JP2008026769A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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JP2008026769A
JP2008026769A JP2006201653A JP2006201653A JP2008026769A JP 2008026769 A JP2008026769 A JP 2008026769A JP 2006201653 A JP2006201653 A JP 2006201653A JP 2006201653 A JP2006201653 A JP 2006201653A JP 2008026769 A JP2008026769 A JP 2008026769A
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Takeo Yasuda
健男 安田
Hideyuki Kugimiya
秀之 釘宮
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Epson Imaging Devices Corp
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Abstract

【課題】書込み不足が生じることなく、低い消費電力で、メイン表示パネル及びサブ表示
パネルに異なる種類の映像を表示する。
【解決手段】4色以上のカラーフィルタを有する画素を有するメイン表示パネルと、メイ
ン表示パネルよりも少ない色数のカラーフィルタを有する画素を有するサブ表示パネルと
、サブ表示パネルに対応した第1の色画像信号をメイン表示パネルに対応した第2の色画
像信号に変換する画像処理回路と、第2の色画像信号を時分割した信号を供給する第1の
選択回路と、所定の期間においてプリチャージを行うプリチャージ回路と、を有する第1
の駆動回路と、第1の色画像信号を時分割した信号を供給する第2の選択回路と、所定期
間において画素電極を所定電位に接続するスイッチ素子を備えたイコライズ回路と、を有
する第2の駆動回路と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、多色カラーフィルタによって色再現性を向上させるようにした電
気光学装置及び電子機器に関する。
従来より、一般に、液晶表示装置その他の各種の電気光学装置では、カラー表示を可能
とするために、カラーフィルタが設けられている。このカラーフィルタは、例えば、画素
毎に異なる複数色、例えば、赤、緑、青の着色層のいずれか一つを配置し、これらの複数
色の着色層を所定のパターンで配列させて構成されている。このような着色層は、例えば
、顔料や染料などの着色材を含む感光性樹脂を用いたフォトリソグラフィ法で形成される
また、屋内や車内などの比較的暗い環境では、電気光学装置の背後にバックライトを配
置し、このバックライトの光によって視認可能となる透過表示を実現し、さらに、屋外な
どの明るい場所ではバックライトを消灯して外光によって視認可能となる反射表示を実現
するタイプの表示装置も知られている。このタイプの装置では、各画素内に、光を透過す
る光透過領域と、光を反射する光反射領域とを夫々設け、光透過領域を用いて上記透過表
示を実現し、光反射領域を用いて上記反射表示を実現している。
このような電気光学装置を携帯電話機の表示装置として用いることがある。そして、携
帯電話機を開いた状態で表示を観察可能なメインディスプレイの他に、携帯電話機を折り
畳んだ状態で、着信相手や時刻等を確認することができるように、サブディスプレイを搭
載する携帯電話機も商品化されている。
このような2枚の表示パネルを用いた電気光学装置としては、特許文献1〜3等に開示
されたものがある。
特開2003−131250号公報 特開2005−157495号公報 特開2003−177684号公報
ところで、従来、色の3原色に対応したR(赤)、G(緑)、B(青)の3色カラーフ
ィルタが多用されている。しかしながら、3色カラーフィルタでは色の再現性が必ずしも
十分でないことがある。そこで、近年、多色(例えば4色)のカラーフィルタを採用した
電気光学装置も開発されている。
しかし、電気光学装置に入力される映像信号としては、R、G、Bの3原色の映像信号
が採用されることが多い。そこで、3色映像信号を例えば4色映像信号に変換する色変換
回路が採用される。色変換回路は、3色色空間と4色色空間同士の座標変換を行うことで
、3色映像信号を4色映像信号に変換している。
このように、表示パネルに供給する映像信号として、3色映像信号と4色映像信号とが
考えられる。特に、サブディスプレイにおいては、一般的に、メインディスプレイよりも
解像度が小さいものや、表示品位が比較的低いものが採用されることが多い。そこで、メ
インディスプレイに4色映像信号を供給し、サブディスプレイに3色映像信号を供給する
方法が考えられる。
しかしながら、上述した特許文献1〜3においては、いずれも、メイン及びサブパネル
に同一種類の映像信号を供給することが前提であり、異なる種類の映像信号を効果的に各
パネルに供給する手法は考えられていない。
また、多色のカラーフィルタを採用した電気光学装置では、1画素を構成するサブ画素
の数が多くなることに起因して、消費電力が増加する及び周辺回路が大型化すると言う問
題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明は、4色以上の多色カラー
フィルタを採用した表示パネルと、3色のカラーフィルタを用いた表示パネルとを備えた
電気光学装置であって、小型かつ低消費電力な電気光学装置及び電子機器を提供すること
を目的とする。
本発明に係る電気光学装置は、複数の第1のデータ線と複数の第1の走査線との交差に
対応して設けられた画素であって少なくとも4色以上の着色領域を有するカラーフィルタ
に対応した画素を有し、前記第1のデータ線に供給される画像信号に基づいて表示を行う
第1の表示パネルと、複数の第2のデータ線と複数の第2の走査線との交差に対応して設
けられた画素であって前記第1の表示パネルよりも少ない色数の着色領域を有するカラー
フィルタに対応した画素を有し、前記第2のデータ線に供給される画像信号に基づいて表
示を行う第2の表示パネルと、前記第2の表示パネルに対応した第1の色画像信号が入力
され、当該第1の色画像信号を前記第1の表示パネルに対応した第2の色画像信号に変換
して出力する画像処理回路と、選択信号に基づいて所定本数のデータ線から選択した1本
の第1のデータ線に対して前記第2の色画像信号を時分割した信号を供給するための第1
の選択回路と、所定の期間において前記第1のデータ線にプリチャージ電位を供給するプ
リチャージ回路と、を有する第1の駆動回路と、選択信号に基づいて所定本数のデータ線
から選択した1本の第2のデータ線に対して前記第1の色画像信号を時分割した信号を供
給するための第2の選択回路と、所定期間において前記第2のデータ線を所定電位に接続
するスイッチ素子を備えたイコライズ回路と、を有する第2の駆動回路と、を具備したこ
とを特徴とする。
このような構成によれば、第1の表示パネルは、少なくとも4色以上の着色領域を有す
る第1のカラーフィルタに対応した画素を有する。また、第2の表示パネルは、第1のカ
ラーフィルタよりも少ない色数の着色領域を有する第2のカラーフィルタに対応した画素
を有する。第1の表示パネルの画素は第1の駆動回路によって駆動され、第2の表示パネ
ルの画素は第2の駆動回路によって駆動される。画像処理回路は、第2のカラーフィルタ
に対応した第1の色画像信号が入力され、第1のカラーフィルタに対応した第2の色画像
信号を出力する。第1の駆動回路の第1の選択回路は、複数の第1のデータ線を第2の色
画像信号によってデマルチプレクス駆動する。また、第2の駆動回路の第2の選択回路は
、複数の第2のデータ線を第1の色画像信号によってデマルチプレクス駆動する。これに
より、第2の色映像信号に基づく画像が第1の表示パネルで表示され、第1の色映像信号
に基づく画像が第2の表示パネルで表示される。第1及び第2の選択回路によって、デマ
ルチプレクス駆動が行われており、第1及び第2の色画像信号を供給するための信号線上
に必要な回路、例えば、デジタルアナログコンバータ及びアンプ等の数を低減させること
ができ、低消費電力化が可能である。また、第1の駆動回路には、第1のデータ線の全て
に所定のプリチャージ電位を供給するプリチャージ回路が設けられ、第2の駆動回路には
、前記第2のデータ線を所定電位にイコライズするイコライズ回路が設けられる。プリチ
ャージ回路によって、選択期間が短い場合でも確実な書込みが可能となる。また、イコラ
イズ回路によって第2のデータ線が等電位にイコライズされるので、確実な書込みが可能
である。
本発明の一態様に係る電気光学装置は、前記画像処理回路は、前記第1及び第2の色画
像信号としてデジタル信号を出力し、前記第1及び第2の駆動回路は、夫々入力された前
記第1又は第2の色画像信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログコンバータを有
することを特徴とする。
このような構成によれば、第1及び第2の選択回路は、第1及び第2のデータ線をデマ
ルチプレクス駆動する。これにより、第1及び第2の色画像信号を供給するための信号線
の数を第1のデータ線の数よりも少なくすることができる。これにより、この信号線上に
設けられるデジタルアナログコンバータの数を少なくすることができ、低消費電力化が可
能である。
本発明の一態様に係る電気光学装置は、前記第1の選択回路は、前記第1の表示パネル
の各着色領域に対応した前記第2の色画像信号の色成分を、夫々対応する第1のデータ線
に供給し、前記第2の選択回路は、前記第2の表示パネルの各着色領域に対応した前記第
1の色画像信号の色成分を、夫々対応する第2のデータ線に供給することを特徴とする。
このような構成によれば、第1のカラーフィルタの各着色領域に対応した第2の色画像
信号の色成分を1本の信号線で伝送し、第1の選択回路によって、対応する第1のデータ
線に供給すると共に、第2のカラーフィルタの各着色領域に対応した第1の色画像信号の
色成分を1本の信号線で伝送し、第2の選択回路によって、対応する第2のデータ線に供
給することができる。即ち、各画素毎に1本の信号線で信号を伝送することができ、消費
電力を低減することができる。
本発明の一態様に係る電気光学装置は、前記第1の駆動回路は、前記第1の表示パネル
を極性反転駆動するものであって、前記プリチャージ回路は、水平帰線期間において前記
第1のデータ線に供給する前記第2の画像信号の極性と同一極性のプリチャージ電位を設
定することを特徴とする。
このような構成によれば、極性反転駆動に際して、第2の色画像信号の極性と同一極性
のプリチャージ電位が第1のデータ線に供給される。これにより、第1のデータ線に接続
された画素への書込みに要する時間を短縮することができる。
本発明の一態様に係る電気光学装置は、前記第2の表示パネルは、前記第2のデータ線
に接続された画素電極と、対向電極との間に電気光学物質を介在させて構成されるもので
あって、前記イコライズ回路は、水平帰線期間において前記第2のデータ線を前記対向電
極電位に前記スイッチ素子を介して接続することを特徴とする。
このような構成によれば、第2データ線は、対向電極電位と等電位にイコライズされる
。これにより、第2のデータ線に接続された画素への書込みに要する時間を短縮すること
ができる。
本発明の一態様に係る電気光学装置は、前記第1の色画像信号は、赤系、緑系及び青系
の3色画像信号であり、前記第2の色画像信号は、少なくとも4色以上の多色画像信号で
あることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の表示パネルにおいて、色再現性に優れた表示が可能で
ある。
また、本発明に係る電子機器は、上記電気光学装置によって表示部を構成したことを特
徴とする。
このような構成によれば、第1の表示パネルと第2の表示パネルに夫々適した画像を、
低い消費電力で表示させることができる。
(電気光学装置)
以下、本実施形態の電気光学装置を図面を参照して説明する。本実施形態の電気光学装
置は、2つの液晶パネルを有する液晶表示装置である。図1は電気光学装置の概略構成を
示す説明図である。
図1を参照して電気光学装置200の全体構成を説明する。本実施形態の電気光学装置
200は、図示しない筐体内に、第1の表示パネルであるメイン表示パネル31と、第2
の表示パネルであるサブ表示パネル51とが配設されて構成されている。メイン表示パネ
ル31及びサブ表示パネル51は、ガラス、石英又は樹脂等で構成された一対の基板であ
るTFTアレイ基板と対向基板との間に電気光学物質である液晶を挟持して構成される液
晶表示パネルである。本実施形態のメイン表示パネル31及びサブ表示パネル51は、と
もに透過型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルである。
メイン表示パネル31及びサブ表示パネル51は、配線基板であるフレキシブル配線基
板(Flexible Printed Circuit;以下、FPCと称する)202により接続されている。
FPC202は、例えばポリイミド等の電気絶縁性の材料からなるフィルム上に、導電体
である銅箔等によって回路を形成した、可撓性を有する配線基板である。FPC202に
より、メイン表示パネル31及びサブ表示パネル51に形成された接続端子部が、電気的
に接続されている。
また、メイン表示パネル31には、後述する駆動回路1が実装されたFPCである外部
接続FPC201が接続されている。FPC201の一端はメイン表示パネル31の図示
しない外部接続端子上に接続されており、他端は、電気光学装置200を制御するための
外部装置であるLCDコントローラ11に接続される。
メイン表示パネル31は、中央部に略矩形状の表示領域32を有する。メイン表示パネ
ル31のTFTアレイ基板の表示領域32内には、複数本の走査線33(第1の走査線)
と複数本のデータ線34(第1のデータ線)とが交差するように配線されており、走査線
33とデータ線34との各交差部分に対応して画素電極35がマトリクス状に形成されて
いる。また、走査線33とデータ線34の各交差部分に対応して画素スイッチング素子で
ある薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下、TFTと称する)36が形成され
ている。また、メイン表示パネル31の対向基板の表示領域32内には、前記画素電極3
5に対向して対向電極40が形成されている。対向電極40は、表示領域32内のすべて
の領域に形成されたいわゆるベタ電極である。
TFT36のソースにはデータ線34が電気的に接続されており、TFT36のドレイ
ンに画素電極35が電気的に接続されている。また、TFT36のゲートには走査線33
が電気的に接続されている。TFT36は走査線33を介して供給される走査信号によっ
てオン状態となり、これにより、データ線34に供給される電圧信号である画像信号が画
素電極35に供給される。また、対向電極40には、所定の期間ごとに極性が反転する対
向電極電位Vcomが供給される。このTFTアレイ基板上に形成された画素電極35と
、対向電極40との間の電圧が液晶に印加される。
また、メイン表示パネル31には、略矩形状の表示領域32の1辺に沿って、第1の駆
動回路であるメインドライバ部230が配設されている。メインドライバ部230は、詳
しくは後述するが、表示領域32の走査線33及びデータ線34に、それぞれ走査信号及
び画像信号を供給するための半導体チップであり、TFTアレイ基板上に実装されている
メインドライバ部230は、走査ドライバ部39及びデータドライバ部38を具備して
構成されている。走査ドライバ部39及びデータドライバ部38は、それぞれ信号線76
及び72を介して、駆動回路1に電気的に接続されている。
一方、サブ表示パネル51は、メイン表示パネル31と同様の構成を有する。サブ表示
パネル51は中央部に略矩形状の表示領域52を有する。サブ表示パネル51のTFTア
レイ基板の表示領域52内には、複数本の走査線53(第2の走査線)と複数本のデータ
線54(第2のデータ線)とが交差するように配線されており、走査線53とデータ線5
4との各交差部分に対応して画素電極55がマトリクス状に形成されている。また、走査
線53とデータ線54の各交差部分に対応して画素スイッチング素子であるTFT56が
形成されている。また、サブ表示パネル51の対向基板の表示領域52内には、前記画素
電極55に対向して対向電極60が形成されている。対向電極60は、表示領域52内の
すべての領域に一様に形成されたいわゆるベタ電極である。
TFT56のソースにはデータ線54が電気的に接続されており、TFT56のドレイ
ンに画素電極55が電気的に接続されている。また、TFT56のゲートには走査線53
が電気的に接続されている。TFT56は走査線53を介して供給される走査信号によっ
てオン状態となり、これにより、データ線54に供給される電圧信号である画像信号が画
素電極55に供給される。また、対向電極60には、所定の期間ごとに極性が反転する対
向電極電位Vcomが供給される。このTFTアレイ基板上に形成された画素電極55と
、対向電極60との間の電圧が液晶に印加される。
また、サブ表示パネル51には、表示領域52の1辺に沿って、第2の駆動回路である
サブドライバ部250が配設されている。サブドライバ部250は、詳しくは後述するが
、表示領域52の走査線53及びデータ線54に、それぞれ走査信号及び画像信号を供給
するための半導体チップであり、TFTアレイ基板上に実装されている。
サブドライバ部250は、サブ走査ドライバ部59及びサブデータドライバ部58を具
備して構成されている。サブ走査ドライバ部59及びサブデータドライバ部58は、それ
ぞれ信号線77及び73を介して、駆動回路1に電気的に接続されている。なお、信号線
73及び77は、メイン表示パネル31内の表示領域32の外側に配線されている。
本実施形態のメイン表示パネル31及びサブ表示パネル51は、カラー表示が可能な液
晶装置であって、表示領域32、52には、それぞれ図示しないカラーフィルタが設けら
れている。これらのカラーフィルタは、各画素に対応して原色の着色が施された着色領域
を有する。本実施形態においては、表示領域32に設けられているカラーフィルタは、各
画素に対応した着色領域の色数が4色であり、4色の着色領域にそれぞれ対応した4つの
サブ画素37R、37G、37B、37Cによって1画素が構成される。一方、表示領域
52に設けられているカラーフィルタは、各画素に対応した着色領域の色数が3色であり
、3色の着色領域に夫々対応した3つのサブ画素57R、57G、57Bによって1画素
が構成される。
例えば、サブ表示パネル51は、R(赤系)、G(緑系)、B(青系)の3色の着色領
域を有するカラーフィルタを採用する。これに対し、メイン表示パネル31は、R(赤系
)、G(緑系)、B(青系)、C(シアン系)の4色の着色領域を有するカラーフィルタ
を採用する。
次に、4色の着色領域について以下に詳細に述べる。
着色領域は4色の着色領域で1つの画素を構成する。
4色の着色領域は、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380−780nm)の
うち、青系の色相の着色領域、赤系の色相の着色領域と、青から黄までの色相の中で選択
された2種の色相の着色領域からなる。ここで系と用いているが、例えば青系であれば純
粋の青の色相に限定されるものでなく、青紫や青緑等を含むものである。赤系の色相であ
れば、赤に限定されるものでなく橙を含む。また、これら着色領域は単一の着色層で構成
されても良いし、複数の異なる色相の着色層を重ねて構成されても良い。また、これら着
色領域は色相で述べているが、当該色相は、彩度、明度を適宜変更し、色を設定し得るも
のである。
具体的な色相の範囲は、
青系の色相の着色領域は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。
赤系の色相の着色領域は、橙から赤である。
青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、青から緑であり、より好ましく
は青緑から緑である。
青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、緑から橙であり、より好ましく
は緑から黄である。もしくは緑から黄緑である。
ここで、各着色領域は、同じ色相を用いることはない。例えば、青から黄までの色相で
選択される2つの着色領域で緑系の色相を用いる場合は、他方は一方の緑に対して青系も
しくは黄緑系の色相を用いる。
これにより、従来のRGBの着色領域よりも広範囲の色再現性を実現することができる

他の具体的な例として、着色領域を透過する波長で表現する。
青系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが415−500nmにある
着色領域、好ましくは、435−485nmにある着色領域である。
赤系の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色
領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。
青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピ
ークが485−535nmにある着色領域で、好ましくは、495−520nmにある着
色領域である。
青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、該領域を透過した光の波長のピ
ークが500−590nmにある着色領域、好ましくは510−585nmにある着色領
域、もしくは530−565nmにある着色領域である。
この波長は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを通して得ら
れた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
他の具体的な例として、x、y色度図で表現する。
青系の着色領域は、x≦0.151、y≦0.200にある着色領域であり、好まし
くは、0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.200にある着色領域である

赤系の着色領域は、0.520≦x、y≦0.360にある着色領域であり、好まし
くは、0.550≦x≦0.690、0.210≦y≦0.360にある着色領域である

青から黄までの色相で選択される一方の着色領域は、x≦0.200、0.210≦
yにある着色領域であり、好ましくは、0.080≦x≦0.200、0.210≦y≦
0.759にある着色領域である。
青から黄までの色相で選択される他方の着色領域は、0.257≦x、0.450≦
yにある着色領域であり、好ましくは、0.257≦x≦0.520、0.450≦y≦
0.720にある着色領域である。
このx、y色度図は、透過表示の場合は、照明装置からの照明光がカラーフィルタを
通して得られた数値である。反射表示の場合は、外光を反射して得られた数値である。
これら4色の着色領域は、サブ画素に透過領域と反射領域を備えた場合、透過領域及
び反射領域も上述した範囲で適用することができるものである。
バックライトとして、RGBの光源としてLED、蛍光管、有機ELを用いても良い。
または白色光源を用いても良い。なお、白色光源は青の発光体とYAG蛍光体により生成
される白色光源でもよい。
RGB光源としては、以下のものが好ましい。
Bは発光した光の波長のピークが435nm−485nmにあるもの
Gは発光した光の波長のピークが520nm−545nmにあるもの
Rは発光した光の波長のピークが610nm−650nmにあるもの
そして、RGB光源の波長によって、上記カラーフィルタを適切に選定すればより広
範囲の色再現性を得ることができる。
また、波長が例えば、450nmと565nmにピークがくるような、複数のピーク
を持つ光源を用いても良い。
上記4色の着色領域の構成の例として、以下のものがあげられる。
色相が、赤、青、緑、シアン(青緑)の着色領域
色相が、赤、青、緑、黄の着色領域
色相が、赤、青、深緑、黄の着色領域
色相が、赤、青、エメラルド、黄の着色領域
色相が、赤、青、深緑、黄緑の着色領域
色相が、赤、青緑、深緑、黄緑の着色領域
すなわち、本実施形態の電気光学装置200は、4色の着色領域を有するカラーフィル
タを有するメイン表示パネル31と、3色の着色領域を有するカラーフィルタを有するサ
ブ表示パネル51とを具備して構成されるものであり、メイン表示パネル31は、サブ表
示パネル51の色再現範囲よりも広い色再現範囲を有するものである。
サブ表示パネル51には、R(赤系)、G(緑系)、B(青系)の3色の情報(色成分
)を有した映像信号である3色映像信号(第1の色画像信号)が、信号線73を介して供
給される。一方、メイン表示パネル31には、R(赤系)、G(緑系)、B(青系)、C
(シアン系)の4色の情報(色成分)を有した映像信号である4色映像信号(第2の色画
像信号)が、信号線72を介して供給される。信号線72及び73に供給される4色映像
信号及び3色映像信号は、駆動回路1から出力される。
図2は信号線72及び73にそれぞれ4色映像信号及び3色映像信号を供給すると共に
、配線76及び77に電源電圧を供給する駆動回路1の概略構成を示すブロック図である
。また、図3は駆動回路1から出力される映像信号を説明するタイミングチャートである
まず、3色映像信号及び、4色映像信号の構成について説明する。3色映像信号は、図
3に示すように、1水平走査期間(以下、1H期間と称する)毎に、時分割にR用、G用
及びB用の映像信号が多重化された、いわゆるマルチプレクスされた映像信号である。ま
た、4色映像信号は、1水平走査期間毎に、時分割でR用、G用、B用及びC用の映像信
号がマルチプレクスされた映像信号である。
駆動回路1は、外部装置であるLCDコントローラ11からの映像信号と各種コマンド
信号を受信する。駆動回路1は、インターフェースコントロール回路(以下、I/Fコン
トロール回路という)12と、コマンド制御回路13と、画像処理回路14と、ラッチ回
路16と、ガンマ(γ)補正回路(以下、ガンマ回路という)17と、スイッチ切換え制
御回路19と、信号選択回路20とを有して構成されている。
I/Fコントロール回路12には、LCDコントローラ11からの映像信号等が入力さ
れる。なお、LCDコントローラ11から供給される映像信号は、RGBの3色の情報を
有する3色映像信号が供給されるものとする。I/Fコントロール回路12は、入力され
た映像信号等を所定の単位、例えば8ビット毎にコマンド制御回路13へ出力する。
コマンド制御回路13は、入力された信号を信号の種類に応じて出力先を切り替える回
路であり、入力された信号が映像信号であれば画像処理回路14へ出力し、コマンド信号
であればスイッチ切換え制御回路19へ出力する。映像信号は、所定の単位で所定のタイ
ミングで画像処理回路14へ出力される。例えば、コマンド制御回路13は、24ビット
の単位で映像信号を、1クロック(CLK)毎に画像処理回路14へ出力する。
また、コマンド制御回路13には、信号MODEも入力されるようになっており、この信号
MODEによって、表示モードが指示されるようになっている。表示モードとしては、メイン
表示パネル31を用いた表示モード(以下、メイン表示モードという)とサブ表示パネル
51を用いた表示モード(以下、サブ表示モードという)とがある。コマンド制御回路1
3は、これらの表示モードの指定に応じて、画像処理回路14へクロック信号(CLK)を
供給、あるいは画像処理回路14へのクロック信号(CLK)の供給を停止すると共に、ス
イッチ切換え制御回路19を制御する。具体的には、コマンド制御回路13は、表示モー
ドがメイン表示モードのときには、クロック信号(CLK)を画像処理回路14へ供給し、
サブ表示モードのときには、画像処理回路14へのクロック信号(CLK)の供給を停止す
る。
なお、例えば、本実施形態の電気光学装置200を折り畳み式の携帯電話機に搭載した
場合には、表示モードの切換えは、携帯電話機の折り畳みの開閉の状態応じて発生させる
ようにすることができる。本実施形態では、携帯電話機が開状態とされた場合(使用状態
)には、メイン表示モードが設定され、携帯電話機が閉状態とされた場合(待受け状態)
には、サブ表示モードが設定される。
画像処理回路14は、RGBの3色の情報を有する3色映像信号を、先に述べた4色映
像信号に変換する色変換回路を有して構成される。サブ表示モード時には、クロック信号
CLKは、画像処理回路14へ入力されないので、画像処理回路14は駆動動作を停止する
画像処理回路14は、RAM等のラッチ回路16へ所定の単位で選択した映像信号を出力
する。
ガンマ回路17は、ガンマ補正のための回路であり、映像信号にガンマ補正を施して、
ガンマ補正された映像信号を信号選択回路20に供給する。信号選択回路20は、スイッ
チSW3、SW4、SW6、SW7を有しており、ガンマ回路17からの映像信号はスイ
ッチSW3、SW6に供給される。また、信号選択回路20のスイッチSW4、SW7に
は、LCDコントローラ11からの電源電圧が信号線を介して供給されている。
本実施形態においては、コマンド制御回路13からの映像信号はスイッチSW1を介し
て画像処理回路14に供給されるようになっている。画像処理回路14からの映像信号は
、スイッチSW2を介してラッチ回路16に供給されるようになっている。また、スイッ
チSW1からの映像信号が画像処理回路14を介することなくラッチ回路16に供給する
ための迂回路が設けられており、この迂回路途中にもスイッチSW5が設けられている。
これらのスイッチSW1、SW2、SW5及び上述した信号選択回路20内の各スイッ
チSW3、SW4、SW6、SW7は、経路切換え手段を構成する。各スイッチSW1〜
SW7は、スイッチ切換え制御回路19によって切換制御されるようになっている。
スイッチ切換え制御回路19は、コマンド制御回路13からの選択制御信号(SELL)に
基づいて、スイッチSW1〜SW7を切り換える。即ち、スイッチ切換え制御回路19は
、メイン表示モードが設定された場合には、選択制御信号(SELL)に基づいて、スイッチ
SW1〜SW4に切換信号M_SELを与えてオンにし、スイッチSW5〜SW7に切換
信号S_SELを与えてオフさせる。また、スイッチ切換え制御回路19は、サブ表示モ
ードが設定された場合には、選択制御信号(SELL)に基づいて、スイッチSW1〜SW4
に切換信号M_SELを与えてオフにし、スイッチSW5〜SW7に切換信号S_SEL
を与えてオンさせる。
信号選択回路20内の各スイッチSW3、SW4、SW6、SW7は、それぞれ図1の
信号線72、73、76、77に接続されている。
上述の構成を有する駆動回路1の動作について図2及び図3を参照して説明する。
LCDコントローラ11から出力された3色映像信号は、I/Fコントロール回路12
を介してコマンド制御回路13に入力される。コマンド制御回路13には信号MODEも入力
されており、コマンド制御回路13は、信号MODEで指定された表示モードに応じて動作す
る。
まず、メイン表示モードが指定されている場合の駆動回路1の動作を説明する。
この場合には、コマンド制御回路13は、画像処理回路14へクロック信号(CLK)を
供給し、かつ、メイン表示モードを指示するための選択信号(SELL)をスイッチ切換え制
御回路19に出力する。
スイッチ切換え制御回路19は、メイン表示モードが指示されると、スイッチSW1〜
SW4に切換信号M_SELを与えてオンにし、スイッチSW5〜SW7に切換信号S_
SELを与えてオフさせる。
すると、コマンド制御回路13からの3色映像信号は、スイッチSW1を介して画像処
理回路14に与えられる。なお、スイッチSW5はオフなので、コマンド制御回路13か
らの3色映像信号は、直接ラッチ回路16に供給されることはない。
画像処理回路14は、クロック信号(CLK)が供給されて動作する。図2に示すように
、画像処理回路14は入力された3色映像信号を、RGBCの4色映像信号に変換して出
力する。
画像処理回路14からの4色映像信号はラッチ回路16を介してガンマ回路17に供給
されて、ガンマ補正される。ガンマ補正された4色映像信号は信号選択回路20のスイッ
チSW3、SW6に供給される。
すなわち、メイン表示モードの場合、スイッチSW3はオンで、スイッチSW6はオフ
であり、4色映像信号はスイッチSW3から信号線72に出力される。一方、LCDコン
トローラ11からは電源電圧が信号選択回路20のスイッチSW4、SW7に供給されて
いる。この場合には、スイッチSW4はオンで、スイッチSW7はオフであり、電源電圧
はスイッチSW4から配線76に出力される。このとき、信号選択回路20のスイッチS
W6はオフであるため、信号線73には映像信号が出力されておらず、また、信号選択回
路20のスイッチSW7はオフであるため、配線77には電源電圧が出力されていない。
次に、サブ表示モードが指定されている場合の駆動回路1の動作を説明する。
この場合には、コマンド制御回路13は、画像処理回路14へのクロック信号(CLK)
の供給を停止する。また、コマンド制御回路13は、サブ表示モードを指示するための選
択信号(SELL)をスイッチ切換え制御回路19に出力する。
スイッチ切換え制御回路19は、サブ表示モードが指示されると、スイッチSW1〜S
W4に切換信号M_SELを与えてオフにし、スイッチSW5〜SW7に切換信号S_S
ELを与えてオンさせる。
すると、コマンド制御回路13からの3色映像信号は、スイッチSW5を介して直接ラ
ッチ回路16に供給される。なお、スイッチSW1、SW2はオフで、画像処理回路14
にはクロック信号(CLK)も供給されておらず、画像処理回路14の動作は停止している。
ラッチ回路16からの3色映像信号はガンマ回路17に供給されて、ガンマ補正される
。ガンマ補正された3色映像信号は信号選択回路20のスイッチSW3、SW6に供給さ
れる。
すなわち、サブ表示モードの場合、スイッチSW3はオフで、スイッチSW6はオンで
あり、3色映像信号はスイッチSW6から信号線73に出力される。一方、LCDコント
ローラ11からは電源電圧が信号選択回路20のスイッチSW4、SW7に供給されてい
る。この場合には、スイッチSW4はオフで、スイッチSW7はオンであり、電源電圧は
スイッチSW7から配線77へ出力される。このとき、信号選択回路20のスイッチSW
3がオフであるため、信号線72には映像信号は供給されておらず、また、信号選択回路
20のスイッチSW4がオフであるため、配線76には電源電圧は出力されていない。
次に、メイン表示パネル31の詳細な構成及び動作について、図4及び図5を参照して
説明する。図4は、メイン表示パネル31の構成を説明する説明図である。図5は、メイ
ン表示パネル31の、1H期間内における画素に供給される信号の様子を説明するための
タイミングチャートである。
メイン表示パネル31上のメインドライバ部230は、走査ドライバ部39及びデータ
ドライバ部38を有して構成されている。以下においては、メイン表示パネル31に形成
されたある1つの画素37を構成する4つのサブ画素37R、37G、37B及び37C
と、該画素37に画像信号を供給するデータドライバ部38について着目して説明する。
また、本実施形態のメイン表示パネル31は、対向電極電位Vcomが1H期間毎に極
性が反転し、さらにこの対向電極電位Vcomを基準とした画像信号の極性も1H期間毎
に反転する、いわゆる1Hコモン反転駆動(極性反転駆動)が行われる液晶装置である。
データドライバ部38は、データ線34R、34G、34B及び34Cを介して、それ
ぞれサブ画素37R、37G、37B及び37Cに電気的に接続されている。
データドライバ部38は、いわゆるプリチャージ及びデマルチプレクス駆動を行う液晶
駆動回路であり、第1の選択回路であるデマルチプレクサ回路310と、プリチャージ回
路320と、デジタル/アナログ変換回路(Digital to Analog Converter;以下、DA
Cと称する)330と、ラッチ回路340とを具備して構成されている。
ラッチ回路340は、駆動回路1から供給される4色映像信号から、ある同一の走査線
33に接続されている各画素の表示データを取り込み、該表示データを各画素に対応して
設けられたDAC330へ出力する回路である。ここで、1画素の表示データには、図3
に示したように、RGBCの各4色に対応する表示データがシリアルに含まれている。
DAC330は、ラッチ回路340から入力される表示データに対応したアナログの電
圧信号である画像信号SigRGBCを出力する回路である。DAC330は、画像信号
供給線331を介してデマルチプレクサ回路310に電気的に接続されている。
デマルチプレクサ回路310は、各データ線34R、34G、34B及び34Cと、画
像信号供給線331とをそれぞれ接続する選択スイッチ311、312、313及び31
4を具備して構成されている。デマルチプレクサ回路310は、当該画素37の選択期間
中に画素37に接続されている所定本数のデータ線34R、34G、34B及び34Cの
うちから、選択信号であるオン信号SELR、SELG、SELB及びSELCに基づい
て順次1本を選択し、DAC330から入力される画像信号から各サブ画素37R、37
G、37B及び37C用の色成分である画像信号SigR、SigG、SigB及びSi
gCを、それぞれ各データ線34R、34G、34B及び34Cに供給する回路である。
例えば、画像信号SigRGBCのうちの画像信号SigRが入力される所定のタイミ
ングで、選択信号であるオン信号SELRが入力されて選択スイッチ311がオン状態と
されることにより、画像信号SigRは、データ線34Rを介して画素37Rに供給され
る。画像信号SigRが所定の時間間隔だけ画素37Rに供給された後に、選択スイッチ
311はオフ状態とされる。
言い換えれば、デマルチプレクサ回路310は、DAC330から入力される画像信号
SigRGBCに対してシリアル−パラレル変換を行う回路である。
また、プリチャージ回路320は、所定の極性及び所定の電位を有するプリチャージ信
号VP(プリチャージ電位)を、水平帰線期間において画像信号供給線331に供給する
回路である。プリチャージ信号VPは、図示しない電圧生成回路から出力され、プリチャ
ージ信号線322及びプリチャージスイッチ321を介して画像信号供給線331に供給
される。
プリチャージ信号VPは、対向電極電位Vcomを基準とした場合に、画像信号と同一
極性であり、かつ対向電極電位Vcomと画像信号との中間となる電位を有する信号であ
る。本実施形態では、対向電極電位Vcomを基準とした画像信号の電位の半分の電位が
、プリチャージ信号VPとして、画像信号供給線331に供給される。プリチャージ信号
VPは、プリチャージスイッチ321の開閉により、所定のタイミングで画像信号供給線
331に供給される。
図5を参照して、データドライバ部38の動作を説明する。なお、以下の動作は、電気
光学装置200が、メイン表示モードの状態である場合に実施されるものである。
当該画素37を選択するための走査信号Hsyncが供給されるのに先立って、水平帰
線期間TB中の所定の期間だけ、プリチャージスイッチ321にPCオン信号SELPC
が供給され、プリチャージスイッチ321がオン状態とされる。またPCオン信号SEL
PCと同じタイミングで、デマルチプレクサ回路310の選択スイッチ311、312、
313及び314に、それぞれ選択信号であるオン信号SELR、SELG、SELG及
びSELCが供給される。これにより、画素37の各サブ画素37R、37G、37B及
び37Cと、各データ線34R、34G、34B及び34Cとが電気的に接続される。よ
って、水平帰線期間TB中の所定の期間だけ、各サブ画素37R、37G、37B及び3
7Cに各データ線34R、34G、34B及び34Cを介してプリチャージ信号VPが供
給され、画素37への書込みに先立ってプリチャージが行われる。
プリチャージ後は、プリチャージスイッチ321、選択スイッチ311、312、31
3及び314はオフ状態とされる。この状態では、各データ線34R、34G、34B及
び34Cは、ハイインピーダンス(Hi−z)状態となるため、プリチャージされた電荷
は維持される。
次に、画素37の各サブ画素37R、37G、37B及び37CのTFTのゲートに走
査信号Hsyncが供給され、TFTがオン状態とされる。この各サブ画素37R、37
G、37B及び37CのTFTがオン状態とされている状態の期間を、以下、選択期間と
称する。
次に、オン信号SELR、SELG、SELG及びSELCが、選択期間を4分割した
期間だけ、選択スイッチ311、312、313及び314に供給される。これにより、
画像信号SigRGBCに含まれる各色用の成分である画像信号SigR、SigG、S
igB及びSigCが、それぞれサブ画素37R、37G、37B及び37Cに書き込ま
れる。なお、各サブ画素37R、37G、37B及び37Cに、それぞれ画像信号Sig
R、SigG、SigB及びSigCを書き込む期間は均等でなくともよい。
次に、サブ表示パネル51の詳細な構成及び動作について、図6及び図7を参照して説
明する。図6は、サブ表示パネル51の構成を説明する説明図である。図7は、サブ表示
パネル51の、1H期間内における画素に供給される信号の様子を説明するためのタイミ
ングチャートである。
サブ表示パネル51上のサブドライバ部250は、サブ走査ドライバ部59及びサブデ
ータドライバ部58を有して構成されている。以下においては、サブ表示パネル51に形
成されたある1つの画素57を構成する3つのサブ画素57R、57G及び57Bと、該
画素57に画像信号を供給するサブデータドライバ部58について着目して説明する。
また、本実施形態のサブ表示パネル51は、電圧生成回路521から対向電極60に供
給される電位である対向電極電位Vcomの極性が1H期間毎に反転し、さらにこの対向
電極電位Vcomを基準とした画像信号の極性も1H期間毎に反転する、いわゆる1Hコ
モン反転駆動(極性反転駆動)が行われる液晶装置である。
サブデータドライバ部58は、データ線54R、54G及び54Bを介して、それぞれ
サブ画素57R、57G及び57Bに電気的に接続されている。
サブデータドライバ部58は、いわゆるデマルチプレクス駆動を行う液晶駆動回路であ
り、第2の選択回路であるデマルチプレクサ510と、デジタル/アナログ変換回路(Di
gital to Analog Converter;以下、DACと称する)530と、ラッチ回路540とを
具備して構成されている。
ラッチ回路540は、駆動回路1から供給される3色映像信号から、ある同一の走査線
53に接続されている各画素の表示データを取り込み、該表示データを各画素に対応して
設けられたDAC530へ出力する回路である。ここで、1画素の表示データには、図3
に示したように、RGBの各3色に対応する表示データがシリアルに含まれている。
DAC530は、ラッチ回路540から入力される表示データに対応したアナログの電
圧信号である画像信号SigRGBを出力する回路である。DAC530は、画像信号供
給線531を介してデマルチプレクサ回路510に電気的に接続されている。
デマルチプレクサ回路510は、各データ線54R、54G及び54Bと、画像信号供
給線531とをそれぞれ接続する選択スイッチ511、512及び513を具備して構成
されている。デマルチプレクサ回路510は、当該画素57の選択期間中に、画素57に
接続されている所定本数のデータ線54R、54G及び54Bのうちから、選択信号であ
るオン信号SELR、SELG及びSELBに基づいて順次1本を選択し、DAC530
から入力される画像信号から各サブ画素57R、57G及び57B用の色成分である画像
信号SigR、SigG及びSigBを、それぞれ各データ線54R、54G及び54B
に供給する回路である。
例えば、画像信号SigRGBのうちの画像信号SigRが入力される所定のタイミン
グで、選択信号であるSELRが入力されて選択スイッチ511がオン状態とされること
により、画像信号SigRは、データ線54Rを介して画素57Rに供給される。画像信
号SigRが所定の時間間隔だけ画素57Rに供給された後に、選択スイッチ511はオ
フ状態とされる。
言い換えれば、デマルチプレクサ回路510は、DAC530から入力される画像信号
SigRGBに対してシリアル−パラレル変換を行う回路である。
また、サブ表示パネル31の表示領域32を介してサブデータドライバ部58に対向す
る位置には、イコライズ回路520が形成されている。イコライズ回路520は、対向電
極電位Vcomに各データ線54R、54G及び54Bを接続するための回路である。
電圧生成回路521から供給される対向電極電位Vcomは、イコライズ用信号線52
2及びスイッチ素子であるイコライズスイッチ523、524、525及び526を介し
て、データ線54R、54G及び54Bに供給される。イコライズスイッチ523、52
4、525及び526は、イコライズ信号SELEQにより同時に開閉するスイッチ回路
であり、イコライズ信号SELEQが供給される期間だけ、データ線54R、54G及び
54Bを介して対向電極電位Vcomが各サブ画素57R、57G及び57Bに供給され
る。
図7を参照して、サブデータドライバ58の動作を説明する。なお、以下の動作は、電
気光学装置200が、サブ表示モードの状態である場合に実施されるものである。
画素57を選択するための走査信号Hsyncが供給されるのに先立って、水平帰線期
間TB中の所定の期間だけ、イコライズ信号SELEQが供給され、イコライズスイッチ
523、524、525及び526がオン状態とされる。これにより、画素57の各サブ
画素57R、57G及び57Bと、電圧生成回路521とが電気的に接続される。よって
、水平帰線期間TB中の所定の期間だけ、各サブ画素57R、57G及び57Bに対向電
極電位Vcomが供給される。すなわち、画素57への画像信号SigRGBの書込みに
先立って、各サブ画素57R、57G及び57Bの画素電極55は対向電極60と短絡さ
れる。これにより、画素電極55の電位は、強制的に対向電極電位Vcomと等電位とさ
れイコライズされるのである。
イコライズ後は、イコライズスイッチ523、524、525及び526はオフ状態と
される。この状態では、各データ線54R、54G及び54Bは、ハイインピーダンス(
Hi−z)状態となるため、各サブ画素57R、57G及び57Bはイコライズされた状
態が維持される。この状態において、画素電極55と対向電極60とは等電位であるため
、電力が消費されることがない。
次に、画素57の各サブ画素57R、57G及び57BのTFTのゲートに走査信号H
syncが供給され、TFTがオン状態とされる
次に、オン信号SELR、SELG及びSELGが、選択期間を3分割した期間だけ、
選択スイッチ511、512及び513に供給される。これにより、画像信号SigRG
Bに含まれる各色用の成分である画像信号SigR、SigG及びSigBが、それぞれ
サブ画素57R、57G及び57Bに書き込まれる。なお、各サブ画素57R、57G及
び57Bに、それぞれ画像信号SigR、SigG及びSigBを書き込む期間は均等で
なくともよい。
上述のように、本実施形態の電気光学装置200は、RGBCの4色の着色領域を有す
るカラーフィルタを具備して構成されるメイン表示パネル31と、RGBの3色の着色領
域を有するカラーフィルタを具備して構成されるサブ表示パネル51とを有して構成され
ている。電気光学装置200には、従来の電気光学装置と同様にRGBの3色の色情報を
含んだ3色映像信号が入力される。
メイン表示モードが選択された場合には、3色映像信号は、駆動回路1において4色映
像信号に変換され、メイン表示パネル31の表示領域32に表示される。このとき、サブ
表示パネル51の動作は停止されている。
一方、サブ表示モードが選択された場合には、3色映像信号は、変換されずにサブ表示
パネル51の表示領域52に表示される。このとき、メイン表示パネル31の動作は停止
されている。また、駆動回路1の画像処理回路14の動作も停止されている。
このように、本実施形態の電気光学装置200は、一方の表示パネルで画像の表示を行
っている場合には、他方の表示パネル及び他方の表示パネルを駆動するための回路の動作
を停止させることができる。これにより、電気光学装置200の低消費電力化を図ること
ができる。
また、本実施形態では、メイン表示パネル31及びサブ表示パネル51は、選択回路で
あるデマルチプレクサ回路を具備したデータドライバ部38及びサブデータドライバ部5
8により駆動される。
この駆動方法により、各サブ画素に接続される各データ線にそれぞれDAC回路及びア
ンプ回路を配設する必要がなく、本実施形態では、データ線数の1/4又は1/3の数だ
け配設すればよい。DAC回路は、電気光学装置の駆動回路の中で占める面積の割合が大
きく、また、消費する電力の割合も大きい回路である。
特に本実施形態のメイン表示パネル31のように、従来と同じ画素数の電気光学装置で
カラーフィルタの着色領域の色数を従来の3色よりも増やした場合、色数の増加に比例し
てデータ線数が増加するため、消費電力が増加し、さらに駆動回路が大型化してしまうと
言う問題があった。
しかしながら、本実施形態によれば、従来の各データ線にそれぞれDAC回路を設ける
形態に比して、DAC回路の数を1/4にすることができる。これにより、本実施形態の
電気光学装置200では、駆動回路の小型化及び低消費電力化を図ることができるのであ
る。また、本実施形態では映像信号をシリアル化して転送するため、配線数を減らすこと
が可能となり、より小型化を図ることができる。
また、メイン表示パネル31は、プリチャージ回路320を具備したデータドライバ部
38により、各画素への画像信号の書込みに先立って、画素に所定の電位が書き込まれる
(プリチャージが行われる)。上述のようなデマルチプレクス駆動を行う場合、特に本実
施形態のメイン表示パネル31のように、従来と同じ画素数の電気光学装置でカラーフィ
ルタの着色領域の色数を従来の3色よりも増やした場合には、サブ画素を選択する期間、
すなわちサブ画素に画像信号を書き込む期間が、従来に比して短くなってしまう。サブ画
素に画像信号を書き込む期間が短くなり書き込む期間が不足する場合、表示される画像の
コントラストの低下、さらには画像が表示されないという表示品位の悪化が発生してしま
う。
しかしながら、本実施形態によれば、4色のカラーフィルタを用いつつ、プリチャージ
を行うことによって、画像信号の書込み不足による表示品位の悪化を防ぐことが可能とな
るため、従来に比してより色再現性及び表示品位を向上させることが可能となる。
一方、サブ表示パネル51は、イコライズ回路520により、各画素への画像信号の書
込みに先立って、データ線54が対向電極電位Vcomに接続される(イコライズされる
)。このイコライズにより、データ線54と対向電極60とは等電位となるため、非選択
期間のサブ画素57において電力が消費されることがない。これにより、サブ表示パネル
51の低消費電力化を図ることができる。また、メイン表示パネル31と同様に、デマル
チプレクス駆動を行うことにより、画素電極55へ画像信号を書き込む期間が不足する場
合が生じることが考えられる。しかしながら、画像信号の書込みに先立ってイコライズを
行うことにより、イコライズを行わない場合に比してより少ない選択期間で画像信号を書
き込むことが可能となり、画像信号の書込み不足による表示品位の悪化を防ぐことが可能
となる。
特にサブ表示パネル51が駆動されるサブ表示モードは、例えば図8電子機器である携
帯電話機の待受け状態(待機状態)であるため、サブ表示パネル51は低消費電力である
ことが望ましいものであるが、本実施形態では上述の構成によりそれを実現することが可
能となる。
よって、本実施形態によれば、メイン及びサブの2つの表示パネルを備え、かつメイン
表示パネルに4色のカラーフィルタを用い色再現性を高めた電気光学装置を、従来よりも
小型かつ低消費電力ものとして実現することが可能となるのである。
なお、上述の本実施形態の電気光学装置200は、メイン表示パネル31にRGBCの
4色のカラーフィルタ、サブ表示パネル51にRGBの3色のカラーフィルタが用いられ
るものであるが、本発明の電気光学装置のカラーフィルタの着色領域に用いられる色数は
この組み合わせに限られるものではない。メイン表示パネルに使用されるカラーフィルタ
の着色領域を、5色以上としてもよい。例えば、RGBCの4色に加えて、白(無色)の
着色領域を使用する構成が考えられる。この場合メイン表示パネルの、白表示における輝
度を向上させることができる。
また、本実施形態では、メインドライバ部230及びサブドライバ部250はそれぞれ
一つの半導体チップで構成されて実装されるものとしているが、例えば、メインドライバ
部230及びサブドライバ部250は、表示パネルを構成する基板上に、他の配線と同様
に半導体製造工程によって形成されるものであってもよい。また、メインドライバ部23
0及びサブドライバ部250はそれぞれ複数の半導体チップで構成されるものであっても
よい。
(電子機器)
以下、本実施形態の電子機器を図面を参照して説明する。本発明に係る電子機器として
、本実施形態では折り畳み式の携帯電話機を例に挙げて説明する。図8は折り畳み式の携
帯電話機の斜視図であり、特に、図8(a)は携帯電話機を開いた状態を示し、図8(b
)は携帯電話機を折り畳んで閉じた状態を示している。
本実施形態の携帯電話機100は、第1ボディ101と第2ボディ102とを有して構
成されている。第1ボディ101と第2ボディ102とは、ヒンジ103により接続され
ており、該ヒンジ103を中心として、第1ボディ101と第2ボディ102とのなす角
度を変えることが可能な構成となっている。以下、図8(a)に示すように携帯電話機1
00の第1ボディ101と第2ボディ102とが離れた状態のことを、開状態と称し、図
8(b)に示すように携帯電話機100の第1ボディ101と第2ボディ102とが近接
し折り畳まれた状態のことを閉状態と称する。
第1ボディ101の閉状態とされた場合に内側となる面には、受話口104及びメイン
表示パネル31が配設されている。受話口104の近傍には、磁石111が埋め込まれて
いる。また、第1ボディ101の閉状態とされた場合に外側となる面には、伸縮可能なア
ンテナ107及びサブ表示パネル51が配設されている。
一方、第2ボディ102の閉状態とされた場合に内側となる面には、複数の操作スイッ
チ106及び送話口105が配設されている。また、閉状態とした場合に磁石111と対
向する位置に磁気近接センサ110が配設されている。磁気近接センサ110は、磁界の
強弱に応じて信号を出力するセンサである。磁気近接センサ110は、磁石111の接近
、離間を検出することで、携帯電話機100の開閉の状態を検出するためのものである。
表示部であるメイン表示パネル31及びサブ表示パネル51は、本実施形態の電気光学
装置を構成する2つの液晶表示パネルであり、表示領域32及び52に所定の画像を表示
するものである。携帯電話機100が開状態である場合には、メイン表示パネル31の表
示領域32に画像が表示される。また、携帯電話機100が閉状態である場合には、サブ
表示パネル51の表示領域52に画像が表示される。
使用者が携帯電話機100を操作する場合に主に観察するのはメイン表示パネル31に
表示される画像であり、本実施形態では、メイン表示パネル31により、写真等の精細な
静止画像や動画像等を高精細かつ高い色再現性で表示することが可能となる。一方、携帯
電話機100が閉状態、すなわち待受け状態である場合には、サブ表示パネル51に、主
に時刻や着信を示すためのテキスト等の比較的精細度及び色再現性を必要としない画像を
低消費電力で表示することが可能となる。
さらに、本実施形態の電子機器としては、他にも、テレビジョンや、ビューファインダ
型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手
帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタ
ルスチルカメラ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種
の電子機器に対して、本発明に係る電気光学装置が適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から
読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更
を伴う電気光学装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
電気光学装置の概略構成を示す説明図である。 駆動回路の概略構成を示すブロック図である。 駆動回路から出力される映像信号を説明するタイミングチャートである。 メイン表示パネルの構成を説明する説明図である。 メイン表示パネル動作を説明するタイミングチャートである サブ表示パネルの構成を説明する説明図である。 サブ表示パネル動作を説明するタイミングチャートである 折り畳み式の携帯電話機の斜視図である。
符号の説明
1 駆動回路、11 LCDコントローラ、 31 メイン表示パネル、 35 画素電
極、 40 対向電極、 51 サブ表示パネル、 55 画素電極、 60 対向電極
、 230 メインドライバ部、 250 サブドライバ部、37R、37G、37B、
37C サブ画素、 57R、57G、57B サブ画素

Claims (7)

  1. 複数の第1のデータ線と複数の第1の走査線との交差に対応して設けられた画素であっ
    て少なくとも4色以上の着色領域を有するカラーフィルタに対応した画素を有し、前記第
    1のデータ線に供給される画像信号に基づいて表示を行う第1の表示パネルと、
    複数の第2のデータ線と複数の第2の走査線との交差に対応して設けられた画素であっ
    て前記第1の表示パネルよりも少ない色数の着色領域を有するカラーフィルタに対応した
    画素を有し、前記第2のデータ線に供給される画像信号に基づいて表示を行う第2の表示
    パネルと、
    前記第2の表示パネルに対応した第1の色画像信号が入力され、当該第1の色画像信号
    を前記第1の表示パネルに対応した第2の色画像信号に変換して出力する画像処理回路と

    選択信号に基づいて所定本数のデータ線から選択した1本の第1のデータ線に対して前
    記第2の色画像信号を時分割した信号を供給するための第1の選択回路と、所定の期間に
    おいて前記第1のデータ線にプリチャージ電位を供給するプリチャージ回路と、を有する
    第1の駆動回路と、
    選択信号に基づいて所定本数のデータ線から選択した1本の第2のデータ線に対して前
    記第1の色画像信号を時分割した信号を供給するための第2の選択回路と、所定期間にお
    いて前記第2のデータ線を所定電位に接続するスイッチ素子を備えたイコライズ回路と、
    を有する第2の駆動回路と、
    を具備したことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記画像処理回路は、前記第1及び第2の色画像信号としてデジタル信号を出力し、
    前記第1及び第2の駆動回路は、夫々入力された前記第1又は第2の色画像信号をアナ
    ログ信号に変換するデジタルアナログコンバータを有することを特徴とする請求項1に記
    載の電気光学装置。
  3. 前記第1の選択回路は、前記第1の表示パネルの各着色領域に対応した前記第2の色画
    像信号の色成分を、夫々対応する第1のデータ線に供給し、
    前記第2の選択回路は、前記第2の表示パネルの各着色領域に対応した前記第1の色画
    像信号の色成分を、夫々対応する第2のデータ線に供給することを特徴とする請求項1に
    記載の電気光学装置。
  4. 前記第1の駆動回路は、前記第1の表示パネルを極性反転駆動するものであって、
    前記プリチャージ回路は、水平帰線期間において前記第1のデータ線に供給する前記第
    2の画像信号の極性と同一極性のプリチャージ電位を設定することを特徴とする請求項1
    に記載の電気光学装置。
  5. 前記第2の表示パネルは、前記第2のデータ線に接続された画素電極と、対向電極との
    間に電気光学物質を介在させて構成されるものであって、
    前記イコライズ回路は、水平帰線期間において前記第2のデータ線を前記対向電極電位
    に前記スイッチ素子を介して接続することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  6. 前記第1の色画像信号は、赤系、緑系及び青系の3色画像信号であり、
    前記第2の色画像信号は、少なくとも4色以上の多色画像信号であることを特徴とする
    請求項1に記載の電気光学装置。
  7. 上記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気光学装置によって表示部を構成したこ
    とを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134107A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Seiko Epson Corp 集積回路装置、電気光学装置、及び電子機器
WO2012147962A1 (ja) * 2011-04-28 2012-11-01 シャープ株式会社 液晶表示装置
KR20170012793A (ko) * 2015-07-24 2017-02-03 엘지디스플레이 주식회사 표시장치

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