JP2008025598A - 電磁クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両空調用等に用いられる電磁クラッチに関し、摩擦面間の磨耗粉介在による伝達トルクの低下を抑制すること。
【解決手段】摩擦面を略径方向に横切り且つ、略径方向に横切り且つ略同一円周上に連続しない複数の金属系非磁性材を配し、同一円周上で隣り合った非磁性材の間に空間部配することで、起磁力を高めかつ、磨耗粉を排出することで伝達トルクの低下を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁コイルが発生する磁力によってロータの摩擦面に吸着されるアマチュアを備えた自動車用空調装置等に供される電磁クラッチに関するものある。
従来、この種の電磁クラッチは、回転可能に設けられたロータ、このロータの摩擦面に対向して配され、ロータと同一金属系磁性材製のアマチュアおよび通電されるとロータの摩擦面にアマチュアを吸着させる電磁コイル等で構成され、前記ロータの第1摩擦板は前記アマチュアの第2摩擦板と摩擦係合する摩擦面に露出した状態で、前記摩擦面を略径方向に横切、かつ、径方向にも部分的に延ばすように金属系非磁性材を配し、電磁コイルの磁力によってロータにアマチュアを吸引し、それぞれの摩擦面の摩擦力によってロータの回転力をアマチュアに伝えている(例えば、特許文献1参照)。
図3、図4は、特許文献1に記載された従来の電磁クラッチのロータを示すものである。図3、図4に示すように、ロータ1には、摩擦面を略径方向に横切、かつ、径方向にも部分的に延ばすように金属系非磁性材6が構成されている。
特開平8−219179号公報
しかしながら、前記従来の構成では、磁気漏洩と磨耗を低減する目的で金属系非磁性材が摩擦面を略系方向に横切るように設けられているので、金属系非磁性材は摩擦板を構成する金属系磁性材と同一円周上だけでなく径方向も含む広い範囲で接触するようにし、同種金属同士の接触を避け磨耗量の抑制を行うが、磨耗を皆無にすることはできず、磨耗粉が摩擦面間に残留し、その磨耗粉の介在により伝達トルクが低下するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、磁気漏洩の低減と、磨耗粉の摩擦面への介在による摩擦力の低下を低減し、伝達トルクを長期間にわたって保ち、耐久性・信頼性を向上することとした電磁クラッチを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電磁クラッチは、ロータに設けた第1摩擦板に、略径方向に横切り且つ略同一円周上に連続しない複数の金属系非磁性材を配し、同一円周上で隣り合った非磁性材の間には何も存在しないようにしたものである。
これによって、ロータとアマチュアの摩擦面で発生した磨耗粉が、ロータの回転により非磁性体の間の空間部から排出され、摩耗粉の介在による摩擦面の伝達トルクの低下を抑制することができる。
本発明の電磁クラッチは、摩擦面に発生する磨耗粉を排出することで、摩擦面の伝達トルク低下を抑制し、伝達トルクを長期間にわたって保ち、耐久性・信頼性を向上することができる。又、非磁性材間に空間を設けることで重量を低減することができる。
第1の発明は、金属系磁性材よりなる環状の第1摩擦板を構成するロータと、この第1
摩擦板と所定の間隙を隔てて対向して配され、前記第1摩擦板を構成する金属系磁性材と略同種の金属系磁性材よりなる環状の第2摩擦板を構成するアマチュアと、磁力によって前記第1摩擦板と前記第2摩擦板とを吸着させる電磁コイルとを備えた電磁クラッチであって、前記第1摩擦板は、前記摩擦面を略径方向に横切り且つ、略円周方向に連続しない複数の金属系非磁性材を配したことによって、ロータの摩擦材に設けた略同一円周上の非磁性体間に空間部が形成されることとなり、摩擦面間で発生した磨耗粉が排出され、摩擦面間への摩耗粉介在による伝達トルクの低下を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1および図2は、それぞれ本発明の第1の実施形態における、電磁クラッチの断面図とロータの正面図を示す図である。
図1において、電磁クラッチは、ロータ1とアマチュア2と電磁コイル3とステータハウジング4とからなり、図示しないエンジンなどの駆動源から冷凍空調用の圧縮機等への動力の伝達を断続する動力伝達装置である。
電磁コイル3は、ステータハウジング4内に円環状に巻回されている。この電磁コイル3は、図示しないバッテリに電気的に接続され、通電されると磁力が発生する。すなわち、電磁コイル3は、通電されると、磁気回路を構成するステータハウジング4、ロータ1、アマチュア2に磁束を発生させることによってゴムダンパー5の弾性力に抗してロータ1の摩擦面にアマチュア2を吸着させる。図示しないエンジンなどからベルトによりプーリが回転し、図示しないバッテリ等から電磁コイル3に電力が供給され、その磁力によってアマチュア2が吸着され、ロータ1とアマチュア2の摩擦面間の摩擦力により、ロータ1の回転動力がアマチュア2に伝達される。
図2において、ロータ1には、ロータ1の磁気漏洩を防止するため、摩擦面を略径方向に横切り且つ、略円周方向に連続しない様に複数の金属系非磁性材6を配し、非磁性材間は、同一円周上に複数の空間部7が存在する。
電磁コイル3は、通電されると、磁気回路を構成するステータハウジング4、ロータ1、アマチュア2に磁束を発生させることによってゴムダンパー5の弾性力に抗してロータ1の摩擦面にアマチュア2を吸着させる。
回転しているロータ1と停止しているアマチュア2が吸着され、それぞれの回転が同期するまでの間、ロータ1とアマチュア2には滑りが発生し、磨耗粉が発生する。電磁力が開放され、ロータ1とアマチュア2が離脱した際に、発生した磨耗粉がロータ1の回転により、複数の非磁性材6間の空間部7を通って、ロータ1とアマチュア2の摩擦面間から排出され、磨耗粉の介在による摩擦面間の面圧低下が低減され、伝達トルクの低下を抑制できる。
磁気漏洩を防止するための非磁性材を有すロータ1で起磁力を増加させることと、非磁性材間の空間部7による磨耗粉の排出により摩擦力の低下を抑制し、伝達トルクを安定的に保つことができる。
以上のように、本発明にかかる電磁クラッチは、非磁性材の設置と、磨耗粉の排出をすることで伝達トルクの低下を抑制でき、長期的な信頼性を保つことができるるため、空調
用以外の圧縮機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における電磁クラッチの断面図 本発明の実施の形態1におけるロータの正面図 従来例の電磁クラッチ断面図 従来例のロータの正面図
符号の説明
1 ロータ
2 アマチュア
3 電磁コイル
4 ステータハウジング
5 ゴムダンパー
6 非磁性材
7 空間部

Claims (1)

  1. 金属系磁性材よりなる環状の第1摩擦板を構成するロータと、前記第1摩擦板と所定の間隙を隔てて対向して配され、前記第1摩擦板を構成する金属系磁性材と略同種の金属系磁性材よりなる環状の第2摩擦板を構成するアマチュアと、磁力によって前記第1摩擦板と前記第2摩擦板とを吸着させる電磁コイルとを備えた電磁クラッチであって、前記第1摩擦板は、前記摩擦面を略径方向に横切り且つ略同一円周上に連続しない複数の金属系非磁性材を配し、同一円周上で隣り合った非磁性材の間には何も存在しないことを特徴とする電磁クラッチ。
JP2006195257A 2006-07-18 2006-07-18 電磁クラッチ Withdrawn JP2008025598A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158571A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Olympus Medical Systems Corp 医療機器
WO2013190923A1 (ja) * 2012-06-21 2013-12-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 挿入機器

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