JP2008026852A - 光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の光源を用いて1画素を形成する場合に、複数の光源によるビーム広がりがあっても、副走査方向に隣接するライン(画素)への影響を少なくする。
【解決手段】 少なくとも副走査方向に異なる位置に配置されたN個の光源を有する光走査装置であって、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔は第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きいことを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置に関する。
図27は電子写真プロセスを利用したレーザプリンタ,デジタル複写機等の一般的な画像形成装置の構成例を示す図である。図27を参照すると、光源ユニットである半導体レーザユニット1001から発光されたレーザ光は、回転するポリゴンミラー1002により偏向走査(スキャン)され、走査レンズ(fθレンズ)1003を介して被走査媒体である感光体1004上に光スポットを形成し、その感光体1004を露光して静電潜像が形成される。このとき、位相同期回路1009は、クロック生成回路1008により生成された変調信号を、ポリゴンミラー1002により偏向走査された半導体レーザの光を検出するフォトディテクタ1005に同期した位相に設定する。すなわち、位相同期回路1009では、1ライン毎に、フォトディテクタ1005の出力信号に基づいて、位相同期のとられた画像クロック(画素クロック)を生成して、画像処理ユニット1006とレーザ駆動回路1007へ供給する。このようにして、半導体レーザユニット1001は、画像処理ユニット1006により生成された画像データと位相同期回路1009により1ライン毎に位相が設定された画像クロックに従い、レーザ駆動回路1007を介して半導体レーザの発光時間をコントロールすることにより、被走査媒体(感光体)1004上の静電潜像をコントロールすることができる。
ところが近年、印刷速度(画像形成速度)の高速化,画像の高画質化の要求が高まり、それに対して、偏向器であるポリゴンモータの高速化や、レーザ変調の基準クロックとなる画素クロックの高速化で対応してきたが、どちらの高速化にも限界が近づいてきており、従来の方法では対応しきれなくなってきている。
そこで、複数の光源を用いたマルチビームを採用することで、高速化対応がなされている。マルチビームによる光走査方法では、偏向器の偏向により同時に走査できる光束が増えることにより、偏向器であるポリゴンモータの回転速度や、画素クロック周波数の低減が可能となり、高速にかつ安定した光走査及び画像形成が可能となる。
上記マルチビームを構成する光源としては、シングルビームのレーザチップを組み合わせる方法や、複数個の発光素子を一つのレーザチップに組み込んだLDアレイや面発光レーザなどが使用されている(特許文献1,特許文献2を参照)。
特開平7−276704号公報 特開平9−200431号公報
しかしながら、マルチビームを有する光走査装置の従来方式では、一般に1つの光源で1つの画素(1画素)を構成するため、各光源の発光レベルばらつきがそのまま画像の濃度ばらつきにつながるという問題がある。
また、1つの光源で1画素を構成すると、1つの光源で静電潜像を生成するのに必要な光強度が必要となり、大きな電流を半導体レーザに流す必要があって、半導体レーザに大きな電流を流すと、半導体レーザの寿命が短くなってしまうという問題がある。
この問題を解決するため、1つの光源で1画素を構成する場合の画素密度よりも小さい間隔で、電流を少なくし光量を小さくした複数の光源を並べ、電流を少なくし光量を小さくした複数の光源を用いて1画素を形成することが考えられる。
図1には、電流を少なくし光量を小さくした複数の光源を用いて1画素を形成する1つの例が示されている。より詳細に、図1の例では、N個(図1の例では8個)の光源A〜Hが副走査方向に一列に配置され、8個の光源のうち、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(図1の例では4個)の光源を1つの光源群と称するとき、1つの光源群(4個の光源)によって1画素を形成する場合が示されている。すなわち、図1の例では、8個の光源のうち、1番目の光源群(光源A,B,C,D)を用いて1画素を形成し、また、2番目の光源群(光源E,F,G,H)を用いて1画素を形成するようになっている。
しかしながら、図1の例では、N個(図1の例では8個)の光源の副走査方向の配置間隔は、全て等間隔(X1)となっているため(すなわち、各光源群内における光源間の間隔(光源Aと光源B、光源Bと光源C、光源Cと光源D、光源Eと光源F、光源Fと光源G、光源Gと光源Hの間隔)と、各光源群間の間隔(光源Dと光源Eの間隔)とは、全てX1と同じになっているため)、各光源群を構成する4個の光源の光ビームの広がりによって(光源A,B,C,Dによる光ビームの広がりと光源E,F,G,Hによる光ビームの広がりとによって)、図1に示すように、副走査方向に隣接するライン(画素)に影響が出てしまう。
本発明は、複数の光源を用いて1画素を形成する場合に、複数の光源によるビーム広がりがあっても、副走査方向に隣接するライン(画素)への影響を少なくすることの可能な光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、少なくとも副走査方向に異なる位置に配置されたN個の光源を有する光走査装置であって、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との間の副走査方向の間隔(L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔)は第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きいことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記各光源には、半導体レーザが用いられることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の光走査装置において、前記各光源には面発光レーザが用いられることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項2記載の光走査装置において、前記各光源は、半導体レーザアレイとして構成されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項3記載の光走査装置において、前記各光源は、面発光レーザアレイとして構成されていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記第1の間隔X1は、5μm未満であることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の光走査装置において、各光源を駆動制御する光源駆動制御手段を備え、前記光源駆動制御手段は、1つの光源群を構成するM個(N≧2M≧4)の光源の光ビームで1画素が形成されるように各光源の駆動制御を行なうことを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の光走査装置において、第1の間隔X1および第2の間隔X2は、1つの光源群を構成するM個の光源の光ビームの広がりと画素密度とにより調整されることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項7または請求項8記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個(M≧2)の光源の駆動状態を変化させるようになっていることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項7または請求項8記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるための補正データが与えられるとき、前記補正データに応じた量だけ1画素の重心を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個(M≧2)の光源の駆動状態を変化させるようになっていることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項10記載の光走査装置において、副走査画素位置を検出して副走査方向の画素位置補正を行うための補正データを出力するための副走査画素位置検出手段がさらに設けられており、前記光源駆動制御手段は、副走査画素位置検出手段から出力される補正データに応じた量だけ1画素の重心を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個の光源の駆動状態を変化させるようになっていることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために1つの光源群を構成するM個の光源の合計発光時間または合計露光面積が一定となるようにパルス幅変調によって1つの光源群を構成するM個の光源の発光時間比を段階的に変化させるようになっていることを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために1つの光源群を構成するM個の光源の合計露光エネルギーが一定となるようにパワー変調によってM個の光源の発光レベル比を段階的に変化させて1つの光源群を構成するM個の光源の露光エネルギー比を変化させるようになっていることを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために、パルス幅変調とパワー変調とを同時に行なうことによってM個の光源の発光時間比と発光レベル比を段階的に変化させるようになっていることを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔は、第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きく設定され、1つの光源群を構成するM個(N≧2M≧4)の光源の光ビームで1画素が形成されるように各光源の駆動制御を行なうことを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項17記載の発明は、請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置である。
請求項1乃至請求項15記載の発明によれば、少なくとも副走査方向に異なる位置に配置されたN個の光源を有する光走査装置であって、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との間の副走査方向の間隔(L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔)は第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きいので、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成することが可能であって(各光源に流す電流を少なくすることができて、省電力化に貢献でき)、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成する場合にも、光源群(複数の光源)の光ビームの広がりによる隣接ライン(隣接画素)への影響を少なくすることが可能となる。
特に、請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記第1の間隔X1は、5μm未満であるので、画素の解像度は、光学倍率(正確には、走査光学系の副走査方向横倍率)が2倍よりも大きいときに(例えば2.12倍のときに)、約10μm以下となり(副走査方向の光源間ピッチが4.8μmや2.4μmの場合、画素の解像度は10μm(2400dpi)や5μm(4800dpi)となり)、画素の解像度を十分に細かくすることができる。より具体的な例を挙げると、仮想光源列において隣り合う光ビームに対応した光源の副走査方向の配置間隔が例えば4μm以下である場合、画素の解像度は、光学倍率(正確には、走査光学系の副走査方向横倍率)が2.5倍のときに、10μm以下となり(副走査方向のピッチが4μmや2μmの場合、画素の解像度は10μm(2400dpi)や5μm(4800dpi)となり)、画素の解像度を十分に細かくすることができる。
より詳細に、請求項6記載の発明によれば、第1の間隔X1が5μm未満の複数の光源と副走査方向横倍率が|β|>2の走査光学系とを組み合わせることにより、副走査方向の解像度2400dpi以上の高解像度な光書込光学系を実現できる。すなわち、第1の間隔X1が5μm未満の複数の光源と副走査方向横倍率が|β|>2の走査光学系とを組み合わせることにより、副走査方向のアパーチャ径が小さくならないので、光源として面発光レーザ(VCSEL)等の光量の小さい光源を用いても、高解像度の光書込可能な光走査装置を実現できる。さらに、第1の間隔X1が5μm未満の複数の光源と副走査方向横倍率が|β|>2の走査光学系とを組み合わせることにより、被走査面に集光させるレンズを感光体に近づける必要が無いために、被走査面に集光させるレンズを小さく出来て、これにより、容易なレイアウト,低コストな高解像度の光書込可能な光走査装置を実現できる。また、第1の間隔X1が5μm未満の複数の光源と副走査方向横倍率が|β|>2の走査光学系とを組み合わせることにより、シリンドリカルレンズをポリゴンモータに近づける必要が無いために、発熱によるビームスポット径やビームピッチの変動を低減した高解像度の光書込可能な光走査装置を実現できる。
また、請求項9乃至請求項14記載の発明では、請求項7または請求項8記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個(M≧2)の光源の駆動状態を変化させるようになっているので、副走査方向における画素の位置補正をより高精度に行うことができる。すなわち、1つの光源で1画素を形成する場合には、1画素の大きさよりも高い精度での位置ずれ補正ができないが、本発明のように、複数の光源で1画素を形成するときには、副走査方向における画素の位置補正をより高精度に行うことができる。
また、請求項16記載の発明によれば、請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置であるので、良好な(鮮明な)画像を形成できる高精度な画像形成装置の実現が可能となる。
また、請求項17記載の発明によれば、請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置であるので、良好な(鮮明な)画像を形成できる高精度なカラー画像形成装置の実現が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明において、1画素とは、純粋な1画素のことであり(例えば1200dpiの画素とは約21μm角の画素のことを意味し)、ディザマトリックスのように複数の画素(例えば4×4の画素)を合成した結果の1画素を意味するものではない。
また、本発明において、「少なくとも副走査方向に異なる位置に配置された」N個の光源とは、図1や後述の図3のような単なる副走査方向に一列に並んだ光源配置のみならず、例えば後述の図4に示すような光源配置などをも含むものとする。
本発明の光走査装置は、少なくとも副走査方向に異なる位置に配置されたN個の光源を有する光走査装置であって、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群に対して(L+1)番目の光源群は、副走査方向に第2の間隔X2をおいて配置されており(より厳密には、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔は第2の間隔X2となっており)、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きいことを特徴としている。
ここで、各光源には、半導体レーザ(例えば、面発光レーザ)が用いられる。
より具体的に、各光源は、例えば、半導体レーザアレイ(例えば、面発光レーザアレイ)として構成されている。
図2は本発明の光走査装置の構成例を示す図である。図2を参照すると、本発明の光走査装置は、各光源を駆動制御する光源駆動制御手段50を備え、光源駆動制御手段50は、1つの光源群を構成するM個(N≧2M≧4)の光源の光ビームで1画素が形成されるように各光源の駆動制御を行なうようになっている。
図3,図4は本発明の具体例を示す図である。
図3はN個(8個)の光源を副走査方向に一列に並んで配置した場合を示しており、図3には、電流を少なくし光量を小さくした複数の光源を用いて1画素を形成する1つの例が示されている。より詳細に、図3の例では、N個(図3の例では8個)の光源A〜Hが副走査方向に一列に配置され、8個の光源のうち、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(図3の例では4個)の光源を1つの光源群と称するとき、1つの光源群(4個の光源)によって1画素を形成する場合が示されている。すなわち、図3の例では、8個の光源のうち、1番目の光源群(光源A,B,C,D)を用いて1画素を形成し、また、2番目の光源群(光源E,F,G,H)を用いて1画素を形成するようになっている。
図3では、光源Aと光源B、光源Bと光源C、光源Cと光源D、光源Eと光源F、光源Fと光源G、光源Gと光源Hの間隔をX1、光源Dと光源Eの間隔をX2とし、後述のように、ビームの広がり及び画素密度によりX1,X2を調整し、X2>X1となるように配置することにより、光源A,B,C,Dを重ねてできたビームスポットと光源E,F,G,Hを重ねてできたビームスポットが重なることがなくなり、ビーム広がりによる副走査方向に隣接するライン(画素)への影響を少なくする(例えば、なくす)ことができる。
図4はN個(8個)の光源を二次元に配置した場合を示しており、図4にも、電流を少なくし光量を小さくした複数の光源を用いて1画素を形成する1つの例が示されているが、図4の例では、N個(図4の例では8個)の光源A〜Hが二次元に配置され、8個の光源のうち、1番目の光源群(光源A,B,C,D)を用いて1画素を形成し、また、2番目の光源群(光源E,F,G,H)を用いて1画素を形成するようになっている。
図4では、光源Aと光源B、光源Bと光源C、光源Cと光源D、光源Eと光源F、光源Fと光源G、光源Gと光源Hの副走査方向の間隔をX1、光源Dと光源Eの副走査方向の間隔をX2とし、後述のように、ビームの広がり及び画素密度によりX1、X2を調整し、X2>X1となるように配置することにより、光源A,B,C,Dを重ねてできたビームスポットと光源E,F,G,Hを重ねてできたビームスポットが重なることがなくなり、ビーム広がりによる副走査方向に隣接するライン(画素)への影響を少なくする(例えば、なくす)ことができる。
図5は、ビームの広がり及び画素密度によりX1、X2を調整する仕方を説明するための図である(なお、図5の例では、光源配置が図3に示すものとなっている場合が示されている)。図5を参照すると、ビームの広がり及び画素密度(被走査面上での光ビーム間ピッチ)により先ず、間隔X2を決定し、間隔X2を決定した後に、間隔X1を決定することができる。
このように、本発明では、少なくとも副走査方向に異なる位置に配置されたN個の光源を有する光走査装置であって、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との間の副走査方向の間隔(L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔)は第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きいので、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成することが可能であって(各光源に流す電流を少なくすることができて、省電力化に貢献でき)、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成する場合にも、光源群(複数の光源)の光ビームの広がりによる隣接ライン(隣接画素)への影響を少なくすることが可能となる。
なお、図3,図4においては各光源の光量が等しいものとして描いているが、各光源の光量比などを変えることで、重ねてできたビームスポットの重心位置を副走査方向にずらすことも可能であり、これにより、副走査方向の位置補正を高精度に行うこともできる。
すなわち、上記構成の本発明の光走査装置において、光源駆動制御手段50は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるために、M個の光源の駆動状態を変化させるように構成することができる。
より具体的に、本発明の光走査装置において、図6に示すように、光源駆動制御手段50は、1画素の重心を副走査方向に移動させるための補正データが与えられるとき、前記補正データに応じた量だけ1画素の重心を副走査方向に移動させるためにM個の光源の駆動状態を変化させるように構成できる。
より詳細に、本発明の光走査装置は、図7に示すように、副走査画素位置を検出して副走査方向の画素位置補正を行うための補正データを出力するための副走査画素位置検出手段51が設けられているとき、光源駆動制御手段50は、副走査画素位置検出手段51から出力される補正データに応じた量だけ1画素の重心を副走査方向に移動させるためにM個の光源の駆動状態を変化させるように構成できる。
ここで、副走査画素位置検出手段51には、例えば特許第3644923号に記載されている技術を用いることができる。
すなわち、特許第3644923号に記載されているカラー画像形成装置は、搬送ベルトの搬送方向に沿って配列されてそれぞれ異なる色の画像を電子写真方式によって形成する複数の画像形成部と、前記搬送ベルトの搬送方向と直交する主走査方向の中央部と両端部とを含む位置に配列された少なくとも3個以上のセンサと、前記搬送ベルト上において全ての前記センサのそれぞれにより読み取られる位置に前記画像形成部によって各色の位置検出用トナーマークを作成するトナーマーク作成手段と、前記位置検出用トナーマークを読み取った前記センサの出力に基づいてそれらの各センサの位置ごとに基準色に対する他の色の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段とを有しており、この位置ずれ量検出手段を本発明の副走査画素位置検出手段51として用いることができる。
より正確には、本発明の副走査画素位置検出手段51は、特許第3644923号の位置ずれ量検出手段で検出された位置ずれ量に基づいて、副走査方向の画素位置補正を行うための補正データを出力することができる。
図8乃至図12は光源駆動制御手段50によってM個の光源の駆動状態を変化させる仕方の具体例を説明するための図である。
図8は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるためにM個の光源の合計発光時間が一定となるようにM個の光源の発光時間比を変化させる場合の具体例を説明するための図である。図8には、M個の光源が2光源A,Bである場合が示されており、2光源A,Bの発光信号が図の上部に示され、2光源A,Bにより被走査媒体上に走査される光束による走査光量分布が、図の右側方向を主走査方向として図示されている。
図8を参照すると、画素1の場合には光源Bのみが点灯しており、画素1,2,3・・・となるにつれて、光源Bの発光時間が短くなり、光源Aの発光時間が長くなっている。例えば画素4のとき光源A,B共に同じ発光時間点灯しており、この画素を基準画素としたとき、画素5,6,7は図中上方向である副走査方向に画素の重心位置がずれている。逆に、画素3,2,1となるにつれ、図中下方向の副走査方向に画素の重心位置がずれており、2光源の合計発光時間を略一定として、その比率を変えることにより、画素の重心を副走査方向にずらすことができる。例えば画素3において、光源Aの発光時間をTa3、光源Bの発光時間をTb3としたとき、発光時間の和Tall=Ta3+Tb3=Tan+Tbn(nは自然数)=一定となるように露光時間比を変えてやるとする。このとき、例えば前述した特許第3644923号の技術を用いて、トナー画像の副走査方向の位置ずれをパッチ計測により測定し、位置ずれ量を補正するように補正データを与えて上記発光時間の比率を変えてやることにより、副走査方向の画素位置ずれを補正することが可能となる。
また、図9は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるためにM個の光源の合計露光面積が一定となるようにM個の光源の発光時間比を変化させる場合の具体例を説明するための図である。図9には、M個の光源が2光源A,Bである場合が示されており、2光源A,Bの発光信号の比を変えたときの感光体上の露光面積Sa,Sbが、図の右側方向を主走査方向として図示されている。
すなわち、図9では発光信号の発光時間幅を光源Aと光源Bとで変える場合に、各光源A,Bからの発光信号に基づいて光走査装置における感光体上に露光が行われるが、そのときの露光面積を光源A,Bによるものをそれぞれ露光面積Sa,Sbとする。画素3における露光面積をそれぞれSa3,Sb3としたとき、露光面積の和Sall=Sa3+Sb3=Sai+Sbi(iは自然数)=一定となるように発光信号を制御することで、2光源全体での露光面積を一定とすることができる。このとき、1画素あたりの露光面積を変えることなく、露光面積の重心を副走査方向に、光源A,Bの発光信号のここでは発光時間比を変えてやることでずらすことができるようになる。図9の場合も図8と同様に位置ずれ量を補正してやるように発光信号の発光時間比を決めることで、副走査方向の画素位置ずれ補正が可能となる。
また、図10は2光源の発光信号を変えたときの、感光体上の表面電位に関するものである。すなわち、図10では、M個の光源が2光源A,Bの場合が示されており、発光信号の発光時間幅を光源Aと光源Bとで変える場合に、各光源A,Bからの発光信号に基づいて感光体上に露光が行われるが、このとき発光時間,発光レベルにより感光体上には現像閾値を越えた発光量の場合に画素を形成するに足る表面電位が得られる。このときの現像閾値以下となる領域面積を光源A,BによるものをそれぞれSVa,SVbとする。画素3における領域面積をそれぞれSVa3,SVb3としたとき、領域面積の和SVall=SVa3+SVb3=SVai+SVbi(iは自然数)=一定となるように発光信号を制御することで、2光源全体での表面電位による領域面積を一定とすることができる。このとき、1画素あたりの領域面積を変えることなく、領域面積の重心を副走査方向に、光源A,Bの発光信号(例えば図中では発光時間比であり、発光レベルでも可能)を変えてやることで、画素の重心位置をずらすことができる。すなわち、図10の場合も、図8と同様に、位置ずれ量を補正してやるように発光信号の発光時間比を決めることで、副走査方向の画素位置ずれ補正が可能となる。
また、図11には3光源の場合の例が示されている。図8,図9では、2光源の発光信号の発光時間比を変え、かつ2光源での総発光時間、露光面積を略一定とすることで、副走査方向の画素位置ずれを補正するようにしたが、図11の例では、光源A,Bに光源Cを加えることで、M個の光源を3光源としている。また例えば図11の画素6に対して副走査方向に画素位置ずれが発生した場合には、図11の他の画素に示すように光源A,B,Cの発光信号を制御することで、画素の重心位置を副走査方向にずらすことが可能となり、図8と同様に位置ずれ量を補正してやるように発光信号の発光時間比を決めることで、副走査方向の画素位置ずれ補正が可能となる。
また、図12は、複数光源の発光信号の発光レベル比を変えた場合の、走査光の感光体上での露光エネルギーに関するものである。すなわち、図12は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるためにM個の光源の合計露光エネルギーが一定となるようにM個の光源の発光レベル比を変化させてM個の光源の露光エネルギー比を変化させる場合の具体例を説明するための図である。
図12の例では、発光レベル比を変更することで、露光エネルギー量の比を変更するものである。例えば画素3において、光源Aの露光エネルギーをEa3とし、光源Bの露光エネルギーをEb3としたとき、露光エネルギーの和Eall=Ea3+Eb3=Eai+Ebi(iは自然数)=一定となるように発光レベルを決めることで、2光源全体での露光エネルギーを略一定とすることができる。このとき、1画素あたりの露光エネルギーを変えることなく、露光エネルギーの重心を副走査方向に、光源A,Bの発光レベルの比を変えてやることでずらすことができるようになる。このように、図12の場合も図8と同様に位置ずれ量を補正してやるように発光レベル比を決めることで、副走査方向の画素位置ずれ補正が可能となる。
このように、図8乃至図11は発光信号のパルス幅を変えて光源を点灯させた場合(パルス幅変調)で、図12は発光信号のレベルを変えて光源を点灯させた場合(パワー変調)である。
図13,図14は例えば図8の例において2光源A,Bの発光時間を変化させる仕方(光源駆動制御手段50の制御動作例)を説明するための図である。図13では1画素(例えば図8の画素1,画素2,画素3,・・・)を8個のパルスで構成する場合に、光源駆動制御手段50で生成されるパルスの例を画像データと画素イメージで示した図である。図8では、1画素の中央からパルスを形成する例が示されている。ここで、画素イメージは1画素の幅を示しており、画像データ1はその1/8幅の画素、画像データ2は2/8幅、・・・画像データ8は8/8幅という時間幅で定義されているとする。また、図14は図13の画像データと画素イメージ出力の関係に基づいて、図8のように2光源A,Bの発光時間を制御するパターンを示した表である。表の縦軸は2光源A,Bに与える7種類の制御パターン1〜7を表しており、各光源の数字は図13の画像データを表している。
ここで、光源駆動制御手段50は、補正データとして(000)が与えられると図14のパターン1を選択し、また、補正データとして(001)が与えられると図14のパターン2を選択し、また、補正データとして(010)が与えられると図14のパターン3を選択し、また、補正データとして(011)が与えられると図14のパターン4を選択し、また、補正データとして(100)が与えられると図14のパターン5を選択し、また、補正データとして(101)が与えられると図14のパターン6を選択し、また、補正データとして(111)が与えられると図14のパターン7を選択するというように、7種類のパターンのうちの1つを選択するようになっている。例えば補正データとして、(000),(001),(010),(011),(100),(101),(111)が順次与えられると、光源駆動制御手段50は、2光源A,Bの駆動状態を図8に示すように変化させることができる。
このように、図14の制御パターンを、その画素の副走査ドット位置ずれ量に応じて変更することで、図8に示すように画素の重心位置を副走査方向にずらすことが可能となり、位置ずれ量を補正するように制御パターンを選択することで、副走査ドット位置ずれ補正が可能となる。
なお、図13に示すような画像データは、一般に図15に示すようなパルス変調信号生成回路10からパルス幅変調信号PWMとして生成することができる。図15のパルス変調信号生成回路10は、高周波クロック生成回路11と、変調データ生成回路12と、シリアル変調信号生成回路13とから構成されている。ここで、高周波クロック生成回路11では、一般に画像形成装置で必要とされる画素クロックという1画素を表す基本的な周期よりも格段に高速な高周波クロックVCLKを生成する。また、変調データ生成回路12は、図示しない画像処理ユニット等の外部から与えられた画像データに基づいて所望ビットパターンを表す変調データを生成する。また、シリアル変調信号生成回路13は、変調データ生成回路12から出力される変調データを入力して、それを高周波クロックVCLKに基づいてシリアルなパルスパターン列(パルス列)に変換し、パルス幅変調信号PWMとして出力する。例えば外部からの変調データをシリアル変調信号生成回路13へ直接入力するようにすれば、変調データ生成回路12を省略することが出来る。
このようなパルス変調信号生成回路10の最大の特徴は、シリアル変調信号生成回路13に変調データを入力し、画素クロックよりもはるかに高速な高周波クロックに基づき、変調データのビットパターンに対応するパルス列をシリアルに出力してパルス幅変調信号PWMを生成することにある。シリアル変調信号生成回路13には例えばシフトレジスタを利用すれば良い。
図13に示すような画像データをパルス幅変調信号PWMとして生成し、図14に示すような制御パターンで駆動制御を行なうのに、図15のパルス変調信号生成回路10の概念を基本的に用いた図16に示すような光源変調信号生成回路17を用いることができる。
すなわち、図16の光源変調信号生成回路17では、2光源A,Bを制御するときに、その制御データとして、画像データと補正データを用いるようになっている。ここで、画像データとは、コピー機におけるスキャナ画像や、プリンタ時のデータなどである。一方、補正データとは、副走査画素位置検出手段51から出力される副走査方向の画素位置補正データなどの、画像データに対して副走査方向の画素位置補正を行うためのデータである。
図16の光源変調信号生成回路17では、画像データは、変調データ生成回路1(12)により変調データに変換され、シリアル変調信号生成回路1(13)に入力される。同様に、補正データも、変調データ生成回路2(14)により変調データに変換され、シリアル変調信号生成1,2(13,15)にそれぞれ入力される。シリアル変調信号生成回路1,2(13,15)では、変調データ生成回路1,2(12,14)からの変調データと、高周波クロック生成回路11から出力される高周波クロックとに基づいて、パルス幅変調信号(主光源パルス幅変調信号M−PWM,副光源パルス幅変調信号S−PWM)を出力する。この関係は図13にイメージ図として示されており、入力データであるここでは4ビットの画像データに基づいて、図示されたドットイメージのパルス変調信号が出力される。ここで、主光源パルス幅変調信号M−PWMを図8の光源Bの駆動制御信号とし、また、副光源パルス幅変調信号S−PWMを図8の光源Aの駆動制御信号とすることができる。
この場合、補正データを用いて、図14に示す7種類のパターンのいずれかを選択することができる。いま画像データ8(1000)のときのパルス幅を基準点灯時間としたとき、図14では2光源の画像データと出力パターンの関係を示しているが、各パターンでのパルス幅時間の総和は全て8となるように設定されている。このとき図14に示すLUT(ルックアップテーブル)などを設け、補正データの値に基づき7種類のパターンのうちから1つのパターンを選択することで、2光源による副走査位置ずれ補正を実現することが可能となる。具体的に、補正データが(000)のときは、図14のパターン1が選択され、光源A,Bはそれぞれ図13の画像データ0,8で駆動制御され、また、補正データが(010)のときは、図14のパターン3が選択され、光源A,Bはそれぞれ図13の画像データ3,5で駆動制御される。
このように、光源駆動制御手段50に図15のパルス変調信号生成回路10(より正確には、図16の光源変調信号生成回路17)を用いることで、2光源A,Bの駆動状態を図8に示すように変化させることができる。
なお、上述の例では、図8に示すような光源駆動制御がなされる場合の具体的な回路構成について説明したが、図12に示すような光源駆動制御がなされる場合には、基本回路構成として、図15のパルス変調信号生成回路10のかわりに、図17に示すようなパワー変調信号生成回路18を用いることができる。図17のパワー変調信号生成回路18では、変調データ生成回路12に入力される画像データは各光源における発光量を示しており、変調データ生成回路12にて強度変調された信号は、高周波クロック生成回路11で生成される画素クロックよりはるかに高速な高周波クロックに基づき、変調データの発光強度に対応するパワー信号をシリアルに出力してパワー変調信号PMを生成することができる。
図17に示すような回路を基本とした図16に示したと同様の回路を構成することによって、図12に示すような光源駆動制御を行なうことができる。
さらには、本発明の光走査装置において、光源駆動制御手段50は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために、パルス幅変調とパワー変調とを同時に行なうことによってM個の光源の発光時間比と発光レベル化を段階的に変化させることも可能である。
また、駆動制御される光源数が3つ以上になる場合(例えば図11に示すような駆動制御がなされる場合)には、図16に示した回路構成を拡張した回路構成で、容易に実現できる。
また、本発明では、上述した光源駆動制御の他にも、種々の形態の光源駆動制御を行なうことが可能である。
また、上述の光走査装置において、第1の間隔X1は5μm未満であることが好ましい。
すなわち、第1の間隔X1を5μm未満とすると(例えば4.8μmや2.4μmにすると)、画素の解像度は、光学倍率(正確には、走査光学系の副走査方向横倍率)が2倍よりも大きいときに(例えば2.12倍のときに)、約10μm以下となり(副走査方向の光源間ピッチが4.8μmや2.4μmの場合、画素の解像度は10μm(2400dpi)や5μm(4800dpi)となり)、画素の解像度は十分に細かくなって、人間の目の視覚特性から考えて、例えば図28に示したような段差も人間の目で認識されることがなくなる。図29は、1200dpiと2400dpiとの画質を比較した図であり、2400dpiの場合には、特に、鮮鋭性,ジャギー特性(ジャギーが認識できなくなる程度)が優れている。このことからも、第1の間隔X1は5μm未満(画素の解像度は約10μm以下(2400dpi以上))が好ましい。
なお、ここで、光学倍率が2倍よりも大きくしたのは、後述のように、光学倍率を2倍よりも大きくすると、光源の光量は差程大きくなくても済み、光源に光量の小さい面発光レーザを用いることができること、また、被走査面に集光させるレンズの大きさを差程大きくせずともレンズの透過率を向上できるという利点があることによる。
図18は本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の一例を示す図である。図18を参照すると、光源ユニット801の背面には、半導体レーザの制御を司る駆動回路及び画素クロック生成装置が形成されたプリント基板802が装着され、光軸と直交する光学ハウジングの壁面にスプリングにより当接され、調節ネジ803により傾きが合わせられ姿勢が保持される。尚、調節ネジ803はハウジング壁面に形成された突起部に螺合される。光学ハウジング内部には、シリンダレンズ805、ポリゴンミラーを回転するポリゴンモータ808、fθレンズ806、トロイダルレンズ、および折り返しミラー807が各々位置決めされ支持され、また、同期検知センサを実装するプリント基板809は、ハウジング壁面に光源ユニットと同様、外側より装着される。光学ハウジングは、カバー811により上部を封止し、壁面から突出した複数の取付部810にて画像形成装置本体のフレーム部材にネジ固定される。
このとき、半導体レーザとして、例えば面発光レーザ(面発光レーザアレイ)を用いることができる。半導体レーザ(面発光レーザ)から出射された光はシリンダレンズ805を介して、ポリゴンミラーでその回転に伴い偏向走査され、偏向走査された光束はfθレンズ806、トロイダルレンズ、および折り返しミラー807などを介して図示されていない感光体ドラムに入射する。また、走査光は、感光体に走査されない領域や、途中ミラー等による反射光として、センサにより検知される。このときセンサで検知される信号としては、ポリゴンミラーの回転に伴う走査方向である主走査方向の2点間の時間間隔を同期検知センサにより検出したり、主走査方向に対し90度回転した方向の副走査方向への位置ずれ量などを位置検出センサで測定し、その値をLD制御、変調回路やその前段の変調データ生成部へフィードバック制御することにより、画素位置の補正を行うことができる。
次に、複数の光源を用いて構成するマルチビーム走査装置(マルチビーム光学系)について説明する。
図19はマルチビーム走査装置の一例を示す図である。図19の例では、2個の発光源が間隔ds=25μmでモノリシックに配列された半導体レーザアレイ(4チャンネル)を2個(301,302)用いている(8個の光源としている)。
図19において、半導体レーザアレイ301,302は、コリメートレンズ303,304との光軸を一致させ、主走査方向に対称に射出角度を持たせ、ポリゴンミラー307の反射点で射出軸が交差するようレイアウトされている。各半導体レーザアレイ301,302より射出された複数のビームは、シリンダレンズ308を介してポリゴンミラー307で一括して走査され、fθレンズ310、トロイダルレンズ311により感光体312上に結像される。バッファメモリには各発光源ごとに1ライン分の印字データが蓄えられ、ポリゴンミラー1面毎に読み出されて、4ラインずつ同時に記録が行なわれる。
また、マルチビームを構成するLD毎の波長誤差により生じる光学的走査長さの差、倍率差を補正するために、画素クロックについて位相シフトを行うことにより、位相シフトの精度まで走査長さの差を補正し、走査光のばらつきを緩和することが可能となる。
図20には、図面中の縦方向を光学系の副走査方向とするとき、副走査方向に一列に配置したレーザアレイを光走査装置の光源ユニットに用いた例が示されている。図20の例は縦方向に4個の発光源(例えば、面発光レーザ)を有する一次元レーザアレイ(例えば、一次元面発光レーザアレイ)を用いたものとなっている。
また、図21には、複数の面発光レーザが二次元に配置された二次元面発光レーザアレイを光走査装置の光源ユニットに用いた例が示されている。図21の例では、横方向に3個、縦方向に4個、計12個の発光源(例えば、面発光レーザ)を有する二次元面発光レーザアレイが示されている。
次に、光源ユニットに面発光レーザアレイ(VCSELアレイ)を用いたマルチビーム走査装置(マルチビーム光学系)について説明する。図22は光源ユニットにVCSELアレイを用いたマルチビーム走査装置の一例を示す図である。図22の例では、図19の2個の発光源301,302が1個のVCSELアレイ402に置き換わったものとなっている。
図22において、VCSELアレイ402から射出された複数の光ビームはコリメートレンズ404,シリンダレンズ408を介してポリゴンミラー407で一括して走査され、fθレンズ410,トロイダルレンズ411により被走査面である感光体412上に結像される。バッファメモリには各発光源に1ライン分の印字データが蓄えられ、ポリゴンミラー1面毎に読み出されて、複数本ずつ同時に記録が行なわれる。また、マルチビームを構成する各面発光レーザ毎の波長誤差により生じる光学的走査長さの差,倍率差を補正するために、画素クロックについて位相シフトを行うことにより、位相シフトの精度まで走査長さの差を補正し、走査光のばらつきを緩和することが可能となる。
図23は面発光レーザアレイから射出された複数の光ビームが走査光学系を介し被走査面に走査される例を示す図である。ここで、走査光学系は、図22と同様に、コリメートレンズ403、シリンダレンズ408、ポリゴンミラー407、fθレンズ410、トロイダルレンズ411等から構成されている。
副走査方向に所定の間隔で配置された複数の光源から射出した複数の光ビームが複数のレンズを介して被走査面上に導光して光走査する場合に、光源から被走査面上にいたる光路中に配置したレンズによる被走査面上の副走査方向横倍率βが2より大きくなるように構成した図23の例では、4光源で1画素を形成し、12光源で3画素を同時に形成可能となっている。すなわち光源a1,a2,a3,a4の4光源からの光ビームで1画素すなわち画素Aを形成する。同様に、光源b1,b2,b3,b4の4光源からの光ビームで画素Bを形成し、光源c1,c2,c3,c4の4光源からの光ビームで画素Cを形成する。すなわち、上記12光源により被走査媒体上には3画素が形成されることとなる。
光源である面発光レーザが二次元に配置された面発光レーザアレイとして、第1の間隔X1が4.8μmであり、副走査方向横倍率|β|=2.12の場合を考える。この時、被走査面上での副走査方向ビーム間ピッチは4.8μm×2.12=10.1μmとなる。これは副走査方向2400dpiの解像度が得られることになる。また、同様に副走査方向横倍率|β|=2.12の時、第1の間隔X1を2.4μmとすると、被走査面上での副走査方向ビーム間ピッチは2.4μm×2.12=5.0μmとなり、副走査方向4800dpiの解像度を実現できる。
これに対し、副走査方向横倍率を|β|≦2とした場合には、被走査面上での副走査方向において所望のビームスポット径(例えば主副50×60μm)を得ようとするとアパーチャ径が小さくなり、アパーチャを通り抜ける光が減少するために、光量不足となってしまう。特に光源としてVCSELを用いる場合には、光量面での課題が大きいため、この問題は切実である。次に、走査光学系全体で副走査方向横倍率を|β|≦2と設定した場合を考える。その場合、被走査面に集光させるレンズ、図32ではトロイダルレンズ411を感光体412に近づけることになる。そのため、トロイダルレンズ411を大きくしなければならないので、機内のレンズのレイアウトが困難となり、コストアップに繋がる。また副走査方向横倍率を|β|≦2とした場合には、シリンドリカルレンズ408をポリゴンモータ407に近づける必要がある。この時、ポリゴンモータの発熱によってシリンドリカルレンズ408の温度が上昇し、光学特性の温度変動によってビームスポット径やビームピッチが変動し、安定した画像が得られないという問題がある。よって、副走査方向横倍率を|β|>2とすることで、これらの問題を軽減できる。
図24は本発明の画像形成装置の構成例を示す図である。図24を参照すると、被走査面である感光体ドラム901の周囲には、感光体を高圧に帯電する帯電チャージャ902、光走査装置900により記録された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ903、現像ローラ903にトナーを供給するトナーカートリッジ904、ドラム901に残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニングケース905が配置されている。感光体ドラム901へは上記したように1面毎に複数ライン同時に潜像記録が行われる。記録紙は、給紙トレイ906から給紙コロ907により供給され、レジストローラ対908により副走査方向の記録開始のタイミングに合わせて送り出され、感光体ドラム901を通過する際に転写チャージャ906によってトナーが転写され、定着ローラ909で定着されて排紙ローラ912により排紙トレイ910に排出される。上記画像形成装置の光走査装置900に本発明の光走査装置を適用することにより、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成することが可能であって(各光源に流す電流を少なくすることができて、省電力化に貢献でき)、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成する場合にも、光源群(複数の光源)の光ビームの広がりによる隣接ライン(隣接画素)への影響を少なくすることが可能となる。さらに、高精度なドット位置補正が可能となり、高画質な画像を得ることができる。
また、本発明は、カラー画像形成装置にも適用可能である。図25には、本発明を、複数の感光体を有する画像形成装置であるタンデムカラー機に搭載した例が示されている。タンデムカラー機は、シアン,マゼンダ,イエロー,ブラックの各色に対応した別々の感光体が必要であり、光走査光学系はそれぞれの感光体に対応して、別の光路を経て潜像を形成する。したがって、各感光体上で発生する主走査ドット位置ずれは異なる特性を有する場合が多い。
図25において、18は転写ベルト、19a,19b,19c,19dは各色に対応した感光体、20a,20b,20c,20dは各色に対応した光走査装置である。
ここで、光走査装置20a,20b,20c,20dに本発明の光走査装置を用いることにより、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成することが可能であって(各光源に流す電流を少なくすることができて、省電力化に貢献でき)、1つの光源群(複数の光源)を用いて1画素を形成する場合にも、光源群(複数の光源)の光ビームの広がりによる隣接ライン(隣接画素)への影響を少なくすることが可能となる。さらに、副走査ドット位置ずれが良好に補正された高画質な画像を得ることができる。特に画質の面では副走査方向の位置ずれに対して本発明は有効であり、各ステーション間の色ずれを効果的に低減した、色再現性の良い画像が得られる。
図26は、本発明の光走査装置の光源駆動制御手段50のハードウェア構成例を示す図である。この例では、光源駆動制御手段50は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD(ハードディスクドライブ)104、HD(ハードディスク)105、FDD(フレキシブルディスクドライブ)106などが、バス100によって接続され構成されている。
CPU101は、装置全体を制御する。ROM102には、制御プログラムが記憶されている。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HDD104は、CPU101の制御にしたがってHD105に対するデータのリード/ライトの制御を行なう。HD105は、HDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。FDD106は、CPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトの制御を行なう。FD107は、着脱自在になっており、FDD106の制御にしたがって書き込まれたデータ記憶する。
なお、本発明を実施するための上述した最良の形態で説明した光源駆動制御手段50における処理は、コンピュータ(例えばCPU101)に実現させるプログラムの形で提供することができる。
また、本発明を実施するための上述した最良の形態で説明した光源駆動制御手段50における処理をコンピュータに実現させるためのプログラムは、ハードディスク(105)、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を解して、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。
本発明は、レーザプリンタ、デジタル複写機等に利用可能である。
電流を少なくし光量を小さくした複数の光源を用いて1画素を形成する1つの例を示す図である。 本発明の光走査装置の構成例を示す図である。 本発明の具体例を示す図である。 本発明の具体例を示す図である。 ビームの広がり及び画素密度によりX1,X2を調整する仕方を説明するための図である。 本発明の光走査装置の構成例を示す図である。 本発明の光走査装置の構成例を示す図である。 M個の光源の駆動状態を変化させる仕方の具体例を説明するための図である。 M個の光源の駆動状態を変化させる仕方の具体例を説明するための図である。 M個の光源の駆動状態を変化させる仕方の具体例を説明するための図である。 M個の光源の駆動状態を変化させる仕方の具体例を説明するための図である。 M個の光源の駆動状態を変化させる仕方の具体例を説明するための図である。 光源駆動制御手段の制御動作例を説明するための図である。 光源駆動制御手段の制御動作例を説明するための図である。 パルス変調信号生成回路の基本構成例を示す図である。 図15のパルス変調信号生成回路の基本構成例を用いた光源変調信号生成回路の構成例を示す図である。 パワー変調信号生成回路の基本構成例を示す図である。 本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の一例を示す図である。 マルチビーム走査装置の一例を示す図である。 光源ユニットの一例を示す図である。 光源ユニットの一例を示す図である。 VCSELアレイを用いたマルチビーム走査装置の一例を示す図である。 面発光レーザアレイから射出された複数の光ビームが走査光学系を介し被走査面に走査される例を示す図である。 本発明の画像形成装置の構成例を示す図である。 カラー画像形成装置の一例を示す図である。 本発明の光走査装置の光源駆動制御手段のハードウェア構成例を示す図である。 一般的な画像形成装置の構成例を示す図である。 曲り補正の例を示す図である。 1200dpiと2400dpiとの画質を比較した図である。
符号の説明
50 光源駆動制御手段
51 副走査画素位置検出手段
11 高周波クロック生成回路
12,14 変調データ生成回路
13,15 シリアル変調信号生成回路
801 光源ユニット
100 バス
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD(ハードディスクドライブ)
105 HD(ハードディスク)
106 FDD(フレキシブルディスクドライブ)
107 FD(フレキシブルディスク)

Claims (17)

  1. 少なくとも副走査方向に異なる位置に配置されたN個の光源を有する光走査装置であって、副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔は第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きいことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、前記各光源には、半導体レーザが用いられることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の光走査装置において、前記各光源には面発光レーザが用いられることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項2記載の光走査装置において、前記各光源は、半導体レーザアレイとして構成されていることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項3記載の光走査装置において、前記各光源は、面発光レーザアレイとして構成されていることを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記第1の間隔X1は、5μm未満であることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の光走査装置において、各光源を駆動制御する光源駆動制御手段を備え、前記光源駆動制御手段は、1つの光源群を構成するM個(N≧2M≧4)の光源の光ビームで1画素が形成されるように各光源の駆動制御を行なうことを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項7記載の光走査装置において、第1の間隔X1および第2の間隔X2は、1つの光源群を構成するM個の光源の光ビームの広がりと画素密度とにより調整されることを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項7または請求項8記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、画素の重心位置を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個(M≧2)の光源の駆動状態を変化させるようになっていることを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項7または請求項8記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるための補正データが与えられるとき、前記補正データに応じた量だけ1画素の重心を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個(M≧2)の光源の駆動状態を変化させるようになっていることを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項10記載の光走査装置において、副走査画素位置を検出して副走査方向の画素位置補正を行うための補正データを出力するための副走査画素位置検出手段がさらに設けられており、前記光源駆動制御手段は、副走査画素位置検出手段から出力される補正データに応じた量だけ1画素の重心を副走査方向に移動させるために、1つの光源群を構成するM個の光源の駆動状態を変化させるようになっていることを特徴とする光走査装置。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために1つの光源群を構成するM個の光源の合計発光時間または合計露光面積が一定となるようにパルス幅変調によって1つの光源群を構成するM個の光源の発光時間比を段階的に変化させるようになっていることを特徴とする光走査装置。
  13. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために1つの光源群を構成するM個の光源の合計露光エネルギーが一定となるようにパワー変調によってM個の光源の発光レベル比を段階的に変化させて1つの光源群を構成するM個の光源の露光エネルギー比を変化させるようになっていることを特徴とする光走査装置。
  14. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の光走査装置において、前記光源駆動制御手段は、1画素の重心を副走査方向に移動させるために、パルス幅変調とパワー変調とを同時に行なうことによってM個の光源の発光時間比と発光レベル比を段階的に変化させるようになっていることを特徴とする光走査装置。
  15. 副走査方向の走査位置が隣り合っているM個(N≧2M≧4)の光源を1つの光源群と称するとき、L番目(L≧1)の光源群に対して、副走査方向に、次の(L+1)番目の光源群が配置され、前記各光源群のM個の光源は、副走査方向の配置間隔が第1の間隔X1となっており、L番目(L≧1)の光源群と(L+1)番目の光源群との副走査方向の走査位置が隣り合っている2つの光源間の副走査方向の配置間隔は、第2の間隔X2となっており、第2の間隔X2は、第1の間隔X1よりも大きく設定され、1つの光源群を構成するM個(N≧2M≧4)の光源の光ビームで1画素が形成されるように各光源の駆動制御を行なうことを特徴とする光走査方法。
  16. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の光走査装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
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