JP2008025906A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構成が簡便で低コストであり、故障の心配がなく、しかも着実に庫内に飛散する水滴量を低減することが可能な冷凍装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 筐体内に、庫内空気を冷却する蒸発器と、該蒸発器を通して庫内空気を循環させる送風機27と、蒸発器により冷却された冷風を庫内へと導く送風路を形成する内側壁27Aを備えた冷凍装置において、内側壁27Aに、排水用の貫通孔28,29が設けられる。
【選択図】 図4
【解決手段】 筐体内に、庫内空気を冷却する蒸発器と、該蒸発器を通して庫内空気を循環させる送風機27と、蒸発器により冷却された冷風を庫内へと導く送風路を形成する内側壁27Aを備えた冷凍装置において、内側壁27Aに、排水用の貫通孔28,29が設けられる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、冷凍車両の冷凍庫や輸送用冷凍コンテナ、あるいは定置型の冷凍冷蔵庫等に適用される冷凍装置に関するものである。
冷凍庫に付設される冷凍装置は、一般に冷凍庫内に面して、庫内空気を循環されるための送風路と、この送風路中に設置される蒸発器と、蒸発器を経て冷却された空気を庫内へと循環させる送風機とを備えている。かかる冷凍装置により冷凍庫内を冷却する冷却運転を行った場合、空気中の水分が蒸発器の表面で凝結し、これがやがて霜となって堆積される。このように、蒸発器の表面に霜が着くと、蒸発器での冷媒と空気との熱交換が阻害され、冷却能力が低下されることとなる。そこで、冷凍装置では、蒸発器への着霜を検出して定期的に霜を溶かすデフロスト運転が行われるようになっている。
デフロスト運転には、冷却運転を停止した上で、電気ヒータにより蒸発器を加熱するヒータ加熱方式、あるいは圧縮機から吐出されるホットガスを直接蒸発器に導入して蒸発器を加熱するホットガスバイパス方式等の加熱デフロスト方式が多く採用されている。
ところで、上記のような加熱デフロスト運転を行うと、霜が溶解して発生する水蒸気の一部が蒸発器表面に残ったり、冷凍装置内の送風路表面等で結露し、それらがデフロスト運転終了後に冷却運転を再開したとき、水滴となって冷風に伴われて庫内に飛散する問題が発生する。
ところで、上記のような加熱デフロスト運転を行うと、霜が溶解して発生する水蒸気の一部が蒸発器表面に残ったり、冷凍装置内の送風路表面等で結露し、それらがデフロスト運転終了後に冷却運転を再開したとき、水滴となって冷風に伴われて庫内に飛散する問題が発生する。
そこで、従来においては、デフロスト運転終了後の冷却運転再開時に、蒸発器用送風機を低風量で運転させる、あるいは遅延起動させる等によって庫内への水滴飛散を防止するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
また、同様の目的でデフロスト運転終了後に蒸発器用送風機を一旦逆回転させるようにしたもの(特許文献2参照)、あるいは空気の吸い込み口、吹き出し口をダンパで閉じて送風運転を行うことにより、水滴を強制排出するようにしたもの(特許文献3参照)等が提案されている。
また、同様の目的でデフロスト運転終了後に蒸発器用送風機を一旦逆回転させるようにしたもの(特許文献2参照)、あるいは空気の吸い込み口、吹き出し口をダンパで閉じて送風運転を行うことにより、水滴を強制排出するようにしたもの(特許文献3参照)等が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1のものは、蒸発器表面に残っている水滴の飛散防止には有効であるが、送風路の表面で結露し、そこに付着している水滴の庫内への飛散を防止することはできず、その効果は限定的である。特許文献2のものは、送風機に逆転機能付のモータ電気回路を付設しなければならないため、コスト高となる。また、特許文献3のものは、着氷の発生が懸念される冷凍庫内にダンパ等の機能部品を設置するリスクを伴うとともに、コスト高となる。更には、上記した何れのものも、電気回路やメカ的機構が構成上不可欠となるため、それらが故障要素になり得る等、様々な問題を内包している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、構成が簡便で低コストであり、故障の心配がなく、しかも着実に庫内に飛散する水滴量を低減することが可能な冷凍装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷凍装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる冷凍装置は、筐体内に、庫内空気を冷却する蒸発器と、該蒸発器を通して庫内空気を循環させる送風機と、前記蒸発器により冷却された冷風を庫内へと導く送風路を形成する内側壁とを備えた冷凍装置において、前記内側壁に、排水用の貫通孔が設けられることを特徴とする。
すなわち、本発明にかかる冷凍装置は、筐体内に、庫内空気を冷却する蒸発器と、該蒸発器を通して庫内空気を循環させる送風機と、前記蒸発器により冷却された冷風を庫内へと導く送風路を形成する内側壁とを備えた冷凍装置において、前記内側壁に、排水用の貫通孔が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、送風路を形成する内側壁に、排水用の貫通孔が設けられるので、送風路の内面に付着している水滴は冷風により送風路内面を伝って移動され、貫通孔位置へと運ばれた後、貫通孔を通して送風路外へと排出されることとなる。従って、冷風に伴われて庫内に飛散される水滴の量を大幅に低減することができ、庫内に積載された荷物を水滴から保護することができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上記の冷凍装置において、前記内側壁は、前記送風機のファンケーシングにより構成されることを特徴とする。
本発明によれば、内側壁が送風機のファンケーシングにより構成されるので、例えばシロッコファン等のようにファンケーシングを有する送風機が搭載されている冷凍装置の場合は、ファンケーシングに貫通孔を設けるだけの簡便な構成により、庫内への水滴飛散を防止することができる。従って、他の水滴飛散防止構造に比べ構成を著しく簡素化し、顕著なコスト低減効果を得ることができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上記の冷凍装置において、前記内側壁は、前記送風機の少なくとも下流側に設けられる導風板により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、内側壁が送風機の少なくとも下流側に設けられる導風板により構成されるので、プロペラファンのようなケーシングレスの送風機が搭載されている冷凍装置の場合でも、内側壁を構成する導風板に貫通孔を設けるだけの簡便な構成により、送風路内面に付着されている水滴を、貫通孔を通して送風路外へと排出し、庫内へと飛散されるのを防止することができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上述のいずれかの冷凍装置において、前記貫通孔は、前記送風路を横断する方向にその略全幅にわたって設けられることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔が内側壁に送風路を横断する方向にその略全幅にわたって設けられるので、冷風により送風路内面を伝って移動される水滴は、必ず貫通孔へと運ばれることとなる。従って、送風路の内面から剥離し、冷風に乗って庫内に吹き出される水滴を除く大部分の水滴を着実に送風路外へと排出することができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上述のいずれかの冷凍装置において、前記貫通孔は、前記送風路を横断する方向に沿って穿設されるスリット孔により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔が送風路を横断する方向に沿って穿設されるスリット孔により構成されるので、冷風により送風路内面を伝って移動される水滴をスリット孔によって確実に捕捉し、送風路外へと排出することができる。従って、水滴が送風路出口へと移動し庫内に飛散されるのを防止することができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上述のいずれかの冷凍装置において、前記貫通孔は、隣接する孔同士が互いに送風路を横断する方向にオーバーラップされて複数個設けられることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔が隣接する孔同士が互いに送風路を横断する方向にオーバーラップされて複数個設けられるので、送風路内面を伝って移動される水滴が貫通孔を素通りして下流側へと移動し、庫内に飛散されるのを確実に防止することができる。また、貫通孔を複数個に分割して設けることにより、内側壁の強度確保が容易となる。
本発明によれば、貫通孔が隣接する孔同士が互いに送風路を横断する方向にオーバーラップされて複数個設けられるので、送風路内面を伝って移動される水滴が貫通孔を素通りして下流側へと移動し、庫内に飛散されるのを確実に防止することができる。また、貫通孔を複数個に分割して設けることにより、内側壁の強度確保が容易となる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上記の冷凍装置において、前記貫通孔は、千鳥配列された複数の丸孔により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔が千鳥配列された複数の丸孔により構成されるので、送風路内面を伝って移動される水滴をいずれかの丸孔により捕捉して確実に送風路外へと排出することができる。従って、水滴の庫内への飛散を防止することができるとともに、貫通孔を穿設することによる内側壁の強度低下を最小限に抑制することができる。
本発明によれば、貫通孔が千鳥配列された複数の丸孔により構成されるので、送風路内面を伝って移動される水滴をいずれかの丸孔により捕捉して確実に送風路外へと排出することができる。従って、水滴の庫内への飛散を防止することができるとともに、貫通孔を穿設することによる内側壁の強度低下を最小限に抑制することができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上述のいずれかの冷凍装置において、前記貫通孔は、前記送風路の送風方向に沿って複数箇所に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔が送風路の送風方向に沿って複数箇所に設けられるので、その間隔を適切に設定することにより、送風路内面に沿って移動する水滴同士が結合して成長し、送風路内面から剥離して滴下する前に確実に貫通孔を通して送風路外へと排出することができる。従って、水滴の庫内への飛散量を飛躍的に減少させることができる。
本発明によれば、貫通孔が送風路の送風方向に沿って複数箇所に設けられるので、その間隔を適切に設定することにより、送風路内面に沿って移動する水滴同士が結合して成長し、送風路内面から剥離して滴下する前に確実に貫通孔を通して送風路外へと排出することができる。従って、水滴の庫内への飛散量を飛躍的に減少させることができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上記の冷凍装置において、前記貫通孔の少なくとも1つが前記送風路の出口付近に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔の少なくとも1つが送風路の出口付近に設けられるので、この貫通孔から水滴を送風路外に排出することにより、送風路の出口付近まで移動されてきた水滴がそのまま送風路出口から庫内に飛散されるのを防止することができる。従って、庫内に飛散される水滴量をより減少させることができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上述のいずれかの冷凍装置において、前記貫通孔のうち、送風方向の下流側に設けられる貫通孔の方が、上流側に設けられる貫通孔よりも大きくされていることを特徴とする。
本発明によれば、送風方向の下流側に設けられる貫通孔の方が、上流側に設けられる貫通孔よりも大きくされているので、送風路内の内圧が出口側に近づくにつれて低下してもその分貫通孔が大きくされていることから、下流側貫通孔の水滴排出機能を十分に確保することができる。従って、送風路の下流側においても水滴を着実に送風路外へと排出することができる。
さらに、本発明の冷凍装置は、上述のいずれかの冷凍装置において、前記貫通孔を貫通する風量が全送風量の1%程度の体積流量に設定されることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔を貫通する風量が全送風量の1%程度の体積流量に設定されるので、内側壁を貫通する風量による送風機の送風性能低下を微小とし、冷却性能に対する影響をほとんど無視できる程度に抑制することができる。
本発明の冷凍装置によると、送風路の内面に付着している水滴を、貫通孔を通して送風路外へと排出することができるため、冷風と伴われて庫内に飛散される水滴の量を大幅に低減することができ、庫内に積載される荷物を水滴から保護することができる。
また、内側壁に貫通孔を設けるだけのため、構成が極めて簡便であり、従来の水滴飛散防止構成に比べ顕著なコスト低減効果が得られるとともに、電気回路やメカ的機構等がないため、故障要素もまったくなく、水滴飛散防止効果が確実に期待できる。
さらに、水滴回収運転等も不要となるため、デフロスト後に直ちに冷凍運転を再開することができ、デフロスト運転による庫内温度上昇を可及的に抑制することができる。
また、内側壁に貫通孔を設けるだけのため、構成が極めて簡便であり、従来の水滴飛散防止構成に比べ顕著なコスト低減効果が得られるとともに、電気回路やメカ的機構等がないため、故障要素もまったくなく、水滴飛散防止効果が確実に期待できる。
さらに、水滴回収運転等も不要となるため、デフロスト後に直ちに冷凍運転を再開することができ、デフロスト運転による庫内温度上昇を可及的に抑制することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図5を用いて説明する。
本実施形態では、冷凍車両1に搭載の冷凍庫2に適用される一体型冷凍ユニット(冷凍装置)3を例に説明する。
図1に冷凍車両1の一例が示されている。冷凍車両1は、キャビン1Aと走行用エンジン1Bとを備え、キャビン1Aの後部に冷凍庫2が搭載される。冷凍庫2は、断熱構造の箱体により構成され、後面に図示省略の荷物搬出入用扉を備えている。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図5を用いて説明する。
本実施形態では、冷凍車両1に搭載の冷凍庫2に適用される一体型冷凍ユニット(冷凍装置)3を例に説明する。
図1に冷凍車両1の一例が示されている。冷凍車両1は、キャビン1Aと走行用エンジン1Bとを備え、キャビン1Aの後部に冷凍庫2が搭載される。冷凍庫2は、断熱構造の箱体により構成され、後面に図示省略の荷物搬出入用扉を備えている。
一体型冷凍ユニット3は、コンデンサユニット5とエバポレータユニット6とが一体化された構成を有し、冷凍庫2の前面壁2Aの上方位置に、その一部がキャビン1Aの上方へ突出された状態で固定設置される。一体形冷凍ユニット3は、走行用エンジン1Bによって駆動される圧縮機4を有するとともに、エバポレータユニット6が冷凍庫2の庫内と連通され、庫内空気がエバポレータユニット6に循環可能に構成される。
図2には、一体型冷凍ユニット3に適用される冷凍サイクル7が示されている。冷凍サイクル7は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機4と、圧縮機4から送られる高温高圧の冷媒ガスを外気との熱交換により放熱させて凝縮させるコンデンサ8(凝縮器)と、コンデンサ8で凝縮された液冷媒を貯留するレシーバ9と、凝縮された液冷媒をエバポレータ12(蒸発器)からのガス冷媒と熱交換させて過冷却を付与するサブクーラ10と、過冷却された液冷媒を断熱膨張させる膨張弁11と、断熱膨張された冷媒と庫内空気とを熱交換させて蒸発させるエバポレータ12と、蒸発されたガス冷媒中の液分を分離してガス冷媒のみを圧縮機4に吸入させるアキュームレータ13とをこの順に冷媒配管14で接続することによって構成される。また、冷凍サイクル14には、圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒ガスを直接エバポレータ12に導入するデフロスト用のホットガスバイパス配管15および電磁開閉弁16,17と、コンデンサ8に対して外気を送風するコンデンサ用ファン18(送風機)およびエバポレータ12に庫内空気を循環させるエバポレータ用ファン19(送風機)とが付設されている。なお、この冷凍サイクル7の構成は、一般的なものである。
図3に、一体型冷凍ユニット3の概略構成図が示されている。この一体型冷凍ユニット3は、骨格材20Aの内側に発泡樹脂製の断熱壁20Bが設けられ、周囲面の一側面が開口部20Cとされた構成の断熱筐体20を有している。一体型冷凍ユニット3は、冷凍庫2の前面壁2Aの上部に設けられている冷凍ユニット装着孔2Bに断熱筐体20の開口部20Cを嵌合させ、冷凍庫2の前面壁にボルト21を介して組み付け装着される。
断熱筐体20の前方外面(図示の右側面)には、実線矢印のように外気が流通されるコンデンサケース5A内に、コンデンサ8とコンデンサ用ファン18とを組み込んで構成されたコンデンサユニット5が、ボルト22を介して取り付けられる。
断熱筐体20の前方外面(図示の右側面)には、実線矢印のように外気が流通されるコンデンサケース5A内に、コンデンサ8とコンデンサ用ファン18とを組み込んで構成されたコンデンサユニット5が、ボルト22を介して取り付けられる。
また、断熱筐体20の内部には、空気が流通可能なエバポレータケース6A内に、エバポレータ12とエバポレータ用ファン19とを組み込んで構成されたエバポレータユニット6と、実線矢印のように冷凍庫2内の空気をエバポレータユニット6へと吸い込ませ、エバポレータユニット6を経て冷却された空気を庫内に向けて吹き出す空気循環流路23と、エバポレータユニット6の下方部位に配置され、断熱筐体20の底面により形成されるドレン受け24と、ドレン受け24に集められたドレンを外部に排水する排水口25および排水ホース26と、が備えられる。
本実施形態においては、上記エバポレータ用ファン19として、ケーシング付のシロッコファン27が用いられる。
図4は、シロッコファン27の外形斜視図を示すものであり、このシロッコファン27は、公知の如く、図示省略された筒状の羽根車と、この羽根車を収容するスクロールケーシング(内側壁)27Aとを有する。なお、スクロールケーシング27Aは、断熱筐体20およびエバポレータケース6Aに対して内側に位置しており、いわゆる二重壁構造となっている。このシロッコファン27は、モータ回転軸に取り付けられて回転され、軸方向に設けられている吸い込み口27Bから空気を吸い込み、これを羽根車の回転により遠心方向に圧送して吹き出し口27Cから吹き出すように構成されている。
図4は、シロッコファン27の外形斜視図を示すものであり、このシロッコファン27は、公知の如く、図示省略された筒状の羽根車と、この羽根車を収容するスクロールケーシング(内側壁)27Aとを有する。なお、スクロールケーシング27Aは、断熱筐体20およびエバポレータケース6Aに対して内側に位置しており、いわゆる二重壁構造となっている。このシロッコファン27は、モータ回転軸に取り付けられて回転され、軸方向に設けられている吸い込み口27Bから空気を吸い込み、これを羽根車の回転により遠心方向に圧送して吹き出し口27Cから吹き出すように構成されている。
シロッコファン27のスクロールケーシング27Aには、その送風方向に沿う2箇所に各々排水用の第1および第2の貫通孔28,29が設けられる。
第1の貫通孔28は、スクロールケーシング27Aのノーズ部27Dから吹き出し口27Cに至るまでの間の送風路の略中間位置に設けられ、第2の貫通孔29は、吹き出し口27C付近に設けられる。この第1および第2の貫通孔28,29は、各々スリット孔28A,29Aにより構成され、スクロールケーシング27Aの送風路を横断する方向に沿って、その略全幅にわたり、隣接する孔同士が互いにオーバーラップされた状態に複数個千鳥配置されて設けられる。
第1の貫通孔28は、スクロールケーシング27Aのノーズ部27Dから吹き出し口27Cに至るまでの間の送風路の略中間位置に設けられ、第2の貫通孔29は、吹き出し口27C付近に設けられる。この第1および第2の貫通孔28,29は、各々スリット孔28A,29Aにより構成され、スクロールケーシング27Aの送風路を横断する方向に沿って、その略全幅にわたり、隣接する孔同士が互いにオーバーラップされた状態に複数個千鳥配置されて設けられる。
また、図5に示すように、第1および第2の貫通孔28,29は、スリット幅Sが3〜10mmの範囲に設定される。これはスリット幅Sが大きくなると、貫通孔28,29を貫通してショーサーキットする風量が増えて送風性能に悪影響(効率低下)を及ぼすためであり、一方、スリット幅Sが小さすぎると、表面張力で水滴が貫通孔28,29を貫通し難くなるためである。好ましくは5mm程度がよい。ちなみに、送風性能の低下を軽微とし、冷却性能に対する影響をほとんど無視できる程度とするため、第1および第2の貫通孔28,29は、そこを貫通する風量の合計がシロッコファン27の全送風量の1%程度の体積流量となるように、その大きさおよび個数が設定される。
また、吹き出し口27C付近に設けられる第2の貫通孔29を、第1の貫通孔28よりも多少大きめに設定した方がよい。これはスクロールケーシング27A内の内圧が吹き出し口27C付近に近づくにつれて低下し、水滴が排出されにくくなるのを防止するためである。
また、吹き出し口27C付近に設けられる第2の貫通孔29を、第1の貫通孔28よりも多少大きめに設定した方がよい。これはスクロールケーシング27A内の内圧が吹き出し口27C付近に近づくにつれて低下し、水滴が排出されにくくなるのを防止するためである。
以上の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
冷凍庫2内を冷却するための冷却運転は、冷凍車両1の走行用エンジン1Bにより圧縮機4を駆動して一体型冷凍ユニット3を作動させることにより行われる。圧縮機4が回転されることによって、冷凍サイクル7中の冷媒がサイクル内を循環され、この間にコンデンサユニット5のコンデンサ8で外気に放熱して凝縮液化される。凝縮された冷媒は、膨張弁11を経てエバポレータ12に流入し、ここでエバポレータ用ファン19(シロッコファン27)によりエバポレータユニット6に吸い込まれる冷凍庫2内の空気から吸熱して蒸発される。これにより庫内空気は冷却され、エバポレータ用ファン19(シロッコファン27)を経て庫内へと吹き出される。そして、冷凍庫2内は、庫内空気が冷凍ユニット3との間を循環されることにより設定温度に冷却されることとなる。
冷凍庫2内を冷却するための冷却運転は、冷凍車両1の走行用エンジン1Bにより圧縮機4を駆動して一体型冷凍ユニット3を作動させることにより行われる。圧縮機4が回転されることによって、冷凍サイクル7中の冷媒がサイクル内を循環され、この間にコンデンサユニット5のコンデンサ8で外気に放熱して凝縮液化される。凝縮された冷媒は、膨張弁11を経てエバポレータ12に流入し、ここでエバポレータ用ファン19(シロッコファン27)によりエバポレータユニット6に吸い込まれる冷凍庫2内の空気から吸熱して蒸発される。これにより庫内空気は冷却され、エバポレータ用ファン19(シロッコファン27)を経て庫内へと吹き出される。そして、冷凍庫2内は、庫内空気が冷凍ユニット3との間を循環されることにより設定温度に冷却されることとなる。
冷却運転を続けると、エバポレータ12に着霜する。この霜は、冷却運転を停止し、圧縮機4から吐出された高温高圧のホット冷媒ガスを、電磁開閉弁16を開、電磁開閉弁17を閉とし、ホットガスバイパス配管15を経てエバポレータ12に直接導入するデフロスト運転を行うことによって、除霜することができる。
このホットガスによる加熱デフロストにより、エバポレータ12から霜の溶解による水蒸気が発生し、これがエバポレータ12の表面やシロッコファン27のスクロールケーシング27A内外面で結露することにより水滴となって付着する。エバポレータ12の表面やスクロールケーシング27Aの外表面で結露した水滴の多くは重力で落下し、ドレン受け24で受け止められ、排水口25から排水ホース26を経て外部へと排出される。しかし、スクロールケーシング27Aの内面で結露した水滴の多くは、デフロスト運転終了後に、スクロールケーシング27A内にそのまま残る。
このホットガスによる加熱デフロストにより、エバポレータ12から霜の溶解による水蒸気が発生し、これがエバポレータ12の表面やシロッコファン27のスクロールケーシング27A内外面で結露することにより水滴となって付着する。エバポレータ12の表面やスクロールケーシング27Aの外表面で結露した水滴の多くは重力で落下し、ドレン受け24で受け止められ、排水口25から排水ホース26を経て外部へと排出される。しかし、スクロールケーシング27Aの内面で結露した水滴の多くは、デフロスト運転終了後に、スクロールケーシング27A内にそのまま残る。
こうした状態で、冷却運転が再開されると、スクロールケーシング27Aの内面に残されていた水滴が冷風の吹き出しに伴われて庫内に飛散されることとなる。
しかして、本実施形態においては、これらの水滴を、スクロールケーシング27Aに設けられている貫通孔28,29を通してスクロールケーシング27Aの外部に排水できるため、水滴が冷風に伴われて庫内に飛散されるのを防止することができる。
つまり、スクロールケーシング27Aの内面に付着されていた水滴は、シロッコファン27の運転開始と同時に送風による動圧を受け、互いに結合してより大きな水滴となりながらスクロールケーシング27Aの内面を伝い、風に押されてスクロールケーシング27Aの外周方向(送風方向)へと移動される。そして、第1の貫通孔28の位置に到達すると、スクロールケーシング27A内でその内圧を受けている水滴は、第1の貫通孔28を通ってスクロールケーシング27Aの外部へと排出される。その後、スクロールケーシング27Aの外表面等を伝った下方へと落下され、ドレン受け24を経てドレンとして冷凍ユニット3の外部に排水される。
しかして、本実施形態においては、これらの水滴を、スクロールケーシング27Aに設けられている貫通孔28,29を通してスクロールケーシング27Aの外部に排水できるため、水滴が冷風に伴われて庫内に飛散されるのを防止することができる。
つまり、スクロールケーシング27Aの内面に付着されていた水滴は、シロッコファン27の運転開始と同時に送風による動圧を受け、互いに結合してより大きな水滴となりながらスクロールケーシング27Aの内面を伝い、風に押されてスクロールケーシング27Aの外周方向(送風方向)へと移動される。そして、第1の貫通孔28の位置に到達すると、スクロールケーシング27A内でその内圧を受けている水滴は、第1の貫通孔28を通ってスクロールケーシング27Aの外部へと排出される。その後、スクロールケーシング27Aの外表面等を伝った下方へと落下され、ドレン受け24を経てドレンとして冷凍ユニット3の外部に排水される。
第1の貫通孔28は、スクロールケーシング27Aの送風路を横断する方向にその略全幅にわたって設けられているため、スクロールケーシング27Aのノーズ部27Dから第1の貫通孔28に至るまでの間のスクロールケーシング27A内面に付着されていた水滴の略すべては、第1の貫通孔28から上記の通り排水されることとなる。何らかの理由で第1の貫通孔28をすり抜けた水滴および第1の貫通孔28の下流側内面に付着されていた水滴は、上記と同様に、スクロールケーシング27Aの内面を伝ってスクロールケーシング27Aの吹き出し口27C付近へと移動される。そして、第2の貫通孔29に達すると、第2の貫通孔29を通ってスクロールケーシング27Aの外部へと排出される。こうして、スクロールケーシング27Aの内面に付着されていた水滴のほとんどを、スクロールケーシング27Aの外部へと排水することができるため、水滴が冷風に伴われて庫内に飛散されるのを防止することができる。
従って、本実施形態によれば、冷風に伴われて庫内に飛散される水滴の量を大幅に低減することができる。特に、ケーシング付のエバポレータファン19(27)を用いた冷凍ユニット3にあっては、庫内に飛散される水滴の大半がファンケーシングで結露して水滴である。この水滴の庫内への飛散を大幅に低減できることから、庫内に積載された荷物を水滴から保護し、その損傷を防止することができる。
また、スクロールケーシング27Aに貫通孔28,29を設けただけの簡便な構成により水滴飛散を防止できるため、従来の水滴飛散防止構成に比べ、その構造を簡素にしてコスト低減を図ることができるとともに、電気回路やメカ的機構を用いていないため、故障等のおそれがまったくなく、水滴飛散防止効果を安定的に期待し得る。
また、スクロールケーシング27Aに貫通孔28,29を設けただけの簡便な構成により水滴飛散を防止できるため、従来の水滴飛散防止構成に比べ、その構造を簡素にしてコスト低減を図ることができるとともに、電気回路やメカ的機構を用いていないため、故障等のおそれがまったくなく、水滴飛散防止効果を安定的に期待し得る。
また、貫通孔28,29は、スクロールケーシング27Aの送風路を横断する方向にその略全幅をカバーするように設けられるとともに、送風方向に間隔を隔てて複数箇所(2箇所)に設けられているため、スクロールケーシング27Aの送風路内面に付着されている水滴を余すことなく排水することができ、庫内への水滴飛散量を可及的に減少させることができる。特に、貫通孔28,29を送風方向に沿って間隔を隔てて複数箇所に設けることにより、水滴がスクロールケーシング27Aの送風路内面を移動する間に互いに結合して大きくなり、送風路内面から剥離して滴下する以前にそれらを捕捉して排水できるため、スクロールケーシング27Aの送風路内面に付着している水滴を余すことなく確実にスクロールケーシング27A外へと排出することができる。
また、送風方向に沿う下流側の貫通孔29が吹き出し口27C付近に設けられているため、スクロールケーシング27Aの送風路内面を伝って移動されてくる水滴をここで排水することにより、吹き出し口27Cからの水滴飛散を効果的に低減することができる。なお、吹き出し口27C付近に設けられる貫通孔29を上流側の貫通孔28よりも少し大きめに構成しているため、スクロールケーシング27A内の内圧低下にもかかわらず十分機能させることができる。
さらに、貫通孔28,29を貫通する風量の合計がシロッコファン27の全送風量の1%程度の体積流量に設定されている。このため、送風性能の低下を軽微とし、冷却性能に対する影響をほとんど無視できる程度とすることができる。それにもまして、デフロスト終了後に特別な水滴回収運転を行うことなく、直ちに冷却運転を再開できることから、デフロスト運転による庫内の温度上昇を抑制できるという有益な効果を得ることができる。
さらに、貫通孔28,29を貫通する風量の合計がシロッコファン27の全送風量の1%程度の体積流量に設定されている。このため、送風性能の低下を軽微とし、冷却性能に対する影響をほとんど無視できる程度とすることができる。それにもまして、デフロスト終了後に特別な水滴回収運転を行うことなく、直ちに冷却運転を再開できることから、デフロスト運転による庫内の温度上昇を抑制できるという有益な効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、貫通孔28,29を送風方向に沿って2箇所に設けているが、1箇所であっても、あるいは3箇所以上に設けてもよいことは勿論であり、ファン性能や送風路の構成等との兼ね合いで適宜設定することができる。
また、貫通孔28,29として各々スリット孔28A,29Aを各3個設けた例が示されているが、孔の数については、特に限定されるものではなく、1個または2個、あるいは4個以上であってもよい。
また、シロッコファン27は、回転軸が水平配置に設置されているが、回転軸が垂直配置であってもよい。
また、貫通孔28,29として各々スリット孔28A,29Aを各3個設けた例が示されているが、孔の数については、特に限定されるものではなく、1個または2個、あるいは4個以上であってもよい。
また、シロッコファン27は、回転軸が水平配置に設置されているが、回転軸が垂直配置であってもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、貫通孔38の形状が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態において、貫通孔38は、多数の丸孔38Aによって構成される。多数の丸孔38Aは、水滴がすり抜けないように、隣接する孔同士がスクロールケーシング27Aの送風路を横断する方向にオーバーラップされて複列に千鳥配設されている。
次に、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、貫通孔38の形状が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態において、貫通孔38は、多数の丸孔38Aによって構成される。多数の丸孔38Aは、水滴がすり抜けないように、隣接する孔同士がスクロールケーシング27Aの送風路を横断する方向にオーバーラップされて複列に千鳥配設されている。
上記のように、貫通孔38を多数の丸孔38Aで構成することによっても、該丸孔38Aを通して、スクロールケーシング27Aの送風路内面に付着されている水滴を、スクロールケーシング27A内の内圧を利用してスクロールケーシング27Aの外部へと排水することができる。従って、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、貫通孔38が多数の丸孔38Aを複列に千鳥配設して構成されるため、貫通孔38が穿設されることによるスクロールケーシング27Aの強度低下を最小限に抑えることができる。従って、振動等が生じないようにすることができる。
なお、丸孔38Aは、必ずしも真円である必要はなく、楕円等のように略円形等であればよい。
また、本実施形態では、貫通孔38が多数の丸孔38Aを複列に千鳥配設して構成されるため、貫通孔38が穿設されることによるスクロールケーシング27Aの強度低下を最小限に抑えることができる。従って、振動等が生じないようにすることができる。
なお、丸孔38Aは、必ずしも真円である必要はなく、楕円等のように略円形等であればよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、エバポレータ用ファン19の構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
第1実施形態では、エバポレータ用ファン19として、ケーシング付のシロッコファン27が用いられているが、本実施形態においては、ケーシングレスのプロペラファン47が用いられる。
次に、本発明の第3実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、エバポレータ用ファン19の構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
第1実施形態では、エバポレータ用ファン19として、ケーシング付のシロッコファン27が用いられているが、本実施形態においては、ケーシングレスのプロペラファン47が用いられる。
このようなケーシングレスのプロペラファン47を用いた場合、エバポレータケース6Bもしくは別部材によって、断熱筐体20の内側にプロペラファン47の送風路を形成する導風板(内側壁)6Cが構成される。そして、この導風板6Cの送風方向に沿う適宜の1箇所または複数箇所に、貫通孔48が設けられる。この貫通孔48は、第1実施形態のようなスリット孔28A,29A、あるいは第2実施形態のような丸孔38Aのいずれであってもよく、導風板6Cにより形成される送風路を横断する方向に上記した第1および第2実施形態の貫通孔28,29および38と同様に設けられる。
上記の構成において、導風板6Cの内面に付着されている水滴は、プロペラファン47の送風による動圧を受け、導風板6Cの内面に沿って下流側へと移動し、貫通孔48の位置に達すると、送風路を横断するように設けられている貫通孔48に捕捉され、貫通孔48を貫通して導風板6Cの外面側へと排水される。そして、その外表面を伝って下方へと落下し、ドレン受け24を経て冷凍ユニット3の外部へと排出される。
このように、導風板6Cの内面に付着されていた水滴を排出することができるため、その水滴が冷風に伴われて庫内に飛散されるのを防止することができる。
従って、本実施形態によっても、上記第1および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
このように、導風板6Cの内面に付着されていた水滴を排出することができるため、その水滴が冷風に伴われて庫内に飛散されるのを防止することができる。
従って、本実施形態によっても、上記第1および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態では、断熱筐体20の内側にエバポレータケース6Aを有するエバポレータユニット6を配置した冷凍ユニットについて説明したが、このように断熱筐体20あるいはエバポレータケース6A,6Bは必ずしも必要ではなく、冷凍ユニットを構成する筐体内にケーシング付のエバポレータ用ファンを設置したもの、あるいは導風板を設けてケーシングレスのエバポレータ用ファンを設置したもの等にも同様に適用することができる。
また、冷凍ユニット3は、一体型である必要はなく、コンデンサユニットとエバポレータユニットとがセパレートされた方式のものや、あるいはサブエンジン方式のものであってもよい。
また、ファンケーシングや導風板の内面に送風方向に沿う溝を設け、水滴を貫通孔へと強制的に導くよう構成してもよい。
また、冷凍ユニット3は、一体型である必要はなく、コンデンサユニットとエバポレータユニットとがセパレートされた方式のものや、あるいはサブエンジン方式のものであってもよい。
また、ファンケーシングや導風板の内面に送風方向に沿う溝を設け、水滴を貫通孔へと強制的に導くよう構成してもよい。
2 冷凍庫
3 冷凍ユニット(冷凍装置)
6 エバポレータユニット
6A,6B エバポレータケース
6C 導風板(内側壁)
12 エバポレータ(蒸発器)
19 エバポレータ用ファン(送風機)
20 断熱筐体
27 シロッコファン
27A スクロールケーシング(内側壁)
27C 吹き出し口
28,29,38,48 貫通孔
28A,29A スリット孔
38A 丸孔
47 プロペラファン
3 冷凍ユニット(冷凍装置)
6 エバポレータユニット
6A,6B エバポレータケース
6C 導風板(内側壁)
12 エバポレータ(蒸発器)
19 エバポレータ用ファン(送風機)
20 断熱筐体
27 シロッコファン
27A スクロールケーシング(内側壁)
27C 吹き出し口
28,29,38,48 貫通孔
28A,29A スリット孔
38A 丸孔
47 プロペラファン
Claims (11)
- 筐体内に、庫内空気を冷却する蒸発器と、該蒸発器を通して庫内空気を循環させる送風機と、前記蒸発器により冷却された冷風を庫内へと導く送風路を形成する内側壁とを備えた冷凍装置において、
前記内側壁に、排水用の貫通孔が設けられることを特徴とする冷凍装置。 - 前記内側壁は、前記送風機のファンケーシングにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
- 前記内側壁は、前記送風機の少なくとも下流側に設けられる導風板により構成されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔は、前記送風路を横断する方向にその略全幅にわたって設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔は、前記送風路を横断する方向に沿って穿設されるスリット孔により構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔は、隣接する孔同士が互いに送風路を横断する方向にオーバーラップされて複数個設けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔は、千鳥配列された複数の丸孔により構成されることを特徴とする請求項6に記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔は、前記送風路の送風方向に沿って複数箇所に設けられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔の少なくとも1つが前記送風路の出口付近に設けられることを特徴とする請求項8に記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔のうち、送風方向の下流側に設けられる貫通孔の方が、上流側に設けられる貫通孔よりも大きくされていることを特徴とする請求項8または9に記載の冷凍装置。
- 前記貫通孔を貫通する風量が全送風量の1%程度の体積流量に設定されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006198383A JP2008025906A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 冷凍装置 |
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Family Applications (1)
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JP2006198383A Withdrawn JP2008025906A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 冷凍装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020101334A (ja) * | 2018-12-24 | 2020-07-02 | 株式会社デンソー | 配送車用冷却システム |
-
2006
- 2006-07-20 JP JP2006198383A patent/JP2008025906A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|---|
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