JP2004060809A - 回転遮断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】永久磁石15を含むアプリケーション全体を大型化することなく、大きなブレーキ容量の信頼性の高い、コンパクトな回転遮断装置を得る。
【解決手段】外輪10と入力軸2の対向面の一方に円筒面8を、他方にその円筒面8との間で楔空間を形成する複数のカム面3を形成し、その対向面間に設けた保持器5のポケットに、外輪10と入力軸2の係合子であるローラ4を組み込み、保持器5に対して回転不能かつ軸方向に移動可能なアーマチュア7を設け、このアーマチュア7を永久磁石15と電磁コイル12の磁束制御により、フィールドコア13に対して吸着・解除を行い、アーマチュア7をフィールドコア13に吸着させることにより、アーマチュア7とフィールドコア13との間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器5を回動させてローラ4を楔空間に押し込み、外輪10と入力軸2とを締結するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】外輪10と入力軸2の対向面の一方に円筒面8を、他方にその円筒面8との間で楔空間を形成する複数のカム面3を形成し、その対向面間に設けた保持器5のポケットに、外輪10と入力軸2の係合子であるローラ4を組み込み、保持器5に対して回転不能かつ軸方向に移動可能なアーマチュア7を設け、このアーマチュア7を永久磁石15と電磁コイル12の磁束制御により、フィールドコア13に対して吸着・解除を行い、アーマチュア7をフィールドコア13に吸着させることにより、アーマチュア7とフィールドコア13との間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器5を回動させてローラ4を楔空間に押し込み、外輪10と入力軸2とを締結するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁コイルと永久磁石の磁束制御により、動力伝達経路上の動力の遮断を行う回転遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、動力伝達経路上において、動力の遮断を行う回転遮断装置として、無励磁作動型電磁ブレーキと総称されるものがある。
【0003】
この無励磁作動型電磁ブレーキは、図4(a)に示すように、電磁コイル21に通電しない状態(無励磁状態)で、電磁コイル21の前面に配置された永久磁石22の磁束23によりアーマチュア24を吸着して制動力が発生し、電磁コイル21に通電した状態(励磁状態)では、図4(b)に示すように、電磁コイル21前面の永久磁石22の磁束23が電磁コイル21の磁束25により相殺され、励磁電流が一定以上に達すると、アーマチュア24とマグネットアッセンブリ26間の吸引力が消滅し、オートギャップ装置によりアーマチュア24が開放され、制動力が作用しない状態、即ち、ブレーキが開放された状態となる。
【0004】
このように、無励磁作動型電磁ブレーキは、通電オフ時(無励磁時)に永久磁石の力でブレーキが作用し、通電オンで電磁コイル21の磁束25が永久磁石22の磁束23を打ち消してブレーキを開放することができるため、無励磁時の保持ブレーキや停電時等の安全ブレーキに最適であり、電動車椅子の安全装置等に採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような無励磁作動型電磁ブレーキの制動力の大きさは、永久磁石22の吸引力によるアーマチュア24とマグネットアッセンブリ26との接触面の摩擦力に依存する。
【0006】
したがって、作動の信頼性をより向上させ、大きな制動力を得るためには、半径方向にサイズアップしてアーマチュア24とマグネットアッセンブリ26との間の接触面を大きくし、より大きな吸引力を発生し得る永久磁石を使用しなければならないという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は、電磁コイルと永久磁石の磁束制御により、動力伝達経路上の動力の遮断を行う回転遮断装置において、永久磁石を含むアプリケーション全体を大型化することなく、大きなブレーキ容量の信頼性の高い、コンパクトな回転遮断装置を得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するために、外輪と入力軸の対向面の一方に円筒面を、他方にその円筒面との間で楔空間を形成する複数のカム面を形成し、その対向面間に設けた保持器のポケットに、外輪と入力軸の係合子であるローラを組み込み、保持器に対して回転不能かつ軸方向に移動可能なアーマチュアを設け、このアーマチュアを永久磁石と電磁コイルの磁束制御により、電磁コイルを収容するフィールドコアに対する吸着・解除を行い、アーマチュアをフィールドコアに吸着させることにより、アーマチュアとフィールドコアとの間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器を回動させてローラを楔空間に押し込み、外輪と入力軸とを締結するようにしたものである。
【0009】
このように、外輪と入力軸の締結を、入力軸と外輪との間の楔空間に押し込まれるローラにより行うと、締結力の大きさは永久磁石の吸引力の大きさに依存しない。
【0010】
したがって、永久磁石によってアーマチュアとフィールドコアとの間で生じさせる摩擦力の大きさは、ローラの保持器を楔空間に押し込む方向に回転させるだけの大きさでよいので、アプリケーション全体の軽量コンパクト化が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、モータ1に、係合子としてローラ4を採用したブレーキユニット20を設置した実施例であり、図2(a)は図1のA−A断面、図2(b)は図1のB−B断面をそれぞれ示している。
【0012】
モータ1の軸2の外周には、軸受11を介して外輪10が回動自在に設置されている。
【0013】
上記外輪10の内径面は、円筒面8に形成され、これに対応するよう軸2に設けた大径部の外径面は、所定の間隔をおいて複数の平坦なカム面3に形成されている。各カム面3は、外輪10の円筒面8との間で円周方向の両側が狭幅になる楔状空間を形成している。前記軸2の大径部の外径面と外輪10の円筒面8の間には、軸2に回転自在に支持された保持器5が収容されている。この保持器5には、周方向にカム面3と同じ数のポケットが形成され、その各ポケットに係合子としてのローラ4が組み込まれている。ローラ4は、軸2の各カム面3に対してそれぞれ1個ずつ組み込まれており、保持器5によって周方向に所定量移動すると、カム面3と円筒面8の間の楔空間に噛み込み、外輪10と軸2が一体化するようになっている。
【0014】
上記保持器5と軸2の間には、保持器5を、ローラ4が楔空間に噛み込まない中立位置に弾性的に保持するスイッチばね6が設けられ、このスイッチばね6により、軸2と外輪10は締結されず、空転が可能な状態となる。
【0015】
軸2と外輪10の間には、電磁コイル12が組み込まれている。この電磁コイル12は、外輪10の端部から一部が外側に突出する固定部9に嵌合固定されたフィールドコア13内に収容されている。
【0016】
フィールドコア13の内側面には、フィールドコア13に対して隙間を空けて対向し、保持器5に対して回転不能で、かつ軸方向に移動可能に係合するアーマチュア7を設けている。
上記フィールドコア13の背面側、即ち、アーマチュア7と対向する面と反対側の面には、永久磁石15が一体に取り付けられ、電磁コイル12に電流を印加しない状態で、図3(a)に示すように、永久磁石15の磁束17により、アーマチュア7がフィールドコア13の端面に吸着し、アーマチュア7とフィールドコア13の端面間に摩擦力が発生し、この摩擦力がスイッチばね6の弾性保持力に打ち勝つと、保持器5がアーマチュア7と共に回転し、ローラ4がカム面3と円筒面8の間の楔空間に噛み込み、外輪10と軸2が一体的に結合する。このとき、外輪10に静止部材を固定していれば、軸2は外輪10の静止部材によりブレーキがかかることになる。
【0017】
一方、電磁コイル12に対し、上記永久磁石15の磁束17を打ち消す方向の電流を印加すると、図1、図3(b)に示すように、電磁コイル12の磁束18と永久磁石15の磁束17とが打ち消し合い、フィールドコア13とアーマチュア7との間の吸着が解除され、スイッチばね6の弾性保持力により、ローラ4がカム面3と円筒面8の間の楔空間に噛み込まない中立位置に保持器5とともに戻り、軸2は外輪10によってブレーキをかけられることなく回転する。電磁コイル12に電流を印加して、フィールドコア13とアーマチュア7との間の吸着力を解除した際に、アーマチュア7がフィールドコア13の端面から離れるように、アーマチュア7と入力軸2との間には、波ばね19を設けている。
【0018】
また、アーマチュア7に伝達される上記永久磁石15の磁束17と電磁コイル12の磁束18が、外輪10もしくは電磁コイル12の内径側に位置する軸受11に漏れないようにするために、外輪10に、半径方向孔16を設け、電磁コイル12の内側に、アルミ合金や銅等の非磁性材からなるスリーブ14を設けている。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、アーマチュアとフィールドコアとの間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器を回動させてローラを楔空間に押し込み、外輪と入力軸とを締結するようにしたので、アーマチュアとフィールドコアとの間で生じさせる摩擦力は、ローラの保持器を楔空間に押し込む方向に回転させるだけの大きさでよく、アプリケーション全体の軽量コンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回転遮断装置の実施形態の全体を示す部分縦断正面図である。
【図2】(a)は図1のA−Aの縦断面図、(b)は図1のB−Bの縦断面図である。
【図3】(a)は電磁コイルに電流を印加しない場合におけるアーマチュアの作動状態を示す部分断面図、(b)は電磁コイルに電流を印加した場合におけるアーマチュアの作動状態を示す部分断面図である。
【図4】(a)は従来の無励磁作動型電磁ブレーキのブレーキ作動状態を示す部分断面図、(b)は従来の無励磁作動型電磁ブレーキのブレーキ解除状態を示す部分断面である。
【符号の説明】
1 モータ
2 軸
3 カム面
4 ローラ
5 保持器
6 スイッチばね
7 アーマチュア
8 円筒面
9 固定部
10 外輪
11 軸受
12 電磁コイル
13 フィールドコア
14 スリーブ
15 永久磁石
16 半径方向孔
17 磁束
18 磁束
19 波ばね
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁コイルと永久磁石の磁束制御により、動力伝達経路上の動力の遮断を行う回転遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、動力伝達経路上において、動力の遮断を行う回転遮断装置として、無励磁作動型電磁ブレーキと総称されるものがある。
【0003】
この無励磁作動型電磁ブレーキは、図4(a)に示すように、電磁コイル21に通電しない状態(無励磁状態)で、電磁コイル21の前面に配置された永久磁石22の磁束23によりアーマチュア24を吸着して制動力が発生し、電磁コイル21に通電した状態(励磁状態)では、図4(b)に示すように、電磁コイル21前面の永久磁石22の磁束23が電磁コイル21の磁束25により相殺され、励磁電流が一定以上に達すると、アーマチュア24とマグネットアッセンブリ26間の吸引力が消滅し、オートギャップ装置によりアーマチュア24が開放され、制動力が作用しない状態、即ち、ブレーキが開放された状態となる。
【0004】
このように、無励磁作動型電磁ブレーキは、通電オフ時(無励磁時)に永久磁石の力でブレーキが作用し、通電オンで電磁コイル21の磁束25が永久磁石22の磁束23を打ち消してブレーキを開放することができるため、無励磁時の保持ブレーキや停電時等の安全ブレーキに最適であり、電動車椅子の安全装置等に採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような無励磁作動型電磁ブレーキの制動力の大きさは、永久磁石22の吸引力によるアーマチュア24とマグネットアッセンブリ26との接触面の摩擦力に依存する。
【0006】
したがって、作動の信頼性をより向上させ、大きな制動力を得るためには、半径方向にサイズアップしてアーマチュア24とマグネットアッセンブリ26との間の接触面を大きくし、より大きな吸引力を発生し得る永久磁石を使用しなければならないという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は、電磁コイルと永久磁石の磁束制御により、動力伝達経路上の動力の遮断を行う回転遮断装置において、永久磁石を含むアプリケーション全体を大型化することなく、大きなブレーキ容量の信頼性の高い、コンパクトな回転遮断装置を得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するために、外輪と入力軸の対向面の一方に円筒面を、他方にその円筒面との間で楔空間を形成する複数のカム面を形成し、その対向面間に設けた保持器のポケットに、外輪と入力軸の係合子であるローラを組み込み、保持器に対して回転不能かつ軸方向に移動可能なアーマチュアを設け、このアーマチュアを永久磁石と電磁コイルの磁束制御により、電磁コイルを収容するフィールドコアに対する吸着・解除を行い、アーマチュアをフィールドコアに吸着させることにより、アーマチュアとフィールドコアとの間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器を回動させてローラを楔空間に押し込み、外輪と入力軸とを締結するようにしたものである。
【0009】
このように、外輪と入力軸の締結を、入力軸と外輪との間の楔空間に押し込まれるローラにより行うと、締結力の大きさは永久磁石の吸引力の大きさに依存しない。
【0010】
したがって、永久磁石によってアーマチュアとフィールドコアとの間で生じさせる摩擦力の大きさは、ローラの保持器を楔空間に押し込む方向に回転させるだけの大きさでよいので、アプリケーション全体の軽量コンパクト化が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、モータ1に、係合子としてローラ4を採用したブレーキユニット20を設置した実施例であり、図2(a)は図1のA−A断面、図2(b)は図1のB−B断面をそれぞれ示している。
【0012】
モータ1の軸2の外周には、軸受11を介して外輪10が回動自在に設置されている。
【0013】
上記外輪10の内径面は、円筒面8に形成され、これに対応するよう軸2に設けた大径部の外径面は、所定の間隔をおいて複数の平坦なカム面3に形成されている。各カム面3は、外輪10の円筒面8との間で円周方向の両側が狭幅になる楔状空間を形成している。前記軸2の大径部の外径面と外輪10の円筒面8の間には、軸2に回転自在に支持された保持器5が収容されている。この保持器5には、周方向にカム面3と同じ数のポケットが形成され、その各ポケットに係合子としてのローラ4が組み込まれている。ローラ4は、軸2の各カム面3に対してそれぞれ1個ずつ組み込まれており、保持器5によって周方向に所定量移動すると、カム面3と円筒面8の間の楔空間に噛み込み、外輪10と軸2が一体化するようになっている。
【0014】
上記保持器5と軸2の間には、保持器5を、ローラ4が楔空間に噛み込まない中立位置に弾性的に保持するスイッチばね6が設けられ、このスイッチばね6により、軸2と外輪10は締結されず、空転が可能な状態となる。
【0015】
軸2と外輪10の間には、電磁コイル12が組み込まれている。この電磁コイル12は、外輪10の端部から一部が外側に突出する固定部9に嵌合固定されたフィールドコア13内に収容されている。
【0016】
フィールドコア13の内側面には、フィールドコア13に対して隙間を空けて対向し、保持器5に対して回転不能で、かつ軸方向に移動可能に係合するアーマチュア7を設けている。
上記フィールドコア13の背面側、即ち、アーマチュア7と対向する面と反対側の面には、永久磁石15が一体に取り付けられ、電磁コイル12に電流を印加しない状態で、図3(a)に示すように、永久磁石15の磁束17により、アーマチュア7がフィールドコア13の端面に吸着し、アーマチュア7とフィールドコア13の端面間に摩擦力が発生し、この摩擦力がスイッチばね6の弾性保持力に打ち勝つと、保持器5がアーマチュア7と共に回転し、ローラ4がカム面3と円筒面8の間の楔空間に噛み込み、外輪10と軸2が一体的に結合する。このとき、外輪10に静止部材を固定していれば、軸2は外輪10の静止部材によりブレーキがかかることになる。
【0017】
一方、電磁コイル12に対し、上記永久磁石15の磁束17を打ち消す方向の電流を印加すると、図1、図3(b)に示すように、電磁コイル12の磁束18と永久磁石15の磁束17とが打ち消し合い、フィールドコア13とアーマチュア7との間の吸着が解除され、スイッチばね6の弾性保持力により、ローラ4がカム面3と円筒面8の間の楔空間に噛み込まない中立位置に保持器5とともに戻り、軸2は外輪10によってブレーキをかけられることなく回転する。電磁コイル12に電流を印加して、フィールドコア13とアーマチュア7との間の吸着力を解除した際に、アーマチュア7がフィールドコア13の端面から離れるように、アーマチュア7と入力軸2との間には、波ばね19を設けている。
【0018】
また、アーマチュア7に伝達される上記永久磁石15の磁束17と電磁コイル12の磁束18が、外輪10もしくは電磁コイル12の内径側に位置する軸受11に漏れないようにするために、外輪10に、半径方向孔16を設け、電磁コイル12の内側に、アルミ合金や銅等の非磁性材からなるスリーブ14を設けている。
【0019】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、アーマチュアとフィールドコアとの間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器を回動させてローラを楔空間に押し込み、外輪と入力軸とを締結するようにしたので、アーマチュアとフィールドコアとの間で生じさせる摩擦力は、ローラの保持器を楔空間に押し込む方向に回転させるだけの大きさでよく、アプリケーション全体の軽量コンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回転遮断装置の実施形態の全体を示す部分縦断正面図である。
【図2】(a)は図1のA−Aの縦断面図、(b)は図1のB−Bの縦断面図である。
【図3】(a)は電磁コイルに電流を印加しない場合におけるアーマチュアの作動状態を示す部分断面図、(b)は電磁コイルに電流を印加した場合におけるアーマチュアの作動状態を示す部分断面図である。
【図4】(a)は従来の無励磁作動型電磁ブレーキのブレーキ作動状態を示す部分断面図、(b)は従来の無励磁作動型電磁ブレーキのブレーキ解除状態を示す部分断面である。
【符号の説明】
1 モータ
2 軸
3 カム面
4 ローラ
5 保持器
6 スイッチばね
7 アーマチュア
8 円筒面
9 固定部
10 外輪
11 軸受
12 電磁コイル
13 フィールドコア
14 スリーブ
15 永久磁石
16 半径方向孔
17 磁束
18 磁束
19 波ばね
Claims (3)
- 外輪と入力軸の対向面の一方に円筒面を、他方にその円筒面との間で楔空間を形成する複数のカム面を形成し、その対向面間に設けた保持器のポケットに、外輪と入力軸の係合子であるローラを組み込み、保持器に対して回転不能かつ軸方向に移動可能なアーマチュアを設け、このアーマチュアを永久磁石と電磁コイルの磁束制御により、電磁コイルを収容するフィールドコアに対する吸着・解除を行い、アーマチュアをフィールドコアに吸着させることにより、アーマチュアとフィールドコアとの間で摩擦力を生じさせ、この摩擦力によって保持器を回動させてローラを楔空間に押し込み、外輪と入力軸とを締結するようにした回転遮断装置。
- 電磁コイルと永久磁石とを一体とした請求項1記載の回転遮断装置。
- 外輪に半径方向孔を設け、電磁コイル内径面に非磁性材のスリーブを設けて磁束漏れを防止した請求項1又は2記載の回転遮断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002221594A JP2004060809A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 回転遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002221594A JP2004060809A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 回転遮断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004060809A true JP2004060809A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31941862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002221594A Pending JP2004060809A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 回転遮断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004060809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015147188A1 (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | Ntn株式会社 | 回転伝達装置 |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002221594A patent/JP2004060809A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015147188A1 (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | Ntn株式会社 | 回転伝達装置 |
JP2015190475A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | Ntn株式会社 | 回転伝達装置 |
US10302155B2 (en) | 2014-03-27 | 2019-05-28 | Ntn Corporation | Rotation transmission device |
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