバーと、
上記一時停留エリアに駆動部が設けられ、コインの落下エネルギーにより駆動され、当該排出レバーの動きを制約する排出レバー制約手段と、
上記一時停留エリアからコインが落下するための経路の開閉を行う一時停留エリア開閉手段と
を備えた自動販売機であって、
上記コインガイドは、一定のコインの幅または直径より小さいコインを当該コインガイドの外に落下させるための開口である選別窓を有し、
上記コイン投入停止手段は、上記一時停留エリアにコインが停留している際には、上記コイン投入口を封鎖し、上記一時停留エリアに上記コインが停留していない際には、上記コイン投入口を開放し、
上記排出レバー制約手段は、上記一時停留エリア7にコインが停留している際には、上記排出レバーを可動状態にし、上記一時停留エリアにコインが停留していない際であって且つ上記排出レバーが上記基準となる位置にあるときには、上記排出レバーを可動不可能な状態にし、
一時停留エリア開閉手段は、上記排出レバーが上記基準となる位置から移動または回転した際に開放状態になる
ことを特徴とする自動販売機。 - 上記排出レバーの回転に伴い揺動する紙排出手段をさらに備え、
当該紙排出手段は、
当該紙排出手段の揺動に伴い所定の位置範囲内で回転するローラーと、
当該ローラーの回転に伴い上下する押圧部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 並進可動する永久磁石と、
当該永久磁石に設けられた弾性手段と
を有する筐体ロック手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。 - 照明をさらに備えた、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003063U JP3206277U (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003063U JP3206277U (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3206277U true JP3206277U (ja) | 2016-09-08 |
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ID=56856022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016003063U Expired - Fee Related JP3206277U (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 自動販売機 |
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Country | Link |
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2016
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Legal Events
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